JP2013183889A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】背凭れ部と、座部と、マッサージユニットを有し、前記背凭れ部は、前記マッサージユニットが移動するための開口部を有する背凭れ本体と、被施療者の背面を施療する施療部を左右一対有しており、前記マッサージユニットは、施療子と、前記施療子を進退出させる強弱調整機構とを有しており、前記一対の施療部の施療範囲とマッサージユニットの施療範囲は少なくとも一部が前後方向において重なっており、前記マッサージユニットは、施療範囲が重なった位置で前記強弱調整機構を駆動させて、施療子を進出させる。
【選択図】 図8
Description
エアバッグA2,A3は内側から外側へ膨張していく。エアバッグA2,A3は背骨と反対側の位置(外側)が固定されていることにより、その膨張により肩甲骨が外側に広がるように押圧されて肋間が広げられていく。肋間が広げられると呼吸の通りがよくなる。
続いてエアバッグA1の膨張によりエアバッグA2,A3は、さらに外側へ押されていくので、肩甲骨はさらに外側へ広げられていき、肋間がさらに広げられていき、肋間のストレッチが行われることになる。
そこで本発明は、開口部を有する背凭れ部であっても、体感の強い胸部のストレッチが可能であり、複数個所を同時にマッサージできる椅子型マッサージ機を提供することを目的とする。
このような構成とすることで、一対の施療部をマッサージユニットが支持し、施療者の肩部を背中側から押圧して施療者の胸部を開くストレッチ運動が可能となる。さらに施療範囲が重なった位置で強弱調整機構を駆動させるので、より体感の強い胸部を開くストレッチが可能となる。
このような構成とすることで、被施療者の身長方向の施療を可能とし、一対の施療部で肩を施療しつつ、肩以外の部分をマッサージユニットにより施療することができる。また、一対の施療部の施療範囲とマッサージユニットの施療範囲が重なった位置では、胸部を開くストレッチが可能となる。
このような構成とすることにより、一対の施療部をマッサージユニットの施療子によって前方へ押出すことが可能となり、胸部を開くストレッチが可能となる。
このように施療子を動作させることで、施療子を背凭れ部の左右幅方向の内側に移動させた場合は、一対の施療部を避けてマッサージすることが可能となり、施療子を背凭れ部の左右幅方向の外側に移動させた場合は、一対の施療部を更に前方へ押出すことが可能となる。
このように施療子を移動させることで、胸部を開くストレッチの強さを調整することが可能となる。
一対の施療部は背凭れ部の開口部に落ち込む可能性があるので、開口部に落ち込まないように背パッドに一対の施療部を設けた。
上腕施療部を設けることで、上腕を固定して胸開きストレッチを行うことができるので、身体の逃げを防止して、胸開きストレッチをおこなうことができる。
第1ステップと第2ステップを順番に行うことで、胸部を開閉ストレッチを行なうことが可能となり、これを交互に行うことで、被施療者に深呼吸を促すことができる。
図1の椅子型マッサージ機1は、本発明の実施形態に係る斜視図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、起立状態にある椅子型マッサージ機1に着座した被施療者から見たときの方向の概念と一致するものとし、左手側が「左」であり、右手側が「右」であり、頭部側が「上」であり、腰部側が「下」であり、その他の場合は適宜説明するものとする。
図1の椅子型マッサージ機1は、被施療者の背中を支持する背凭れ部2と、被施療者が着座する座部3と、脹脛と足を支持するフットレスト4を有している。
図2の椅子型マッサージ機1は、図1の椅子型マッサージ機に、背パッド25と枕24を設けた図である。
図3の椅子型マッサージ機1は、本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機1を簡略化しエア施療部の配置を示すものである。
図4の椅子型マッサージ機1は、本発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機1のブロック図である。
更に、図2では、背凭れ本体23を覆うように背パッド25を有している。前記背パッド25の前には枕24を有しており、背パッド25と枕24は、それぞれ被施療者を支持する。
更に図3に示す様に背凭れ部2には、後述する座部3の下方にある給排気装置32によって動作するエア施療部を、被施療者の肩にあたる部分に左右一対設けられており、被施療者の腰にあたる部分に左右一対設けられている。
図3に示す通り、肩部の左右一対の背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bは、背凭れ部2の幅方向の側部に回動支点22を有しており、腰部の左右一対の腰エアセルL303a,腰エアセルR303bについても、背凭れ部2の幅方向の外側に回動支点を有している。
また、背凭れ部2は、後述する座部3の端部を回動支点にリクライニング可能に設けられている。
前記背パッド25の内部には、ポケット(図示せず)があり、前記ポケット(図示せず)にエアセルを固定している。
背パッド25内にある第一ポケット(図示せず)は、被施療者の肩部分にあたり、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが挿入されている。また、第二ポケット(図示せず)には、腰を施療する後述する腰エアセル303a、303bが固定されている。
このような構成であるため、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが開口部21の一部まで張り出していたとしても、背パッド25によって支えられるので、開口部21に落ち込まず、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bによるマッサージが行いやすい。
また、被施療者の臀部側の端部に背凭れ部2の回動支点が設けられ、被施療者の膝部側の端部にフットレスト4の回動支点が設けられている。
また、座部3の座面には、被施療者の臀部を左右から押圧又は押し上げることが可能な座エアセルL307,座エアセルR308を有しており、被施療者の膝側には、膝寄りの大腿部を背面から押圧する座エアセルA309を有している。
