JP2017202826A - シート - Google Patents

シート Download PDF

Info

Publication number
JP2017202826A
JP2017202826A JP2017142378A JP2017142378A JP2017202826A JP 2017202826 A JP2017202826 A JP 2017202826A JP 2017142378 A JP2017142378 A JP 2017142378A JP 2017142378 A JP2017142378 A JP 2017142378A JP 2017202826 A JP2017202826 A JP 2017202826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
bracket
shaft
engagement
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017142378A
Other languages
English (en)
Inventor
将也 古田
Masaya Furuta
将也 古田
裕司 廣瀬
Yuji Hirose
裕司 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2017142378A priority Critical patent/JP2017202826A/ja
Publication of JP2017202826A publication Critical patent/JP2017202826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

【課題】リベット、ボルトナット結合及び溶接以外の手段でリクライニング機構のブラケットをフレームに取り付けられるようにする。【解決手段】シート1が、フレーム41と、ブラケット51を有したリクライニング機構5と、ブラケット51に凸設された係合ピン63と、フレーム41に形成された係合溝穴64と、を備える。係合溝穴64は、幅広部64aと、幅広部64aに連なっているとともに幅広部64aよりも幅が狭い幅狭部64bと、を有する。係合ピン63が幅広部64aから幅狭部64bに嵌め込まれて、幅狭部64bに係合する。さらに、ブラケット51に設けられた軸部61がフレーム41に形成された軸受孔62に挿入され、軸部のラジアル荷重が軸受孔に受けられ、係合凸部が軸部の周辺に設けられ、係合溝穴が軸受孔の周辺に形成され、幅狭部が幅広部から軸受孔を中心とした周方向に延びている。【選択図】図4

Description

本発明はリクライニング機構を備えるシートに関する。
特許文献1には、車両用シートのリクライニング機構が開示されているとともに(図2等参照)、リクライニング機構の支持ブラケット(10)をボトムシート(2)に取り付けることが記載されている。
特許文献2には、リクライニング機構のブラケット(11)をボルト(13a、13b)及びナット(14a,14b)によってバックレストのフレーム(10)に締結した技術が開示されている。
特許第4968776号公報 特開2001−113997号公報
リクライニング機構をシートのフレームに取り付けるに際しては、リベットをかしめることによってリクライニング機構のブラケットをシートのフレームに締結するか、ボルト及びナットによってブラケットをフレームに締結するか(特許文献2参照)、或いはブラケットをフレームに溶接する。
しかし、リクライニング機構のブラケット或いはシートのフレームの素材によっては、リベット、ボルトナット結合及び溶接の何れも利用することができないことがある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、リベット、ボルトナット結合及び溶接以外の手段でリクライニング機構のブラケットをフレームに取り付けられるようにすることである。
以上の課題を解決するための請求項1に係る発明は、フレームと、ブラケットを有したリクライニング機構と、前記ブラケットと前記フレームのうちの一方の部材に設けられた係合凸部と、前記ブラケットと前記フレームのうちの他方の部材に形成された係合溝穴と、を備え、前記係合溝穴は、幅広部と、前記幅広部に連なっているとともに前記幅広部よりも幅が狭い幅狭部と、を有し、前記係合凸部が前記幅広部から前記幅狭部に嵌め込まれて、前記幅狭部に係合すし、前記一方の部材に設けられた軸部と、前記他方の部材に形成された軸受孔と、を更に備え、前記軸部が前記軸受孔に挿入され、前記軸部のラジアル荷重が前記軸受孔に受けられ、前記係合凸部が前記軸部の周辺において前記一方の部材に設けられ、前記係合溝穴が前記軸受孔の周辺において前記他方の部材に形成され、前記幅狭部が前記幅広部から前記軸受孔を中心とした周方向に延びているシートである。
請求項2に係る発明は、前記係合凸部の外周円から延出したフランジを更に備え、前記フランジが前記幅狭部の周辺において前記他方の部材に係止する請求項1に記載のシートである。
請求項3に係る発明は、前記幅広部と前記幅狭部の境界において前記係合溝穴の内周面に設けられた突出部を更に備え、前記係合凸部が前記突出部に係止する請求項1又は2に記載のシートである。
請求項4に係る発明は、前記ブラケットの反対側において前記フレームに接合され、前記係合溝穴を閉塞した第二フレームを更に備える請求項1から3の何れか一項に記載のシートである。
請求項5に係る発明は、前記フレームがボトムシートに対して立てられたバックレストのフレームであり、前記係合凸部が前記ブラケットに設けられ、前記係合溝穴が前記フレームに形成されている請求項1から4の何れか一項に記載のシートである。
