JP2013184010A - 遊技機用肘掛装置 - Google Patents

遊技機用肘掛装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013184010A
JP2013184010A JP2012053805A JP2012053805A JP2013184010A JP 2013184010 A JP2013184010 A JP 2013184010A JP 2012053805 A JP2012053805 A JP 2012053805A JP 2012053805 A JP2012053805 A JP 2012053805A JP 2013184010 A JP2013184010 A JP 2013184010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armrest
arm
gaming machine
rotation
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012053805A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5277331B1 (ja
Inventor
Satoru Tabata
悟 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=49179283&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2013184010(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2012053805A priority Critical patent/JP5277331B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5277331B1 publication Critical patent/JP5277331B1/ja
Publication of JP2013184010A publication Critical patent/JP2013184010A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】 遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができ、また、メンテナンス作業時に扉に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技機に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させる遊技機用肘掛装置を提供する。
【解決手段】 遊技機の前面に設けられたテーブル部に着脱可能に固定しうる固定部と、一端部が上記固定部に連設されたアーム部と、上記アーム部の他端部に配置され、遊技者が肘を置きうると共に上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部を有する肘掛部とを備えた遊技機用肘掛装置であって、上記アーム部が水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部に対して接合される回動接合部を有する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パチンコ台等の遊技機に着脱可能に装着される遊技機用肘掛装置の改良に関する。
従来、パチンコ台等の遊技機に着脱可能に装着される遊技機用肘掛として、特開2011−218020号公報(特許文献1)に開示された遊技機用肘掛が知られている。
図6に示すように、上記遊技機用肘掛10は、遊技機11の前面に設けられたテーブル部12の前端縁12aに設けられた肘掛取付部13に上下方向に回動可能に取付けられたアーム部17と、上記アーム部17に取り付けられ、遊技者が肘を置きうる肘置部20が設けられた肘掛部18とにより構成され、上記肘掛取付部13は上記アーム部17に対して上下方向に調節可能であると共に、上記肘置部20は、上記肘掛部18の台部26において、上記アーム部17に対して前後方向にスライド可能に構成されている。
したがって、上記遊技機用肘掛10は、上記肘置部20の高さ、および上記遊技機11に対する前後方向の位置を遊技者が自在に調節することができることから、遊技者の腕の疲労を軽減させることができる。
しかしながら、上記遊技機用肘掛10は、上記肘置部20の位置を上記遊技機11に対して左右に調節することはできないことから、遊技機11の前面に設置された椅子が床に固定されている場合には、上記肘置台20を遊技者の体に近づけて配置することができず、遊技者は脇が開いた状態で遊技を行うことにより、腕および肩に負担がかかり、腕および肩の疲労を十分に軽減させることができないという不具合があった。
また、一般に、パチンコ台等の遊技機は、上記遊技機前面に設けられた扉を開放して上記遊技機内部のメンテナンス作業が行われるが、上記遊技機用肘掛10を上記テーブル部12に取り付けた状態で扉を開放しようとすると、上記肘置部20に上記扉が接触し、上記扉を開放することができないことから、上記メンテナンス作業を行う場合には、上記遊技機用肘掛10を上記テーブル部12から取り外す、または、上記肘置部20を最も下方の位置にまで下げる必要があった。
しかしながら、上記遊技機用肘掛10を上記テーブル部12から取り外した場合には、取り付けた上記遊技機用肘掛10を一時的に保管する場所が必要となると共に、メンテナンス作業の前後において、上記遊技機用肘掛10の脱着作業が必要となるという不具合があった。
また、上記肘置部20を最も下方の位置にまで下げて上記扉を開放した場合であっても、作業者の側方近傍に上記遊技機用肘掛10が常に配置された状態となり、メンテナンス作業の妨げになるという不具合があった。
また、遊技機の非使用状態において、手置き台との干渉なく各種の作業を手間をかけずに行うことができる手置き台として、特開2011−194185号公報に開示された手置き台70が開示されている。
図7に示すように、上記手置き台70は、遊技機71の下方において後方に向けて突設された膳板72に取り付けられており、遊技機使用者の腕を載置可能な載置部73と、載置部73が設けられた本体部74と、膳板72に対し固定され、本体部74を支持する支持部75とから構成されている。
上記手置き台70は、載置部73が本体部74に対し、上下位置および前後位置を調節可能に設けられている。
しかしながら、上記手置き台70は、上記遊技機用肘掛10と同様に、上記載置部73の位置を上記遊技機71に対して左右に調節することはできないことから、腕の疲労を十分に軽減させることができないという問題があった。
また、手置き台70を非使用位置に移動させる場合には、載置部73を後方へスライド移動させた後、載置部73に後方向きの力を加え、本体部74を後方に向けて引き出すことで係合突部76と係合孔77との嵌合を一時的に解除させ、本体部74に後方向きの力を加えた状態を維持しながら、本体部74を回動軸78を中心に正面視で時計回りに90度回動させることにより非使用位置に移動させることにより、メンテナンス作業時に遊技機71の扉と載置部73とが接触することなく、扉を開放することができる。
しかしながら、上記手置き台70を使用位置から非使用位置に移動させるには、上記のように複数の過程が必要であると共に、力を加えながら回転させる操作が必要であることから、メンテナンス作業時に、遊技場71に多数設置される手置き台70を使用位置から非使用位置にすべて移動させるには、時間および労力を要するという問題があった。
特開2011−218020号公報 特開2011−194185号公報
そこで、本発明の課題は、遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができ、また、メンテナンス作業時に扉に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技機に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させる遊技機用肘掛装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、遊技機の前面に設けられたテーブル部に着脱可能に固定しうる固定部と、一端部が上記固定部に連設されたアーム部と、上記アーム部の他端部に配置され、遊技者が肘を置きうると共に上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部を有する肘掛部とを備えた遊技機用肘掛装置であって、上記アーム部が水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部に対して接合される回動接合部を有することを特徴とする。