また、肘掛け部5は、被施療者の手先部と前腕部と上腕部の側方に壁を設け、更に手先部と前腕部の上方にまで、壁を延設している。
前記肘掛け部5は、被施療者の手先部を施療する手エアセルLA305a,手エアセルLB305b,手エアセルRA306a,手エアセルRB306bと、被施療者の前腕部を施療する前腕エアセルLA305c,前腕エアセルLB305d,前腕エアセルRA306c,前腕エアセルRB306dと、被施療者の上腕部や肩部を施療する上腕施療部51には、肩エアセルL304a,肩エアセルR304bが設けられている。
左側の肘掛け部5にある手先部と前腕部を支持する支持面上に手エアセルLA305aと前腕エアセルLA305cが設けられ、前記支持面に対向し、前記支持面の上方にまで延設された側壁に被施療者の手先部を押圧する手エアセルLB305bと前腕部を押圧する前腕エアセルLB305dが設けられており、上腕施療部51の側壁には、上腕や肩を施療する肩エアセルL304aが設けられている。右側の肘掛け部5は、左側の肘掛け部5と同じ構成になっているので、説明は省略する。
上腕施療部51の肩エアセルL304a,肩エアセルR304bは、被施療者の上腕や肩を横方向又は前方向からも押圧するエアセルであり、背凭れ部2に設けられた背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bとで、被施療者の上腕や肩を挟むように押圧できるように設けられている。
上腕施療部51の肩エアセルL304a,肩エアセルR304bの回動支点は、背凭れ部2側に設けられている。
また、上述の実施例では、上腕施療部の肩エアセルL304a,肩エアセルR304bは、肘掛け部5に設けられているが、背凭れ部2の側面に直接取付けて、背凭れ部2の側方から突出して設けられていてもよい。
このように肘掛け部5を、背凭れ部2のリクライニングに追従させることで、被施療者を適正な姿勢で保持、施療することが可能となる。
前記フレーム(図示せず)の端部は、座部3に連結されており、回動自在となっている。前記座部3は、フットレスト4を上下方向に回動させるアクチュエータ35を有しており、フットレスト4を上下方向にリクライニングさせることが可能となっている。
前記凹部の両側壁部には、対向して設けられた一対のエアセル(脹脛エアセルLA310a,脹脛エアセルLB310b)が設けられており、脚の両側面を押圧する。
前記凹部の両側壁部の間にある底面部には、脹脛の背面を押圧する脹脛裏エアセルL311aが設けられている。
前記足首部の凹部46は、両側壁部に、対向して設けられた一対の足首エアセルLA311c,足首エアセルLB311dが設けられており、足首を両側面から押圧する。
前記足先部の凹部46は、両側壁部に、対向して設けられた一対の足先エアセルLA310e,足先エアセルLB310fが設けられており、前記両側壁部の間にある底面部には、足裏を押圧する足裏エアセルL311gが設けられている。
また、給排気装置32は、電磁弁イ〜ヌを有しており、各電磁弁は、ポートが開かれるとエアセルにエアを給排する。なお、給排気装置32と各電磁弁と各エアセルとは配管でつながれている。
後述するが、押出しエアセルL301aと押出しエアセルR301bを膨張させることで、被施療者に向かって施療子81を突出させ、強いマッサージを行うことが可能である。
本実施例では、上側の施療子81bを突出させているが、下側の施療子81aを突出させていてもよい。
また、背裏エアセルL302aと背裏エアセルR302bを膨張させると、被施療者の背中を背骨側から体側に向けて膨張を行うことができ、胸を開くストレッチ動作を行なうことが可能である。
また、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと後述する電磁弁二36dを駆動させて、肩エアセルL304a,肩エアセルR304bを膨張させると、被施療者の上腕部と肩部を挟んで押圧することが可能である。
また、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bは、左右方向の内側へ開口部21内まで張り出している。背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを左右方向の内側の開口部21内まで張り出すことで、被施療者の肩部をより広く施療できるようになる。
また、開口部21内に背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが張り出しているので、被施療者の身体が落ち込むのを防ぐことも可能である。
前述の通り、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと肩エアセルL304aと肩エアセルR304bを膨張させることで、被施療者の上腕部と肩部を挟んで押圧することが可能である。
電磁弁ホ36eは、肘掛け部5に設けられた手エアセルLA305a、手エアセルLB305bと前腕エアセルLA305cと前腕エアセルLB305dに給排気する電磁弁である。前腕エアセルLA305cと前腕エアセルLB305dとの途中には、絞り37bが設けられている。前腕エアセルに絞り37bが設けられているのは手エアセルLA305aと手エアセルLB305bよりも前腕エアセルLA305cと前腕エアセルLB305dの膨張を遅らせて施療のタイミングをずらすためである。
また、電磁弁ホ36eと電磁弁へ36fを同時に膨張させずに片方ずつ膨張させている。これは、両手腕を同時に施療すると、緊急時に椅子型マッサージ機1から脱出するのが困難になるため、片方ずつ電磁弁を操作している。
電磁弁ト36gは、座部3に設けられ、被施療者の臀部側にある座エアセルL307にエアを給排気する電磁弁である。電磁弁ト36gと電磁弁チ36hは夫々独立して動作させることが可能であるため、臀部の左右を抑えて押圧したり、左右交互に膨張させてストレッチ動作が行える。
脚施療部41の脹脛エアセルLA310a,脹脛エアセルLB310b,脹脛エアセルRA310c,脹脛エアセルRB310dと足施療部の足先エアセルLA310e,足先エアセルLB310f,足先エアセルRA310g,足先エアセルRB310hは、同期しており、同じタイミングで膨張収縮を行う。この様に膨張させることで、施療にバリエーションを持たすことが可能である。
