JP2013184688A - 駆動力分配装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後輪の回転速度差の急増時の駆動力分配クラッチの締結トルクの急増を抑制できる駆動力分配装置を提供する。
【解決手段】この駆動力分配装置1は、前輪3および後輪5と、前輪3を駆動するエンジン9と、その締結トルクが大きくなるほどエンジン9の駆動力の後輪5への分配比率が大きくなるようにエンジン9の駆動力を後輪5に分配して後輪5を駆動させる駆動力分配クラッチ19とを備え、前輪3と後輪5との回転速度差が大きいほど前記締結トルクが増大され、前記締結トルクは、前記回転速度差の変化率が大きいほど前記締結トルクの変化が緩やかになるように制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば四輪駆動車の前後輪への駆動力の分配を制御する駆動力分配装置に関する。
一般に、四輪駆動車の前後輪への駆動力の分配を制御する駆動力分配装置では、前後輪の回転速度差に応じて、前後輪への駆動力の分配比率が制御される。このような駆動力分配装置としては、例えば特許文献1に記載された装置が知られている。この装置(以後、従来装置と呼ぶ)は、後輪駆動をベースとした四輪駆動車の駆動力分配装置であり、そのクラッチ締結圧(締結トルクとも呼ぶ)の大きさに応じた分配比率で後輪(駆動輪)側から前輪(副駆動輪)側に駆動力を分配する多板クラッチと、前記クラッチ締結圧を調整するアクチュエータと、前後輪の回転速度差に基づいてアクチュエータ制御用の制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段からの前記制御信号を前記多板クラッチの温度に基づいて補正して前記アクチュエータに出力する補正制御手段とを備えている。
一般に、多板クラッチの温度が上昇すると、多板クラッチの摩擦係数が低下するので、クラッチ締結圧が一定であっても、前輪側から後輪側に伝達される伝達駆動力は低下する。上記の従来装置は、多板クラッチの温度変化に応じて前記制御信号を補正することで、多板クラッチの温度変化を原因とする前記伝達駆動力の低下を防止するものである。
特開昭61−157439号公報
しかしながら、上述の従来装置では、多板クラッチの温度変化に起因する伝達駆動力の低下を防止することはできるが、前後輪の回転速度差が急増した場合の締結トルクの急増を防止することはできない。
即ち、一般に、上述のように前後輪の回転速度差に応じて前後輪への駆動力の分配比率が制御される駆動力分配装置では、低μ路(即ち、摩擦係数μの低い道路)での急発進で駆動輪(例えば前輪)がスリップした場合は、駆動輪と副駆動輪(例えば後輪)との回転速度差が急増して締結トルクが急増する。そのため、エンジンから前後輪に駆動力を伝達する駆動力伝達系(ドライブライン)において、締結トルクの急増に対する強度および耐久性を確保するための設計が必要になり、駆動力伝達系の大型化およびコスト増大を招くという問題がある。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、駆動輪と副駆動輪との回転速度差の急増時の締結トルクの急増を抑制できる駆動力分配装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の駆動力分配装置は、駆動輪および副駆動輪と、前記駆動輪を駆動する内燃機関と、前記内燃機関の駆動力の前記副駆動輪への分配比率を制御する駆動力分配クラッチと、を備え、前記駆動力分配クラッチは、その締結トルクが大きくなるほど前記分配比率が大きくなるように前記内燃機関の駆動力を前記副駆動輪に分配して前記副駆動輪を駆動させ、前記駆動輪と前記副駆動輪との回転速度差が大きいほど前記締結トルクが増大される駆動力分配装置において、前記締結トルクは、前記回転速度差の変化率が大きいほど前記締結トルクの変化が緩やかになるように制御されるものである。
上記の構成によれば、駆動力分配クラッチの締結トルクは、駆動輪と副駆動輪との回転速度差の変化率が大きいほど前記締結トルクの変化が緩められるように制御されるので、駆動輪と副駆動輪との回転速度差の急増時の締結トルクの急増を抑制できる。
本発明の駆動力分配装置によれば、駆動輪と副駆動輪との回転速度差の急増時の締結トルクの急増を抑制できる。