したがって、上記アーム部の上記他端部には上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部を有する肘掛部が配置され、上記アーム部は上記回動接合部において水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部に対して接合されていることから、上記肘掛部は上下方向および前後方向に位置を変更することができると共に、上記アーム部と共に水平方向に沿って所定角度回動することができる。
請求項2の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記固定部は、固定部本体と、上記固定部本体の一端部に設けられ、上記テーブル部の前端縁に設けられた肘掛取付部に着脱可能に係合しうる係合部と、上記固定部本体の他端部に設けられ、上記アーム部の一端部が接合される回動接合部本体とを有する一方、上記アーム部は、アーム部本体と、上記アーム部本体の端部に形成され、上記回動接合部本体に回動可能に回動軸部により軸支される回動被接合部とを有することを特徴とする。
したがって、上記固定部は、上記テーブル部の前端縁に設けられた肘掛取付部に着脱可能に係合しうる係合部を有していることから、上記固定部は、上記テーブル部に着脱可能に構成されている。上記アーム部は上記回動軸部を中心として所定角度水平方向に回動することができる。
請求項3の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記回動接合部本体及び上記回動被接合部には、上記アーム部の回動角度を規制しうる回動角度規制構造が設けられていることを特徴とする。
したがって、上記回動接合部本体及び上記回動被接合部には、上記アーム部の回動角度を規制しうる回動角度規制構造が設けられていることから、上記アーム部の回動角度を規制することができる。
請求項4の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記回動角度規制構造は、上記回動接合部本体に設けられた規制面部と、上記回動被接合部に設けられ、規制面部に対して水平方向において回動して当接する、上記回転軸部の両側において所定角度に設けられた一対の当接面部とにより構成されていることを特徴とする。
したがって、上記規制面部と上記一対の当接面部とが当接することにより、上記アーム部の回動を規制する。
請求項5の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記規制面部は、固定部本体の上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成された平面からなる規制面を有すると共に、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面に当接する当接面が形成されていることを特徴とする。
したがって、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面に当接する当接面が形成されていることから、上記アーム部を回動させた場合には、上記規制面に上記当接面のいずれか一方が当接することにより上記アーム部の回動を規制する。
また、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成していることから、上記アーム部の回動の自由度が大きい。
請求項6の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記係合部は上方へ湾曲する側面略J字状に形成されると共に肘掛取付部は上記下方へ湾曲する側面略J字状に形成され、上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けると共に、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができるように構成されていることを特徴とする。
したがって、上記係合部を上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けることができると共に、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができる。
請求項1の遊技機用肘掛装置にあっては、上記肘掛部は上下方向および前後方向に位置を変更することができると共に、上記アーム部と共に水平方向に沿って所定角度回動することができることから、上記テーブル部に上記固定部を固定した場合には、上記肘置部を水平方向に沿って回動させることにより、上記遊技機に対して、上下方向および前後方向の位置調節に加えて、左右方向の位置調節をすることができる。
したがって、遊技者は、上記肘置部の位置を上記遊技機に対して、上下方向および前後方向に加えて、左右方向の位置調節を行うことにより、上記肘置部を遊技者の体に近い位置に配置して脇を閉じた状態で遊技を行うことができることから、使用者の腕および肩に最も負担がかからない位置に調節して配置した上記肘置部に肘を置きながら遊技を行うことができ、その結果、遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができる。
また、請求項1の遊技機用肘掛装置にあっては、左右方向の位置調節をすることができることから、メンテナンス作業時に遊技機の扉を開放する場合には、上記アーム部を水平方向に移動させることのみにより、上記肘掛部への接触を回避して上記扉を開放させることができると共に、上記遊技機の前方においてメンテナンス作業を行う作業者から側方に所定間隔離間して配置させることができる。
したがって、メンテナンス作業時に扉に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技機に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させることができる。
請求項2の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、請求項1に記載の発明の効果に加えて、上記固定部は、上記テーブル部に着脱可能に構成されていることから、請求項2の発明に係る遊技機用肘掛装置は上記テーブル部に取り付け、取り外しが可能となる。
したがって、遊技機の交換作業等を行う場合には、請求項2の発明に係る遊技機用肘掛装置は上記テーブル部は上記テーブル部から容易に取り外して作業を行うことができる。
請求項3の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、請求項2に記載の発明の効果に加えて、上記アーム部の回動角度を規制することができることから、上記アーム部が所定の角度以上に回動して、隣接する遊技機を使用する遊技者の遊技を妨害すること、および上記肘掛部が遊技機の扉に接触して上記扉の表面に傷を付けることがない。
請求項4の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、請求項3に記載の発明の効果に加えて、上記規制面部と上記一対の当接面部とが当接することにより、上記アーム部の回動を規制することから、上記アーム部の回動を面同士の接触により規制することができる。
したがって、点または線同士の接触により回動を規制する場合と異なり、上記アーム部の回動を確実に規制することができる。
請求項5の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記アーム部を回動させた場合には、上記規制面に上記当接面のいずれか一方が当接することにより上記アーム部の回動を規制することから、上記アーム部を水平方向の左右いずれの方向に回動させた場合であっても、上記アーム部の回動を確実に規制することができる。
また、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成していることから、上記アーム部の回動の自由度が大きい。
請求項6の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記係合部を上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けることができることから、上記テーブル部に取り付ける場合には、螺子等の固定部材や工具を別個に準備する必要がなく、容易に取り付けることができる。
また、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができることから、上記テーブル部から取り外す場合であっても工具を必要とせず、容易に取り外すことができる。
