JP2013188738A - 半透膜支持体及び半透膜支持体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】合成繊維からなる主体繊維及びバインダー繊維を含有してなる半透膜支持体において、半透膜支持体の熱収縮における「−横収縮率/縦収縮率」が−0.10〜0.30であることを特徴とする半透膜支持体。
【選択図】なし
Description
(1)合成繊維からなる主体繊維及びバインダー繊維を含有してなる半透膜支持体において、半透膜支持体の熱収縮における「−横収縮率/縦収縮率」が−0.10〜0.30であることを特徴とする半透膜支持体、
(2)合成繊維からなる主体繊維及びバインダー繊維を含有してなる湿式抄造法で製造されたシートを、第一のロールニップと第二のロールニップとを有する熱圧加工処理装置を通過させて、熱圧加工処理する半透膜支持体の製造方法において、熱圧加工処理時の第一のロールニップ後の張力が0.05〜0.20kN/mである半透膜支持体の製造方法、
(3)合成繊維からなる主体繊維及びバインダー繊維を含有してなる湿式抄造法で製造されたシートを、第一のロールニップと第二のロールニップとを有する熱圧加工処理装置を通過させて、熱圧加工処理する半透膜支持体の製造方法において、熱圧加工処理時の第一のロールニップ後の張力が0.20kN/m超0.40kN/m以下であり、第二のロールニップ前後の張力が0.05〜0.20kN/mである半透膜支持体の製造方法、
(4)熱圧加工処理装置における第一のロールニップ及び第二のロールニップを構成するロールの少なくとも1本のロールの温度が、バインダー繊維の融点又は軟化点に対して−60〜−30℃である(2)又は(3)に記載の半透膜支持体の製造方法、
(5)(2)〜(4)のいずれかに記載の半透膜支持体の製造方法によって製造されてなる半透膜支持体、
(6)主体繊維の平均繊維径が7.0〜20.0μmであり、主体繊維として繊維径の異なる2種以上の繊維を含有し、主体繊維とバインダー繊維の含有比率が質量基準で60:40〜80:20である(1)又は(5)記載の半透膜支持体、
を見出した。
JIS P8124に準拠して、坪量を測定した。
JIS P8118に準じ、厚さを測定した。
半透膜支持体より、横25cm、縦20cmのサンプルを切り出した後、サンプルの中央部を基点として、横方向と縦方向について、サンプルの端から端まで、鉛筆で十字に印を入れる。鉛筆で印を入れた部分について、横方向と縦方向のそれぞれの長さを0.5mm単位で測定する。その後、サンプルを90℃の湯浴に10分間浸した後に、23℃、相対湿度50%の条件下で1時間風乾する。風乾後のサンプルについて、鉛筆で印を入れた部分の横方向と縦方向のそれぞれの長さを0.5mm単位で測定した後、収縮率を次式より算出した。
JIS P8119に準じ、ベック平滑度試験機を用いて測定した。
通気性試験機(カトーテック株式会社製、商品名:KES−F8−AP1)を使用して、JIS L1096に示す方法で測定を行った。
一定のクリアランスを有する定速塗布装置(商品名:Automatic Film Applicator、安田精機社製)を用いて、半透膜支持体の塗布面にポリスルホン(SIGMA−ALDRICH Corporation製、重量平均分子量Mw<35,000、数平均分子量Mn<16,000、商品番号428302)のジメチルホルムアミド(DMF)溶液(濃度:18%)を塗布し、水洗、乾燥を行い、塗布面表面に厚み50μmのポリスルホン膜を形成させて半透膜を作製した。
(半透膜溶液の塗布)で得られた半透膜の断面SEM写真を撮影した。その後、SEM写真で任意の場所10点における半透膜の厚みを測定し、その厚みの最大部分から最小部分の厚みの差(μm)を求めた。この差が8μm以内であれば許容範囲である。
(半透膜溶液の塗布)で半透膜を作製した半透膜支持体の非塗布面同士の間に、加温して溶融させた酢酸ビニル系接着剤を塗布して、直ぐに加圧して接着させた。接着後、サンプルを幅25mm、長さ200mmに裁断し、引張試験機(商品名:STA−1150テンシロン引張試験機、オリエンテック社製)を使用し、剥離角度180度、剥離速度100mm/minで接着部の剥離テストを行い、非塗布面接着性を評価した。
○:剥離強度が高く、接着剤と半透膜支持体間で部分的に剥離が起こっているが、大部分の剥離は半透膜支持体層内部で剥離が起こっている。
△:剥離強度がやや高く、接着剤と半透膜支持体間での剥離が起こっているが、半透膜支持体層内部でも剥離が確認される。実用上、下限レベル。
×:剥離強度が低く、全体的に接着剤と半透膜支持体の間で剥離が起こっている。使用不可レベル。
(半透膜溶液の塗布)で得られた半透膜の断面SEM写真を撮影して、ポリスルホンの半透膜支持体への滲み込み度合いを評価した。
○:ポリスルホンが半透膜支持体の非塗布面に滲み出ていない。良好なレベル。
△:ポリスルホンが半透膜支持体の非塗布面に一部滲み出ている。実用上、下限レベル。
×:ポリスルホンが半透膜支持体の非塗布面に滲み出ている。実用上、使用不可レベル。
(半透膜溶液の塗布)で得られた半透膜に関して、ポリスルホン樹脂からなる半透膜と半透膜支持体間の接着度合いを、剥離するときの抵抗度合いで判断した。
○:部分的に剥離しやすい所が存在する。良好なレベル。
△:半透膜と半透膜支持体とが接着はしているが、全体的に剥離しやすい。実用上、下限レベル。
×:半透膜塗布後の水洗又は乾燥工程で剥離が発生する。使用不可レベル。
(半透膜溶液の塗布)において、シワの発生を目視で観察した。
○:ポリスルホン塗布前の段階で半透膜支持体に弛みがなく、ポリスルホン塗布条件によらずシワが発生しない。
△:ポリスルホン塗布前に半透膜支持体にシワは発生していないが、やや弛みが発生しており、ポリスルホン塗布条件次第では、シワの発生が懸念される。
×:ポリスルホン塗布条件によらず、ポリスルホン塗布前にシワが発生する。
○:ポリスルホン塗布後に温水に浸漬させた際に、半透膜支持体に弛みがなく、温水浸漬条件によらずシワが発生しない。
△:ポリスルホン塗布後に温水に浸漬させた際に、半透膜支持体にシワは発生していないが、やや弛みが発生しており、温水浸漬条件次第では、シワの発生が懸念される。
×:ポリスルホン塗布後の温水浸漬条件によらず、シワが発生する。
主体繊維として、繊維配合を繊維径7.9μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、繊維径12.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を50質量%、繊維径17.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維30質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.5g/m2、主体繊維の平均繊維径12.6μmのシートを得た。
第一ニップ後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.20kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.03kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.30kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.45kN/mとした以外は、比較例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.10kN/mとし、第二ニップ前後の張力を0.05kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例4と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第二ニップ前後の張力を0.20kN/mとした以外は、実施例4と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第二ニップ前後の張力を0.40kN/mとした以外は、実施例4と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
