JP2013187164A - コネクタ端子用接触ばね及び雌端子、雄端子、コネクタ - Google Patents

コネクタ端子用接触ばね及び雌端子、雄端子、コネクタ Download PDF

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Haruki Morita
陽樹 森田
Takafumi Kawachi
孝文 河内
Minoru Asano
実 浅野
Akito Higuchi
淳人 樋口
Akira Kawaguchi
明 川口
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Abstract

【課題】この発明は、大電流を供給する際に生じる電力損失を少なくすることができ、大電流対応可能なコネクタ端子用接触ばね及び雌端子、雄端子、コネクタの提供を目的とする。
【解決手段】接触ばね40を、雌端子20の挿入孔22内に配設した状態において、ピン31を挿入孔22に挿入する際、ピン31の外周面を、接触ばね40における各弧状突出部42の各鋭角状突出部42aに当接しながら挿入し、各弧状突出部42及び接触ばね40を径外方向に押し広げて、各弧状突出部42の各曲面状突出部42bを挿入孔22の内周面に線接触させるので、ピン31と接触ばね40との接触部分に付与される接圧を分散することができる。また、ピン31と接触ばね40とを多点接触するので、ピン31と接触ばね40との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、大電流を供給する際の電力損失を少なくすることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電気接続に使用されるコネクタに関し、より詳しくは、例えば自動車や鉄道などの車両への電源供給や、バッテリ、インバータ、モータ等の車両部品などに使用できるような、大電流対応可能なコネクタ端子用接触ばね及び雌端子、雄端子、コネクタに関する。
従来、上述のような大電流を供給する際、電気的な接触抵抗による電力損失を抑制するための工夫がなされている。例えば雌端子と雄端子とを接続する際において、接触抵抗を低くするために、接触面積を大きくする工夫がなされた接触ばねとして下記の特許文献1に記載の接触子と、特許文献2に記載の接触ばね部材が提案される。
特許文献1には、導体が挿入される筒状の嵌合体内に、導体に係合される多数の弾性係合部を備えた接触子を嵌着していることが記載されているが、弾性係合部は内側に向けて弧状に突出する形状に形成しているので、該弾性係合部の長手方向の中間部分に相当する1箇所が導体の外周面に対して点接触することになる。
また、特許文献2には、雄端子が嵌挿される雌端子の嵌挿室内に、中空円筒状の円環部から内側に弾性を有して突出した複数個のスプリング片を備えた接触ばね部材を嵌着していることが記載されているが、スプリング片は、該スプリング片の長手方向の中間部分が径内方向に突出した側面視弓形状に形成しているので、雄端子を嵌挿室に嵌着した状態において、複数のスプリング片のそれぞれは、該スプリング片の長手方向の中間部分に相当する1箇所が雄端子の外周面に対して点接触することになる。
上述した特許文献1,2のように点接触した場合、点接触した部分の接触面積が小さく、その接触部分に生じる電気的な接触抵抗が大きくなるので、電力損失が増えるという問題があった。また、点接触させた部分に接圧が集中するため、雄端子を雌端子に挿入する際、弾性係合部や導体、あるいは、プリング片や雄端子等の接触部分に被覆した導電性を有するメッキが剥離しやすく、導電性が悪くなるという問題があった。
実公昭52−28147号公報 特開平8−31488号公報
この発明は、大電流を供給する際に生じる電力損失を少なくすることができるコネクタ端子用接触ばね及び雌端子、雄端子、コネクタを提供することを目的とする。
この発明は、雄端子のピンと、該ピンが挿入される雌端子の挿入孔との対向周面のうち少なくとも一方の周面に嵌着され、他方の周面に対して弾性力をもって接触する筒状のばね本体を備えたコネクタ端子用接触ばねであって、前記ばね本体の周方向における少なくとも一部分に、他の部分と比較して前記他方の周面に向けて突出する突出部を備え、前記突出部を、前記ばね本体の周方向に配置するとともに、前記ピンを前記挿入孔に対して挿脱する挿脱方向に連続して形成したことを特徴とする。
この発明によれば、大電流を供給する際に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができるとともに、接触部分に付与される接圧を分散することができる。
詳述すると、上述のコネクタ端子用接触ばね(以下、「接触ばね」という)を、例えば雌端子の挿入孔内に配設した状態において、雄端子のピンを、雌端子の挿入孔に挿入する際、ピンは、接触ばねの突出部に当接しながら挿入される。その際、突出部に対するピンの当接によって、突出部を、突出部自体の弾性に抗して径外方向に向けて変位させる。
上述のように変位した突出部は、変位前の状態に復帰しようとする弾性によって、ピンの外周面に対して挿脱方向に線接触される。
つまり、特許文献1,2のように点接触させると接圧が高くなるが、本発明は、突出部をピンの外周面に対して挿脱方向に線接触させるため、接触部分に付与される接圧が分散されるとともに、一箇所に付与される接圧を低くすることができる。
これにより、突出部を他方の周面に線接触させて、接点の接触面積を大きくするので、接触部分に生じる電気抵抗が小さくなる。
この結果、雄端子と雌端子との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
また、突出部がピンの外周面に対して線接触された線接触状態に保たれるので、該外周面に対する突出部の接圧が大きく変動することを防止できるとともに、ピンと接触ばねとの間に電気的接触不良が生じることがなく、所定の電力を安定して供給することができる。
また、突出部を線接触させて、接触部分に付与される接圧を分散させるので、例えば導電性を有するメッキ等の被膜が剥離するような高い接圧が付与されることを防止できる。
この発明の態様として、前記他方の周面に対して弧状に窪んだ窪み部を、前記ばね本体の周方向に複数配置し、前記突出部を、前記ばね本体の周方向における隣り合う前記窪み部同士の間に、前記他方の周面に向けて鋭角状に突出する鋭角状突出部で構成することができる。
この発明によれば、ばね本体に設けた鋭角状突出部を、他方の周面に対して線接触させた線接触状態に接触させることができる。