本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置を示す斜視図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置の回動規制構造を示す斜視図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置を示す長さ方向断面図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置のアーム部を遊技機に対して左方向へ回動させた状態を示す平面図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置のアーム部を遊技機に対して左方向へ回動させた状態を示す平面図である。 従来の遊技機用肘掛を示す長さ方向断面図である。 従来の手置き台を示し、(a)は使用位置における手置き台の正面図であり、(b)は非使用位置における手置き台の正面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本発明を詳細に説明する。なお、図6に示す従来の肘掛取付部10と同一の構造である部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図1および図3に示すように、本実施の形態に係る遊技機用肘掛装置40は、パチンコ台である遊技機11の前面に設けられたテーブル部12に着脱可能に固定しうる固定部41と、一端部42が上記固定部41に連設されたアーム部44と、上記アーム部44の他端部45に配置され、遊技者が肘を置きうると共に上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部20を有する肘掛部18とを備え、上記アーム部44が水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部41に対して接合される回動接合部46を有する。
また、上記固定部41は、固定部本体47と、上記固定部本体47の一端部48に設けられ、上記テーブル部12の前端縁12aに設けられた肘掛取付部13に着脱可能に係合しうる係合部15と、上記固定部本体47の他端部49に設けられ、上記アーム部44の一端部42が接合される回動接合部本体50とを有する。
図1および図2に示すように、上記アーム部44は、アーム部本体43と、上記アーム部本体43の端部51に形成され、上記回動接合部本体50に回動可能に回動軸部52により軸支される回動被接合部53とを有する。
また、上記回動接合部本体50及び上記回動被接合部53には、上記アーム部44の回動角度を規制しうる回動角度規制構造54が設けられており、上記回動角度規制構造54は、上記回動接合部本体50に設けられた規制面部55と、上記回動被接合部53に設けられ、上記規制面部55に対して水平方向において回動して当接する、上記回転軸部52の両側において所定角度に設けられた一対の当接面部56とにより構成されている。
また、上記規制面部55は、固定部本体47の上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成された平面からなる略長方形の規制面57を有すると共に、上記当接面部56は、上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面57に当接し略長方形に形成された当接面58が形成されている。
図1および図2に示すように、上記係合部15は上方へ湾曲する側面略J字状に形成されると共に肘掛取付部13は上記下方へ湾曲する側面略J字状に形成され、上記肘掛取付部13に対して下方から挿入して回動することにより取り付けると共に、上記固定部41を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部12から取り外すことができるように構成されている。
また、遊技用肘掛装置40は合成樹脂により形成されている
以下、本実施の形態に係る遊技用肘掛装置40の作用について説明する。
本実施の形態に係る遊技用肘掛装置40は、図1に示すように、上記アーム部44の上記他端部45には上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部20を有する肘掛部18が配置され、上記アーム部44は上記回動接合部46において水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部41に対して接合されていることから、上記肘掛部18は上下方向および前後方向に位置を変更することができると共に、図4および図5に示すように、上記アーム部44と共に水平方向に沿って所定角度回動することができる。
したがって、図3〜図5に示すように、上記テーブル部12に上記固定部41を固定した場合には、上記肘置部18を水平方向に沿って回動させることにより、上記遊技機11に対して、上下方向および前後方向の位置調節に加えて、左右方向の位置調節をすることができることから、遊技者は、上記肘置部20の位置調節を行うことにより、上記肘置部18を遊技者の体に近い位置に配置して肘を置き、脇を閉じた状態で遊技を行うことができる。
その結果、使用者の腕および肩に最も負担がかからない位置に調節して配置した上記肘置部18に肘を置きながら遊技を行うことができることから、長時間遊技した場合であっても、遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができる。
また、図5に示すように、メンテナンス作業時に遊技機11の扉59を開放する場合には、上記アーム部44を水平方向に移動させることのみにより、上記肘掛部18への接触を回避して上記扉59を開放させることができると共に、上記遊技機11の前方においてメンテナンス作業を行う作業者から側方に所定間隔離間して配置させることができる。
したがって、メンテナンス作業時に扉59に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技用肘掛装置40が遊技機11に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させることができる。
また、図1および図3に示すように、上記固定部41は、上記テーブル12の前端縁12aに設けられた肘掛取付部13に着脱可能に係合しうる係合部15を有していることから、上記固定部41は、上記テーブル部12に着脱可能に構成され、上記アーム部44は上記回動軸部52を中心として所定角度水平方向に回動することができる。
したがって、遊技機用肘掛装置40は上記テーブル部12に取り付け、取り外しが可能となることこら、遊技機11の交換作業等を行う場合には、遊技機用肘掛装置40を上記テーブル部12から容易に取り外して作業を行うことができる。
また、図1および図2に示すように、上記回動接合部本体50及び上記回動被接合部53には、上記アーム部44の回動角度を規制しうる回動角度規制構造54が設けられていることから、図4および図5に示すように、上記アーム部44の回動角度を規制することができ、その結果、上記アーム部44が所定の角度以上に回動して、隣接する遊技機(図示せず)を使用する遊技者の遊技を妨害すること、および上記肘掛部18が遊技機11の扉59に接触して上記扉11の表面に傷を付けることがない。
また、図1および図2に示すように、上記規制面部55と上記一対の当接面部56とが当接することにより、上記アーム部44の回動を規制することから、上記アーム部44の回動を面同士の接触により規制することができ、その結果、点または線同士の接触により回動を規制する場合と異なり、上記アーム部44の回動を確実に規制することができる。
また、上記当接面部56は、上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面57に当接する当接面58が形成されていることから、上記アーム部44を回動させた場合には、上記規制面57に上記当接面58のいずれか一方が当接することにより上記アーム部44の回動を規制ことから、上記アーム部44を水平方向の左右いずれの方向に回動させた場合であっても、上記アーム部44の回動を確実に規制することができる。
また、上記当接面部56は、上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成していることから、上記アーム部44の回動の自由度が大きい。
図3に示すように、遊技機用肘掛装置40は、上記係合部15を上記肘掛取付部13に対して下方から挿入して回動することにより取り付けることができると共に、上記固定部41を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部12から取り外すことができることから、上記テーブル部12に取り付ける場合には、螺子等の固定部材や工具を別個に準備する必要がなく、容易に取り付けることができる。
また、上記固定部41を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部12から取り外すことができることから、上記テーブル部12から取り外す場合であっても工具を必要とせず、容易に取り外すことができる。
本発明は、パチンコ台等の遊技機に設置される遊技機用肘掛装置に適用可能である。
40 遊技用肘掛装置
41 固定部
42 一端部(アーム部)
43 アーム部本体
44 アーム部
45 他端部(アーム部)
46 回動接合部
47 固定部本体
48 一端部(固定部本体)
49 他端部(固定部本体)
50 回動接合部本体
51 端部
52 回動軸部
53 回動被接合部
54 回動規制構造
55 規制面部
56 当接面部
57 規制面
58 当接面
59 扉

