JP2013191313A - 燃料電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】改質器の上壁においては燃焼排ガスとの熱交換性を高め、改質器の温度を良好に維持させるのに有利な燃料電池装置を提供する。
【解決手段】改質器100は、底壁101、底壁101に対面する上壁102、上壁102および底壁101を繋ぐ側壁103,104を備える。燃焼部300は、底加熱空間301と側加熱空間303,304と上加熱空間305とを形成する。第1案内部904は、改質器100の天井壁410に対面すると共に天井壁410に向けて突出するように設けられている。第1案内部904は、側加熱空間303から上加熱空間305に案内された可燃ガスまたは燃焼排ガスを改質器100の上壁102に向けて案内させることにより、可燃ガスまたは燃焼排ガスと上壁102との接触性を高める。
【選択図】図3

Description

本発明は改質器を搭載する燃料電池装置に関する。
特許文献1,2には、発電スタック上部に所定空間を設け、発電に必要な水素を生成する改質部を配置し、発電に使用されなかった燃料ガス(=オフガス)と空気(=オフエアー)を前記所定空間で燃焼させ、その上方に配置した改質器における改質反応に必要な熱エネルギを供給する燃料電池装置が開示されている。燃焼排ガスは、改質器の底壁→改質器の側壁→改質器の上壁を順に通過しながら、改質器を加熱するよう流れる。
燃料電池装置が固体酸化物形の燃料電池である場合には、一般的に、スタックの構成材料(Niなど)により、スタックの内部でも改質反応が進行することがある。この改質反応は吸熱反応であるため、スタック内部における改質反応量が増加すると、スタックの温度が低下し、結果としてスタックの発電効率の低下に繋がるおそれがある。そのため、スタックの発電効率を向上させるには、改質器において水素転化率を高め、水素濃度を高めたアノードガスを形成させることが好ましい。
特開2010-108827号公報 特開2008-66127号公報
しかしながら上記した従来例のような構成では、改質器の底壁から上壁に向かう燃焼排ガス流路のため、改質器の上壁では燃焼排ガスとの熱交換が十分に行われず、改質器に収容されている改質用触媒の温度が良好に維持できないおそれがある。特に、改質器の上壁においては燃焼排ガスとの熱交換が充分になされないおそれがある。そのため、改質器における水素転化率を高めるには限界がある。結果として、スタックの内部における改質反応(吸熱反応)が増加し、スタックの温度ムラ、温度低下が誘発され、スタックの発電効率が低下してしまう。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、改質器の上壁と可燃ガスまたは燃焼排ガスとの熱交換性を高め、改質器の上壁からの受熱性を高めひいては、改質器の温度を良好に維持させるのに有利な燃料電池装置を提供することを課題とする。
(1)本発明の様相1に係る燃料電池装置は、(i)底壁、底壁に対面する上壁、上壁および底壁を繋ぐ側壁を備えており、水蒸気を生成させる蒸発部と燃料を水蒸気で改質させることにより水素を含有するアノードガスを生成させる改質室を備える改質器と、(ii)改質器で生成させたアノードガスとカソードガスとが供給されて発電するスタックと、(iii)可燃ガスを燃焼させることにより、または、可燃ガスが燃焼した燃焼排ガスを通過させることにより、改質器を改質反応に適する温度領域に加熱させ、且つ、改質器の底壁に対面して底壁を加熱させる底加熱空間と、改質器の側壁に対面して側壁を加熱させる側加熱空間と、改質器の上壁に対面して上壁を加熱させる上加熱空間とを形成する燃焼部と、(iv)改質器の上壁に対面するように改質器の上方に設けられ、側加熱空間から上加熱空間に案内された可燃ガスまたは燃焼排ガスを改質器の上壁に向けて案内させることにより、可燃ガスまたは燃焼排ガスと上壁との接触性を高める第1案内部とを具備する。
燃焼部において可燃ガスを燃焼させることにより、または、可燃ガスが燃焼した燃焼排ガスを通過させることにより、改質器を改質反応に適する温度領域に加熱させる。底加熱空間の燃焼火炎または燃焼排ガスは、改質器の底壁を加熱させる。側加熱空間の燃焼火炎または燃焼排ガスは、改質器の側壁を加熱させる。上加熱空間の燃焼火炎または燃焼排ガスは、改質器の上壁を加熱させる。これにより改質器は改質反応に適する温度領域に加熱される。
改質器の天井壁に対面すると共に天井壁に向けて突出するように第1案内部が改質器の上方に設けられている。第1案内部は、側加熱空間から上加熱空間に案内された可燃ガスまたは燃焼排ガスを改質器の天井壁に向けて案内させる。これにより可燃ガスまたは燃焼排ガスが改質器の上壁に接触し易くなる。この結果、改質器の上壁が効率よく加熱され、改質器の温度が良好に維持される。
更に、改質器の上壁の温度が底壁の温度や側壁の温度に比較して大幅に低下することが抑制される。このため改質器における上壁側の温度低下が抑制され、改質器の改質室における温度のばらつきを抑制でき、改質器における改質反応のばらつきを抑制できる。
(2)本発明の様相2に係る燃料電池装置によれば、上記様相において、上加熱空間の上方に配置された壁が設けられており、壁は、外部の空気をカソードガスとしてスタックに向けて流すカソードガス流路を形成する流路形成部材であり、壁は、上加熱空間の熱をカソードガス流路に伝達させるように、上加熱空間とカソードガス流路とを互いに熱交換可能とさせている。上加熱空間とカソードガス流路とは互いに熱交換される。よってカソードガス流路を流れるカソードガスは、予熱された後に、スタックに供給される。
(3)本発明の様相3に係る燃料電池装置によれば、上記様相において、壁の上方には天井壁が配置されており、カソードガス流路は、天井壁の内面および壁の外面により形成されており、
カソードガス流路の流れ方向に沿って且つ改質器の高さ方向に沿って切断した断面において、天井壁は、壁に向けて突出する第2案内部を備えており、第2案内部は、当該断面において、カソードガス流路を流れるカソードガスをカソードガス流路の流路径方向において第1案内部から遠ざけるように第1案内部よりも上流域で付勢させるように、カソードガス流路の流れ方向において第1案内部よりも上流域に位置している。