請求項6に係る発明は、前記係合凸部及び前記係合溝穴の数が複数であり、前記係合凸部の上下方向の位置が互いにずれている請求項5に記載のシートである。
請求項7に係る発明は、前記幅狭部が前記幅広部から前に延びるように形成されている請求項5又は6に記載のシートである。
請求項8に係る発明は、前記幅狭部が前記幅広部から後ろに延びるように形成されている請求項5又は6に記載のシートである。
請求項9に係る発明は、前記ブラケットに形成されているとともに前記リクライニング機構のシャフトが通されたシャフト穴と第二の穴とが前記ブラケットに形成され、前記第二の穴が前記シャフト穴の中心と前記係合凸部の中心とを結ぶ線からずれた位置に配置されている請求項5から8の何れか一項に記載のシートである。
請求項1に係る発明によれば、リベット、ボルトナット結合或いは溶接を利用せずとも、係合凸部が係合溝穴の幅狭部に嵌め込まれることによってブラケットがフレームに固定される。
また、係合凸部を係合溝穴の幅狭部に嵌め込むことによって、リクライニング機構をフレームに簡単に組み付けることができる。
さらに、請求項1に係る発明によれば、軸部及び軸受孔を中心にしてブラケットとフレームを逆向きに回転させることによって、係合凸部を幅広部から幅狭部に嵌め込みやすい。
請求項2に係る発明によれば、フランジが幅狭部の周辺においてフレームに係止するので、係合凸部が幅狭部から抜けることを抑制することができるとともに、係合凸部と幅狭部の係合強度が向上する。
請求項3に係る発明によれば、係合凸部が幅狭部から幅広部へ抜けることを突出部によって抑制することができる。
請求項4に係る発明によれば、係合凸部が幅狭部から抜けることを第二フレームによって抑制することができる。
請求項5に係る発明によれば、係合溝穴がフレームに形成され、係合凸部がブラケットに設けられているから、ブラケットをフレームに組み付ける際の作業性が向上するとともに、リクライニング機構とフレームの取付構造の大型化を抑制することができる。
請求項6に係る発明によれば、複数の係合溝穴の上下方向の位置がずれているので、係合溝穴によるフレームの剛性低下を抑えることができる。
請求項7に係る発明によれば、シートの後ろから衝撃力がシートに作用した場合に、所謂サブマリン現象によって着座者の上半身が後ろに倒れて、バックレストが着座者の上半身によって後ろに押されても、幅狭部が幅広部から前方に延びているので、幅狭部の前端部が係合凸部に受けられる。そのため、バックレストがブラケットに対して動くことを抑制することができ、着座者の上半身がバックレストによってしっかり支えられる。
請求項8に係る発明によれば、シートの後ろから衝撃力がシートに作用した場合に、後ろ向きの慣性力がバックレストに作用する。この慣性力の向きは係合凸部が幅狭部から幅広部に抜ける向きであるから、着座者の上半身がバックレストに当たるまでにバックレストが慣性力によってブラケットに対して後ろに変位する。そのため、着座者の上半身がバックレストに当たっても、衝撃力をバックレストの変位により吸収することができる。
請求項9に係る発明によれば、第二の穴が係合凸部の中心とシャフト穴の中心とを結ぶ線からずれた位置に形成されているから、第二の穴によるブラケットの剛性低下を抑えることができる。
本発明の実施の形態に係るシートの側面図である。 同実施形態に係るシートのリクライニング機構、ボトムシートのフレームの左後部及びバックレストのフレームの左下部を示した斜視図である。 同実施形態に係るシートのリクライニング機構、ボトムシートのフレームの左後部及びバックレストのフレームの左下部を示した斜視図である。 同実施形態に係るシートのリクライニング機構、ボトムシートのフレームの左後部及びバックレストのフレームの左下部を示した分解斜視図である。 同実施形態に係るシートのリクライニング機構のブラケット及びバックレストのフレームの左下部を示した外側側面図である。 同実施形態に係るシートのリクライニング機構のブラケット及びバックレストのフレームの左下部を示した内側側面図である。 変形例に係るシートのリクライニング機構のブラケット及びバックレストのフレームの左下部を示した内側側面図である。 変形例に係るシートの係合ピン、フランジ及び係合溝穴を示した側面図である。 変形例に係るシートのリクライニング機構、ボトムシートのフレームの左後部及びバックレストのフレームの左下部を示した分解斜視図である。 変形例に係るシートのリクライニング機構、ボトムシートのフレームの左後部及びバックレストのフレームの左下部を示した分解斜視図である。 変形例に係るシートのリクライニング機構、ボトムシートのフレームの左後部及びバックレストのフレームの左下部を示した分解斜視図である。 変形例に係るシートのリクライニング機構のブラケット及びバックレストのフレームの左下部を示した内側側面図である。 変形例に係るシートのリクライニング機構のブラケット及びバックレストのフレームの左下部を示した内側側面図である。 変形例に係るシートのリクライニング機構、ボトムシートのフレームの左後部及びバックレストのフレームの左下部を示した分解斜視図である。 変形例に係るシートのリクライニング機構、ボトムシートのフレームの左後部及びバックレストのフレームの左下部を示した分解斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が以下の実施形態に付されているので、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1はシート1の側面図である。このシート1は乗物用シートであり、特に自動車の室内に設けられる車両用シートである。
