JP2013184400A - 印刷装置、及び、印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐擦性のあるマット調の画像を印刷すること。
【解決手段】イエローの紫外線硬化型インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットと対向する位置にて前記媒体を支持しつつ、前記媒体を搬送方向の下流側へ搬送する搬送ユニットと、前記媒体上の前記紫外線硬化型インクに向けて紫外線を照射するLED照射部であって、前記搬送方向の上流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離の方が、前記搬送方向の下流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離よりも長いLED照射部と、を備えることを特徴とする印刷装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷方法に関する。
印刷装置として、ヘッドに設けられたノズルから用紙などの媒体に向けてインク滴を吐出することによって、媒体に画像を印刷するインクジェットプリンター(以下、プリンター)が挙げられる。また、プリンターの中には、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型インクを使用するものがあり、紫外線の照射光源としてLED素子を使用するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなプリンターであれば、インク受容層をもたないプラスチックや金属などで形成された媒体にも画像を印刷することができる。
特開2005−254560号公報
高いインクDutyで、即ち、単位面積当たりのインク吐出量を多くして、カラー画像を印刷すると、画像表面が平滑化されてしまうので、光沢度の低いマット調の画像を印刷することができない。一方、高いインクDutyで印刷されたカラー画像であっても、その上にクリアインク滴を疎らに吐出することで、画像表面を凹凸化でき、マット調の画像を印刷することができる。ただし、カラー画像からクリアインク滴が剥がれ易く、耐擦性を確保できない。
そこで、本発明では、耐擦性のあるマット調の画像を印刷することを目的とする。
前記課題を解決する為の主たる発明は、イエローの紫外線硬化型インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットと対向する位置にて前記媒体を支持しつつ、前記媒体を搬送方向の下流側へ搬送する搬送ユニットと、前記媒体上の前記紫外線硬化型インクに向けて紫外線を照射するLED照射部であって、前記搬送方向の上流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離の方が、前記搬送方向の下流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離よりも長いLED照射部と、を備えることを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
プリンターの全体構成を示すブロック図である。 プリンターの概略断面図である。 図3Aから図3Cは比較例の印刷方法を説明する図である。 本実施形態の印刷方法を説明する図である。 図5A及び図5Bは実施例1のLED照射部を説明する図であり、図5CはLEDの照射面からの距離と照射強度との関係を説明する図である。 図6Aはマット調モード時のLED照射部を示す図であり、図6Bはグロス調モード時のLED照射部を示す図である。 LED照射部の変形例を説明する図である。
===開示の概要===
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかとなる。
即ち、イエローの紫外線硬化型インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットと対向する位置にて前記媒体を支持しつつ、前記媒体を搬送方向の下流側へ搬送する搬送ユニットと、前記媒体上の前記紫外線硬化型インクに向けて紫外線を照射するLED照射部であって、前記搬送方向の上流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離の方が、前記搬送方向の下流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離よりも長いLED照射部と、を備えることを特徴とする印刷装置である。
このような印刷装置によれば、紫外線硬化型インクに対して、弱いエネルギーの紫外線を照射した後に、強いエネルギーの紫外線を照射することができ、耐擦性のあるマット調の画像を印刷することができる。