前述したように上加熱空間とカソードガス流路とを互いに熱交換可能とさせているものの、熱交換効率が高すぎると、燃焼排ガス温度が低くなり、改質器の上壁を加熱させる効率が低下するおそれがある。そこで、本様相によれば、カソードガス流路の流れ方向に沿って且つ改質器の高さ方向に沿って切断した断面において、天井壁は、壁に向けて突出する第2案内部を備えている。当該断面において、第2案内部は、カソードガス流路の流れ方向において第1案内部よりも上流域に位置している。このような第2案内部が設けられているため、カソードガス流路を流れるカソードガスを、カソードガス流路の流路径方向において第1案内部から遠ざけるように第1案内部よりも上流域で付勢させる。このようにカソードガスをカソードガス流路の流路径方向において第1案内部から遠ざける。このため、第1案内部付近において、上加熱空間を流れる燃焼排ガスまたは可燃ガスがカソードガス流路のカソードガスと熱交換する熱交換量が抑制される。このため上加熱空間の温度をできるだけ高温に維持でき、改質器の上壁の温度を高温に維持できる。この場合、改質器の上壁側の改質反応を良好に行うことができる。
(4)本発明の様相4に係る燃料電池装置によれば、上記様相において、改質器の上壁は平坦状をなしている。改質器の上壁の受熱面積を増加させるためには、上壁が波板状であることが好ましい。改質用の触媒を担持したセラミックス担体(例えば粒状またはハニカム状)等の担体が改質器の改質室に収容される。前述したように上壁が波板である場合には、改質部の改質室の全体に担体を収容するには限界があり、波板の真下部分には空間が発生し易い。空間では、改質されるべき燃料ガスが改質されないまま通過するおそれがある。そこで本様相によれば、改質器の上壁は平坦状をなしているため、上記不具合が抑制される。
本発明によれば、改質器の上壁に対面すると共に天井壁に向けて突出するように第1案内部が改質器の上壁の上方に設けられている。第1案内部は、改質器の側加熱空間から上加熱空間に案内された可燃ガスまたは燃焼排ガスを、改質器の上壁に向けて案内させる。これにより可燃ガスまたは燃焼排ガスを改質器の上壁と効率よく接触させる。よって改質器上壁における受熱性を高めることができる。
このような本発明によれば、第1案内部により可燃ガスまたは燃焼排ガスが改質器の上壁側に流れるため、改質器の上壁において可燃ガスまたは燃焼排ガスとの熱交換量が増加する。これにより改質器の上壁側における改質用触媒の温度を高温化させることができ、燃料の改質反応を良好に実施でき、燃料の水素転化率を向上できる。このように改質器における改質反応が良好に実施できるため、改質器を通過しながらも改質反応を経なかった燃料ガスがスタックに向かうことが抑えられる。このため、スタックの内部における改質反応量を低減させることができ、スタックの温度を高温化でき、スタックの発電効率の向上が可能となる。また、可燃ガスまたは燃焼排ガスと改質器の上壁との熱交換量が増加することになるため、改質器を通過した後の燃焼排ガスの温度を低下させることができる。よって、燃料電池装置の筐体の最外経路を通る空気(カソードガス)との予熱温度が低下することで筐体の表面温度も低下し、筐体から外部への放熱量を低減でき、効率向上を可能にする。
実施形態1に係り、燃料電池装置の内部を模式的に示す断面図である。 実施形態2に係り、燃料電池装置の内部を模式的に示す断面図である。 実施形態3に係り、燃料電池装置の内部を模式的に示す断面図である。 実施形態4に係り、燃料電池装置の内部を模式的に示す断面図である。 実施形態5に係り、燃料電池装置の内部を模式的に示す断面図である。 適用形態に係り、燃料電池システムを模式的に示す断面図である。
(実施形態1)
図1は実施形態1の概念を模式的に示す。図1は燃料電池装置を高さ方向(矢印H方向に沿って切断した断面図を示す。燃料電池装置は、改質器100と、固体酸化物形(SOFC)のスタック200と、燃焼部300と、筐体400とを有する。筐体400は、外側の外筐体401と、外筐体401よりも内側の中間筐体402と、中間筐体402よりも内側の内筐体403と、底壁101に設けられた底筐体404とを有する。内筐体403は、改質器100およびスタック200を収容する発電室409を形成する。外筐体401および中間筐体402は、外部の空気であるカソードガスを矢印A1方向に流すカソードガス流路406を形成する。中間筐体402および内筐体403は、発電室409から排出された高温の燃焼排ガスを矢印B1方向に流す排ガス流路408を形成する。排ガス流路408はカソードガス流路406よりも内側に配置されている。排ガス流路408の燃焼排ガスとカソードガス流路406のカソードガスとは、互いに熱交換する。従って、高温の燃焼排ガスは、熱交換により冷却された後に外部に排出される。カソードガスは、熱交換により加熱された後にスタック200のカソードに供給される。
図6に示すように、スタック200は、改質器100の真下に位置する、スタック200は、タンク室216を形成するタンク217を介して配置されている。スタック200は、アノード、電解質膜およびカソードを有する複数のセル210を並設して形成されている。アノードは燃料極であり、例えば、Ca、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニアとの混合体、あるいは、Niと、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリアとの混合体、あるいは、Sr、Mg、Co、Fe、Cuから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレートとの混合体のうち少なくとも一種から形成される。電解質膜は、例えば、Y、Sc等の希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたジルコニア、あるいは、希土類元素から選ばれる少なくとも一種をドープしたセリア、あるいは、Sr、Mgから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンガレートのうちの少なくとも一種から形成される。カソードは、Sr、Caから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンマンガナイト、あるいは、Sr、Co、Ni、Cuから選ばれる少なくとも一種をドープしたランタンフェライトのうちの少なくとも一種から形成される。但しこれらに限定されるものではない。