詳述すると、ばね本体の鋭角状突出部を、他方の周面に対して挿脱方向に線接触させるので、接触部分に付与される接圧が確実に分散されるとともに、一箇所に付与される接圧を低くすることができる。
また、この発明の態様として、前記突出部を、前記他方の周面に向けて弧状に突出する弧状突出部で構成することができる。
この発明によれば、弧状突出部を、他方の周面に対して適度な接圧にて線接触させた線接触状態に保つことができる。
詳述すると、弧状突出部を、他方の周面に対して線接触させた際、弧状突出部は、該弧状突出部自体の弾性に抗して線接触させた方向とは逆の方向へ変形しようとするが、変位前の状態に復帰しようとする弾性によって、他方の周面に対して挿脱方向に線接触される。
この結果、弧状突出部は、線接触させた際に付与される応力によって弾性変形しやすく、線接触させた線接触状態を保つのに必要な接圧が得られるとともに、例えばメッキ等の被膜が剥離しない程度の接圧でもって線接触状態を保つことができる。
また、この発明の態様として、前記突出部を、前記ばね本体の周方向に2箇所以上配置することができる。
この発明によれば、他方の周面に対して線接触させる接点数を多くして、電気的な接触抵抗を低くすることがきる。
詳述すると、ばね本体に設けた2箇所以上の突出部を、他方の周面に対して線接触させるので、接触ばねを、他方の周面に対して多点接触させることができる。
この結果、各突出部を、他方の周面に対して線接触させた状態に安定して保つことができ、電気的な接触不良が起きることを防止できる。
また、この発明の態様として、前記突出部の突出する側と反対側に、前記他の部分と比較して凹状の空間部を備えることができる。
この発明によれば、突出部の線接触状態を保つのに必要な弾性が安定して得られる。
詳述すると、突出部が、上述のピンの外周面又は挿入孔の内周面に当接した際、突出部は、該突出部の反対側に形成した空間部側への変形が許容されるので、例えば導電性を有するメッキ等の被膜が剥離しない程度の接圧でもって線接触状態を保つことができる。
さらに、突出部は、例えばピンの外周面や挿入孔の内周面等に線接触状態で接触するため、該突出部の挿脱方向全長に亘って接触状態を確保できる。
また、この発明の態様として、前記ばね本体の周面の一部に、該ばね本体を周方向に分断するスリットを前記挿脱方向に備えることができる。
この発明によれば、突出部を、他方の周面に対してほぼ均等に線接触させた線接触状態に保つことができる。
詳述すると、上述の接触ばねを、例えば雌端子の挿入孔内に配設した状態において、雄端子のピンを、挿入孔内に配置した接触ばねの突出部に当接しながら挿入する際、突出部に対するピンの当接によって、接触ばねの全体が、該接触ばね自体の弾性に抗して径外方向に向けて押し広げられる。
しかし、スリットによって、接触ばね全体の拡縮変形が許容されるので、突出部に付与される応力を分散させることができる。
これにより、必要以上に接圧が高くなることを防止でき、線接触させた線接触状態を保つことができる。
この結果、突出部とピンとの間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
また、突出部を線接触させた部分に付与される摩擦抵抗が小さくなるので、ピンを挿脱方向に挿脱する挿脱操作がスムーズに行える。
また、この発明は、上記接触ばねを、前記挿入孔の内周面に嵌着する雌端子用接触ばねとし、前記突出部を、前記ばね本体の径内方向に向けて突出する形状とすることができる。
詳述すると、上述の接触ばねを、例えば雌端子の挿入孔内に配設した状態において、弧状の突出部を、ピンの外周面に対して挿脱方向に線接触させるので、雌端子用接触ばねを、ピンの外周面に対して線接触にて接触させることができる。
この結果、雄端子と雌端子とを、接触ばねを介して電気的に接続することができ、接触ばねとピンとの間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を抑えることができる。
また、この発明は、上記雌端子用接触ばねを、前記挿入孔の内周面に嵌着して雌端子を構成することができる。
さらにまた、この発明は、上記雌端子と、該雌端子を保持するハウジングとで雌型コネクタを構成することができる。
上記構成によれば、大電流対応コネクタにおける電気的な接触抵抗の低減を図ることができ、電力損失の影響が大きいとされる大電流対応可能な雌端子、雌型コネクタを提供することができる。
また、この発明は、雌端子に構成した挿入孔へ挿入する突状のピンを備え、該雌端子と電気的に接続する雄端子であって、前記ピンの周方向における少なくとも一部分に、他の部分と比較して径外方向に突出する突出部を備え、前記突出部を、前記ピンの周方向に配置するとともに、該ピンを前記挿入孔に対して挿脱する挿脱方向に連続して形成したことを特徴とする。
この発明によれば、大電流を供給する際に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
詳述すると、雄端子のピンを雌端子の挿入孔に挿入する際、ピンの突出部は挿入孔の内周面に当接しながら挿入される。その際、突出部に対する挿入孔の内周面の当接によって、突出部を、該突出部自体の弾性に抗して径内方向に向けて変位させる。
上述のように変位した突出部は、変位前の状態に復帰しようとする弾性によって、挿入孔の内周面に対して挿脱方向に線接触される。
つまり、特許文献1,2のように点接触させると接圧が高くなるが、本発明は、突出部を挿入孔の内周面に対して挿脱方向に線接触させるため、接触部分に付与される接圧が分散されるとともに、一箇所に付与される接圧を低くすることができる。
これにより、ピンの突出部を、挿入孔の内周面に線接触させて、接点の接触面積を大きくするので、接触部分に生じる電気抵抗が小さくなる。
これにより、突出部を、例えば周方向に2箇所以上配置すれば、雄端子と雌端子とを多点接触することができる。
この結果、雄端子と雌端子との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
また、突出部が挿入孔の内周面に対して線接触された線接触状態に保たれるので、該内周面に対する突出部の接圧が大きく変動することを防止できるとともに、挿入孔と接触ばねとの間に電気的接触不良が生じることがなく、所定の電力を安定して供給することができる。
また、突出部を線接触させて、接触部分に付与される接圧を分散するので、例えば導電性を有するメッキ等の被膜が剥離するような高い接圧が付与されることを防止できる。
また、この発明の態様として、前記挿入孔の内周面に対して弧状に窪んだ窪み部を、前記ピンの周方向に複数配置し、前記突出部を、前記ピンの周方向における隣り合う前記窪み部同士の間に、前記挿入孔の内周面に向けて鋭角状に突出する鋭角状突出部で構成することができる。
