JP2013188893A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドとヘッドタンクを別々のキャリッジに搭載してチューブを介して接続した場合に、チューブが両方のキャリッジに力を伝えることがなく、またチューブが他の部材に干渉することがないようにする必要がある。
【解決手段】チューブ136を連結する記録ヘッド34の連結部151と、チューブ136を連結するヘッドタンク35の連結部152との間の直線距離をAとし、チューブ136の長さをLとするとき、チューブ136の長さLは、L>Aの関係を満たす長さにし、かつ、記録ヘッド34の連結部151とヘッドタンク35の連結部152との間の水平方向の距離bと垂直方向の距離cを足し合わせた、「b+c」に対して、チューブ136の長さLは、L<(b+c)の関係も満たす長さにしている。
【選択図】図6

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッド及び記録ヘッドに液体を供給するヘッドタンクを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
このような画像形成装置において、装置本体側のメインタンクから記録ヘッド側のヘッドタンクに液体を供給し、ヘッドタンクから記録ヘッドに液体を供給するものが知られている。
そして、従来、記録ヘッドとヘッドタンクとを別々のキャリッジの搭載し、記録ヘッドとヘッドタンクとの間をU字型に配されたチューブで接続するものが知られている(特許文献1)。
特開平10−157157号公報
上述したように記録ヘッドとヘッドタンクとを別々のキャリッジに搭載して、記録ヘッドとヘッドタンクとの間を、チューブを介して接続した場合、ヘッドとヘッドタンクを連結するチューブによる応力で、ヘッドキャリッジの主走査挙動が乱れ、印字精度が低下する。また、ヘッドとヘッドタンクを連結するチューブの変形により、チューブ内の流体抵抗が変わり、ヘッド内のインクにかかる負圧値が乱れ、メニスカス形状が変化し、印字精度が低下する、という課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、記録ヘッドとヘッドタンクをそれぞれ別のキャリッジに搭載して走査する場合にチューブによる印字精度の低下を防止することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドの液体を供給するヘッドタンクと、
前記記録ヘッドを搭載したヘッドキャリッジと、
前記ヘッドタンクを搭載したタンクキャリッジと、
前記ヘッドキャリッジを主走査方向に案内するヘッドキャリッジガイド部材と、
前記タンクキャリッジを主走査方向に案内するタンクキャリッジガイド部材と、を備え、
前記ヘッドタンクと前記記録ヘッドとはチューブを介して連結され、
前記チューブの長さは、前記ヘッドタンクとの連結位置と前記記録ヘッドとの連結位置との間の直線距離よりも長く、2つの前記連結位置間の水平方向の距離と垂直方向の距離を合わせた長さよりも短い
構成とした。
本発明に係る画像形成装置によれば、記録ヘッドとヘッドタンクをそれぞれ別のキャリッジに搭載して走査する場合にチューブによる印字精度の低下を防止することができる。
図本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例の全体構成を説明する側面説明図である。 同装置の要部平面説明図である。 タンクキャリッジの移動手段の一例の説明に供する平面説明図である。 ヘッドタンクの一例を示す1つのノズル列分の模式的上面説明図である。 同じく模式的正面説明図である。 チューブの長さの説明に供する側面説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する側面説明図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の側面説明図である。 本発明の第5実施形態の説明に供するタンクキャリッジの移動手段の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型インクジェット記録装置であり、装置本体1の左右の側板21A、21Bに横架したヘッドキャリッジガイド部材である主従のガイドロッド31、32でヘッドキャリッジ33を主走査方向に移動可能に保持し、ここでは図示を省略するモータによってタイミングベルトを介してキャリッジ主走査方向に移動走査する。
このヘッドキャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド34a、34b(区別しないときは「記録ヘッド34」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド34aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド34bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。
また、装置本体1の左右の側板21A、21Bに横架したタンクキャリッジガイド部材である主従のガイドロッド131、132でタンクキャリッジ133を主走査方向に移動可能に保持し、ここでは図示を省略するモータによってタイミングベルトを介してキャリッジ主走査方向に移動走査する。
このタンクキャリッジ133には、記録ヘッド34のノズル列に対応して各色のインクを供給するためのヘッドタンク35a、35b(区別しないときは「ヘッドタンク35」という。)を搭載している。このヘッドタンク35には、カートリッジ装填部4に着脱自在に装着される各色のメインタンクであるインクカートリッジ10y、10m、10c、10kから、供給ポンプユニット24によって各色の供給チューブ36を介して、各色の記録液が補充供給される。
そして、ヘッドタンク35と記録ヘッド34とはチューブ136を介して接続されている。このチューブ136の長さについては後述する。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト51は、後述する副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによってベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロである拍車63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、ヘッドキャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a、82b(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのワイパ部材(ワイパブレード)83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84と、ヘッドキャリッジ33をロックするキャリッジロック87などとを備えている。また、このヘッドの維持回復機構81の下方側には維持回復動作によって生じる廃液を収容するための図示しない廃液タンクが装置本体に対して交換可能に装着される。
また、ヘッドキャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド部材45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド37で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、ヘッドキャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
そして、記録ヘッド34のノズルの維持回復を行うときには、ヘッドキャリッジ33をホーム位置である維持回復機構81に対向する位置に移動して、キャップ部材82によるキャッピングを行ってノズルからの吸引を行うノズル吸引、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出などの維持回復動作を行うことにより、安定した液滴吐出による画像形成を行うことができる。
次に、タンクキャリッジの移動手段の一例について図3を参照して説明する。図3は同説明に供する平面説明図である。
タンクキャリッジ移動手段140は、駆動モータ141に設けた駆動プーリ142と従動プーリ143との間にタイミングベルト144を掛け回し、タイミングベルト144にタンクキャリッジ133の連結部145を固定している。
これにより、駆動モータ141を回転駆動することでタンクキャリッジ133が前述した主走査方向に移動される。
図示しないが、ヘッドキャリッジ33の移動手段も同様に構成される。
そして、ヘッドキャリッジ33とタンクキャリッジ133の動きを同期させ、ヘッドタンク35と記録ヘッド34の主走査方向の位置はほぼ同じ位置になるように制御する。
ヘッドタンク35が保持されているタンクキャリッジ133は、記録ヘッド34が保持されているヘッドキャリッジ33とは別体で、ヘッドタンク35と記録ヘッド34はフレキシブルな中継チューブ136で接続されて、ヘッドタンク35から記録ヘッド34にインク供給が行われる。
このフレキシブルなチューブ136は、タンクキャリッジ133の挙動によってヘッドキャリッジ33の挙動に影響を与えないように設置されている。
