JP2013189864A - 蒸気弁およびその駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸気弁の弁ケーシングおよび弁棒からの放射熱や漏洩蒸気の熱が弁駆動装置に伝達されるのを防止するとともに、弁棒の変形を防止したものである。
【解決手段】蒸気タービンの入口側に蒸気止め弁11および蒸気加減弁12を設置し、蒸気止め弁11および蒸気加減弁12の弁体16を弁棒23を介して駆動させる油圧作動の弁駆動装置を備えた蒸気弁10である。この蒸気弁10は、弁駆動装置24と弁棒23とを接続する弁棒カップリング35を設け、この弁棒カップリング35に遮熱板40を設け、この遮熱板40で弁ケーシング13および弁棒23から弁駆動装置24への放熱を防止する熱遮蔽構造を構成したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発電プラント向け蒸気タービン用の蒸気弁およびその駆動装置に関する。
火力発電所等の発電プラントにおいて、蒸気タービン入口に設置される蒸気弁は、弁体と弁座の隙間、即ち弁開度を変化させることにより、蒸気タービンに流入する蒸気流量を調節している。蒸気弁は蒸気タービンの速度・負荷および原子力タービンに在っては更に蒸気タービン入口圧力を制御する重要な弁であり、充分な信頼性が要求される。
発電プラントでは、エネルギ資源の枯渇および昨今のCO排出を主体とした地球環境問題・電力自由化等の社会的背景を踏まえて、エネルギ資源の有効活用の面から発電プラントの高効率化や高性能化が求められている。
発電プラントの高性能化および高効率化のために、ボイラーで発生した蒸気を如何に効率良く蒸気タービンにて運動エネルギに変換するかが最重要課題となり、注目を浴びている。特に、タービン効率の向上化のために、蒸気タービンへ流入する蒸気の高温化が着目されている。
蒸気条件を高温化すると、高温化した蒸気に耐えられる金属材料を用いた蒸気弁を蒸気タービン入口側に採用し、かつ、蒸気弁を外部から弁駆動させる駆動装置が必要となる(特許文献1)。
しかし、蒸気弁の駆動装置は蒸気条件の高温化に伴い、蒸気弁からの放射熱や熱伝達により、高温に晒されることになる。
特開2010−121523号公報 特開2001−124890号公報
蒸気温度の高温化は、蒸気タービンの性能や効率の向上に大きく寄与するものであるが、蒸気弁にとっては、高温の蒸気が流入することにより、従来の材料構成では、材料の劣化が進み、使用寿命が短くなる問題がある。
特に、蒸気弁の駆動装置に用いられる油圧シリンダは、蒸気弁を制御するための精密機器であり、高温状態に長時間晒されることは好ましくない。油圧シリンダは蒸気弁への流入蒸気に直接接触することはないが、蒸気弁の近くに設置される。このため、流入蒸気に直接接触する弁棒や、蒸気弁の弁ケーシングや弁蓋からの放射熱や、弁棒と弁棒ブッシュの間隙から漏洩蒸気に蒸気弁の駆動装置が晒されることになる。
また、蒸気弁は蒸気温度と大気温度の差に起因して弁棒に温度差が生じ、この弁棒の温度差に基づいて弁棒に変形が生じる。また、蒸気タービンの高効率化や高性能化のために、流入蒸気温度が高くなれば、蒸気弁の駆動装置を構成する油圧シリンダは放射熱や漏洩蒸気の熱影響を受けて温度が上昇し、信頼性や円滑な作動を損ねたり、蒸気弁の弁棒に温度差による変形が生じて、蒸気タービンの信頼性が損なわれる問題があった。
本発明は、上述した事情を考慮し、蒸気弁の弁ケーシングおよび弁棒からの放射熱や漏洩蒸気の熱が弁駆動装置に伝達されるのを防止するとともに、弁棒の変形を防止して弁駆動装置の信頼性や弁駆動の安定性を向上させた蒸気弁およびその駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、蒸気弁の作動の信頼性と安定性を向上させて蒸気タービンのタービン性能やタービン効率を向上させることができる蒸気弁およびその駆動装置を提供する。
本発明に係る蒸気弁は、上述した課題を解決するために、蒸気タービンの入口側に蒸気止め弁および蒸気加減弁を設置し、前記蒸気止め弁および蒸気加減弁の弁体を弁棒を介して駆動させる油圧作動の弁駆動装置を備えた蒸気弁において、前記弁駆動装置と前記弁棒とを接続する弁棒カップリングを設け、前記弁棒カップリングに遮熱板を設け、前記遮熱板で弁ケーシングおよび弁棒から前記弁駆動装置への放熱を防止する熱遮蔽構造を構成したことを特徴とする蒸気弁を提供するものである。
