JP2000307800A - カラー画像読取装置 - Google Patents
カラー画像読取装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】読取手段のライン間隔方向(副走査方向)にお
いても色ズレのない画像読み取りができるカラー画像読
取装置を得ること。 【解決手段】原稿面の画像を結像させる少なくとも1つ
のアナモフィックレンズを有する結像レンズと、該結像
レンズの結像位置に配置された少なくとも3つのライン
センサーを有する読取手段とを有し、該原稿面と該読取
手段とを該ラインセンサーの画素の並び方向に対して垂
直方向に相対的に走査させて原稿の画像情報を読取るカ
ラー画像読取装置において、該結像レンズによって該原
稿面上の1ラインの画像を各ラインセンサー面上に結像
させたとき、該少なくとも3つのラインセンサーのライ
ン間隔をS0 、該ラインセンサーの短手方向の巾をW、
該ラインセンサーの画素の並び方向に対して垂直方向の
該結像レンズの歪曲成分をDis(S) としたとき、|D
is(S) |<0.25・W/S0 なる条件を満足するこ
と。
いても色ズレのない画像読み取りができるカラー画像読
取装置を得ること。 【解決手段】原稿面の画像を結像させる少なくとも1つ
のアナモフィックレンズを有する結像レンズと、該結像
レンズの結像位置に配置された少なくとも3つのライン
センサーを有する読取手段とを有し、該原稿面と該読取
手段とを該ラインセンサーの画素の並び方向に対して垂
直方向に相対的に走査させて原稿の画像情報を読取るカ
ラー画像読取装置において、該結像レンズによって該原
稿面上の1ラインの画像を各ラインセンサー面上に結像
させたとき、該少なくとも3つのラインセンサーのライ
ン間隔をS0 、該ラインセンサーの短手方向の巾をW、
該ラインセンサーの画素の並び方向に対して垂直方向の
該結像レンズの歪曲成分をDis(S) としたとき、|D
is(S) |<0.25・W/S0 なる条件を満足するこ
と。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像読取装置
に関し、特にCCD等の撮像素子を複数用いて画像情報
を線順次読取方式で読取る際の結像レンズの歪曲収差を
良好に補正し、高精度な画像読取りが行なえるようにし
た、例えばイメージスキャナー、ディジタル複写機、そ
してファクシミリ等の装置に好適なカラー画像読取装置
に関するものである。
に関し、特にCCD等の撮像素子を複数用いて画像情報
を線順次読取方式で読取る際の結像レンズの歪曲収差を
良好に補正し、高精度な画像読取りが行なえるようにし
た、例えばイメージスキャナー、ディジタル複写機、そ
してファクシミリ等の装置に好適なカラー画像読取装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりフラットベッド型のイメージス
キャナは、例えば特開平3-113961号公報に開示されてい
るように、結像レンズとラインセンサーとを固定し、複
数の反射ミラーのみを走査方向に移動させることによ
り、原稿面をスリット露光して原稿の画像情報の読取り
を行なっている。また近年、構造の簡略化を図る為に複
数のミラー、結像レンズ、そしてラインセンサー等を一
体化に構成して原稿面を走査するキャリッジ方式の画像
読取装置が多く採用されるようになってきた。
キャナは、例えば特開平3-113961号公報に開示されてい
るように、結像レンズとラインセンサーとを固定し、複
数の反射ミラーのみを走査方向に移動させることによ
り、原稿面をスリット露光して原稿の画像情報の読取り
を行なっている。また近年、構造の簡略化を図る為に複
数のミラー、結像レンズ、そしてラインセンサー等を一
体化に構成して原稿面を走査するキャリッジ方式の画像
読取装置が多く採用されるようになってきた。
【0003】図13は従来のキャリッジ方式の画像読取
装置の要部概略図である。
装置の要部概略図である。
【0004】同図において照明光源701から放射され
た光束は直接あるいは反射笠709を介して原稿708
を照明し、該原稿708からの反射光束を第1、第2、
第3、第4反射ミラー703a,703b,703c,
703dを介してキャリッジ706内部でその光束の光
路を折り曲げ、結像レンズ704によりCCD(Cha
rge Coupled Device)等のリニアイ
メージセンサ705(以下「CCD」と称す。)面上に
結像させている。そしてキャリッジ706を副走査モー
ター707により図13に示す矢印A方向(副走査方
向)に移動させることにより原稿708の画像情報を読
み取っている。同図におけるCCD705は複数の受光
素子(画素)を一次元方向(主走査方向)に配列した構
成より成っている。
た光束は直接あるいは反射笠709を介して原稿708
を照明し、該原稿708からの反射光束を第1、第2、
第3、第4反射ミラー703a,703b,703c,
703dを介してキャリッジ706内部でその光束の光
路を折り曲げ、結像レンズ704によりCCD(Cha
rge Coupled Device)等のリニアイ
メージセンサ705(以下「CCD」と称す。)面上に
結像させている。そしてキャリッジ706を副走査モー
ター707により図13に示す矢印A方向(副走査方
向)に移動させることにより原稿708の画像情報を読
み取っている。同図におけるCCD705は複数の受光
素子(画素)を一次元方向(主走査方向)に配列した構
成より成っている。
【0005】上記構成においてイメージスキャナーを小
型化するにはキャリッジ706の小型化が必要である。
キャリッジ706を小型化するには、例えば反射ミラー
の枚数を増やしたり、あるいは一枚の反射ミラーで複数
回反射させて光路長を確保する方法がある。
型化するにはキャリッジ706の小型化が必要である。
キャリッジ706を小型化するには、例えば反射ミラー
の枚数を増やしたり、あるいは一枚の反射ミラーで複数
回反射させて光路長を確保する方法がある。
【0006】しかしながら、これらの方法ではキャリッ
ジ706内部の構造が複雑になることから組み立て精度
が厳しくなりコストが大幅に上昇するという問題点があ
る。また反射ミラーの面精度と反射回数に比例して結像
性能が悪化してしまい読取画像にも影響するという問題
点もある。