これにより、ヘッドタンク35の挙動が記録ヘッド34に伝わらないので、記録ヘッド34によってより高精度な印字を行なうことができる。
また、ヘッドキャリッジ33とタンクキャリッジ133の接続がフレキシブルなチューブ136で行なわれていることで、2つのキャリッジ33、133の配置を自由に変えることができ、レイアウトの自由度が向上する。
なお、タンクキャリッジ133には、例えば記録ヘッド34を駆動するための制御ボードなどを搭載することもできる。
本実施形態においては、ヘッドタンク35が保持されているタンクキャリッジ133を移動させる駆動源と、ヘッドキャリッジ33を移動させる駆動源とを別々にしている。
これにより、ヘッドキャリッジ33を駆動させるモータからタンクキャリッジ133の重量による出力ばらつきを取り除くことができ、ヘッドキャリッジ33の駆動源となるモータ等を高精度で駆動することができる。
なお、タンクキャリッジ133の走査とヘッドキャリッジ33の走査と同期させるために、タンクキャリッジ133用のエンコーダを設けることもできる。
次に、ヘッドタンク35の一例について図4及び図5を参照して説明する。なお、図4は同ヘッドタンク35の1つのノズル列分の模式的上面説明図、図5は同じく模式的正面説明図である。
ヘッドタンク35は、インクを保持するための一側部が開口したインク収容部を形成するタンクケース201を有し、このタンクケース201の開口部は撓むことが可能な部材であるフィルム203で密閉してインク収容部202を形成し、タンクケース201内に配置した弾性部材としてバネ204の復元力によってフィルム203を常時外方へ付勢している。このように、タンクケース201のフィルム203にバネ204の復元力が作用していることで、タンクケース201のインク収容部202内のインク残量が減少することによって負圧が発生する。
また、タンクケース201の外側には、一端部側を支軸206で揺れ動くことが可能なように支持され、スプリング210によってタンクケース201側に向けて付勢されているフィラからなる変位部材(以下、単に「フィラ」とも表記することがある。)205がフィルム203に取り付けられ、フィルム部材203の動きに連動して変位部材205が変位する。
また、タンクケース201の上部には、インクカートリッジ10からインクを供給するための供給口部209があり、インク供給チューブ36に接続されている。また、タンクケース201の側部には、ヘッドタンク35内を大気に開放する大気開放機構207が設けられている。この大気開放機構207は、ヘッドタンク35内に連通する大気開放路207aを開閉する弁体207b及びこの弁体207bを閉弁状態に付勢するスプリング207cなどを備え、装置本体側の大気開放ソレノイド302によって弁体207bを押すことで開弁されて、ヘッドタンク35内に大気開放状態(大気に連通した状態)になる。
また、ヘッドタンク35内のインク液面高さを検出するための電極ピン208aと208bが取り付けられている。インクは電導性を持っており、電極ピン208aと208bの所までインクが到達すると、電極ピン208aと208b間に電流が流れて両者の抵抗値が変化するため、インク液面高さが所定高さ以下になった、すなわち、ヘッドタンク35の空気量が所定量以上になったことを検出することができる。
次に、記録ヘッド34とヘッドタンク35を接続しているチューブ136の長さについて図6を参照して説明する。図6は同説明に供する側面説明図である。
チューブ136を連結する記録ヘッド34の連結部151と、チューブ136を連結するヘッドタンク35の連結部152との間の直線距離をAとし、チューブ136の長さをLとするとき、チューブ136の長さLは、L>Aの関係を満たす長さにしている。
これにより、記録ヘッド34とヘッドタンク35を連結しているチューブ136は互いに力を伝えないようにすることができる。
一方、チューブ136の長さが長すぎると、ガイドロッド31と接触するおそれがある。
そこで、記録ヘッド34の連結部151とヘッドタンク35の連結部152との間の水平方向の距離bと垂直方向の距離cを足し合わせた、「b+c」に対して、チューブ136の長さLは、L<(b+c)の関係も満たす長さにしている。
また、記録ヘッド34の連結部151とヘッドタンク35の連結部152の距離が縮まり、チューブ136撓んだときに真っ直ぐになろうとして、復元力でヘッドキャリッジ33に対して力を加えると、ヘッドキャリッジ33の挙動が乱れて、画像品質が低下することになる。
チューブ136が撓んだ状態から真っ直ぐな状態に戻ろうとするときの弾性力をF、
ヘッドキャリッジ33に加えられる力の主走査方向と直交する副走査方向の成分をfy、
ヘッドキャリッジ33がヘッドキャリッジガイド部材であるガイドロッド31との副走査方向の位置関係を保持するためにヘッドキャリッジガイド部材であるガイドロッド31を挟み込んでいる力をG、とするとき、