また、本発明に係る蒸気弁の駆動装置は、上述した課題を解決するために、蒸気弁の弁ケーシングあるいは弁蓋上に設置されたヨークに、油圧駆動の油圧シリンダが設けられた弁駆動装置が固定され、前記油圧シリンダを前記蒸気弁の弁棒に連結する弁棒カップリングが設けられ、前記弁棒カップリングに遮熱板を設け、前記遮熱板で前記弁ケーシングおよび前記弁棒から前記弁駆動装置への放熱を防止する熱遮蔽構造が構成されたことを特徴とする蒸気弁の駆動装置を提供するものである。
本発明においては、熱遮蔽構造により蒸気弁や弁棒からの弁駆動装置への放熱を防止し、弁棒の熱変形を有効的に防止することができ、弁駆動装置の信頼性を向上させ、弁駆動の安定性を長期に亘り維持することができる。したがって、蒸気タービンのタービン性能やタービン効率を向上させることができる。
蒸気弁およびその駆動装置の実施形態を縦断面で示す構成図。 蒸気弁およびその駆動装置の第1実施形態を示す構成図。 蒸気弁およびその駆動装置の第1実施形態の変形例を示す構成図。 (A)は図3を拡大して示す構成図、(B)は図4(A)のIV−IV線に沿う弁棒カップリングの平面図。 蒸気弁およびその駆動装置の第2実施形態を示す構成図。 図5のA部を拡大して示す断面図。 蒸気弁およびその駆動装置の第3実施形態を示す構成図。 図7のB部を拡大して示す断面図。 蒸気弁およびその駆動装置の第4実施形態を示す構成図。 (A)は図9のB部を拡大して示す断面図、(B)は図10(A)のX−X線に沿う平面図。 蒸気弁およびその駆動装置の第5実施形態を示す構成図。 蒸気弁およびその駆動装置の第6実施形態を示す構成図。 蒸気弁およびその駆動装置の第7実施形態を示す構成図。 蒸気弁およびその駆動装置の第8実施形態を示す構成図。 蒸気弁およびその駆動装置の第9実施形態を示す構成図。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
本実施形態は、発電プラントの蒸気流路に設けられる蒸気弁10およびその駆動装置に関するものである。図1に示す蒸気弁10は、火力発電プラントの再熱蒸気流路に設けられる再熱弁の例である。蒸気弁10は、図示しない蒸気タービンの入口側に流入蒸気量を制御する蒸気加減弁11と蒸気止め弁12とが対向して設けられる。蒸気加減弁11および蒸気止め弁12の一点鎖線位置は開弁状態をそれぞれ示すものである。なお、蒸気止め弁12は常開弁であるが、図示例では閉じた状態を示している。蒸気加減弁11と蒸気止め弁12は弁箱としての弁ケーシング13を共用しており、弁ケーシング13内に弁座14が設けられる。弁ケーシング13の上部には弁蓋25がボルト締め等で開閉自在に固定される。
弁ケーシング13内の弁座14に蒸気止め弁12の弁体15と蒸気加減弁11の弁体16がそれぞれ着座可能に設けられ、これらの弁体15および16は、弁座14を共用している。複合弁である弁体15および16は弁座14に着座することにより、弁ケーシング13内のチャンバを蒸気入口18に連通する流入側チャンバ19と蒸気出口(図示せず)に連通する流出側チャンバ20に区画している。
蒸気加減弁11の弁体16は、弁ケーシング13のチャンバ内に固定の弁体ガイド筒22に案内されて摺動しており、この弁体16に弁棒23が固定される。この弁棒23は弁蓋25を貫いて外部に突出し、その先端側が油圧駆動の弁駆動装置24に接続される一方、弁体ガイド筒22は弁蓋25の内側で固定され、弁ケーシング13内のチャンバに収納される。
また、蒸気止め弁12の弁体15は弁棒ガイド筒あるいは弁棒スリーブ26内のブッシュに案内されて摺動する弁棒27に固定される。この弁棒27も油圧駆動の弁駆動装置28に接続される。蒸気止め弁12の弁駆動装置28は蒸気加減弁11の弁駆動装置24とほぼ同じ構成を有するので、説明を省略する。
また、蒸気加減弁11の弁体16は弁座14側にガイド孔29が開口しており、このガイド孔29に蒸気止め弁12の弁体15が弁座14に進退自在に収容されて弁座14に着座して蒸気止め弁12が開閉駆動されるようになっている。また、弁ケーシング13内に固定されるフィルタ筒30が設けられている。
[第1の実施の形態]
図1は、蒸気弁10およびその駆動装置の第1実施形態を示す構成図である。
第1実施形態に示す蒸気弁10は、油圧駆動の弁駆動装置24(28)への熱伝達を防止する熱遮蔽構造を備えたものである。弁駆動装置24は、弁蓋25に設けられた支持脚構造のヨーク32上にボルト締め等の締結手段で固定されている。支持脚構造のヨーク32は下部の脚足部70が蒸気弁10の弁蓋25上に設置されている。