ジ706内部の構造が複雑になることから組み立て精度
が厳しくなりコストが大幅に上昇するという問題点があ
る。また反射ミラーの面精度と反射回数に比例して結像
性能が悪化してしまい読取画像にも影響するという問題
点もある。
【0007】一方で結像レンズ(結像系)704を広画
角化して物像間距離を縮めることも考えられる。現実的
なレンズ枚数で、かつ球面形状で実現される広画角の結
像レンズとしては、従来より様々なタイプが提案されて
きた。しかしながら、それらはいずれも半画角にして2
5度程度が上限であり、それよりも広画角にすると像面
彎曲や非点収差が大きくなり十分な光学性能を発揮する
ことができないという問題点があった。
角化して物像間距離を縮めることも考えられる。現実的
なレンズ枚数で、かつ球面形状で実現される広画角の結
像レンズとしては、従来より様々なタイプが提案されて
きた。しかしながら、それらはいずれも半画角にして2
5度程度が上限であり、それよりも広画角にすると像面
彎曲や非点収差が大きくなり十分な光学性能を発揮する
ことができないという問題点があった。
【0008】そこで本出願人は先に提案した特願平10-2
76053 号の画像読取装置において、結像レンズ内に少な
くとも一面が光軸に対して回転非対称な形状より成るア
ナモフィックレンズを導入することによって、上記の問
題点を解決している。
76053 号の画像読取装置において、結像レンズ内に少な
くとも一面が光軸に対して回転非対称な形状より成るア
ナモフィックレンズを導入することによって、上記の問
題点を解決している。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】一方、原稿面上の
カラー画像情報をアナモフィックレンズを含む結像レン
ズを介して3つのラインセンサーより成る読取手段面上
に結像させて、該カラー画像情報を読取るカラー画像読
取装置も種々と提案されている。この種のカラー画像読
取装置は少なくとも3つのラインセンサーで順次異なる
色情報を読み取るため、各ラインセンサーが原稿面上の
同一ラインを読み取れず再現時、画像に色ズレを生ずる
場合がある。特に結像レンズをコンパクトに構成した場
合には画像に歪みが生じ、各色間の読み取り情報にずれ
を生じやすい。この各色間の読み取り情報のずれにおい
てラインセンサーの画素の並び方向(主走査方向)につ
いては、該画素の位置で電気的に補正を加えられるが、
ラインセンサーの画素の並び方向に対し垂直方向(副走
査方向)については補正情報が大きすぎて実質補正がで
きないという問題点がある。
カラー画像情報をアナモフィックレンズを含む結像レン
ズを介して3つのラインセンサーより成る読取手段面上
に結像させて、該カラー画像情報を読取るカラー画像読
取装置も種々と提案されている。この種のカラー画像読
取装置は少なくとも3つのラインセンサーで順次異なる
色情報を読み取るため、各ラインセンサーが原稿面上の
同一ラインを読み取れず再現時、画像に色ズレを生ずる
場合がある。特に結像レンズをコンパクトに構成した場
合には画像に歪みが生じ、各色間の読み取り情報にずれ
を生じやすい。この各色間の読み取り情報のずれにおい
てラインセンサーの画素の並び方向(主走査方向)につ
いては、該画素の位置で電気的に補正を加えられるが、
ラインセンサーの画素の並び方向に対し垂直方向(副走
査方向)については補正情報が大きすぎて実質補正がで
きないという問題点がある。
【0010】本発明は少なくとも1つのアナモフィック
レンズを含む結像レンズと、少なくとも3つのラインセ
ンサーより成る読取手段とを有するカラー画像読取装置
において、該結像レンズによって原稿面上の1ラインの
画像を各ラインセンサーに結像させたとき、該結像レン
ズの歪曲収差を抑え込むことによって、該読取手段のラ
イン間隔方向(副走査方向)においても色ズレのないカ
ラー画像の読み取りができるカラー画像読取装置の提供
を目的とする。
レンズを含む結像レンズと、少なくとも3つのラインセ
ンサーより成る読取手段とを有するカラー画像読取装置
において、該結像レンズによって原稿面上の1ラインの
画像を各ラインセンサーに結像させたとき、該結像レン
ズの歪曲収差を抑え込むことによって、該読取手段のラ
イン間隔方向(副走査方向)においても色ズレのないカ
ラー画像の読み取りができるカラー画像読取装置の提供
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のカラー
画像読取装置は、原稿面の画像を結像させる少なくとも
1つのアナモフィックレンズを有する結像レンズと、該
結像レンズの結像位置に配置された少なくとも3つのラ
インセンサーを有する読取手段とを有し、該原稿面と該
読取手段とを該ラインセンサーの画素の並び方向に対し
て垂直方向に相対的に走査させて原稿の画像情報を読取
るカラー画像読取装置において、該結像レンズによって
該原稿面上の1ラインの画像を各ラインセンサー面上に
結像させたとき、該少なくとも3つのラインセンサーの
ライン間隔をS0 、該ラインセンサーの短手方向の巾を
W、該ラインセンサーの画素の並び方向に対して垂直方
向の該結像レンズの歪曲成分をDis(S) としたとき、 |Dis(S) |<0.25・W/S0 なる条件を満足することを特徴としている。
画像読取装置は、原稿面の画像を結像させる少なくとも
1つのアナモフィックレンズを有する結像レンズと、該
結像レンズの結像位置に配置された少なくとも3つのラ
インセンサーを有する読取手段とを有し、該原稿面と該
読取手段とを該ラインセンサーの画素の並び方向に対し
て垂直方向に相対的に走査させて原稿の画像情報を読取
るカラー画像読取装置において、該結像レンズによって
該原稿面上の1ラインの画像を各ラインセンサー面上に
結像させたとき、該少なくとも3つのラインセンサーの
ライン間隔をS0 、該ラインセンサーの短手方向の巾を
W、該ラインセンサーの画素の並び方向に対して垂直方
向の該結像レンズの歪曲成分をDis(S) としたとき、 |Dis(S) |<0.25・W/S0 なる条件を満足することを特徴としている。
【0012】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記原稿面からの画像情報に基づく光束を前記結像
レンズに導く複数の反射ミラーを有し、該複数の反射ミ
