JP5756886B2 - スラストバランスピストンを備えている蒸気タービン - Google Patents

スラストバランスピストンを備えている蒸気タービン Download PDF

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Description

本発明は、外側ハウジングと内側ハウジングとを有している蒸気タービンであって、ロータが、複数のロータブレードを備えており、内側ハウジングの内部において回転可能に取り付けられた状態で配置されているスラスト力補償ピストンを有しており、内側ハウジングが、スラスト力補償ピストンの周囲に形成されている内側ハウジング端部領域を有しており、シールが、内側ハウジング端部領域と外側ハウジングとの間に配置されている第3の圧力室を密閉しており、内側ハウジングが、スラスト力補償ピストンと内側ハウジングとの間に配置されているスラスト力補償ピストン前室に第1の圧力室を接続するための供給チャネルを有している、蒸気タービンに関する。
本出願では、蒸気タービンが、蒸気の形態をした作動媒体が流れる際に通過するタービンのうち完全タービン又は部分タービンを意味することに留意すべきである。これに対して、ガス及び/又は空気が、作動媒体としてガスタービンを通じて流れるが、当該作動媒体は、蒸気タービンとは全く異なる温度状態及び圧力状態に曝されている。例えばガスタービンとは対照的に、部分タービンに流れる作動媒体は、蒸気タービン内において最大温度を有していると同時に最大圧力を有している。また、流れチャネルに対して開放されている開放冷却システムは、ガスタービン内に冷却媒体を外部供給することなく実現することができる。冷却媒体の外部供給装置が、蒸気タービンのために設けられる必要がある。従って、この理由によって、ガスタービンに関する従来技術は、本発明の主題を評価するために利用することができない。
一般に、蒸気タービンは、ブレードを具備すると共に回転可能に取り付けられたロータを備えており、ハウジング又はハウジングシェルの内側に配置されている。加熱及び加圧された蒸気が、その内側がハウジングシェルによって形成された流れチャネルを通じて流れる場合には、蒸気によって、ロータはブレードを介して回転開始する。ロータのブレードは、ロータブレードとも呼称される。さらに、一般に、固定式案内ブレードは、内側ハウジングに固定されており、本体のアキシアル方向延長部分に沿ってロータブレードの中間室の内部に到達している。一般に、案内ブレードは、蒸気タービンハウジングの内側に沿って第1の点で保持されている。ここでは、一般に、それは、内周に沿って蒸気タービンハウジングの内側に配置されている多数の案内ブレードを備えている案内ブレード列の一部分である。ここでは、案内ブレードそれぞれが、タービンブレードと共にラジアル方向内側に向かっている。第1の点においてアキシアル方向延長部分に沿っている案内ブレード列は、案内ブレードカスケードや案内ブレードリングとも呼称される。一般に、多数の案内ブレード列は、縦列に配置されている。従って、さらなる第2のブレードは、アキシアル方向延長部分に沿って第1の点の後方の第2の点において、蒸気タービンハウジングの内側に沿って保持されている。案内ブレード列とロータブレードとから成る一組は、ブレード段とも呼称される。
このタイプの蒸気タービンのハウジングシェルは、多数のハウジングセグメントから形成されている。蒸気タービンのハウジングシェルは、特に蒸気タービン又は部分タービンの固定式ハウジング構成部品であることに留意すべきである。ハウジング構成部品の内部は、蒸気の形態をした作動媒体が流れる際に通過する流れチャネルの形態で蒸気タービンの長手方向に沿って形成されている。蒸気タービンのタイプに依存して、蒸気タービンのハウジングシェルは、内側ハウジング及び/又は内側ハウジングを有していない案内ブレードキャリア若しくは案内ブレードキャリアとされる。
