JP2013191260A - 端子部構造、フレキシャ、及びヘッド・サスペンション - Google Patents

端子部構造、フレキシャ、及びヘッド・サスペンション Download PDF

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Abstract

【課題】端子面と導電性接着部材との電気的接続の安定性及び接続強度を向上することが可能な端子部構造を提供する。
【解決手段】金属層47a上に絶縁層49aを介して配線層51aが積層され、金属層47aに対向する圧電素子17の電極31aに対し導電性接着剤61を介して配線層51aが導通接続される端子部構造であって、絶縁層49aに積層方向に貫通形成された絶縁層孔67aと、絶縁層孔67a内を挿通して配線層51aと金属層47aとの間を導通接続するグランド・ビア65とを備え、金属層47aの表面55を、圧電素子17の電極31aに導電性接着剤61を介して接着される端子面59とした。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧電素子の電極に対する導電性接着部材を用いた接続に関わる端子部構造、フレキシャ、及びヘッド・サスペンションに関する。
近年、情報機器の小型化、精密化が急速に進展し、微小距離での位置決め制御が可能なマイクロ・アクチュエータの需要が高まっている。例えば、光学系の焦点補正や傾角制御、インクジェット・プリンタ装置、磁気ディスク装置のヘッド・アクチュエータ等の技術分野での要請がある。
磁気ディスク装置では、単位長さあたりのトラック数 (TPI : Track Per inch)を増大して記憶容量を大きくしているため、トラックの幅が益々狭くなっている。
このため、トラック幅方向の磁気ヘッド位置決め精度の向上が必要となり、微細領域で高精度の位置決めが可能なアクチュエータが望まれていた。
こうした要請に応える技術としては、例えば特許文献1のように、いわゆるデュアル・アクチュエータ方式のヘッド・サスペンションがある。このヘッド・サスペンションは、キャリッジを駆動するボイス・コイル・モータの他に、ベース・プレートとロード・ビームとの間に圧電素子が設けられている。
従って、デュアル・アクチュエータ方式のヘッド・サスペンションでは、ボイス・コイル・モータによる旋回駆動に加え、圧電素子の給電状態に応じた変形によりロード・ビームを介して先端のヘッド部をスウェイ方向へ微少移動させることができる。これにより、磁気ヘッドの位置決めを高精度に行うことができる。
こうしたデュアル・アクチュエータ方式においては、圧電素子に対してロード・ビームに支持されたフレキシャを介して給電が行われる。フレキシャと圧電素子との間は、導電性接着剤(導電性接着部材)により導通接続されており、フレキシャには、このための端子部構造が採用される。
図19は、従来の端子部構造を採用したフレキシャの端子部を示している。
端子部201は、金属層203上に絶縁層205を介して配線層207が積層され、金属層203が圧電素子209の電極211に対向する。金属層203及び絶縁層205には、貫通孔213が設けられ、貫通孔213内には、配線層207を圧電素子209の電極211に対して露出させた端子面215が形成されている。
端子面215は、端子部201と圧電素子209との間の導電性接着剤217が貫通孔213を介して接着され、端子部201の配線層207と圧電素子209の電極211とを導通させる。
しかしながら、従来の端子部201の構造(端子部構造)は、配線層207の端子面215が貫通孔213で露出した部分に制限される、つまり導電性接着剤217に対する接続面積が貫通孔213によって制限されていた。
このため、従来の端子部構造では、導電性接着剤217に対する端子面215の電気的接続が不安定になり、接続強度自体も低下していた。
例えば、電気的接続に関しては、端子面215と導電性接着剤217との導通を確認しながら熱等のストレスを付加すると、一時的に導通が途切れ、ストレスを除去すると再度導通が確認されるように不安定なることが確認されている。
これは、端子面215に金めっきを施して導電性接着剤217に対する電気的接続性を向上させても同様の結果となる。
また、接続強度に関しては、導電性接着剤217の端子面215に対する剥離試験を行うと、導電性接着剤217が凝縮破壊するのではなく端子面215との境界において境界破壊を起こすことが多い。つまり、端子面215の導電性接着剤217に対する接続強度が低いことが確認されている。