ラー、該結像レンズ、そして前記読取手段は同一ユニッ
ト内に一体的に収納され、該ユニットを走査方向に移動
させることによって、前記原稿の画像情報を読取るよう
にしたことを特徴としている。
て、前記原稿面からの画像情報に基づく光束を前記結像
レンズに導く複数の反射ミラーを有し、該複数の反射ミ
ラー、該結像レンズ、そして前記読取手段は同一ユニッ
ト内に一体的に収納され、該ユニットを走査方向に移動
させることによって、前記原稿の画像情報を読取るよう
にしたことを特徴としている。
【0013】請求項3の発明のカラー画像読取装置は、
原稿を照明する照明光源、該照明光源により照明された
原稿からの光束を反射させる複数の反射ミラー、該複数
の反射ミラーで反射された光束を結像させる少なくとも
1つのアナモフィックレンズを有する結像レンズ、そし
て該結像レンズの結像位置に配置された少なくとも3つ
のラインセンサーを有する読取手段を有し、該原稿面と
該読取手段とを該ラインセンサーの画素の並び方向に対
して垂直方向に相対的に走査させて原稿の画像情報を読
取るカラー画像読取装置において、該結像レンズによっ
て該原稿面上の1ラインの画像を各ラインセンサー面上
に結像させたとき、該少なくとも3つのラインセンサー
のライン間隔をS0 、該ラインセンサーの短手方向の巾
をW、該ラインセンサーの画素の並び方向に対して垂直
方向の該結像レンズの歪曲成分をDis(S) としたと
き、 |Dis(S) |<0.25・W/S0 なる条件を満足することを特徴としている。
原稿を照明する照明光源、該照明光源により照明された
原稿からの光束を反射させる複数の反射ミラー、該複数
の反射ミラーで反射された光束を結像させる少なくとも
1つのアナモフィックレンズを有する結像レンズ、そし
て該結像レンズの結像位置に配置された少なくとも3つ
のラインセンサーを有する読取手段を有し、該原稿面と
該読取手段とを該ラインセンサーの画素の並び方向に対
して垂直方向に相対的に走査させて原稿の画像情報を読
取るカラー画像読取装置において、該結像レンズによっ
て該原稿面上の1ラインの画像を各ラインセンサー面上
に結像させたとき、該少なくとも3つのラインセンサー
のライン間隔をS0 、該ラインセンサーの短手方向の巾
をW、該ラインセンサーの画素の並び方向に対して垂直
方向の該結像レンズの歪曲成分をDis(S) としたと
き、 |Dis(S) |<0.25・W/S0 なる条件を満足することを特徴としている。
【0014】請求項4の発明は請求項3の発明におい
て、前記照明光源、前記複数の反射ミラー、前記結像レ
ンズ、そして前記読取手段は同一ユニット内に一体的に
収納され、該ユニットを走査方向に移動させることによ
って、前記原稿の画像情報を読取るようにしたことを特
徴としている。
て、前記照明光源、前記複数の反射ミラー、前記結像レ
ンズ、そして前記読取手段は同一ユニット内に一体的に
収納され、該ユニットを走査方向に移動させることによ
って、前記原稿の画像情報を読取るようにしたことを特
徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明のカラー画像読取装
置の光学系の基本構成を示す要部概略図、図2は本発明
のカラー画像読取装置をイメージスキャナーや複写機等
のカラー画像形成装置に適用したときの要部概略図であ
る。
置の光学系の基本構成を示す要部概略図、図2は本発明
のカラー画像読取装置をイメージスキャナーや複写機等
のカラー画像形成装置に適用したときの要部概略図であ
る。
【0016】図1において8は原稿であり、カラー画像
が形成されている。8R,8G,8Bは各々原稿8面上
の後述するラインセンサー(CCD)5R,5G,5B
に共役な読取り範囲である。4は結像レンズであり、少
なくとも一面が光軸に対して回転非対称な形状より成る
アナモフィックレンズを含み、原稿8の画像情報に基づ
く光束を読取手段5面上に結像させている。5は読取手
段であり、3つのラインセンサー5R,5G,5Bを互
いに平行となるように同一基板面上に配置した、所謂モ
ノリシックな3ラインセンサーより成っており、該3つ
のラインセンサー面上には各々の色光(例えば赤色
(R)、緑色(G)、青色(B))に基づく不図示の色
フィルターが各々設けられている。各ラインセンサー5
R,5G,5Bは各々短手方向に巾Wを有し、ライン間
隔S0 をあけて各々配置されている。この3つのライン
センサーで順次異なる色情報(例えばR,G,B)を読
み取っている。
が形成されている。8R,8G,8Bは各々原稿8面上
の後述するラインセンサー(CCD)5R,5G,5B
に共役な読取り範囲である。4は結像レンズであり、少
なくとも一面が光軸に対して回転非対称な形状より成る
アナモフィックレンズを含み、原稿8の画像情報に基づ
く光束を読取手段5面上に結像させている。5は読取手
段であり、3つのラインセンサー5R,5G,5Bを互
いに平行となるように同一基板面上に配置した、所謂モ
ノリシックな3ラインセンサーより成っており、該3つ
のラインセンサー面上には各々の色光(例えば赤色
(R)、緑色(G)、青色(B))に基づく不図示の色
フィルターが各々設けられている。各ラインセンサー5
R,5G,5Bは各々短手方向に巾Wを有し、ライン間
隔S0 をあけて各々配置されている。この3つのライン
センサーで順次異なる色情報(例えばR,G,B)を読
み取っている。
【0017】図2において図1に示した要素と同一要素
には同符番を付している。同図において2は原稿台ガラ
スであり、その面上に原稿8が載置されている。6はキ
ャリッジ(ユニット)であり、照明光源1、反射笠9、
複数の反射ミラー3a,3b,3c,3d、結像レンズ
4、そして読取手段5等を一体的に収納しており、副走
査モータ7等の駆動装置により副走査方向(図2におい
ては矢印A方向)へ走査し、原稿8の画像情報を読み取
っている。1は照明光源であり、例えば蛍光灯やハロゲ
ンランプ等より成っている。9は反射笠であり、照明光
源1からの光束を反射させ、効率よく原稿8を照明して
いる。3a,3b,3c,3dは各々順に第1、第2、
第3、第4反射ミラーであり、原稿8からの光束の光路
をキャリッジ6内部で折り曲げている。
には同符番を付している。同図において2は原稿台ガラ
スであり、その面上に原稿8が載置されている。6はキ
ャリッジ(ユニット)であり、照明光源1、反射笠9、