この発明によれば、ピンに設けた鋭角状突出部を、挿入孔の内周面に対して線接触させた線接触状態に接触させることができる。
詳述すると、ピンの鋭角状突出部を、挿入孔の内周面に対して挿脱方向に線接触させるので、接触部分に付与される接圧が確実に分散されるとともに、一箇所に付与される接圧を低くすることができる。
この結果、ピンと挿入孔との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
また、この発明の態様として、前記突出部を、前記挿入孔の内周面に向けて弧状に突出する弧状突出部で構成することができる。
この発明によれば、弧状突出部を、挿入孔の内周面に対して線接触させた線接触状態に保つことができる。
詳述すると、弧状突出部を、挿入孔の内周面に対して線接触させた際、弧状突出部は、該弧状突出部自体の弾性に抗して線接触させた方向とは逆の方向へ変形しようとするが、変位前の状態に復帰しようとする弾性によって、挿入孔の内周面に対して挿脱方向に線接触される。
この結果、弧状突出部は、線接触させた際に付与される応力によって弾性変形しやすく、線接触させた線接触状態を保つのに必要な接圧が得られるとともに、例えばメッキ等の被膜が剥離しない程度の接圧でもって線接触状態を保つことができる。
また、この発明の態様として、前記突出部を、前記ピンの周方向に2箇所以上配置することができる。
この発明によれば、挿入孔の内周面に対して線接触させる接点数を多くして、電気的な接触抵抗を低くすることがきる。
詳述すると、ばね本体に設けた2箇所以上の突出部を、他方の周面に対して線接触させるので、接触ばねを、他方の周面に対して多点接触させることができる。
この結果、雄端子と雌端子とを、上述の接触ばねを介して電気的に並列接続することができ、該端子間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
また、この発明の態様として、前記ピンの前記突出部が形成されたばね本体の周面に、該ばね本体を周方向に分断するスリットを前記挿脱方向に備えることができる。
この発明によれば、ピンの突出部を、挿入孔の内周面に対してほぼ均等に線接触させた線接触状態に保つことができる。
詳述すると、上述のピンを挿入孔に挿入する際、該ピンの突出部を挿入孔の内周面に当接しながら挿入する際、挿入孔に対する突出部の当接によって、スリットを形成した接触ばねの全体が、該接触ばね自体の弾性に抗して周方向に変形される。
しかし、スリットによって、ばね本体の拡縮変形が許容されるので、突出部に付与される応力を分散させることができる。
これにより、必要以上に接圧が高くなることを防止でき、線接触させた線接触状態を保つのに必要な接圧が得られる。
この結果、ピンと挿入孔との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
また、突出部と挿入孔との接触部分に付与される摩擦抵抗が小さくなるので、ピンを挿脱方向に挿脱する挿脱操作がスムーズに行える。
また、突出部を、例えば周方向に2箇所以上配置した場合、一部の突出部に応力が集中することを防止できるとともに、ピンの突出部を挿入孔の内周面に対してほぼ均等に線接触させることができる。
また、この発明は、上記雄端子と、該雄端子を保持するハウジングとで雄型コネクタを構成することができる。
上記構成によれば、大電流対応コネクタにおける電気的な接触抵抗の低減を図ることができ、電力損失の影響が大きいとされる大電流対応可能な雄型コネクタを提供することができる。
この発明によれば、大電流を供給する際に、雄端子と雌端子との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、大電流を供給する際に生じる電力損失を少なくすることができる。
接触ばねを雌端子に設けた第1実施形態のコネクタの構成説明図。 弧状突出部を備えた接触ばねの斜視図。 図2に示す接触ばねの拡縮状態説明図。 図2に示す接触ばねにスリットを形成した斜視図。 図4に示す接触ばねの拡縮状態説明図。 第2実施形態の接触ばねの斜視図。 図6に示す接触ばねの拡縮状態説明図。 図6に示す接触ばねにスリットを形成した斜視図。 図8に示す接触ばねの拡縮状態説明図。 接触ばねを雄端子に設けた第3実施形態のコネクタの構成説明図。 図10に示す接触ばねの線接触状態の説明図。 図10に示す接触ばねの他の例における線接触状態の説明図。 第4実施形態の接触ばねの説明図。 図13に示す接触ばねの他の例における線接触状態の説明図。 接触ばねを挿入孔とピンに設けた他の例における線接触状態の説明図。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
第1実施形態におけるコネクタ10は、大電流対応コネクタであり、図1に示すように、雌端子20と雄端子30とを備え、雌端子20は、いずれも導電性材料により形成した端子本体21とコネクタ端子用接触ばね40X(以下、「接触ばね40X」という)とで構成している。
図1は接触ばね40Xを雌端子20に設けた第1実施形態のコネクタ10の構成説明図である。詳述すると、図1[a]は接触ばね40Xを雌端子20の内部に嵌着したコネクタ10の縦断側面図、図1[b]はコネクタハウジング8a,9aを除いて、接触ばね40Xにより雌端子20と雄端子30とを接続したコネクタ10の縦断側面図である。
図2は弧状突出部42を備えた接触ばね40Xの斜視図、図3は図2に示す接触ばね40Xの拡縮状態説明図である。詳述すると、図3[a]は縮径状態に変位した接触ばね40Xの説明図、図3[b]は拡径状態に変位した接触ばね40Xの説明図である。
上述の接触ばね40Xは、雄端子30のピン31が挿入される端子本体21の一端側に形成した挿入孔22内に嵌着され(図1参照)、コネクタ端子としての雌端子20を構成している。そして、この雌端子20は、同じくコネクタ端子としての雄端子30と対になってコネクタ10を構成している。
雌端子20は、コネクタハウジング8aの端子収容部8bに適宜数を収容、配置して、雌型コネクタ8を構成している。また、雄端子30は、コネクタハウジング9aの端子収容部9bに適宜数を収容、配置して、雄型コネクタ9を構成している(図1[a]の仮想線参照)。
詳しくは、接触ばね40Xを、挿入孔22内に形成した保持段部23に嵌着して、円筒状をなすように保持するとともに、径外方向に拡径可能及び径内方向に縮径可能に設けている。