シート1はスライドレール2、ボトムシート3、バックレスト4及びリクライニング機構5等を備える。バックレスト4の下端部がリクライニング機構5によってボトムシート3の後端部に連結され、バックレスト4がボトムシート3の後端部で立てられている。バックレスト4は、リクライニング機構5によってボトムシート3に対して前後方向に傾動可能である。リクライニング機構5は、バックレスト4をボトムシート3にロックすることによってバックレスト4の傾動を止めるとともに、そのロックを解除してバックレスト4を前に傾動する方向にバックレスト4を付勢する。
ボトムシート3はフレーム31、クッションパッド及び表皮を有する。フレーム31を上から見るとフレーム31が枠状に形作られ、そのフレーム31がクッションパッドに包み込まれ、表皮がクッションパッドに覆い被さっている。フレーム31は金属材料(例えば、ステンレス鋼)又は樹脂材料(例えば、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂その他の強化樹脂)からなる。そのフレーム31がスライドレール2に取り付けられ、スライドレール2によってボトムシート3が前後移動可能に設けられている。
バックレスト4はフレーム41、第二フレーム42、クッションパッド及び表皮を有する。フレーム41及び第二フレーム42は金属材料(例えば、ステンレス鋼)又は樹脂材料(例えば、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂その他の強化樹脂)からなる。フレーム41及び第二フレーム42を前から見るとフレーム41及び第二フレーム42が枠状に形作られ、第二フレーム42がフレーム41の内側に接着剤によって接合されている。フレーム41及び第二フレーム42がクッションパッドに包み込まれ、表皮がクッションパッドに覆い被さっている。
図2は、シート1を背面から見てシート1の左側に設けられたリクライニング機構5によって連結されたフレーム31の左後部及びフレーム41,42の左下部を示した斜視図である。図3は、フレーム41から第二フレーム42を取り外した状態で示した斜視図である。図4は、リクライニング機構5をフレーム41から取り外した状態でフレーム31の左後部、フレーム41の左下部及びリクライニング機構5を示した分解斜視図である。図2〜図4では、シート1を背面から見てフレーム31の左後部とフレーム41,42の左下部との連結部をその内側(背面から見て右側、正面から見て左側)且つその上斜め前側から見て示す。
シート1を背面から見てフレーム31の右後部とフレーム41,42の右下部との連結部は、左右方向に直交する鉛直面(対称面)に関して、シート1を背面から見てフレーム31の左後部とフレーム41の左下部との連結部(図2〜4参照)に対して鏡像の関係にある。そのため、シート1を背面から見てフレーム31の右後部とフレーム41,42の右下部との連結部についての説明を省略する。
図2〜図4に示すように、リクライニング機構5は、第一ブラケット51、第二ブラケット52、ハウジング53、渦巻きバネ54及びロック機構等を有する。
第一ブラケット51、第二ブラケット52及びハウジング53が金属材料(例えば、ステンレス鋼)又は樹脂材料(例えば、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂その他の強化樹脂)からなる。
ハウジング53が、左右方向に延在したシャフト(例えば、パイプ)55を中心にして第二ブラケット52に対して回転可能となって、第二ブラケット52の内側の側面の後部に取り付けられている。
ハウジング53内にはロック機構が設けられており、そのロック機構が第二ブラケット52にハウジング53をロックして、第二ブラケット52とハウジング53の回転を止める。着座者が不図示のレバーを引くことによってロック機構のロックが解除され、第二ブラケット52に対してハウジング53が回転可能になる。着座者がレバーを離すことによって、ロック機構の付勢力によりハウジング53が第二ブラケット52にロックされる。
第一ブラケット51は取付盤51a、バネ取付部51b、複数の嵌合穴(第二の穴)51c及びシャフト穴51dを有する。シャフト穴51dが取付盤51aの中央に形成され、複数の嵌合穴51cがシャフト穴51dの周辺において取付盤51aに形成され、これら嵌合穴51cがシャフト穴51dを中心にした円周方向に配列されている。バネ取付部51bは取付盤51aの周縁部に設けられている。バネ取付部51bは取付盤51aの周縁部から取付盤51aに対して垂直となる方向へ延出している。バネ取付部51bと取付盤51aが一体成型され、バネ取付部51bが取付盤51aに対して曲げられている。
取付盤51aがハウジング53の側面に取り付けられ、取付盤51aとハウジング53が互いに固定されている。具体的には、複数の嵌合凸部53aがハウジング53の側面に凸設され、嵌合凸部53aが嵌合穴51cにそれぞれ嵌合し、嵌合凸部53aを溶接、溶着、接着その他の接合法によって取付盤51aに接合されている。シャフト55がシャフト穴51dに通され、そのシャフト55の端部がハウジング53又はハウジング53内のロック機構に連結されている。バネ取付部51bは、取付盤51aから第二ブラケット52の外側の側面に向かってハウジング53及び第二ブラケット52を乗り越えている。
渦巻きバネ54は、第二ブラケット52の外側の側面に配置されている。渦巻きバネ54の径方向外側の端部がバネ取付部51bに引っ掛けられて、渦巻きバネ54の径方向外側の端部とバネ取付部51bが互いに固定されている。渦巻きバネ54の径方向内側の端部が第二ブラケット52に引っ掛けられて、渦巻きバネ54の径方向内側の端部と第二ブラケット52が互いに固定されている。この渦巻きバネ54は、シャフト55を中心とした周方向に沿って互いに反対となる向きに第一ブラケット51と第二ブラケット52を付勢する。具体的には、図2に示すように、渦巻きバネ54は、シャフト55を中心とした周方向に沿った矢印Aの向きに第一ブラケット51を付勢し、矢印Aと反対向きの矢印Bの向きに第二ブラケット52を付勢する。矢印Aの向きはバックレスト4が前に起き上がる向きであり、矢印Bの向きはバックレスト4が後ろに倒れる向きである。