複数の反射ミラー3a,3b,3c,3d、結像レンズ
4、そして読取手段5等を一体的に収納しており、副走
査モータ7等の駆動装置により副走査方向(図2におい
ては矢印A方向)へ走査し、原稿8の画像情報を読み取
っている。1は照明光源であり、例えば蛍光灯やハロゲ
ンランプ等より成っている。9は反射笠であり、照明光
源1からの光束を反射させ、効率よく原稿8を照明して
いる。3a,3b,3c,3dは各々順に第1、第2、
第3、第4反射ミラーであり、原稿8からの光束の光路
をキャリッジ6内部で折り曲げている。
【0018】図2において照明光源1から放射された光
束は直接あるいは反射笠9を介して原稿8を照明し、該
原稿8からの反射光束を第1、第2、第3、第4反射ミ
ラー3a,3b,3c,3dを介してキャリッジ6内部
でその光束の光路を折り曲げ結像レンズ4により3ライ
ンセンサー5面上に結像させている。そしてキャリッジ
6を副走査モーター7により矢印A方向(副走査方向)
に移動させることにより、原稿8の画像情報を読取って
いる。
束は直接あるいは反射笠9を介して原稿8を照明し、該
原稿8からの反射光束を第1、第2、第3、第4反射ミ
ラー3a,3b,3c,3dを介してキャリッジ6内部
でその光束の光路を折り曲げ結像レンズ4により3ライ
ンセンサー5面上に結像させている。そしてキャリッジ
6を副走査モーター7により矢印A方向(副走査方向)
に移動させることにより、原稿8の画像情報を読取って
いる。
【0019】図2に示す画像読取装置では静止している
原稿8面をキャリッジが走査しているが、キャリッジ走
査は図1のように3ラインセンサー5及び結像レンズ4
が静止していて原稿8面が移動することと等価である。
原稿8面を走査することによってある時間間隔をおいて
同一箇所を異なる色で読み取ることができる。前記構成
において結像レンズ4が歪曲収差を有している場合には
ラインセンサー5B,5Rに結像されるライン像は歪み
を発生する。
原稿8面をキャリッジが走査しているが、キャリッジ走
査は図1のように3ラインセンサー5及び結像レンズ4
が静止していて原稿8面が移動することと等価である。
原稿8面を走査することによってある時間間隔をおいて
同一箇所を異なる色で読み取ることができる。前記構成
において結像レンズ4が歪曲収差を有している場合には
ラインセンサー5B,5Rに結像されるライン像は歪み
を発生する。
【0020】図3は原稿面上の1ラインの画像が3ライ
ンセンサー面上に結像したときのライン像の歪みの概要
を示す説明図である。同図では各ラインセンサー5R,
5G,5B面上に結像される原稿面上の各ライン8R0
´,8G0 ´,8B0 ´の像を点線で示している。特に
画角が大きくなれば歪曲が発生しやすくなるので、原稿
面とラインセンサー間を短縮すれば画角が増大するため
ラインセンサー面上に結像されるライン像の歪みは大き
くなりやすい。ライン像の歪みが増大すると各色画像を
重ね合せて再現したときに色ズレの目立つ画像になる。
この色ズレを目立たなくする為には経験上各色のズレを
相対的にラインセンサーの短手方向の巾Wの0.25以
内に設定すれば良いことがわかっている。
ンセンサー面上に結像したときのライン像の歪みの概要
を示す説明図である。同図では各ラインセンサー5R,
5G,5B面上に結像される原稿面上の各ライン8R0
´,8G0 ´,8B0 ´の像を点線で示している。特に
画角が大きくなれば歪曲が発生しやすくなるので、原稿
面とラインセンサー間を短縮すれば画角が増大するため
ラインセンサー面上に結像されるライン像の歪みは大き
くなりやすい。ライン像の歪みが増大すると各色画像を
重ね合せて再現したときに色ズレの目立つ画像になる。
この色ズレを目立たなくする為には経験上各色のズレを
相対的にラインセンサーの短手方向の巾Wの0.25以
内に設定すれば良いことがわかっている。
【0021】結像レンズがアナモフィックレンズを有す
る場合、ラインセンサーの主走査方向及び副走査方向と
で収差が異なる。そのため歪曲収差は主走査方向はもち
ろん副走査方向についても抑えておかなければならな
い。特に副走査方向の歪曲収差は電気的な補正が極めて
困難のため抑える必要がある。
る場合、ラインセンサーの主走査方向及び副走査方向と
で収差が異なる。そのため歪曲収差は主走査方向はもち
ろん副走査方向についても抑えておかなければならな
い。特に副走査方向の歪曲収差は電気的な補正が極めて
困難のため抑える必要がある。
【0022】3ラインセンサー5の中央のラインセンサ
ー5Gに対する他の2つのラインセンサー5R,5B間
の間隔をS0 、原稿8面上の1ラインの画像を結像レン
ズ4で結像したライン像における任意のラインセンサー
に対する他のラインセンサー間の間隔をSとしたとき、
副走査方向の結像レンズ4の歪曲成分Dis(S) は次の
ように表現されるとする。
ー5Gに対する他の2つのラインセンサー5R,5B間
の間隔をS0 、原稿8面上の1ラインの画像を結像レン
ズ4で結像したライン像における任意のラインセンサー
に対する他のラインセンサー間の間隔をSとしたとき、
副走査方向の結像レンズ4の歪曲成分Dis(S) は次の
ように表現されるとする。
【0023】 Dis(S) =(S−S0 )/S0 (A) ラインセンサーの短手方向の巾をWとしたとき、各色ズ
レがラインセンサーの短手方向の巾Wの0.25以内に
抑える必要があるため、次の条件式を満足させることが
必要となる。
レがラインセンサーの短手方向の巾Wの0.25以内に
抑える必要があるため、次の条件式を満足させることが
必要となる。
【0024】 |(S−S0 )/W|<0.25 (B) 上記(A),(B)式から各色ズレを抑えるためには次
の条件式(C)を満足させるのが良い。
の条件式(C)を満足させるのが良い。
【0025】 |Dis(S) |<0.25・W/S0 (C) そこで本発明ではこの条件式(C)を満足するように結
像レンズ4を適切に設定することによって、アナモフィ
ックレンズを用いた結像レンズ4でカラー画像読取装置
を構成してもライン像の歪みが生じないようにしてい
る。
像レンズ4を適切に設定することによって、アナモフィ
ックレンズを用いた結像レンズ4でカラー画像読取装置
を構成してもライン像の歪みが生じないようにしてい
る。
【0026】図4、図7、図10は各々本発明の実施形