本発明の実施形態に係る駆動力分配装置を搭載した車両の構成概略図である。 ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕とフィルタ定数KF〔N〕との対応関係の一例を示した表である。 要求締結トルクtst〔N〕の時間変化の例と目標締結トルクtstf〔N〕の時間変化の例とを示した図である。 本発明の実施形態に係る駆動力分配装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
<全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る駆動力分配装置を搭載した車両の構成概略図である。
この実施形態に係る駆動力分配装置1は、図1に示すように、例えば四輪駆動車である車両2に搭載され、駆動力分配クラッチ19を用いて前輪3および後輪5への駆動力の分配を制御するものであり、より詳細には、前輪3と後輪5との回転速度差の急増時の駆動力分配クラッチ19の締結トルクの急増(オーバーシュート)を抑制するようにしたものである。
この実施形態の車両2は、図1に示すように、例えば四輪駆動車として構成されており、例えば駆動輪である前輪3および例えば副駆動輪である後輪5と、前輪3を駆動するエンジン(内燃機関)9と、エンジン9の駆動力を後輪5に分配して後輪5を駆動させる駆動力伝達系11と、各種の車両センサS1〜S6と、各車両センサS1〜S6の検出結果に基づいて、エンジン9を制御すると共に駆動力伝達系11に含まれる駆動力分配クラッチ19を制御してエンジン9の駆動力の前輪3および後輪5への分配比率を制御する制御装置13とを備えている。
エンジン9は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃料を燃焼室内で燃焼させ、その燃焼によるピストンの往復運動によりクランクシャフトを回転させて駆動力を出力する公知の内燃機関である。エンジン9の駆動力は、駆動力伝達系11に出力される。
駆動力伝達系11は、トランスミッション(例えば自動変速機)15と、トランスファー17と、駆動力分配クラッチ19と、デファレンシャルギヤ21と、前輪3に連結された前輪駆動軸23と、後輪5に連結された後輪駆動軸25と、プロペラシャフト27とを備えている。
トランスミッション15は、車両2の車速およびエンジン9の出力回転速度に応じた減速比でエンジン9の駆動力を減速して出力する。トランスファー17は、トランスミッション15で変速されたエンジン9の駆動力を、前輪駆動軸23を介して前輪3に伝達して前輪3を駆動させると共にプロペラシャフト27を介して駆動力分配クラッチ19に伝達する。駆動力分配クラッチ19は、制御装置13により設定される分配比率でエンジン9の駆動力を前輪3および後輪5に分配するものであり、その締結トルクが大きくなるほどエンジン9の駆動力の後輪5への分配比率が大きくなるように、プロペラシャフト27からの駆動力をデファレンシャルギヤ21を介して後輪5に分配する。デファレンシャルギヤ21は、駆動力分配クラッチ19からの駆動力で、後輪駆動軸25を介して後輪5を駆動させる。
より詳細には、駆動力分配クラッチ19は、例えば湿式多板式の電磁クラッチ機構により構成される。この電磁クラッチ機構は、電磁コイル(図示省略)と、前記電磁コイルの通電電流の大きさに応じて互いに摩擦係合または離間する複数のクラッチ板(図示省略)とから構成される。この電磁クラッチ機構では、前記電磁コイルの通電電流が大きくなるほど前記各クラッチ板間の摩擦係合が益々大きくなって前記各クラッチ板間の締結トルクが益々大きくなり、その締結トルクが大きくなるほど、エンジン9の駆動力の後輪5への分配比率が大きくなるように、プロペラシャフト27からの駆動力がデファレンシャルギヤ21に伝達される。また、前記電磁コイルの通電電流が遮断されると、前記各クラッチ板が互いに離間して、プロペラシャフト27からデファレンシャルギヤ21への駆動力の伝達が遮断されて、エンジン9の駆動力の後輪5への分配がゼロになる。
各車両センサS1〜S6には、左前輪車輪速センサS1と、右前輪車輪速センサS2と、左後輪車輪速センサS3と、右後輪車輪速センサS4と、アクセル開度センサS5と、車速センサS6とが含まれる。
左前輪車輪速センサS1は、左前輪3Lの回転速度nflを検出して、その検出結果を制御装置13に出力する。右前輪車輪速センサS2は、右前輪3Rの回転速度nfrを検出して、その検出結果を制御装置13に出力する。左後輪車輪速センサS3は、左後輪5Lの回転速度nrlを検出して、その検出結果を制御装置13に出力する。右後輪車輪速センサS4は、右後輪5Rの回転速度nrrを検出して、その検出結果を制御装置13に出力する。アクセル開度センサS5は、車両2のアクセルペダルの踏込量に応じたアクセル開度Accを検出して、その検出結果を制御装置13に出力する。車速センサS6は、車両2の車速を検出し、その検出結果を制御装置13に出力する。