以上のように構成されたリクライニング機構5のうち第二ブラケット52がフレーム31の外側の側面の後部に取り付けられ、第二ブラケット52とフレーム31が固定されている。また、第一ブラケット51がフレーム41の外側の側面の下部に取り付けられ、第一ブラケット51とフレーム41が固定されている。
以下、図3〜図6を参照して、リクライニング機構5とフレーム41,42の取付構造について説明する。図5は、リクライニング機構5とフレーム41,42の取付構造(但し、背面から見て左側の取付構造である。)の要部をフレーム41の外側(背面から見て左側、正面から見て右側)から見て示した側面図である。図6は、リクライニング機構5とフレーム41,42の取付構造(但し、背面から見て左側の取付構造である。)の要部をフレーム41の内側(背面から見て右側、正面から見て左側)から見て示した側面図である。
リクライニング機構5とフレーム41,42の取付構造は、リクライニング機構5、フレーム41、第二フレーム42、軸部61、軸受孔62、複数の係合ピン(係合凸部)63、複数のフランジ63a及び複数の係合溝穴64等を備える。
軸部61が第一ブラケット51に形成されている。具体的には、軸部61が取付盤51aの一方の面(バネ取付部51bの延出方向の反対の面)に凸設されている。軸部61が円筒状に形作られ、軸部61がシャフト穴51dの縁に沿ってシャフト穴51dを囲繞し、シャフト穴51dと軸部61が同心状に設けられている。軸部61内には、シャフト55が通されている。
軸受孔62がフレーム41に形成されている。具体的には、軸受孔62がフレーム41の側面の下部に形成され、軸受孔62がフレーム41の側面部(サイドフレーム)を左右に貫通する。軸受孔62が円孔であり、軸部61が軸受孔62に嵌め合って、軸部61のラジアル荷重が軸受孔62の内面に受けられ、軸部61が軸受孔62に軸支されている。また、シャフト55が軸受孔62を貫通している。
係合溝穴64はフレーム41に形成されている。係合溝穴64がフレーム41の側面の下部において軸受孔62の周辺に形成され、それら係合溝穴64がフレーム41の側板(サイドフレーム)を左右に貫通する。係合溝穴64は、軸受孔62を中心にした周方向に延在する。
係合溝穴64は幅広部64a及び幅狭部64bを有する。幅広部64aと幅狭部64bが一体となって、幅広部64aと幅狭部64bが互いに連なっている。幅狭部64bが幅広部64aから軸受孔62を中心にした周方向へ延びている。具体的には、幅狭部64bは、幅広部64aからバックレスト4が前に起き上がる向き(矢印Aの向き)へ延びている。つまり、係合溝穴64が軸受孔62よりも上に配置されているので、幅狭部64bが幅広部64aから前方に延びている。
幅広部64aが幅狭部64bよりも幅が広い。ここでいう幅方向は、軸受孔62を中心にした径方向をいう。
これら係合溝穴64は、軸受孔62を中心にした周方向に沿って互いに同じ向きとなるようにフレーム41に形成されている。これら係合溝穴64が、軸受孔62を中心にした同一円上に配置されていてもよいし、軸受孔62を中心にした異なる円上に配置されていてもよい。これら係合溝穴64の上下方向の位置がずれていてもよいし、ずれずに互いに揃っていてもよい。
係合凸部としての係合ピン63が第一ブラケット51に設けられている。具体的には、係合ピン63が取付盤51aの一方の面(バネ取付部51bの延出方向の反対の面)に凸設されている。係合ピン63が軸部61の周辺に配置されている。係合ピン63と第一ブラケット51が一体成型されていてもよいし、係合ピン63が第一ブラケット51とは別体成型されて係合ピン63が第一ブラケット51に接合されてもよい。係合ピン63は金属材料(例えば、ステンレス鋼)又は強化樹脂(例えば、炭素繊維強化樹脂)からなる。
係合ピン63の頂部の外周縁にはフランジ63aが形成され、フランジ63aが係合ピン63の頂部の外周縁から周方向外方に延出する。フランジ63aと係合ピン63が一体成型されている。フランジ63aの直径は、係合ピン63の直径よりも長い。フランジ63aの直径は、係合溝穴64の幅広部64aの幅以下であり、幅狭部64bの幅よりも長い。
これら係合ピン63のうち少なくとも1つ以上は、係合ピン63とシャフト穴51dとを結ぶ線が嵌合穴51cに交差しないように配置されている。特に、嵌合穴51cが係合ピン63の中心とシャフト穴51dの中心とを結ぶ線からずれて配置され、その線が嵌合穴51cに交差していない(図4及び図5参照)。なお、2つの係合ピン63のうち一方の係合ピン63の中心とシャフト穴51dの中心とを結ぶ線から嵌合穴51cがずれて配置され、他方の係合ピン63の中心とシャフト穴51dの中心とを結ぶ線に嵌合穴51cが重なって配置されてもよい。
これら係合ピン63が、シャフト穴51dを中心にした同一円上に配置されていてもよいし、シャフト穴51dを中心にした異なる円上に配置されていてもよい。これら係合ピン63の上下方向の位置が互いにずれていてもよいし、ずれずに互いに揃っていてもよい。
係合ピン63が幅広部64aから幅狭部64bに嵌め込まれ、係合ピン63が係合溝穴64の幅狭部64bに係合する。これにより第一ブラケット51がフレーム41に固定されている。係合ピン63の直径は、幅広部64aの幅よりも短く、幅狭部64bの幅に等しい。但し、係合ピン63が幅広部64aから幅狭部64bに嵌め込まれる前では、係合ピン63の直径が幅狭部64bの幅よりも長く、係合ピン63が幅狭部64bに嵌め込まれる際に幅狭部64bが拡幅されて、係合ピン63の直径が幅狭部64bの幅に等しくなってもよい。
係合ピン63が幅狭部64bに嵌め込まれた状態で、充填材(例えば、樹脂が硬化したもの、接着剤等)が係合溝穴64に充填されていてもよい。充填材が係合溝穴64に充填されていれば、係合ピン63が幅狭部64bから抜けることを抑制することができる。
