JP2013188662A - 水処理方法 - Google Patents

水処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013188662A
JP2013188662A JP2012055631A JP2012055631A JP2013188662A JP 2013188662 A JP2013188662 A JP 2013188662A JP 2012055631 A JP2012055631 A JP 2012055631A JP 2012055631 A JP2012055631 A JP 2012055631A JP 2013188662 A JP2013188662 A JP 2013188662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction tank
water treatment
water
radical
radicals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012055631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5755590B2 (ja
Inventor
Seiichi Murayama
清一 村山
Norimitsu Abe
法光 阿部
Kenji Ide
健志 出
Ryoichi Arimura
良一 有村
Kikei Kubo
貴恵 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012055631A priority Critical patent/JP5755590B2/ja
Publication of JP2013188662A publication Critical patent/JP2013188662A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5755590B2 publication Critical patent/JP5755590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

【課題】水中の溶存有機物をOHラジカルを用いて酸化分解する水処理において、OHラジカルの出発原料である過酸化水素水の使用効率を向上させる。
【解決手段】実施形態の水処理方法は、水中の溶存有機物を酸化分解する水処理方法であって、反応槽中に前記溶存有機物を含む被処理水を導入するステップと、前記反応槽内に過酸化水素水を導入して、当該過酸化水素水からOHラジカルを生成し、当該OHラジカルによって前記溶存有機物を酸化分解するステップとを具える。また、前記過酸化水素水の残留分に対して固体触媒を接触させ、前記残留分から追加のOHラジカルを生成し、当該追加のOHラジカルによって前記溶存有機物の未酸化分解物を酸化分解するステップを具える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、水処理方法に関する。
従来、上水、下水、産業排水、プールなどの分野で、水中の有機物の酸化分解、殺菌、脱臭等の処理のためにオゾンが用いられている。しかしながら、オゾンは酸化力が弱く、親水化、低分子化はできても無機化することはできない。また、ダイオキシンや1,4−ジオキサン等の難分解性有機物は分解できない。
したがって、上述のような難分解性有機物を分解するに際しては、オゾンよりも酸化力の強いOHラジカルを用い、酸化分解することが一般的になっている(特許文献1)。一方、OHラジカルは非常に不安定な物質であって、短時間で消滅してしまうために寿命が短く、OHラジカルを用いた有機物の酸化分解は効率が悪いという問題があった。
このような観点から、OHラジカルを比較的多量に生成すべく、その出発原料である過酸化水素水を比較的多量に用いることが試みられているが、この場合、OHラジカルの生成に寄与しない過酸化水素水が残留することになる。従来、残留した過酸化水素水は、危険物であるために、二酸化マンガン等の触媒を用いて酸素及び水に分解した後、廃棄処分に供されていた。
しかしながら、残留した過酸化水素水を常に廃棄処分とすると、過酸化水素水を無駄に使用することになり、省エネルギーの観点からも好ましいものではなかった。
特開2000−279977号
本発明は、水中の溶存有機物をOHラジカルを用いて酸化分解する水処理において、OHラジカルの出発原料である過酸化水素水の使用効率を向上させる水処理方法を提供することを目的とする。
実施形態の水処理方法は、水中の溶存有機物を酸化分解する水処理方法であって、反応槽中に前記溶存有機物を含む被処理水を導入するステップと、前記反応槽内に過酸化水素水を導入して、当該過酸化水素水からOHラジカルを生成し、当該OHラジカルによって前記溶存有機物を酸化分解するステップとを具える。また、前記過酸化水素水の残留分に対して固体触媒を接触させ、前記残留分から追加のOHラジカルを生成し、当該追加のOHラジカルによって前記溶存有機物の未酸化分解物を酸化分解するステップを具える。
第1の実施形態における水処理装置の概略構成を示す図である。 第2の実施形態における水処理装置の概略構成を示す図である。 第3の実施形態における水処理装置の概略構成を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における水処理装置の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態における水処理装置10は、第1の反応槽11と、第1の反応槽11内の底部に配設した散気管12とを含む。第1の反応槽11の外部には図示しないオゾン発生装置が配設されており、オゾン発生装置に酸素を供給することにより、当該オゾン発生装置内での無声放電などを経ることによって上記酸素をオゾン14に転換し、配管13及び散気管12を介して第1の反応槽11内にオゾン14を供給できるようになっている。