ここで、図2に示す蒸気弁10は、蒸気加減弁11の弁棒23が弁蓋25を貫いて上方に突出し、弁棒23の上端が弁駆動装置24の油圧シリンダ33にコネクタ34および弁棒カップリング35を介して作動連結されている。具体的には蒸気加減弁11の弁棒23は、弁蓋25に設けられたフランジ付ブッシュ36をスライド自在に貫いて突出している。フランジ付ブッシュ36は、ブッシュ押え37で押えられて固定されている。
また、蒸気加減弁11の弁棒23の上部に回転一体に設けられたコネクタ34は、油圧シリンダ33が駆動ロッドであるピストンロッド38に固定の弁棒カップリング35に連結されている。弁棒カップリング35は例えばC形状のカップリング部材で2分割構造に構成され、弁棒カップリング35とピストンロッド38のフランジ部との間にシム39と遮熱板40が挟持され、一体に締結される。この遮熱板40はシム39を介して弁棒カップリング35とピストンロッド38のフランジ部(ヘッド部)38aに挟持されて固定されている。遮熱板40は、カーボン、ステンレス鋼、クロムモリブデン鋼の遮熱材料でディスク状に構成される。抜け止めピン41がコネクタ34に連結して設けられ、弁棒カップリング35に嵌まって固定されている。
第1実施形態の熱遮蔽構造は、弁駆動装置24の油圧シリンダ33と弁棒23を接続する弁棒カップリング35とピストンロッド38の間に、遮蔽板40を挟み込むことによって蒸気弁10からの放射熱や弁棒23からの熱伝達を防止するようにしたものである。このようにして、ディスク状の遮熱板40は弁棒カップリング35に設けた油圧シリンダ33の駆動ロッドであるピストンロッド38に固定される。
発電プラントの蒸気弁10には数100℃、例えば火力発電プラントの再熱弁では約560℃に加熱された高温・高圧の蒸気が案内され、弁蓋25の周辺では、遮熱板40がないと、蒸気弁10からの放射熱や弁棒23に沿って漏洩する蒸気により、高温となる。弁駆動装置24の下部周辺は200℃〜300℃程度の高温に直接晒されることになる。
しかし、遮熱板40を弁駆動装置24の油圧シリンダ33と弁棒23との間に介装し、遮熱板40で弁駆動装置24の下方を覆うことにより、蒸気弁10からの放射熱や漏洩蒸気の熱および弁棒23からの熱伝達を遮断し、精密機器である弁駆動装置24の油圧シリンダ33に熱影響が及ぶのを防止することができる。したがって、弁駆動装置24は弁棒23からの熱伝達や放射熱や漏洩蒸気の熱により高温に晒されるのを防止することができ、精密機器である弁駆動装置24を保護し、作動の安定性や信頼性を維持することができる。さらに、弁棒23の温度差(蒸気温度と大気温度の差)による熱変形を防止し、蒸気弁10の作動の安定性を維持することができる。
[第2の実施の形態]
図3および図4は、蒸気弁10およびその駆動装置の第2実施形態を示す構成図である。
第2実施形態に示す蒸気弁10Aは、遮熱板40と遮熱筒42とを組み合せて熱遮蔽装置43を構成した熱遮蔽構造を備えたものである。他の構成は第1実施形態に示される蒸気弁10と実質的に異ならないので、同じ構成には同一符号を用いて詳細な説明を省略する。遮熱筒42は遮熱板40と同じあるいは同一の材料が使用される。
第2実施形態の蒸気弁10Aの熱遮蔽構造は、図3に示すように、ディスク状の遮熱板40の全周下部にテレスコピック状の伸縮式の遮熱筒42が締結手段で一体的に固定されて熱遮蔽装置43が設けられる。さらに、遮蔽筒42は、図4(A)に示すように、テレスコピック状で伸縮自在の多段構造に構成され、弁棒27の周りを覆い遮熱している。熱遮蔽装置43の遮熱筒42は頂部の外周フランジ42aがディスク状の遮熱板40の外周部下面にボルト締めで固定されて垂下され、最下端の遮熱筒42は弁蓋25側でヨーク32の下部にある脚足部70に接触し、弁棒23およびコネクタ34の周りを覆っている。
また、図3,図4(A)に示すように、熱遮蔽装置43の遮熱板40と遮熱筒42とにより、弁棒23およびコネクタ34、弁棒カップリング35の周りを覆う密閉空間44を構成している。
ここで、弁駆動装置24の油圧シリンダ33下方に設けられるディスク状の遮熱板40は構造的に大きさの制限があるため、放熱の一部が遮熱板40の外側をすり抜けて油圧シリンダ33側に廻り込むことが考えられる。しかし、遮熱板40に遮熱筒42を垂設した熱遮蔽装置43で弁棒23およびコネクタ34の周りを覆って密閉することで遮熱し、蒸気加減弁11の伝熱や放熱による弁駆動装置24への熱伝達を防ぐことができる。弁駆動装置24へ蒸気弁10の熱影響が及ぶのを防ぐことができるので、弁駆動装置24は長期間安定的使用が可能となり、信頼性の維持、向上や弁駆動の安定性を図ることができる。