取付盤51aを基準とした係合ピン63の突出高さがフレーム41の厚さに等しく、フランジ63aが幅狭部64bの周辺においてフレーム41に係止する。
図2に示すように、第二フレーム42が接着剤によってフレーム41の内側に接着されており、フランジ63aがフレーム41と第二フレーム42との間に挟み込まれ、そのフランジ63aが接着剤層に埋め込まれている。係合溝穴64の内側開口が第二フレーム42によって閉塞されている。
リクライニング機構5とフレーム41,42の取付方法について説明する。
まず、リクライニング機構5、フレーム41及び第二フレーム42を準備する。この際、フレーム41と第二フレーム42は接着されていない。
次に、フレーム41の外側の側面から軸部61を軸受孔62に挿入する。この際に、フランジ63aをフレーム41の外側側面から幅広部64aに通してそのフランジ63aをフレーム41の内側にまで至らせ、係合ピン63を幅広部64aに挿入する。
次に、軸部61を中心にしてフレーム41に対して第一ブラケット51を相対的に回転して、係合ピン63を幅広部64aから幅狭部64bに嵌め込んで、係合ピン63を幅狭部64bに係合させる。この際、幅狭部64bの幅が係合ピン63の直径よりも狭ければ、幅狭部64bの幅が拡幅される。軸部61が軸受孔62に軸支されているので、第一ブラケット51を回転しやすく、係合ピン63を幅広部64aから幅狭部64bに嵌め込みやすい。
次に、第二フレーム42をフレーム41の内側に嵌め込むことによって、フランジ63aをフレーム41と第二フレーム42の間に挟み込み、係合溝穴64の内側開口を第二フレーム42によって閉塞する。そして、第二フレーム42とフレーム41を接着剤で接着し、フランジ63aを接着剤に埋め込む。
次に、シャフト55を軸部61内に通し、シャフト55をハウジング53又はハウジング53内のロック機構に連結する。
本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果が生じる。
(1) リベット、ボルトナット結合或いは溶接を利用せずとも、係合ピン63及び係合溝穴64を利用して第一ブラケット51をフレーム41に固定することができる。特にフレーム41と第一ブラケット51のどちらか一方又は両方が樹脂材料である場合には、リベット、ボルトナット結合或いは溶接を利用して第一ブラケット51をフレーム41に固定することが困難であるが、本実施形態では第一ブラケット51をフレーム41に容易に固定することができる。
(2) 係合ピン63を幅広部64aに挿入し、その係合ピン63を幅広部64aから幅狭部64bに嵌め込んだので、第一ブラケット51をフレーム41に組み付ける際の作業性が向上する。
(3) 係合溝穴64がフレーム41に形成され、係合ピン63が第一ブラケット51に設けられているから、第一ブラケット51をフレーム41に組み付ける際の作業性が向上するとともに、リクライニング機構5とフレーム41の取付構造の大型化を抑制することができる。
(4) フランジ63aが幅狭部64bの周辺においてフレーム41に引っ掛かっているので、係合ピン63が幅狭部64bから左右方向に抜けることを抑制することができる。また、係合ピン63と幅狭部64bの係合強度が向上する。
(5) シート1が設けられた車両の後方から他の車両が衝突した時には、着座者の臀部がボトムシート3に沈み込み(所謂サブマリン現象)、そのサブマリン現象がボトムシート3の前側下部に設けられたパイプ等によって抑制されることによって着座者の上半身が後ろに倒れて、バックレスト4が着座者の上半身によって後ろに押される。幅狭部64bが幅広部64aから前方に延びているので、車両衝突時にバックレスト4が着座者の上半身によって後ろに押されても、幅狭部64bの前端部が係合ピン63に受けられる。そのため、係合ピン63が幅狭部64bから抜けることを抑制することができるとともに、バックレスト4が軸部61を中心にして後ろに倒れるように変位することも抑制することができる。よって、着座者の上半身がバックレスト4によって支えられる。
(6) 幅狭部64bが幅広部64aからバックレスト4が前に起き上がる向き(矢印Aの向き)へ延びているので、着座者がバックレスト4にもたれかけると、係合ピン63が幅広部64aから幅狭部64bに嵌まり込む方向の荷重がフレーム41に作用する。そのため、係合ピン63が幅狭部64bから抜けることを抑制することができる。
(7) リクライニング機構5のロック機構のロックが解除されると、渦巻きバネ54によって矢印Aの向きの荷重が第一ブラケット51に作用する。この荷重の向きは、係合ピン63が幅広部64aから幅狭部64bに嵌まり込む向きである。そのため、係合ピン63が幅狭部64bから抜けることを抑制することができる。
(8) 第二フレーム42によって係合ピン63の左右方向の動きが抑制され、係合ピン63が幅狭部64bから左右方向に抜けることを抑制することができる。また、フランジ63aがフレーム41と第二フレーム42の間に挟持され、フレーム41と第二フレーム42が接着されているので、係合ピン63が幅狭部64bから左右方向に抜けることを抑制することができる。
(9) 複数の係合溝穴64の上下方向の位置がずれていれば、係合溝穴64によるフレーム41の剛性低下を最小限に抑えることができる。
(10) 係合ピン63とシャフト穴51dとを結ぶ線が嵌合穴51cに交差しないように係合ピン63が配置されているので、嵌合穴51cによる第一ブラケット51の剛性低下を最小限に抑えることができる。
〔変形例〕
本発明を適用可能な実施形態は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、幾つかの変形例について説明する。以下に説明する変形例は、変更個所を除いて上述した実施形態と同様である。また、以下に説明する変更箇所を組み合わせて適用してもよい。