スタック200は、改質器100で生成させたアノードガスと、空気であるカソードガスとが供給されて発電する。底筐体404には、アノードガスをスタック200の各アノードに分配させる分配用のタンク室216を有するタンク217が設けられている。
図1に示すように、改質器100は、スタック200の上方に位置するように発電室409の上部に配置されている。改質器100は、平坦状の底壁101と、底壁101に対面する平坦状の上壁102と、上壁102および底壁101を繋ぐ平坦状の第1側壁103と、上壁102および底壁101を繋ぐ平坦状の第2側壁104とを備えている。改質器100は、燃料ガスを水蒸気で改質させることにより、水素を主要成分として含有するアノードガスを生成させる改質室105を備える。改質室105には、改質用触媒を担持する粒子状、粉末状またはハニカム状のセラミックス担体が収容されている。改質器100は改質水を加熱させて水蒸気とする蒸発部120も一体的に形成している。
燃焼部300は、可燃ガス(燃料ガス)を燃焼させることにより、または、可燃ガスが燃焼した燃焼排ガスを通過させることにより、改質器100を改質反応に適する温度領域に加熱させる。可燃ガスとしては、発電運転時においては改質器100で改質されたアノードガスがスタック200での発電反応に使用された後のアノードオフガス、または、発電運転前の起動時には、改質される前の燃料ガス(都市ガス等)自体が挙げられる。アノードオフガスは、発電反応で消費されなかった水素を含むため、可燃性をもつ。改質器100の温度が低温の起動時には、改質器100での改質反応が行われないため、改質される前の燃料ガス自体が燃焼部300に供給されて燃焼される。
図1に示すように、燃焼部300は、改質器100の底壁101に対面して底壁101を加熱させる底加熱空間301と、改質器100の側壁103に対面して側壁103を加熱させる側加熱空間303と、改質器100の側壁104に対面して側壁104を加熱させる側加熱空間304と、改質器100の上壁102に対面して上壁102を加熱させる上加熱空間305とを形成する。底加熱空間301は、改質器100の底壁101とスタック200の上面219との間に形成されている。
燃料源からの燃料ガスを改質器100の入口に供給させる燃料ガス流路600を形成するガス配管601が設けられている。水源から改質水を改質器100の入口側の蒸発部に供給させる給水流路800を形成する給水配管801が設けられている。ガス配管601および給水配管801は、発電室409を下部から上部に向けて延設されている。改質器100で生成された水素を含有するアノードガスがタンク217に向けて流れるアノードガス流路730を形成するアノードガス配管731が、発電室409に設けられている。
燃料電池装置の起動時には、燃料ガスが燃料ガス流路600から矢印E1方向に改質器100に供給されるものの、改質器100は相対的に低温であるため、燃料ガスは改質器100において改質されず、アノードガス流路730から矢印F1,F2方向に沿ってタンク217のタンク室216に流れ、更に、スタック200の各アノードに供給され、更に、アノードの内部を上昇し、スタック200の上面219から底加熱空間301に供給される。外部の空気もカソードガス流路406から図略の流路を介してスタック200のカソードの下部に供給され、カソード内部を上昇し、スタック200の上面219から底加熱空間301に供給される。底加熱空間301の着火部35が着火されるため、底加熱空間301で燃料ガスが燃焼され、改質器100の底壁101を加熱させる。燃焼されなかった燃料ガスは底加熱空間301から側加熱空間303,304に矢印W1方向に流れ、上加熱空間305に流れて燃焼される。底加熱空間301で燃料ガスが燃焼されて生成された燃焼排ガスは、底加熱空間301から側加熱空間303,304に矢印W1方向に流れ、上加熱空間305に流れる。要するに可燃ガスまたは燃焼排ガスは、燃焼部300の底加熱空間301から矢印W1方向に流れ、内筐体403の開口432から排ガス流路408に至り、排ガス流路408を矢印B1方向に流れ、ひいては排気口から外部に排出される。
さて本実施形態によれば、図1に示すように、上加熱空間305の上方には、内筐体403上端部に固定された、第1案内部としてのバッフル板900が配置されている。バッフル板900は平板状をなしており、邪魔板部材として機能するものであり、改質器100の上壁102に対面するように、改質器100の上方に設けられている。底加熱空間301から側加熱空間303,304を介して上加熱空間305に案内された可燃ガスまたは燃焼排ガスが上昇してバッフル板900に当たると、その可燃ガスまたは燃焼排ガスは、バッフル板900に反射されて下方(矢印W2方向)に付勢され、結果として、改質器100の上壁102に向けて案内される。これにより上加熱空間305に流れた可燃ガスまたは燃焼排ガスは、改質器100の上壁102と効率よく接触する。このようにバッフル板900は、可燃ガスまたは燃焼排ガスと改質器100の上壁102との接触性を高める。
このような本実施形態によれば、前述したように、バッフル板900により可燃ガスまたは燃焼排ガスが改質器100の上壁102側に向けて流れるため、改質器100の上壁102において可燃ガスまたは燃焼排ガスとの熱交換量が増加する。すなわち、可燃ガスまたは燃焼排ガスから改質器100の上壁102が受熱する受熱量が増加する。これにより改質器100の改質室105において、上壁102付近に存在するセラミックス担体、ひいてはそのセラミックス担体に担持されている改質用触媒の温度をできるだけ高温に維持させることができる。ひいては、改質器100の改質室105における燃料ガスの改質反応を良好に実施でき、燃料ガスの水素転化率を向上できる利点が得られる。バッフル板900は平板状に限らず、波板形状としても良い。要するに、バッフル板900は、その可燃ガスまたは燃焼排ガスを改質器100の上壁102に向けて案内させれば良い。
本実施形態によれば、上記したように改質器100における改質反応(吸熱反応)が良好に実施できるため、改質器100から吐出されたガスのほとんどは、改質反応を経ていることになる。このため、スタック200の内部における改質反応量を低減させることができ、スタック200の温度を高温化でき、スタック200の発電効率の向上が可能となる。また、可燃ガスまたは燃焼排ガスと改質器100の上壁102とが熱交換する量が増加することになる。このため、改質器100の上壁102を通過した後の燃焼排ガスの温度をできるだけ低下させることができる。ひいては排ガス流路を流れる燃焼排ガスの温度の過熱が抑えられる。よって、外筐体401から外部への放熱量を低減でき、効率向上を可能にすることができる。
