JP2013189125A - アーム部材支持構造、サスペンションメンバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロアアーム2を支持するサスペンションメンバであって、本体部材10と、側部材20と、前記側部材20に形成され、前記ロアアーム2を上下から支持する上下側支持壁部22、27と、前記上下側支持壁部22、27と車体側とを接続する上下側接続壁部23、28とを備え、前記上下側接続壁部23、28の少なくともいずれかは、車体の長手方向と直交する断面における前記車体の幅方向中央側が、前記取付ボルト4の軸線Oと直交する面Sに対して0°以上25°以下の交差角度θで交差するように形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
ロアアーム102の基端側ボス部102Aは、緩衝ブッシュ103内に挿通された取付ボルト104を介して、上側支持壁部122及びロアプレート121Bに支持され、鉛直軸線回りに回動可能とされている。
請求項1に記載の発明は、アーム部材支持構造であって、先端部が車輪側に連結されるとともに基端部が車体側に支持されるアーム部材と、前記アーム部材の基端部を支持し略鉛直軸線周りに回動可能とする回動支持部と、前記回動支持部を介して前記アーム部材の基端部を上方から支持する上側支持壁部と、前記回動支持部を介して前記アーム部材の基端部を下方から支持する下側支持壁部と、前記上側支持壁部と車体側とを接続する下側接続壁部と、前記下側支持壁部と車体側とを接続する下側接続壁部とを備え、前記上側接続壁部と前記下側接続壁部の少なくともいずれかは、車体の長手方向と直交する断面における前記車体の幅方向中央側が、前記回動支持部の軸線と直交する面に対して0°以上25°以下の交差角度θで交差するように形成されていることを特徴とする。
図1は、第1の実施形態に係るサブフレーム(サスペンションメンバ)の概略構成を示す図であり、符号1はサブフレームを示している。図2は、第1実施形態に係るサブフレームの要部を示す図であり、図1のA部拡大図である。また、図3は第1実施形態に係るアーム部材支持構造の詳細を示す図である。
また、本体部材10、側部材20、車体取付部材30は、例えば、高張力鋼をプレス加工することにより形成されている。
アッパープレート11Aは、図3に示すように、略水平に形成された第1上部壁部12と、第1上部壁部12よりも外側の下方に略水平に形成された第2上部壁部13と、第2上部壁部13の外端部で下方に屈曲するフランジ部13Fと、第1上部壁部12と第2上部壁部13とを傾斜により接続する傾斜壁部14とを備えている。
アッパープレート11Aとロアプレート11Bは、例えば、溶接により連結されて一体の本体部材10とされている。
上側側壁部21Aは、上側支持壁部22と、上側接続壁部23と、上側開口壁部24とを備え、上側接続壁部23と上側支持壁部22とは、同じ高さに略水平な直線状に形成されていて、上側接続壁部23の内側端は本体部材10のフランジ部13Fに連結され、上側開口壁部24は、上側支持壁部22の外側に上方に傾斜して傾斜した外側が略水平に形成されている。また、上側支持壁部22には、取付孔22Hが形成されている。
また、第1上下部壁部12、16が、傾斜壁部14、18を介して第2上下部壁部13、17と接続されているので、本体部材10の剛性が低下するのを抑制しつつ上下側接続壁部23、28を軸線Oとを容易に直交させることができる。
図4は、第2実施形態に係るアーム部材支持構造の詳細を示す図である。
第2の実施形態が第2の実施形態と異なるのは、第1の実施形態を構成するサブフレーム1が、上下側接続壁部23、28ともに上下側支持壁部22、27から略水平に直線的に延在されて本体部材10に連結されていたのに対して、第2の実施形態に係るサブフレーム1Aは、例えば、上下側接続壁部のうち一方の下側接続壁部28Aが、下側支持壁部27の車体幅方向内側で下側に取付ボルト4の軸線Oと直交する面Sに対して交差角度θが20°で傾斜し、その車体内側が略水平(交差角度θ=0)に形成されている点である。その他は、第1の実施形態と同様であるので、同じ符号を付して、説明を省略する。
なお、上記実施形態において、下側接続壁部28Aの交差角度θを20°とする場合について説明したが、交差角度θを25°以下の範囲で任意に設定してもよいし、下側接続壁部28Aに代えて、又は下側接続壁部28Aとともに上側接続壁部23に交差角度θが25°以下の傾斜部を形成する構成としてもよい。