10 遊技機用肘掛
11 遊技機
12 テーブル部
12a 前端縁
13 肘掛取付部
14 アーム部の反遊技者側端部
15 係合部
16 アーム部の反遊技機側端部
17 アーム部
18 肘掛部
19 係合受け部
20 肘置部
21 支持部
22 受け部
23a 支持部下端部
23b 支持部上端部
24 掛止片部
25 段部
26 台部
27 螺子孔
28 アーム部上板
29 アーム部下部
30 受け部内方の遊技機側に配置される内壁
31 嵌合片部
32 支持部の遊技者側側壁
34 受け部内方の遊技者側側壁
35 遊技機の前面ドア

70 手置き台
71 遊技機
72 膳板
73 載置部
74 本体部
75 支持部
76 係合突部
77 係合孔
78 回転軸
本発明は、パチンコ台等の遊技機に着脱可能に装着される遊技機用肘掛装置の改良に関する。
従来、パチンコ台等の遊技機に着脱可能に装着される遊技機用肘掛として、特開2011−218020号公報(特許文献1)に開示された遊技機用肘掛が知られている。
図6に示すように、上記遊技機用肘掛10は、遊技機11の前面に設けられたテーブル部12の前端縁12aに設けられた肘掛取付部13に上下方向に回動可能に取付けられたアーム部17と、上記アーム部17に取り付けられ、遊技者が肘を置きうる肘置部20が設けられた肘掛部18とにより構成され、上記肘掛取付部13は上記アーム部17に対して上下方向に調節可能であると共に、上記肘置部20は、上記肘掛部18の台部26において、上記アーム部17に対して前後方向にスライド可能に構成されている。
したがって、上記遊技機用肘掛10は、上記肘置部20の高さ、および上記遊技機11に対する前後方向の位置を遊技者が自在に調節することができることから、遊技者の腕の疲労を軽減させることができる。
しかしながら、上記遊技機用肘掛10は、上記肘置部20の位置を上記遊技機11に対して左右に調節することはできないことから、遊技機11の前面に設置された椅子が床に固定されている場合には、上記肘置台20を遊技者の体に近づけて配置することができず、遊技者は脇が開いた状態で遊技を行うことにより、腕および肩に負担がかかり、腕および肩の疲労を十分に軽減させることができないという不具合があった。
また、一般に、パチンコ台等の遊技機は、上記遊技機前面に設けられた扉を開放して上記遊技機内部のメンテナンス作業が行われるが、上記遊技機用肘掛10を上記テーブル部12に取り付けた状態で扉を開放しようとすると、上記肘置部20に上記扉が接触し、上記扉を開放することができないことから、上記メンテナンス作業を行う場合には、上記遊技機用肘掛10を上記テーブル部12から取り外す、または、上記肘置部20を最も下方の位置にまで下げる必要があった。
しかしながら、上記遊技機用肘掛10を上記テーブル部12から取り外した場合には、取り付けた上記遊技機用肘掛10を一時的に保管する場所が必要となると共に、メンテナンス作業の前後において、上記遊技機用肘掛10の脱着作業が必要となるという不具合があった。
また、上記肘置部20を最も下方の位置にまで下げて上記扉を開放した場合であっても、作業者の側方近傍に上記遊技機用肘掛10が常に配置された状態となり、メンテナンス作業の妨げになるという不具合があった。
また、遊技機の非使用状態において、手置き台との干渉なく各種の作業を手間をかけずに行うことができる手置き台として、特開2011−194185号公報に開示された手置き台70が開示されている。
図7に示すように、上記手置き台70は、遊技機71の下方において後方に向けて突設された膳板72に取り付けられており、遊技機使用者の腕を載置可能な載置部73と、載置部73が設けられた本体部74と、膳板72に対し固定され、本体部74を支持する支持部75とから構成されている。
上記手置き台70は、載置部73が本体部74に対し、上下位置および前後位置を調節可能に設けられている。
しかしながら、上記手置き台70は、上記遊技機用肘掛10と同様に、上記載置部73の位置を上記遊技機71に対して左右に調節することはできないことから、腕の疲労を十分に軽減させることができないという問題があった。
また、手置き台70を非使用位置に移動させる場合には、載置部73を後方へスライド移動させた後、載置部73に後方向きの力を加え、本体部74を後方に向けて引き出すことで係合突部76と係合孔77との嵌合を一時的に解除させ、本体部74に後方向きの力を加えた状態を維持しながら、本体部74を回動軸78を中心に正面視で時計回りに90度回動させることにより非使用位置に移動させることにより、メンテナンス作業時に遊技機71の扉と載置部73とが接触することなく、扉を開放することができる。
しかしながら、上記手置き台70を使用位置から非使用位置に移動させるには、上記のように複数の過程が必要であると共に、力を加えながら回転させる操作が必要であることから、メンテナンス作業時に、遊技場71に多数設置される手置き台70を使用位置から非使用位置にすべて移動させるには、時間および労力を要するという問題があった。
特開2011−218020号公報 特開2011−194185号公報
そこで、本発明の課題は、遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができ、また、メンテナンス作業時に扉に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技機に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させる遊技機用肘掛装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、遊技機の前面に設けられたテーブル部に着脱可能に固定しうる固定部と、一端部が上記固定部に連設されたアーム部と、上記アーム部の他端部に配置され、遊技者が肘を置きうると共に上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部を有する肘掛部とを備えた遊技機用肘掛装置であって、上記アーム部が水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部に対して接合される回動接合部を有し、上記固定部は、固定部本体と、上記固定部本体の一端部に設けられ、上記テーブル部の前端縁に設けられた肘掛取付部に着脱可能に係合しうる係合部と、上記固定部本体の他端部に設けられ、上記アーム部の一端部が接合される回動接合部本体とを有する一方、上記アーム部は、アーム部本体と、上記アーム部本体の端部に形成され、上記回動接合部本体に回動可能に回動軸部により軸支される回動被接合部を有し、上記回動接合部本体及び上記回動被接合部には、上記アーム部の回動角度を規制しうる回動角度規制構造が設けられていることを特徴とする。
したがって、上記アーム部の上記他端部には上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部を有する肘掛部が配置され、上記アーム部は上記回動接合部において水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部に対して接合されていることから、上記肘掛部は上下方向および前後方向に位置を変更することができると共に、上記アーム部と共に水平方向に沿って所定角度回動することができる。
また、上記固定部は、上記テーブル部の前端縁に設けられた肘掛取付部に着脱可能に係合しうる係合部を有していることから、上記固定部は、上記テーブル部に着脱可能に構成されている。上記アーム部は上記回動軸部を中心として所定角度水平方向に回動することができる。
さらに、上記回動接合部本体及び上記回動被接合部には、上記アーム部の回動角度を規制しうる回動角度規制構造が設けられていることから、上記アーム部の回動角度を規制することができる。
請求項2の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記回動角度規制構造は、上記回動接合部本体に設けられた規制面部と、上記回動被接合部に設けられ、規制面部に対して水平方向において回動して当接する、上記回転軸部の両側において所定角度に設けられた一対の当接面部とにより構成されていることを特徴とする。
したがって、上記規制面部と上記一対の当接面部とが当接することにより、上記アーム部の回動を規制する。
請求項3の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記規制面部は、固定部本体の上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成された平面からなる規制面を有すると共に、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面に当接する当接面が形成されていることを特徴とする。
したがって、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面に当接する当接面が形成されていることから、上記アーム部を回動させた場合には、上記規制面に上記当接面のいずれか一方が当接することにより上記アーム部の回動を規制する。
また、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成していることから、上記アーム部の回動の自由度が大きい。
請求項4の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記係合部は上方へ湾曲する側面略J字状に形成されると共に肘掛取付部は上記下方へ湾曲する側面略J字状に形成され、上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けると共に、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができるように構成されていることを特徴とする。
したがって、上記係合部を上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けることができると共に、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができる。
請求項1の遊技機用肘掛装置にあっては、上記肘掛部は上下方向および前後方向に位置を変更することができると共に、上記アーム部と共に水平方向に沿って所定角度回動することができることから、上記テーブル部に上記固定部を固定した場合には、上記肘置部を水平方向に沿って回動させることにより、上記遊技機に対して、上下方向および前後方向の位置調節に加えて、左右方向の位置調節をすることができる。
したがって、遊技者は、上記肘置部の位置を上記遊技機に対して、上下方向および前後方向に加えて、左右方向の位置調節を行うことにより、上記肘置部を遊技者の体に近い位置に配置して脇を閉じた状態で遊技を行うことができることから、使用者の腕および肩に最も負担がかからない位置に調節して配置した上記肘置部に肘を置きながら遊技を行うことができ、その結果、遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができる。
また、請求項1の遊技機用肘掛装置にあっては、左右方向の位置調節をすることができることから、メンテナンス作業時に遊技機の扉を開放する場合には、上記アーム部を水平方向に移動させることのみにより、上記肘掛部への接触を回避して上記扉を開放させることができると共に、上記遊技機の前方においてメンテナンス作業を行う作業者から側方に所定間隔離間して配置させることができる。
したがって、メンテナンス作業時に扉に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技機に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させることができる。
また、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記固定部は、上記テーブル部に着脱可能に構成されていることから、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置は上記テーブル部に取り付け、取り外しが可能となる。