態1,2,3の結像レンズの後述する数値実施例1,
2,3のレンズ断面図、図5、図8、図11は各々本発
明の実施形態1,2,3の結像レンズの後述する数値実
施例1,2,3の諸収差図である。
態1,2,3の結像レンズの後述する数値実施例1,
2,3のレンズ断面図、図5、図8、図11は各々本発
明の実施形態1,2,3の結像レンズの後述する数値実
施例1,2,3の諸収差図である。
【0027】数値実施例1における結像レンズは物体
(原稿面)側より順に正の第1レンズ11、負の第2レ
ンズ12、絞り、正の第3レンズ13、そして負の第4
レンズ14の4枚のレンズを有したテレフォトタイプよ
り構成されている。数値実施例2における結像レンズは
物体(原稿面)側より順に正の第1レンズ11、負の第
2レンズ12、絞り、正の第3レンズ13、そして負の
第4レンズ14の4枚のレンズを有したテレフォトタイ
プより構成されている。数値実施例3における結像レン
ズは物体(原稿面)側より順に正の第1レンズ11、負
の第2レンズ12、絞り、正の第3レンズ13、負の第
4レンズ14、そして負の第5レンズ15の5枚のレン
ズを有したテレフォトタイプより構成されている。
(原稿面)側より順に正の第1レンズ11、負の第2レ
ンズ12、絞り、正の第3レンズ13、そして負の第4
レンズ14の4枚のレンズを有したテレフォトタイプよ
り構成されている。数値実施例2における結像レンズは
物体(原稿面)側より順に正の第1レンズ11、負の第
2レンズ12、絞り、正の第3レンズ13、そして負の
第4レンズ14の4枚のレンズを有したテレフォトタイ
プより構成されている。数値実施例3における結像レン
ズは物体(原稿面)側より順に正の第1レンズ11、負
の第2レンズ12、絞り、正の第3レンズ13、負の第
4レンズ14、そして負の第5レンズ15の5枚のレン
ズを有したテレフォトタイプより構成されている。
【0028】数値実施例1では負の第4レンズ14を少
なくとも一面(像面側のレンズ面R9)が光軸に対して
回転非対称な形状より成るアナモフィックレンズより構
成しており、また一面(原稿面側のレンズ面R8)が光
軸に対し回転対称な非球面より成っている。数値実施例
2では負の第4レンズ14を少なくとも一面(像面側の
レンズ面R9)が光軸に対して回転非対称な形状より成
るアナモフィックレンズより構成している。数値実施例
3では負の第5レンズ15を少なくとも一面(像面側の
レンズ面R11)が光軸に対して回転非対称な形状より
成るアナモフィックレンズより構成している。尚、光軸
に対して回転非対称な面を以下「アナモフィックな面」
とも称す。
なくとも一面(像面側のレンズ面R9)が光軸に対して
回転非対称な形状より成るアナモフィックレンズより構
成しており、また一面(原稿面側のレンズ面R8)が光
軸に対し回転対称な非球面より成っている。数値実施例
2では負の第4レンズ14を少なくとも一面(像面側の
レンズ面R9)が光軸に対して回転非対称な形状より成
るアナモフィックレンズより構成している。数値実施例
3では負の第5レンズ15を少なくとも一面(像面側の
レンズ面R11)が光軸に対して回転非対称な形状より
成るアナモフィックレンズより構成している。尚、光軸
に対して回転非対称な面を以下「アナモフィックな面」
とも称す。
【0029】各数値実施例1,2,3においてはアナモ
フィックな面21の母線の曲率半径Rと子線の曲率半径
rとを光軸上で一致させており、光軸を離れるに従って
子線方向の曲率半径rを母線方向の曲率半径Rとは異な
る値に変化させている。このような面形状にすることに
よりサジタル像面とメリディオナル像面とを独立に設定
することができ、これにより非点収差を全画角について
解消することができると同時に主走査方向と副走査方向
の歪曲を独立に補正することができる。
フィックな面21の母線の曲率半径Rと子線の曲率半径
rとを光軸上で一致させており、光軸を離れるに従って
子線方向の曲率半径rを母線方向の曲率半径Rとは異な
る値に変化させている。このような面形状にすることに
よりサジタル像面とメリディオナル像面とを独立に設定
することができ、これにより非点収差を全画角について
解消することができると同時に主走査方向と副走査方向
の歪曲を独立に補正することができる。
【0030】図6、図9、図12は各々各実施形態1,
2,3に関わる1端部にあるラインセンサーに結像され
るライン像を示した説明図である。図6においてはW=
7μm、S=63μmの条件におけるライン像、図9、
図12においては共にW=8μm、S=72μmの条件
におけるライン像である。各実施例1,2,3における
結像レンズの歪曲成分|Dis(S) |は共に0.01で
あり、これは前述の条件式(C)を十分満たしている。
図6、図9、図12から解るように各実施形態1,2,
3では実用上ライン像はほぼ直線となり、これにより色
ずれのない読み取りを可能にすることができる。
2,3に関わる1端部にあるラインセンサーに結像され
るライン像を示した説明図である。図6においてはW=
7μm、S=63μmの条件におけるライン像、図9、
図12においては共にW=8μm、S=72μmの条件
におけるライン像である。各実施例1,2,3における
結像レンズの歪曲成分|Dis(S) |は共に0.01で
あり、これは前述の条件式(C)を十分満たしている。
図6、図9、図12から解るように各実施形態1,2,
3では実用上ライン像はほぼ直線となり、これにより色
ずれのない読み取りを可能にすることができる。
【0031】ここで各数値実施例1,2,3においてア
ナモフィックレンズ(14・24・35)の像面側のア
ナモフィックな面21の形状(母線形状X及び子線形状
S)は後述する(1),(2)式によって表わされる。
またアナモフィックレンズ14の非球面22の形状は後
述する(3)式によって表わされる。
ナモフィックレンズ(14・24・35)の像面側のア
ナモフィックな面21の形状(母線形状X及び子線形状
S)は後述する(1),(2)式によって表わされる。
またアナモフィックレンズ14の非球面22の形状は後
述する(3)式によって表わされる。
【0032】アナモフィックな面の形状は結像レンズの
レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をx軸、
主走査断面内において光軸と直交する軸をy軸、副走査