実施例1で湿式抄造法で得られたシートを、図1(B)に示すような、2本の金属ロール(半径450mm、弾性率21000kN/cm2)からなる第一ロールニップと、金属ロール(半径450mm、弾性率21000kN/cm2)と弾性ロール(半径450mm、弾性率250kN/cm2)からなる第二のロールニップとが連続で設置されている熱圧加工処理装置を用いて、第一及び第二ロールニップとも、金属ロールの表面温度を220℃、ニップ圧力100kN/m、第一ニップ前後の張力を0.10kN/m、第二ニップ前後の張力を0.30kN/m、加工速度30m/minの条件で加工し、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/mとした以外は、実施例4と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/mとした以外は、実施例5と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/mとした以外は、実施例6と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.30kN/mとした以外は、実施例4と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.30kN/mとした以外は、実施例5と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.30kN/mとした以外は、実施例6と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.40kN/mとした以外は、実施例4と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.40kN/mとした以外は、実施例5と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.40kN/mとした以外は、実施例6と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.25kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.40kN/m、第二ニップ前後の張力を0.25kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.45kN/m、第二ニップ前後の張力を0.05kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.03kN/mとした以外は、実施例1と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例8と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を200℃とした以外は、実施例2と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を210℃とした以外は、実施例2と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を230℃とした以外は、実施例2と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を190℃とした以外は、実施例2と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を195℃とした以外は、実施例2と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を235℃とした以外は、実施例2と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を240℃とした以外は、実施例2と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を200℃とした以外は、実施例10と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を210℃とした以外は、実施例10と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を230℃とした以外は、実施例10と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を190℃とした以外は、実施例10と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を195℃とした以外は、実施例10と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を235℃とした以外は、実施例2と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一及び第二ロールニップとも、両金属ロールの表面温度を240℃とした以外は、実施例10と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
主体繊維として、繊維配合を繊維径7.9μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、繊維径12.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を60質量%、繊維径17.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維20質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.1g/m2、主体繊維の平均繊維径12.6μmのシートを得た。
主体繊維として、繊維配合を繊維径7.9μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、繊維径12.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を40質量%、繊維径17.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維40質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.6g/m2、主体繊維の平均繊維径12.6μmのシートを得た。
主体繊維として、繊維配合を繊維径7.9μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を15質量%、繊維径12.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を60質量%、繊維径17.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維15質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.0g/m2、主体繊維の平均繊維径12.3μmのシートを得た。