したがって、遊技機の交換作業等を行う場合には、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置は上記テーブル部は上記テーブル部から容易に取り外して作業を行うことができる。
また、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記アーム部の回動角度を規制することができることから、上記アーム部が所定の角度以上に回動して、隣接する遊技機を使用する遊技者の遊技を妨害すること、および上記肘掛部が遊技機の扉に接触して上記扉の表面に傷を付けることがない。
請求項2の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、請求項1に記載の発明の効果に加えて、上記規制面部と上記一対の当接面部とが当接することにより、上記アーム部の回動を規制することから、上記アーム部の回動を面同士の接触により規制することができる。
したがって、点または線同士の接触により回動を規制する場合と異なり、上記アーム部の回動を確実に規制することができる。
請求項3の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記アーム部を回動させた場合には、上記規制面に上記当接面のいずれか一方が当接することにより上記アーム部の回動を規制することから、上記アーム部を水平方向の左右いずれの方向に回動させた場合であっても、上記アーム部の回動を確実に規制することができる。
また、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成していることから、上記アーム部の回動の自由度が大きい。
請求項4の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記係合部を上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けることができることから、上記テーブル部に取り付ける場合には、螺子等の固定部材や工具を別個に準備する必要がなく、容易に取り付けることができる。
また、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができることから、上記テーブル部から取り外す場合であっても工具を必要とせず、容易に取り外すことができる。
本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置を示す斜視図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置の回動規制構造を示す斜視図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置を示す長さ方向断面図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置のアーム部を遊技機に対して左方向へ回動させた状態を示す平面図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置のアーム部を遊技機に対して左方向へ回動させた状態を示す平面図である。 従来の遊技機用肘掛を示す長さ方向断面図である。 従来の手置き台を示し、(a)は使用位置における手置き台の正面図であり、(b)は非使用位置における手置き台の正面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本発明を詳細に説明する。なお、図6に示す従来の肘掛取付部10と同一の構造である部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図1および図3に示すように、本実施の形態に係る遊技機用肘掛装置40は、パチンコ台である遊技機11の前面に設けられたテーブル部12に着脱可能に固定しうる固定部41と、一端部42が上記固定部41に連設されたアーム部44と、上記アーム部44の他端部45に配置され、遊技者が肘を置きうると共に上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部20を有する肘掛部18とを備え、上記アーム部44が水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部41に対して接合される回動接合部46を有する。
また、上記固定部41は、固定部本体47と、上記固定部本体47の一端部48に設けられ、上記テーブル部12の前端縁12aに設けられた肘掛取付部13に着脱可能に係合しうる係合部15と、上記固定部本体47の他端部49に設けられ、上記アーム部44の一端部42が接合される回動接合部本体50とを有する。
図1および図2に示すように、上記アーム部44は、アーム部本体43と、上記アーム部本体43の端部51に形成され、上記回動接合部本体50に回動可能に回動軸部52により軸支される回動被接合部53とを有する。
また、上記回動接合部本体50及び上記回動被接合部53には、上記アーム部44の回動角度を規制しうる回動角度規制構造54が設けられており、上記回動角度規制構造54は、上記回動接合部本体50に設けられた規制面部55と、上記回動被接合部53に設けられ、上記規制面部55に対して水平方向において回動して当接する、上記回転軸部52の両側において所定角度に設けられた一対の当接面部56とにより構成されている。
また、上記規制面部55は、固定部本体47の上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成された平面からなる略長方形の規制面57を有すると共に、上記当接面部56は、上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面57に当接し略長方形に形成された当接面58が形成されている。
図1および図2に示すように、上記係合部15は上方へ湾曲する側面略J字状に形成されると共に肘掛取付部13は上記下方へ湾曲する側面略J字状に形成され、上記肘掛取付部13に対して下方から挿入して回動することにより取り付けると共に、上記固定部41を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部12から取り外すことができるように構成されている。
また、遊技用肘掛装置40は合成樹脂により形成されている
以下、本実施の形態に係る遊技用肘掛装置40の作用について説明する。
本実施の形態に係る遊技用肘掛装置40は、図1に示すように、上記アーム部44の上記他端部45には上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部20を有する肘掛部18が配置され、上記アーム部44は上記回動接合部46において水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部41に対して接合されていることから、上記肘掛部18は上下方向および前後方向に位置を変更することができると共に、図4および図5に示すように、上記アーム部44と共に水平方向に沿って所定角度回動することができる。
したがって、図3〜図5に示すように、上記テーブル部12に上記固定部41を固定した場合には、上記肘置部18を水平方向に沿って回動させることにより、上記遊技機11に対して、上下方向および前後方向の位置調節に加えて、左右方向の位置調節をすることができることから、遊技者は、上記肘置部20の位置調節を行うことにより、上記肘置部18を遊技者の体に近い位置に配置して肘を置き、脇を閉じた状態で遊技を行うことができる。
その結果、使用者の腕および肩に最も負担がかからない位置に調節して配置した上記肘置部18に肘を置きながら遊技を行うことができることから、長時間遊技した場合であっても、遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができる。
また、図5に示すように、メンテナンス作業時に遊技機11の扉59を開放する場合には、上記アーム部44を水平方向に移動させることのみにより、上記肘掛部18への接触を回避して上記扉59を開放させることができると共に、上記遊技機11の前方においてメンテナンス作業を行う作業者から側方に所定間隔離間して配置させることができる。
したがって、メンテナンス作業時に扉59に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技用肘掛装置40が遊技機11に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させることができる。
また、図1および図3に示すように、上記固定部41は、上記テーブル12の前端縁12aに設けられた肘掛取付部13に着脱可能に係合しうる係合部15を有していることから、上記固定部41は、上記テーブル部12に着脱可能に構成され、上記アーム部44は上記回動軸部52を中心として所定角度水平方向に回動することができる。
したがって、遊技機用肘掛装置40は上記テーブル部12に取り付け、取り外しが可能となることこら、遊技機11の交換作業等を行う場合には、遊技機用肘掛装置40を上記テーブル部12から容易に取り外して作業を行うことができる。
また、図1および図2に示すように、上記回動接合部本体50及び上記回動被接合部53には、上記アーム部44の回動角度を規制しうる回動角度規制構造54が設けられていることから、図4および図5に示すように、上記アーム部44の回動角度を規制することができ、その結果、上記アーム部44が所定の角度以上に回動して、隣接する遊技機(図示せず)を使用する遊技者の遊技を妨害すること、および上記肘掛部18が遊技機11の扉59に接触して上記扉11の表面に傷を付けることがない。
また、図1および図2に示すように、上記規制面部55と上記一対の当接面部56とが当接することにより、上記アーム部44の回動を規制することから、上記アーム部44の回動を面同士の接触により規制することができ、その結果、点または線同士の接触により回動を規制する場合と異なり、上記アーム部44の回動を確実に規制することができる。
また、上記当接面部56は、上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面57に当接する当接面58が形成されていることから、上記アーム部44を回動させた場合には、上記規制面57に上記当接面58のいずれか一方が当接することにより上記アーム部44の回動を規制ことから、上記アーム部44を水平方向の左右いずれの方向に回動させた場合であっても、上記アーム部44の回動を確実に規制することができる。
また、上記当接面部56は、上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成していることから、上記アーム部44の回動の自由度が大きい。
図3に示すように、遊技機用肘掛装置40は、上記係合部15を上記肘掛取付部13に対して下方から挿入して回動することにより取り付けることができると共に、上記固定部41を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部12から取り外すことができることから、上記テーブル部12に取り付ける場合には、螺子等の固定部材や工具を別個に準備する必要がなく、容易に取り付けることができる。
また、上記固定部41を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部12から取り外すことができることから、上記テーブル部12から取り外す場合であっても工具を必要とせず、容易に取り外すことができる。
本発明は、パチンコ台等の遊技機に設置される遊技機用肘掛装置に適用可能である。
40 遊技用肘掛装置
41 固定部
42 一端部(アーム部)
43 アーム部本体
44 アーム部
45 他端部(アーム部)
46 回動接合部
47 固定部本体
48 一端部(固定部本体)
49 他端部(固定部本体)
50 回動接合部本体
51 端部
52 回動軸部
53 回動被接合部
54 回動規制構造
55 規制面部
56 当接面部
57 規制面
58 当接面
59 扉