制御装置13は、エンジン9を制御するエンジン制御部29と、駆動力分配クラッチ19の締結トルクの大きさを制御してエンジン9の駆動力の前輪3および後輪5への分配比率を制御する駆動力分配クラッチ制御部31とを備えている。
エンジン制御部29は、アクセル開度センサS5および車速センサS6の検出結果に基づいて車両2を走行させるための要求駆動力を求め、エンジン9から出力される駆動力がその求めた要求駆動力と等しくなるようにエンジン9を制御する。
駆動力分配クラッチ制御部31は、アクセル開度Accの時間変化率dacc〔N〕を求めるアクセル開度変化率演算部31aと、前輪3と後輪5との回転速度差dnr〔N〕を求める前後輪回転速度差演算部31bと、前後輪回転速度差dnr〔N〕の時間変化率(以後、前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕と呼ぶ)を求める前後輪回転速度差変化率演算部31cと、前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕にノイズ除去処理を行ってノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕を求めるノイズ除去処理部31dと、車両2の急発進の発生の有無を判定する判定部31eと、判定部31eの判定結果およびノイズ除去処理部31dの処理結果に基づいてフィルタ定数KF〔N〕を求めるフィルタ定数演算部31fと、要求締結トルクtst〔N〕を求める要求締結トルク演算部31gと、フィルタ定数KF〔N〕を用いて要求締結トルクtst〔N〕から目標締結トルクtstf〔N〕を求める目標締結トルク演算部31hと、目標締結トルクtstf〔N〕に基づいて駆動力分配クラッチ19の締結トルクを制御する制御部31iとを備えている。
なお、各処理部31a〜31iによる上述の一連の処理は周期的に行われており、各処理部31a〜31iで求められる各値(dacc〔N〕、dnr〔N〕、ddnr〔N〕、ddnrf〔N〕、KF〔N〕、tst〔N〕、tstf〔N〕)中のNは、第N(N=1,2,…)回目の一連の処理で求められたことを示している。
アクセル開度変化率演算部31aは、アクセル開度センサS5の検出結果に基づいて、アクセル開度Accの時間変化率(以後、アクセル開度変化率と呼ぶ)dacc〔N〕を求める。
前後輪回転速度差演算部31bは、左前輪車輪速センサS1の検出結果nflおよび右前輪車輪速センサS2の検出結果nfrに基づいて左前輪3Lと右前輪3Rとの回転速度の平均値nf(=(nfl+nfr)/2)を求め、その平均値nfを前輪3の回転速度nfと見なすことで、前輪3の回転速度nfを検出する。また、前後輪回転速度差演算部31bは、左後輪車輪速センサS3の検出結果nrlおよび右後輪車輪速センサS4の検出結果nrrに基づいて左後輪5Lと右後輪5Rとの回転速度の平均値nr(=(nrl+nrr)/2)を求め、その平均値nrを後輪5の回転速度nrと見なすことで、後輪5の回転速度nrを検出する。そして、前後輪回転速度差演算部31bは、その検出した前輪回転速度nfと後輪回転速度nrとの差を演算して、前輪3と後輪5の回転速度差(前後輪回転速度差)dnr〔N〕(=nf−nr)を求める。
前後輪回転速度差変化率演算部31cは、前後輪回転速度差演算部31bで求められた前後輪回転速度差dnr〔N〕の時間変化率(以後、前後輪回転速度差変化率と呼ぶ)ddnr〔N〕を求める。より詳細には、前後輪回転速度差変化率演算部31cは、今回(第N回目)の一連の処理で求められた前後輪回転速度差dnr〔N〕と、前回(第(N−1)回目)の一連の処理で求められた前後輪回転速度差dnr〔N−1〕と、前後輪回転速度差dnr〔N−1〕の演算時と前後輪回転速度差dnr〔N〕の演算時との時間間隔DTとを用いて、下記の式1の演算を行って、今回の一連の処理で用いる前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕を求める。
Figure 2013184688
なお、前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕が増加する場合は、前後輪回転速度差dnr〔N〕が急増する傾向にある。