図5は、第3実施形態に係るアーム部材支持構造の詳細を示す図である。
第3の実施形態が第1の実施形態と異なるのは、第1の実施形態を構成するサブフレーム1の交差角度θを0°として、上下側支持壁部22、27から略水平に直線的に延在されて本体部材10に連結されていたのに対して、第3の実施形態に係るサブフレーム1Bは、上下側接続壁部23B、28Bがともに、例えば、交差角度θが10°で上下側支持壁部22、27の車体内側端部から傾斜して直線的に本体部材10Aに延在されている点である。その他は、第1の実施形態と同様であるので、同じ符号を付して、説明を省略する。
また、上記実施形態において、上下側接続壁部23B,28Bの交差角度θを10°とする場合について説明したが、交差角度θは25°以下の範囲で任意に設定してもよいし、上側接続壁部23B、下側接続壁部28Bを異なる交差角度θとしてもよい。
例えば、上記実施形態においては、サスペンションメンバがサブフレーム1、1A、1Bである場合について説明したが、例えば、ストラット式、ダブルウィッシュボーン式、マルチリンク式、トレーリングアーム式、セミトレーリングアーム式、リーディングアーム式、およびスーパーストラット等の複数のピボットを用い、アーム点数が増えた上記サスペンション形式の派生形式において、上下方向から支持されるアーム部材の支持構造として適用してもよい。
S 軸線と直交する面
1、1A、1B サブフレーム(サスペンションメンバ)
2 ロアアーム(アーム部材)
2A ボス部(基端部)
4 取付ボルト(回動支持部)
10、10A 本体部材
20、20A、20B 側部材
22 上側支持壁部
27 下側支持壁部
23、23B 上側接続壁部
28、28A、28B 下側接続壁部
Claims (6)
- 先端部が車輪側に連結されるとともに基端部が車体側に支持されるアーム部材と、
前記アーム部材の基端部を支持し略鉛直軸線周りに回動可能とする回動支持部と、
前記回動支持部を介して前記アーム部材の基端部を上方から支持する上側支持壁部と、
前記回動支持部を介して前記アーム部材の基端部を下方から支持する下側支持壁部と、
前記上側支持壁部と車体側とを接続する下側接続壁部と、
前記下側支持壁部と車体側とを接続する下側接続壁部と、を備え、
前記上側接続壁部と前記下側接続壁部の少なくともいずれかは、車体の長手方向と直交する断面における前記車体の幅方向中央側が、前記回動支持部の軸線と直交する面に対して0°以上25°以下の交差角度θで交差するように形成されていることを特徴とするアーム部材支持構造。 - 請求項1に記載のアーム部材支持構造であって、
前記交差角度θが、10°以上25°以下であることを特徴とするアーム部材支持構造。 - 請求項2に記載のアーム部材支持構造であって、
前記交差角度θが、10°以上20°以下であることを特徴とするアーム部材支持構造。 - 先端部が車輪側に連結されるアーム部材の基端部を車体側に支持するサスペンションメンバであって、
車体幅方向に配置される本体部材と、
前記本体部材の両側に配置され前記アーム部材の基端側が支持される側部材と、
前記側部材に形成され、前記基端部を略鉛直軸線周りに回動可能とする回動支持部を介して上方から支持する上側支持壁部と、
前記側部材に形成され、前記基端部を略鉛直軸線周りに回動可能とする回動支持部を介して下方から支持する下側支持壁部と、
前記上側支持壁部と車体側とを接続する下側接続壁部と、
前記下側支持壁部と車体側とを接続する下側接続壁部と、を備え、
前記上側接続壁部と前記下側接続壁部の少なくともいずれかは、車体の長手方向と直交する断面における前記車体の幅方向中央側が、前記回動支持部の軸線と直交する面に対して0°以上25°以下の交差角度θで交差するように形成されていることを特徴とするサスペンションメンバ。 - 請求項4に記載のサスペンションメンバであって、
前記交差角度θが、10°以上25°以下であることを特徴とするサスペンションメンバ。 - 請求項5に記載のサスペンションメンバであって、
前記交差角度θが、10°以上20°以下であることを特徴とするサスペンションメンバ。
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JPH11222153A (ja) * | 1997-10-15 | 1999-08-17 | Hyundai Motor Co Ltd | 自動車の前輪懸架装置 |
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