10 遊技機用肘掛
11 遊技機
12 テーブル部
12a 前端縁
13 肘掛取付部
14 アーム部の反遊技者側端部
15 係合部
16 アーム部の反遊技機側端部
17 アーム部
18 肘掛部
19 係合受け部
20 肘置部
21 支持部
22 受け部
23a 支持部下端部
23b 支持部上端部
24 掛止片部
25 段部
26 台部
27 螺子孔
28 アーム部上板
29 アーム部下部
30 受け部内方の遊技機側に配置される内壁
31 嵌合片部
32 支持部の遊技者側側壁
34 受け部内方の遊技者側側壁
35 遊技機の前面ドア

70 手置き台
71 遊技機
72 膳板
73 載置部
74 本体部
75 支持部
76 係合突部
77 係合孔
78 回転軸
本発明は、パチンコ台等の遊技機に着脱可能に装着される遊技機用肘掛装置の改良に関する。
従来、パチンコ台等の遊技機に着脱可能に装着される遊技機用肘掛として、特開2011−218020号公報(特許文献1)に開示された遊技機用肘掛が知られている。
図6に示すように、上記遊技機用肘掛10は、遊技機11の前面に設けられたテーブル部12の前端縁12aに設けられた肘掛取付部13に上下方向に回動可能に取付けられたアーム部17と、上記アーム部17に取り付けられ、遊技者が肘を置きうる肘置部20が設けられた肘掛部18とにより構成され、上記肘掛取付部13は上記アーム部17に対して上下方向に調節可能であると共に、上記肘置部20は、上記肘掛部18の台部26において、上記アーム部17に対して前後方向にスライド可能に構成されている。
したがって、上記遊技機用肘掛10は、上記肘置部20の高さ、および上記遊技機11に対する前後方向の位置を遊技者が自在に調節することができることから、遊技者の腕の疲労を軽減させることができる。
しかしながら、上記遊技機用肘掛10は、上記肘置部20の位置を上記遊技機11に対して左右に調節することはできないことから、遊技機11の前面に設置された椅子が床に固定されている場合には、上記肘置台20を遊技者の体に近づけて配置することができず、遊技者は脇が開いた状態で遊技を行うことにより、腕および肩に負担がかかり、腕および肩の疲労を十分に軽減させることができないという不具合があった。
また、一般に、パチンコ台等の遊技機は、上記遊技機前面に設けられた扉を開放して上記遊技機内部のメンテナンス作業が行われるが、上記遊技機用肘掛10を上記テーブル部12に取り付けた状態で扉を開放しようとすると、上記肘置部20に上記扉が接触し、上記扉を開放することができないことから、上記メンテナンス作業を行う場合には、上記遊技機用肘掛10を上記テーブル部12から取り外す、または、上記肘置部20を最も下方の位置にまで下げる必要があった。
しかしながら、上記遊技機用肘掛10を上記テーブル部12から取り外した場合には、取り付けた上記遊技機用肘掛10を一時的に保管する場所が必要となると共に、メンテナンス作業の前後において、上記遊技機用肘掛10の脱着作業が必要となるという不具合があった。
また、上記肘置部20を最も下方の位置にまで下げて上記扉を開放した場合であっても、作業者の側方近傍に上記遊技機用肘掛10が常に配置された状態となり、メンテナンス作業の妨げになるという不具合があった。
また、遊技機の非使用状態において、手置き台との干渉なく各種の作業を手間をかけずに行うことができる手置き台として、特開2011−194185号公報に開示された手置き台70が開示されている。
図7に示すように、上記手置き台70は、遊技機71の下方において後方に向けて突設された膳板72に取り付けられており、遊技機使用者の腕を載置可能な載置部73と、載置部73が設けられた本体部74と、膳板72に対し固定され、本体部74を支持する支持部75とから構成されている。
上記手置き台70は、載置部73が本体部74に対し、上下位置および前後位置を調節可能に設けられている。
しかしながら、上記手置き台70は、上記遊技機用肘掛10と同様に、上記載置部73の位置を上記遊技機71に対して左右に調節することはできないことから、腕の疲労を十分に軽減させることができないという問題があった。
また、手置き台70を非使用位置に移動させる場合には、載置部73を後方へスライド移動させた後、載置部73に後方向きの力を加え、本体部74を後方に向けて引き出すことで係合突部76と係合孔77との嵌合を一時的に解除させ、本体部74に後方向きの力を加えた状態を維持しながら、本体部74を回動軸78を中心に正面視で時計回りに90度回動させることにより非使用位置に移動させることにより、メンテナンス作業時に遊技機71の扉と載置部73とが接触することなく、扉を開放することができる。
しかしながら、上記手置き台70を使用位置から非使用位置に移動させるには、上記のように複数の過程が必要であると共に、力を加えながら回転させる操作が必要であることから、メンテナンス作業時に、遊技場71に多数設置される手置き台70を使用位置から非使用位置にすべて移動させるには、時間および労力を要するという問題があった。
特開2011−218020号公報 特開2011−194185号公報
そこで、本発明の課題は、遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができ、また、メンテナンス作業時に扉に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技機に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させる遊技機用肘掛装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、開閉扉を有する遊技機の前面に設けられたテーブル部に着脱可能に固定しうる固定部と、一端部が上記固定部に連設されたアーム部と、上記アーム部の他端部に配置され、遊技者が肘を置きうると共に上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部を有する肘掛部とを備えた遊技機用肘掛装置であって、上記アーム部が水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部に対して接合される回動接合部を有し、上記固定部は、固定部本体と、上記固定部本体の一端部に設けられ、上記テーブル部の前端縁に設けられた肘掛取付部に着脱可能に係合しうる係合部と、上記固定部本体の他端部に設けられ、上記アーム部の一端部が接合される回動接合部本体とを有する一方、上記アーム部は、アーム部本体と、上記アーム部本体の端部に形成され、上記回動接合部本体に回動可能に回動軸部により軸支される回動被接合部を有し、上記回動接合部本体及び上記回動被接合部には、上記アーム部の回動角度を規制しうる回動角度規制構造が設けられ、上記回動角度規制構造は、上記回動接合部本体に設けられた規制面部と、上記回動被接合部に設けられ、上記規制面部に対して水平方向において回動して当接する、上記回動軸部の両側において所定角度に設けられた一対の当接面部とにより構成され、上記一方の当接面部が上記規制面部に当接した場合には、上記開閉扉は上記肘掛部に接触することなく開閉されるように構成されていることを特徴とする
したがって、上記アーム部の上記他端部には上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部を有する肘掛部が配置され、上記アーム部は上記回動接合部において水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部に対して接合されていることから、上記肘掛部は上下方向および前後方向に位置を変更することができると共に、上記アーム部と共に水平方向に沿って所定角度回動することができる。
また、上記固定部は、上記テーブル部の前端縁に設けられた肘掛取付部に着脱可能に係合しうる係合部を有していることから、上記固定部は、上記テーブル部に着脱可能に構成されている。上記アーム部は上記回動軸部を中心として所定角度水平方向に回動することができる。
さらに、上記回動接合部本体及び上記回動被接合部には、上記アーム部の回動角度を規制しうる回動角度規制構造が設けられていることから、上記アーム部の回動角度を規制することができる。
また、上記規制面部と上記一対の当接面部とが当接することにより、上記アーム部の回動を規制する。
請求項2の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記規制面部は、固定部本体の上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成された平面からなる規制面を有すると共に、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面に当接する当接面が形成されていることを特徴とする。
したがって、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面に当接する当接面が形成されていることから、上記アーム部を回動させた場合には、上記規制面に上記当接面のいずれか一方が当接することにより上記アーム部の回動を規制する。
また、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成していることから、上記アーム部の回動の自由度が大きい。
請求項3の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記係合部は上方へ湾曲する側面略J字状に形成されると共に肘掛取付部は下方へ湾曲する側面略J字状に形成され、上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けると共に、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができるように構成されていることを特徴とする。
したがって、上記係合部を上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けることができると共に、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができる。
請求項1の遊技機用肘掛装置にあっては、上記肘掛部は上下方向および前後方向に位置を変更することができると共に、上記アーム部と共に水平方向に沿って所定角度回動することができることから、上記テーブル部に上記固定部を固定した場合には、上記肘置部を水平方向に沿って回動させることにより、上記遊技機に対して、上下方向および前後方向の位置調節に加えて、左右方向の位置調節をすることができる。
したがって、遊技者は、上記肘置部の位置を上記遊技機に対して、上下方向および前後方向に加えて、左右方向の位置調節を行うことにより、上記肘置部を遊技者の体に近い位置に配置して脇を閉じた状態で遊技を行うことができることから、使用者の腕および肩に最も負担がかからない位置に調節して配置した上記肘置部に肘を置きながら遊技を行うことができ、その結果、遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができる。
また、請求項1の遊技機用肘掛装置にあっては、左右方向の位置調節をすることができることから、メンテナンス作業時に遊技機の扉を開放する場合には、上記アーム部を水平方向に移動させることのみにより、上記肘掛部への接触を回避して上記扉を開放させることができると共に、上記遊技機の前方においてメンテナンス作業を行う作業者から側方に所定間隔離間して配置させることができる。
したがって、メンテナンス作業時に扉に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技機に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させることができる。