つまり、雄端子30のピン31を雌端子20の挿入孔22に対して挿脱する挿脱方向Bにおいて、接触ばね40Xの挿脱方向Bの両端を、保持段部23の挿脱方向Bの両端に形成した段部23aにそれぞれ係止して、接触ばね40Xを、端子本体21に対して電気的に接続している(a部拡大図参照)。
接触ばね40Xを保持段部23に嵌着した状態において、保持段部23と接触ばね40Xとの対向周面間に、接触ばね40Xの拡径を許容する空間部Sを設けている。
また、端子本体21の他端側に形成した圧着部24には、被覆電線25を圧着接続している。
上述の接触ばね40Xは、図2、図3に示すように、弾性と導電性を有する材料を用いて円筒状に形成され、挿入孔22の保持段部23に嵌着されるばね本体41と、ばね本体41の周面に形成され、径内方向に向けて鋭角状に突出する鋭角状突出部42aと、径外方向に向けて弧状に窪んだ弧状窪み部42bとで構成している。
鋭角状突出部42aは、挿脱方向Bから見てピン31の外周面に対して鋭角状に突出する鋭角突出形状に形成している。また、弧状窪み部42bは、ピン31の外周面に対して弧状に窪んだ弧状窪み形状に形成している。
鋭角状突出部42aと弧状窪み部42bは、ばね本体41の軸芯を中心として周方向Cに交互に8箇所配置するとともに、ピン31を挿入孔22に対して挿脱する挿脱方向Bの全長に亘って連続して形成している。
なお、鋭角状突出部42aと弧状窪み部42bの配置数は、接触ばね40Xの径の大きさ等の条件に応じて適宜設定されるものである。
周方向C全周に配置した鋭角状突出部42aは、ピン31の外周面に対して弾性力をもって接触するように構成している。また、弧状窪み部42bは、挿入孔22の内周面に対して弾性力をもって接触するように構成している。
また、鋭角状突出部42aの断面形状は、挿脱方向Bに直交する直交断面で切断したばね本体41の直交断面形状において、ばね本体41の周方向Cの一部分(42a)が他の部分(42b)と比較して径内方向に向けて鋭角状に突出する鋭角形状に形成している(図2、図3参照)。
また、鋭角状突出部42aの径内方向に突出する側と反対側には、他の部分と比較して凹状に窪んだ空間部Sを形成している。
鋭角状突出部42aは、ばね本体41の周方向Cにおける隣り合う弧状窪み部42b同士の間に配置され、上述の挿脱方向Bに連続して形成している。また、弧状窪み部42bの径外側は、挿入孔22の内周面に向けて弧状に突出する滑らかな曲面形状に形成している。
例えば三角形や台形等の角部を有する形状に突出部を形成した場合、挿入孔22の内周面に対して線接触させた際に付与される応力が角部に集中しやすく、柔軟性が低いので、応力を分散させることができない。
しかし、本発明の弧状窪み部42bの径外側は滑らかな弧状に形成しているので、角部を有する形状に形成するよりも柔軟性が高く、線接触させた際に付与される応力を分散させることができる。
上述のように構成した接触ばね40Xは、弾性と導電性とを有する板材を金型にて波状にプレス加工した後、その波形の板材を、該板材の両端が互い当接される方向に湾曲して、円筒状に成形している。
つまり、板材を波状にプレス加工するだけであるので、特許文献1の接触子や特許文献2の接触ばね部材のような複雑な形状に打ち抜き加工する必要がなく、金型代や加工費の低減を図ることができる。
また、接触ばね40Xは、加工時において金属片や切削屑がほとんど発生せず、板材を無駄なく有効に活用することができるので、安価に製造することができる。
次に、図1を用いて、上述の接触ばね40Xによりコネクタ10のコネクタ端子である雌端子20と雄端子30とを接続する接続方法を説明する。
先ず、雄端子30のピン31を、雌端子20の挿入孔22に挿入する際、ピン31の先端側に形成したテーパ部32から、挿入孔22内に嵌着した接触ばね40Xに挿入する(図1[a],[b]参照)。
ピン31のテーパ部32を、接触ばね40Xの鋭角状突出部42aに対して当接しながら挿入するとともに、その当接によって、鋭角状突出部42aを、鋭角状突出部42a自体の弾性に抗して径外方向に向けて徐々に押し広げる。これにより、接触ばね40X全体が径外方向に向けて押し広げられる(図3[a]参照)。
さらに、雄端子30のピン31を、雌端子20の挿入孔22内に深く挿入しながら、ピン31の外周面を接触ばね40Xの鋭角状突出部42aに当接して、ピン31の外周面を鋭角状突出部42aに対して挿脱方向Bに線接触させる。
そのピン31の当接によって、鋭角状突出部42aを径外方向に向けて押し広げるとともに、弧状窪み部42bを、挿入孔22の内周面に対して挿脱方向Bに線接触させる(図3[b]参照)。
上述のように変位した接触ばね40Xは、図3[b]に示す径外方向に拡径した状態から、図3[a]に示す径内方向に縮径した変位前の状態に復帰しようとする弾性によって、鋭角状突出部42aを、ピン31の外周面に対して挿脱方向Bに線接触させる。
つまり、特許文献1,2のように点接触させると接圧が高くなるが、本発明は、雌端子20の挿入孔22に嵌着した接触ばね40Xの鋭角状突出部42aを、雄端子30のピン31の外周面に対して挿脱方向Bに線接触させるため、接触部分に付与される接圧が分散されるとともに、一箇所に付与される接圧を低くすることができる。
上述の鋭角状突出部42aを、ばね本体41の周方向Cに8箇所配置しているので、ピン31と接触ばね40Xとを多点接触することができる。
この結果、ピン31と接触ばね40Xとの間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、大電流を供給する際の電力損失を少なくすることができる。
また、鋭角状突出部42aがピン31の外周面に対して線接触された状態に保たれるので、ピン31の外周面に対する鋭角状突出部42aの接圧が大きく変動することを防止できるとともに、ピン31と接触ばね40Xとの間に電気的接触不良が生じることがなく、所定の電力を安定して供給することができる。
また、接触ばね40Xの鋭角状突出部42aを、ピン31の外周面に線接触させて、接触部分に付与される接圧を分散させるので、例えば導電性を有するメッキ等の被膜が剥離するような高い接圧が付与されることを防止できる。
また、鋭角状突出部42aは、該鋭角状突出部42aが突出する側と反対側に形成した空間部Sによって、該突出する側と反対側への変形が許容されるので、鋭角状突出部42aの線接触状態を保つのに必要な弾性が安定して得られる。
また、雌端子20を備えた雌型コネクタ8と、雄端子30を備えた雄型コネクタ9とを嵌合した際、雌端子20と雄端子30とを、接触ばね40Xを介して電気的に接続することができる(図1中の仮想線参照)。
この結果、上述と同様に、雌端子20と雄端子30との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