脚施療部41の脹脛裏エアセルL311a、脹脛裏エアセルR311bと、足施療部42の足首エアセルLA311c,足首エアセルLB311d,足首エアセルRA311e,足首エアセルRB311f,足裏エアセルL311g,足裏エアセルR311hは、同期しており、同じタイミングで膨張収縮を行う。
この様に膨張させることで、施療にバリエーションを持たすことが可能である。
例えば、電磁弁イ36aを動作させた状態で、マッサージユニット6を昇降させると、身体へ施療子81を突出させた状態でマッサージユニット6が昇降するため、背筋を伸ばすようなマッサージが行える。
また、電磁弁ハ36c、電磁弁ト36g、電磁弁チ36hを駆動させると、腰部を固定し、臀部が浮いた状態とすることができる。この状態で揉みマッサージや叩きマッサージを行うことで、椅子型マッサージ機1に座っていては施療できない臀部から腰にかけてマッサージすることができる。
図5のマッサージユニット6は、施療子81を有する第2アーム80、第2アーム80にマッサージ動作を伝達する第1アーム70と、マッサージ動作を行わせる駆動源62,63と、前記駆動源62,63を収容している枠体100とを有している。
前記揉軸71は、軸の途中で所定の角度で曲げられた偏角部(図示せず)を有しており、前記偏角部(図示せず)に後述する第1アーム70が設けられており、揉軸71が回転することによって、偏角部(図示せず)に設けられた後述する第1アーム70に略円状の揉みマッサージ動作を伝達する。前記揉み動作を行なうと、施療子81は、被施療者に対して略水平方向に動作し、マッサージユニット6に設けられた左右一対の施療子81同士が近接した位置と左右一対の施療子81同士が離反した位置とを略円状に移動しながら揉み動作を行なう。左右一対の施療子81が近接した位置では、左右一対の施療子81の間隔が狭い状態となっており、左右一対の施療子81が離間した位置では、左右一対の施療子81の間隔が広い状態となっている。このように揉み動作は、施療子81と施療子81の幅方向の位置を調節する手段として使用することが可能である。
前記叩軸76は、軸の途中で偏心されクランク部(図示せず)を有しており、前記クランク部(図示せず)には、クランクロッド76aが設けられており、前記クランクロッド76aが後述する第1アーム70に連結されており、叩軸76が回転することによって、略円状の叩きマッサージ動作を、クランク部(図示せず)に設けられたクランクロッド76aより第1アーム70に伝達する。
第1アーム70と第2アーム80は、左右に夫々設けられており、第2アーム80は、施療子81(81a,81b)を有している。
なお、以降の第1アーム70及び第2アーム80の説明は、左右で同じ構成となっているので、左側の第1アーム70及び第2アーム80を基準に説明を行う。
図7は本発明の実施形態に係るマッサージユニット6の強弱調整機構90を示す図である。
図7aは、マッサージユニット6の第2アーム80に設けた強弱調整機構90が動作していない状態を示す図である。
図7bは、マッサージユニット6の第2アーム80に設けた強弱調整機構90を動作させた状態を示す図である。
また、第1アーム70は、後述する揺動検出手段(肩位置検出手段)64を有しており、第2アーム80の揺動動作を検出している。
前記前端部70aには、スリット78が設けられており、前記スリット78の間に第2アーム80が設けられており、前記スリット78と第2アーム80を貫通し、第2アーム80を揺動可能に支持する第一揺動軸72が設けられている。
また、前端側には、第2アーム80の揺動を規制する規制手段73が設けられており、第2アーム80が適切な揺動範囲で、揺動するようになっている。
また、前記第2アーム80を揺動状態から復帰させる付勢手段74が設けられており、揺動状態の第2アーム80を元の位置に復帰させることができる。
前記揺動検出手段(肩位置検出手段)64は、第1アーム70のスリット78の内部で対向するように設けられている。第2アーム80が、前記スリット78内で揺動することによって、光センサの発光部と受光部の間を通り、オンとオフが切り替わり、第2アーム80の揺動を検出できるようになっている。
また、昇降機構の昇降動作によって身体の起伏に沿って第2アーム80を揺動させ、身体の起伏を検出するので、肩位置のみに限らず、臀部や腰、背中等の位置検出も行うことができる。
クランクロッド76aの端部は、球状となっており、第1アーム70の球状座79と嵌合することで、前記クランクロッド76aからの叩きマッサージ動作を伝達することが可能となっている。
叩きマッサージ動作を伝達するクランクロッド76aを第1アームの後端側に設けた球状座79に連結させることで、前端部70aに設けられた第2アーム80をてこの原理で大きく叩き動作することができるようになる。
第1アーム70は前述の通り、揉軸71の偏角部(図示せず)に設けられており、揉軸71の回転により揉みマッサージ動作を伝達できるようになっている。
前記揉軸連結部75は、偏角カム75aと、ベアリング75bとで構成されることで、揉軸71と連結され、揉み動作が可能となっている。
具体的には、第2アーム80は、第一施療子支持体82と、強弱調整機構90によって被施療者に対して進退出する第二施療子支持体83を有している。
前記第一施療子支持体82は、前記第一揺動軸72を通す貫通孔84と、前記強弱調整機構90を取付ける第一取付部85と、前記第二施療子支持体83と前記第一施療子81aを同軸上に設けた第二揺動軸86の貫通孔87とを有している。
第一施療子支持体82は、扁平な板材を組合わせて形成されており、前記第一取付部85と第二揺動軸86の貫通孔87は、第二施療子支持体83と対向する前面に設けられており、後面には、強弱調整機構90の配管を通す孔と、前記第一揺動軸72を通す貫通孔84が設けられている。
前記第一取付部85は、第一施療子支持体82の前面に取り付けられており、第一取付部85よりも下方に第二施療子支持体83と第一施療子81aが第二揺動軸86によって取り付けられている。
第二施療子支持体83は、第二揺動軸86の貫通孔87と第二取付部88が前面に設けられており、前記第一施療子支持体82の前面と対向する後面には、前記強弱調整機構90からの駆動力を受ける面が設けられている。