このように従来の端子部構造では、端子面215と導電性接着剤217との電気的接続の安定性及び接続強度に限界があった。
特開2010-086649号公報
解決しようとする問題点は、端子面と導電性接着部材との電気的接続の安定性及び接続強度に限界があった点である。
本発明は、端子面と導電性接着部材との電気的接続の安定性及び接続強度を向上するために、金属層上に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属層に対向する圧電素子の電極に対し導電性接着部材を介して前記配線層が導通接続される端子部構造であって、前記絶縁層に前記積層方向に貫通形成された絶縁層孔と、前記絶縁層孔内を挿通して前記配線層と前記金属層との間を導通接続する導通部とを備え、前記金属層の表面を、前記圧電素子の電極に前記導電性接着部材を介して接着される端子面としたことを最も主な特徴とする。
本発明によれば、圧電素子の電極に対し金属層の表面全体を対向させて端子面とすることができ、導電性接着剤に対する端子面の接続面積を拡大して、その電気的接続の安定性及び接続強度の向上を図ることができる。
圧電素子の電気的接続構造を採用したヘッド・サスペンションを示す概略平面図である(実施例1)。 図1のヘッド・サスペンションの背面側から見た斜視図である(実施例1)。 フレキシャの端子部周辺を示す一部省略斜視図である(実施例1)。 図4のフレキシャを反転した一部省略斜視図である(実施例1)。 図1の端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に係る断面図である(実施例1)。 変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例1)。 端子部を拡大して示し、(a)は図1のV−V線矢視に対応する断面図、(b)は(a)の要部拡大断面図である(実施例2)。 端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例4)。 端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例5)。 変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例5)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例5)。 端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は断面図である(従来例)。
端子面と導電性接着部材との電気的接続の安定性及び接続強度を向上するという目的を、絶縁層に貫通形成した絶縁層孔内を介して配線層と絶縁層との間を導通接続し、金属層の表面を端子面とすることで実現した。
端子面には、金めっき層を形成することが好ましい。
さらに好ましくは、金めっき層が金属層の表面を部分的に露出させる。
部分的に露出させるには、金メッキ層をフラッシュめっき等によって形成したり、或いは金めっき層を金属層の表面に部分的に形成すること等が考えられる。
また、端子面には、端子部の積層方向の凹部を有するのが好ましい。
凹部は、金属層に形成された凹部や、少なくとも金属層に貫通形成された凹部形成孔によって形成すること等が考えられる。
凹部形成孔の場合は、金属層及び絶縁層を貫通させたり、或いは金属層、絶縁層、及び配線層を貫通させることも可能である。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
[ヘッド・サスペンションの概略構成]
図1は本発明の実施例1に係る端子部構造を採用したフレキシャ及びこれを備えたヘッド・サスペンションを示す概略平面図、図2は図1のヘッド・サスペンションの背面側から見た斜視図である。
図1及び図2のように、ヘッド・サスペンション1は、基部3にロード・ビーム5が支持され、ロード・ビーム5の先端側で情報の読み書き用のヘッド部7を支持している。
基部3は、ステンレスなど導電性のべース・プレート9に、ステンレスなど導電性の補強プレート11の基端側を重ねてレーザー溶接などで結合されている。
べース・プレート9は、ボス部13を一体に備え、ボス部13を介してキャリッジ(図示せず)に取り付けられる。従って、ヘッド・サスペンション1は、キャリッジがボイス・コイル・モータ(図示せず)によって駆動されることで、全体して旋回駆動される。
補強プレート11の先端には、ロード・ビーム5の結合部15が形成されている。結合部15に対する基端側には、圧電素子17の取付部19が形成されている。
