JP2014143022A - メス型端子及びコネクタ - Google Patents
メス型端子及びコネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014143022A JP2014143022A JP2013009622A JP2013009622A JP2014143022A JP 2014143022 A JP2014143022 A JP 2014143022A JP 2013009622 A JP2013009622 A JP 2013009622A JP 2013009622 A JP2013009622 A JP 2013009622A JP 2014143022 A JP2014143022 A JP 2014143022A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- male terminal
- terminal
- contact
- male
- female
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】安定した電気的接続を確保することのできることのできるコネクタ用端子を提供する。
【解決手段】メス型端子は、筒状の端子本体部21と、弾性接触子4とを有するメス型端子である。端子本体部21は、筒状のオス型端子収容部22を有し、弾性接触子4は、オス型端子収容部22の内部に設けられるとともに、オス型端子収容部22の内周面の周方向に配置された少なくとも3つの接触片42を備える。接触片42は、オス型端子収容部22にオス型端子3が挿入された際に、それぞれオス型端子3の外周面に面で接触するように設けられている。
【選択図】図2
【解決手段】メス型端子は、筒状の端子本体部21と、弾性接触子4とを有するメス型端子である。端子本体部21は、筒状のオス型端子収容部22を有し、弾性接触子4は、オス型端子収容部22の内部に設けられるとともに、オス型端子収容部22の内周面の周方向に配置された少なくとも3つの接触片42を備える。接触片42は、オス型端子収容部22にオス型端子3が挿入された際に、それぞれオス型端子3の外周面に面で接触するように設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、メス型端子及びコネクタに関し、特に安定した電気的接続を確保することのできるメス型端子及びコネクタに関する。
従来より、電気自動車の充電用コネクタ等に使用される端子に関するものとして、大電流用雌端子の形成方法(例えば、特許文献1)が知られている。
特許文献1に記載された発明において、雌端子の筒状接触部は端子ピンを嵌入する受承孔を有している。また、筒状接触部の開口端側(端子ピン(オス型端子)の挿入端側)に、間隔をおいて筒状接触部の内面に突出するように複数の突起が設けてある。さらに、各突起間において、筒状接触部の開口端から基端に達する長手方向のスリットを設け、該スリットにより区画形成された筒状接触部の分割片が雄端子に対する弾性接触片として働くようにしてある。
この特許文献1の雌端子に端子ピン(オス型端子)が挿入されると、筒状接触部の開口端側に設けられた突起と点接触することにより雄端子と雌端子との電気的接続が得られる。
ここで、電気自動車用の急速充電コネクタ等に使用される端子では、非常に多くの挿入・引き抜きが行われることが想定されるため、コネクタ端子は、繰り返し挿抜試験で所定の耐久性を満たさなければならない。上述した特許文献1に開示されている端子構造では、オス端子の軸が斜めに挿入された場合、突起に対して片当たりし、オス型端子表面のメッキが削れてしまい、安定した電気的接続が確保できないおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、オス型端子の挿入・引き抜きが繰り返し行われた場合であっても、安定した電気的接続を確保することのできるコネクタ用端子を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係るメス型端子は、筒状の端子本体部と、弾性接触子とを有するメス型端子であって、前記端子本体部は、筒状のオス型端子収容部を有し、前記弾性接触子は、前記オス型端子収容部の内部に設けられるとともに、前記オス型端子収容部の内周面の周方向に配置された少なくとも3つの接触片を備え、前記接触片は、前記オス型端子収容部に前記オス型端子が挿入された際に、それぞれ前記オス型端子の外周面に面で接触するように設けられていることを特徴とする。
また、前記接触片は、前記オス端子収容部の入口側に第1の接触圧で前記オス型端子に接触する位置調整部を有し、前記オス端子収容部の奥側に前記第1の接触圧より高い第2の接触圧で前記オス型端子に接触する導通部を有するように構成されていてもよい。
さらに、前記弾性接触子は、前記オス型端子収容部の内周面に装着される円形状の帯状部材を有し、前記接触片は、前記帯状部材とともに一体に形成されていてもよい。
そして、本発明に係るコネクタは、上記のメス型端子と、前記メス型端子の前記オス型端子収容部に挿入される円柱状のオス型端子とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、オス端子の挿入・引き抜きが繰り返し行われたとしても、オス端子の表面に損傷が起きることを防止することができ、端子間の電気的接続の安定性を向上させることが可能となる。
