JP2013189065A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】製造過程において樹脂成形されたシートバックフレームのサイドフレームにリクライニング機構をより容易に取り付ける。
【解決手段】樹脂成形されたサイドフレーム22を有するシートバックフレーム1と、シートバックフレーム1を回動可能な状態で支持するためにサイドフレーム22に取り付けられているリクライニング機構10と、を備えた車両用シートSにおいて、リクライニング機構10は、サイドフレーム22の外側面22b中、リクライニング機構10が取り付けられる部位に接着剤にて接着されることにより、サイドフレーム22に取り付けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、車両用シートに係り、樹脂材料からなる樹脂成形部を有するシートバックフレームを回動可能な状態で支持するためのリクライニング機構を備えた車両用シートに関する。
車両用シートの中には、軽量化のためにシートバックフレームの一部又は全部をプラスチック等の樹脂材料にて成形しているものがある。このような車両用シートの一例としては、シートバックフレームを含むシートバックをシートクッションに対して相対回動可能な状態で支持するリクライニング機構を取り付ける部分、例えばサイドフレームが樹脂材料によって成形されているものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用シートでは、シートバックフレーム全体が熱可塑性マトリクス及び補強用ファイバを有してなる複合材料によって一体部材として成形され、さらに、サイドフレーム(特許文献1中のサイド直立部に相当する)の下端部にリクライニング機構(特許文献1中のヒンジに相当する)がオーバーモールドされている。
特開2003−182417号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用シートのように、シートバックフレームを樹脂成形する際にリクライニング機構をオーバーモールドする場合、その構造が複雑化してしまうために比較的難しい作業となってしまう。したがって、車両用シートを製造する上で、リクライニング機構をシートバックフレーム中、樹脂材料により成形された樹脂成形部に対してより容易に取り付けることが求められている。
一方、リクライニング機構をより容易に取り付けることが可能な構成を採用するにあたり、車両用シート全体の大型化を抑制する必要がある。つまり、リクライニング機構をより容易に取り付けるにあたり、車両用シートを小型化する観点から適切なスペースにリクライニング機構を配置する必要がある。
また、リクライニング機構については、その機能を適切に発揮させる上で、取り付け位置に安定的に保持しておく必要がある。このため、リクライニング機構を安定的に保持しておく上で、適切な取り付け位置にリクライニング機構を取り付けることが求められる。
また、リクライニング機構の取り付けをより容易にしながらも、リクライニング機構及びその取り付け箇所における剛性、すなわち、リクライニング機構の取り付け剛性を確保する必要がある。
さらに、リクライニング機構の取り付けをより容易にしながらも、リクライニング機構が取り付け位置から外れて意図せずにシートバックフレームに対して相対回転しないようにする必要がある。また、リクライニング機構を取り付けるための部品を別途用意する場合には、既存の部品と兼用する等して極力部品点数の増加を抑える必要がある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造過程においてリクライニング機構をシートバックフレームの樹脂成形部に対してより容易に取り付けることが可能な車両用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、リクライニング機構をより容易に取り付けつつ、車両用シート全体の大型化を抑えて、より小型化された車両用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、リクライニング機構を取り付け位置にて安定的に保持しておくことが可能な車両用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、リクライニング機構の取り付けをより容易にしながらも、リクライニング機構の取り付け剛性が確保された車両用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、リクライニング機構がシートバックフレームに対して相対回転してしまうのを抑制することが可能な車両用シートを提供することにある。
また、リクライニング機構を取り付けるための部品を別途用いながらも、部品点数の増加が抑えられた車両用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、樹脂材料からなる樹脂成形部を有するシートバックフレームと、該シートバックフレームを回動可能な状態で支持するために前記樹脂成形部に取り付けられているリクライニング機構と、を備え、該リクライニング機構は、前記樹脂成形部に形成された取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着剤にて接着されることにより、前記樹脂成形部に取り付けられていることにより解決される。
上記の車両用シートであれば、シートバックフレームの樹脂成形部を成形する際にリクライニング機構をオーバーモールドする場合とは異なって、リクライニング機構を樹脂成形部に取り付ける構造が複雑なものとならず、リクライニング機構の取り付けを容易に行うことが可能である。
また、上記の車両用シートにおいて、前記リクライニング機構は、前記シートバックフレームを回動させる際に駆動するリクライニング機構本体と、該リクライニング機構本体を収容するケースと、を有し、該ケースが前記取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着されることにより、前記リクライニング機構が前記樹脂成形部に取り付けられ、前記ケースの前記取り付け面と対向する部分の外縁の内側に、前記取り付け面に接着される被接着面が形成されていることとしてもよい。
かかる構成であれば、ケースにおいて、取り付け面と対向する部分の範囲内に被接着面が収まるので、リクライニング機構の大型化を抑制しつつ、リクライニング機構の取り付けを容易に行うことが可能となる。
また、上記の車両用シートにおいて、前記樹脂成形部は、前記シートバックフレームが前記車両用シートの幅方向における端部に備えるサイドフレームであり、前記取り付け面は、前記サイドフレームの側面のうち、前記幅方向の外側に面した外側面であり、前記リクライニング機構が取り付けられる部位は、前記外側面中、前記幅方向の内側に窪んで形成された凹部内に位置することとしてもよい。
かかる構成であれば、サイドフレームに設けられた凹部内にリクライニング機構を配置することにより、幅方向において車両用シートの小型化を図ることが可能になる。
また、上記の車両用シートにおいて、前記樹脂成形部は、前記シートバックフレームが前記車両用シートの幅方向における端部に備えるサイドフレームであり、前記取り付け面は、前記サイドフレームの側面のうち、前記幅方向の外側に面した外側面であり、前記外側面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位と隣接する位置に、前記幅方向の外側に突出して形成された凸部が設けられていることとしてもよい。
かかる構成であれば、サイドフレーム中、凸部が設けられた部分の剛性が高まり、剛性が高まった凸部周辺にリクライニング機構を取り付けることで、リクライニング機構をその取り付け位置に安定的に保持しておくことが可能になる。
また、上記の車両用シートにおいて、前記凸部は環状をなし、前記リクライニング機構が取り付けられる部位は、前記外側面中、前記凸部に囲まれた範囲内に位置することとしてもよい。
かかる構成であれば、上記の凸部を設けることによって得られる効果がより効果的に発揮されることになる。すなわち、環状の凸部の内側に位置する領域については、十分に剛性が確保されているため、当該領域にリクライニング機構を取り付けることで、リクライニング機構を安定的に取り付け位置に保持しておく効果がより効果的に発揮されることとなる。