図1に示すように、改質器100の上壁102は平坦状をなしている。改質器100の上壁102の受熱面積を増加させるためには、上壁102が波板状であることが好ましい。改質用の触媒を担持したセラミックス担体110(例えば粒状またはハニカム状)等の担体が改質器100の改質室105に収容される。前述したように上壁102が波板である場合には、改質部の改質室105の全体に担体を収容するには限界があり、波板の真下部分には空間が発生し易い。空間では、改質されるべき燃料が改質されないまま通過するおそれがある。そこで本実施形態によれば、改質器100の上壁102は平坦状をなしているため、上記不具合が抑制される。
なお、スタック200,改質器100,燃焼部300、筐体400は、図1の紙面の厚み方向に沿って延設されている。同様に、バッフル板900も同様に延設されている。また、バッフル板900は、上壁102の上方の上加熱空間305において、カソード流路を区画する壁としても機能する。また、内筐体403は、バッフル板900の上方にカソード流路を区画する壁を備えていても良い。
(実施形態2)
図2は実施形態2を示す。本実施形態は前記した実施形態1と基本的には同様の構成、作用および効果を有する。バッフル板900は、改質器100の上壁102に接近するように突出する案内突起部901を有する。底加熱空間301から側加熱空間303,304を介して上加熱空間305に案内された可燃ガスまたは燃焼排ガスが上昇してバッフル板900に当たると、その可燃ガスまたは燃焼排ガスは、バッフル板900に反射されて下方(矢印W2方向)に付勢され、結果として、改質器100の上壁102に向けて案内される。特に、案内突起部901により、可燃ガスまたは燃焼排ガスは、改質器100の上壁102に向けて案内され、改質器100の上壁102と効率よく接触する。このように案内突起部901をもつバッフル板900は、可燃ガスまたは燃焼排ガスと改質器100の上壁102との接触性を高めることができる。なお、バッフル板900は、上壁102の上方の上加熱空間305において、カソード流路を区画する壁としても機能する。また、内筐体403は、バッフル板900の上方にカソード流路を区画する壁を備えていても良い。
(実施形態3)
図3は実施形態3の概念を模式的に示す。本実施形態は前記した実施形態1と基本的には同様の構成、作用および効果を有する。燃料電池装置は、図3に示すように、改質器100と、固体酸化物形(SOFC)のスタック200と、燃焼部300と、筐体400と、放熱を抑える第1断熱層501と、放熱を抑える第2断熱層502とを有する。図3に示すように、燃焼部300は、可燃ガス(燃料ガス)を燃焼させることにより、または、可燃ガスが燃焼した燃焼排ガスを通過させることにより、改質器100を改質反応に適する温度領域に加熱させる。可燃ガスとしては、発電運転時においては改質器100で改質されたアノードガスがスタック200での発電反応に使用された後のアノードオフガス、または、発電運転前の起動時には、改質される前の燃料ガス自体が挙げられる。改質器100の温度が低温の起動時には、改質器100での改質反応が行われないため、改質される前の燃料ガス自体が燃焼部300に供給されて燃焼される。
図3に示すように、燃焼部300は、金属製の改質器100の底壁101に対面して底壁101を加熱させる底加熱空間301と、改質器100の側壁103に対面して側壁103を加熱させる側加熱空間303と、改質器100の側壁104に対面して側壁104を加熱させる側加熱空間304と、改質器100の上壁102に対面して上壁102を加熱させる上加熱空間305とを形成する。底加熱空間301は、改質器100の底壁101とスタック200の上面219との間に形成されている。
起動時には、燃料ガスが燃料ガス流路600から改質器100に供給されるものの、改質器100は相対的に低温であるため、燃料ガスは改質されず、図略の流路を介してスタック200の各アノードの下部に供給され、更に、アノードの内部を上昇し、スタック200の上面219から底加熱空間301に吐出される。外部の空気もカソードガス流路406から、縦方向に沿った流路406cを介して矢印A7方向に流れ、更に、スタック200のカソードの下部に供給され、更に、カソード内部を上昇し、スタック200の上面219から底加熱空間301に吐出される。起動時には、燃焼部300に設けられている着火部35が着火されるため、底加熱空間301で燃料ガス(可燃ガス)が燃焼され、改質器100の底壁101を加熱させる。燃焼されなかった燃料ガス(可燃ガス)は底加熱空間301から矢印W1方向に向けて側加熱空間303,304に流れ、上加熱空間305に流れて燃焼される。
また、底加熱空間301で燃料ガスが燃焼されて生成された燃焼排ガスは、底加熱空間301から側加熱空間303,304に流れ、上加熱空間305に流れて燃焼される。要するに可燃ガスまたは燃焼排ガスは、燃焼部300の底加熱空間301から矢印W1方向に流れ、開口432から排ガス流路408に至り、排ガス流路408を矢印B1方向に流れ、ひいては図略の排気口から外部に排出される。なお、図3に示すように、改質器100の上壁102は波板状ではなく、平坦状をなしているため、改質器100の改質室105の全体に担体を収容させるのに有利となる。
さて本実施形態によれば、図3に示すように、上加熱空間305の上方には、内筐体403の一部である壁430が配置されている。壁430は第1案内部としての第1リブ904を有する。第1リブ904は改質器100の上壁102の上方に位置する。第1リブ904は、下向きの傾斜面904a,904cと、カソードガス通路406に開口する凹部905とをもつ。第1リブ904は改質器100の上壁102の上方に形成されており、壁430から下向きにつまり改質器100の上壁102に向けて、改質器100の上壁102に対面するように突設されている。底加熱空間301から側加熱空間304を介して矢印W1方向に沿って上加熱空間305に案内された可燃ガスまたは燃焼排ガスは、上昇して第1リブ904に当たる。すると、その可燃ガスまたは燃焼排ガスは、第1リブ904に案内されて下方(矢印W3方向)に向けて付勢され、結果として、改質器100の上壁102に向けて案内される。これにより上加熱空間305に流れた高温の可燃ガスまたは燃焼排ガスは、改質器100の上壁102と効率よく接触する。このように第1リブ904は、可燃ガスまたは燃焼排ガスと改質器100の上壁102との接触性を高める。よって上壁102の受熱性を高め、改質器100において上壁102側の温度を高める。