断面内において光軸と直交する軸をz軸としたとき、主
走査方向と対応する母線形状Xが、
レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をx軸、
主走査断面内において光軸と直交する軸をy軸、副走査
断面内において光軸と直交する軸をz軸としたとき、主
走査方向と対応する母線形状Xが、
【0033】
【数1】
【0034】但し、Rは曲率半径 ky ,B4 ,B6 ,B8 ,B10は非球面係数 なる式で表わされる。
【0035】副走査方向と対応する子線形状Sは、
【0036】
【数2】
【0037】ここで、 r´=r0 (1+D2 y2 +D4 y4 +D6 y6 +D8
y8 +D10y10) 但し、r0 は光軸上の子線曲率半径 D2 ,D4 ,D6 ,D8 ,D10は非球面係数 なる式で表わされる。
y8 +D10y10) 但し、r0 は光軸上の子線曲率半径 D2 ,D4 ,D6 ,D8 ,D10は非球面係数 なる式で表わされる。
【0038】非球面形状Xは、
【0039】
【数3】
【0040】但し、Rは曲率半径 k,B4 ,B6 ,B8 ,B10は非球面係数 hは光軸と垂直方向の面高さ なる式で表わされる。
【0041】このように各実施形態1,2,3では上述
の如くイメージスキャナーやディジタル複写機等の画像
形成装置に各数値実施例1,2,3における結像レンズ
を適用することにより、コンパクトなキャリッジが構成
でき、またカラー画像読取りのスピードアップを図りな
がら歪みのない良好なる画像を得ることができる。
の如くイメージスキャナーやディジタル複写機等の画像
形成装置に各数値実施例1,2,3における結像レンズ
を適用することにより、コンパクトなキャリッジが構成
でき、またカラー画像読取りのスピードアップを図りな
がら歪みのない良好なる画像を得ることができる。
【0042】尚、各実施形態1,2,3における3ライ
ンセンサーはR、G、Bの3色の画像を読み取るため3
つのラインセンサーから構成したが、これに限らず、例
えば白黒あるいは赤外光の画像を読み取るためのライン
センサーを加えて4つ以上のラインセンサーから構成し
ても良い。
ンセンサーはR、G、Bの3色の画像を読み取るため3
つのラインセンサーから構成したが、これに限らず、例
えば白黒あるいは赤外光の画像を読み取るためのライン
センサーを加えて4つ以上のラインセンサーから構成し
ても良い。
【0043】次に各実施形態1,2,3における結像レ
ンズの数値実施例1,2,3を示す。数値実施例1,
2,3においてRiは物体側より順に第i番目のレンズ
面の曲率半径、Diは物体側より第i番目のレンズ厚及
び空気間隔、Ndiとνdiは各々物体側より順に第i
番目のレンズのガラスのd線の屈折率とアッベ数であ
る。feはe線の焦点距離、ωは半画角、mは結像倍率
である。また収差図におけるe,g,Cは波長e,g,
C線、S,Mはサジタル像面、メリディオナル像面であ
る。非球面は非球面の係数、アナモフィックな面はアナ
モフィック面の係数を示す。 数値実施例1 fe=28.94mm FNO=1:5.0 2ω= 57.1° m=-0.165 原稿巾=222 R1= 9.798 D1=1.80 Nd1=1.7725 νd1=49.6 R2= 32.531 D2=1.43 R3=-83.772 D3=1.00 Nd2=1.72151 νd2=29.2 R4= 11.750 D4=0.66 R5= ( 絞り) D5=0.95 R6= 24.462 D6=6.66 Nd3=1.7725 νd3=49.6 R7=-33.061 D7=4.90 R8= -6.567 D8=1.14 Nd4=1.53041 νd4=55.5 R9= -8.085 非球面の係数 R8=-6.567 k=-2.160×10-1 B4=-9.555 ×10-5 B6=-1.765 ×10-6 B8=3.462×10-8 B10=-5.333×10-10 アナモフィック面の係数 R9=-8.085 ky=-1.379 ×10-1 B4=-2.592 ×10-5 B6=-1.313 ×10-7 B8=7.835×10-9 B10=1.952 ×10-10 D2=1.602×10-3 D4=-4.808 ×10-5 D6=2.895×10-6 D8=-6.418 ×10-8 D10=4.471 ×10-10 数値実施例2 fe=31.27mm FNO=1:5.0 2ω= 58.9° m=-0.189 原稿巾=222 R1= 11.221 D1=1.93 Nd1=1.6968 νd1=55.5 R2= 29.134 D2=1.10 R3=-53.817 D3=2.29 Nd2=1.69895 νd2=30.1 R4= 17.605 D4=1.08 R5= ( 絞り) D5=0.72 R6= 18.792 D6=8.00 Nd3=1.7859 νd3=44.2 R7=-30.984 D7=3.96 R8= -9.089 D8=2.40 Nd4=1.68893 νd4=31.1 R9=-15.363 アナモフィック面の係数 R9=-15.363 ky=-1.620 ×10-1 B4= 3.485 ×10-5 B6=-1.204 ×10-7 B8=6.437×10-9 B10=-3.757×10-11 D2=4.301×10-3 D4=-1.045 ×10-4 D6=6.336×10-6 D8=-1.551 ×10-7 D10=1.284 ×10-9 数値実施例3 fe=30.59mm FNO=1:5.0 2ω= 59.9° m=-0.189 原稿巾222 R1= 16.201 D1=1.87 Nd1=1.7725 νd1=49.6 R2= 35.993 D2=1.25 R3=-46.836 D3=2.30 Nd2=1.6398 νd2=34.5 R4= 22.827 D4=3.14 R5= ( 絞り) D5=0 R6= 18.418 D6=6.27 Nd3=1.7725 νd3=49.6 R7=-19.587 D7=0.35 R8=-13.708 D8=5.74 Nd4=1.84666 νd4=23.8 R9=-18.096 D9=7.31 R10=-11.562 D10=1.00 Nd5=1.69895 νd5=30.1 R11=-26.668 アナモフィック面の係数 R10=-11.562 ky=3.680×10-1 B4=-4.154 ×10-6 B6=5.351×10-8 B8=0 B10=0 D2=-2.630 ×10-3 D4=2.820×10-5 D6=-2.267 ×10-7 D8=0 D10=0
