JP6514530B2 - 遊技機用ハンドスタンド - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献1の肘置部45(他の肘掛装置でも同じであるが)は、肘ないしアームの部分を載せるようにしたものであり、硬質の合成樹脂を使用しており、しかも、手からリストの部分は浮いたままであるので、長時間プレイすると、疲労することが避けられない。また、肘置部45の高さの調整は、内面に斜め上方に開口する上下複数段の係止溝44aに手動で係止部材を係止させているが、これが、かなり厄介である。
すなわち、肘置部45の高さを変える場合は、肘置部45を持って、支持部44を前後に傾動させて係止溝から係止部材を外し、所望の高さの係止溝へ移動させて係止部材を係止溝へ係止させるのであるが、外部からは係止溝は見えないので、係止部材の係止溝への脱着は簡単ではなく、かなり手間取るという難点がある。
はなく、遊技機のハンドルを握る手にできるだけ近い部分を支持されるように、手置台の固定具側が手首の傾斜に沿うように下方へ湾曲させて形成されている。しかも、手置台は、エラストマー製のパッドをウレタン製の中部材に重ねて該昇降体の上端部に固設した矩形のフランジを挟んで取り付けられている。さらに、手置台はフランジに対して前後方向に移動可能で、かつ左右方向に若干移動できる遊びを設けて取り付けられている。
また、手置き台の前後方向の傾斜を変えることができるようにして支持面積を大きくす
るのもよい。この手段は、種々考えられるが、請求項2に記載のように、支持腕の一端側近傍に膳板との距離を例えばネジで変える調整材を設けるとよい。
また、請求項4の発明は、固定具を、2〜4個の取付ネジで膳板に取り付けられる敷板と、該敷台の上で水平方向に30〜60度回動可能で前記支持腕の一端が上下方向に回動可能に取り付けられる回動支材とから構成し、該回動支材は円弧状の弧溝が2〜4個同一円周上に形成され、該取付ネジは該弧溝を介して固設し、該支持腕の一端に形成されたU字状の連結材が外嵌される水平な取付軸を中央上部に備えたので、膳板との脱着が容易で、支持腕を上下方向に回動可能であるとともに水平方向にも30〜60度回動可能である。
図1は、ハンドスタンドの全体を示す斜視図であり、図2は側面一部断面図、図3は一部断面平面図である。また、図4〜図6はハンドスタンドの固定具10、支持腕20、手置き台30の分解斜視図である。そして、図7は使用状態を示す側面図である。
そして、回動支材12には、該取付座11aが嵌合する円弧状の弧溝12aが同一円周上に3個設けられ(図3参照)、中央上部には、支持腕20のアーム22の一端に設けられた連結材22aが外嵌する取付軸12bが固設されている。この取付軸12bは支持腕20を所定の角度(ここでは、膳板から80度としている)に傾斜させたときに嵌合できるように設計されている。
支持腕20を回動支材12へ取り付けた時は上下方向に回動可能であるとともに、弧溝12aの範囲(30〜60度)において水平方向に回動可能である。
また、アーム部22の裏面一端側には、アーム部22の傾斜(アーム部22の膳板2との距離)を調整するための調整材24が設けられている。ここでは、調整材24が嵌合する深さの異なる嵌合穴22bを複数個(ここでは、2個)設け、傾斜を調整するときは、調整材24を適宜の嵌合穴22bへ嵌合して調整している。
このピンガイド21aは、図2に示すように、左側(遊技者側)に斜め上方に開口する5段の係止部と、係止部の最上段から最上端へ斜め右上方へ向かい、最上端からほぼ垂直に下がり、所定の高さから最下段の係止部へ斜めに誘導するガイドとからなり、ループ状に形成されている。
そして、昇降体25の壁の下方には横溝25cが設けられている。また、昇降体25の内部には弾性部材28(ここでは、U字状の合成樹脂製のバネを使用している)が設けられ、その一端は該横溝25cに嵌挿された係止ピン26に取り付けられ、他端は横溝25cより下方に設けたピン穴25dに嵌挿されたピン27に取り付けられている。
ここでは、係止部が一段上がると10mm手置台30が上昇するようにしており、最大50mm上げることができるようにしている。なお、係止ピン26は、係止部を上に移動する場合は、横溝25cの左端からほぼ中程まで移動する。
係止ピン26が係止部の最上段にある場合に、手置台30を持ち上げると係止ピン26はピンガイド21aの最上端まで移動するが、このとき係止ピン26は横溝25cの右端まで移動し、固定ピン27に対してほぼ垂直方向に位置し、弾性部材28の左方側へ付勢するバネ力はほとんどなくなる。
そして、手置台30を下降させると係止ピン26はほぼ垂直に下降し、最下段の係止部へ案内される。
手置台30は、パッド31と中部材32を重ねてインナー33に取り付け、昇降体25の下側を開口部34aに挿通させて、フランジ25aを挟んでベース34に取り付けている。