F+fy<G
の関係が成り立つようにしている。
これにより、チューブ136の復元力(応力)がヘッドキャリッジ33に作用することを防止できる。つまり、記録ヘッド34とヘッドタンク35とを連結するチューブ136の長さを、チューブ136が緊張状態にならず、かつ、撓みすぎない長さにすることで、チューブ136による応力で、ヘッドキャリッジ33の主走査挙動が乱れ、印字精度が低下することを防止している。
一方、チューブ136は、上述した「F+fy<G」の関係が成り立つように柔らかくなくてはならないが、柔らかくなりすぎることで、負圧によって変形し、チューブ136の流路面積が小さくなって流体抵抗が大きくなると、供給不足が生じることになる。
そこで、チューブ136は、ヘッドタンク35が形成する負圧と挙動によって、チューブ136の断面積変化量が変わらないように、つまり流体抵抗が目標値からはずれない程度に硬くする必要がある。
なお、タンクキャリッジ133の挙動が大きい場合、ヘッドキャリッジ33の挙動に影響を与えないように、ある程度フレキシブルなチューブの長さを設けることで、挙動を伝えないためのバッファの役割をさせるが、第2のガイド(ガイドロッド132)を設けて、タンクキャリッジ133の挙動を抑えることで、チューブ136の長さを短くすることができ、装置サイズを小さくできる。
次に、本発明の第2実施形態について図7を参照して説明する。図7は同実施形態の説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、ヘッドキャリッジ移動手段160は、駆動モータ161で回転駆動される駆動プーリ162と図示しない従動プーリとの間にタイミングベルト164を掛け回し、タイミングベルト164にヘッドキャリッジ33の連結部を固定している。
そして、タンクキャリッジ移動手段140の駆動源として駆動モータ161を共用し、駆動モータ161で前述した駆動プーリ142を回転駆動する。
このように、ヘッドキャリッジ33を移動させる駆動源とタンクキャリッジ133を移動させる駆動源とを共用することで、構成が簡単になり、ヘッドキャリッジ33とタンクキャリッジ133の移動を同期させることが容易になる。
次に、本発明の第3実施形態について図8を参照して説明する。図8は同実施形態の説明に供する側面説明図である。
本実施形態は、前記第1実施形態よりも、ヘッドタンク35の高さを低くしたものである。
次に、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置について図9を参照して説明する。図9は同画像形成装置の側面説明図である。
この画像形成装置は、記録ヘッド34から水平方向に液滴を吐出する構成としたものであり、その基本的な構成は、前記第1実施形態の画像形成装置と同様である。
これを簡単に説明すると、給紙トレイ304から用紙310が給紙ローラ343と分泌パッド344で1枚ずつ分離給紙される。そして、搬送ローラ352と従動ローラ353に掛け回され、帯電ローラ354で帯電された搬送ベルト351と加圧コロ348との間に送り込まれた用紙310は、搬送ベルト351に静電吸着され、搬送ベルト351の周回移動によって用紙310が垂直方向に搬送される。
そこで、ヘッドキャリッジ323を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド324を駆動することにより、停止している用紙310にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙310を所定量搬送後、次の行の記録を行い、記録が終了した用紙310を、排紙経路306を経て、排紙ローラ対364,365から排紙トレイ307に排紙する。
また、両面印刷を行う場合には、第1面印刷は上述したとおりの動作を行い、用紙310の後端が反転部分岐(切替爪381)を通過すると、排紙ローラ364が反転駆動されて用紙310がスイッチバックされ、反転搬送経路308を経て、搬送ベルト351の逆搬送部分と搬送補助ローラ385との間へと用紙310が送り込まれる。
これにより、用紙310は搬送ベルト351に吸着され、搬送ベルト351の周回移動によって搬送され、搬送ローラ352側で搬送ベルト351から分離されて、迂回ガイド部材386で案内され(迂回パスを経由し)、再度搬送ベルト351と加圧コロ348との間に送り込まれ、搬送ベルト351に吸着され、再度記録ヘッド324による画像形成領域に吸着搬送されることで第2面印刷が行われた後、排紙トレイ307に排紙される。
この画像形成装置において、記録ヘッド34を搭載したヘッドキャリッジ33は、ガイドロッド31、32で案内され、ヘッドタンク35を搭載したタンクキャリッジ133はガイドロッド131、132で案内される。