また、第1の反応槽11は、移送ライン、すなわち配管22を介して第2の反応槽(追加の反応槽)16と接続されており、第2の反応槽16内の中央部にはメッシュ状の保持部材17が配置され、この保持部材17内には固体触媒、例えば鉄系触媒18が保持されている。
ここでいう鉄系触媒18とは、鉄粉、鉄粒子や、プラスチック製素材などの軽量粒子表面に鉄をコーティングしたもの、鉄系ゼオライトなど、少なくとも一部に鉄を含むような形態の触媒を意味する。鉄系触媒18として上述した固体触媒を用い、この固体触媒を保持部材17内に保持することにより、鉄系触媒18が第2の反応槽16から外部に流出することがない。したがって、例えば以下に説明するような触媒の回収及び再生の工程を効率的に行うことができる。
なお、例示した鉄系触媒18の中でも、特にプラスチック製素材などの軽量粒子表面に鉄をコーティングしたもの、鉄系ゼオライトなどは比重が小さく、被処理水の比重と同等であって、触媒と被処理水との接触時間が長くなるので、当該触媒と被処理水中の過酸化水素水の残留物との接触時間が長くなる。したがって、過酸化水素水の残留物から生成されるOHラジカルの量、すなわちOHラジカルの生成効率が向上する。
鉄系触媒18の中でも特にゼオライトを担体として鉄粒子を担持させたものは、上述のように比重が小さいとともに、担体の単位面積(単位体積)当たりの鉄粒子の担持量が高くなるので、過酸化水素水の残留物から生成されるOHラジカルの量、すなわちOHラジカルの生成効率がより向上する。
但し、鉄系触媒18は以下に説明するように繰り返し用いられるので、鉄系触媒18の触媒の機能が劣化していないか確認が必要である。例えば、第2の反応槽16内のOHラジカル濃度をp-ニトロジメチルアニリン、ルミノール等の試薬を用いて計測し、OHラジカルの生成効率から、鉄系触媒18の寿命を判断する。このような試薬は第2の反応槽16内に直接添加して確認することもできるし、以下の実施形態で示すように、別途設けた貯留槽内に添加して確認することもできる。
鉄系触媒18の寿命(機能劣化)が確認されたら、鉄系触媒18の一部または全部を交換(回収)する。回収された鉄系触媒18は、必要に応じ、以下に説明するように適宜再生処理して、再利用に供することができる。
また、本実施形態の水処理装置10では、第1の反応槽11に被処理水を導入する配管21の導入口11Aを第1の反応槽11の下部に設け、第1の反応槽11からの処理水を排出する配管22の排出口11Bを第1の反応槽11の上部に設けているので、第1の反応槽11内における被処理水とOHラジカルとの接触面積及び接触時間が増大する。したがって、被処理水中の溶存有機物の酸化分解がより効率的に行われることになる。
さらに、第2の反応槽16において、第1の反応槽11から処理水を導入する配管22の投入口16Aは第2の反応槽16の下部に設け、第2の反応槽16からの処理水を排出する配管23の排出口16Bは第2の反応槽16の上部に設けているので、第2の反応槽16内における処理水とOHラジカルとの接触面積及び接触時間が増大する。したがって、処理水中の残存する溶存有機物の酸化分解がより効率的に行われることになる。
次に、図1に示す水処理装置10を用いた溶存有機物を含む被処理水の処理方法について説明する。
最初に、配管21から第1の反応槽11の導入口11Aを介して第1の反応槽11内に溶存有機物を含む被処理水W0を導入するとともに、同じく配管21から第1の反応槽11の導入口11Aを介して過酸化処理水W0’を導入する。次いで、配管13及び散気管12を介して図示しないオゾン発生器によって生成したオゾン14を第1の反応槽11内に分散導入する。
このとき、第1の反応槽11内に貯留された溶液中の過酸化水素水W0’はオゾン14と以下のような反応を生ぜしめることによって、OHラジカルを生成する。
Figure 2013188662
このようにして生成したOHラジカルは、第1の反応槽11内に充填された被処理水W0中の溶存有機物を酸化分解する。一例として、被処理水W0中のシュウ酸は、以下の反応式(1)によって、炭酸ガスと水とに分解される。さらに、被処理水W0中のトリクロロエチレンは、以下の反応式(2)によって、炭酸ガスと水とに分解される。
Figure 2013188662
Figure 2013188662
上述したように、本実施形態では、第1の反応槽11に被処理水W0を導入する配管21の導入口11Aを第1の反応槽11の下部に設け、第1の反応槽11からの処理水W1を排出する配管22の排出口11Bを第1の反応槽11の上部に設けているので、第1の反応槽11内における被処理水W0とOHラジカルとの接触面積及び接触時間が増大する。したがって、被処理水W0中の溶存有機物の酸化分解がより効率的に行われることになる。
しかしながら、OHラジカルは非常に不安定な物質であって、短時間で消滅してしまうために寿命が短く、OHラジカルを用いた有機物の酸化分解は効率が悪いので、第1の反応槽11内でOHラジカルを比較的多量に生成すべく、その出発原料である過酸化水素水W0’を第1の反応槽11内に比較的多量に導入する。但し、この場合、OHラジカルの生成に寄与しない過酸化水素水が残留することになる。
したがって、本実施形態では、第1の反応槽11でOHラジカルによって有機物が酸化分解された処理水W1とともに、OHラジカルの生成に寄与せずに残留した過酸化水素水W1’も配管22を介して第2の反応槽16内に導入する。