また、上記の車両用シートにおいて、前記リクライニング機構は、前記シートバックフレームを回動させる際に駆動するリクライニング機構本体と、該リクライニング機構本体を収容するケースと、前記車両用シートの幅方向において該ケースと前記樹脂成形部との間に介在する台座部材と、を備え、該台座部材が前記取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着されることにより、前記リクライニング機構が前記樹脂成形部に取り付けられ、前記台座部材の前記取り付け面に接着されている部分の外縁は、前記ケースの前記台座部材と対向する部分の外縁の外側に位置していることとしてもよい。
かかる構成であれば、リクライニング機構のケースを樹脂成形部に接着する場合に比較して、接着面積をより広く確保することが可能となる。この結果、リクライニング機構の取り付けがより容易になるとともに、リクライニング機構の取り付け剛性が向上する。
また、上記の車両用シートにおいて、前記樹脂成形部は、前記シートバックフレームが前記幅方向における端部に備えるサイドフレームであり、前記取り付け面は、前記サイドフレームの側面のうち、前記幅方向の外側に面した外側面であり、前記外側面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位と隣接する位置に、前記幅方向の外側に突出して形成された凸部が設けられており、該凸部は、前記外側面に接着された状態の前記台座部材の外縁のうち、少なくとも一部に沿うように形成され、前記凸部中、前記台座部材の外縁に沿った部分には、前記台座部材が位置する側とは反対側に窪んだ窪み部が設けられ、前記台座部材は、前記外側面に接着された状態において前記凸部が位置する側に張り出した張出部を備え、該張出部が前記窪み部内に位置した状態で前記外側面中の前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着されていることとしてもよい。
かかる構成であれば、リクライニング機構がシートバックフレームに対して相対回転しようとしても、上記の張出部が窪み部の淵に当接して係止されるようになるので、シートバックフレームに対するリクライニング機構の相対回転を抑制することが可能となる。
また、上記の車両用シートにおいて、前記凸部は、前記外側面の下端部に設けられ、前記サイドフレームは、前記凸部と、前記凸部以外の非凸部とを備え、前記凸部は、前記幅方向から見たときに、前記非凸部中、前記外側面の下端部が備えられている部分の外縁の内側に位置していることとしてもよい。
かかる構成であれば、サイドフレームの外表面に凸部を設けるにあたり、サイドフレームの下端部のスペースを有効利用して当該凸部を設けることで、車両用シートのコンパクト化を図ることが可能となる。
また、上記の車両用シートにおいて、前記シートバックフレームを前方に回動させるように付勢する弾性部材が更に備えられ、前記台座部材には、前記幅方向において前記サイドフレームが位置する側とは反対側に延出した延出部が形成され、該延出部に前記弾性部材の一端部が係止されていることとしてもよい。
かかる構成であれば、弾性部材の一端を係止しておくための部材を別途設ける必要がなくなるので、部品点数を削減することが可能となる。また、当該弾性部材の一端を係止しておくための部分を台座部材に設けることにより、台座部材自身の剛性が向上する。この結果、台座部材を介してリクライニング機構をシートバックフレームの樹脂成形部に取り付ける場合において、リクライニング機構をその取り付け位置により安定的に保持しておくことが可能となる。
また、上記の車両用シートにおいて、前記樹脂成形部に形成された前記取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に孔が形成されており、前記リクライニング機構は、前記取り付け面に取り付けられる部分から突出形成された突出部を有し、前記リクライニング機構は、前記突出部が前記孔に挿入された状態で、前記取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着剤にて接着されることにより、前記樹脂成形部に取り付けられていることとしてもよい。
かかる構成であれば、リクライニング機構がシートバックフレームに対して相対回転しようとしても、上記の突出部が孔の淵に当接して係止されるため、当該リクライニング機構の相対回転を抑制することが可能となる。また、突出部の外周面についても接着面として利用すれば、リクライニング機構を樹脂成形部に接着する際の接着面積をより広く確保することが可能となる。
請求項1の車両用シートによれば、リクライニング機構の取り付けを容易に行うことが可能である。
請求項2の車両用シートによれば、リクライニング機構の大型化を抑制しつつ、リクライニング機構の取り付けを容易に行うことが可能となる。
請求項3の車両用シートによれば、幅方向において車両用シートの小型化を図ることが可能になる。
請求項4の車両用シートによれば、リクライニング機構をその取り付け位置に安定的に保持しておくことが可能になる。
請求項5の車両用シートによれば、リクライニング機構を安定的に取り付け位置に保持しておく効果がより効果的に発揮される。
請求項6の車両用シートによれば、リクライニング機構の取り付けがより容易になるとともに、リクライニング機構の取り付け剛性が向上する。
請求項7の車両用シートによれば、リクライニング機構がシートバックフレームに対して相対回転するのを抑制することが可能となる。
請求項8の車両用シートによれば、サイドフレームの下端部のスペースを有効利用して凸部を設けることで、車両用シートのコンパクト化を図ることが可能となる。
請求項9の車両用シートによれば、部品点数を削減するとともに、台座部材自身の剛性が向上し、台座部材を介してリクライニング機構をシートバックフレームの樹脂成形部に安定的に取り付けることが可能となる。
請求項10の車両用シートによれば、リクライニング機構がシートバックフレームに対して相対回転するのを抑制することが可能となる。また、突出部の外周面についても接着面として利用すれば、リクライニング機構を樹脂成形部に接着する際の接着面積をより広く確保することが可能となる。
本実施形態に係る車両用シートの概略斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートのフレームを示す概略斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートのフレームを示す概略側面図である。 本実施形態に係るリクライニング機構の内部構造を示す概略図である。 図2中のリクライニング機構周辺の拡大図である。 本実施形態に係るシートバックフレームの形状の例を示す概略斜視図である。 実施形態に係るリクライニング機構を示す概略斜視図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第1例を示す模式断面図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第2例に係るリクライニング機構とその取り付け部位を示す模式斜視図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第2例の構成を示す模式断面図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第2例の構成に関する変形例を示す模式断面図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第2例の構成に関する他の変形例を示す模式斜視図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第3例に係るリクライニング機構とその取り付け部位を示す模式斜視図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第3例の構成に関する変形例を示す模式斜視図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第3例の構成に関する変形例を示す模式断面図