効率上の理由により、このタイプの蒸気タービンの構成は、特に高い蒸気圧力及び/又は高い蒸気温度である“高い蒸気パラメータ(high steam parameters)”として知られており、理想的である。しかしながら、特に材料特性の理由から、温度上昇は無制限に可能な訳ではない。従って、特に高温の場合であっても蒸気タービンを信頼を以って動作させるために、構造要素又は構造部品それぞれを冷却することが理想的である。構成要素の温度抵抗は、一般に材料の選択に依存して制限される。十分に冷却することができなければ、実質的に一層高価な材料(例えばニッケル基合金)が、温度を上昇させる場合には必要とされるだろう。
特に蒸気タービンハウジングの形態をした蒸気タービン本体又はロータのための既知の冷却方法の場合には、能動的冷却と受動的冷却とに大別される。能動的冷却の場合には、蒸気タービン本体に別個に供給される冷却媒体によって、すなわち作動流体に付加することによって、冷却が実現される。対照的に、受動的冷却は、単に適切な経路を決定することによって、又は作動媒体を利用することによって実現される。現在に至るまで、蒸気タービン本体は、好ましくは受動的に冷却されている。
化石燃料による発電の場合に効率を一層向上させるためには、タービンにおいて従来より高い蒸気パラメータ、すなわち、より高い圧力及びより高い温度を利用する必要があった。作動媒体が蒸気である場合には、部分的に500℃の温度を越えている高温蒸気タービンが設けられている。
蒸気タービンハウジングのための既知の冷却方法は、能動的冷却方法である限りにおいては、冷却すべき独立したタービン部品の目標とされる流入流れを必然的に備えており、第1の案内ブレードリングを必然的に有している作動媒体の流入領域に制限されている。高い蒸気パラメータを有する一般的な蒸気タービンを負荷させる場合には、これにより、タービン全体に作用する熱負荷が大きくなり、ハウジングの上述の一般的な冷却機構によって不十分に冷却されるにすぎない。高い効率を達成させるために原則として高い蒸気パラメータで動作する蒸気タービンは、蒸気タービンの一層高い熱負荷を十分に補償するために、特にハウジング及び/又はロータの冷却の改善を必要とする。ここで、従来の一般的なタービンの材料が利用される場合には、蒸気パラメータが大きくなることによって蒸気タービン本体の負荷も大きくなるので、有益でない蒸気タービンの熱負荷となり、耐用寿命が縮まるという問題が存在する。その結果として、このタイプの蒸気タービンを経済的に製造することが不可能となる。
この問題を解消するためには、ロータとスクリューを含むハウジングとに加えて、高温及び高圧に耐えるバルブ接続部分を設けることが重要である。
本発明の目的は、高温の範囲であっても特に効果的に冷却可能とされる蒸気タービンを提供することである。
当該目的は、請求項1に規定される特徴を有している蒸気タービンによって達成される。
優位な発展形態は、従属請求項によって特定される。
一の優位な発展形態では、シールが、ピストンリングとして構成されているので、本発明における蒸気タービンを急速に且つ安価に製造することができる。
さらなる優位な発展形態では、蒸気タービンは、蒸気を流れチャネルの内部に供給するためのバルブを備えており、冷却チャネルが、第1の圧力室に流通しているバルブ接続部分内に形成されている。優位には、冷却チャネルは、第3の圧力室に流通可能に接続されている。
本発明は、目標とされる圧力流れが形成されるか、又は様々な圧力差に起因して強制されるように、構成部品を独特に冷却するという概念から生まれたものである。従って、第1の圧力室の圧力が第3の圧力室の圧力より大きい。冷却チャネルは、蓄熱された構成部品の周囲に流れるように配置されているので、一層低温の蒸気を強制的に当該構成部品の周囲に流すことができる。その結果として、バルブ接続部分の構成部品についての冷却効果が著しく向上する。当該冷却効果は、第3の圧力室がスラスト力補償ピストン前室に直接接続されていることによって達成される。
優位には、冷却チャネルは、バルブディフューザと外側ハウジングとの間に配置されている。
本発明について、典型的な実施例を利用して詳述する。同一の参照符号によって指示された構成部品は、略同一の動作方法を有している。
本発明における蒸気タービンの断面図である。 本発明における蒸気タービンの流入部の断面図である。