取付部19には、圧電素子17を配置する開口部21が形成され、開口部21内にエッチング処理等による取付フランジ23,25が備えられている。この開口部21内には、圧電素子17が非導電性接着剤により固定されている。開口部21のスウェイ方向両側には、可撓部27,29が設けられている。
圧電素子17は、矩形の圧電セラミック、例えば矩形のPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなる。圧電素子17の一側面には、金メッキにより共通の電極31aが形成され、他側面には、金メッキにより一対の電極31b,31cが形成されている。
この圧電素子17は、基部3とロード・ビーム5との間に設けられて電極31a,31b,31cを介した電圧の印加状態に応じて変形し、ロード・ビーム5を介しヘッド部7を基部3に対してスウェイ方向に微少移動させる。
これにより、ヘッド・サスペンション1では、ボイス・コイル・モータによる旋回駆動と圧電素子17による微小駆動とを行わせることができる。
なお、電極31b,31cは、導電性接着剤32によって補強プレート11に対して接地され、電極31aは、後述するフレキシャ45の端子部53に接続されている。
ロード・ビーム5は、基部3の結合部15にレーザー溶接等で結合され、情報の書き込み,読み取りを行う先端側のヘッド部7に負荷荷重を与える。具体的には、ロード・ビーム5は、例えばステンレス鋼薄板で形成され、剛体部33とばね部35とを含んでいる。
ばね部35は、窓37により二股に形成されて厚み方向の曲げ剛性を低下させている。このばね部35の基端が、基部3側の結合部15に結合される被結合部39となっている。
剛体部33は、ばね部35から先端側に延設されて、その幅方向両縁には、レール部41,43が箱曲げにより板厚方向に立ち上げ形成されている。
剛体部33の先端には、フレキシャ45を介してヘッド部7のスライダが支持されている。
[フレキシャ]
図3は、フレキシャの端子部周辺を示す一部省略斜視図、図4は、図3のフレキシャを反転した一部省略斜視図である。なお、図3及び4のフレキシャは、図1、図2のフレキシャと若干形状は異なるが、基本的には同構造である。
フレキシャ45は、金属層47と、金属層47上の絶縁層49と、絶縁層49上の配線層51とからなっている。なお、配線層51上は、図示しないカバー絶縁層によって被覆されるが、このカバー絶縁層は、省略することも可能である。
金属層47は、ばね性を有する薄いステンレス鋼圧延板(SST)などの導電性薄板からなり、その厚みは、例えば10〜25μm程度に設定されている。
絶縁層49は、ポリイミド等の絶縁性材料からなり、その厚みは、例えば5〜15μm程度に設定されている。
配線層51は、所定のパターンに形成され、その厚みは、例えば8〜15μm程度に設定される。配線層51は、そのパターンの一端がヘッド部7のスライダに導通接続され(図1参照)、パターンの他端が外部接続用の端子部(図示せず)に接続されている。
このようなフレキシャ45には、その中間部に圧電素子17の電極31aに対する端子部53が形成されている。端子部53は、その周辺部において金属層47が除去されることで区画される。なお、金属層47の除去は、エッチング等によって行われる。この端子部53には、本実施例の端子部構造が適用されている。
[端子部構造]
図5は、図1の端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に係る断面図である。
端子部53は、図5のように、フレキシャ45同様、金属層47a上の絶縁層49aを介して配線層51aが積層されて構成されている。
端子部53の金属層47aは、円板形状に形成されており、フレキシャ45本体部分の金属層47から切り離されている。金属層47aは、圧電素子17の電極31aに対向配置されている。
金属層47aの表面55は、全体として金めっき層57によって覆われた端子面59を形成している。この端子面59と圧電素子17の電極31aとの間が、銀ペースト等の導電性接着剤(導電性接着部材)61を介して接着される。
なお、導電性接着剤に代えて、はんだ、等方性導電性テープ、或いは異方性導電性テープ等を導電性接着部材として用いることも可能である。
絶縁層49aは、金属層47aよりも小径の円板形状に形成されて、配線層51aは、絶縁層49aよりも小径の円板形状に形成されている。これらの絶縁層49a及び配線層51aは、金属層47aと同心上に配置されている。
かかる端子部53には、ビア・ホール63と、導通部であるグランド・ビア65とが設けられている。