かかる印刷装置であって、前記LED照射部における前記搬送方向の上流側の部位は、前記照射面と交差する方向に移動可能であり、第1モードが設定されている場合、前記LED照射部における前記搬送方向の上流側の部位の前記距離を、前記搬送方向の下流側の部位の前記距離よりも長くし、前記第1モードで印刷される画像よりも高い光沢度の画像が印刷される第2モードが設定されている場合、前記LED照射部における前記搬送方向の上流側の部位の前記距離を、前記搬送方向の下流側の部位の前記距離と等しくすること。
このような印刷装置によれば、印刷モードに応じた光沢度の画像を印刷することができる。
かかる印刷装置であって、前記ヘッドユニットは、シアンとマゼンタのうちの少なくとも一方の紫外線硬化型インクを前記媒体に吐出し、前記シアンとマゼンタのうちの少なくとも一方の紫外線硬化型インクは、前記LED照射部のピーク波長の光を吸収する補助剤を含有すること。
このような印刷装置によれば、より確実にマット調の画像を印刷することができる。
かかる印刷装置であって、前記ヘッドユニットは、ブラックの紫外線硬化型インクを前記媒体に吐出すること。
このような印刷装置によれば、耐擦性のあるマット調の画像を印刷することができる。
また、イエローの紫外線硬化型インクを吐出するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットと対向する位置にて媒体を支持しつつ前記媒体を搬送方向の下流側へ搬送する搬送ユニットと、紫外線を照射するLED照射部と、を備える印刷装置による印刷方法であって、前記ヘッドユニットが前記媒体に前記紫外線硬化型インクを吐出することと、前記LED照射部であって、前記搬送方向の上流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離の方が前記搬送方向の下流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離よりも長いLED照射部が、前記搬送ユニットにより前記搬送方向の下流側へ搬送される前記媒体上の前記紫外線硬化型インクに向けて、紫外線を照射することと、を備えることを特徴とする印刷方法。
このような印刷方法によれば、紫外線硬化型インクに対して、弱いエネルギーの紫外線を照射した後に、強いエネルギーの紫外線を照射することができ、耐擦性のあるマット調の画像を印刷することができる。
===印刷システム===
「印刷装置」をインクジェットプリンター(以下、プリンター)とし、プリンターとコンピューターが接続された印刷システムを例に挙げて、実施形態を説明する。
図1は、プリンター1の全体構成を示すブロック図であり、図2は、媒体Sの搬送方向と交差する幅方向に見たプリンター1の概略断面図である。
本実施形態のプリンター1は、紫外線が照射されると硬化する紫外線硬化型インク(以下、UVインク)を用いて、媒体S(用紙,布,プラスチックフィルム等)に画像を印刷する。UVインクは、光重合開始剤、紫外線硬化樹脂(モノマーやオリゴマー)、着色剤等を含有する。UVインクに紫外線が照射されると、光重合開始剤が光を吸収してラジカル等の活性種を生成し、これにより紫外線硬化樹脂にて重合反応が起こり、UVインクは硬化する。
コンピューター60は、プリンター1と通信可能に接続されており、内部にインストールされているプリンタードライバーによって、プリンター1に画像を印刷させるための印刷データをプリンター1に出力する。プリンタードライバーは、CD−ROMなどの記録媒体に記録されていたり、インターネットを介してコンピューター60にダウンロード可能であったりする。
コントローラー10は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットであり、インターフェース部11と、CPU12と、メモリー13と、ユニット制御回路14とを有する。インターフェース部11は、外部装置であるコンピューター60とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU12は、プリンター1の全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー13は、CPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。そして、CPU12は、メモリー13に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路14を介して各ユニットを制御する。また、プリンター1内の状況を検出器群50が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー10は各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、UVインクを吐出するヘッド31と対向する位置にて媒体Sを支持しつつ、媒体Sを搬送方向の下流側へ搬送するためのものであり、搬送ベルト21と、搬送ローラー22a,22bと、を有する。不図示のモーターの回転により、搬送ローラー22a,22bが回転し、搬送ベルト21が回転することによって、搬送ベルト21上の媒体Sは搬送方向の下流側へ搬送される。媒体Sは、搬送ベルト21上を搬送される際に、ヘッド31やLED照射部41と対向する。なお、本実施形態では搬送ベルト21が媒体Sの支持部に該当する。