ノイズ除去処理部31dは、前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕に対して、その演算に伴う高周波ノイズを除去するためのフィルタ処理を行って、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕を求める。より詳細には、ノイズ除去処理部31dは、予め設定されフィルタ定数KDNR(但し、0≦KDNR≦1)と、前回(第(n−1)回目)の一連の処理で求められたノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N−1〕と、今回(第N回目)の一連の処理で求められた前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕とを用いて、例えば下記の式2の演算を行って、今回の一連の処理で用いるノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕を求める。
Figure 2013184688
要求締結トルク演算部31gは、前後輪回転速度差演算部31bで求められた前後輪回転速度差dnr〔N〕に基づいて、前後輪回転速度差dnr〔N〕が大きくなるほど要求締結トルクtst〔N〕が大きくなるように、要求締結トルクtst〔N〕を設定する。ここでは、要求締結トルク演算部31gは、例えば、予め設定された定数Kを用いて、tst〔N〕=K×dnr〔N〕の演算を行って、要求締結トルクtst〔N〕を設定する。
判定部31eは、アクセル開度変化率演算部31aにより求められたアクセル開度変化率dacc〔N〕と所定閾値KACCとの大小比較を行い、その比較の結果、アクセル開度変化率dacc〔N〕が所定閾値KACCよりも大きい場合は、車両2が急発進したと判定し、他方、アクセル開度変化率dacc〔N〕が所定閾値KACC以下である場合は、車両2は急発進していないと判定する。
なお、この車両2の急発進の発生の有無の判定では、上述のようにアクセル開度変化率dacc〔N〕に基づく代わりに、前後輪回転速度差dnr〔N〕に基づいて当該判定を行うことも可能である。しかし、その場合は、当該判定が遅れて、車両2の急発進時の駆動力分配クラッチ19の締結トルクの急増を抑制できない可能性がある。そのため、ここでは、アクセル開度変化率dacc〔N〕に基づいて(即ち、最も早く検知可能な情報であるアクセルペダルの操作量に基づいて)当該判定を行うことで、当該判定の遅れを防止している。
フィルタ定数演算部31fは、判定部31eの判定結果に応じて、フィルタ定数KF〔N〕を設定する。なお、フィルタ定数KF〔N〕は、例えば0≦KF〔N〕≦1を満たす定数である。より詳細には、フィルタ定数演算部31fは、判定部31eが車両2が急発進していないと判定した場合は、フィルタ定数KF〔N〕として、予め設定された定数KTTS(但し、0≦KTTS≦1)を設定する(即ち、KF〔N〕=KTTSと設定する)。他方、フィルタ定数演算部31fは、判定部31eが車両2が急発進したと判定した場合は、フィルタ定数KF〔N〕を、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が大きいほど小さくなるように設定する。
ここでは、フィルタ定数演算部31fには、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕とフィルタ定数KF〔N〕との対応関係が予め設定されている。図2は、当該対応関係の一例を示した表である。ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕の値がa,b,c,d,e,f(但し、a<b<c<d<e<f)である場合、それら各値に対応するフィルタ定数KF〔N〕の値はそれぞれ、A,B,C,D,E,F(但し、A>B>C>D>E>F)に設定される。なお、この対応関係は、駆動力分配クラッチ19の特性に応じて適宜に設定される。このように、この対応関係は、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が大きいほど、それに対応するフィルタ定数KF〔N〕が小さくなるように、設定される。そして、フィルタ定数演算部31fは、判定部31eが車両2が急発進したと判定した場合は、当該対応関係を用いて、ノイズ除去処理部31dにより求められたノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕に対応するフィルタ定数KF〔N〕を選択することで、フィルタ定数KF〔N〕を、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が大きいほど小さくなるように設定する。