ビア・ホール63は、絶縁層孔67及び配線層孔69からなる。絶縁層孔67は、断面円形の孔からなり、絶縁層49aの中心部に積層方向に貫通形成されている。この絶縁層孔67には、配線層孔69が連通している。配線層孔69は、絶縁層孔67と略同一断面の孔からなり、配線層51aの中心部に積層方向に貫通形成されている。これらの絶縁層孔67及び配線層孔69内には、グランド・ビア65が形成されている。
グランド・ビア65は、例えばニッケルめっき等で形成され、ビア・ホール63の配線層孔69から絶縁層孔67にわたって充填された導電材からなる。これにより、グランド・ビア65は、ビア・ホール63に対応した円柱形状となる。
グランド・ビア65の端面71は、ビア・ホール63を介して金属層47aの背面73に固着し、その外周面は、ビア・ホール63(絶縁層孔67及び配線層孔69)の内周面に固着している。
また、金属層47aに対する反対側には、ビア・ホール63外に突出する突出部79が形成されている。突出部79には、周回状のフランジ部81が形成され、フランジ部81は、配線層51aの表面83に固着している。
従って、端子部53の金属層47aは、グランド・ビア65を介して配線層51aに対して導通接続されている。かかる構成により、上記のように金属層47aの表面55を端子面59として機能させることができる。
[実施例1の効果]
本実施例では、金属層47a上に絶縁層49aを介して配線層51aが積層され、金属層47aに対向する圧電素子17の電極31aに対し導電性接着剤61を介して配線層51aが導通接続される端子部構造であって、絶縁層49aに積層方向に貫通形成された絶縁層孔67aと、絶縁層孔67a内を挿通して配線層51aと金属層47aとの間を導通接続するグランド・ビア65とを備え、金属層47aの表面55を、圧電素子17の電極31aに導電性接着剤61を介して接着される端子面59としている。
このため、本実施例では、圧電素子17の電極31aに対し金属層47aの表面55全体を対向させて端子面59とすることができ、従来のような端子面59の確保に対する制限がない。
従って、導電性接着剤61に対する端子面59の接続面積を拡大することができ、その電気的接続を安定させることができると共に接続強度を向上することができる。
本実施例では、配線層51aが絶縁層孔67に対応して貫通形成された配線層孔69を備え、グランド・ビア65が配線層孔69から絶縁層孔67にわたって充填された導電材からなっている。
従って、配線層孔69から絶縁層孔67を介してグランド・ビア65を容易且つ確実に形成することができる。
本実施例の金属層47aは、孔等を有しない円板形状(板状)であるため、端子部53の全体としての強度を向上することができる。
加えて、絶縁層49aが金属層47aよりも小径の円板形状に形成されて、配線層51aが絶縁層49aよりも小径の円板形状に形成され、これらの絶縁層49a及び配線層51aが金属層47aと同心上に配置されている。
このため、本実施例では、端子面59の接続面積を拡大と端子部53の剛性確保とを確実に行わせることができる。
かかる端子部構造を有するフレキシャ45は、圧電素子17に対する給電を安定して確実に行わせることができる。
このフレキシャ45を有するヘッド・サスペンション1は、圧電素子17を安定して変形させることができ、ヘッド部7の微小駆動を安定して行わせることができる。
[変形例]
上記実施例1では、端子部53の端子面59に金めっき層57を形成していたが、これを図6のように省略することも可能である。すなわち、図6の変形例では、端子部53の金属層47aの表面55自体が端子面59を構成している。
かかる変形例においても、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができる。加えて、端子面59は、金属層47aの表面55自体からなるので、導電性接着剤61の食い付き性を向上して接続強度を向上することができる。
図7は、本発明の実施例2に係る端子部を拡大して示し、(a)は断面図、(b)は(a)の要部拡大断面図である。なお、本実施例では、上記実施例1と基本構成が共通するため、対応する構成部分に同符号又は同符号にAを付したものを用いて重複した説明を省略する。
本実施例は、上記実施例1に対し、金属層47Aaの表面55Aを部分的に露出させるように金めっき層57Aを形成したものである。
具体的には、金めっき層57Aをフラッシュめっき又は拡散処理されためっきから形成する。フラッシュめっきは、厚みが薄く設定されためっきであり、例えば0.1ミクロン以下の厚みを有する。この厚みにより、フラッシュめっきは、多くのピンホールを有する。