ヘッドユニット30は、媒体SにUVインクを吐出するためのものであり、複数のヘッド31を有する。本実施形態のプリンター1は4色のUVインク(KCMY)を吐出可能とし、図2に示すように、ブラックのUVインクKを吐出するヘッド31,シアンのUVインクCを吐出するヘッド31,マゼンタのUVインクMを吐出するヘッド31,イエローのUVインクYを吐出するヘッド31が、搬送方向の上流側から順に並んでいる。
各ヘッド31の下面には、UVインクの吐出口である多数のノズル開口が、媒体Sの搬送方向と交差する幅方向に所定の間隔おきに並んで設けられている。また、幅方向に沿うノズル開口の列の長さは、媒体Sの最大幅以上である。ヘッド31の下を媒体Sが通過する際に、ヘッド31が媒体Sに向けてUVインクを吐出することにより、媒体Sに2次元の画像が印刷される。
また、ノズル開口からのインク吐出方式は、駆動素子(ピエゾ素子)に電圧をかけてインク室を膨張・収縮させることによりノズル開口からインクを吐出させるピエゾ方式でもよいし、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ、その気泡によってノズル開口からインクを吐出させるサーマル方式でもよい。
照射ユニット40は、媒体S上のUVインクに向けて紫外線(光)を照射して、UVインクを硬化するためのものであり、LED照射部41を有する。本実施形態では、紫外線の照射光源を発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)とする。そのため、LED照射部41の下面(媒体Sとの対向面)には、後述の図5Bに示すように複数のLED(LED素子を有するLEDパッケージ)が配設されている。また、照射ユニット40はヘッド31と同数の4個のLED照射部41を有し、各ヘッド31の搬送方向の下流側に1個ずつLED照射部41が設けられている。よって、あるヘッド31から媒体S上に吐出されたUVインクは、そのヘッド31の直ぐ下流側に位置するLED照射部41からの紫外線により硬化する。
なお、LED照射部41からの光によってUVインクが硬化するように、UVインク内の光重合開始剤が吸収する波長の光を照射するLED照射部41を使用する。本実施形態では、ピーク波長を395nmとするLED照射部41を使用するが、これに限らない。一般的なUVインクが硬化するように、355nm以上420nm以下の範囲にピーク波長を有するLED照射部41を使用するとよい。
また、図2に示すようにヘッド31ごとにLED照射部41を設けるに限らず、例えば、搬送方向の最下流側の位置にLED照射部41を1個だけ配置してもよい。また、媒体Sの単位面積当たりに吐出されるUVインクに対して照射される紫外線の照射エネルギー(mJ/cm)は、紫外線の照射強度(mW/cm)と照射時間(s)の積で定められる。
また、以下の説明では、媒体Sの単位面積当たりのインク吐出量(換言すると、「媒体Sの単位面積に相当する画素数」のうちの「ドットが形成される画素数」の割合)を、「インクDuty」と呼ぶ。そして、媒体Sの単位面積当たりに吐出されるインク量が多い場合にインクDutyが高いとし、逆に、媒体Sの単位面積当たりに吐出されるインク量が少ない場合に、インクDutyが低いとする。また、4色のUVインク(KCMY)を適宜使用して印刷する画像(モノクロ画像を含む)をカラー画像と呼ぶ。
===比較例の印刷方法===
図3Aから図3Cは、比較例の印刷方法を説明する図である。図3Aは、低インクDutyのカラー画像を示し、図3Bは、高インクDutyのカラー画像を示す。図3A及び図3Bに示す比較例の印刷方法では、最初からカラー画像に対して比較的に強いエネルギーの光(紫外線)を照射し、カラー画像の表層部から内部までを一気に硬化する。
UVインクは比較的に粘度が高いので、媒体Sに着弾した直後のUVインク滴は粒状に隆起した状態となる。そのため、低インクDutyのカラー画像を印刷する場合、図3Aに示すように、各UVインク滴が媒体S上の離れた位置に着弾する。その後、強いエネルギーの光が照射されることにより、粒状のUVインク滴がそれぞれ独立した状態で一気に硬化される。よって、画像表面が凹凸形状となり、画像に照射された光が乱反射するため、画像の光沢度が低くなる。即ち、マット調の画像が印刷される。