[第1の実施形態]
次に、本発明の実施形態に係るコネクタ用端子について、図面に基づいて説明する。図1は、コネクタ1の全体構成を示す図である。
本実施形態に係るコネクタ1は、図1に示すように、それぞれ電線23、33に接続されたメス型端子2及びオス型端子3を備えている。オス型端子3は、基端部32から突出した接続部31を有し、メス型端子2は、金属性の本体部21にオス型端子3の接続部31を収容するオス型端子収容部22を有する。メス型端子2のオス型端子収容部22内には後述する弾性接触子4が設けられており、オス型端子3がメス型端子2に挿入されると、オス型端子3の接続部31とメス型端子2の弾性接触子4とが接触して、オス型端子3とメス型端子2とが電気的に接続される。
次に、本発明の実施形態に係るコネクタ用端子について、図面に基づいて説明する。図1は、コネクタ1の全体構成を示す図である。
本実施形態に係るコネクタ1は、図1に示すように、それぞれ電線23、33に接続されたメス型端子2及びオス型端子3を備えている。オス型端子3は、基端部32から突出した接続部31を有し、メス型端子2は、金属性の本体部21にオス型端子3の接続部31を収容するオス型端子収容部22を有する。メス型端子2のオス型端子収容部22内には後述する弾性接触子4が設けられており、オス型端子3がメス型端子2に挿入されると、オス型端子3の接続部31とメス型端子2の弾性接触子4とが接触して、オス型端子3とメス型端子2とが電気的に接続される。
図2(a)は、コネクタ1のメス型端子2をオス型端子収容部22の入り口側から示した正面図であり、図2(b)は、コネクタ1のメス型端子2をA−A’線で切断した断面図である。図2(b)は、後述するメス型端子2内に設けられた弾性接触子4の接触片42のうち2つの断面を表すような断面図である。
メス型端子2のオス型端子収容部22は、オス型端子3の接続部31が挿入可能な円筒状に形成される。メス型端子2のオス型端子収容部22の内部には、オス型端子3の接続部31と接し、電気的に導通する弾性接触子4が設けられている。また、弾性接触子4は、本体部21を介して電線23から引き出された導体24に電気的に接続され、オス型端子3とメス型端子2との間を電気的に接続する。
メス型端子2のオス型端子収容部22は、オス型端子3の接続部31が挿入可能な円筒状に形成される。メス型端子2のオス型端子収容部22の内部には、オス型端子3の接続部31と接し、電気的に導通する弾性接触子4が設けられている。また、弾性接触子4は、本体部21を介して電線23から引き出された導体24に電気的に接続され、オス型端子3とメス型端子2との間を電気的に接続する。
図3は、メス型端子2のオス型端子収容部22内に設けられる弾性接触子4を示した斜視図である。
弾性接触子4は、オス型端子収容部22の内側側面に取り付けることができるように円形状に屈曲させた帯状部材41と、帯状部材41につながるように設けられた複数(図3の例では3つ)の接触片42とを有する。帯状部材41は、一部が切り欠いてあり、形状をゆがめることにより、オス型端子収容部22の内部へ取り付け・取り外しができるように構成されている。接触片42は、円筒状のオス型端子収容部22の軸方向に伸びる矩形形状の板状の部材であり、接触片42はオス型端子3の周方向に少なくとも3つ配置される。各接触片42は、表面がオス型端子3の外周面と向き合うように設けられており、各接触片42とオス型端子3の接続部31とは面で接触する。
弾性接触子4は、オス型端子収容部22の内側側面に取り付けることができるように円形状に屈曲させた帯状部材41と、帯状部材41につながるように設けられた複数(図3の例では3つ)の接触片42とを有する。帯状部材41は、一部が切り欠いてあり、形状をゆがめることにより、オス型端子収容部22の内部へ取り付け・取り外しができるように構成されている。接触片42は、円筒状のオス型端子収容部22の軸方向に伸びる矩形形状の板状の部材であり、接触片42はオス型端子3の周方向に少なくとも3つ配置される。各接触片42は、表面がオス型端子3の外周面と向き合うように設けられており、各接触片42とオス型端子3の接続部31とは面で接触する。
各接触片42は、オス型端子収容部22の軸方向に2つの山を有するように屈曲している。この接触片42の2つの山は、オス型端子収容部22の入り口に近い側では、オス型端子3に当たる力(接触圧)が弱く、オス型端子収容部22の奥側ではオス型端子3に当たる力(接触圧)が強くなるように調整されている。なお、後述するように、接触片42の2つの山のうちオス型端子収容部22の入り口に近いものは、オス型端子3の挿入位置を調整するための位置調整部として機能し、オス型端子収容部22の奥側ではオス型端子3の接続部31と電気的に接続される導通部として機能する。
次に、このように構成されたコネクタ1の使用時における効果について説明する。図4は、コネクタ1のメス型端子2及びオス型端子3の接続部31を示した断面図である。図4(a)〜(c)も、メス型端子2内に設けられた弾性接触子4の接触片42のうち2つの断面を表す断面図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、オス型端子3が挿入され始めると、オス型端子3の接続部31が接触片42の1つ目の山に当たる。このとき、図4(b)に示すように、オス型端子3の接続部31が接触片42の1つ目の山まで挿入されると接続部31の向きが調整され、接続部31とオス型端子収容部22との軸が一致する。