(1) 上記実施形態では、幅狭部64bが幅広部64aからバックレスト4が前に起き上がる向きへ延びている。それに対して、図7に示すように、幅狭部64bが幅広部64aからバックレスト4が後ろに倒れる向き(図2に示す矢印Bの向き)へ延びている。この場合には、係合溝穴64が軸受孔62よりも上に配置されているので、幅狭部64bが幅広部64aから後方に延びている。
シート1が設けられた車両の後方から他の車両が衝突した時には、後ろ向きの慣性力がバックレスト4に作用する。この慣性力の向きは係合ピン63が幅狭部64bから幅広部64aに抜ける向きであるから、バックレスト4が慣性力によって後ろに変位する。そのため、着座者の上半身がバックレスト4に当たるまでに、バックレスト4が僅かに後ろに移動する。そのため、着座者の上半身がバックレスト4に当たっても、その衝撃力をバックレスト4の変位により吸収することができる。
(2) 図8に示すように、係合溝穴64の内周面に突出部64c,64cが凸設されている。突出部64c,64cが形成される位置は幅広部64aと幅狭部64bの境界部である。突出部64c,64cがストッパであり、幅狭部64bに嵌め込まれた係合ピン63が突出部64c,64cに係止し、係合ピン63の移動が突出部64c,64cによって抑止されている。係合ピン63が幅狭部64bから幅広部64aへ抜けることが突出部64c,64cによって抑止されている。リクライニング機構5とフレーム41の取付時に係合ピン63を幅広部64aから幅狭部64bに嵌め込む際には、突出部64c,64cが係合ピン63によって弾性的に圧縮され、係合ピン63が突出部64c,64cを乗り越えて幅狭部64bに至る。突出部64c,64cの弾性変形によってクリック感が得られる。
(3) 上記実施形態では、係合ピン63及びフランジ63aがリクライニング機構5の第一ブラケット51に固定され、係合溝穴64がフレーム41に形成されていた。それに対して、図9に示すように、係合ピン63及びフランジ63aが軸受孔62の周辺においてフレーム41の外側の側面の下部に固定され、係合溝穴64が軸部61の周辺において第一ブラケット51の取付盤51aに形成されている。係合溝穴64の幅狭部64bが幅広部64aから軸部61を中心にした周方向へ延びている。係合溝穴64がフレーム41に形成されることによってフレーム41の剛性低下を招くが、軸部61がフレーム41に設けられているので、フレーム41の剛性低下を抑えることができる。
(4) 上記実施形態では、軸部61及びシャフト穴51dがリクライニング機構5の第一ブラケット51に設けられ、軸受孔62がフレーム41に形成されていた。それに対して、図10に示すように、シャフト穴65がフレーム41の側面部(サイドフレーム)の下部を左右に貫通し、筒状の軸部61がフレーム41の外側の側面に凸設され、軸部61がシャフト穴65の縁に沿ってシャフト穴65を囲繞し、シャフト穴65と軸部61が同心状に設けられている。軸受孔62が取付盤51aの中央に形成されている。軸部61及びシャフト穴65の内径(直径)はシャフト55の直径以上であり、軸受孔62の内径(直径)がシャフト55の直径よりも長く、軸受孔62の内径(直径)が軸部61の外径(直径)に等しく、シャフト55が軸受孔62、シャフト穴65及び軸部61内に通され、軸部61が軸受孔62に嵌め合い、軸部61のラジアル荷重が軸受孔62に受けられ、軸部61が軸受孔62に軸支されている。係合ピン63及びフランジ63aが軸受孔62の周辺において第一ブラケット51の取付盤51aに固定され、係合溝穴64が軸部61の周辺においてフレーム41に形成されている。係合溝穴64の幅狭部64bが幅広部64aから軸部61を中心にした周方向へ延びている。係合溝穴64が第一ブラケット51に形成されることによって第一ブラケット51の剛性低下を招くが、軸部61が第一ブラケット51に設けられているので、軸部61によって第一ブラケット51が補強され、第一ブラケット51の剛性低下を抑えることができる。
(5) 図11に示すように、上記(3)の変形例と同様に、係合ピン63及びフランジ63aがフレーム41の外側の側面の下部に固定され、係合溝穴64が第一ブラケット51の取付盤51aに形成されている。また、上記(4)の変形例と同様に、シャフト穴65がフレーム41の側面部(サイドフレーム)の下部を左右に貫通し、シャフト穴65を囲繞する筒状の軸部61がフレーム41の外側の側面に凸設され、軸受孔62が取付盤51aの中央に形成され、シャフト55が軸受孔62、シャフト穴65及び軸部61内に通され、軸部61が軸受孔62に嵌め合い、軸部61のラジアル荷重が軸受孔62に受けられ、軸部61のラジアル荷重が軸受孔62に受けられ、軸部61が軸受孔62に軸支されている。係合ピン63及びフランジ63aが軸部61の周辺においてフレーム41の側面部(サイドフレーム)に固定され、係合溝穴64が軸受孔62の周辺において第一ブラケット51の取付盤51aに形成されている。係合溝穴64の幅狭部64bが幅広部64aから軸受孔62を中心にした周方向へ延びている。
(6) 上記実施形態では、2つの係合溝穴64と軸受孔62が側面視で一直線状に配列されていなかった。それに対して、2つの係合溝穴64と軸受孔62が側面視で一直線状に配列され、2つの係合ピン63と軸部61が側面視で一直線状に配列されていてもよい。例えば、図13に示すように、2つの係合溝穴64と軸受孔62が側面視で一直線状に上下に配列され、軸受孔62が2つの係合溝穴64の間に配置され、2つの係合ピン63と軸部61が側面視で一直線状に上下(好ましくは鉛直)に配列され、軸部61が2つの係合ピン63の間に配置されている。別例として、図14に示すように、2つの係合溝穴64と軸受孔62が側面視で一直線状に前後に配列され、軸受孔62が2つの係合溝穴64の間に配置され、2つの係合ピン63と軸部61が側面視で一直線状に前後(好ましくは水平)に配列され、軸部61が2つの係合ピン63の間に配置されている。