一方、高インクDutyのカラー画像を印刷する場合、媒体Sの大部分がUVインク滴で覆われ、媒体Sに着弾したUVインク滴同士が繋がるため、図3Bに示すように、UVインクによる画像表面が平坦化される。その後、強いエネルギーの光が照射されることにより、画像の表層部から内部までが一気に硬化される。この場合、画像表面が滑らかな状態で硬化され、画像の光沢度が高くなってしまう。即ち、マット調の画像ではなく、グロス調の画像が印刷される。
つまり、低インクDutyのカラー画像を印刷する場合には、強いエネルギーの光(紫外線)で一気にUVインクを硬化しても、マット調の画像を印刷することができるが、高インクDutyのカラー画像を印刷する場合には、強いエネルギーの光(紫外線)で一気にUVインクを硬化してしまうと、マット調の画像を印刷することができない。
図3Cは、カラー画像上にクリアインク滴を吐出した様子を示す図である。図3Bに示すような表面が滑らかな高インクDutyのカラー画像であっても、その上にクリアインク滴を疎らに吐出することで、画像表面を凹凸形状にすることができ、マット調の画像を印刷することができる。しかし、カラー画像を構成するインクと異なるクリアインクで凸部を形成するため、カラー画像からクリアインクが剥がれ易く、耐擦性が悪い。また、カラー画像を印刷するインクに加えてクリアインクを使用するため、コストが上がってしまう。
そこで、本実施形態では、高インクDutyのカラー画像を印刷する場合にも、クリアインクを使用せずに、耐擦性のあるマット調の画像を印刷することを目的とする。
===本実施形態の印刷方法===
図4は、本実施形態の印刷方法を説明する図である。本実施形態の印刷方法では、例えば、イエローのUVインクによる高インクDutyのイエロー画像に対して、最初に弱いエネルギーの光(紫外線)を照射して画像の表層部だけを硬化した後に、強いエネルギーの光(紫外線)を照射して画像の内部まで画像全体を硬化する。そうすることで、図4に示すように、画像表面にシワを寄せ、画像表面を凹凸形状にすることができる。即ち、マット調の画像を印刷することができる。
このように画像表面にシワが寄る現象は、最初に弱いエネルギーの光を照射して画像の表層部だけを硬化することで、画像の表層部の方が内部よりも硬化による体積収縮が大きくなり、画像の表層部と内部とで体積バランスが崩れることにより発生すると考えられる。
また、画像表面にシワが寄る現象は、マゼンタやシアンのUVインクによる画像よりも、イエローのUVインクによる画像において顕著に現れた。これは、UVインクの硬化に寄与する光の波長領域、即ち、光重合開始剤が吸収する光の波長領域が、青色光の波長領域に含まれているか、又は、それに近いことが原因と考えられる。そのため、青色光を吸収するために青色光の波長領域に吸収領域を有するイエローインクでは、マゼンタやシアンインクに比べて、硬化に寄与する波長の光が着色剤で吸収され易く、画像内部まで光が届き難い。即ち、イエローインクでは、マゼンタやシアンインクに比べて、硬化に寄与する波長の光の透過性が悪い。
そのため、本実施形態の印刷方法のように最初に弱いエネルギーの光を照射すると、イエロー画像の内部の光重合開始剤まで光が届かず、画像の表層部だけが硬化する。ゆえに、本実施形態の印刷方法によれば、イエロー画像の表面にシワを寄せて画像表面を凹凸形状にすることができ、マット調のイエロー画像を印刷することができる。
同様に、ブラックのUVインクも、マゼンタやシアンのUVインクに比べて、硬化に寄与する波長の光が着色剤で吸収され易く、画像内部の光重合開始剤まで光が届き難い。そのため、ブラックのUVインクによる画像に対しても、最初に弱いエネルギーの光を照射することで、画像の表層部だけを硬化することができる。その結果、ブラック画像の表面にもシワを寄せて画像表面を凹凸形状にすることができ、マット調のブラック画像を印刷することができる。
また、インクDutyが高く、厚みのある画像ほど、表面にシワが寄る現象が発生し易く、マット調の画像になり易い。これは、画像の厚さが厚いほど、画像内部の光重合開始剤まで光が届き難く、画像内部が硬化し難くなるからである。従って、図3Bに示す比較例の印刷方法では高インクDutyの画像ほど光沢度が高くなってしまうが、本実施形態の印刷方法によれば、高インクDutyの画像ほど、表面にシワが寄り易く、マット調の画像になり易い。
以上のように、本実施形態のプリンター1では、マット調の画像を印刷するために、媒体S上のUVインクに対して、最初に弱いエネルギーの光(紫外線)を照射した後に、それよりも強いエネルギーの光(紫外線)を照射する。その結果、イエローやブラックインクを使用した画像では、最初に画像の表層部だけが硬化するため、画像表面にシワを寄せ、画像表面を凹凸形状にすることができる。ゆえに、高インクDutyの画像を印刷する場合にも、光沢度の低いマット調の画像を印刷することができる。
また、弱いエネルギーの光(紫外線)の後に強いエネルギーの光(紫外線)を照射するため、画像全体が硬化し、媒体Sに画像を定着させることができる。また、クリアインクを使用せずに画像表面を凹凸形状にするため、耐擦性のあるマット調画像を印刷することができる。また、クリアインクを使用しないので、コストを下げることもできる。