また、第二揺動軸86の貫通孔87は、前記第二施療子支持体83の前面の下方に設けられており、前記第二取付部88は、前記第二施療子支持体83の前面の上方に設けられている。
また、前記強弱調整機構90からの駆動力を受ける面は、第二施療子81bに駆動力を伝達しやすいように、第二取付部88の後面に位置している。
また、第二揺動軸86には、第二施療子支持体83が前記強弱調整機構90によって揺動した状態から復帰するための付勢手段(図示せず)が設けられており、前記強弱調整機構90が動作しない状態では、第一施療子支持体82に沿った状態で保持されている。
また、第二施療子支持体83は、カバー部89を有しており、前記カバー部89は、第二施療子支持体83に設けられており、第二施療子支持体83を覆うような大きさとなっている。
また、前記カバー部89は、第2アーム80と背凭れ部2などの他部材との干渉を防ぐために設けられている。第2アームは、強弱調整機構90を設けることで、左右方向の幅が増えており、背凭れ部2の開口部21と干渉し、強弱調整機構90が擦れて損傷してしまう恐れがあるので、カバー部89を設けることで強弱調整機構90の損傷を防いでいる。
また、前記施療子81は、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを支えて、前記強弱調整機構90によって被施療者側へ背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを押出すことができる。これによって、被施療者に胸を開くようなストレッチ動作を行わすことができる。
前記施療子81は、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと少なくとも一部が前後方向において重なっており、前記マッサージユニット6は、前記施療子81と前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが重なった位置で前記強弱調整機構90を駆動させる。このように構成することで、施療子81は、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを被施療者側へ押出すことが可能となる。
例えば、第一施療子81aと第二施療子81bの距離が変更されてしまうと、第一施療子81aと第二施療子81bが接近した状態となり、掴み動作となるため、施療動作の変更となってしまい、施療中のマッサージ動作の強弱を調整することができない。
このように第一施療子81aと第二施療子81bの距離を保持することで、同一種類のマッサージ動作を強弱調整できるようになる。
また、第一取付部85には、配管を通す孔があり、蛇腹状のエアセル301a(301b)の給排気口がそこから出されている。
前記強弱調整機構90は、前記第一施療子81a側に揺動支点を有しており、エアの給気によって、被施療者側へ揺動を行う。
また、前記蛇腹状のエアセル301a(301b)は、施療用のエアセル(302a等)に比べて小さくなっていることが好ましい。エアセルを小さくすることで、少ないエア量で膨張状態とすることができ、応答速度の速い強弱調整が可能となっている。
前記エア配管の途中には、絞り37aが配置されており、強弱調整機構90の蛇腹状のエアセル301a(301b)へのエアの流入流出量を抑制している。
強弱調整機構90の蛇腹状のエアセル301a(301b)は、他のエアセルに比べて小さいサイズであるため、通常のエアセルと同じ様にエアを入れてしまうと反応速度が速すぎてしまうため、絞り37aを設けてエアの流入流出を抑制している。
また、絞り37a(37b,37c)は流路の途中で単に内径を縮小させた形状となっていてもいいし、内径を徐々に小さくしていくような形状となっていてもよい。
例えば、強弱調整機構90側(エアの流出側)から見た絞り37a(37b,37c)の内径は、単に内径を縮小させた形状とし、給排気装置32側(エア流入側)から見た絞り37a(37b,37c)の内径は、強弱調整機構90に向かって徐々に小さくしていくような形状とした場合は、エアの流入は、エアの流出に比べて早く、エアの流出は、エアの流入に比べて遅いといった変化を付けることができる。
図8は、椅子型マッサージ機1の背凭れ部2と、肩エアセルL304a,肩エアセルR304bと、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと、施療子81と、開口部21が示されている。また、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの斜線部は、施療範囲を示しており、施療子81の斜線部は、施療範囲を示している。
図8aは、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの施療範囲と施療子81の施療範囲が重なっていない時の図である。
図8bは、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの施療範囲と施療子81の施療範囲が重なっている時の図である。
前記マッサージユニット6は、施療子81と、前記施療子81を進退出させる強弱調整機構90とを有している。
また、左右一対の施療部は、背凭れ部2に設けられた背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bである。背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bは、背凭れ部2の開口部21内まで張り出している。また、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの回動支点22は、背凭れ部2の幅方向の外側にある。また、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの施療範囲は、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが、被施療者へ当接している部分である。施療範囲を図8で示すと、斜線部分であり、被施療者の肩付近を押圧するように設置している。