また、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記固定部は、上記テーブル部に着脱可能に構成されていることから、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置は上記テーブル部に取り付け、取り外しが可能となる。
したがって、遊技機の交換作業等を行う場合には、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置は上記テーブル部は上記テーブル部から容易に取り外して作業を行うことができる。
また、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記アーム部の回動角度を規制することができることから、上記アーム部が所定の角度以上に回動して、隣接する遊技機を使用する遊技者の遊技を妨害すること、および上記肘掛部が遊技機の扉に接触して上記扉の表面に傷を付けることがない。
また、請求項1の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記規制面部と上記一対の当接面部とが当接することにより、上記アーム部の回動を規制することから、上記アーム部の回動を面同士の接触により規制することができる。
したがって、点または線同士の接触により回動を規制する場合と異なり、上記アーム部の回動を確実に規制することができる。
請求項2の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記アーム部を回動させた場合には、上記規制面に上記当接面のいずれか一方が当接することにより上記アーム部の回動を規制することから、上記アーム部を水平方向の左右いずれの方向に回動させた場合であっても、上記アーム部の回動を確実に規制することができる。
また、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成していることから、上記アーム部の回動の自由度が大きい。
請求項3の発明に係る遊技機用肘掛装置にあっては、上記係合部を上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けることができることから、上記テーブル部に取り付ける場合には、螺子等の固定部材や工具を別個に準備する必要がなく、容易に取り付けることができる。
また、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができることから、上記テーブル部から取り外す場合であっても工具を必要とせず、容易に取り外すことができる。
本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置を示す斜視図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置の回動規制構造を示す斜視図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置を示す長さ方向断面図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置のアーム部を遊技機に対して左方向へ回動させた状態を示す平面図である。 本発明に係る遊技機用肘掛装置の一実施の形態における遊技機用肘掛装置のアーム部を遊技機に対して左方向へ回動させた状態を示す平面図である。 従来の遊技機用肘掛を示す長さ方向断面図である。 従来の手置き台を示し、(a)は使用位置における手置き台の正面図であり、(b)は非使用位置における手置き台の正面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本発明を詳細に説明する。なお、図6に示す従来の肘掛取付部10と同一の構造である部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図1および図3に示すように、本実施の形態に係る遊技機用肘掛装置40は、パチンコ台である遊技機11の前面に設けられたテーブル部12に着脱可能に固定しうる固定部41と、一端部42が上記固定部41に連設されたアーム部44と、上記アーム部44の他端部45に配置され、遊技者が肘を置きうると共に上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部20を有する肘掛部18とを備え、上記アーム部44が水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部41に対して接合される回動接合部46を有する。
また、上記固定部41は、固定部本体47と、上記固定部本体47の一端部48に設けられ、上記テーブル部12の前端縁12aに設けられた肘掛取付部13に着脱可能に係合しうる係合部15と、上記固定部本体47の他端部49に設けられ、上記アーム部44の一端部42が接合される回動接合部本体50とを有する。
図1および図2に示すように、上記アーム部44は、アーム部本体43と、上記アーム部本体43の端部51に形成され、上記回動接合部本体50に回動可能に回動軸部52により軸支される回動被接合部53とを有する。
また、上記回動接合部本体50及び上記回動被接合部53には、上記アーム部44の回動角度を規制しうる回動角度規制構造54が設けられており、上記回動角度規制構造54は、上記回動接合部本体50に設けられた規制面部55と、上記回動被接合部53に設けられ、上記規制面部55に対して水平方向において回動して当接する、上記回動軸部52の両側において所定角度に設けられた一対の当接面部56とにより構成されている。
また、上記規制面部55は、固定部本体47の上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成された平面からなる略長方形の規制面57を有すると共に、上記当接面部56は、上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面57に当接し略長方形に形成された当接面58が形成されている。
図1および図2に示すように、上記係合部15は上方へ湾曲する側面略J字状に形成されると共に肘掛取付部13は下方へ湾曲する側面略J字状に形成され、上記肘掛取付部13に対して下方から挿入して回動することにより取り付けると共に、上記固定部41を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部12から取り外すことができるように構成されている。
また、遊技用肘掛装置40は合成樹脂により形成されている
以下、本実施の形態に係る遊技用肘掛装置40の作用について説明する。
本実施の形態に係る遊技用肘掛装置40は、図1に示すように、上記アーム部44の上記他端部45には上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部20を有する肘掛部18が配置され、上記アーム部44は上記回動接合部46において水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部41に対して接合されていることから、上記肘掛部18は上下方向および前後方向に位置を変更することができると共に、図4および図5に示すように、上記アーム部44と共に水平方向に沿って所定角度回動することができる。
したがって、図3〜図5に示すように、上記テーブル部12に上記固定部41を固定した場合には、上記肘置部18を水平方向に沿って回動させることにより、上記遊技機11に対して、上下方向および前後方向の位置調節に加えて、左右方向の位置調節をすることができることから、遊技者は、上記肘置部20の位置調節を行うことにより、上記肘置部18を遊技者の体に近い位置に配置して肘を置き、脇を閉じた状態で遊技を行うことができる。
その結果、使用者の腕および肩に最も負担がかからない位置に調節して配置した上記肘置部18に肘を置きながら遊技を行うことができることから、長時間遊技した場合であっても、遊技者の腕および肩の疲労をさらに軽減することができる。
また、図5に示すように、メンテナンス作業時に遊技機11の扉59を開放する場合には、上記アーム部44を水平方向に移動させることのみにより、上記肘掛部18への接触を回避して上記扉59を開放させることができると共に、上記遊技機11の前方においてメンテナンス作業を行う作業者から側方に所定間隔離間して配置させることができる。
したがって、メンテナンス作業時に扉59に接触しない位置へ容易に移動させることができると共に、遊技用肘掛装置40が遊技機11に取り付けられた状態であっても作業の妨げになることがなく、メンテナンスの作業性を向上させることができる。
また、図1および図3に示すように、上記固定部41は、上記テーブル12の前端縁12aに設けられた肘掛取付部13に着脱可能に係合しうる係合部15を有していることから、上記固定部41は、上記テーブル部12に着脱可能に構成され、上記アーム部44は上記回動軸部52を中心として所定角度水平方向に回動することができる。
したがって、遊技機用肘掛装置40は上記テーブル部12に取り付け、取り外しが可能となることこら、遊技機11の交換作業等を行う場合には、遊技機用肘掛装置40を上記テーブル部12から容易に取り外して作業を行うことができる。
また、図1および図2に示すように、上記回動接合部本体50及び上記回動被接合部53には、上記アーム部44の回動角度を規制しうる回動角度規制構造54が設けられていることから、図4および図5に示すように、上記アーム部44の回動角度を規制することができ、その結果、上記アーム部44が所定の角度以上に回動して、隣接する遊技機(図示せず)を使用する遊技者の遊技を妨害すること、および上記肘掛部18が遊技機11の扉59に接触して上記扉11の表面に傷を付けることがない。
また、図1および図2に示すように、上記規制面部55と上記一対の当接面部56とが当接することにより、上記アーム部44の回動を規制することから、上記アーム部44の回動を面同士の接触により規制することができ、その結果、点または線同士の接触により回動を規制する場合と異なり、上記アーム部44の回動を確実に規制することができる。
また、上記当接面部56は、上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面57に当接する当接面58が形成されていることから、上記アーム部44を回動させた場合には、上記規制面57に上記当接面58のいずれか一方が当接することにより上記アーム部44の回動を規制ことから、上記アーム部44を水平方向の左右いずれの方向に回動させた場合であっても、上記アーム部44の回動を確実に規制することができる。
また、上記当接面部56は、上記アーム部44幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成していることから、上記アーム部44の回動の自由度が大きい。
図3に示すように、遊技機用肘掛装置40は、上記係合部15を上記肘掛取付部13に対して下方から挿入して回動することにより取り付けることができると共に、上記固定部41を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部12から取り外すことができることから、上記テーブル部12に取り付ける場合には、螺子等の固定部材や工具を別個に準備する必要がなく、容易に取り付けることができる。
また、上記固定部41を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部12から取り外すことができることから、上記テーブル部12から取り外す場合であっても工具を必要とせず、容易に取り外すことができる。
本発明は、パチンコ台等の遊技機に設置される遊技機用肘掛装置に適用可能である。
40 遊技用肘掛装置
41 固定部
42 一端部(アーム部)
43 アーム部本体
44 アーム部
45 他端部(アーム部)
46 回動接合部
47 固定部本体
48 一端部(固定部本体)
49 他端部(固定部本体)
50 回動接合部本体
51 端部
52 回動軸部
53 回動被接合部
54 回動規制構造
55 規制面部
56 当接面部
57 規制面
58 当接面
59 扉