図1は、蒸気タービン1の断面図である。蒸気タービン1は、外側ハウジング2と内側ハウジング3とを有している。内側ハウジング3と外側ハウジング2とは、新鮮蒸気供給チャネルを有している。新鮮蒸気供給チャネルについては、図2に一層詳細に表わす。ロータ5は、スラスト力補償ピストン4を有しており、内側ハウジング3の内部に回転可能に取り付けられた状態で配置されている。一般に、ロータは、回転軸線6に関して回転対称になるように構成されている。ロータ5は、複数のロータブレード7を備えている。内側ハウジング3は、複数の案内ブレード8を有している。流れチャネル9は、内側ハウジング3とロータ5との間に形成されている。流れチャネル9は、複数のブレード段を備えており、ブレード段それぞれが、ロータブレード7から成る列と案内ブレード8から成る列とから形成されている。
新鮮蒸気は、新鮮蒸気供給チャネルを介して流入開口部10の内部に流れ、回転軸線6に対して略平行に延在している流れチャネル9を通じて、流入開口部10から流れ方向11に流れる。新鮮蒸気は、当該プロセスにおいて膨張し冷却される。当該プロセスにおいて、熱エネルギは回転エネルギに変換される。ロータ5は、回転運動し始め、例えば発電機を発電のために駆動させることができる。
案内ブレード8及びロータブレード7のブレードタイプに依存して、ロータ5に作用する幾らかのスラスト力が流れ方向11において発生する。一般に、スラスト力補償ピストン4は、スラスト力補償ピストン前室12が形成されるように、及び、スラスト力補償ピストン前室12には所定の圧力が充填されるように構成されている。当該実施例では、スラスト力補償ピストン前室12は、流れ方向11においてスラスト力補償ピストン4の上流に位置している。特定の圧力を有する蒸気がスラスト力補償ピストン前室12の内部に供給されることによって、ブレード経路のスラスト力13の反対に作用する反力が発生する。
動作中には、蒸気が流入開口部10の内部に流入する。新鮮蒸気の供給は、矢印13aによって表わされている。当該実施例では、新鮮蒸気は、通常、例えば最大625℃の温度と最大350barの圧力とを有している。新鮮蒸気は、流れ方向11において流れチャネル9を通じて流れる。蒸気は、ブレード段を通過した後に、外向きチャネル14と第1の圧力室15と供給チャネル16とを備えている接続部分を介して、スラスト力補償ピストン前室12の内部に流入する。
特に、蒸気が、ブレード段の後方において第1の圧力室15と流れチャネル9との間に連通管として形成されている外向きチャネル14を介して、内側ハウジング3と外側ハウジング2との間に形成されている第1の圧力室15の内部に流入する。第1の圧力室15内の圧力は、圧力pになっている。従って、内側ハウジング3と外側ハウジング2との間に形成された第1の圧力室15内の蒸気は、より低い値の温度及び圧力を有している。当該蒸気は、第1の圧力室15とスラスト力補償ピストン前室12との間に連通管として形成されている供給チャネル16を介して流れる。
スラスト力補償ピストン前室12は、アキシアル方向17においてスラスト力補償ピストン4と内側ハウジング3との間に配置されている。また、スラスト力補償ピストン前室12は、第2の圧力室とも呼称される。当該第2の圧力室内の圧力は、圧力pになっている。
流入開口部10の内部に流入する新鮮蒸気の大部分は、流れ方向11において流れチャネル9を通じて流れる。当該新鮮蒸気の残り部分は、漏出蒸気として、漏出防止空間18の内部に流入する。当該漏出防止空間18は、内側ハウジング3とロータ5との間に形成されている。当該実施例では、漏出蒸気は、概略的に反対方向19に流れる。当該実施例では、反対方向19は、流れ方向11の逆方向に方向づけられている。漏出蒸気は、漏出防止空間18と流入空間26との間に連通管として形成されている横方向戻りチャネル20を介して、流れチャネル9の内部に流れる。ここで、漏出防止空間18は、ロータ5と内側ハウジング3との間に形成されており、流入空間26は、ブレード段の後方に配置されている。当該実施例では、横方向戻りチャネル20は、漏出防止空間18から第1の圧力室15に向かって、流れ方向11に対して略垂直に、偏向部分21の通過した後において流れ方向11に対して略平行に、及び、第2の偏向部分22を通過した後において流れ方向11に対して略垂直に形成されているが、漏出防止空間18は、第1の圧力室15に接続されていない。