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第4例を示す模式断面図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第5例の説明図であり、第5例に係るリクライニング機構を示す模式斜視図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第5例の説明図であり、第5例に係る台座部材を示す模式斜視図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第5例の説明図であり、第5例に係る樹脂成形部の模式側面図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第5例の説明図であり、リクライニング機構の取り付け状態を示す模式側面図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第6例に係るリクライニング機構とその取り付け部位を示す模式斜視図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第6例の構成を示す模式断面図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第7例に係るリクライニング機構とその取り付け部位を示す模式斜視図である。 接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第7例の構成を示す模式断面図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る車両用シートについて、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、以下の説明において、前後方向とは、車両の進行方向に一致する方向のことであり、幅方向とは、車両の横幅に沿う方向のことであり本発明の車両用シートの幅方向に相当し、上下方向とは、車両の上下方向のことである。
図1乃至図24は、本実施形態を示した図面である。図1は、本実施形態に係る車両用シートの概略斜視図である。図2及び3は、本実施形態に係る車両用シートのフレームを示す概略図であり、図2は概略斜視図を、図3は概略側面図をそれぞれ示している。図4は、本実施形態に係るリクライニング機構の内部構造を示す概略図である。図5は、図2中のリクライニング機構周辺の拡大図である。図6は、本実施形態に係るシートバックフレームの形状の例を示す概略斜視図である。図7は、本実施形態に係るリクライニング機構の第1例を示す概略斜視図である。図8は、接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第1例を示す模式断面図である。
図9乃至12は、接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第2例の説明図であり、図9は、リクライニング機構とその取り付け部位を示す模式斜視図であり、図10は、第2例の構成を示す模式断面図であり、図11は、第2例の構成に関する変形例を示す模式断面図であり、図12は第2例の構成に関する他の変形例を示す模式斜視図である。図13は、接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第3例を示す模式斜視図である。図14及び15は、第3例の構成に関する変形例を示す模式斜視図及び模式断面図である。図16は、接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第4例を示す模式断面図である。
図17乃至20は、接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第5例の説明図であり、図17は、第5例に係るリクライニング機構を示す模式斜視図であり、図18は、第5例に係る台座部材を示す模式斜視図であり、図19は、第5例に係る樹脂成形部の模式側面図であり、図20は、リクライニング機構の取り付け状態を示す模式側面図である。図21及び22は、接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第6例の説明図であり、図21は、リクライニング機構とその取り付け部位を示す模式斜視図であり、図22は、第2例の構成を示す模式断面図である。図23及び24は、接着剤によってリクライニング機構を取り付けるための構造の第7例の説明図であり、図23は、リクライニング機構とその取り付け部位を示す模式斜視図であり、図24は、第2例の構成を示す模式断面図である。
なお、図8、10、11、15、16、22及び24の模式断面図では、図示を簡略化するため、リクライニング機構の内部構造を省略し、リクライニング機構のケースについても幾分簡略化して図示している。
本実施形態に係る車両用シートSは、図1に示すように、シートバックS1、シートクッションS2及びヘッドレストS3により構成されており、シートバックS1及びシートクッションS2は、それぞれ、フレーム1,2にクッションパッド1a,2aを配して表皮材1b,2bで被覆された構成となっている。ヘッドレストS3は、不図示の心材にクッションパッド3aを配して表皮材3bで被覆された構成となっており、シートバックフレーム1に取り付けられたヘッドレストピラーHPによって支持される。
本実施形態に係る車両用シートSのフレームは、図2及び3に示すように、シートバックS1を構成するシートバックフレーム1、シートクッションS2を構成するシートクッションフレーム2を主たる構成要素として有する。
シートクッションフレーム2は、平面視で略ロの字形状となっており、車両用シートSを前後方向にスライド移動させるためのスライドレール機構4及び車両用シートSを上下方向に移動させるための高さ調整機構5を介して車体フロアに取り付けられている。
シートバックフレーム1は、平面視で略ロの字形状となっており、本実施形態では、樹脂材料としての炭素繊維強化プラスチック(CFRP)にて一体成形されている。シートバックフレーム1は、その下端部がリクライニング機構10を介してシートクッションフレーム2の後端部に連結されることで支持される。かかる状態においてシートバックフレーム1は、シートクッションフレーム2に対して図3中、矢印にて示す方向に相対回動することが可能となっている。なお、シートバックフレーム1の形状等については、後に詳述する。
リクライニング機構10は、シートバックフレーム1を回動可能な状態で支持するためにシートバックフレーム1の所定位置に取り付けられている。リクライニング機構10は、シートバックフレーム1を回動させる際に駆動するリクライニング機構本体11と、該リクライニング機構本体11を収容するケース12とを主たる構成要素として有している。
リクライニング機構本体11については、シートバックフレーム1を回動可能に支持するための構成として公知のものが採用されており、一例を示すと、図4に示すように摺動ロック部材15を設け、この摺動ロック部材15の移動動作により、摺動ロック部材15に取り付けられたロックギア部14が係合ギア13に対して係合したり離脱したりするようになる。このようなリクライニング機構本体11により、シートバックフレーム1の状態を、シートクッションフレーム2に対して固定されたロック状態と、シートクッションフレーム2に対して相対回動可能なアンロック状態との間で切り替えることが可能である。
具体的に説明すると、本実施形態では、リクライニング機構本体11を収容するケース12が、略円筒の外形形状となっており、例えば図7に図示された外側ケース片12aと内側ケース片12bとを組み合わせて構成されている。外側ケース片12a及び内側ケース片12bは、いずれも金属製であり、外側ケース片12aについては、シートクッションフレーム2側に接合されており、その内周面には前述の係合ギア13が形成され、更にその内側には前述の摺動ロック部材15が設けられている。
一方、内側ケース片12bは、シートバックフレーム1側に接合され、その内側には、摺動ロック部材15の移動経路を規定する一対の経路規定部16,16が摺動ロック部材15を挟み込んだ状態で配置されている。また、摺動ロック部材15にはカム面17が形成されており、このカム面17に当接するカム体18については、内側ケース片12bを貫通してケース内に進入した回動軸20に固定状態に取付けられている。