ここで、ヘッドタンク35は、前記第3実施形態のように高さを低くした形状としている。
これに対し、記録ヘッドとヘッドタンクを同一のキャリッジに搭載した構成にあって、ヘッドタンクの容積を変えずにヘッドタンクの形状をある方向に伸ばすと、キャリッジの走査方向又は紙送り方向にヘッドタンクが大きくなる(伸びる)。ヘッドタンクがそれらの方向に伸びると、ガイド部材に摺動する部分やタイミングベルトを固定する部分からキャリッジの重心位置が離れ、挙動が乱れるために、印字精度が落ちてしまうことになる。
そこで、上述したように、ヘッドタンクを側面(主走査方向に沿う方向)から見て水平方向に細長い形状とすることで、印字精度を良好に保ったまま、最適なレイアウトに記録ヘッドやヘッドタンクを配置して移動させることができる。
なお、本発明は、水平方向に液滴を吐出する記録ヘッドを備える場合だけでなく、例えば垂直方向上方向に向かって液滴を吐出する記録ヘッドを備える場合やその他の傾きを持って記録ヘッドが配置される場合にも適用することができる。
次に、本発明の第5実施形態について図10を参照して説明する。図10は動実施形態の説明に供するタンクキャリッジの移動手段の説明図である。
本実施形態は、タンクキャリッジ133とタンクキャリッジガイド部材であるガイドロッド131の間にコロ146を設けたものである。
コロ146を設けることで、タンクキャリッジ133の走査時の摩擦を減らし、駆動源の出力を抑えることができ、また、走査時の摺動音を低減することができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
10 インクカートリッジ(メインタンク)
31、32 ガイドロッド(ヘッドキャリッジガイド部材)
33 ヘッドキャリッジ
34、34a、34b 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
35 ヘッドタンク
131、132 ガイドロッド(ヘッドキャリッジガイド部材)
133 タンクキャリッジ

Claims (6)

  1. 液滴を吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドの液体を供給するヘッドタンクと、
    前記記録ヘッドを搭載したヘッドキャリッジと、
    前記ヘッドタンクを搭載したタンクキャリッジと、
    前記ヘッドキャリッジを主走査方向に案内するヘッドキャリッジガイド部材と、
    前記タンクキャリッジを主走査方向に案内するタンクキャリッジガイド部材と、を備え、
    前記ヘッドタンクと前記記録ヘッドとはチューブを介して連結され、
    前記チューブの長さは、前記ヘッドタンクとの連結位置と前記記録ヘッドとの連結位置との間の直線距離よりも長く、2つの前記連結位置間の水平方向の距離と垂直方向の距離を合わせた長さよりも短い
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記チューブが撓んだ状態から真っ直ぐな状態に戻ろうとするときの弾性力をF、
    前記ヘッドキャリッジに加えられる力の前記主走査方向と直交する副走査方向の成分をfy、
    前記ヘッドキャリッジが前記ヘッドキャリッジガイド部材との副走査方向の位置関係を保持するために前記ヘッドキャリッジガイド部材を挟み込んでいる力をG、とするとき、
    F+fy<G
    の関係が成り立つ
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記チューブの硬さは、前記記録ヘッドからの液滴吐出に影響を与えない前記チューブの流体抵抗値の上限をRmaxとし、下限をRminとするとき、前記流体抵抗値がRmax〜Rminの範囲になる硬さであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記タンクキャリッジ又は前記タンクキャリッジガイド部材にはコロを備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ヘッドキャリッジ及び前記タンクキャリッジを移動させる駆動源が同一又は異なることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記記録ヘッドは水平方向に向けて前記液滴を吐出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61115634U (ja) * 1984-12-28 1986-07-22
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