また、前述のように、最初に弱いエネルギーの光(紫外線)を照射したとしても、マゼンタやシアンインクによる画像では、イエローやブラックインクによる画像に比べて、画像の内部まで硬化し易く、画像表面にシワが寄り難い。即ち、マット調の画像になり難い。しかし、マゼンタやシアンインクは、一般的に、イエローやブラックインクと重ねて使用される。そのため、マゼンタやシアンインクの画像表面が凹凸形状になり難くとも、イエローやブラックインクの画像表面が凹凸形状になるため、画像全体の表面を凹凸形状にすることができ、マット調の画像を印刷することができる。
また、ブラックインクよりもイエローインクの方が、マゼンタやシアンインクと重ねて使用される確率が高い。そこで、図2に示すように、イエローインクを吐出するヘッド31を搬送方向の最下流側に配置する。そうすることで、マゼンタやシアンインクの画像上に、表面が凹凸形状になり易いイエローインクの画像を重ねて形成することができる。そのため、イエローインクの画像表面を画像全体の表面にすることができ、画像全体の表面がより凹凸形状になり易い。よって、より確実にマット調の画像を印刷することができる。ただし、これに限らず、例えば、ブラックインクを吐出するヘッド31を搬送方向の最下流側に配置してもよく、この場合にも、表面が凹凸形状になり易いブラックインクの画像表面を画像全体の表面にすることができ、より確実にマット調の画像を印刷することができる。
===実施例1===
図5A及び図5Bは、実施例1のLED照射部41を説明する図であり、図5Cは、LEDの照射面からの距離と照射強度との関係を説明する図である。図5Aは、搬送方向と交差する幅方向に見たLED照射部41の断面図であり、図5Bは、LED照射部41の下面におけるLEDの配置を示す図である。LED照射部41の下面では、幅方向に沿って10個のLEDが並ぶ「LED列」が10個形成され、10個のLED列(L1〜L10)が搬送方向に沿って並んでいる。以下の説明のため、搬送方向上流側のLED列から順に小さい番号を付す(L1,L2…)。また、図5A及び図5Bに示すLED照射部41は、図2に示すように、各色のインク(KCMY)を吐出するヘッド31ごとに搬送方向下流側に配置されたものである。
実施例1のLED照射部41では、搬送方向における中間地点に段差が設けられ、搬送方向上流側の部位(以下、上流部411)が、搬送方向下流側の部位(以下、下流部412)に比べて、媒体Sとは反対側に(上側に)引っ込んでいる。つまり、上流部411の照射面411aから媒体Sの支持部(搬送ベルト21)までの距離D1の方が、下流部412の照射面412aから媒体Sの支持部(搬送ベルト21)までの距離D2よりも、長い(D1>D2)。換言すると、上流部411の方が下流部412に比べて、照射面から媒体Sまでの距離が長い。なお、照射面から媒体S(支持部)までの距離とは、照射面や媒体Sに直交する方向(図5Aの上下方向)に沿う長さである。また、上流部411の照射面411a、及び、下流部412の照射面412aは、媒体Sの面と平行である(水平である)。
LEDから照射される光(紫外線)の強度は、図5Cに示すように、LEDの照射面から離れる程に弱くなる。そのため、実施例1のLED照射部41のように、上流部411の方が下流部412に比べて、照射面から媒体Sまでの距離が長い場合、上流部411が媒体S上のUVインクに照射する光の照射強度の方が、下流部412が媒体S上のUVインクに照射する光の照射強度よりも弱くなる。また、搬送ベルト21上を搬送される媒体Sは、LED照射部41の下流部412よりも先に上流部411と対向する。即ち、LED照射部41の上流部411の方が下流部412よりも先に媒体S上のUVインクに紫外線を照射する。
そのため、実施例1のLED照射部41の下を通過する媒体S上のUVインクに向けて、最初は、上流部411により弱いエネルギーの光(紫外線)が照射され、その後に、下流部412により強いエネルギーの光(紫外線)が照射される。従って、イエローやブラックインクを使用した画像では、最初に画像の表層部だけが硬化するため、図4に示すように画像表面にシワを寄せ、画像表面を凹凸形状にすることができる。
つまり、実施例1のLED照射部41によって画像に光(紫外線)を照射することで、イエローインクとブラックインクの少なくとも一方を使用した画像では、画像全体の表面を凹凸形状にすることができ、光沢度の低いマット調の画像を印刷することができる。また、クリアインクを使用しないため、耐擦性のあるマット調の画像を印刷することができる。
なお、図5A及び図5Bでは、LED照射部41の上流部411に属するLED列(L1〜L4)の数(4個)を、下流部412に属するLED列(L5〜L10)の数(6個)よりも少なくしているが、これに限らない。上流部411に属するLED列の数を、下流部412に属するLED列の数よりも多くしてもよいし、同じにしてもよい。