一方、拡散処理されためっきは、例えば熱をかけることで表面拡散処理がなされ、ピンホールを介して下地の金属を露出させるものである。
本実施例では、これらのめっきを利用し、図7のように金めっき層57Aのピンホール85から金属層47Aaの表面55Aを部分的に露出させている。すなわち、本実施例の端子面59Aは、金めっき成分と金属層成分とが混在する状態となる。
かかる実施例2では、端子面59Aは、金めっき成分と金属層成分とが混在する状態となるので、金めっき成分による電気的接続性の向上を図りながら、金属層成分による導電性接着剤61の接続強度の向上を図ることができる。
さらに、本実施例では、金めっき層57Aのピンホール85によって端子面59Aを粗面化することができ、より確実に導電性接着剤61の接続強度の向上を図ることができる。
図8は、本発明の実施例3に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である。なお、本実施例は、上記実施例1及び2と基本構成が共通するため、対応する構成部分に同符号又は同符号にBを付したものを用いて重複した説明を省略する。
本実施例は、図8のように、上記実施例2と同様に金属層47aの表面55を部分的に露出させるものである。
ただし、上記実施例2では、金めっき層57Aの特性によって金属層47Aaの表面55Aを部分的に露出させていたのに対し、本実施例では、金めっき層57Bが金属層47aの表面55に部分的に形成されている。
具体的には、金めっき層57Bは、金属層47aよりも小径の円板形状に形成され、且つ金属層47Baに同心上に配置されている。なお、本実施例では、金めっき層57Bが絶縁層49aと略同径となっている。
かかる構成により、金めっき層57Bは、金属層47aの外周縁部87を除く中心部に対して部分的に設けられている。換言すると、金属層47aは、その外周縁部87において、表面55が露出して金めっき層57Bと共に端子面59Bを構成している。
なお、金めっき層57Bの部分的な形成は、金めっき実施時にマスキングをする方法や金属層47の表面55に全体的な金めっきを実施した後にレーザー照射等によって金めっきを飛ばす方法等がある。
また、金めっき層57Bは、実施例2の金めっき層57Aと同様に、フラッシュめっき又は拡散処理されためっきから形成してもよい。
かかる実施例3でも、端子面59Bが金めっき成分と金属層成分とが混在する状態となるので、実施例2と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施例では、端子面59Bの外周縁部に金属層成分が位置するので、より確実に接続強度を向上することができる。
[変形例]
本実施例の端子部53Bは、例えば図9〜図14のように、金めっき層57Bの平面形状を変更することが可能である。なお、金めっき層57Bの平面形状は、各種の形状が採用できるため、そのバリエーションの一部を図9〜図14に示す。
図9の変形例では、金めっき層57Bが複数の円板状のめっき部89a〜89eを十字に配置することで構成されている。
具体的には、めっき部89a〜89eが、それぞれグランド・ビア65と略同径に形成され、中央のめっき部89aが、グランド・ビア65に対して積層方向で同心上に位置し、他のめっき部89〜89eがめっき部89aの周囲に90度毎に配置されている。
ただし、めっき部は、金属層47aの表面55に複数配置できれば良く、その個数や平面形状等は任意である。例えば、めっき部は、矩形板状にしたり或いはグランド・ビア65よりも大径又は小径の円板形状にすることも可能である。
図10の変形例では、金めっき層57Bが十字状に形成されており、図9のめっき部89a〜89eを一体に連続させたものに対応する。
図11の変形例では、金めっき層57Bが複数の周回状のめっき部89a〜89cを同心上に配置することで構成されている。
具体的には、めっき部89a〜89cが径の異なる周回円状に形成され、これらを同心上に配置している。中間部のめっき部89bは、その幅が他のめっき部89a及び89cよりも広くなっている。なお、めっき部は、例えば矩形枠状に形成しても良い。
図12の変形例では、金めっき層57Bが複数の円形状の露出部91a〜91eを十字に配置することで構成されている。
すなわち、図12の変形例は、図9のめっき部89a〜89eに代えて金属層47が露出する露出部91a〜91eを形成し、残りを金めっき層57Bとしたものである。なお、露出部は、図9と同様、その個数や平面形状等は任意である。