次に、図4、図5を用いて、図2に示す接触ばね40Xの一部周面に、前記挿脱方向Bに向けてスリット41aを形成した他の例について説明する。
図4は図2に示す接触ばね40Xにスリット41aを形成した斜視図、図5は接触ばね40Xの拡縮状態説明図である。詳述すると、図5[a]は縮径状態に変位した接触ばね40Xの説明図、図5[b]は拡径状態に変位した接触ばね40Xの説明図である。
なお、他の例において、前記第1実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
上述の接触ばね40Xは、スリット41aを、ばね本体41の一部周面に前記挿脱方向Bに連続して形成し、接触ばね40X全体の拡縮変形が許容されるように構成している。
詳述すると、上述のピン31を、挿入孔22内に配置した接触ばね40Xの鋭角状突出部42aに当接しながら挿入する際、その当接によって、接触ばね40Xの全体が、該接触ばね40X自体の弾性に抗して径外方向に向けて押し広げられる。
しかし、スリット41aによって、接触ばね40X全体の拡縮変形が許容されるので、鋭角状突出部42aに付与される応力を分散させることができる。
これにより、必要以上に接圧が高くなることを防止でき、鋭角状突出部42aをピン31の外周面に対してほぼ均等に線接触させた線接触状態を保つのに必要な接圧が得られる(図5[b]参照)。
この結果、ピン31と鋭角状突出部42aとを線接触させた線接触状態に保つことができるとともに、ピン31と鋭角状突出部42aとの間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
また、ピン31と鋭角状突出部42aとの接触部分に付与される摩擦抵抗が小さくなるので、ピン31を挿脱方向Bに挿脱する挿脱操作がスムーズに行える。
次に、図6、図7を用いて、第2実施形態の接触ばね40Yを備えた雌端子20について説明する。
図6は第2実施形態の接触ばね40Yの斜視図、図7は図6に示す接触ばね40Yの拡縮状態説明図である。詳述すると、図7[a]は縮径状態に変位した接触ばね40Yの説明図、図7[b]は拡径状態に変位した接触ばね40Yの説明図である。
なお、第2実施形態において、前記第1実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
上述の接触ばね40Yは、挿入孔22の保持段部23に嵌着されるばね本体41の周面に、径外方向に向けて鋭角状に窪んだ鋭角状窪み部43aと、径内方向に向けて弧状に突出する弧状突出部43bとを形成している。
鋭角状窪み部43aは、挿脱方向Bから見てピン31の外周面に対して鋭角状に窪んだ鋭角窪み形状に形成している。また、弧状突出部43bは、ピン31の外周面に対して弧状に突出する弧状突出形状に形成している。
鋭角状窪み部43aと弧状突出部43bは、ばね本体41の軸芯を中心として周方向Cに8箇所配置するとともに、雄端子30のピン31を雌端子20の挿入孔22に対して挿脱する挿脱方向Bの全長に亘って連続して形成している。
なお、鋭角状窪み部43aと弧状突出部43bの配置数は、接触ばね40Xの径の大きさ等の条件に応じて適宜設定されるものである。
周方向C全周に配置した弧状突出部43bは、ピン31の外周面に対して弾性力をもって接触するように構成している。また、鋭角状窪み部43aは、挿入孔22の内周面に対して弾性力をもって接触するように構成している。
また、弧状突出部43bの断面形状は、挿脱方向Bに直交する直交断面で切断したばね本体41の直交断面形状において、ばね本体41の周方向Cの一部分(43b)が他の部分(43a)と比較して径内方向に向けて弧状に突出する弧状突出形状に形成している(図6、図7参照)。
また、弧状突出部43bの径外方向に突出する側と反対側には、他の部分と比較して凹状に窪んだ空間部Sを形成している。
弧状突出部43bは、ばね本体41の周方向Cにおける隣り合う鋭角状窪み部43a同士の間に配置され、上述の挿脱方向Bに連続して形成している。また、弧状突出部43bの径内側は、ピン31の外周面に向けて弧状に突出する滑らかな曲面形状に形成している。
例えば三角形や台形等の角部を有する形状に形成した場合、挿入孔22の内周面に対して線接触させた際に付与される応力が角部に集中しやすく、柔軟性が低いので、応力を分散させることができない。
しかし、本発明の弧状突出部43bの径内側は滑らかな弧状に形成しているので、角部を有する形状に形成するよりも柔軟性が高く、線接触させた際に付与される応力を分散させることができる。
詳述すると、上述のピン31を、挿入孔22内に嵌着した接触ばね40Yの弧状突出部43bに当接しながら挿入するとともに、その当接によって、接触ばね40Yの全体を、該接触ばね40Y自体の弾性に抗して径外方向に向けて押し広げる。
これにより、接触ばね40Yの弧状突出部43bをピン31の外周面に対して挿脱方向Bに線接触させたまま、鋭角状窪み部43aを挿入孔22の内周面に対して挿脱方向Bに線接触させる(図7[b]参照)。
上述のように変位した接触ばね40Yは、図7[b]に示す径外方向に拡径変位した状態から、図7[a]に示す径内方向に縮径した変位前の状態に復帰しようとする弾性によって、弧状突出部43bをピン31の外周面に対して挿脱方向Bに線接触させるので、接触ばね40Y自体の弾性と、弧状突出部43b自体の弾性との相乗作用によって線接触状態を保つことができる。
この結果、ピン31と弧状突出部43bとを線接触させた線接触状態に保つことができるとともに、ピン31と弧状突出部43bとの間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
次に、図8、図9を用いて、図6に示す接触ばね40Yの一部周面に、前記挿脱方向Bに向けてスリット41aを形成した他の例について説明する。
図8は図6に示す接触ばね40Yにスリット41aを形成した斜視図、図9は図8に示す接触ばね40Yの拡縮状態説明図である。詳述すると、図9[a]は縮径状態に変位した接触ばね40Yの説明図、図9[b]は拡径状態に変位した接触ばね40Yの説明図である。
なお、他の例において、前記第1,2実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
上述の接触ばね40Yは、スリット41aを、ばね本体41の一部周面に前記挿脱方向Bに連続して形成し、接触ばね40Y全体の拡縮変形が許容されるように構成している。
詳述すると、上述のピン31を、挿入孔22内に配置した接触ばね40Yの弧状突出部43bに当接しながら挿入する際、その当接によって、接触ばね40Yの全体が、該接触ばね40Y自体の弾性に抗して径外方向に向けて押し広げられる。