(7) 上記実施形態では、第一ブラケット51がフレーム41に取り付けられ、第二ブラケット52がボトムシート3のフレーム31に取り付けられていた。それに対して、図14又は図15に示すように、第一ブラケット51がボトムシート3のフレーム31の外側の側面の後部に取り付けられ、第二ブラケット52がバックレスト4のフレーム41の外側の側面の下部に取り付けられている。この場合、図14に示すように、係合ピン63及びフランジ63aが軸部61の周辺において第一ブラケット51の取付盤51aに固定され、軸受孔62がフレーム31の側板の後部に形成され、係合溝穴64が軸受孔62の周辺においてフレーム31の側板の後部に形成されている。或いは、図15に示すように、軸受孔62がフレーム31の側板の後部に形成され、係合ピン63及びフランジ63aが軸受孔62の周辺においてフレーム31の外側の側面の後部に固定され、係合溝穴64が軸部61の周辺において第一ブラケット51の取付盤51aに形成されている。
[付記的請求項]
フレームと、
ブラケットを有したリクライニング機構と、
前記ブラケットと前記フレームのうちの一方の部材に設けられた係合凸部と、
前記ブラケットと前記フレームのうちの他方の部材に形成された係合溝穴と、を備え、
前記係合溝穴は、幅広部と、前記幅広部に連なっているとともに前記幅広部よりも幅が狭い幅狭部と、を有し、
前記係合凸部が前記幅広部から前記幅狭部に嵌め込まれて、前記幅狭部に係合し、
前記他方の部材に設けられた軸部と、
前記一方の部材に形成された軸受孔と、を更に備え、
前記軸部が前記軸受孔に挿入され、前記軸部のラジアル荷重が前記軸受孔に受けられ、
前記係合凸部が前記軸受孔の周辺において前記一方の部材に設けられ、
前記係合溝穴が前記軸部の周辺において前記他方の部材に形成され、
前記幅狭部が前記幅広部から前記軸部を中心とした周方向に延びている、
シート。
上記付記的請求項は、本願請求項1の技術的効果に加えて、係合溝穴が他方の部材に形成されることによって他方の部材の剛性低下を招くが、軸部が他方の部材に設けられているので、他方の部材の剛性低下を抑えることができる、という効果がある。
1 シート
3 ボトムシート
4 バックレスト
5 リクライニング機構
31 フレーム
41 フレーム
42 第二フレーム
51 第一ブラケット(ブラケット)
51c 嵌合穴(第二の穴)
51d シャフト穴
55 シャフト
61 軸部
62 軸受孔
63 係合ピン(係合凸部)
63a フランジ
64 係合溝穴
64a 幅広部
64b 幅狭部
64c 突出部

Claims (9)

  1. フレームと、
    ブラケットを有したリクライニング機構と、
    前記ブラケットと前記フレームのうちの一方の部材に設けられた係合凸部と、
    前記ブラケットと前記フレームのうちの他方の部材に形成された係合溝穴と、を備え、
    前記係合溝穴は、幅広部と、前記幅広部に連なっているとともに前記幅広部よりも幅が狭い幅狭部と、を有し、
    前記係合凸部が前記幅広部から前記幅狭部に嵌め込まれて、前記幅狭部に係合し、
    前記一方の部材に設けられた軸部と、
    前記他方の部材に形成された軸受孔と、を更に備え、
    前記軸部が前記軸受孔に挿入され、前記軸部のラジアル荷重が前記軸受孔に受けられ、
    前記係合凸部が前記軸部の周辺において前記一方の部材に設けられ、
    前記係合溝穴が前記軸受孔の周辺において前記他方の部材に形成され、
    前記幅狭部が前記幅広部から前記軸受孔を中心とした周方向に延びている、
    シート。
  2. 前記係合凸部の外周円から延出したフランジを更に備え、
    前記フランジが前記幅狭部の周辺において前記他方の部材に係止する、
    請求項1に記載のシート。
  3. 前記幅広部と前記幅狭部の境界において前記係合溝穴の内周面に設けられた突出部を更に備え、
    前記係合凸部が前記突出部に係止する、
    請求項1又は2に記載のシート。
  4. 前記ブラケットの反対側において前記フレームに接合され、前記係合溝穴を閉塞した第二フレームを更に備える、
    請求項1から3の何れか一項に記載のシート。
  5. 前記フレームがボトムシートに対して立てられたバックレストのフレームであり、
    前記係合凸部が前記ブラケットに設けられ、
    前記係合溝穴が前記フレームに形成されている、
    請求項1から4の何れか一項に記載のシート。
  6. 前記係合凸部及び前記係合溝穴の数が複数であり、
    前記係合凸部の上下方向の位置が互いにずれている、
    請求項5に記載のシート。
  7. 前記幅狭部が前記幅広部から前に延びるように形成されている、
    請求項5又は6に記載のシート。
  8. 前記幅狭部が前記幅広部から後ろに延びるように形成されている、
    請求項5又は6に記載のシート。
  9. 前記ブラケットに形成されているとともに前記リクライニング機構のシャフトが通されたシャフト穴と第二の穴とが前記ブラケットに形成され、
    前記第二の穴が前記シャフト穴の中心と前記係合凸部の中心とを結ぶ線からずれた位置に配置されている、
    請求項5から8の何れか一項に記載のシート。
JP2017142378A 2017-07-24 2017-07-24 シート Pending JP2017202826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017142378A JP2017202826A (ja) 2017-07-24 2017-07-24 シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017142378A JP2017202826A (ja) 2017-07-24 2017-07-24 シート