図13の変形例は、金めっき層57Bが複数本の直線状のめっき部89a〜89gを並行に配置することで構成されている。なお、めっき部は、波線状に形成することも可能である。
図14の変形例は、金めっき層57Bが格子状に形成されたものである。なお、金めっき層57Bは、格子の数、大きさ、形状等を変更してもよい。
かかる図9〜図14の変形例においても、金めっき成分と金属層成分とを混在させることができ、上記実施例3と同様の作用効果を奏することができる。
図15は、本発明の実施例4に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である。なお、本実施例は、上記実施例1と基本構成が共通するため、対応する構成部分に同符号又は同符号にCを付したものを用いて重複した説明を省略する。
本実施例では、実施例1の配線層51aとは別体のグランド・ビア65に代えて、配線層51Caに一体のグランド・ビア65Cを設けている。
グランド・ビア65Cは、配線層51Caを絶縁層孔67に沿って屈曲形成したものである。この屈曲形成により、グランド・ビア65Cは、配線層51Caから一体に延設されている。なお、グランド・ビア65Cは、金属層47aに対する反対側に凹部93を備えている。
このグランド・ビア65Cの形成は、フレキシャ45の配線層51と共に行わせることができる。具体的には、端子部53Cの絶縁層49aに絶縁層孔67を形成しておき、この状態でフレキシャ45の配線層51をめっき処理等で形成すれば、端子部53Cの配線層51Caと共にグランド・ビア65Cが形成されることになる。
なお、本実施例では、実施例1の変形例のように金めっき層を省略しているが、実施例1〜3と同様の金めっき層を備えていても良い。
かかる実施例4では、上記実施例1と同様の作用効果を奏することができるのに加え、グランド・ビア65Cを追加工程なく容易且つ確実に形成することができる。
図16は、本発明の実施例5に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である。なお、本実施例は、上記実施例3と基本構成が共通するため、対応する構成部分に同符号又は同符号にCを付したものを用いて重複した説明を省略する。
本実施例では、図16のように、端子面59Dに積層方向の凹部94を形成したものである。
具体的には、端子部53Dの基端側(フレキシャ本体部側)にグランド・ビア65Dを偏らせて設け、端子部53Dの中央部において端子面59Dの凹部94を形成している。
なお、グランド・ビア65Dの偏りは、金属層47Da、絶縁層49Da、配線層51Daが、それぞれ端子部53Dの基端側に膨出する膨出部95,97,99を備えることで実現している。また、グランド・ビア65D及びその周辺構造は、実施例1又は実施例4と同様にすることができる。
端子面59Dの凹部94は、金属層47Daに貫通形成された断面円形の凹部形成孔101からなる。凹部形成孔101は、絶縁層49Dの絶縁層孔67Dに対して変位した位置に設けられ、絶縁層孔67Dに連通しないようになっている。
この凹部形成孔101の内部では、金属層47Daの金めっき層57Dの一部が入り込み、内周面が金めっき層57Dによって覆われている。なお、金めっき層57Dは、図8の実施例3のように、金属層47Daの外周縁部87Dを除く部分に形成されている。ただし、金めっき層57Dを省略することも可能である。
本実施例では、組付作業時に、端子部53Dの凹部94内に導電性接着剤61を保持させておき、この状態で端子部53Dを圧電素子17に対して接着することができる。
このように、本実施例では、端子面59Dの凹部94を導電性接着剤61の溜まりとして作用させることができ、端子部53Dの圧電素子17に対する接着工程を容易に行わせることができる。
また、凹部94の存在により、端子面59Dの導電性接着剤61に対する接合強度を向上することができる。
その他、上記実施例3と同様の作用効果を奏することができる。
[変形例]
本実施例の端子部53Dは、例えば図17及び図18のように、凹部形成孔101の断面形状を変更することが可能である。
図17の変形例では、凹部形成孔101が金属層47Da及び絶縁層49Daに貫通形成されている。これにより、凹部形成孔101内に配線層51Daが露出している。
本変形例では、その配線層51Daの配線露出部105が凹部形成孔101の内周面103と共に金めっき層57Dのよって覆われている。これにより、グランド・ビア65Dに加え、別ルートで金めっき層57Dによっても配線層51Da及び絶縁層49Daが導通接続された構成となっている。ただし、金めっき層57Dを省略することも可能である。