また、弁棒カップリング35は、図4(B)に示すように、2分割構造のカップリング部材35a,35bを組み合せて構成される。弁棒カップリング35は、油圧シリンダ33で昇降駆動されるピストンロッド38のフランジ部(ヘッド部)38aにシム39および遮熱板40を介してボルト締め等で固定されている。弁棒カップリング35はカップリング部材35a,35bの内周フランジ35c,35dをコネクタ34の外周溝34aに外側から嵌まり込んで挟持し、コネクタ34を保持している。
また、蒸気弁10Aの弁蓋25から突出する弁棒23を熱遮蔽装置43で覆うことにより、弁棒23周りの温度変動を抑えることができ、弁棒23の温度差(蒸気温度と大気温度との差)による熱変形を防ぐことができる。したがって、弁駆動装置24の安定的駆動を長期間維持することができる。このように、熱遮蔽装置43の遮熱筒42はテレスコピック状で伸縮自在であり、弁駆動により弁棒23が昇降を繰り返しても、弁棒23の周りを覆う熱遮蔽構造を維持できるので、弁棒23の温度差による熱変形を防ぐことができ、蒸気弁10Aの作動の安定性を充分に維持することができる。
[変形例]
図5および図6は、蒸気弁の第2実施形態の変形例を示すものである。この変形例に示された蒸気弁10Bは、熱遮蔽装置43Aの取付構造を、第2実施形態の蒸気弁10Aと異にするだけで、他の構成は、図3および図4に示す蒸気弁10Aと異なるところがない。したがって、同じ構成には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
この変形例に示された蒸気弁10Bは、熱遮蔽装置43Aの取付構造を、図5および図6に示すものである。熱遮蔽装置43Aは、図6のDに示すように、テレスコピック構造の遮熱筒42がディスク状の遮熱板40の下面周辺部に溶接にて一体に取り付けられる熱遮蔽構造を有するものである。
また、蒸気弁10は、遮熱板40を弁駆動装置24の油圧シリンダ33と弁棒23との間に介装し、弁蓋25から突出する弁棒23を熱遮蔽装置43の遮熱筒42で覆うことにより、弁棒23周りの温度変動を抑えることができ、弁棒23の温度差(蒸気温度と大気温度との差)による熱変形を防ぐことができる。したがって、弁駆動装置24の安定的駆動を長期間維持することができる。このように、熱遮蔽装置43の遮熱筒42はテレスコピック状で伸縮自在であり、弁駆動により弁棒23が昇降を繰り返しても、弁棒23の周りを覆う熱遮蔽構造を維持できるので、弁棒23の温度差による熱変形を防ぐことができ、蒸気弁10Bの作動の安定性を充分に維持することができる。
この蒸気弁10Bの作用効果は、図3および図4に示された蒸気弁10Aと異ならないので、説明を省略する。
[第3の実施の形態]
図7および図8は、蒸気弁の第3実施形態を示すものである。
第3実施形態に示された蒸気弁10Cは、熱遮蔽構造を第2実施形態に示した蒸気弁10Aと異にし、他の構造は図3に示す蒸気弁10Aと異ならないので、同じ構成には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7に示す蒸気弁10Cの熱遮蔽構造は、テレスコピック状の遮熱筒42が、蒸気弁10Cの振動や蒸気弁10Cの開閉動作により、浮き上がる虞が予想される。そこで、伸縮式の遮熱筒42は自重により最下段の遮熱筒42が垂下し、支持脚構造のヨーク32の下部にある脚足部70に接触して遮熱筒42内の密閉空間44をより効果的に密閉させ得るように構成したものである。
第3実施形態の蒸気弁10Cは、ヨーク32のディスク状下部にある脚足部70に周溝45を構成し、脚足部70のヨーク周溝45に熱遮蔽装置43の最下段の遮熱筒42が嵌り込む(挿入される)構成としたものである。遮熱板40と遮熱筒42を組み合せて熱遮蔽装置43を構成する熱遮蔽構造も第2実施形態に示す蒸気弁10Aと異ならない。
最下段の遮熱筒42をヨーク32下部に設けられた脚足部70の周溝45に嵌合させる構造とすることにより、蒸気弁10Cの振動や蒸気弁10Cの開閉操作または弁棒23の昇降操作により、テレスコピック状の遮熱筒42に微小な浮上り現象が生じても、蒸気弁10Cや弁棒23からの放熱を熱遮蔽構造の密閉空間44に封じ込めることができ、弁駆動装置24への放熱を遮断する熱遮蔽構造としたものである。