なお、一般に、車両2の急発進時は、車両2はスリップする可能性が高く、車両2の例えば前輪3がスリップすると、従来では、前後輪回転速度差dnr〔N〕が急増し、これにより要求締結トルクtst〔N〕が急増して目標締結トルクtstf〔N〕が急増して、駆動力分配クラッチ19の締結トルクが急増する。そのため、この実施形態では、上述のように、判定部31eが車両2が急発進したと判定した場合は、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が大きいほど(即ち、車両2のスリップにより前後輪回転速度差dnr〔N〕が急増するほど)フィルタ定数KF〔N〕を益々小さくすることで、後述のように、目標締結トルクtstf〔N〕の変化(特に、立ち上がり)を益々緩やかにし、これにより、駆動力分配クラッチ19の締結トルクの変化(特に、立ち上がり)を緩やかにして締結トルクの急増を抑制するようにしている。他方、車両2が急発進しない場合は、一般に、車両2はスリップする可能性は低いので、駆動力分配クラッチ19の締結トルクが急増する可能性は低い。そのため、この実施形態では、上述のように、判定部31eが車両2が急発進していないと判定した場合は、フィルタ定数KF〔N〕を予め設定された定数KTTSに設定(即ち固定)することで、後述のように、目標締結トルクtstf〔N〕を要求締結トルクtst〔N〕の変化とおおよそ同じように変化させ、これにより、従来同様に、駆動力分配クラッチ19の締結トルクが、前後輪回転速度差dnr〔N〕の増大に応じて速やかに増大するようにしている。
目標締結トルク演算部31hは、要求締結トルクtst〔N〕に対して、フィルタ定数演算部31fにより設定されたフィルタ定数KF〔N〕を用いてローパスフィルタ処理を行い、その処理後の要求締結トルクtst〔N〕を目標締結トルクtstf〔N〕に設定する。
より詳細には、目標締結トルク演算部31hは、今回(第N回目)の一連の処理で設定されたフィルタ定数KF〔N〕と、今回の一連の処理で求められた要求締結トルクtst〔N〕と、前回(第(N−1)回目)の一連の処理で求められた目標締結トルクtstf〔N−1〕とを用いて、例えば下記の式3の演算を行って、今回の一連の処理で用いる目標締結トルクtstf〔N〕を設定する。
Figure 2013184688
この式3は、目標締結トルクtstf〔N−1〕と要求締結トルクtst〔N〕とを(1−KF〔N〕):KF〔N〕の割合で平均化することで要求締結トルクtst〔N〕にローパスフィルタ処理を行って、目標締結トルクtstf〔N〕を求めるものである。
この式3では、フィルタ定数KF〔N〕が、上述のように、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が大きいほど小さくなるように設定されると、目標締結トルクtstf〔N〕は 要求締結トルクtst〔N〕の急増に対して緩やかに変化するように設定される。即ち、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が大きくなるほど、(a)前後輪回転速度差dnr〔N〕は急増するので、上述の通り、要求締結トルクtst〔N〕は急増するが、(b)フィルタ定数KF〔N〕は益々小さくなるので、この式3での要求締結トルクtst〔N〕の割合は益々小さくなる。このため、目標締結トルクtstf〔N〕は、要求締結トルクtst〔N〕の急増に対して緩やかに変化するように設定される。
図3は、要求締結トルクtst〔N〕の時間変化の一例(グラフG1)と、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕の増大に対するフィルタ定数KF〔N〕の減少度合が比較的小さい場合の目標締結トルクtstf〔N〕の時間変化の一例(グラフG2)と、前記減少度合が比較的大きい場合の目標締結トルクtstf〔N〕の時間変化の一例(グラフG3)とを示したものである。
図3に示すように、目標締結トルクtstf〔N〕のグラフG2およびG3は、両方とも、要求締結トルクtst〔N〕のグラフG1と比べて、緩やかに変化してピーク値が低くなる。また、グラフG2およびG3から分かるように、目標締結トルクtstf〔N〕は、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕の増大に対するフィルタ定数KF〔N〕の減少度合が大きいほど、益々緩やかに変化してピーク値が益々低くなる。