代替的な実施例では、内側ハウジング3と外側ハウジング2とが、過負荷流入配管23(詳細には図示しない)を具備して構成されている。外部蒸気は、別の流入部を介して、過負荷流入配管23の内部に流れる。
一の好ましい典型的な実施例では、外向きチャネル14は、戻りブレード段24の後方において流れチャネル9に接続されており、横方向戻りチャネル20は、横方向戻りブレード段25の後方において流れチャネル9に接続されている。当該実施例では、横方向戻りブレード段25は、蒸気の膨張に関連して、流れチャネル9の流れ方向11において戻りブレード段24の後方に配置されている。
一の特に好ましい典型的な実施例では、戻りブレード段24は、第4のブレード段とされ、横方向戻りブレード段25は、第5のブレード段とされる。
シール27は、スラスト力補償ピストン4の領域において内側ハウジング3と外側ハウジング2との間に配置されている。適切には、シール27は、例えばピストンリングとして構成されており、内側ハウジング3に形成された溝28に配置されている。その結果として、シール27は、第1の圧力室15を第3の圧力室29から隔離している。第3の圧力室29内の圧力は、圧力pになっている。圧力pは、圧力pと略同一である。さらなるシール30は、第3の圧力室29の境界を形成している。さらなるシール30は、内側ハウジング3と外側ハウジング2との間に配置されており、第3の圧力室29を第4の圧力室31から隔離している。第4の圧力室31内の圧力は、圧力pになっている。
第3の圧力室29は、直接的な接続部分32を介して、スラスト力補償ピストン前室12に接続されている。スラスト力補償ピストン前室12内の圧力は、圧力pになっている。圧力pは圧力pより小さい。接続部分32は、流れ接続部分としての役割を有しており、第3の圧力室29内の蒸気を接続部分32を介してスラスト力補償ピストン前室12に流入させることができる。第4の圧力室31内の蒸気は、内側ハウジング端部領域33に流入し、スラスト力補償ピストン4のスラスト力補償ピストン表面34に向かって流れる。
図2は、蒸気タービン1の、流入部35を貫通した断面図である。流入部35は、バルブディフューザ36を備えている。図1に関連して説明したように、新鮮蒸気は、バルブディフューザ36から流入開口部10の内部に流入し、流入開口部10から流れチャネル9通じて流れる。第1の圧力室15の内部に流入した蒸気の一部分は、バルブディフューザ36と外側ハウジング2との間に形成されている環状の冷却チャネル37の内部に流入する。反転点38において、蒸気は、外側ハウジング2に形成されたさらなる冷却チャネル39を介して、第3の圧力室29に流れる。蒸気が、接続部分32を介して、第3の圧力室29からスラスト力補償ピストン前室12の内部に流れる。圧力の大小関係が、圧力p>圧力p>圧力pを満たすので、このような構成要素領域によって、目標とされた強制流れが発生し、その結果として、優位にはバルブ接続部分40が冷却される。従って、外部冷却蒸気を利用することなく、バルブ接続部分40を有効に冷却させることができる。当該実施例では、バルブディフューザ36が、内側ハウジング3に密接状態で配置されている。
例えばシールバンドのような非接触式シール要素は、圧力消散及び圧力室の隔離を実現するが、一般にスラスト力補償ピストン4の領域においてロータ5と内側ハウジング3との間に、特に漏出防止空間18及び第2の漏出防止空間41に配置されている。バルブ接続部分40の冷却を確実にするためには、漏出防止空間18の部分的な領域を介して、さらには横方向戻りチャネル20を介して、スラスト力補償ピストン12から流れチャネル9の流入室26に至る蒸気の戻りが必要とされる。
1 蒸気タービン
2 外側ハウジング
3 内側ハウジング
4 スラスト力補償ピストン
5 ロータ
6 回転軸線
7 ロータブレード
8 案内ブレード
9 流路
10 流入開口部
11 流れ方向
12 スラスト釣合ピストン前室
13 ブレード経路のスラスト力
13a 矢印
14 外向きチャネル
15 第1の圧力室
16 供給チャネル
17 アキシアル方向
18 漏出防止空間
19 反対方向
20 横方向戻りチャネル
21 偏向部分
22 第2の偏向部分
23 過負荷流入配管
24 戻りブレード段
25 横方向戻りブレード段