10 遊技機用肘掛
11 遊技機
12 テーブル部
12a 前端縁
13 肘掛取付部
14 アーム部の反遊技者側端部
15 係合部
16 アーム部の反遊技機側端部
17 アーム部
18 肘掛部
19 係合受け部
20 肘置部
21 支持部
22 受け部
23a 支持部下端部
23b 支持部上端部
24 掛止片部
25 段部
26 台部
27 螺子孔
28 アーム部上板
29 アーム部下部
30 受け部内方の遊技機側に配置される内壁
31 嵌合片部
32 支持部の遊技者側側壁
34 受け部内方の遊技者側側壁
35 遊技機の前面ドア

70 手置き台
71 遊技機
72 膳板
73 載置部
74 本体部
75 支持部
76 係合突部
77 係合孔
78 回転軸

Claims (6)

  1. 遊技機の前面に設けられたテーブル部に着脱可能に固定しうる固定部と、一端部が上記固定部に連設されたアーム部と、上記アーム部の他端部に配置され、遊技者が肘を置きうると共に上下方向および前後方向に位置を変更しうる肘置部を有する肘掛部とを備えた遊技機用肘掛装置であって、上記アーム部が水平方向に沿って所定角度回動しうるように上記固定部に対して接合される回動接合部を有することを特徴とする遊技機用肘掛装置。
  2. 上記固定部は、固定部本体と、上記固定部本体の一端部に設けられ、上記テーブル部の前端縁に設けられた肘掛取付部に着脱可能に係合しうる係合部と、上記固定部本体の他端部に設けられ、上記アーム部の一端部が接合される回動接合部本体とを有する一方、
    上記アーム部は、アーム部本体と、上記アーム部本体の端部に形成され、上記回動接合部本体に回動可能に回動軸部により軸支される回動被接合部とを有することを特徴とする請求項1記載の遊技機用肘掛装置。
  3. 上記回動接合部本体及び上記回動被接合部には、上記アーム部の回動角度を規制しうる回動角度規制構造が設けられていることを特徴とする請求項2記載の遊技機用肘掛。
  4. 上記回動角度規制構造は、上記回動接合部本体に設けられた規制面部と、上記回動被接合部に設けられ、上記規制面部に対して水平方向において回動して当接する、上記回転軸部の両側において所定角度に設けられた一対の当接面部とにより構成されていることを特徴とする請求項3記載の遊技機用肘掛装置。
  5. 上記規制面部は、固定部本体の上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成された平面からなる規制面を有すると共に、上記当接面部は、上記アーム部幅方向に沿って厚さ方向に形成され、相互に鈍角を成し、回動時にはいずれか一方が上記規制面に当接する当接面が形成されていることを特徴とする請求項4記載の遊技機用肘掛装置。
  6. 上記係合部は上方へ湾曲する側面略J字状に形成されると共に肘掛取付部は上記下方へ湾曲する側面略J字状に形成され、上記肘掛取付部に対して下方から挿入して回動することにより取り付けると共に、上記固定部を上方に向かって所定角度回動させることにより上記テーブル部から取り外すことができるように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機用肘掛装置。
JP2012053805A 2012-03-09 2012-03-09 遊技機用肘掛装置 Active JP5277331B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012053805A JP5277331B1 (ja) 2012-03-09 2012-03-09 遊技機用肘掛装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012053805A JP5277331B1 (ja) 2012-03-09 2012-03-09 遊技機用肘掛装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5277331B1 JP5277331B1 (ja) 2013-08-28
JP2013184010A true JP2013184010A (ja) 2013-09-19

Family

ID=49179283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012053805A Active JP5277331B1 (ja) 2012-03-09 2012-03-09 遊技機用肘掛装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5277331B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015070870A (ja) * 2013-10-01 2015-04-16 株式会社エルゴジャパン 肘掛台
JP2015116197A (ja) * 2013-12-04 2015-06-25 悟 田畑 遊技機用腕置装置
JP2017070646A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社エルゴジャパン 下部仕切り板

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6514530B2 (ja) * 2015-03-09 2019-05-15 株式会社クオリ 遊技機用ハンドスタンド

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3062738U (ja) * 1999-04-05 1999-10-15 胡榮華 椅子の擺動式肘掛の構造
JP2011218020A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Satoru Tabata 遊技機用肘掛

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3062738U (ja) * 1999-04-05 1999-10-15 胡榮華 椅子の擺動式肘掛の構造
JP2011218020A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Satoru Tabata 遊技機用肘掛

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015070870A (ja) * 2013-10-01 2015-04-16 株式会社エルゴジャパン 肘掛台
JP2015116197A (ja) * 2013-12-04 2015-06-25 悟 田畑 遊技機用腕置装置
JP2017070646A (ja) * 2015-10-09 2017-04-13 株式会社エルゴジャパン 下部仕切り板

Also Published As

Publication number Publication date
JP5277331B1 (ja) 2013-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5277331B1 (ja) 遊技機用肘掛装置
KR101718834B1 (ko) 건설기계 시트용 아암 레스트 높이 조절장치
JP6026991B2 (ja) 遊技機用腕置装置
JP2016083100A (ja) 足装具用の関節ロック装置
JP6230694B2 (ja) パネル装置、および作業機
JP2015159946A (ja) 糸立装置およびミシン
JP5258830B2 (ja) 遊技機用肘掛
KR200453938Y1 (ko) 높이 및 각도가 가변되는 키보드받침대가 결합 된 의자.
JP4625401B2 (ja) 椅子の肘掛け装置
JP2016165335A (ja) 遊技機用ハンドスタンド
JP2014121549A (ja) パチンコ機
JP2006296840A (ja) 遊技機の外枠
JP2008194134A (ja) ミシン
JP4360650B2 (ja) 幕板の支持装置
JP6308889B2 (ja) 車両用シートクッション固定機構
KR20200069863A (ko) 스마트 스틱 위치 조절장치
JP2006346247A (ja) 物体把持装置
JP2007029476A (ja) 遊技機用ガラス扉
JP6312290B2 (ja) 肘掛台
JP2021104206A (ja) 洗濯機設置用治具
JP7265706B2 (ja) キャビネット
KR20110071692A (ko) 건설장비의 운전석 팔걸이 높이조절장치
JP6861026B2 (ja) 移乗支援装置
JP4981334B2 (ja) 刺繍ミシン
JP2010076059A (ja) 携帯用切断機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5277331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250