主体繊維として、繊維配合を繊維径7.9μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を5質量%、繊維径12.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を45質量%、繊維径17.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を5質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維45質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.6g/m2、主体繊維の平均繊維径12.5μmのシートを得た。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例33と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例34と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例35と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例36と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
主体繊維として、繊維配合を繊維径5.3μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を20質量%、繊維配合を繊維径7.9μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を50質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維30質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.3g/m2、主体繊維の平均繊維径7.2μmのシートを得た。
主体繊維として、繊維配合を繊維径7.9μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、繊維径12.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、繊維径17.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を50質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維30質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.1g/m2、主体繊維の平均繊維径15.4μmのシートを得た。
主体繊維として、繊維配合を繊維径7.9μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、繊維径12.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を15質量%、繊維径24.7μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を45質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維30質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.8g/m2、主体繊維の平均繊維径19.7μmのシートを得た。
主体繊維として、繊維配合を繊維径5.3μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を70質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維30質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.9g/m2、主体繊維の平均繊維径5.3μmのシートを得た。
主体繊維として、繊維配合を繊維径12.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、繊維径24.7μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を60質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維30質量%を水に混合分散し、円網抄紙機で湿紙を形成した後、表面温度130℃のヤンキードライヤーにて熱圧乾燥し、坪量79.6g/m2、主体繊維の平均繊維径23.0μmのシートを得た。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例41と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例42と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例43と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例44と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例45と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
傾斜ワイヤーと円網のコンビネーションマシンを用いて、2層構造のシートを製造した。主体繊維として、繊維配合を繊維径7.9μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、繊維径12.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を50質量%、繊維径17.5μm、繊維長5mmの延伸ポリエステル系繊維を10質量%、バインダー繊維として、繊維径10.5μm、繊維長5mm、融点260℃の未延伸ポリエステル系バインダー繊維30質量%を水に混合分散し、傾斜ワイヤーでZ面層の湿紙を形成した。
第一ニップ後の張力を0.25kN/m、第二ニップ前後の張力を0.10kN/mとした以外は、実施例51と同様にして、半透膜支持体を得た。なお、上の金属ロールに触れる面を塗布面とした。
2 弾性ロール
Claims (6)
- 合成繊維からなる主体繊維及びバインダー繊維を含有してなる半透膜支持体において、半透膜支持体の熱収縮における「−横収縮率/縦収縮率」が−0.10〜0.30であることを特徴とする半透膜支持体。
- 合成繊維からなる主体繊維及びバインダー繊維を含有してなる湿式抄造法で製造されたシートを、第一のロールニップと第二のロールニップとを有する熱圧加工処理装置を通過させて、熱圧加工処理する半透膜支持体の製造方法において、熱圧加工処理時の第一のロールニップ後の張力が0.05〜0.20kN/mである半透膜支持体の製造方法。
- 合成繊維からなる主体繊維及びバインダー繊維を含有してなる湿式抄造法で製造されたシートを、第一のロールニップと第二のロールニップとを有する熱圧加工処理装置を通過させて、熱圧加工処理する半透膜支持体の製造方法において、熱圧加工処理時の第一のロールニップ後の張力が0.20kN/m超0.40kN/m以下であり、第二のロールニップ前後の張力が0.05〜0.20kN/mである半透膜支持体の製造方法。
- 熱圧加工処理装置における第一のロールニップ及び第二のロールニップを構成するロールの少なくとも1本のロールの温度が、バインダー繊維の融点又は軟化点に対して−60〜−30℃である請求項2又は3に記載の半透膜支持体の製造方法。
- 請求項2〜4のいずれかに記載の半透膜支持体の製造方法によって製造されてなる半透膜支持体。
- 主体繊維の平均繊維径が7.0〜20.0μmであり、主体繊維として繊維径の異なる2種以上の繊維を含有し、主体繊維とバインダー繊維の含有比率が質量基準で60:40〜80:20である請求項1又は5記載の半透膜支持体。
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