また、この式3では、フィルタ定数KF〔N〕が上述のように定数KTTSに設定されると、要求締結トルクtst〔N〕の寄与度合が固定され、これにより、目標締結トルクtstf〔N〕は、要求締結トルクtst〔N〕の変化とおおよそ同じように変化するように設定される。換言すると、このように要求締結トルクtst〔N〕が変化するように、定数KTTSが設定される。
制御部31iは、駆動力分配クラッチ19の締結トルクが、目標締結トルク演算部31hにより設定された目標締結トルクtstf〔N〕と等しくなるように、駆動力分配クラッチ19を制御する。これにより、駆動力分配クラッチ19により、プロペラシャフト27からの駆動力が、締結トルクに応じた分配比率で後輪5に分配されるようにデファレンシャルギヤ21に伝達される。これにより、エンジン9の駆動力が締結トルクに応じた分配比率で前輪3および後輪5に分配されて、前輪3および後輪5が回転駆動される。
ここでは、車両2が急発進した場合は、上述のように、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が大きいほど(従って、前後輪回転速度差dnr〔N〕が急増するほど)、目標締結トルクtstf〔N〕の変化(特に、立ち上がり)が益々緩やかにされるので、駆動力分配クラッチ19の締結トルクの変化も益々緩やかにされ、これにより、締結トルクの急増が抑制される。他方、車両2が急発進しない場合は、上述のように、目標締結トルクtstf〔N〕は要求締結トルクtst〔N〕の変化(立ち上がり)とおおよそ同じように変化するので、駆動力分配クラッチ19の締結トルクも、要求締結トルクtst〔N〕の増大(従って、前後輪回転速度差dnr〔N〕の増大)に応じて速やかに増大する。しかし、この場合(即ち、車両2が急発進しない場合)は、車両2は殆どスリップしないので、前後輪回転速度差dnr〔N〕は急増せず、締結トルクも急増しない。
なお、この実施形態に係る駆動力分配装置1は、少なくとも、前輪3および後輪5と、エンジン9と、駆動力伝達系11と、各種の車両センサS1〜S6と、制御装置13とを含んで構成される。
<動作説明>
次に、図4に基づいてこの駆動力分配装置1の動作を説明する。図4は、この駆動力分配装置1の動作を説明するフローチャートである。
この駆動力分配装置1では、下記のステップU1〜U11の一連の処理が周期的に繰り返されており、下記では、第N(N=1,2,…)回目の一連の処理が行われている場合を想定して動作を説明する。
ステップU1では、制御部31iにより、駆動力分配クラッチ19の締結トルクが前回(第(N−1)回目)の一連の処理で求められた目標締結トルクtstf〔N−1〕と等しくなるように、駆動力分配クラッチ19が制御される。これにより、車両2の前輪3および後輪5に、目標締結トルクtstf〔N−1〕に応じた分配比率でエンジン9の駆動力が分配される。そして、処理がステップU2に進む。
なお、ステップU1において、N=1の場合の目標締結トルクtstf〔N−1〕=tstf〔0〕としては、予め設定された初期値が用いられる。
ステップU2では、エンジン制御部29により、アクセル開度センサS5および車速センサS6の検出結果に基づいて車両2を走行させるための要求駆動力が求められると共に、エンジン9から出力される駆動力がその要求駆動力と等しくなるようにエンジン9が制御(駆動)される。これにより、車両2の前輪3および後輪5がそれぞれ、ステップU1で設定された駆動力の分配比率で回転駆動して、車両2が走行する。そして、処理がステップU3に進む。
ステップU3では、前後輪回転速度差演算部31bにより、各車輪速センサS1〜S4の検出結果に基づいて前輪3と後輪5との回転速度差(前後輪回転速度差)dnr〔N〕が求められる。そして、処理がステップU4に進む。
ステップU4では、要求締結トルク演算部31gにより、ステップU3で求められた前後輪回転速度差dnr〔N〕に基づいて、要求締結トルク〔N〕(=K×dnr〔N〕)が求められる。そして、処理がステップU5に進む。
ステップU5では、アクセル開度変化率演算部31aにより、アクセル開度センサS5の検出結果に基づいてアクセル開度変化率dacc〔N〕が求められる。そして、処理がステップU6に進む。