本実施形態によれば、図3に示すように、金属製の壁430の上方には、天井壁410が外筐体401の一部として配置されている。カソードガス流路406は、天井壁410の内面および壁430の外面により形成されている。このように天井壁410および壁430は金属製であり、流路形成部材として機能する。
図3は、カソードガス流路406の流れ方向(矢印A5方向)に沿って且つ改質器100の高さ方向(矢印H方向)に沿って切断した断面を示す。当該断面(図3)において、天井壁410は、壁430に向けて突出する第2案内部としての第2リブ907を備えている。第2リブ907は、当該断面において、カソードガス流路406を矢印A5方向に流れるカソードガスを、カソードガス流路406の流路径(矢印D方向)において第1リブ904から遠ざけるためのものである。第2リブ907は、カソードガス流路406の流れ方向(矢印A5方向)において第1リブ904よりも上流域に位置している。
更に説明を加える。すなわち、壁430は、改質器100の上方の上加熱空間305とカソードガス流路406とを互いに熱交換可能とさせている。この熱交換の効率が過剰に高すぎると、スタック200に供給される前のカソードガスはカソード流路406において熱交換により予熱されるものの、燃焼排ガス温度が低くなり、となる不具合が発生するおそれがある。この場合、改質器100の上壁102を加熱させる効率が低下し、上壁102の温度が低めとなり、改質器100における改質反応にムラが発生するおそれがある。
そこで本実施形態によれば、図3に示すように、側加熱空間303の隙間幅をL3とし、側加熱空間304の隙間幅をL4とし、上加熱空間305の隙間幅をL5とするとき、L5>L3の関係,L5>L4の関係とされている。このように上加熱空間305の隙間幅L5が増加しているため、相対的に低温のカソードガスが流れるカソードガス流路406から、改質器100の上壁102を遠ざけることができる。従って、上加熱空間305とカソードガス流路406とを互いに熱交換可能とさせつつも、この熱交換の効率が過剰に高くなることが抑えられている。よって上加熱空間305の上壁102の温度が高めに維持され、改質器100の上壁102側の温度が維持され、改質器100における改質反応のムラが抑制される。
また、図3に示すように、第1リブ904は、上記したように上加熱空間305内の可燃ガスまたは燃焼排ガスを改質器100の上壁102に案内されて接近させる利点を有するものの、金属製で伝熱性をもつ第1リブ904自体が改質器100の上壁102に接近する。このため、第1リブ904において、上加熱空間305とカソードガス流路406との熱交換効率の過剰化をできるだけ抑えることが好ましい。
そこで本実施形態によれば、壁430の上方の天井壁410は、壁430に向けて突出する第2案内部としての第2リブ907を備えている。当該断面(図3)において、第2リブ907は、カソードガス流路406の流れ方向(矢印A5方向)において第1リブ904よりも上流域に位置する。このため、カソードガス流路406を矢印A5方向に流れるカソードガスは、第2リブ907に接近すると、下向き(図3に示す矢印Ad方向)に案内されて壁430に当たって反射するように上向きに付勢される。よってカソードガス流路406を流れるカソードガスは、第2リブ907を通過した後、上向き(図3に示す矢印Au方向)に案内される傾向となる。即ち、カソードガス流路406を矢印A5方向に流れるカソードガスを、第1リブ904に接近させるにつれて、カソードガス流路406の径方向(矢印D方向)において、第1リブ904の凹部905からできるだけ遠ざけることができる。
このため、第1リブ904の凹部905付近においてカソードガスが流れにくくなる傾向となる。従って、上加熱空間305を流れる燃焼排ガスまたは可燃ガスとカソードガス流路406の凹部905のカソードガスとが互いに熱交換する熱交換量が抑制される。このため上加熱空間305の温度をできるだけ高温に維持するのに有利となる。ひいては、改質器100の上壁102の温度を高温に維持できる。この場合、改質器100の上壁102側の改質反応を良好に行うのに有利となる。
なお本実施形態においても、スタック200,改質器100,燃焼部300、筐体400は、図3の紙面の厚み方向に沿って延設されている。同様に、リブ904,907も同様に延設されている。このようにリブ904は壁430を強化でき、リブ907は天井壁410を強化できる。壁430,天井壁410の薄肉化を図りつつ、カソードガス流路406の流路径が変動することが抑制される。
(実施形態4)
図4は実施形態4の概念を模式的に示す。本実施形態は前記した実施形態1〜3と基本的には同様の構成、作用および効果を有する。燃料電池装置は、改質器100と、固体酸化物形(SOFC)のスタック200と、燃焼部300と、筐体400とを有する。筐体400は、外側の外筐体401と、外筐体401よりも内側の内筐体403とを有する。内筐体403は、断熱層501、改質器100およびスタック200を収容する発電室409を形成する。外筐体401および内筐体403は、外部の空気であるカソードガスを矢印A1方向に流すカソードガス流路406を形成する。内筐体403と断熱層501とは、発電室409から排出された高温の燃焼排ガスを矢印B1方向に流す排ガス流路408を形成する。排ガス流路408はカソードガス流路406よりも内側に配置されている。排ガス流路408の燃焼排ガスとカソードガス流路406のカソードガスとは、互いに熱交換する。従って、高温の燃焼排ガスは、熱交換により冷却された後に外部に排出される。カソードガスは、熱交換に加熱された後にスタック200のカソードに供給される。スタック200は、アノード、電解質膜およびカソードを有する複数のセル210を並設して形成されている。スタック200は、改質器100で生成させたアノードガスと、空気であるカソードガスとが供給されて発電する。