図4(c)に示すように、さらにオス型端子3が挿入されると、接続部31は接触片42の2つ目の山に当たる。この2つ目の山に当たるまでに、接続部31は向きが調整され、確実に接触片42に接触する。その結果、オス型端子3の接続部31と、メス型端子2の弾性接触子4との間で安定した電気的接続を確保することができる。
オス型端子3の挿入・抜き出しが繰り返して行われた場合でも、挿入毎に接触片42での接続部31の向きの調整が行われるため、オス型端子3の接続部31と、メス型端子2の弾性接触子4との間の電気的接続を常に安定的に確保することができる。また、オス型端子3が傾いてオス型端子収容部22に挿入されたとしても、接触片42が板状の部材により構成されている。そのため、各接触片42とオス型端子3の接続部31とは面で接触するため、オス型端子3の挿入・抜き出しが繰り返して行われたとしても、接続部31には突出した箇所が当たることはなく、接続部31の損傷を防ぐことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を、図5及び図6を参照して説明する。本実施の形態のコネクタ1の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施の形態のコネクタ端子は、メス型端子2内に設けられる弾性接触子4の形状が第1の実施の形態と異なる。
次に、本発明の第2の実施の形態を、図5及び図6を参照して説明する。本実施の形態のコネクタ1の全体構成は、第1の実施の形態と同様であり、その詳細な説明は省略する。また、第1の実施の形態と同様の構成を有する箇所には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。本実施の形態のコネクタ端子は、メス型端子2内に設けられる弾性接触子4の形状が第1の実施の形態と異なる。
図5は、メス型端子2のオス型端子収容部22内に設けられる弾性接触子4を示した斜視図である。図6(a)は、コネクタ1のメス型端子2をオス型端子収容部22の入り口側から示した正面図であり、図6(b)は、コネクタ1のメス型端子2をB−B’線で切断した断面図である。
本実施の形態の弾性接触子4は、帯状部材41につながるように設けられた複数(図5及び図6の例では6つ)の接触片42、43を有する。このうち3つの接触片42は、第1の実施形態と同様に、オス型端子収容部22の軸方向に2つの山を有するように屈曲している。この接触片42の2つの山は、オス型端子収容部22の入り口に近い側では、オス型端子3に当たる力(接触圧)が弱く、オス型端子収容部22の奥側ではオス型端子3に当たる力(接触圧)が強くなるように調整されている。また、他の3つの接触片43は、接触片42より短い板状の部材であり、オス型端子収容部22の軸方向に1つの山を有するように屈曲している。
本実施の形態のメス型端子2でも、オス型端子3が挿入され始めると、オス型端子3の接続部31が接触片42、43の1つ目の山に当たる。オス型端子3の接続部31が接触片42、43の1つ目の山まで挿入されると接続部31の向きが調整され、接続部31とオス型端子収容部22との軸が一致する。そして、接続部31が接触片42の2つ目の山に当たるまでに、接続部31は向きが調整され、確実に接触片42に接触する。その結果、オス型端子3の接続部31と、メス型端子2の弾性接触子4との間で安定した電気的接続を確保することができる。
さらに、オス型端子3の挿入・抜き出しが繰り返して行われた場合でも、挿入毎に接触片42、43で接続部31の向きの調整が行われるため、オス型端子3の接続部31と、メス型端子2の弾性接触子4との間の電気的接続を常に安定的に確保することができる。本実施の形態の弾性接触子4では、オス型端子3の接続部31の位置あわせの機能を有する接触片42、43が6つ設けられていることになり、より確実にオス型端子3の位置あわせを行うことができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、弾性接触子4は、帯状部材41と接触片42、43とを一体に形成することもできるし、帯状部材41と接触片42、43とを異なる部材により形成し接合するようにしてもよい。
1・・・コネクタ、 2・・・メス型端子、 3・・・オス型端子、 4・・・弾性接触子、 21・・・本体部、 22・・・オス型端子収容部、 23・・・電線、 24・・・導体、 31・・・接続部、 32・・・基端部、 33・・・電線、 41・・・帯状部材、 42、43・・・接触片。
Claims (4)
- 筒状の端子本体部と、弾性接触子とを有するメス型端子であって、
前記端子本体部は、筒状のオス型端子収容部を有し、
前記弾性接触子は、前記オス型端子収容部の内部に設けられるとともに、前記オス型端子収容部の内周面の周方向に配置された少なくとも3つの接触片を備え、
前記接触片は、前記オス型端子収容部に前記オス型端子が挿入された際に、それぞれ前記オス型端子の外周面に面で接触するように設けられている