第3実施形態の蒸気弁10Cは、遮熱板40を弁駆動装置24の油圧シリンダ33と弁棒23との間に介装し、弁蓋25から突出する弁棒23を熱遮蔽装置43の遮熱筒42で覆うことにより、弁棒23周りの温度変動を抑えることができ、弁棒23の温度差(蒸気温度と大気温度との差)による熱変形を防ぐことができる。したがって、弁駆動装置24の安定的駆動を長期間維持することができる。このように、熱遮蔽装置43の遮熱筒42はテレスコピック状で伸縮自在であり、弁駆動により弁棒23が昇降を繰り返しても、弁棒23の周りを覆う熱遮蔽構造を維持できるので、弁棒23の温度差による熱変形を防ぐことができ、蒸気弁10Cの作動の安定性を充分に維持することができる。
[第4の実施の形態]
図9および図10は、蒸気弁の第4実施形態を示すものである。
第4実施形態に示された蒸気弁10Dは、熱遮蔽構造の遮熱筒42を廻り止め構造としたものであり、他の構成および作用は、第3実施形態の蒸気弁10Cと異なるところがないので、同じ構成には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。図10(A)は図9のB部を拡大して示す部分的な断面図である。図10(B)は図10(A)のX−X線に沿う平断面図である。
図9に示された蒸気弁10Dは、熱遮蔽装置43のテレスコピック状の遮熱筒42のうち、最下段の遮熱筒42の下端を、図10(A)に示すように、脚足部70のヨーク32の周溝45に嵌め込み(挿入し)、廻り止めピン46で遮熱筒42の廻り止めを行なうようにしたものである。廻り止めピン46は、図10(B)に示すように、熱遮蔽装置43の最下段の遮熱筒42から側外方に突出し、脚足部70のヨーク周溝45から外側方に突出する切欠状の止め溝47に係合して、遮熱筒42の廻り止めが行なわれるように構成したものである。
第4実施形態の蒸気弁10Dにおいては、蒸気弁10Dの振動や弁開閉における動きにより、遮熱筒42に回転等の動き(連れ廻り運動)が生じて、微小回転運動等が起こり、遮熱筒42に摩耗や破損が生ずるのを防止するために、最下段の遮熱筒42の回転を防止するものである。遮熱筒42の振動に伴う微小回転運動が生じないように、遮熱筒42の回転を規制し、遮熱筒42の摩耗や破損を防ぐようにしたものである。
また、蒸気弁10Dは、遮熱筒42の回転を防止することができる他に、遮熱板40が弁駆動装置24の油圧シリンダ33と弁棒23との間に介装され、蓋25から突出する弁棒23を熱遮蔽装置43で覆うことにより、弁棒23周りの温度変動を抑えることができ、弁棒23の温度差(蒸気温度と大気温度との差)による熱変形を防ぐことができる。したがって、弁駆動装置24の安定的駆動を長期間維持することができる。このように、熱遮蔽装置43の遮熱筒42はテレスコピック状で伸縮自在であり、弁駆動により弁棒23が昇降を繰り返しても、弁棒23の周りを覆う熱遮蔽構造を維持できるので、弁棒23の温度差による熱変形を防ぐことができ、蒸気弁10Dの作動の安定性を充分に維持することができる。
[第5の実施の形態]
図11は、蒸気弁の第5実施形態を示すものである。
第5実施形態の蒸気弁10Eは、熱遮蔽装置50の構成を異にし、他の構成は蒸気弁10A〜10Dと異ならないので、同じ構成には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図11に示された蒸気弁10Eの熱遮蔽構造は、遮熱板40と遮熱筒42とを組み合せて構成される熱遮蔽装置50において、熱遮蔽装置50の遮熱筒42を内周側のテレスコピック構造と外周側のテレスコピック構造で内外二重のテレスコピック構造に構成した点が前述した各実施例の熱遮蔽装置43とは異なる。
第5実施形態の蒸気弁10Eは、熱遮蔽装置50の遮熱筒42を、内側テレスコピック構造の遮熱内筒42aと外側テレスコピック構造の遮熱外筒42bとから内外二重のテレスコピック構造に構成したものである。内側のテレスコピック構造と外側のテレスコピック構造から遮熱筒42を二重の伸縮筒構造に構成して遮熱内筒42aと遮熱外筒42bの間に中空層51を形成したものである。遮熱内筒42aと遮熱外筒42bの各最下段の遮熱筒42は、ヨーク32のディスク状下部に設けられた脚足部70に形成されたヨーク内周溝32aとヨーク外周溝32bに嵌り込んでいる。