パッド31はエラストマー製とし、中部材32はウレタン、インナー33及びベース34は硬質プラスチックとしている。そして、手置台30の前端(固定具10側)部は手首の傾斜に沿うように下方へ湾曲させて形成されている。
手置台30は、ここでは、支持腕20に対し前後方向に50mm移動可能であり、フランジ25aに付設したローラー25bによりスムーズに移動できる。また、左右方向に遊びを付けてあり、若干回動も可能である。
このハンドスタンドは、通常、遊技機の交換など特別な場合以外は、遊技機の膳板2に固設されたままとなっている。しかも、手置台30の左右方向の角度、前後方向の距離、高さ、および支持腕20の上下方向の傾斜は、前にプレイしていた人が使用した状態のままである。
遊技者が、プレイするときは、まず、手置台30に右腕を置いて、遊技機のハンドル2を握ってみて、リストから小指球(リストに近い小指側の膨らみ)が手置台30の前端の湾曲部に載るように置く(図7参照)。手置台30は左右方向および前後方向は自由に移動させることができるので、適宜の位置に移動させればよい。
なお、手置台30は、遊技者に向かってほぼ平坦になるように構成しているが、遊技者によっては、手置台30の前後方向の傾斜を変えたい場合があると思われる。この場合は、支持腕20のアーム部22の裏面の嵌合穴22bに嵌合している調整材24を嵌合穴22bの浅い方に嵌合させる。
2 膳板
10 固定具
11 敷板
11a 取付座
12 回動支材
12a 弧溝
12b 取付軸
13 カバー
14 取付ネジ
20 支持腕
21 手置台受
21a ピンガイド
21b 開口部
22 アーム部
22a 連結材
22b 嵌合穴
23 横蓋
24 調整材
25 昇降体
25a フランジ
25b ローラー
25c 横溝
25d ピン穴
26 係止ピン
27 固定ピン
28 弾性部材
30 手置台
31 パッド
32 中部材
33 インナー
34 ベース
34a 開口部
34b ガイド
Claims (4)
- 遊技機の前面に付設された膳板に着脱可能に取り付けられる固定具と、一端に該固定具
と連結する連結材を備えたアーム部とその他端に昇降体を内装した手置台受けが一体に形
成された支持腕と、該昇降体の上端に前後方向に移動可能に取り付けられるとともに固定具側が手首の傾斜に沿うように下方へ湾曲させて形成された手置台と、からなる遊技機用ハンドスタンドであって、該手置台は、エラストマー製のパッドをウレタン製の中部材の上に重ねたものを、該昇降体の上端部に固設した矩形のフランジを挟んで取り付けられ、該手置台は該フランジに対して前後方向に移動可能で、かつ左右方向に若干移動できる遊びを設けて取り付けられていることを特徴とする遊技機用ハンドスタンド。 - 前記支持腕のアーム部の一端側近傍に膳板との距離を変える調整材を設け、手置台の前
後方向の傾斜角度を調整可能としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機用ハンドスタ
ンド。 - 遊技機の前面に付設された膳板に着脱可能に取り付けられる固定具と、一端に該固定具
と連結する連結材を備えたアーム部とその他端に昇降体を内装した手置台受けが一体に形
成された支持腕と、該昇降体の上端に前後方向に移動可能に取り付けられるとともに固定具側が手首の傾斜に沿うように下方へ湾曲させて形成された手置台と、からなる遊技機用ハンドスタンドであって、前記手置台受は、筒状に形成され、内面に斜め上方に開口する上下複数段の係止部を有するピンガイドを備え、該手置台受に上下移動可能に嵌挿された前記昇降体の下部には該ピンガイドに係合する係止ピンを支持する横溝が形成され、前記昇降体内に該係止ピンに一端を取り付けるとともに他端を昇降体に固定した弾性部材を設けたことを特徴とする遊技機用ハンドスタンド。 - 遊技機の前面に付設された膳板に着脱可能に取り付けられる固定具と、一端に該固定具
と連結する連結材を備えたアーム部とその他端に昇降体を内装した手置台受けが一体に形
成された支持腕と、該昇降体の上端に前後方向に移動可能に取り付けられるとともに固定具側が手首の傾斜に沿うように下方へ湾曲させて形成された手置台と、からなる遊技機用ハンドスタンドであって、前記固定具は、2〜4個の取付ネジで膳板に取り付けられる敷板と、該敷台の上で水平方向に30〜60度回動可能で前記支持腕の一端が上下方向に回動可能に取り付けられる回動支材とからなり、該回動支材は円弧状の弧溝が2〜4個同一円周上に形成され、該取付ネジは該弧溝を介して固設し、該支持腕の一端に形成されたU字状の連結材が外嵌される水平な取付軸を中央上部に備えたことを特徴とする遊技機用ハンドスタンド。
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