図4に示すように、改質器100は、スタック200の上方に位置するように発電室409に配置されている。改質器100は、平坦状の底壁101と、底壁101に対面する平坦状の上壁102と、上壁102および底壁101を繋ぐ平坦状の第1側壁103と、上壁102および底壁101を繋ぐ平坦状の第2側壁104とを備えている。
改質器100は、燃料ガスを水蒸気で改質させることにより、水素を含有するアノードガスを生成させる改質室105を備える。改質室105には、改質用触媒を担持する粒子状、粉末状またはハニカム状のセラミックス担体110が収容されている。改質器100は改質水を加熱させて水蒸気とする蒸発部120も一体的に形成している。
図4に示すように、燃焼部300は、可燃ガス(燃料ガス)を燃焼させることにより、または、可燃ガスが燃焼した燃焼排ガスを通過させることにより、改質器100を改質反応に適する温度領域に加熱させる。可燃ガスとしては、発電運転時においては改質器100で改質されたアノードガスがスタック200での発電反応に使用された後のアノードオフガス、または、発電運転前の起動時には、改質される前の燃料ガス自体が挙げられる。改質器100の温度が低温の起動時には、改質器100での改質反応が行われないため、改質される前の燃料ガス自体が燃焼部300に供給されて燃焼される。
図4に示すように、燃焼部300は、改質器100の底壁101に対面して底壁101を加熱させる底加熱空間301と、改質器100の側壁に対面して側壁を加熱させる側加熱空間302と、改質器100の上壁102に対面して上壁102を加熱させる上加熱空間305とを形成する。底加熱空間301は、改質器100の底壁101とスタック200の上面219との間に形成されている。
起動時には、燃料ガスが燃料ガス流路600から改質器100に供給されるものの、改質器100は相対的に低温であるため、燃料ガスは改質されず、図略の流路を介してスタック200の各アノードの下部に供給され、更に、アノードの内部を上昇し、スタック200の上面219から底加熱空間301に吐出される。外部の空気もカソードガス流路406から図略の流路を介してスタック200のカソードの下部に供給され、カソード内部を上昇し、スタック200の上面219から底加熱空間301に吐出される。起動時には燃焼部300の着火部35が着火されるため、底加熱空間301で燃料ガスが燃焼され、改質器100の底壁101を加熱させる。燃焼されなかった燃料ガスは、底加熱空間301から矢印W1方向に向けて側加熱空間303,304に流れ、上加熱空間305に流れて燃焼される。底加熱空間301で燃料ガスが燃焼されて生成された燃焼排ガスは、底加熱空間301から側加熱空間303,304に流れ、上加熱空間305に流れて燃焼される。要するに可燃ガスまたは燃焼排ガスは、燃焼部300の底加熱空間301から矢印W1方向に流れ、開口432から排ガス流路408に至り、排ガス流路408を矢印B1方向(図4参照)に流れ、ひいては図略の排気口から外部に排出される。図4に示すように、改質器100の上壁102は波板状ではなく、平坦状をなしているため、改質器10の改質室105の全体に、改質用触媒を担持するセラミックス担体を収容させるのに有利となる。
さて本実施形態によれば、図4に示すように、上加熱空間305の上方には、内筐体403の一部である壁430が配置されている。壁430は第1案内部としての第1リブ904を有する。第1リブ904は壁430から下向きに、つまり改質器100の上壁102に向けて、改質器100の上壁102に対面するように突設されている。第1リブ904は改質器100の上方(真上)に位置する。底加熱空間301から側加熱空間302を介して上加熱空間305に案内された可燃ガスまたは燃焼排ガスが上昇して第1リブ904に当たる。すると、その可燃ガスまたは燃焼排ガスは、第1リブ904に案内されて下方(矢印W3方向)に向けて付勢され、結果として、改質器100の上壁102に向けて案内される。これにより上加熱空間305に流れた可燃ガスまたは燃焼排ガスは、改質器100の上壁102と効率よく接触する。このように第1リブ904は可燃ガスまたは燃焼排ガスと改質器100の上壁102との接触性を高め、上壁102の受熱性を高めることができる。
このような本実施形態によれば、第1リブ904により可燃ガスまたは燃焼排ガスが改質器100の上壁102側に向けて流れるため、改質器100の上壁102において可燃ガスまたは燃焼排ガスとの熱交換量が増加する。すなわち、可燃ガスまたは燃焼排ガスから改質器100の上壁102が受熱する受熱量が増加する。これにより改質器100の改質室105において、上壁102付近に存在するセラミックス担体110、ひいてはそのセラミックス担体110に担持されている改質用触媒の温度をできるだけ高温に維持させることができる。ひいては、改質器100の改質室105における燃料ガスの改質反応を良好に実施でき、燃料ガスの水素転化率を向上できる利点が得られる。このように改質器100における改質反応が良好に実施できるため、改質器100から吐出されたガスのほとんどは、改質反応を経ていることになる。このため、スタック200の内部における改質反応(吸熱反応)量を低減させることができ、スタック200の温度を高温化でき、スタック200の発電効率の向上が可能となる。
また本実施形態によれば、可燃ガスまたは燃焼排ガスの熱が改質器100の上壁102に効果的に受熱される。このため、改質器100の上壁102を通過した後の燃焼排ガスの温度をできるだけ低下させることができる。このため排ガス流路408を矢印B1方向に流れる燃焼排ガスの過剰高温化が抑えられる。よって、排ガス流路408の過熱が抑えられ、ひいては外筐体401の温度が抑えられ、外筐体401から外部への放熱量が低減され、効率向上を可能にすることができる。
本実施形態によれば、図4に示すように、側加熱空間303の隙間幅をL3とし、側加熱空間304の隙間幅をL4とし、上加熱空間305の隙間幅をL5とするとき、L5>L3の関係,L5>L4の関係とされている。このように上加熱空間305の隙間幅L5が増加している。このため前述したように、上加熱空間305とカソードガス流路406とを互いに熱交換可能とさせつつも、熱交換の効率が過剰に高くなることが抑えられ、上加熱空間305の温度が高めに維持され、ひいては改質器100の上壁102の温度が維持される。なお本実施形態においても、スタック200,改質器100,燃焼部300、筐体400は、図4の紙面の厚み方向に沿って延設されている。同様に、リブ904,907も同様に延設されている。このようにリブ904は壁430を強化でき、リブ907は天井壁410を強化できる。壁430,天井壁410の薄肉化を図りつつ、カソードガス流路406の流路径が変動することが抑制される。