熱遮蔽装置50の遮熱筒42を内外二重の伸縮筒構造に構成し、遮熱内筒42aと遮熱外筒42bの間に中空層51を形成し、中空層51に空気の遮熱層を構成することで、弁駆動装置24の油圧シリンダ33への放熱をより一層良好に遮断することができる。蒸気弁10Eの他の作用効果は、熱遮蔽性をより良好とする。
また、蒸気弁10Eは、遮熱板40を弁駆動装置24の油圧シリンダ33と弁棒23との間に介装し、弁蓋25から突出する弁棒23を熱遮蔽装置43で覆うことにより、弁棒23周りの温度変動を抑えることができ、弁棒23の温度差(蒸気温度と大気温度との差)による熱変形を防ぐことができる。したがって、弁駆動装置24の安定的駆動を長期間維持することができる。このように、熱遮蔽装置43の遮熱筒42はテレスコピック状で伸縮自在であり、弁駆動により弁棒23が昇降を繰り返しても、弁棒23の周りを覆う熱遮蔽構造を維持できるので、弁棒23の温度差による熱変形を防ぐことができ、蒸気弁10Eの作動の安定性を充分に維持することができる。
[第6の実施の形態]
図12は、蒸気弁の第6実施形態を示すものである。
第6実施形態の蒸気弁10Fは、図11に示された蒸気弁10Eの熱遮蔽装置50を改良したものである。他の構成は第5実施形態の蒸気弁10Eと異ならないので、同じ構成には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第6実施形態の蒸気弁10Fは、熱遮蔽装置50Aを改良し、内周側のテレスコピック構造の遮熱内筒42aと外周側のテレスコピック構造の遮熱外筒42bとで内外二重の伸縮筒を構成し、内外二重の伸縮内筒42aと外筒42bの間に形成される中空層51に温度の低い冷却空気、窒素または水等の流体を強制的に給排し、中空層51内に強制対流を生じさせたものである。このため、熱遮蔽装置50Aの中空層51に流体、例えば空気や水を給排させる流入口(流入路)56と排出口(流出路)57がヨーク32の下部に設けられた脚足部70の間に構成されている。
図12に示された蒸気弁10Fでは、熱遮蔽装置50Aの遮熱筒42に形成された中空層51を流入口56および排出口57から給排する温度の低い空気や水等の流体より弁棒23等からの放熱を遮断したものである。
この構成により、遮熱板40および遮熱筒42で囲まれた密閉空間(遮熱空間)44内に蒸気加減弁11や弁棒23からの放熱や漏洩蒸気の熱を封じ込めることができ、蒸気弁10や弁棒23からの放熱が弁駆動装置24に伝達されるのを確実に防止することができ、長期に亘り、弁駆動装置24を保護し、作動の信頼性を維持することができる。また、弁棒23の温度差による変形も防ぐことができる。
[第7の実施の形態]
図13は、蒸気弁の第7実施形態を示すものである。
第7実施形態の蒸気弁10Gは、熱遮蔽装置60の構成が異なり、他の構成は実質的に異ならないので、同じ構成には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図13に示された蒸気弁10Gの熱遮蔽装置60は、ディスク状の遮熱板40と伸縮自在なベローズ状の遮熱筒59とを組み合せて熱遮蔽構造を構成したもので、ベローズ状の遮熱筒59は遮熱板40の下面に溶接あるいはボルト締め等の締結手段で固定されて垂設される。遮熱筒59の下端部はヨーク32の底部に設けられた脚足部70に接触し、弁棒23、コネクタ34および弁棒カップリング35の周囲を覆い、弁棒23等からの放射熱や漏洩蒸気を密閉空間61に封じ込めている。この熱遮蔽装置60は、例えば、図3に示されたテレスコピック状の遮熱筒42に代り、ベローズ状の遮熱筒59を用いて蛇腹構造に構成し、伸縮自在としたものである。
第7実施形態の熱遮蔽装置60においても蒸気弁10Gおよび弁棒23からの放射熱や漏洩蒸気の熱が弁駆動装置24に伝達されるのを有効的に防止することができる。
また、蒸気弁10Gは、遮熱板40を弁駆動装置24の油圧シリンダ33と弁棒23との間に介装され、弁蓋25から突出する弁棒23を熱遮蔽装置60の遮熱筒59で覆うことにより、弁棒23周りの温度変動を抑えることができ、弁棒23の温度差(蒸気温度と大気温度との差)による熱変形を防ぐことができる。したがって、弁駆動装置24の安定的駆動を長期間維持することができる。このように、熱遮蔽装置60の遮熱筒59はベローズ状で伸縮自在であり、弁駆動により弁棒23が昇降を繰り返しても、弁棒23の周りを覆う熱遮蔽構造を維持できるので、弁棒23の温度差による熱変形を防ぐことができ、蒸気弁10Gの作動の安定性を充分に維持することができる。