ステップU6では、判定部31eにより、ステップU5で求められたアクセル開度変化率dacc〔N〕と所定閾値KACCとの大小比較が行われる。その比較の結果、アクセル開度変化率dacc〔N〕が所定閾値KACCよりも大きい場合は、判定部31eにより、車両2が急発進したと判定されて、処理がステップU7に進み、他方、アクセル開度変化率dacc〔N〕が所定閾値KACC以下である場合は、判定部31eにより、車両2は急発進していないと判定されて、処理がステップU10に進む。
ステップU7では、前後輪回転速度差変化率演算部31cにより、前後輪回転速度差dnr〔N〕の変化率である前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕が求められる。即ち、前後輪回転速度差変化率演算部31cにより、今回(第N回目)の一連の処理でのステップU3で求められた前後輪回転速度差dnr〔N〕と、前回(第(N−1)回目)の一連の処理でのステップU3で求められた前後輪回転速度差dnr〔N−1〕と、前後輪回転速度差dnr〔N−1〕の演算時と前後輪回転速度差dnr〔N〕の演算時との時間間隔DTとを用いて、上述の式1の演算を行って、前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕が求められる。そして、処理がステップU8に進む。
なお、ステップU7において、N=1の場合の前後輪回転速度差dnr〔N−1〕=dnr〔0〕としては、予め設定された初期値が用いられる。また、N=1の場合の時間間隔DTも、予め設定された初期値が用いられる。
ステップU8では、ノイズ除去処理部31dにより、ステップ7で求められた前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕に対して、その演算に伴う高周波ノイズを除去するためのフィルタ処理が行われて、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が求められる。即ち、ノイズ除去処理部31dにより、予め設定されフィルタ定数KDNR(但し、0≦KDNR≦1)と、前回(第(n−1)回目)の一連の処理でのステップ8で求められたノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N−1〕と、今回(第N回目)の一連の処理でのステップU7で求められた前後輪回転速度差変化率ddnr〔N〕とを用いて、上述の式2の演算を行って、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が求められる。そして、処理がステップU9に進む。
なお、ステップU8において、N=1の場合のノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N−1〕=ddnrf〔0〕としては、予め設定された初期値が用いられる。
ステップU9では、フィルタ定数演算部31fにより、ステップU8で求められたノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕に応じて、フィルタ定数KF〔N〕が設定される。即ち、フィルタ定数演算部31fにより、予め設定された対応関係を用いて、フィルタ定数KF〔N〕が、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が大きいほど小さくなるように設定される。そして、処理がステップU11に進む。
他方、ステップU10では、フィルタ定数演算部31fにより、フィルタ定数KF〔N〕として、予め設定された定数KTTSが設定される(即ち、KF〔N〕=KTTSと設定される)。そして、処理がステップU11に進む。
ステップU11では、目標締結トルク演算部31hにより、フィルタ定数演算部31fにより設定されたフィルタ定数KF〔N〕を用いて(即ち、ステップU9からステップU11に進んだ場合は、ステップU9で設定されたフィルタ定数KF〔N〕を用いて、他方、ステップU10からステップU11に進んだ場合は、ステップU10で設定されたフィルタ定数KF〔N〕を用いて)、ステップU4で求められた要求締結トルクtst〔N〕にローパスフィルタ処理が行われて、目標締結トルクtstf〔N〕が求められる。即ち、目標締結トルク演算部31hにより、ステップU9またはU10で設定されたフィルタ定数KF〔N〕と、ステップU4で求められた要求締結トルクtst〔N〕と、前回(第(N−1)回目)の一連の処理でのステップU11で設定された目標締結トルクtstf〔N−1〕とを用いて、上述の式3の演算を行って、目標締結トルクtstf〔N〕が求められる。