第2の反応槽16内には、固体触媒である鉄系触媒18は保持部材17によって保持されているので、処理水W1の導入に伴い、鉄系触媒18は処理水W1に対して部分的に溶解するようになる。この結果、処理水W1内には2価あるいは3価の鉄イオンが存在するようになり、その内、2価の鉄イオンが反応式(3)によって、第2の反応槽16内に導入した過酸化水素水の残留分を酸化分解して、OHラジカルを生成する。
Figure 2013188662
このため、第2の反応槽16内では、第1の反応槽11内で酸化分解されずに残存した処理水W1中の未酸化分解物が、上述のようにして生成されたOHラジカルによって酸化分解されるようになる。したがって、第2の反応槽16から排出口16Bを介して配管23より排出される処理水W2中の溶存有機物の量は、第1の反応槽11から排出口11Bを介して配管22より排出される処理水W1中の溶存有機物の量よりも少なくなっている。
すなわち、本実施形態の水処理装置10を用いた水処理方法においては、第1の反応槽11内でOHラジカルの生成に供することなく残存した過酸化水素水の残留分を、第1の反応槽11内で得た処理水W1とともに第2の反応槽16内に導入し、第2の反応槽16内で新たにOHラジカルを生成して、処理水W1中に残存する溶存有機物を酸化分解するようにしている。
したがって、第1の反応槽11で残存した過酸化水素水の残留分の有効利用が可能となるとともに、処理水W0中の溶存有機物の酸化分解もより効率的に行うことができ、清浄度の高い処理水W2を得ることができる。換言すれば、水中の溶存有機物をOHラジカルを用いて酸化分解する水処理において、OHラジカルの出発原料である過酸化水素水の使用効率を向上させることができ、これに伴って、より清浄度の高い処理水を得ることができる。
なお、第2の反応槽16内でのOHラジカルの生成量を増大させるには、第2の反応槽16内に導入した処理水W1に対して適宜酸性溶液を添加し、pHを好ましくは2〜4の範囲となるような酸性とする。pHが中性付近よりも高いとOHラジカルの生成量がほとんど増大しない。
また、上述したように、本実施形態では、第2の反応槽16において、第1の反応槽11から処理水W1を導入する配管22の投入口16Aは第2の反応槽16の下部に設け、第2の反応槽16からの処理水W2を排出する配管23の排出口16Bは第2の反応槽16の上部に設けているので、第2の反応槽16内における処理水W1とOHラジカルとの接触面積及び接触時間が増大する。したがって、処理水W1中の残存する溶存有機物の酸化分解がより効率的に行われることになる。
本実施形態では、鉄系触媒18は保持部材17によって保持され、鉄系触媒18は、処理水W1とともに第2の反応槽16内に導入された過酸化水素水の残留分と連続して反応するので、所定時間経過後においては、鉄系触媒18の触媒としての活性が劣化してしまう。このような場合においては、処理水W1中の保持部材17より鉄系触媒18を回収して再生する。
鉄系触媒18の再生は、固体触媒の場合は容易に回収できるが、液体触媒を使用した場合は、例えば以下のようにして行う。液体の鉄系触媒18は処理水W1に対して溶解していることから、処理水W1内には2価あるいは3価の鉄イオンが存在するようになるので、2価あるいは3価の鉄イオンを含む処理水W1を回収し、再生処理に供する。具体的には、処理水W1中に水酸化物イオンを含む溶液(例えば水酸化ナトリウム等を含む溶液)を添加して水酸化鉄の沈殿物とし、その後、当該沈殿物に対して塩酸などの酸を加えて溶解させ、最終的に2価の鉄イオンとして回収する。
本実施形態では、第1の反応槽11に対して別途第2の反応槽16を配設し、この第2の反応槽16内で、過酸化水素水の残留分を鉄系触媒18と反応させてOHラジカルを生成するようにしている。しかしながら、第2の反応槽16を配設することなく、第1の反応槽11内に鉄系触媒18を供給して、第2の反応槽16の場合と同様に過酸化水素水の残留分を鉄系触媒18と反応させてOHラジカルを生成するようにすることもできる。しかしながら、この場合は、OHラジカルの生成メカニズムが複雑となり、OHラジカルの生成を制御するのが困難になり、被処理水W0中の溶存有機物の酸化分解の制御が困難になる場合がある。
(第2の実施形態)
図2は、本実施形態における水処理装置の概略構成を示す図である。
図2に示す水処理装置20は、図1に示す水処理装置10において、第1の反応槽11内に、紫外線光源22を配設した点で相違し、その他の点については同様の構成を採っている。なお、図2において、図1に示す構成要素と類似あるいは同一の構成要素については同一の参照数字を用いている。
本実施形態における水処理装置20においては、第1の反応槽11内に紫外線光源22を配設しているので、第1の反応槽11内に導入した過酸化水素水は、上述したオゾンとの反応に加えて、以下に示すような紫外線との反応に基づいてOHラジカルを生成する。
Figure 2013188662
したがって、本実施形態では、第1の実施形態に比較して、第1の反応槽11内で生成するOHラジカルの量が増大するので、第1の反応槽11内における処理水W0中の溶存有機物の酸化分解が促進される。
なお、その他の特徴及び利点については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
(第3の実施形態)
図3は、本実施形態における水処理装置の概略構成を示す図である。