しかし、スリット41aによって、接触ばね40Y全体の拡縮変形が許容されるので、弧状突出部43bに付与される応力を分散させることができる。
これにより、必要以上に接圧が高くなることを防止でき、弧状突出部43bをピン31の外周面に対してほぼ均等に線接触させた線接触状態を保つのに必要な接圧が得られる(図9[b]参照)。
この結果、ピン31と弧状突出部43bとを線接触させた線接触状態に保つことができるとともに、そのピン31と弧状突出部43bとの間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができる。
次に、図10、図11を用いて、図2に示す接触ばね40Xと同一形状の接触ばね50Xを雄端子30のピン31に嵌着した第3実施形態のコネクタ10について説明する。
図10は接触ばね50Xを雄端子30に設けた第3実施形態のコネクタ10の構成説明図である。詳述すると、図10[a]は接触ばね50Xを雄端子30のピン31に嵌着したコネクタ10の縦断側面図、図10[b]はコネクタハウジング8a,9aを除いて、接触ばね50Xにより雌端子20と雄端子30とを接続したコネクタ10の縦断側面図である。
図11は図10に示す接触ばね50Xの線接触状態の説明図である。
なお、第3実施形態において、前記第1実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。また、接触ばね50Xは、第1実施形態の接触ばね40Xとほぼ同一形状である。
上述の接触ばね50Xは、雌端子20の挿入孔22に挿入される雄端子30のピン31の外周面に嵌着され、コネクタ端子としての雄端子30を構成している。そして、この雄端子30は、コネクタ端子としての雌端子20と対になってコネクタ10を構成している。
詳しくは、接触ばね50Xを、ピン31の外周面に形成した保持段部33に嵌着して、径外方向及び径内方向に向けて拡縮可能に保持するとともに、ピン31を中心として円筒状をなすように保持している。
つまり、接触ばね50Xの挿脱方向Bの両端を、保持段部33の挿脱方向Bの両端に形成した段部33aにそれぞれ係止して、接触ばね50Xを、ピン31に対して電気的に接続している(b部拡大図参照)。
上述の接触ばね50Xは、弾性と導電性を有する材料にて円筒状に形成したばね本体51と、ばね本体51の周面に形成され、径内方向に向けて鋭角状に窪んだ鋭角状窪み部52aと、径外方向に向けて弧状に突出する弧状突出部52bとで構成している。
鋭角状窪み部52aは、挿脱方向Bから見て挿入孔22の内周面に対して鋭角状に窪んだ鋭角窪み形状に形成している。また、弧状突出部52bは、挿入孔22の内周面に対して弧状に突出する弧状突出形状に形成している。
鋭角状窪み部52aと弧状突出部52bは、ばね本体41の軸芯を中心として周方向Cに交互に8箇所配置するとともに、ピン31を挿入孔22に対して挿脱する挿脱方向Bの全長に亘って連続して形成している。
次に、上述のように構成した接触ばね50Xによりコネクタ10のコネクタ端子である雌端子20と雄端子30とを接続する接続方法を説明する。
先ず、雄端子30のピン31を、雌端子20の挿入孔22に挿入する際、ピン31に嵌着した接触ばね50Xの弧状突出部52bを、挿入孔22の内周面に当接しながら挿入する(図10[a],[b]参照)。
その際、弧状突出部52bに対する挿入孔22の内周面の当接によって、弧状突出部52bを、弧状突出部52b自体の弾性に抗して径内方向に向けて押し込みながら周方向Cにも変位させる。
これにより、接触ばね50Xの鋭角状窪み部52aをピン31の外周面に対して挿脱方向Bに線接触させたまま、弧状突出部52bを挿入孔22の内周面に対して挿脱方向Bに線接触させながら挿入することができる(図11参照)。
上述のように変位した弧状突出部52bは、径外方向に向けて突出する変位前の状態に復帰しようとする弾性によって、挿入孔22の内周面に対して挿脱方向Bに線接触される。
つまり、特許文献1,2のように点接触させると接圧が高くなるが、本発明は、ピン31に嵌着した接触ばね50Xの鋭角状窪み部52aをピン31の外周面に対して挿脱方向Bに線接触させ、弧状突出部52bを挿入孔22の内周面に対して挿脱方向Bに線接触させるので、接触部分に付与される接圧が分散されるとともに、一箇所に付与される接圧を低くすることができる。
上述の弧状突出部52bを、ばね本体51の周方向Cに8箇所配置しているので、雄端子30の接触ばね50Xと雌端子20の挿入孔22とを多点接触することができる。
この結果、雌端子20と接触ばね50Xとの間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、大電流を供給する際の電力損失を少なくすることができるので、前記第1実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
また、接触ばね50Xの弧状突出部52bが挿入孔22の内周面に対して線接触された状態に保たれるので、挿入孔22に対する弧状突出部52bの接圧が大きく変動することを防止できるとともに、挿入孔22と接触ばね50Xとの間に電気的接触不良が生じることがなく、所定の電力を安定して供給することができる。
また、弧状突出部52bを、挿入孔22の内周面に線接触させて、接触部分に付与される接圧を分散させるので、例えば導電性を有するメッキ等の被膜が剥離するような高い接圧が付与されることを防止できる。
次に、図12を用いて、図10に示す接触ばね50Xの他の例について説明する。図12は図10に示す接触ばね50Xの他の例における線接触状態の説明図である。
詳述すると、図12[a]は図10に示す接触ばね50Xの一部周面に、前記挿脱方向Bに向けてスリット51aを形成した説明図、図12[b]は挿入孔22と接触ばね50Xとの間にスリット付き筒状接触ばね54を配置した説明図である。
なお、他の例において、前記第1実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
図12[a]に示す接触ばね50Xは、スリット51aを、ばね本体51の一部周面に前記挿脱方向Bに連続して形成し、接触ばね50X全体の拡縮変形が許容されるように構成した例である。
詳述すると、上述のピン31を挿入孔22に挿入する際、ピン31に嵌着した接触ばね50Xにおける接触ばね50Xの鋭角状窪み部52aを該ピン31の外周面に対して挿脱方向Bに線接触させたまま、弧状突出部52bを挿入孔22の内周面に対して挿脱方向Bに線接触させながら挿入する。