ンズの数値実施例1,2,3を示す。数値実施例1,
2,3においてRiは物体側より順に第i番目のレンズ
面の曲率半径、Diは物体側より第i番目のレンズ厚及
び空気間隔、Ndiとνdiは各々物体側より順に第i
番目のレンズのガラスのd線の屈折率とアッベ数であ
る。feはe線の焦点距離、ωは半画角、mは結像倍率
である。また収差図におけるe,g,Cは波長e,g,
C線、S,Mはサジタル像面、メリディオナル像面であ
る。非球面は非球面の係数、アナモフィックな面はアナ
モフィック面の係数を示す。 数値実施例1 fe=28.94mm FNO=1:5.0 2ω= 57.1° m=-0.165 原稿巾=222 R1= 9.798 D1=1.80 Nd1=1.7725 νd1=49.6 R2= 32.531 D2=1.43 R3=-83.772 D3=1.00 Nd2=1.72151 νd2=29.2 R4= 11.750 D4=0.66 R5= ( 絞り) D5=0.95 R6= 24.462 D6=6.66 Nd3=1.7725 νd3=49.6 R7=-33.061 D7=4.90 R8= -6.567 D8=1.14 Nd4=1.53041 νd4=55.5 R9= -8.085 非球面の係数 R8=-6.567 k=-2.160×10-1 B4=-9.555 ×10-5 B6=-1.765 ×10-6 B8=3.462×10-8 B10=-5.333×10-10 アナモフィック面の係数 R9=-8.085 ky=-1.379 ×10-1 B4=-2.592 ×10-5 B6=-1.313 ×10-7 B8=7.835×10-9 B10=1.952 ×10-10 D2=1.602×10-3 D4=-4.808 ×10-5 D6=2.895×10-6 D8=-6.418 ×10-8 D10=4.471 ×10-10 数値実施例2 fe=31.27mm FNO=1:5.0 2ω= 58.9° m=-0.189 原稿巾=222 R1= 11.221 D1=1.93 Nd1=1.6968 νd1=55.5 R2= 29.134 D2=1.10 R3=-53.817 D3=2.29 Nd2=1.69895 νd2=30.1 R4= 17.605 D4=1.08 R5= ( 絞り) D5=0.72 R6= 18.792 D6=8.00 Nd3=1.7859 νd3=44.2 R7=-30.984 D7=3.96 R8= -9.089 D8=2.40 Nd4=1.68893 νd4=31.1 R9=-15.363 アナモフィック面の係数 R9=-15.363 ky=-1.620 ×10-1 B4= 3.485 ×10-5 B6=-1.204 ×10-7 B8=6.437×10-9 B10=-3.757×10-11 D2=4.301×10-3 D4=-1.045 ×10-4 D6=6.336×10-6 D8=-1.551 ×10-7 D10=1.284 ×10-9 数値実施例3 fe=30.59mm FNO=1:5.0 2ω= 59.9° m=-0.189 原稿巾222 R1= 16.201 D1=1.87 Nd1=1.7725 νd1=49.6 R2= 35.993 D2=1.25 R3=-46.836 D3=2.30 Nd2=1.6398 νd2=34.5 R4= 22.827 D4=3.14 R5= ( 絞り) D5=0 R6= 18.418 D6=6.27 Nd3=1.7725 νd3=49.6 R7=-19.587 D7=0.35 R8=-13.708 D8=5.74 Nd4=1.84666 νd4=23.8 R9=-18.096 D9=7.31 R10=-11.562 D10=1.00 Nd5=1.69895 νd5=30.1 R11=-26.668 アナモフィック面の係数 R10=-11.562 ky=3.680×10-1 B4=-4.154 ×10-6 B6=5.351×10-8 B8=0 B10=0 D2=-2.630 ×10-3 D4=2.820×10-5 D6=-2.267 ×10-7 D8=0 D10=0
【0044】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く少なくとも1つのアナモフィックレン
ズを含む結像レンズと、少なくとも3つのラインセンサーより成る読取手段とを
有するカラー画像読取装置において、該結像レンズによって原稿面上の1ライン
の画像を各ラインセンサーに結像させたとき、該結像レンズの歪曲収差を抑え込
むことによって、該読取手段のライン間隔方向(副走査方向)においても色ズレ
のない画像読み取りができるカラー画像読取装置を達成することができる。
ズを含む結像レンズと、少なくとも3つのラインセンサーより成る読取手段とを
有するカラー画像読取装置において、該結像レンズによって原稿面上の1ライン
の画像を各ラインセンサーに結像させたとき、該結像レンズの歪曲収差を抑え込
むことによって、該読取手段のライン間隔方向(副走査方向)においても色ズレ
のない画像読み取りができるカラー画像読取装置を達成することができる。
【図1】 本発明のカラー画像読取装置の光学系の基本構成を示す要部概略図
【図2】 本発明のカラー画像読取装置の要部概略図
【図3】 ラインセンサー面上のライン像の歪み方の概要を示す図
【図4】 本発明の実施形態1の結像レンズの数値実施例1のレンズ断面図
【図5】 本発明の実施形態1の結像レンズの数値実施例1の諸収差図
【図6】 本発明の実施形態1の副走査方向の画像歪みを表す図
【図7】 本発明の実施形態2の結像レンズの数値実施例2のレンズ断面図
【図8】 本発明の実施形態2の結像レンズの数値実施例2の諸収差図
【図9】 本発明の実施形態2の副走査方向の画像歪みを表す図
【図10】 本発明の実施形態3の結像レンズの数値実施例3のレンズ断面図
【図11】 本発明の実施形態3の結像レンズの数値実施例3の諸収差図
【図12】 本発明の実施形態3の副走査方向の画像歪みを表す図
【図13】 従来の画像読取装置の要部概略図