(実施形態5)
図5は実施形態5の概念を模式的に示す。本実施形態は前記した実施形態4と基本的には同様の構成、作用および効果を有する。第1リブ904の凹部905には、断熱材料で形成された断熱層906が設けられている。このため第1リブ904を改質器100の上壁102に突出させて高温の燃焼排ガス等を矢印W3方向に案内させて改質器100の上壁102に向けつつも、上加熱空間305の熱が第1リブ904からカソードガス通路406へ熱伝達されることが抑制される。ひいては上加熱空間305の温度をできるだけ高温に維持させるのに有利となる。しかも、断熱層906は改質器100の真上のみにしか設けられていないため、燃焼排ガスの熱を壁430を介してカソードガス通路406のカソードガスに伝達させてこれを予熱させることができる。このため、改質器100の上壁102を通過した後の燃焼排ガスの温度を低下させることができる。このため排ガス流路408を矢印B1方向に流れる燃焼排ガスの過剰高温化が抑えられる。よって、排ガス流路408の過熱が抑えられ、ひいては外筐体401の温度が抑えられ、外筐体401から外部への放熱量が低減され、熱効率向上を可能にすることができる。
(適用形態)
図6は適用形態の概念を模式的に示す。図6に示すように、燃料電池システムは、スタック1と、液相状の水を蒸発させて水蒸気を生成させる蒸発部2と、蒸発部2で生成された水蒸気を用いて燃料を改質させてアノードガスを形成する改質部3と、蒸発部2に供給される液相状の水を溜めるタンク4と、これらを収容するケース5とを有する。スタック1は、イオン伝導体を挟むアノード10とカソード11とをもち、例えば、SOFCとも呼ばれる固体酸化物形燃料電池(運転温度:例えば400℃以上)とされている。改質部3は、セラミックス等の担体に改質触媒を担持させて形成されており、蒸発部2に隣設されている。改質部3および蒸発部2は改質部2Aを構成しており、スタック1と共に断熱壁19で包囲され、発電モジュール18を形成している。発電モジュール18内には、改質部3,蒸発部2を加熱する燃焼部105Xが設けられている。アノード10側から排出されたアノード排ガスは、流路103を介して燃焼部105Xに供給される。カソード11側から排出されたカソード排ガスは、流路104Xを介して燃焼部105Xに供給される。起動時には、燃焼部105Xは、アノード10から供給された改質前のガスを、カソード11から供給されたカソードガスで燃焼させ、蒸発部2および改質部3を加熱させる。
発電運転時には、燃焼部105Xはアノード10から排出されたアノード排ガスを、カソード11から排出されたカソード排ガスで燃焼させ、蒸発部2および改質部3を加熱させる。燃焼部105Xには燃焼排ガス路75が設けられ、燃焼部105Xにおける燃焼後のガス、未燃焼のガスを含む燃焼排ガスが燃焼排ガス路75を介して大気中に放出される。改質部3の温度を検出する温度センサ33が設けられている。着火させるヒータである着火部35が燃焼部105Xに設けられている。着火部35は着火できるものであれば何でも良い。外気の温度を検出する外気温度センサ57が設けられている。温度センサ33,57の信号は制御部100Xに入力される。制御部100Xは警報器102に警報を出力する。
発電運転時には、改質部2Aは改質反応に適するように断熱壁19内において加熱される。発電運転時には、蒸発部2は水を加熱させて水蒸気とさせ得るように加熱される。スタック1がSOFCタイプの場合には、アノード10側から排出されたアノード排ガスとカソード11側から排出されたカソード排ガスが燃焼部105Xで燃焼するため、改質部3および蒸発部2は、発電モジュール18の内部において同時に加熱される。図6に示すように、ガス流路6は、ガス源63からガスを改質器2Aに供給させるものであり、ポンプ60、脱硫装置65をもつ。スタック1のカソード11には、カソードガス(空気)をカソード11に供給させるためのカソードガス流路70が繋がれている。カソードガス流路70には、カソードガス搬送用の搬送源として機能するカソードポンプ71が設けられている。
図6に示すように、ケース5は外気に連通する吸気口50と排気口51とをもち、更に、第1室である上室空間52と、第2室である下室空間53とをもつ。スタック1は、改質部3および蒸発部2と共に発電モジュール18を形成し、ケース5の上側つまり上室空間52に収容されている。ケース5の下室空間53には、改質部3で改質される液相状の水を溜めるタンク4が収容されている。タンク4には、電気ヒータ等の加熱機能をもつ加熱部40が設けられている。加熱部40は、タンク4に貯留されている水を加熱させるものであり、電気ヒータ等で形成できる。外気温度等の環境温度が低いとき等には、制御部100Xからの指令に基づいて、タンク4の水は加熱部40により所定温度以上に加熱され、凍結が抑制される。図6に示すように、下室空間53側のタンク4の出口ポート4pと上室空間52側の蒸発部2の入口ポート2iとを連通させる給水流路8が、配管としてケース5内に設けられている。給水流路8は、タンク4内に溜められている水をタンク4から蒸発部2に供給させる流路である。給水流路8には、タンク4内の水を蒸発部2まで搬送させる水搬送源として機能するポンプ80が設けられている。更に、制御部100Xはポンプ80,71,79,60を制御する。
さて起動時において、ポンプ60が駆動すると、ガス管6wのガス流路6からガスが蒸発部2,改質部3,アノードガス流路73,スタック1のアノード10,流路103Xを介して燃焼部105Xに流れる。カソードポンプ71によりカソードガス(空気)がカソードガス流路70、カソード11,流路104Xを介して燃焼部105Xに流れる。この状態で着火部35が着火すると、燃焼部105Xにおいて燃焼が発生し、改質部3および蒸発部2が加熱される。このように改質部3および蒸発部2が加熱された状態で、ポンプ80が駆動すると、タンク4内の水はタンク4の出口ポート4pから蒸発部2の入口ポート2iに向けて給水流路8内を搬送され、蒸発部2で加熱されて水蒸気とされる。水蒸気は、ガス流路6から供給されるガスと共に改質部3に移動する。ガスは改質部3において水蒸気で改質されてアノードガス(水素含有ガス)となる。アノードガスはアノードガス流路73を介してスタック1のアノード10に供給される。更にカソードガス(酸素含有ガス、ケース5内の空気)がカソードガス流路70を介してスタック1のカソード11に供給される。これによりスタック1が発電する。アノード10から排出されたアノードオフガス、カソード11から排出されたカソードオフガスは、流路103X,104Xを通過し、燃焼部105Xに至り、燃焼部105Xで燃焼される。高温の排ガスは、排ガス流路75を介してケース5の外方に排出される。