また、前記マッサージユニット6の左右一対の施療子81の施療範囲は、施療子が被施療者に当接する部分である。前記施療子81の施療範囲は、図8aと図8bで示す施療子81の斜線部分が施療範囲となっている。また、マッサージユニット6の施療子81は、昇降機構によって背凭れ部2内を上下するようになっており、位置を変えながら施療を行うことが可能となっている。よって、施療子81の施療範囲は、椅子型マッサージ機1の揉み動作や昇降動作によって、施療子81の位置を変更することが可能となっている。
また、図8aでは、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bとマッサージユニット6の施療子81の施療範囲は重なっておらず、別々の部位を施療している。図8bでは、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bとマッサージユニット6の施療子81の施療範囲が重なっており、一部分において同一箇所を施療している。後述するが、施療範囲が重なった位置では、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの背面に施療子81が位置するようになっている。
このように構成することで、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bをマッサージユニット6の施療子81で開口部21に落ち込まないように支持し、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを膨張させた際に、強弱調整機構90で施療子81を突出させることで、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを被施療者側へ押出すことが可能となる。
背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを駆動させて、肩部を施療し、前記マッサージユニット6で、肩以外の部分を施療することで、複数の身体を施療することが可能である。
図9は椅子型マッサージ機1を被施療者の頭方向から見た状態の図である。また図9には、背凭れ部2と上腕施療部51とマッサージユニット6が示されている。
図9aは、上腕施療部51に設けられた肩エアセルL304a,肩エアセルR304bと背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bとマッサージユニット6の強弱調整機構90が駆動していないときを示す図である。
図9bは、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが駆動しているときを示す図である。
図9cは、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bとマッサージユニット6の強弱調整機構90が駆動しているときを示す図である。
図9dは、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bとマッサージユニット6の強弱調整機構90が収縮し、肩エアセルL304a,肩エアセルR304bが膨張し、被施療者を背凭れ部2側に押し付けているときを示す図である。
椅子型マッサージ機1は、背凭れ部2と、座部3と、マッサージユニット6を有し、前記背凭れ部2は、前記マッサージユニット6が移動するための開口部21を有する背凭れ本体23と、被施療者の背面を施療する施療部を左右一対有しており、前記マッサージユニット6は、施療子81と、前記施療子81を進退出させる強弱調整機構90とを有しており、前記一対の施療部の施療範囲とマッサージユニット6の施療範囲は少なくとも一部が前後方向において重なっており、前記マッサージユニット6は、施療範囲が重なった位置で前記強弱調整機構90を駆動させて、施療子81を進出させている。
被施療者の背面には、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが位置し、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの背面には、マッサージユニット6が位置している。
また、被施療者の上腕部には上腕施療部51が位置し、上腕施療部51には、肩エアセルL304a,肩エアセルR304bが設けられている。
また、マッサージユニット6の施療子81は、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが開口部21に落ち込まないように、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの開口部21まで張り出した部分を支持するように位置している。
また、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの制御は、座部3に設けた制御部31により行われ、制御部31は、電磁弁ロ36bを開閉して、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを膨張収縮させる。
また、図2では、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bは、同じ電磁弁に繋がっているため、同時に膨張収縮を行っているが、これを別々の電磁弁へ繋いで、別々に膨張収縮させてもよい。
また、マッサージユニット6の施療子81は、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの背面に位置し、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを支持した状態で、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bを膨張させることで、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを被施療者に向かって突出させることが可能となっている。また、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bを膨張させ、施療子81を突出させることで、被施療者の胸を持ち上げることが可能となる。