26 流入室
27 シール
28 溝
29 第3の圧力室
30 さらなるシール
31 第4の圧力室
32 接続部分
33 内側ハウジング端部領域
34 スラスト力補償ピストン表面
35 流入部
36 バルブディフューザ
37 冷却チャネル
38 反転点
39 冷却チャネル
40 バルブ接続部分
41 第2の漏出防止空間

Claims (8)

  1. 外側ハウジング(2)と内側ハウジング(3)とを有している蒸気タービン(1)であって、
    複数のロータブレード(7)を備えており、前記内側ハウジング(3)の内部において回転可能に取り付けられた状態で配置されているスラスト力補償ピストン(4)を有しているロータ(5)と、
    前記スラスト力補償ピストン(4)の周囲に形成されている内側ハウジング端部領域(33)を有している前記内側ハウジング(3)と、
    前記内側ハウジング端部領域(33)と前記外側ハウジング(2)との間に配置されている第3の圧力室(29)を密閉しているシール(27)であって、前記内側ハウジング(3)が、前記スラスト力補償ピストン(4)と前記内側ハウジング(3)との間に配置されているスラスト力補償ピストン前室(12)に第1の圧力室(15)を接続するための供給チャネル(16)を有している、前記シール(27)と、
    前記内側ハウジング(3)と前記外側ハウジング(2)との間に配置されている前記第1の圧力室(15)と、
    を備えている前記蒸気タービン(1)において、
    前記蒸気タービン(1)が、前記第3の圧力室(29)を前記スラスト力補償ピストン前室(12)に流通可能に接続させるための接続部分(32)を有しており、
    さらなるシール(30)が、前記内側ハウジング(3)と前記外側ハウジング(2)との間に配置された状態で設けられており、
    前記第3の圧力室(29)が、前記シール(27)と前記さらなるシール(30)との間に配置されていることを特徴とする蒸気タービン(1)。
  2. 前記シール(27)が、ピストンリングとして構成されていることを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービン(1)。
  3. 前記接続部分(32)が、前記供給チャネル(16)の内部に向かって開口していることを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸気タービン(1)。
  4. 流れチャネル(9)が、前記内側ハウジング(3)と前記ロータ(5)との間に形成されている複数のブレード段を有しており、
    前記内側ハウジング(3)が、ブレード段の下流に位置する前記流れチャネル(9)と前記第1の圧力室(15)との間において連通管として形成されている外向きチャネル(14)を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の蒸気タービン(1)。
  5. 前記蒸気タービン(1)が、蒸気を前記流れチャネル(9)の内部に供給するためのバルブを有しており、
    環状の冷却チャネル(37)が、前記バルブ内に形成されており、
    環状の前記冷却チャネル(37)が、前記第1の圧力室(15)に流通していることを特徴とする請求項4に記載の蒸気タービン(1)。
  6. 環状の前記冷却チャネル(37)が、前記第3の圧力室(29)に流通していることを特徴とする請求項5に記載の蒸気タービン(1)。
  7. 前記バルブが、バルブディフューザ(36)を備えており、
    環状の前記冷却チャネル(37)が、前記バルブディフューザ(36)と前記外側ハウジング(2)との間に配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の蒸気タービン(1)。
  8. さらなる冷却チャネル(39)が、前記第3の圧力室(29)に対する接続空間として前記外側ハウジング(2)内に配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の蒸気タービン(1)。
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