[第8の実施の形態]
図14は、蒸気弁の第8実施形態を示すものである。
この実施形態に示された蒸気弁10Hは、第7実施形態の蒸気弁10Gの熱遮蔽装置60に改良を加えたもので、他の構成は、第7実施形態の蒸気弁10Gと異ならないので、同じ構成には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第8実施形態に示された蒸気弁10Hは、熱遮蔽装置60を構成するベローズ状の遮熱筒59の下端部をヨーク32の底部に設けられた脚足部70に形成される周溝45に嵌入あるいは挿入させたものである。
熱遮蔽装置60の遮熱筒59の下端部をヨーク32下部の脚足部70の周溝45に嵌入させる構造とすることにより、蒸気弁10Hの振動や蒸気弁10Hの弁棒23の昇降動作により、ベローズ状の遮熱筒59に微小な昇降現象が生じても、蒸気弁10Hや弁棒23からの放熱が弁駆動装置24に伝達されるのを防止し、熱遮蔽構造の密閉空間61に封じ込めることができる。
したがって、弁駆動装置24に接続される弁棒23等の周りを熱遮蔽装置60で覆うことにより、蒸気弁10Hや弁棒23からの放熱が弁駆動装置24に熱伝達されるのを防止し、弁駆動装置24が高温蒸気に晒されるのを防止し、精密機器である弁駆動装置24の作動の安定性、信頼性を維持することができる。また、蒸気弁10Hの弁棒23の温度差(蒸気温度と大気温度の差)による変形を防止することができる。
[第9の実施の形態]
図15は、蒸気弁の第9実施形態を示すものである。
この実施形態に示された蒸気弁10Iは、第7および第8実施形態に示された蒸気弁10G,10Hの熱遮蔽装置60にさらに改良を加えたもので、他の構成は、第7および第8実施形態に示された蒸気弁10G,10Hと異ならないので、同じ構成には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第9実施形態に示された蒸気弁10Iは、熱遮蔽装置62の伸縮式の遮熱筒59を遮熱内筒59aと遮熱外筒59bとから内外二重のベローズ構造に構成したものである。熱遮蔽装置62は、ディスク状の遮熱板40と内外二重のベローズ状の遮熱筒59とを組み合せて伸縮式二重筒のベローズ状の熱遮蔽構造に構成し、さらに、内外二重の遮熱内筒59aと遮熱外筒59bとの間に中空層63を構成したものである。
遮熱筒59を構成するベローズ状の遮熱内筒59aと遮熱外筒59bの各下端部は、ヨーク32の下部に設けられた脚足部70に形成されたヨーク内周溝45aとヨーク外周溝45bにそれぞれ嵌入(挿入)され、内外二重筒のベローズ状熱遮蔽構造に構成される。
熱遮蔽装置62は、内外二重の遮熱内筒59aと遮熱外筒59bの間に中空層63を形成し、この中空層63を空気(窒素ガスや水等の流体でもよい。)の遮熱層に構成することで、弁駆動装置24の油圧シリンダ33への放熱をより一層良好に遮ることができる。
熱遮蔽装置62の中空層63には、ヨーク32の下部に設けられた脚足部70の間に形成された流入口(流入路)56と流出口(流出路)57から冷却空気等の流体を給排させ、中空層63内を強制的に冷却させる構造としたものである。
また、蒸気弁10Iは、遮熱板40が弁駆動装置24の油圧シリンダ33と弁棒23との間に介装され、弁蓋25から突出する弁棒23を熱遮蔽装置62で覆うことにより、弁棒23周りの温度変動を抑えることができ、弁棒23の温度差(蒸気温度と大気温度との差)による熱変形を防ぐことができる。したがって、弁駆動装置24の安定的駆動を長期間維持することができる。このように、熱遮蔽装置62の遮熱筒59は内外二重筒のベローズ状で伸縮自在であり、弁駆動により弁棒23が昇降を繰り返しても、弁棒23の周りを覆う熱遮蔽構造を維持できるので、弁棒23の温度差による熱変形を防ぐことができ、蒸気弁10Iの作動の安定性を充分に維持することができる。
本発明の各実施形態の説明では、蒸気弁を火力発電プラントの再熱蒸気流路の蒸気加減弁に適用した例を示したが、この蒸気弁は蒸気止め弁であっても、主蒸気流路に適用した蒸気弁や、原子力発電プラントに適用される蒸気弁であってもよい。
