JP2013191749A - コンデンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケース20が、開口部21aを備えるケース本体21と、ケース本体21に固定されてケース本体21の開口部21aを閉塞するケース蓋体22と、を備える。そのため、ケース20を水蒸気バリア性を備える材料で構成することにより、ケース20にて、ケース20の周囲の水蒸気(水分)がケース20内に侵入することを阻止できる。よって、従来と異なり、エポキシ樹脂を廃止できる、よって、従来に比べて、サイクルタイム短縮によるコストダウンを図ることができる。
【選択図】 図1
Description
なお、エポキシ樹脂は、周囲からの水蒸気(水分)のコンデンサ素子への侵入を阻止するために設けられている。
エポキシ樹脂の硬化に要する時間は比較的長いため、コンデンサの製造に要する時間が比較的長くなってしまい、サイクルタイム短縮によるコストダウンを図ることが困難である。
(1) ケースと、コンデンサ素子と、バスバーと、を有し、
前記ケースは、開口部を備えるケース本体と、該ケース本体に固定されて該ケース本体の開口部を閉塞するケース蓋体と、を備えており、
前記コンデンサ素子は、前記ケース内に収容されており、
前記バスバーは、前記ケース内に位置するバスバー第1の部分と、前記ケース外に位置するバスバー第2の部分と、前記バスバー第1の部分と前記バスバー第2の部分との間に位置し前記ケースを挿通するケース挿通部と、を備えており、前記バスバー第1の部分で前記コンデンサ素子に固定して取付けられており、前記ケース挿通部で前記ケースに固定されて保持されている、
コンデンサ。
(2) 前記バスバーのケース挿通部は、屈曲部を備える、(1)記載のコンデンサ。
ケースを水蒸気バリア性を備える材料で構成することにより、ケースにて、ケースの周囲の水蒸気(水分)がケース内に侵入することを阻止できる。よって、従来と異なり、エポキシ樹脂を廃止できる、よって、従来に比べて、サイクルタイム短縮によるコストダウンを図ることができる。
バスバーがケース挿通部に屈曲部を備えていない場合に比べて、バスバーのケース挿通部の長さ(距離)を長くすることができる。そのため、バスバーがケース挿通部に屈曲部を備えていない場合に比べて、水蒸気がバスバーのケース挿通部とケースとの間からケース内に侵入しにくくなり、水蒸気のケース内への侵入抑制効果を大にすることができる。
本発明実施例のコンデンサ10は、図1に示すように、ケース20と、コンデンサ素子30と、バスバー40と、を有する。
ケース本体21は、底壁21bと、底壁21bの外縁部から上方に立ち上がる側壁21cと、で構成されており、上端部が上方に開放する開口部21aとなっている。
まず、ケース本体21とケース蓋体22をそれぞれ成形する。なお、ケース蓋体22は、バスバー40を成形型50にセットして行なうインサート成形である。
その後、ケース蓋体22に固定されているバスバー40と、コンデンサ素子30とを、互いに固定する。
その後、ケース蓋体22をケース本体21にセットして(載せて)、ケース蓋体22とケース本体21とを全周にわたって溶着する。
ケース20が、開口部21aを備えるケース本体21と、ケース本体21に固定されてケース本体21の開口部21aを閉塞するケース蓋体22と、を備えるため、つぎの作用、効果を得ることができる。
ケース20を水蒸気バリア性を備える材料(たとえばPPS)で構成することにより、ケース20にて、ケース20の周囲の水蒸気(水分)がケース20内に侵入することを阻止できる。よって、従来と異なり、エポキシ樹脂を廃止できる、よって、従来に比べて、サイクルタイム短縮によるコストダウンを図ることができる。
また、ケース20の材料をエポキシ樹脂よりも安価な材料(たとえばPPS)とすることにより、部品単価低減によるコストダウンを図ることができる。
バスバー40がケース挿通部43に屈曲部43aを備えていない場合(ケース挿通部43が直線状である場合)に比べて、バスバー40のケース挿通部43の長さ(距離)を長くすることができる。そのため、バスバー40がケース挿通部43に屈曲部43aを備えていない場合に比べて、水蒸気がバスバー40のケース挿通部43とケース20との間からケース20内に侵入しにくくなり、水蒸気のケース20内への侵入抑制効果を大にすることができる。
20 ケース
21 ケース本体
21a ケース本体の開口部
21b ケース本体の底壁
21c ケース本体の側壁
22 ケース蓋体
23 支持リブ
24 絶縁部材
30 コンデンサ素子
40 バスバー
41 バスバー第1の部分
42 バスバー第2の部分
43 ケース挿通部
43a 屈曲部
50 ケース蓋体を成形するための成形型
51 キャビティ
R 溶融樹脂
Claims (2)
- ケースと、コンデンサ素子と、バスバーと、を有し、
前記ケースは、開口部を備えるケース本体と、該ケース本体に固定されて該ケース本体の開口部を閉塞するケース蓋体と、を備えており、
前記コンデンサ素子は、前記ケース内に収容されており、
前記バスバーは、前記ケース内に位置するバスバー第1の部分と、前記ケース外に位置するバスバー第2の部分と、前記バスバー第1の部分と前記バスバー第2の部分との間に位置し前記ケースを挿通するケース挿通部と、を備えており、前記バスバー第1の部分で前記コンデンサ素子に固定して取付けられており、前記ケース挿通部で前記ケースに固定されて保持されている、
コンデンサ。 - 前記バスバーのケース挿通部は、屈曲部を備える、請求項1記載のコンデンサ。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021022661A (ja) * | 2019-07-26 | 2021-02-18 | 京セラ株式会社 | フィルムコンデンサ、インバータおよび電動車両 |
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2012
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