===実施例2===
図6Aは、マット調モード時のLED照射部41を示す図であり、図6Bは、グロス調モード時のLED照射部41を示す図である。実施例2では、プリンター1が、ユーザーの用途に応じて光沢度の異なる2種類の画像を印刷する。そのために、プリンター1は「マット調モード」と「グロス調モード」を備える。マット調モードが設定されている場合、プリンター1は、画像表面の凹凸が大きく、光沢度の低いマット調の画像を印刷する。一方、グロス調モードが設定されている場合、プリンター1は、画像表面が滑らかで、マット調モードで印刷される画像よりも高い光沢度であるグロス調の画像を印刷する。
前述の図4や実施例1にて説明しているように、媒体S上のUVインクに対して、最初に弱いエネルギーの光(紫外線)を照射した後に、強いエネルギーの光を照射することで、画像表面にシワを寄せて画像表面を凹凸形状にすることができ、マット調の画像を印刷することができる。そのため、逆にグロス調モードが設定されている場合に、媒体S上のUVインクに対して、最初に弱いエネルギーの光を照射した後に強いエネルギーの光を照射してしまうと、画像表面が凹凸形状になってしまい、光沢度の高いグロス調の画像を印刷することができない。
そこで、プリンター1は、マット調モードが設定されている場合には、媒体S上のUVインクに対して、最初に弱いエネルギーの紫外線を照射した後に、それよりも強いエネルギーの紫外線を照射し、グロス調モードが設定されている場合には、媒体S上のUVインクに対して、最初から強いエネルギーの紫外線を照射する。即ち、マット調モード時の最初のエネルギーよりも強いエネルギーの紫外線を照射する。
そのために、実施例2で使用するLED照射部41では、上流部411が上下方向(照射面と交差する方向、一般的には直交する方向)に移動可能な構成となっている。ただし、説明の簡略のために、図6では上流部411の移動機構を省略する。また、ここでは、プリンター1内のコントローラー10が上流部411の上下方向の位置を調整する。
そして、マット調モード(第1モードに相当)が設定されている場合(図6A)、上流部411の照射面411aから媒体Sの支持部(搬送ベルト21)までの距離D1が、下流部412の照射面412aから媒体Sの支持部までの距離D2よりも長くなるように(D1>D2)、コントローラー10は上流部411を上下方向の上側に移動させる。
一方、グロス調モード(第2モードに相当)が設定されている場合(図6B)、上流部411の照射面411aから媒体Sの支持部までの距離D1が、下流側412の照射面412aから媒体Sの支持部までの距離D2と等しくなるように(D1=D2)、コントローラー10は上流部411を上下方向の下側に移動させる。
そうすることで、マット調モード時のLED照射部41では、上流部411の方が下流部412よりも、照射面から媒体Sまでの距離が長くなり、上流部411が媒体S上のUVインクに照射する光の照射強度の方が、下流部412が媒体S上のUVインクに照射する光の照射強度よりも弱くなる。そのため、媒体S上のUVインクに対して、最初は、上流部411により弱いエネルギーの光(紫外線)を照射し、その後に、下流部412により強いエネルギーの光を照射することができる。
その結果、イエローやブラックインクによる画像では、最初に画像の表層部だけが硬化するため、画像表面にシワを寄せ、画像表面を凹凸形状にすることができる。ゆえに、高インクDutyの画像を印刷する場合であっても、イエローインクとブラックインクの少なくとも一方を使用した画像では、画像全体の表面を凹凸形状にすることができ、光沢度の低いマット調の画像を印刷することができる。また、クリアインクを使用しないため、耐擦性のあるマット調の画像を印刷することができる。
なお、マット調モード時に低インクDutyの画像を印刷する場合には、最初に弱いエネルギーの紫外線を照射しなくても、即ち、最初から強いエネルギーの紫外線を照射しても、図3Aに示すようにマット調の画像を印刷することができる。しかし、ここでは、マット調モードが設定されている場合には、インクDutyに関係なく、上流部411を上側に移動する。そうすることで、コントローラー10の制御を容易にすることができる。
一方、グロス調モード時のLED照射部41では、上流部411と下流部412とで、照射面から媒体Sまでの距離が等しくなり、上流部411が媒体S上のUVインクに照射する光の照射強度が、下流部412が媒体S上のUVインクに照射する光の照射強度と同等に強くなる。また、グロス調モード時の上流部411の方がマット調モード時の上流部411に比べて、照射面から媒体Sまでの距離が短く、照射強度も強くなる。そのため、媒体S上のUVインクに対して、上流部411により最初から強いエネルギーの光を照射し、その後も下流部412により強いエネルギーの光を照射することができる。