ことを特徴とするメス型端子。 - 前記接触片は、前記オス端子収容部の入口側に第1の接触圧で前記オス型端子に接触する位置調整部を有し、前記オス端子収容部の奥側に前記第1の接触圧より高い第2の接触圧で前記オス型端子に接触する導通部を有することを特徴とする請求項1記載のメス型端子。
- 前記弾性接触子は、前記オス型端子収容部の内周面に装着される円形状の帯状部材を有し、
前記接触片は、前記帯状部材とともに一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のメス型端子。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメス型端子と、
前記メス型端子の前記オス型端子収容部に挿入される円柱状のオス型端子とを備えることを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013009622A JP2014143022A (ja) | 2013-01-22 | 2013-01-22 | メス型端子及びコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013009622A JP2014143022A (ja) | 2013-01-22 | 2013-01-22 | メス型端子及びコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014143022A true JP2014143022A (ja) | 2014-08-07 |
Family
ID=51424172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013009622A Pending JP2014143022A (ja) | 2013-01-22 | 2013-01-22 | メス型端子及びコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014143022A (ja) |
-
2013
- 2013-01-22 JP JP2013009622A patent/JP2014143022A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9331410B2 (en) | Electrical connector | |
US9444205B2 (en) | Electric connector with contact protection | |
US20140235113A1 (en) | Female electrical connector with terminal arm extension protection | |
TWM548916U (zh) | 電源連接器 | |
JP2018524785A (ja) | 端子金具 | |
US8845351B2 (en) | Connector housing with alignment guidance feature | |
CN105765795A (zh) | 多触点型端子 | |
CN106058581B (zh) | 正反插usb插座 | |
WO2013179933A1 (ja) | ソケット端子 | |
JP2019220325A (ja) | コネクタ装置 | |
US20150249295A1 (en) | Disconnect with enhanced electrical contact | |
US9666962B1 (en) | Power terminal with compliant pin for electrical power connector | |
JP2016529665A (ja) | 電力コネクタ | |
JP2014513391A (ja) | ばね部材による先行して行われる接地接続 | |
US20130157523A1 (en) | Connection terminal | |
US7604518B2 (en) | Electrical contact with retention latch | |
US10297941B2 (en) | Socket connector and socket terminal thereof | |
CN109792118B (zh) | 连接器 | |
KR102098404B1 (ko) | 자동차용 고전압 커넥터 | |
EP2965387A1 (en) | Connection terminal and connector assembly | |
US9437946B2 (en) | Printed circuit board assembly having improved terminals | |
US7115002B1 (en) | Electrical contact and connector assembly | |
JP2014143022A (ja) | メス型端子及びコネクタ | |
US9136619B2 (en) | Electrical connector assembly | |
JP6530163B2 (ja) | プラグに対する高電流差込みコネクタ用のブッシュ |