その挿入時に付与される応力にて、接触ばね50Xの全体が径方向に押し縮められるが、スリット51aによって、接触ばね50Xの全体が、該接触ばね50X自体の弾性に抗して縮径される方向の弾性変形が許容されるので、鋭角状窪み部52aに付与される応力を分散させることかできる。
これにより、必要以上に接圧が高くなることを防止でき、接触ばね50Xの弧状突出部52bを挿入孔22の内周面に対してほぼ均等に線接触させた線接触状態を保つのに必要な接圧が得られる(図12[a]参照)。
この結果、雌端子20と雄端子30との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができるので、前記第1実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図12[b]に示す接触ばね50Xは、挿入孔22と接触ばね50Xとの間にスリット付き筒状接触ばね54を配置した例である。
筒状接触ばね54は、挿入孔22内の保持段部23に対して拡縮可能で円筒状をなすように保持している。また、筒状接触ばね54の挿脱方向Bの両端を、保持段部23の段部23aにそれぞれ係止して、端子本体21に対して電気的に接続している。
また、筒状接触ばね54は、スリット54aを、該筒状接触ばね54の一部周面に前記挿脱方向Bに連続して形成し、接触ばね50X全体の拡縮変形が許容されるように構成している。
詳述すると、上述のピン31を挿入孔22に挿入する際、ピン31に嵌着した接触ばね50Xにおける接触ばね50Xの弧状突出部52bを筒状接触ばね54の内周面に当接しながら挿入する際、その当接によって、筒状接触ばね54の全体が径方向に押し広げられる。
しかし、スリット54aによって、筒状接触ばね54の全体が、該筒状接触ばね54自体の弾性に抗して拡径される方向の弾性変形が許容されるので、鋭角状窪み部52aに付与される応力を分散させることができる。
これにより、必要以上に接圧が高くなることを防止でき、接触ばね50Xの弧状突出部52bを筒状接触ばね54の内周面に対してほぼ均等に線接触させた線接触状態を保つのに必要な接圧が得られる。
この結果、接触ばね50Xと筒状接触ばね54との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくすることができるので、前記第1及び第3実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
次に、図13を用いて、第4実施形態の接触ばね50Yを備えた雄端子30について説明する。図13は第4実施形態の接触ばね50Yの説明図である。
なお、第4実施形態において、前記第3実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。また、接触ばね50Yは、第2実施形態の接触ばね40Yとほぼ同一形状である。
詳述すると、上述のピン31を挿入孔22に挿入する際、ピン31に嵌着した接触ばね50Yの弧状窪み部53bをピン31の外周面に対して挿脱方向Bに線接触させたまま、鋭角状突出部53aを挿入孔22の内周面に対して挿脱方向Bに線接触させながら挿入する。
これにより、接触ばね50Y自体の弾性と、弧状窪み部53b自体の弾性との相乗作用によって、接触ばね50Yをピン31の外周面と挿入孔22の内周面に対して線接触させた線接触状態に保つことができる(図13参照)。
この結果、雌端子20と雄端子30との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくするので、前記第1及び第3実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
次に、図14を用いて、第4実施形態の接触ばね50Yを雄端子30に設けた他の例について説明する。
図14は図13に示す接触ばね50Yの他の例における線接触状態の説明図である。詳述すると、図14[a]は図13に示す接触ばね50Yの一部周面に、前記挿脱方向Bに向けてスリット51aを形成した説明図、図14[b]は挿入孔22と接触ばね50Yとの間にスリット付き筒状接触ばね54を配置した説明図である。
なお、他の例において、前記第3実施形態と同一構成の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する。
図14[a]に示す接触ばね50Yは、スリット51aを、ばね本体51の一部周面に前記挿脱方向Bに連続して形成し、接触ばね50Y全体の拡縮変形が許容されるように構成した例である。
詳述すると、上述のピン31を挿入孔22に挿入する際、ピン31に嵌着した接触ばね50Yの弧状窪み部53bを該ピン31の外周面に対して挿脱方向Bに線接触させたまま、鋭角状突出部53aを挿入孔22の内周面に対して挿脱方向Bに線接触させながら挿入する。
その挿入時に付与される応力にて、接触ばね50Yの全体が径方向に押し縮められるが、スリット51aによって、接触ばね50Yの全体が、該接触ばね50Y自体の弾性に抗して縮径される方向の弾性変形が許容されるので、鋭角状突出部53aに付与される応力を分散させることができる。
これにより、必要以上に接圧が高くなることを防止でき、接触ばね50Yをピン31の外周面と挿入孔22の内周面に対してほぼ均等に線接触させた線接触状態に保つことができるので、前記第1及び第3実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図14[b]に示す接触ばね50Yは、挿入孔22と接触ばね50Yとの間にスリット付き筒状接触ばね54を配置した例である。
詳述すると、上述のピン31を挿入孔22に挿入する際、ピン31に嵌着した接触ばね50Yの鋭角状突出部53aを筒状接触ばね54の内周面に当接しながら挿入する際、その当接によって、筒状接触ばね54の全体が、該筒状接触ばね54自体の弾性に抗して径方向に向けて押し広げられる。
しかし、スリット54aによって、筒状接触ばね54の全体が、該筒状接触ばね54自体の弾性に抗して拡径される方向の弾性変形が許容されるので、鋭角状突出部53aに付与される応力を分散させることができる。
これにより、必要以上に接圧が高くなることを防止でき、接触ばね50Yの鋭角状突出部53aを筒状接触ばね54の内周面に対してほぼ均等に線接触させた線接触状態を保つのに必要な接圧が得られる。
この結果、接触ばね50Yと筒状接触ばね54との間に生じる電気的な接触抵抗を低くして、電力損失を少なくするので、前記第1及び第3実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