以上のように構成されたリクライニング機構10では、通常時、ロックギア部14と係合ギア13とが互いに係合する位置に摺動ロック部材15が配置されており、シートバックフレーム1の状態がロック状態となっている。かかる状態にあるときに図5中の操作レバー33が操作されると、その操作により回動軸20が回転するようになり、これに連動してカム体18が回転し、回転状態のカム体18がカム面17に当接することにより、摺動ロック部材15が経路規定部16,16の間を係合ギア13から離れる向きに移動する。この結果、ロックギア部14が係合ギア13から離脱し、シートバックフレーム1の状態がアンロック状態となる。
そして、シートバックフレーム1の状態がアンロック状態にある間、乗員はシートバックS1を後傾させることができ、後傾角度が所望の角度に達した時点で操作レバー33を離すと、バネ体19によってカム体18が元の位置、つまり、ロック時の位置に戻り、摺動ロック部材15が係合ギア13に向かって経路規定部16,16の間を移動するようになる。この結果、操作レバー33の操作が終了すると、再びロックギア部14が係合ギア13に係合し、シートバックフレーム1の状態がロック状態に復帰するようになる。
ところで、リクライニング機構10に接合されたシートバックフレーム1の下端部とシートクッションフレーム2の後端部には、図5に示すように、弾性部材としての渦巻きバネ30が掛けられている。この渦巻きバネ30は、シートバックフレーム1の状態がアンロック状態にあり、かつ、シートバックS1が後傾状態にあるときに、シートバックフレーム1を前方に回動させるように付勢するものであり、その一端部30aは、シートバックフレーム1側に設けられた係止部31に係止されている。ここで、係止部31は、例えば、シートバックフレーム1のサイドフレーム22に固定された板金部材により構成され、幅方向外側に延出するように折れ曲った部分に渦巻きバネ30の一端部30aが引っ掛けられて係止されるようになる。
なお、渦巻きバネ30の他端部30bは、シートクッションフレーム2側に設けられた係止部32に係止されており、当該係止部32についても、幅方向外側に延出した部分を有し、当該部分に渦巻きバネ30の他端部30bを引っ掛けることで渦巻きバネ30の他端部30bを係止する。
次に、上述したシートバックフレーム1の構成についてより詳しく説明する。
シートバックフレーム1は、前述したように、CFRPからなり、本実施形態では金型成形によって一体的に成形される。ただし、これに限定されるものではなく、CFRP以外の樹脂材料によって成形されるものであってもよく、あるいは、金型成形以外の成形方法、例えば、樹脂材料からなるシートをフレーム形状に合わせて積層させることでシートバックフレーム1を構成することとしてもよい。
シートバックフレーム1の形状について説明すると、前述したように、正面視で略ロの字の外形形状となっている。より具体的に説明すると、シートバックフレーム1は、幅方向に沿って伸びた上部フレーム21と、上部フレーム21の幅方向両端から下方へ延出した一対のサイドフレーム22,22と、サイドフレーム22の下端部同士を連結した下部フレーム23とを有する。
上部フレーム21は、上下方向に幾分幅広に形成されており、本実施形態では、幅方向を法線方向とする断面が閉断面構造となっており、すなわち、当該断面形状が中空矩形状となっている。
一対のサイドフレーム22,22の各々は、上方から下方に向かって漸近的に幅広となっており、その下端部は、幅方向から見たときに半円状となっている。また、各サイドフレーム22は、上下方向の中途位置まで、上下方向を法線方向とする断面形状が閉断面構造となっている。一方、各サイドフレーム22の下端部については、その断面形状が閉断面形状となっておらず、幅方向内側の部分が開口状に形成されている。これは、金型成形処理において成形品であるシートバックフレーム1をモールドから抜くために生じるものである。ただし、各サイドフレーム22については、上記の形状に限定されるものではなく、下端部まで閉断面構造となっていることとしてもよい。反対に、各サイドフレーム22において上端から下端まで断面構造が閉断面構造となっていないこととしてもよい。
また、各サイドフレーム22の下端部には、回動軸20を挿通させるための軸穴22aが形成されている。そして、回動軸20は、軸方向が幅方向に沿った状態でサイドフレーム22,22間に配置され、回動軸20の端部は、軸穴22aを通じてサイドフレーム22の外側面22bから幅方向外側に突出するようになる。突出した回動軸20の端部はリクライニング機構10に組み付けられ、さらにリクライニング機構10よりも外側の位置に操作レバー33が取り付けられる。なお、リクライニング機構10の個数については、車両用シートSの幅方向両側に配置するために2個備えられていることとしてもよく、あるいは、車両用シートSの幅方向片側にのみ配置するため1個だけ備えられていることとしてもよい。
下部フレーム23は、各サイドフレーム22の下端部後端から前面に回り込むように設けられ、側面視で略Jの字形状となっている。
以上のように構成されたシートバックフレーム1中、サイドフレーム22には、前述のリクライニング機構10が取り付けられるようになる。つまり、サイドフレーム22は、本発明の樹脂成形部に相当し、その側面のうち、幅方向の外側に面した外側面22b、より具体的には、外側面22b中、軸穴22aが形成された下端部に取り付けられる。すなわち、サイドフレーム22の外側面22bは、本発明の取り付け面に相当する。
なお、本実施形態では、サイドフレーム22を含むシートバックフレーム1全体が樹脂材料としてのCFRPにより成形されているが、これに限定されるものではなく、シートバックフレーム1のうち、少なくともリクライニング機構10が取り付けられる部分が樹脂材料からなるものであればよい。また、本実施形態では、シートバックフレーム1を金型成形にて一体成形することとしたが、これに限定されるものではなく、シートバックフレーム1の前側部分(前側シェル)と後側部分(後側シェル)を個別に成形し、その後に両シェルを組み合わせてシートバックフレーム1を構成することとしてもよい。
次に、サイドフレーム22の外側面22bに対するリクライニング機構10の取り付け構造について説明する。
リクライニング機構10をサイドフレーム22に取り付ける際、リクライニング機構10のケース12、より具体的には、内側ケース片12bの外表面12cをサイドフレーム22の外側面22bに接合固定することになる。ここで、内側ケース片12bの材質が金属であるのに対し、サイドフレーム22の材質がCFRPであるので、リクライニング機構10のケース12をサイドフレーム22の外側面22bに接合固定する際に、溶接にて固定することが困難である。
そこで、本実施形態の車両用シートSを製造する過程において、サイドフレーム22の外側面22b中、リクライニング機構10が取り付けられる部位にリクライニング機構10のケース12を接着剤にて接着することにより、リクライニング機構10をサイドフレーム22に取り付けることとした。換言すると、本実施形態では、リクライニング機構10が、サイドフレーム22の外側面22b中、リクライニング機構10が取り付けられる部位に接着剤にて接着されることにより、サイドフレーム22に取り付けられている。
以上のように本実施形態では、接着剤によってリクライニング機構10をサイドフレーム22の外側面22bに取り付けるので、例えばシートバックフレーム1の成形時にリクライニング機構10をフレーム中にオーバーモールドする等のようにリクライニング機構10をサイドフレーム22に取り付ける構造が複雑化することはなく、リクライニング機構10の取り付けをより容易に行うことが可能となる。
以下では、接着剤によってリクライニング機構10をサイドフレーム22に取り付けるための構造について、具体例を示しながら説明する。
<第1例について>
接着剤によってリクライニング機構10をサイドフレーム22に取り付けるための構造の第1例について図8を参照しながら説明する。
第1例に係るリクライニング機構10は、内側ケース片12bの外表面12cから外側に突出した位置決め突起12dを、サイドフレーム22の外側面22bに形成された位置決め孔22cに嵌め込んだ上で、内側ケース片12bの外表面12c中、位置決め突起12dが形成されていない非突起領域12eをサイドフレーム22の外側面22bに接着材で接着することによりサイドフレーム22に取り付けられる。