上記したシステムの発電運転時において、ポンプ80が駆動すると、タンク4内の水は、タンク4の出口ポート4pから蒸発部2の入口ポート2iに向けて給水管8wの給水流路8内を搬送され、蒸発部2で加熱されて水蒸気とされる。水蒸気はガス流路6から供給されるガスと共に改質部3に移動する。改質部3において燃料は、水蒸気で改質されてアノードガス(水素含有ガス)となる。なお燃料がメタン系である場合には、水蒸気改質によるアノードガスの生成は、次の(1)式に基づくと考えられている。但し燃料はメタン系に限定されるものではない。
(1)…CH+2HO→4H+CO
CH+HO→3H+CO
生成されたアノードガスはアノードガス流路73を介してスタック1のアノード10に供給される。更にカソードガス(酸素含有ガス、ケース5内の空気)がカソードガス流路70を介してスタック1のカソード11に供給される。これによりスタック1が発電する。スタック1で排出された高温の排ガスは、排ガス流路75を介してケース5の外方に排出される。
排ガス流路75には、凝縮機能をもつ熱交換器76が設けられている。貯湯槽77に繋がる貯湯流路78および貯湯ポンプ79が設けられている。貯湯流路78は往路78aおよび復路78cをもつ。貯湯槽77の低温の水は、貯湯ポンプ79の駆動により、貯湯槽77の吐出ポート77pから吐出されて往路78aを通過し、熱交換器76に至り、熱交換器76により加熱される。熱交換器76で加熱された温水は、復路78cを介して帰還ポート77iから貯湯槽77に帰還する。このようにして貯湯槽77の水は温水となる。前記した排ガスに含まれていた水蒸気は、熱交換器76で凝縮されて凝縮水となる。凝縮水は、熱交換器76から延設された凝縮水流路42を介して重力等により水精製器43に供給される。水精製器43はイオン交換樹脂等の水精製剤43aを有するため、凝縮水の不純物は除去される。不純物が除去された水は水タンク4に移動し、水タンク4に溜められる。ポンプ80が駆動すると、水タンク4内の水は給水流路8を介して高温の蒸発部2に供給され、蒸発部2で水蒸気とされて改質部3に供給され、改質部3において燃料を改質させる改質反応として消費される。図6はあくまでも概念図であり、改質器2A付近の構造は、図3または図4に示す構造とされている。
(その他)
本発明は上記し且つ図面に示した各実施形態および適用形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。燃料電池は、固体酸化物形燃料電池に限定されず、場合によっては、固体高分子電解質形燃料電池でも良いし、リン酸形燃料電池でも良く、溶融炭酸塩形燃料電池でも良い。改質器に供給される燃料も特に制限されず、都市ガス、プロパンガス、バイオガス、LPGガス、CNGガス、灯油等を例示できる。
100は改質器、101は底壁、102は上壁、103は第1側壁、104は第2側壁、105は改質室、110はセラミックス担体、200はスタック、210はセル、300は燃焼部、301は底加熱空間、303,304は側加熱空間、305は上加熱空間、400は筐体、406はカソードガス流路、408は排ガス流路、409は発電室、410は天井壁、430は壁、900はバッフル板(第1案内部)、904第1リブ(第1案内部)、905は凹部、907は第2リブ(第2案内部)を示す。

Claims (4)

  1. 底壁、前記底壁に対面する上壁、前記上壁および前記底壁を繋ぐ側壁を備えており、水蒸気を生成させる蒸発部と燃料を水蒸気で改質させることにより水素を含有するアノードガスを生成させる改質室を備える改質器と、
    前記改質器で生成させたアノードガスとカソードガスとが供給されて発電するスタックと、
    可燃ガスを燃焼させることにより、または、可燃ガスが燃焼した燃焼排ガスを通過させることにより、前記改質器を改質反応に適する温度領域に加熱させ、且つ、前記改質器の前記底壁に対面して前記底壁を加熱させる底加熱空間と、前記改質器の前記側壁に対面して前記側壁を加熱させる前記側加熱空間と、前記改質器の前記上壁に対面して前記上壁を加熱させる上加熱空間とを形成する燃焼部と、
    前記改質器の前記上壁に対面するように前記改質器の上方に設けられ、前記側加熱空間から前記上加熱空間に案内された可燃ガスまたは燃焼排ガスを前記改質器の前記上壁に向けて案内させることにより、可燃ガスまたは燃焼排ガスと前記上壁との接触性を高める第1案内部とを具備する燃料電池装置。
  2. 請求項1において、前記上加熱空間の上方に配置された壁が設けられており、
    前記壁は、外部の空気をカソードガスとして前記スタックに向けて流すカソードガス流路を形成する流路形成部材であり、前記壁は、前記上加熱空間の熱を前記カソードガス流路に伝達させるように、前記上加熱空間と前記カソードガス流路とを互いに熱交換可能とさせている燃料電池装置。
  3. 請求項2において、前記壁の上方には前記天井壁が配置されており、前記カソードガス流路は、前記天井壁の内面および前記壁の外面により形成されており、
    前記カソードガス流路の流れ方向に沿って且つ前記改質器の高さ方向に沿って切断した断面において、前記天井壁は、前記壁に向けて突出する第2案内部を備えており、
    前記第2案内部は、当該断面において、前記カソードガス流路を流れるカソードガスを前記カソードガス流路の流路径方向において前記第1案内部から遠ざけるように前記第1案内部よりも上流域で付勢させるように、前記カソードガス流路の流れ方向において前記第1案内部よりも上流域に位置している燃料電池装置。
  4. 請求項1〜3のうちの一項において、前記改質器の前記上壁は平坦状をなしている燃料電池装置。
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