1 照明光源 2 原稿台ガラス 3a,3b,3c,3d 反射ミラー 4 結像レンズ 5 読取手段(CCD) 6 キャリッジ 7 副走査モーター 8 原稿 9 反射笠 11 第1レンズ 12 第2レンズ 13 第3レンズ 14 第4レンズ 15 第5レンズ(アナモフィックレンズ)
Claims (4)
- 【請求項1】 原稿面の画像を結像させる少なくとも1
つのアナモフィックレンズを有する結像レンズと、該結
像レンズの結像位置に配置された少なくとも3つのライ
ンセンサーを有する読取手段とを有し、該原稿面と該読
取手段とを該ラインセンサーの画素の並び方向に対して
垂直方向に相対的に走査させて原稿の画像情報を読取る
カラー画像読取装置において、 該結像レンズによって該原稿面上の1ラインの画像を各
ラインセンサー面上に結像させたとき、該少なくとも3
つのラインセンサーのライン間隔をS0 、該ラインセン
サーの短手方向の巾をW、該ラインセンサーの画素の並
び方向に対して垂直方向の該結像レンズの歪曲成分をD
is(S) としたとき、 |Dis(S) |<0.25・W/S0 なる条件を満足することを特徴とするカラー画像読取装
置。 - 【請求項2】 前記原稿面からの画像情報に基づく光束
を前記結像レンズに導く複数の反射ミラーを有し、該複
数の反射ミラー、該結像レンズ、そして前記読取手段は
同一ユニット内に一体的に収納され、該ユニットを走査
方向に移動させることによって、前記原稿の画像情報を
読取るようにしたことを特徴とする請求項1記載のカラ
ー画像読取装置。 - 【請求項3】 原稿を照明する照明光源、該照明光源に
より照明された原稿からの光束を反射させる複数の反射
ミラー、該複数の反射ミラーで反射された光束を結像さ
せる少なくとも1つのアナモフィックレンズを有する結
像レンズ、そして該結像レンズの結像位置に配置された
少なくとも3つのラインセンサーを有する読取手段を有
し、該原稿面と該読取手段とを該ラインセンサーの画素
の並び方向に対して垂直方向に相対的に走査させて原稿
の画像情報を読取るカラー画像読取装置において、 該結像レンズによって該原稿面上の1ラインの画像を各
ラインセンサー面上に結像させたとき、該少なくとも3
つのラインセンサーのライン間隔をS0 、該ラインセン
サーの短手方向の巾をW、該ラインセンサーの画素の並
び方向に対して垂直方向の該結像レンズの歪曲成分をD
is(S) としたとき、 |Dis(S) |<0.25・W/S0 なる条件を満足することを特徴とするカラー画像読取装
置。 - 【請求項4】 前記照明光源、前記複数の反射ミラー、
前記結像レンズ、そして前記読取手段は同一ユニット内
に一体的に収納され、該ユニットを走査方向に移動させ
ることによって、前記原稿の画像情報を読取るようにし
たことを特徴とする請求項3記載のカラー画像読取装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11109464A JP2000307800A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | カラー画像読取装置 |
US09/550,317 US6307661B1 (en) | 1999-04-16 | 2000-04-14 | Color imaging reading apparatus |
EP00108288A EP1045570A3 (en) | 1999-04-16 | 2000-04-14 | Color image reading apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11109464A JP2000307800A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | カラー画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000307800A true JP2000307800A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14510903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11109464A Pending JP2000307800A (ja) | 1999-04-16 | 1999-04-16 | カラー画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000307800A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7397620B2 (en) | 2006-09-11 | 2008-07-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus using image reading lens |
JP2009224829A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Canon Inc | 画像読取装置 |
JP2011244135A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Canon Inc | 画像読取レンズ及びそれを用いた画像読取装置 |
JP2011242526A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Canon Inc | 画像読取レンズを用いた画像読取装置 |
-
1999
- 1999-04-16 JP JP11109464A patent/JP2000307800A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7397620B2 (en) | 2006-09-11 | 2008-07-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus using image reading lens |
JP2009224829A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Canon Inc | 画像読取装置 |
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