つまり、第1例では、内側ケース片12bの外表面12cが、ケース12のうち、サイドフレーム22の外側面22bと対向する部分に相当し、内側ケース片12bの外表面12c中の非突起領域12eが、サイドフレーム22の外側面22bに接着される被接着面に相当する。そして、非突起領域12eについては、内側ケース片12bの外表面12cの範囲内、換言すると、外表面12cの外縁の内側に形成されている。このように第1例では、サイドフレーム22の外側面22bに接着される非突起領域12eが内側ケース片12bの範囲内に収まるので、リクライニング機構10の大型化を抑制しつつ、リクライニング機構10の取り付けを容易に行うことが可能となる。
なお、内側ケース片12bの外表面12cについては、位置決め突起12dが形成されているケースに限定されず、外表面12cに位置決め突起12dが形成されておらず前面が平面であることとしてもよい。かかる場合には、位置決め突起12dが設けられていない分、接着面積が増えるため、リクライニング機構10をサイドフレーム12に対して良好に接着することができ、取り付け位置に安定的に配置しておくことが可能になる。上記の構成、すなわち、内側ケース片12bの外表面12cに位置決め突起12dが形成されていない構成については、以降の例(第2例〜第8例)においても適用可能である。
一方、第1例に係るサイドフレーム22は、その外側面22bの下端部に、幅方向内側に窪んで形成された凹部24が設けられている。この凹部24は、略円柱状に形成された窪みであり、その外径はリクライニング機構10のケース12の外径よりもやや大きくなっている。そして、上記の凹部24内にリクライニング機構10をセットし、凹部24の底面24aに内側ケース片12bの外表面12c、より具体的には非突起領域12eが接着剤にて接着される。つまり、第1例では、サイドフレーム22の外側面22b中、凹部24の底面24aが、リクライニング機構10が取り付けられる部位となる。換言すると、第1例では、リクライニング機構10が取り付けられる部位が、サイドフレーム22の外側面22b中、凹部24内に位置することとなる。
以上のような第1例では、リクライニング機構10をサイドフレーム22に取り付けるにあたり、サイドフレーム22に設けられた凹部24内にリクライニング機構10をセットすることになり、リクライニング機構10の位置決めが容易になる。なお、第1例において、前述した位置決め孔22cは、当然ながら凹部24の底面24aに形成されている。また、サイドフレーム22に設けられた凹部24内にリクライニング機構10をセットすることで、凹部24の深さ分、幅方向において車両用シートSの小型化することも可能となる。
<第2例について>
接着剤によってリクライニング機構100をサイドフレーム122に取り付けるための構造の第2例について図9乃至12を参照しながら説明する。
第2例に係るリクライニング機構100は、第1例と同様、位置決め突起112dをサイドフレーム122の外側面122bに形成された位置決め孔122cに嵌め込み、内側ケース片112bの外表面112c中の非突起領域112eをサイドフレーム122の外側面122bに接着材で接着することによりサイドフレーム122に取り付けられる。つまり、第2例においても、第1例と同様、サイドフレーム122の外側面122bに接着される非突起領域112eが内側ケース片112bの範囲内に収まることで、リクライニング機構100の大型化を抑制し、リクライニング機構100の取り付けを容易に行うことが可能となる。
一方、第2例に係るサイドフレーム122は、図9に示すように、その外側面122bの下端部に、軸穴122a(第1例における軸穴22aに相当)を中心として環状に形成された凸部123が設けられている。この凸部123は、サイドフレーム122の外側面122bから幅方向外側に突出しており、半円状となったサイドフレーム122の下端部の外縁に沿うように環状に形成されている。
より具体的に説明すると、環状をなした凸部123は、サイドフレーム122の外側面122b下端部の外縁よりも内側に形成されている。換言すると、第2例に係るサイドフレーム122は、凸部123と凸部以外の非凸部124とを備えており、凸部123は、幅方向から見たときに非凸部124中、外側面122bの下端部が備えられている部分の外縁よりも内側に位置している。ここで、非凸部124とは、幅方向において凸部123の内側で凸部123と隣接する部分である。上記の位置関係により、サイドフレーム122の外表面122bに凸部123を設けるにあたり、サイドフレーム122の下端部のスペースを有効利用して凸部123を設けることで、車両用シートSのコンパクト化を図ることが可能となる。
また、環状の凸部123が囲むスペースの径は、リクライニング機構100のケース112の外径よりもやや大きくなっている。そして、図10に示すように、凸部123が囲むスペース内にリクライニング機構10をセットした上で、サイドフレーム122の外側面122b中、凸部123によって囲まれる範囲に内側ケース片112bの外表面112c中の非突起領域112eを接着材で接着することにより、リクライニング機構100がサイドフレーム122に取り付けられる。なお、第2例において、位置決め孔122cは、サイドフレーム122の外側面122b中、凸部123によって囲まれる範囲内に形成されている。
以上のような第2例では、リクライニング機構100取り付けの際、サイドフレーム122に設けられた環状の凸部123が囲むスペース内にリクライニング機構100をセットすることになり、第1例と同様、リクライニング機構100の位置決めが容易になる。
また、第2例では、サイドフレーム122の外側面122b中、リクライニング機構10が取り付けられる部位と隣接する位置に凸部123が設けられている。これにより、サイドフレーム122中、凸部123が設けられた部分の剛性が高まり、剛性が高まった凸部123周辺にリクライニング機構100を取り付けることで、リクライニング機構100をその取り付け位置に安定的に保持しておくことが可能になる。
特に、第2例では凸部123が環状をなし、リクライニング機構100が取り付けられる部位は、サイドフレーム122の外側面122b中、凸部123に囲まれた範囲内に位置している。これにより、凸部123を設けることによって得られる効果がより効果的に発揮されることになる。すなわち、環状の凸部123の内側に位置する領域については、十分に剛性が確保されているため、当該領域にリクライニング機構100を取り付けることで、リクライニング機構100を安定的に取り付け位置に保持しておく効果がより効果的に発揮されることとなる。
なお、凸部123を形成するにあたっては、サイドフレーム122中、凸部123が形成される部位の厚みを凸部123の高さ分だけ肉厚にすればよいが、図11に示すように、凸部123が形成されている部分の厚みについても凸部123が形成されていない部分の厚みと同一にするために、シートバックフレーム1の成形処理において凸部123が形成される部分の裏側(内側)を窪ませることとしてもよい。
また、サイドフレーム122の外側面122b中、リクライニング機構100が取り付けられる部位周辺の剛性を高める目的から、図12に示すように、凸部123の外周面から突出した補強リブ125が形成されていることとしてもよい。かかる補強リブ125を設ける構成については、以降に説明する例のうち、凸部を備えるもの(具体的には第3例、第5例及び第6例)についても適用可能である。
上記の事項以外の点において、第2例に係るリクライニング機構100及びサイドフレーム122は、第1例に係るリクライニング機構10及びサイドフレーム12と同様である。
<第3例について>
接着剤によってリクライニング機構200をサイドフレーム222に取り付けるための構造の第3例について図13乃至15を参照しながら説明する。
第3例に係るサイドフレーム222は、図13に示すように、その外側面222bの下端部に、軸穴222a(第1例における軸穴22aに相当)を中心として環状に形成された凸部223が設けられている。この凸部223は、第2例の凸部123と同様の機能を発揮するものである。すなわち、第3例では、第2例と同様に、凸部223が囲むスペース内にリクライニング機構200をセットし、サイドフレーム222の外側面222b中、凸部223によって囲まれる範囲に接着材で接着することで、リクライニング機構200がサイドフレーム222に取り付けられる。