また、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bの制御は、座部3に設けた制御部31により行われており、制御部31は、電磁弁イ36aを開閉して、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bを膨張収縮させる。
図2では、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bは、同じ電磁弁に繋がっているため、同時に膨張収縮を行っているが、これを別々の電磁弁へ繋いで、別々に膨張収縮させてもよい。
また、図9cでは、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bが同時に膨張している。前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bを同時に膨張させることで、胸を開く動作が助長され、さらに胸を開くことが可能となり、胸開きストレッチが可能となる。
このように設けた肩エアセルL304a,肩エアセルR304bの動作は、被施療者を背凭れ部2に押し付けるような動作となり、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302b、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bの膨張により、身体全体が前方へ移動するのを防止できる。
また、肩エアセルL304a,肩エアセルR304bの制御は、座部3に設けた制御部31により行われており、制御部31は、電磁弁二を開閉して肩エアセルL304a,肩エアセルR304bを膨張収縮させる。
また、図2では、肩エアセルL304a,肩エアセルR304bは、同じ電磁弁に繋がっているため、同時に膨張収縮を行っているが、これを別々の電磁弁へ繋いで、別々に膨張収縮させてもよい。
図10aは、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの膨張収縮タイミングを示す図である。
図10bは、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bの膨張収縮タイミングを示す図である。
図10cは、上腕施療部51の肩エアセルL304a,肩エアセルR304bの膨張収縮タイミングを示す図である。
図10のa及び図10のbでは、T1からT2の間に背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bが同じタイミングで膨張収縮している。また、T2からT3の間は、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bは収縮している。
図10のcでは、T1からT2の間は、上腕施療部51の肩エアセルL304a,肩エアセルR304bは収縮している。また、T2からT3の間に、上腕施療部51の肩エアセルL304a,肩エアセルR304bは膨張収縮するようになっている。
制御部31は、電磁弁ロを駆動させることで、図10のaに示す様に、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの膨張収縮を行っている。図10のaのT1からT2の期間であって、エアセルのエアの量がmaxに近づくにつれて、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bは、被施療者の背骨側から体側に向かって扇状に膨張する。背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの膨張によって被施療者の、胸部が押出される。
また、制御部31は、電磁弁イを駆動させることで、図10のbに示す様に、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bの膨張収縮を行っている。図10bのT1からT2の期間であって、エアセルのエアの量がmaxに近づくにつれて、押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bは、マッサージユニット6の第2アームに設けられた施療子81を被施療者に向かって突出させる。
また、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの施療範囲と施療子81の施療範囲は、前後方向において重なり合っているので、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの背面に施療子81が位置する。押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bの膨張によって、施療子81が突出し、施療子81が背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを支持しながら、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを被施療者に向かって突出させる。この動作によって被施療者は、大きく胸を開くストレッチが可能となる。
また、図9のdで示すような動作を行う場合は、以下のような動作で行われている。制御部31は、電磁弁イと電磁弁ロの動作を止め、電磁弁二を駆動させることで、図10のT2からT3に示すように、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bと強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bを収縮した状態にさせて、肩エアセルL304a,肩エアセルR304bを膨張させる。このよう肩エアセルL304a,肩エアセルR304bを膨張させることで、被施療者を前方から押圧し、開いた胸を閉じさせる動作を行なうことが可能となる。
第1ステップと第2ステップを順番に行うことで、胸部を開閉ストレッチを行なうことが可能となり、これを交互に行うことで、被施療者に深呼吸を促すことができる。