その結果、画像全体を一気に硬化することができ、画像表面が滑らかな状態で硬化される。ゆえに、高インクDutyの画像を印刷する場合には、図3Bに示すように画像表面を平滑化し、光沢度の高いグロス調の画像を印刷することができる。なお、低インクDutyの画像(図3A)を印刷する場合には、画像の上からクリアインクを吐出することにより、画像表面を平滑化し、グロス調の画像を印刷するとよい。
以上のように、LED照射部41の上流部411の上下方向の位置を印刷モードに応じて調整し、上流部411の照射面411aから媒体S(支持部)までの距離を調整することで、印刷モードに応じた光沢度の画像を印刷することができる。
なお、ここでは、マット調モードとグロス調モードとで共通のLED照射部41を使用するために、上流部411を上下方向に移動可能にしているが、これに限らない。例えば、図6Aに示すように上流部411の照射面411aから媒体Sまでの距離が長いマット調モード用のLED照射部41とは別に、図6Bに示すように上流部411の照射面411aから媒体Sまでの距離が短いグロス調モード用のLED照射部41を設けてもよい。
===実施例3===
前述のように、LED照射部41からの光によってUVインクが硬化するように、UVインク内の光重合開始剤が吸収する波長の光を照射するLED照射部41を使用する。そのため、LED照射部41のピーク波長は、光重合開始剤が吸収する光の波長領域内に含まれる。
また、マゼンタやシアンインクの着色剤は、イエローやブラックインクの着色剤に比べて、UVインクの硬化に寄与する波長の光、即ち、光重合開始剤が吸収する波長の光を吸収し難い。よって、マゼンタやシアンインクによる画像に対して最初に弱いエネルギーの光を照射しても、画像内部の光重合開始剤まで光が届き、画像内部まで硬化してしまう。そのため、マゼンタやシアンインクによる画像では、画像表面にシワが寄り難く、マット調の画像になり難い。
そこで、実施例3では、シアン及びマゼンタのUVインクに、LED照射部41のピーク波長の光を吸収する補助剤を含有させる。そうすると、シアンやマゼンタインクの画像に光が照射されたときに、光重合開始剤が吸収する波長の光を補助剤が吸収するため、光の透過性が悪くなる。そのため、マット調の画像を印刷したい場合に最初に弱いエネルギーの光を照射することで、シアンやマゼンタの画像内部の光重合開始剤まで光が届き難くなり、画像内部を硬化させずに表層部だけを硬化させることができる。その結果、画像表面にシワを寄せて画像表面を凹凸形状にすることができ、マット調の画像を印刷することができる。
このように実施例4では、イエローやブラックインクによる画像だけでなく、シアンやマゼンタインクによる画像においても、画像表面を凹凸形状にすることができるため、画像全体の表面の凹凸をより大きくすることができ、マット調の画像をより確実に印刷することができる。また、イエローやブラックインクを使用しない場合にも、マット調の画像を印刷することができる。なお、シアンとマゼンタのうちの一方の色のUVインクだけに補助剤を含有させてもよい。
なお、LED照射部41のピーク波長(395nm)の光を吸収する補助剤として、以下の組成のものが挙げられる。例えば、1-(フェニル)エタノン、ジ(4-メトキシフェニル)ジケトン、1,2-ビス(フェニル)エタンジオン、α-ヒドロキシ-α-フェニルアセトフェノン、1,2-ジフェニル-2-エトキシエタノン、1,2-ジフェニル-2-(イソブトキシ)エタノン、1,2-ジフェニル-2-(イソプロピルオキシ)エタン-1-オン、1-[(ジフェニルホスフィニル)カルボニル]-2,4,6-トリメチルベンゼン、2-(メトキシカルボニル)ベンゾフェノンが挙げられる。
===変形例===
<LED照射部41>
図7は、LED照射部41の変形例を説明する図である。上記実施例のLED照射部41(図5A)では、搬送方向の中間位置に段差が設けられ、上流部411の照射面411a及び下流部412の照射面412aが媒体Sの面と平行になっているが、これに限らない。例えば、図7に示すLED照射部41のように、媒体Sの面に対して照射面41aを搬送方向に傾斜させてもよい。具体的に言うと、照射面41aのうち、搬送方向下流側の部位の方が上流側の部位よりも上下方向の下側に位置するように、照射面41aを傾斜させる。そうすることで、搬送方向の上流側から下流側にかけて、照射面41aから媒体S(搬送ベルト21)までの距離が徐々に狭くなる(d1>d2>d3)。
このようなLED照射部41であっても、搬送方向上流側の部位の照射強度を、下流側の部位の照射強度よりも弱くすることができる。そのため、媒体S上のUVインクに対して最初に弱いエネルギーの光(紫外線)を照射した後に、強いエネルギーの光を照射することができ、マット調の画像を印刷することができる。
また、上記実施例のLED照射部41(図5A)には段差が1つだけ設けられ、照射面から媒体S(搬送ベルト21)までの距離を1回だけ変化させているが、これに限らない。例えば、LED照射部41に2つ以上の段差を設け、照射面から媒体Sまでの距離を複数回変化させてもよい。