一方、第3例に係る凸部223には、内側を略矩形状に切り欠いた切り欠き部223aが、凸部223の内周方向に沿って均等間隔で複数(図13に示す例では2個)形成されている。これに対応するように、第3例に係るリクライニング機構200では、内側ケース片212bの外表面212cから径方向外側に向かって突出した略矩形状の突起213が、内側ケース片212bの外周方向において上記切り欠き部223aと対応する位置に形成されている。
そして、リクライニング機構200をサイドフレーム222の凸部223が囲むスペース内にセットするときには、各切り欠き部223a内に上記の突起213が入り込むようにセットする。この状態でリクライニング機構200をサイドフレーム222の外側面222bに接着すれば、リクライニング機構200をその取り付け位置に安定的に保持しておくことが可能になるとともに、リクライニング機構200が取り付け位置から外れて意図せずにシートバックフレーム1に対して相対回転するのを抑制することが可能になる。
つまり、第3例では、リクライニング機構200がシートバックフレーム1、より具体的にはサイドフレーム222に対して相対回転しようとしても、突起213が切り欠き部223aの淵に係止される結果、当該相対回転が抑制されることになる。
なお、シートバックフレーム1に対するリクライニング機構200の相対回転を抑制する効果を高めるために、図14及び15に示すように、リクライニング機構200側では突起213の先端をL字状に折り曲げ、サイドフレーム222側では、外側面222b中、切り欠き部223a内に位置する部分にスリット224を形成することとしてもよい。すなわち、リクライニング機構200をサイドフレーム222の凸部223が囲むスペース内にセットするときに、各切り欠き部223a内に突起213を入れ込むとともに、L字状に折曲がった突起213の先端をスリット224に差し込めば、シートバックフレーム1に対するリクライニング機構200の相対回転をより効果的に抑制することが可能となる。
上記の事項以外の点において、第3例に係るリクライニング機構200及びサイドフレーム222は、第2例に係るリクライニング機構100及びサイドフレーム122と同様である。
<第4例について>
接着剤によってリクライニング機構300をサイドフレーム322に取り付けるための構造の第4例について図16を参照しながら説明する。
第4例に係るリクライニング機構300では、図16に示すように、内側ケース片312bの外表面312cから突出した位置決め突起312dにボルト穴312fが形成されている。そして、リクライニング機構300をサイドフレーム322の外側面322bに取り付けるにあたり、外側面322bに形成された位置決め孔322cに嵌め込むとともに、位置決め孔322cに挿通したボルト323を位置決め突起312dのボルト穴312fに嵌合させる。これにより、第4例に係るリクライニング機構300は、内側ケース片312bの位置決め突起312dにてボルト止めされ、内側ケース312bの外表面312c中の非突起領域312eにてサイドフレーム322の外側面322bに接着される。以上の結果、第4例では、接着とボルト止めの双方を用いることで、リクライニング機構300をサイドフレーム322の外側面322bにより強固に取り付けることが可能となる。
<第5例について>
接着剤によってリクライニング機構400をサイドフレーム422に取り付けるための構造の第5例について図17乃至20を参照しながら説明する。
第5例に係るリクライニング機構400は、図17に示すように、リクライニング機構本体11及びケース412の他に、台座部材としての取り付けブラケット413を有する。この取り付けブラケット413は、図18に図示した外形形状を有する金属プレートであり、リクライニング機構400をサイドフレーム422に取り付ける際にケース412とサイドフレーム422の外側面422bとの間に介在する。
すなわち、第5例では、リクライニング機構400をサイドフレーム422に取り付ける際、内側ケース片412bを取り付けブラケット413に固定し、内側ケース片412bが固定された取り付けブラケット413の外表面413aがサイドフレーム422の外側面422bに接着剤で接着される。取り付けブラケット413の外表面413aとは、取り付けブラケット413中、内側ケース片412bが固定されている側とは反対側の面であり、換言すると、サイドフレーム422の外表面422bと対向する側の面である。
なお、内側ケース片412bと取り付けブラケット413との固定については、接着やボルト止め等、公知の固定手段を用いることが可能である。さらに、第5例に係る内側ケース片412bの外表面412cには位置決め突起412dが形成されており、当該位置決め突起412dが取り付けブラケット413に形成された位置決め孔413bに嵌め込まれた状態で、内側ケース片412bが取り付けブラケット413に取り付けられる。
また、図17に示すように、取り付けブラケット413の外表面413aは、内側ケース片412bの外表面412cよりも大きくなっている。換言すると、リクライニング機構400をサイドフレーム422に取り付けた状態において、取り付けブラケット413中、サイドフレーム422の外側面422bに接着されている部分、すなわち、外表面413aについては、その外縁が、内側ケース片412bの取り付けブラケット413と対向する部分、すなわち、内側ケース片412bの外表面412cの外縁の外側に位置している。
以上のように第5例では、取り付けブラケット413をサイドフレーム422の外側面422b中、リクライニング機構400が取り付けられる部位に接着剤で接着することにより、リクライニング機構400をサイドフレーム422に取り付ける。これにより、内側ケース片412bの外表面412cをサイドフレーム422の外側面422bに接着する場合と比較して、接着面積をより広く確保することが可能となる。この結果、リクライニング機構400の取り付けがより容易になる。さらに、金属プレートからなる取り付けブラケット413を介してリクライニング機構400をサイドフレーム422に取り付けるため、リクライニング機構400の取り付け剛性が向上する。
次に、第5例に係るサイドフレーム422と取り付けブラケット413の形状について説明する。第5例に係るサイドフレーム422は、図19に示すように、その外側面422bの下端部に、軸穴422a(第1例における軸穴22aに相当)を中心として馬蹄状に形成された凸部423が設けられている。この凸部423は、サイドフレーム422の外側面422bから幅方向外側に突出しており、半円状となったサイドフレーム422の下端部の外縁に沿うように円弧状に形成されている。なお、本実施形態において、馬蹄状の凸部423は、開口部分(すなわち、凸部423が途切れている部分)が上方に位置するように形成されている。
馬蹄状の凸部423は、サイドフレーム422の外側面422b下端部の外縁よりも内側に形成されている。換言すると、第5例に係るサイドフレーム422は、凸部423と凸部以外の非凸部424とを備えており、凸部423は、幅方向から見たときに非凸部424中、外側面422bの下端部が備えられている部分の外縁よりも内側に位置している。このような位置関係により、サイドフレーム422の外表面422bに凸部423を設けるにあたり、サイドフレーム422の下端部のスペースを有効利用して凸部423を設けることで、車両用シートSのコンパクト化を図ることが可能となる。
また、馬蹄状の凸部423には、図19に示すように、内側を略扇状に切り欠いた切り欠き部423aが形成されている。この切り欠き部423aは、本発明の窪み部に相当し、本実施形態では2個形成されており、一方の切り欠き部423aは、サイドフレーム422の最下位置から約60度前方に回転した位置にあり、他方の切り欠き部423aは、サイドフレーム422の最下位置から約60度後方に回転した位置にある。ただし、切り欠き部423aの個数及び形成位置については、これに限定されるものではなく、任意に設定することが可能である。