図10では、説明のために膨張収縮のタイミングを同期させているが、膨張収縮量、膨張収縮タイミングは任意に決めることが可能であり、図に示す限りではない。
図11aは、マッサージユニット6の左右一対の施療子81を被施療者の背骨方向へ移動させ、マッサージユニット6の左右一対の施療子81と背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの施療範囲が重なっていない際の図である。図11bは、図11aの向きを変更した図である。図11aと図11bでは、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bは被施療者の肩位置を施療し、施療子81は、肩付近の背骨を施療する。また、位置Aは、左右一対の施療子81が背骨付近を施療する位置であり、施療子81同士の間隔が狭い状態である。
図11cは、マッサージユニット6の左右一対の施療子81と背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの施療範囲が重なっている際の図である。図11dは、図11cの向きを変更した図である。また、位置Bは、開口部内まで張り出した背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの端部を支持する位置である。
図11eは、マッサージユニット6の左右一対の施療子81と背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの施療範囲が重なっており、マッサージユニット6の左右一対の施療子81を体側に向けて移動させた際の図である。図11fは、図11eの向きを変更した図である。また、C位置は、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの回動支点22側へ施療子81を移動させた位置である。
前記左右一対の施療子81のA位置からB位置、B位置からC位置への移動は、制御部31によって行われており、揉みモータ62を駆動させることで前記マッサージユニット6の左右一対の施療子81を背凭れ部の左右幅方向に移動させる。また、揉みモータ62を正転逆転させることで、B位置からA位置へ移動させることも可能であるし、A位置とB位置の間を往復させることも可能である。また、B位置からC位置の移動についても同様あり、揉みモータ62を正転逆転させることで、C位置からB位置への移動、C位置とB位置の間を往復させることも可能である。また、A位置、B位置、C位置を連続的に通過して往復させても良いし、どのように動くかは適宜設定可能である。
左右一対の施療子81を近接させることで、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの施療範囲からはずれて、被施療者の背骨側をマッサージすることが可能となる。この際に背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを膨張させることで、肩から背骨付近までをマッサージすることが可能となる。
また、前記一対の施療子81をB位置へ移動させ、電磁弁イと電磁弁ロを駆動させて、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bと背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを膨張させ、被施療者の胸部を開くストレッチを行う。
また、電磁弁イと電磁弁ロを駆動させて、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bと背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを膨張させた状態で、前記左右一対の施療子81をC位置へ移動さる。このように動作させることで、左右一対の施療子81は、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの回動支点22側に近寄っていくことになり、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bは左右一対の施療子81が回動支点22に近寄るにつれて、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが立ちあがる様になる。この様に動作させることで、胸を更に開くことが可能となる。
このように動作させることで、左右一対の施療子81は、背骨側の位置から背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの回動支点22側へ移動し、左右一対の施療子81が回動支点22に近寄るにつれて、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bが立ちあがる様になる。
また、第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ、第2ステップ、第1ステップといった風に繰り返すことで、連続的に胸を開く動作と閉じる動作を行える。
図12は、本発明に係るマッサージユニット6の強弱調整機構90の別実施例を示す図である。
図12aは、強弱調整機構が膨張していないときの図である。
図12bは、本発明に係る強弱調整機構90の別実施例を示す図である。
図12cは、本発明に係る強弱調整機構90の実施例と別発明に係る枠対押出し部130の実施例を組合わせた図である。
マッサージユニット6の枠体100の外側には、外枠体110が設けられている。前記外枠体110は、枠体保持部120と、枠体押出し部130を有している。前記外枠体110は、開口111を有する箱形状となっており、枠体押出し部130を取付ける後壁112と、前記後壁112より所定長さで設けられた外周壁113とを有しており、前記外周壁113は、後壁112と当接する後壁当接端部114と、前記後壁当接端部114と反対の端部である開口端部115を有している。
前記外周壁113の開口端部115は、枠体保持部120を有しており、前記枠体保持部120により前記枠体100が回動可能に保持される。