かかる変形例においても、上記実施例5と同様の作用効果を奏することができる。加えて、金めっき層57Dによっても配線層51Da及び金属層47Daが導通接続されているので、より電気的接続性を向上することができる。
図18の変形例では、凹部形成孔101が金属層47Da、絶縁層49Da、配線層51Daに貫通形成されている。
本変形例では、凹部形成孔101の内周面から配線層51Daの表面83Dにわたって金めっき層57Dにより覆われている。これにより、本変形例においても、グランド・ビア65Dに加え、金めっき層57Dによって配線層51Da及び金属層47Daが導通接続された構成となっている。ただし、金めっき層57Dを省略することも可能である。
かかる変形例では、端子部53Dを圧電素子17に対向させた状態で、凹部形成孔101を介して配線層51Da側から導電性接着剤61を充填することができ、より容易に端子部53Dの圧電素子17に対する接着工程を容易に行わせることができる。
加えて、導電性接着剤61を配線層51Da上にも位置させることで、より確実に導電性接着剤61による接続強度を向上することができる。
その他、上記実施例5と同様の作用効果を奏することができる。
[その他]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく各種の変更が可能である。
例えば、実施例及び変形例に示す金めっき層及び凹部は、上記組み合わせの他、適宜組み合わせの構成を採用することが可能である。
また、実施例5では、グランド・ビアと凹部の位置との位置を相互に連通しない範囲で適宜変更するが可能である。
実施例1〜4のグランド・ビアも、配線層と金属層とを導通接続できる範囲で位置を適宜変更することが可能である。
また、ビア・ホール63(配線層孔69から絶縁層孔67)は、それぞれ配線層51a及び絶縁層49aを積層方向で貫通していればよく、積層方向に沿って設けられる必要はない。従って、ビア・ホール63(配線層孔69から絶縁層孔67)は、積層方向に対して傾斜していても、結果として配線層51a及び絶縁層49aを積層方向で貫通していればよい。
1 ヘッド・サスペンション
3 基部
5 ロード・ビーム
7 ヘッド部
17 圧電素子
31c 電極
45 フレキシャ
47a 金属層
49a 絶縁層
51a 配線層
53 端子部
55 表面(金属層)
57 金めっき層
59 端子面
61 導電性接着剤
67 絶縁層孔
69 配線層孔
94 凹部
101 凹部形成孔
端子部構造を採用したヘッド・サスペンションを示す概略平面図である(実施例1)。 図1のヘッド・サスペンションの背面側から見た斜視図である(実施例1)。 フレキシャの端子部周辺を示す一部省略斜視図である(実施例1)。 図4のフレキシャを反転した一部省略斜視図である(実施例1)。 図1の端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に係る断面図である(実施例1)。 変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例1)。 端子部を拡大して示し、(a)は図1のV−V線矢視に対応する断面図、(b)は(a)の要部拡大断面図である(実施例2)。 端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例3)。 端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例4)。 端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例5)。 変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例5)。 他の変形例に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である(実施例5)。 端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は断面図である(従来例)。
端子面と導電性接着部材との電気的接続の安定性及び接続強度を向上するという目的を、絶縁層に貫通形成した絶縁層孔内を介して配線層と金属層との間を導通接続し、金属層の表面を端子面とすることで実現した。
従って、端子部53の金属層47aは、グランド・ビア65を介して配線層51aに対して導通接続されている。かかる構成により、上記のように金属層47aの表面55を端子面59として機能させることができる。
[実施例1の効果]