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012208449A Division JP2014061806A (ja) 2012-09-21 2012-09-21 シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017202826A true JP2017202826A (ja) 2017-11-16

Family

ID=60323051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017142378A Pending JP2017202826A (ja) 2017-07-24 2017-07-24 シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017202826A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4147386A (en) * 1976-12-08 1979-04-03 General Motors Corporation Motor vehicle seat
JPS63155466U (ja) * 1987-03-31 1988-10-12
JPH01218407A (ja) * 1988-02-26 1989-08-31 Tachi S Co Ltd リクライニング装置
JPH0546347U (ja) * 1991-11-29 1993-06-22 富士機工株式会社 車両用シートリクライニング装置
JPH10295490A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Ikeda Bussan Co Ltd アームレスト装置
JP2003146121A (ja) * 2001-11-13 2003-05-21 Kanto Auto Works Ltd シートアジャスタの取付構造
JP2011178194A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Ts Tech Co Ltd 車両用シート

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4147386A (en) * 1976-12-08 1979-04-03 General Motors Corporation Motor vehicle seat
JPS63155466U (ja) * 1987-03-31 1988-10-12
JPH01218407A (ja) * 1988-02-26 1989-08-31 Tachi S Co Ltd リクライニング装置
JPH0546347U (ja) * 1991-11-29 1993-06-22 富士機工株式会社 車両用シートリクライニング装置
JPH10295490A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Ikeda Bussan Co Ltd アームレスト装置
JP2003146121A (ja) * 2001-11-13 2003-05-21 Kanto Auto Works Ltd シートアジャスタの取付構造
JP2011178194A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Ts Tech Co Ltd 車両用シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5802368B2 (ja) 乗物用シート
JP6262279B2 (ja) 乗物用シート
WO2013146547A1 (ja) 車両用シート
JP6147980B2 (ja) シートリクライニング装置
JP5499467B2 (ja) 車両用シートの連結装置
US20170028883A1 (en) Vehicle seat
JP2012171426A (ja) ヘッドレスト、及びこれを備えた車両用シート
JP5013601B2 (ja) 車両用シートのベースブラケット構造
JP2017202826A (ja) シート
JP2014061806A (ja) シート
JP2011255860A (ja) 自動車のシートバックの支持構造
WO2013137259A1 (ja) 車両用シート
JP5593475B2 (ja) 自動車用両持ち式リクライニングシート
JP5629516B2 (ja) 乗物用シート
JP2013067281A (ja) 車両用衝撃吸収シート
JP6906806B2 (ja) チャイルドシート
JP6334309B2 (ja) ヘッドレストおよびシート
JP7135772B2 (ja) 乗物用シート及びヘッドレストサポート
JP7176441B2 (ja) 乗物用シート
CN109552116B (zh) 锁止解除单元
JP2018144738A (ja) 乗物用シート
JP7207026B2 (ja) 乗物用シート
JP6670471B2 (ja) 車両用シート
JP2020082909A (ja) 乗物用シート及びシートバックフレーム
JP2020082910A (ja) 乗物用シート及びヘッドレストサポート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180605

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181127