図3に示す水処理装置30は、図1に示す水処理装置10において、第2の反応槽16の側面の上部、中央部及び下部に、第1の貯留槽31、第2の貯留槽32及び第3の貯留槽33を配設した点で相違し、その他の点については同様の構成を採っている。なお、図3において、図1に示す構成要素と類似あるいは同一の構成要素については同一の参照数字を用いている。
図3に示す水処理装置30においては、第2の反応槽16に対して、第1の貯留槽31、第2の貯留槽32及び第3の貯留槽33を配設しているので、第2の反応槽16の、それぞれ第1の貯留槽31、第2の貯留槽32及び第3の貯留槽33が配設された近傍の処理水W1が常に充填された状態となっている。
したがって、例えば第1の貯留槽31、第2の貯留槽32及び第3の貯留槽33内にp-ニトロジメチルアニリン、ルミノール等の試薬を添加しておき、その色調を図示しない計測器でモニタリングすることによって、第2の反応槽16におけるOHラジカルの生成量をモニタリングすることができる。また、第1の貯留槽31、第2の貯留槽32及び第3の貯留槽33に電圧印加し、その発光度合いを図示しない計測器でモニタリングした後、別途保存している発光強度とOHラジカルの生成量との相関グラフに基づいて、OHラジカル量をモニタリングすることができる。
本実施形態では、第2の反応槽16におけるOHラジカルの生成量をインサイトでモニタリングすることができるので、第2の反応槽16内の鉄系触媒18の活性度合いをインサイトでモニタリングすることができる。この結果、鉄系触媒18の活性が低下した場合において、処理水W1中の保持部材17より鉄系触媒18を直ちに回収して再生することができる。
なお、再生処理は第1の実施形態で述べたようにして行う。
また、その他の特徴及び利点については、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として掲示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,20,30 水処理装置
11 第1の反応槽
12 散気管
13 配管
14 オゾン
16 第2の反応槽
17 保持部材
18 鉄系触媒
21,22,23 配管
22 紫外線光源
31 第1の貯留槽
32 第2の貯留槽
33 第3の貯留槽

Claims (8)

  1. 水中の溶存有機物を酸化分解する水処理方法であって、
    反応槽中に前記溶存有機物を含む被処理水を導入するステップと、
    前記反応槽内に過酸化水素水を導入して、当該過酸化水素水からOHラジカルを生成し、当該OHラジカルによって前記溶存有機物を酸化分解するステップと、
    前記過酸化水素水の残留分に対して固体触媒を接触させ、前記残留分から追加のOHラジカルを生成し、当該追加のOHラジカルによって前記溶存有機物の未酸化分解物を酸化分解するステップと、
    を具えることを特徴とする、水処理方法。
  2. 前記OHラジカルは、前記過酸化水素水に対してオゾン及び紫外線の少なくとも一方を反応させることによって生成することを特徴とする、請求項1に記載の水処理方法。
  3. 前記固体触媒は、鉄系触媒であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水処理方法。
  4. 前記鉄系触媒は、ゼオライトを担体として鉄粒子を担持させたものであることを特徴とする、請求項3に記載の水処理方法。
  5. 前記追加のOHラジカルによる前記溶存有機物の未酸化分解物の酸化分解は、前記反応槽と移送ラインを介して接続された追加の反応槽内によって行うことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載の水処理方法。
  6. 前記追加のOHラジカルを生成する際に、前記追加のOHラジカルを含む溶液中のpH値を2〜4の酸性側に制御することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一に記載の水処理方法。
  7. 前記追加のOHラジカルを含む溶液中に溶解した前記固体触媒を回収し、再生するステップを具えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一に記載の水処理方法。
  8. 前記反応槽又は前記追加の反応槽の側面に少なくとも1つの貯留槽を配設するとともに、前記少なくとも1つの貯留槽内に前記追加のOHラジカルを含む溶液を充填させ、前記反応槽又は前記追加の反応槽中のOHラジカル量を計測するステップを具えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一に記載の水処理方法。
JP2012055631A 2012-03-13 2012-03-13 水処理方法 Active JP5755590B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055631A JP5755590B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 水処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012055631A JP5755590B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 水処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013188662A true JP2013188662A (ja) 2013-09-26
JP5755590B2 JP5755590B2 (ja) 2015-07-29

Family