なお、ステップU11において、N=1の場合の目標締結トルクtstf〔N−1〕=tstf〔0〕としては、予め設定された初期値が用いられる。
ステップU12では、NがN+1に変更されて、処理がステップU1に戻り、次回(第(N+1)回目)の一連の処理が開始される。そして、その次回の一連の処理でのステップU1で、駆動力分配クラッチ19の締結トルクが、今回(第N回目)の一連の処理でのステップU11で求められた目標締結トルクtstf〔N〕と等しくなるように制御される。
以上の動作により、車両2が急発進した場合は、ステップU1→U2→U3→U4→U5→U6→U7→U8→U9→U11→U1の処理の流れが繰り替えされる。そして、当該急発進により車両2の例えば前輪3がスリップすると、ステップU3で、前輪3と後輪5との回転速度差(前後輪回転速度差)dnr〔N〕が急増して、ステップU4で、要求締結トルクtst〔N〕が急増するが、ステップU8で、車両2の当該スリップにより、ノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕が大きくなり、ステップU9で、そのノイズ除去処理された前後輪回転速度差変化率ddnrf〔N〕に応じてフィルタ定数KF〔N〕が益々小さく設定され、ステップU11で、そのフィルタ定数KF〔N〕によって、目標締結トルクtstf〔N〕がその変化(特に、立ち上がり)が益々緩やかになるように設定されて、目標締結トルクtstf〔N〕の急増が抑制され、次回のステップU1で、その目標締結トルクtstf〔N〕と等しくなるように駆動力分配クラッチ19の締結トルクが制御されて、駆動力分配クラッチ19の締結トルクの急増が抑制される。
他方、車両2が急発進しない場合は、ステップU1→U2→U3→U4→U5→U6→U10→U11→U1の処理の流れが繰り替えされる。この場合は、ステップU10で、フィルタ定数KF〔N〕は定数KTTSに設定され、ステップU11で、そのフィルタ定数KF〔N〕によって、目標締結トルクtstf〔N〕は要求締結トルクtst〔N〕の変化とおおよそ同じように変化するように設定され、次回のステップU1で、その目標締結トルクtstf〔N〕と等しくなるように駆動力分配クラッチ19の締結トルクが制御されて、駆動力分配クラッチ19の締結トルクは、要求締結トルクtst〔N〕の変化(即ち、前後輪回転速度差dnr〔N〕の変化)に応じて速やかに変化するようになる。しかし、この場合(即ち、車両2が急発進しない場合)は、ステップU3で、前後輪回転速度差dnr〔N〕は急増しないので、駆動力分配クラッチ19の締結トルクは急増しない。
<主要な効果>
以上のように構成された駆動力分配装置1によれば、駆動力分配クラッチ19の締結トルクは、前輪3と後輪5との回転速度差dnr〔N〕の変化率(前後輪回転速度差変化率)ddnr〔N〕が大きいほど前記締結トルクの変化が緩やかになるように制御されるので、前輪3と後輪5との回転速度差dnr〔N〕の急増時の前記締結トルクの急増を抑制できる。
<付帯事項>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は斯かる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
本発明は、例えば四輪駆動車の前後輪への駆動力の分配を制御する駆動力分配装置への適用に最適である。
1 駆動力分配装置
2 車両
3 前輪(駆動輪)
5 後輪(副駆動輪)
9 エンジン(内燃機関)
19 駆動力分配クラッチ
dnr〔N〕 回転速度差
ddnr〔N〕 回転速度差変化率(回転速度差の変化率)

Claims (1)

  1. 駆動輪および副駆動輪と、
    前記駆動輪を駆動する内燃機関と、
    前記内燃機関の駆動力の前記副駆動輪への分配比率を制御する駆動力分配クラッチと、
    を備え、
    前記駆動力分配クラッチは、その締結トルクが大きくなるほど前記分配比率が大きくなるように前記内燃機関の駆動力を前記副駆動輪に分配して前記副駆動輪を駆動させ、
    前記駆動輪と前記副駆動輪との回転速度差が大きいほど前記締結トルクが増大される駆動力分配装置において、
    前記締結トルクは、前記回転速度差の変化率が大きいほど前記締結トルクの変化が緩やかになるように制御されることを特徴とする駆動力分配装置。
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