前記枠体保持部120は、開口端部115に設けられ、枠体回動支軸121と、第一軸保持部材122よりなり、枠体100の上部に設けられた、第二軸保持部材123に枠体回動支軸121を挿入することで、前記枠体100を回動可能に保持している。
前記枠体押出し部130は、エアセルで構成されており、取付部116を支点に扇状に回動を行うことが可能となっている。
このように構成することで、マッサージユニット6の枠体100を被施療者側へ進出させることが可能となっている。
また、この外枠体110と枠体100の間に設けられた枠体押出し部130は、第2アーム部80に設けられた強弱調整機構90と、同時に用いることが可能である。
例えば、図12cに示す様に、枠体押出し部130と第2アーム部80に設けられた強弱調整機構90を同時に駆動させることで、施療子81の被施療者への突出量を増大させることが可能であり、更に強い胸開き動作を行うことが可能である。
また、図12では、強弱調整機構90と枠体押出し部130の両方を示しているが、マッサージユニット6ごと前後に突出させる枠体押出し部130のみを用いても、背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを進退出させることが可能である。このため、第2アーム部80の強弱調整機構90を備えていなくてもよい。
図13aは、第二施療子支持体83が、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの背面に位置し、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを支持している状態の図である。
図13bは、第二施療子支持体83が、強弱調整機構90の押出しエアセルL301a,押出しエアセルR301bの膨張によって、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを支持し、被施療者側へ進出させている状態の図である。
前記支持面93は、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの背面に位置し、前記制御部31は、前記支持面93が、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bの施療範囲が重なった位置で前記強弱調整機構90を駆動させる。
前記支持面93を被施療者側へ突出させることで、背裏エアセルを被施療者側へ移動させ、より胸開き動作を行わすことが可能となる。
なお、施療子81のみでも、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを支持して押出しすることが可能であるが、前記一対の施療子81と前記第二施療子支持体83の支持面93と合わせて支持することで、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを安定的に支持し、前記背裏エアセルL302a,背裏エアセルR302bを被施療者へ進出させることが可能となる。
2 背凭れ部
3 座部
4 フットレスト
5 肘掛け部
6 マッサージユニット
21 開口部
23 背凭れ本体
25 背パッド
31 制御部
70 第1アーム
72 第一揺動軸
80 第2アーム
81 施療子
81a 第一施療子
81b 第二施療子
82 第一施療子支持体
83 第二施療子支持体
85 第一取付部
86 第二揺動軸
88 第二取付部
89 カバー部
90 強弱調整機構
302a 背裏エアセルL
302b 背裏エアセルR
Claims (8)
- 背凭れ部と、座部と、マッサージユニットを有し、
前記背凭れ部は、前記マッサージユニットが移動するための開口部を有する背凭れ本体と、被施療者の背面を施療する施療部を左右一対有しており、
前記マッサージユニットは、施療子と、前記施療子を進退出させる強弱調整機構とを有しており、
前記一対の施療部の施療範囲とマッサージユニットの施療範囲は少なくとも一部が前後方向において重なっており、
前記マッサージユニットは、施療範囲が重なった位置で前記強弱調整機構を駆動させて、施療子を進出させることを特徴とする椅子型マッサージ機。 - 前記一対の施療部を駆動させつつ、前記マッサージユニットを昇降動作させて施療動作を行わせることを特徴とする請求項1に記載の椅子型マッサージ機。
- 前記施療部は、エアセルで構成されており、
前記一対の施療部の施療範囲は、前記エアセルが被施療者へ当接する部分であり、
前記マッサージユニットの施療範囲は、施療子が被施療者に当接する部分であり、
前記施療範囲が重なった位置では、前記一対の施療部の背面に施療子が位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の椅子型マッサージ機。 - 前記マッサージユニットは、施療子を背凭れ部の左右幅方向に移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の椅子型マッサージ機。
- 前記施療子の左右幅方向の移動は、少なくとも施療範囲が重なっている位置で行われることを特徴とする請求項4に記載の椅子型マッサージ機。
- 前記背凭れ部は、被施療者を直接支持する背パッドを有しており、前記一対の施療部は、背パッドに設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の椅子型マッサージ機。
- 上腕をマッサージする上腕施療部を有しており、
上腕施療部は、被施療者の上腕部を側方から挟み又は前方から背凭れ部に向かって押圧することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の椅子型マッサージ機。 - 前記椅子型マッサージ機は、制御部を有しており、
前記一対の施療部を駆動させる動作と、前記強弱調整機構を駆動させて施療子を進出させる動作を行なう第1ステップと、
前記一対の施療部の駆動を止める動作と、前記強弱調整機構を駆動させて施療子を後退させる動作と、前記上腕施療部を駆動させる動作を行なう第2ステップと、
前記第1ステップと前記第2ステップを順番に行うことを特徴とする請求項7に記載の椅子型マッサージ機。
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