ID=49389510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012055631A Active JP5755590B2 (ja) 2012-03-13 2012-03-13 水処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5755590B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105692860A (zh) * 2016-02-03 2016-06-22 四川大学 催化臭氧化-类芬顿耦合反应器及有毒难降解废水处理方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11262780A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Kurita Water Ind Ltd 有機ハロゲン化合物の分解処理方法
JP2000288560A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Hitachi Ltd 水の浄化処理装置及びその方法
JP2001259666A (ja) * 2000-03-21 2001-09-25 Mitsubishi Electric Corp 水処理装置および水処理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11262780A (ja) * 1998-03-17 1999-09-28 Kurita Water Ind Ltd 有機ハロゲン化合物の分解処理方法
JP2000288560A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Hitachi Ltd 水の浄化処理装置及びその方法
JP2001259666A (ja) * 2000-03-21 2001-09-25 Mitsubishi Electric Corp 水処理装置および水処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105692860A (zh) * 2016-02-03 2016-06-22 四川大学 催化臭氧化-类芬顿耦合反应器及有毒难降解废水处理方法
CN105692860B (zh) * 2016-02-03 2018-04-24 四川大学 催化臭氧化-类芬顿耦合反应器及有毒难降解废水处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5755590B2 (ja) 2015-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ike et al. Critical review of the science and sustainability of persulphate advanced oxidation processes
CN101786756B (zh) 一种处理生化难降解有机废水的工艺方法
Kurukutla et al. Sonochemical degradation of rhodamine b using oxidants, hydrogen peroxide/peroxydisulfate/peroxymonosulfate, with Fe2+ ion: proposed pathway and kinetics
CN101492200A (zh) 臭氧光电催化氧化有机废水的方法
JP2015500738A (ja) 使用済みの硫化物含有苛性アルカリを処理するための方法
KR102052039B1 (ko) 전기-페록손 반응 기반 수처리 장치
JP5755590B2 (ja) 水処理方法
KR20070026965A (ko) 방사성 폐액 중 난분해성 유기물의 처리방법
JP2007038110A (ja) ラジカル処理装置
JP3646509B2 (ja) 光触媒を用いた水処理装置
JPH11226587A (ja) 水処理装置
WO2020020389A1 (en) Process to treat waste brine
JP2006281005A (ja) 光触媒を用いた水処理装置及び水処理方法
CN103214133B (zh) 一种石墨烯净化污水组合装置
JP4277736B2 (ja) 有機ヒ素化合物含有水の処理方法
JP2006082081A (ja) オゾンと光触媒を利用した促進酸化処理装置
JP2006281032A (ja) 有機物含有水処理装置および有機物含有水の処理方法
EP4208412A1 (en) Wastewater ozone treatment
JP4522302B2 (ja) 有機ヒ素の無害化方法
JP5581090B2 (ja) 酸または塩基と過酸化水素とを含む廃液の処理方法および処理装置
WO2007058285A1 (ja) 流体の浄化方法および浄化装置
JP2006205098A (ja) 難分解性有機化合物の酸化分解装置
TWI532682B (zh) 去除氨氮廢液中過氧化氫之系統及其方法
JP2003210938A (ja) 排ガス浄化装置
JP2009112953A (ja) 水処理方法及び水処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150527

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5755590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151