本実施例では、金属層47a上に絶縁層49aを介して配線層51aが積層され、金属層47aに対向する圧電素子17の電極31aに対し導電性接着剤61を介して配線層51aが導通接続される端子部構造であって、絶縁層49aに積層方向に貫通形成された絶縁層孔67と、絶縁層孔67内を挿通して配線層51aと金属層47aとの間を導通接続するグランド・ビア65とを備え、金属層47aの表面55を、圧電素子17の電極31aに導電性接着剤61を介して接着される端子面59としている。
図16は、本発明の実施例5に係る端子部を拡大して示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は図1のV−V線矢視に対応する断面図である。なお、本実施例は、上記実施例3と基本構成が共通するため、対応する構成部分に同符号又は同符号にを付したものを用いて重複した説明を省略する。
本変形例では、その配線層51Daの配線露出部105が凹部形成孔101の内周面103と共に金めっき層57Dよって覆われている。これにより、グランド・ビア65Dに加え、別ルートで金めっき層57Dによっても配線層51Da及び金属層4Daが導通接続された構成となっている。ただし、金めっき層57Dを省略することも可能である。

Claims (13)

  1. 金属層上に絶縁層を介して配線層が積層され、前記金属層に対向する圧電素子の電極に対し導電性接着部材を介して前記配線層が導通接続される端子部構造であって、
    前記絶縁層に前記積層方向に貫通形成された絶縁層孔と、
    前記絶縁層孔内を挿通して前記配線層と前記金属層との間を導通接続する導通部とを備え、
    前記金属層の表面を、前記圧電素子の電極に前記導電性接着部材を介して接着される端子面としたことを特徴とする端子部構造。
  2. 請求項1記載の端子部構造であって、
    前記端子面に金めっき層を形成した、
    ことを特徴とする端子部構造。
  3. 請求項2記載の端子部構造であって、
    前記金めっき層は、前記金属層の表面を部分的に露出させる、
    ことを特徴とする端子部構造。
  4. 請求項3記載の端子部構造であって、
    前記金めっき層は、フラッシュめっき又は拡散処理がなされためっきからなる、
    ことを特徴とする端子部構造。
  5. 請求項3又は4記載の端子部構造であって、
    前記金めっき層は、前記金属層の表面に部分的に形成される、
    ことを特徴とする端子部構造。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の端子部構造であって、
    前記端子面が前記積層方向の凹部を有する、
    ことを特徴とする端子部構造。
  7. 請求項6記載の端子部構造であって、
    前記凹部は、少なくとも前記金属層に貫通形成され前記絶縁層の絶縁層孔に対して変位した位置に配置された凹部形成孔かなる、
    ことを特徴とする端子部構造。
  8. 請求項7記載の端子部構造であって、
    前記凹部形成孔は、前記金属層及び前記絶縁層を貫通する、
    ことを特徴とする端子部構造。
  9. 請求項7又は8記載の端子部構造であって、
    前記凹部形成孔は、前記金属層、前記絶縁層、及び前記配線層を貫通する、
    ことを特徴とする端子部構造。
  10. 請求項1〜9の何れかに記載の端子部構造であって、
    前記導通部は、前記配線層から一体に延設される、
    ことを特徴とする端子部構造。
  11. 請求項1〜9の何れかに記載の端子部構造であって、
    前記配線層は、前記絶縁層孔に対応して貫通形成された配線層孔を備え、
    前記導通部は、前記配線層孔から前記絶縁層孔にわたって充填された導電材からなる、
    ことを特徴とする端子部構造。
  12. 請求項1〜11の何れかに記載の端子部構造を備えヘッド・サスペンションに取り付けられた圧電素子に対する給電を行うことを特徴とするフレキシャ。
  13. 請求項12記載のフレキシャを備えたヘッド・サスペンションであって、
    基部にロード・ビームを介して情報読み書き用のヘッド部を支持し、
    前記フレキシャは、前記ロード・ビームに支持され、
    前記圧電素子は、前記基部と前記ロード・ビームとの間に設けられて前記フレキシャからの電圧の印加状態に応じて変形し前記ロード・ビームを介し前記ヘッド部を前記基部に対してスウェイ方向に微少移動させる、
    ことを特徴とするヘッド・サスペンション。
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