10,10A〜10I…蒸気弁、11…蒸気加減弁、12…蒸気止め弁、13…弁ケーシング(弁箱)、14…弁座、15…蒸気止め弁の弁体、16…蒸気加減弁の弁体、18…蒸気入口、19…流入側チャンバ、20…流出側チャンバ、22…弁体ガイド筒、23…弁棒、24…弁駆動装置、25…弁蓋、26…弁棒ガイド筒(弁棒ガイドスリーブ)、27…弁棒、28…弁駆動装置、29…ガイド孔、30…フィルタ筒、32…ヨーク、33…油圧シリンダ、34…コネクタ、35…弁棒カップリング、36…ブッシュ、37…ブッシュ押え、38…ピストンロッド、39…シム、40…遮熱板、41…抜け止めピン、42…遮熱筒、43,43A…熱遮蔽装置、44…密閉空間、45…ヨーク周溝、46…廻り止めピン、47…止め溝(切欠き)、50,50A…熱遮蔽装置、51…中空層、56…流入口(流入路)、57…流出口(流出路)、59…ベローズ状遮熱筒、60…熱遮蔽装置、61…密閉空間、63…中空層、70…脚足部。

Claims (14)

  1. 蒸気タービンの入口側に蒸気止め弁および蒸気加減弁を設置し、前記蒸気止め弁および蒸気加減弁の弁体を弁棒を介して駆動させる油圧作動の弁駆動装置を備えた蒸気弁において、
    前記弁駆動装置と前記弁棒とを接続する弁棒カップリングを設け、
    前記弁棒カップリングに遮熱板を設け、前記遮熱板で弁ケーシングおよび弁棒から前記弁駆動装置への放熱を防止する熱遮蔽構造を構成したことを特徴とする蒸気弁。
  2. 前記遮熱板はディスク状に形成され、前記遮熱板の下面に伸縮式の遮熱筒がボルト止めあるいは溶接にて固定されて熱遮蔽装置が構成され、
    前記熱遮蔽装置の遮熱板および遮熱筒で前記弁棒の周りを覆うように構成された請求項1に記載の蒸気弁。
  3. 前記熱遮蔽装置の遮熱筒は、多段のテレスコピック状に構成され、前記遮熱筒の最下段の遮熱筒が前記弁駆動装置を保持するヨーク下部に設けられた脚足部に形成されたヨーク周溝に挿入可能に設けられた請求項2に記載の蒸気弁。
  4. 前記熱遮蔽装置は、前記遮熱筒の下端部に側方に突出する廻り止めピンを設け、
    前記廻り止めピンをヨーク周溝から突出する切欠溝に係止させた請求項3に記載の蒸気弁。
  5. 前記熱遮蔽装置は、伸縮式遮熱筒を、遮熱内筒と遮熱外筒とから内外二重筒構造の熱遮蔽構造に構成された請求項2ないし4のいずれか1項に記載の蒸気弁。
  6. 前記熱遮蔽装置は、前記遮熱内筒と前記遮熱外筒の間に中空層が形成され、前記中空層に冷却空気等の流体が案内されるようにした請求項5に記載の蒸気弁。
  7. 前記遮熱板はディスク状に形成され、前記遮熱板の下面に蛇腹構造のベローズ状の遮熱筒がボルト止めあるいは溶接にて固定されて熱遮蔽装置が構成され、前記熱遮蔽装置の遮熱板および遮熱筒で前記弁棒の周りを覆うように形成された請求項1に記載の蒸気弁。
  8. 前記熱遮蔽装置は、前記遮熱筒の下端部が前記弁駆動装置を保持するヨーク下部に設けられた脚足部に形成されたヨーク周溝に挿入可能に設けられた請求項7に記載の蒸気弁。
  9. 前記熱遮蔽装置は、前記遮熱筒が遮熱内筒と遮熱外筒とから内外二重筒構造の熱遮蔽構造に構成された請求項7または8に記載の蒸気弁。
  10. 前記熱遮蔽装置は、前記遮熱内筒と前記遮熱外筒の間に中空層が形成され、前記中空層に冷却空気等の流体が案内されるようにした請求項9に記載の蒸気弁。
  11. 蒸気弁の弁ケーシングあるいは弁蓋上に設置されたヨークに、油圧駆動の油圧シリンダが設けられた弁駆動装置が固定され、
    前記油圧シリンダを前記蒸気弁の弁棒に連結する弁棒カップリングが設けられ、
    前記弁棒カップリングに遮熱板を設け、前記遮熱板で前記弁ケーシングおよび前記弁棒から前記弁駆動装置への放熱を防止する熱遮蔽構造が構成されたことを特徴とする蒸気弁の駆動装置。
  12. 前記遮熱板は、油圧シリンダのピストンロッドと弁棒カップリングに挟持されて固定され、
    前記遮熱板の下面にテレスコピック状あるいはベローズ状の遮熱筒が固定され、垂下されて熱遮蔽装置が構成され、
    前記熱遮蔽装置は前記弁棒および弁棒カップリングの周りを前記遮熱板および前記遮熱筒で覆設された請求項11に記載の蒸気弁の駆動装置。
  13. 前記熱遮蔽装置は、ディスク状の前記遮熱板とテレスコピック状あるいはベローズ状の前記遮熱筒を組合せて構成され、
    前記遮熱筒は、遮熱内筒と遮熱外筒とから内外二重筒の熱遮蔽構造に構成された請求項12に記載の蒸気弁の駆動装置。
  14. 前記熱遮蔽装置は、前記遮熱内筒と前記遮熱外筒の間に中空層が形成され、前記中空層に冷却空気等の流体が案内されるようにした請求項13に記載の蒸気弁の駆動装置。
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