<プリンター1>
上記の実施形態では、媒体Sの幅長さに亘って延びた固定されたヘッド31の下を媒体Sが通過する際に、ヘッド31が媒体Sに向けてインクを吐出することにより、媒体Sに2次元の画像を印刷するプリンターを例に挙げているが、これに限らない。例えば、ヘッドが移動方向に移動しながら媒体にインクを吐出する動作と、ヘッドに対して媒体を搬送方向の下流側に搬送する動作と、を交互に繰り返し、ヘッドよりも搬送方向の下流側に配置されたLED照射部41(図5A)により媒体S上のUVインクを硬化するプリンターでもよい。
また、媒体に対してヘッドを移動方向の一方側に移動させるキャリッジ(不図示)にLED照射部41を搭載するプリンター1でもよい。この場合、ヘッドよりも移動方向における他方側にLED照射部41を配置する。そして、LED照射部における移動方向一方側の部位の照射面から媒体までの距離を、他方側の部位の照射面から媒体までの距離よりも長くする。この場合にも、移動方向に移動するヘッドから吐出されたUVインクに対して、最初に弱いエネルギーの光を照射した後に、強いエネルギーの光を照射することができ、マット調の画像を印刷することができる。
また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 プリンター、10 コントローラー、11 インターフェース部、
12 CPU、13 メモリー、14 ユニット制御回路、
20 搬送ユニット、21 搬送ベルト、22a 搬送ローラー、
22b 搬送ローラー、30 ヘッドユニット、31 ヘッド、
40 照射ユニット、41 LED照射部、411 上流部、412 下流部、
50 検出器群、60 コンピューター

Claims (5)

  1. イエローの紫外線硬化型インクを媒体に吐出するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットと対向する位置にて前記媒体を支持しつつ、前記媒体を搬送方向の下流側へ搬送する搬送ユニットと、
    前記媒体上の前記紫外線硬化型インクに向けて紫外線を照射するLED照射部であって、前記搬送方向の上流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離の方が、前記搬送方向の下流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離よりも長いLED照射部と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記LED照射部における前記搬送方向の上流側の部位は、前記照射面と交差する方向に移動可能であり、
    第1モードが設定されている場合、前記LED照射部における前記搬送方向の上流側の部位の前記距離を、前記搬送方向の下流側の部位の前記距離よりも長くし、
    前記第1モードで印刷される画像よりも高い光沢度の画像が印刷される第2モードが設定されている場合、前記LED照射部における前記搬送方向の上流側の部位の前記距離を、前記搬送方向の下流側の部位の前記距離と等しくする、
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記ヘッドユニットは、シアンとマゼンタのうちの少なくとも一方の紫外線硬化型インクを前記媒体に吐出し、
    前記シアンとマゼンタのうちの少なくとも一方の紫外線硬化型インクは、前記LED照射部のピーク波長の光を吸収する補助剤を含有する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の印刷装置であって、
    前記ヘッドユニットは、ブラックの紫外線硬化型インクを前記媒体に吐出することを特徴とする印刷装置。
  5. イエローの紫外線硬化型インクを吐出するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットと対向する位置にて媒体を支持しつつ前記媒体を搬送方向の下流側へ搬送する搬送ユニットと、紫外線を照射するLED照射部と、を備える印刷装置による印刷方法であって、
    前記ヘッドユニットが前記媒体に前記紫外線硬化型インクを吐出することと、
    前記LED照射部であって、前記搬送方向の上流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離の方が前記搬送方向の下流側の部位の照射面から前記媒体の支持部までの距離よりも長いLED照射部が、前記搬送ユニットにより前記搬送方向の下流側へ搬送される前記媒体上の前記紫外線硬化型インクに向けて、紫外線を照射することと、
    を備えることを特徴とする印刷方法。
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