そして、サイドフレーム422の外側面422b中、凸部423が囲むスペース内にリクライニング機構400が取り付けブラケット413を介して取り付けられる。すなわち、第5例では、サイドフレーム422の外側面422b中、リクライニング機構400が取り付けられる部位と隣接する位置に凸部423が設けられており、剛性が高まった凸部423周辺にリクライニング機構400を取り付けることで、リクライニング機構400をその取り付け位置に安定的に保持しておくことが可能になる。
一方、第5例に係る取り付けブラケット413については、図18に示すように、被接着部414と、屈曲部415とを有する。被接着部414は、サイドフレーム422の外側面422b中、凸部423に囲まれる範囲に接着される部分であり、凸部423に対応した外形形状となっている。より具体的に説明すると、被接着部414は、略円形状となっており、その外周には、径方向外側に張り出した略扇状の張出部414aが複数(図18に示すケースでは、3つ)形成されている。
そして、サイドフレーム422の外側面422bにリクライニング機構400が取り付けられた状態では、図20に示すように、3つの張出部414aのうちの2つが、それぞれ対応する切り欠き部423a内に位置するようになり、残りの張出部414aは、凸部423の開口部分内に位置するようになる。つまり、サイドフレーム422の外側面422bにリクライニング機構400が取り付けられた状態では、被接着部414の外縁が凸部423に沿うように、凸部423により囲まれるスペース内にリクライニング機構400がセットされる。換言すると、凸部423は、サイドフレーム422の外側面422bに接着された状態の取り付けブラケット413の外縁のうち、一部に沿うように形成されている。
また、リクライニング機構400がサイドフレーム422の外側面422bに取り付けられた状態において、凸部423中、被接着部414の外縁に沿った部分には、被接着部414が位置する側とは反対側に窪んだ切り欠き部423aが位置している。この際、被接着部414は、凸部423が位置する側に張り出した張出部414aが切り欠き部423a内に位置した状態で、サイドフレーム422の外側面422b中、凸部423が囲む範囲内に接着されている。
以上のように第5例では、取り付けブラケット413の被接着部414に設けられた張出部414aが凸部423の切り欠き部423a内に入り込んだ状態で、サイドフレーム422の外側面422bにリクライニング機構400が取り付けられる。これにより、リクライニング機構400がシートバックフレーム1に対して相対回転しようとしても、張出部414aが切り欠き部423aの淵に当接して係止されるので、シートバックフレーム1に対するリクライニング機構400の相対回転が抑制されることになる。
屈曲部415は、取り付けブラケット413中、L字状に屈曲した部分であり、リクライニング機構400がサイドフレーム422の外側面422bに取り付けられた状態において、幅方向外側、すなわち、サイドフレーム422が位置する側とは反対側に延出した延出部に相当する。この屈曲部415は、被接着部414の上端部、より具体的には、リクライニング機構400がサイドフレーム422に取り付けられた際に凸部423の開口部分内に位置する張出部414aの上に備えられている。
また、図18に示すように、屈曲部415のうち、幅方向外側に延出した部分には係合溝415aが形成されている。この係合溝415aには、前述した渦巻きバネ30の一端部30aが引っ掛けられるようになる。つまり、第5例では、取り付けブラケット413の一部である屈曲部415が、渦巻きバネ30の一端部30aを係止するための係止部31として機能する。
以上のように、第5例では、渦巻きバネ30の一端部30aを係止するための係止部31が取り付けブラケット413に一体的に備えられている。これにより、第5例では、渦巻きバネ30の一端30aを係止しておくための部材を別途設ける必要がなく、部品点数を削減することが可能となる。また、渦巻きバネ30の一端30aを係止しておくための部分を取り付けブラケット413に設けることにより、取り付けブラケット413自身の剛性が向上する。この結果、取り付けブラケット413を介してリクライニング機構400をサイドフレーム422に取り付ける場合において、リクライニング機構400をその取り付け位置により安定的に保持しておくことが可能となる。
また、本実施形態では、渦巻きバネ30の一端部30aを係止する屈曲部415が、被接着部414の張出部414aと隣接して設けられている。ここで、被接着部414の周方向における張出部414aの長さは、同方向における屈曲部415の長さよりも長くなっている。これにより、屈曲部415は、より幅広な張出部414aに支持されることとなり、渦巻きバネ30の付勢力が作用しても撓み難くなっている。
<第6例について>
接着剤によってリクライニング機構500をサイドフレーム522に取り付けるための構造の第6例について図21及び22を参照しながら説明する。
前述した第5例では、取り付けブラケット413がサイドフレーム422の外側面422bに接着された状態において、取り付けブラケット413の外縁の一部に沿うように馬蹄状に形成された凸部423について説明した。ただし、これに限定されるものではなく、図21に示すように、取り付けブラケット513の外縁の全部に沿うように凸部523が環状に形成されているケースも考えられる。かかるケースが第6例の構成である。
具体的に説明すると、第6例に係るリクライニング機構500には、図21に示すように、その外側面522bの下端部に、軸穴522a(第1例における軸穴22aに相当)を中心として環状に形成された凸部523が設けられている。この凸部523は、サイドフレーム522の外側面522bから幅方向外側に突出しており、半円状となったサイドフレーム522の下端部の外縁に沿うように環状に形成されている。
一方、第6例に係るリクライニング機構500は、環状の凸部523が取り囲むスペースよりもやや小さい略円状の取り付けブラケット513を備えている。この取り付けブラケット513にはリクライニング機構500のケース512、より具体的には、内側ケース片512bの外表面512cが固定される。そして、取り付けブラケット513が、サイドフレーム522の外側面522b中、凸部523が取り囲む範囲内に接着剤で接着されることにより、図22に示すように、リクライニング機構500がサイドフレーム522に取り付けられることになる。
以上のように、第6例では、取り付けブラケット513の外縁の全部に沿うように凸部523が環状に形成されている結果、上記外縁の一部のみに沿うように形成されている場合と比較して、サイドフレーム522のうち、リクライニング機構500が取り付けられる部位周辺の剛性をより向上させることが可能となる。
上記の事項以外の点において、第6例に係るリクライニング機構500及びサイドフレーム522は、第5例に係るリクライニング機構400及びサイドフレーム422と同様である。
<第7例について>
接着剤によってリクライニング機構600をサイドフレーム622に取り付けるための構造の第7例について図23及び24を参照しながら説明する。
第7例に係るリクライニング機構600は、図23に示すように、略円板状の取り付けブラケット613を備え、この取り付けブラケット613には、リクライニング機構600のケース612、より具体的には内側ケース片612bの内表面612cが固定されている。また、取り付けブラケット613のうち、リクライニング機構600のケース612が固定されている側とは反対側の面、すなわち、サイドフレーム622の外側面622bに取り付けられる面には、当該面に対して略垂直に突出形成された突出部613aが複数(図23に示すケースでは、3つ)形成されている。
一方、第7例に係るサイドフレーム622の外側面622bには、上記の突出部613aと対応する位置にスリット状の孔623が形成されている。そして、第7例では、リクライニング機構600をサイドフレーム622の外側面622bに取り付ける際、図24に示すように、各突出部613aを挿入した上で、取り付けブラケット613をサイドフレーム622の外側面622bに接着剤にて接着する。