次に、図15を用いて、挿入孔22に設けた接触ばね40Xと、ピン30に設けた接触ばね50Xとを線接触する他の例について説明する。図15は接触ばね40X,50Xを挿入孔22とピン30に設けた他の例における線接触状態の説明図である。
詳述すると、雌端子20の挿入孔22内に嵌着した接触ばね40Xには、鋭角状突出部42aと弧状窪み部42bを周方向Cに8箇所配置している。一方、雄端子30のピン31に嵌着した接触ばね50Xには、鋭角状窪み部52aと弧状突出部52bを周方向Cに6箇所配置している。
なお、突出部42a,42b,52a,52bの配置数は、接触ばね40X,50Xの径の大きさ等の条件に応じて適宜設定されるものである。
つまり、雄端子30のピン31を、雌端子20の挿入孔22に挿入する際、ピン31に嵌着した接触ばね50Xの弧状突出部52bを、挿入孔22内に配置した接触ばね40Xの鋭角状突出部42aに対して当接しながら挿入する。
これにより、接触ばね50Xの弧状突出部52bを、接触ばね40Xの鋭角状突出部42aに対して挿脱方向Bに線接触させて、その接触部分に付与される接圧を分散させることができる。
また、雌端子20と雄端子30とを、接触ばね40X,50Xを介して多点接触するので、前記第1及び第3実施形態と略同等の作用及び効果を奏することができる。
なお、図15に示す接触ばね40X,50Xの組み合わせのみに限定されるものではなく、接触ばね40X,50Xのいずれか一方と、接触ばね40Y,50Yのいずれか一方とを組み合わせてもよい。
この発明の構成と、前記実施形態との対応において、
この発明のコネクタ端子用接触ばねは、実施形態の接触ばね40X,40Y,50X,50Yに対応し、
以下同様に、
一方の周面と他方の周面は、ピン31の外周面と、挿入孔22の内周面に対応し、
窪み部は、弧状窪み部42b,53bと、鋭角状窪み部43a,52aに対応し、
コネクタは、コネクタ10及び雌型コネクタ8と、雄型コネクタ9に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
実施形態で説明した接触ばね40X,40Y,50X,50Yは、板状に打ち抜き加工したものを筒状に丸めた構成であるが、予め円筒状に形成したものであってもよい。
8…雌型コネクタ
9…雄型コネクタ
10…コネクタ
20…雌端子
21…端子本体
22…挿入孔
30…雄端子
31…ピン
40X,40Y,50X,50Y…接触ばね
41,51…ばね本体
41a,51a…スリット
42a…鋭角状突出部
42b…弧状窪み部
43a…鋭角状窪み部
43b…弧状突出部
52a…鋭角状窪み部
52b…弧状突出部
53a…鋭角状突出部
53b…弧状窪み部
54…筒状接触ばね
54a…スリット

Claims (15)

  1. 雄端子のピンと、該ピンが挿入される雌端子の挿入孔との対向周面のうち少なくとも一方の周面に嵌着され、他方の周面に対して弾性力をもって接触する筒状のばね本体を備えたコネクタ端子用接触ばねであって、
    前記ばね本体の周方向における少なくとも一部分に、他の部分と比較して前記他方の周面に向けて突出する突出部を備え、
    前記突出部を、
    前記ばね本体の周方向に配置するとともに、前記ピンを前記挿入孔に対して挿脱する挿脱方向に連続して形成した
    コネクタ端子用接触ばね。
  2. 前記他方の周面に対して弧状に窪んだ窪み部を、前記ばね本体の周方向に複数配置し、
    前記突出部を、
    前記ばね本体の周方向における隣り合う前記窪み部同士の間に、前記他方の周面に向けて鋭角状に突出する鋭角状突出部で構成した
    請求項1に記載のコネクタ端子用接触ばね。
  3. 前記突出部を、
    前記他方の周面に向けて弧状に突出する弧状突出部で構成した
    請求項1に記載のコネクタ端子用接触ばね。
  4. 前記突出部を、
    前記ばね本体の周方向に2箇所以上配置した
    請求項1〜3のいずれか一つに記載のコネクタ端子用接触ばね。
  5. 前記突出部の突出する側と反対側に、前記他の部分と比較して凹状の空間部を備えた
    請求項1〜4のいずれか一つに記載のコネクタ端子用接触ばね。
  6. 前記ばね本体の周面の一部に、該ばね本体を周方向に分断するスリットを前記挿脱方向に備えた
    請求項1〜5のいずれか一つに記載のコネクタ端子用接触ばね。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のコネクタ端子用接触ばねを、前記挿入孔の内周面に嵌着する雌端子用接触ばねとし、
    前記突出部を、前記ばね本体の径内方向に向けて突出する形状とした
    雌端子用接触ばね。
  8. 請求項7に記載の雌端子用接触ばねを、前記挿入孔の内周面に嵌着して構成した
    雌端子。
  9. 請求項8に記載の雌端子と、該雌端子を保持するハウジングとで構成した
    雌型コネクタ。
  10. 雌端子に構成した挿入孔へ挿入する突状のピンを備え、該雌端子と電気的に接続する雄端子であって、
    前記ピンの周方向における少なくとも一部分に、他の部分と比較して径外方向に突出する突出部を備え、
    前記突出部を、
    前記ピンの周方向に配置するとともに、該ピンを前記挿入孔に対して挿脱する挿脱方向に連続して形成した
    雄端子。
  11. 前記挿入孔の内周面に対して弧状に窪んだ窪み部を、前記ピンの周方向に複数配置し、
    前記突出部を、
    前記ピンの周方向における隣り合う前記窪み部同士の間に、前記挿入孔の内周面に向けて鋭角状に突出する鋭角状突出部で構成した
    請求項10に記載の雄端子。
  12. 前記突出部を、
    前記挿入孔の内周面に向けて弧状に突出する弧状突出部で構成した
    請求項10に記載の雄端子。
  13. 前記突出部を、
    前記ピンの周方向に2箇所以上配置した
    請求項10〜12のいずれか一つに記載のコネクタ端子用接触ばね。
  14. 前記ピンの前記突出部が形成されたばね本体の周面に、該ばね本体を周方向に分断するスリットを前記挿脱方向に備えた
    請求項10〜13のいずれか一つに記載の雄端子。
  15. 請求項10〜14のいずれかに記載の雄端子と、該雄端子を保持するハウジングとで構成した
    雄型コネクタ。
JP2012054028A 2012-03-12 2012-03-12 コネクタ端子用接触ばね及び雌端子、雄端子、コネクタ Pending JP2013187164A (ja)

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