以上のように第7例では、サイドフレーム622の外側面622b中、リクライニング機構600が取り付けられる部位に形成された孔623に、取り付けブラケット613に設けられた突出部613aが挿入される。そして、かかる状態で、上記リクライニング機構600が取り付けられる部位に取り付けブラケット613が接着剤にて接着されることにより、リクライニング機構600がサイドフレーム622の外側面622bに取り付けられている。これにより、リクライニング機構600がシートバックフレーム1に対して相対回転しようとしても、上記の突出部613aが孔623の淵に当接して係止されるため、リクライニング機構600の相対回転が抑制されることになる。
また、第7例では、突出部613aの外周面についても接着面として利用すれば、リクライニング機構600をサイドフレーム622に接着する際の接着面積をより広く確保することが可能となる。
S 車両用シート
S1 シートバック
S2 シートクッション
S3 ヘッドレスト
HP ヘッドレストピラー
1 シートバックフレーム
2 シートクッションフレーム
1a,2a,3a クッションパッド
1b,2b,3b 表皮材
4 スライドレール機構
5 高さ調整機構
10,100,200,300,400,500,600 リクライニング機構
11 リクライニング機構本体
12,112,412,512,612 ケース
12a 外側ケース片
12b,112b,212b,312b,412b,512b,612b 内側ケース片
12c,112c,212c,312c,412c,612c 外表面
12d,112d,312d,412d 位置決め突起
12e,112e,212e,312e 非突起領域
312f ボルト穴
13 係合ギア
14 ロックギア部
15 摺動ロック部材
16 経路規定部
17 カム面
18 カム体
19 バネ体
20 回動軸
21 上部フレーム
22,122,222,322,422,522,622 サイドフレーム
22a,122a,222a,422a、522a 軸穴
22b,122b,222b,322b,422b,522b,622b 外側面
22c,122c,322c 位置決め孔
23 下部フレーム
24 凹部
24a 底面
30 渦巻きバネ
30a 一端部
30b 他端部
31,32 係止部
33 操作レバー
123,223,423,523 凸部
124,424 非凸部
125 補強リブ
223a,423a 切り欠き部
213 突起
224 スリット
323 ボルト
413,513,613 取り付けブラケット
413a 外表面
413b 位置決め孔
414 被接着部
414a 張出部
415 屈曲部
415a 係合溝
613a 突起部
623 孔

Claims (10)

  1. 樹脂材料からなる樹脂成形部を有するシートバックフレームと、
    該シートバックフレームを回動可能な状態で支持するために前記樹脂成形部に取り付けられているリクライニング機構と、を備え、
    該リクライニング機構は、前記樹脂成形部に形成された取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着剤にて接着されることにより、前記樹脂成形部に取り付けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記リクライニング機構は、前記シートバックフレームを回動させる際に駆動するリクライニング機構本体と、該リクライニング機構本体を収容するケースと、を有し、
    該ケースが前記取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着されることにより、前記リクライニング機構が前記樹脂成形部に取り付けられ、
    前記ケースの前記取り付け面と対向する部分の外縁の内側に、前記取り付け面に接着される被接着面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記樹脂成形部は、前記シートバックフレームが前記車両用シートの幅方向における端部に備えるサイドフレームであり、
    前記取り付け面は、前記サイドフレームの側面のうち、前記幅方向の外側に面した外側面であり、
    前記リクライニング機構が取り付けられる部位は、前記外側面中、前記幅方向の内側に窪んで形成された凹部内に位置することを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記樹脂成形部は、前記シートバックフレームが前記車両用シートの幅方向における端部に備えるサイドフレームであり、
    前記取り付け面は、前記サイドフレームの側面のうち、前記幅方向の外側に面した外側面であり、
    前記外側面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位と隣接する位置に、前記幅方向の外側に突出して形成された凸部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  5. 前記凸部は環状をなし、
    前記リクライニング機構が取り付けられる部位は、前記外側面中、前記凸部に囲まれた範囲内に位置することを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。
  6. 前記リクライニング機構は、前記シートバックフレームを回動させる際に駆動するリクライニング機構本体と、該リクライニング機構本体を収容するケースと、前記車両用シートの幅方向において該ケースと前記樹脂成形部との間に介在する台座部材と、を備え、
    該台座部材が前記取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着されることにより、前記リクライニング機構が前記樹脂成形部に取り付けられ、
    前記台座部材の前記取り付け面に接着されている部分の外縁は、前記ケースの前記台座部材と対向する部分の外縁の外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  7. 前記樹脂成形部は、前記シートバックフレームが前記幅方向における端部に備えるサイドフレームであり、
    前記取り付け面は、前記サイドフレームの側面のうち、前記幅方向の外側に面した外側面であり、
    前記外側面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位と隣接する位置に、前記幅方向の外側に突出して形成された凸部が設けられており、
    該凸部は、前記外側面に接着された状態の前記台座部材の外縁のうち、少なくとも一部に沿うように形成され、
    前記凸部中、前記台座部材の外縁に沿った部分には、前記台座部材が位置する側とは反対側に窪んだ窪み部が設けられ、
    前記台座部材は、前記外側面に接着された状態において前記凸部が位置する側に張り出した張出部を備え、該張出部が前記窪み部内に位置した状態で前記外側面中の前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用シート。
  8. 前記凸部は、前記外側面の下端部に設けられ、
    前記サイドフレームは、前記凸部と、前記凸部以外の非凸部とを備え、
    前記凸部は、前記幅方向から見たときに、前記非凸部中、前記外側面の下端部が備えられている部分の外縁の内側に位置していることを特徴とする請求項4又は7に記載の車両用シート。
  9. 前記シートバックフレームを前方に回動させるように付勢する弾性部材が更に備えられ、
    前記台座部材には、前記幅方向において前記サイドフレームが位置する側とは反対側に延出した延出部が形成され、
    該延出部に前記弾性部材の一端部が係止されていることを特徴とする請求項6に記載の車両用シート。
  10. 前記樹脂成形部に形成された前記取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に孔が形成されており、
    前記リクライニング機構は、前記取り付け面に取り付けられる部分から突出形成された突出部を有し、
    前記リクライニング機構は、前記突出部が前記孔に挿入された状態で、前記取り付け面中、前記リクライニング機構が取り付けられる部位に接着剤にて接着されることにより、前記樹脂成形部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
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