JP2013183097A - ホール素子 - Google Patents

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美香 海老原
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Abstract

【課題】特性ばらつきの少ないホール素子を提供する。
【解決手段】P型基板7に、平面図で正方形になるN型ウェル6を設ける。ホール素子10の四隅以外には、N型ウェル6の上に絶縁膜5を設け、絶縁膜5の上にはN型ポリシリコン膜8を設ける。ホール素子10の四隅には、N型ウェル6の上部に、N型拡散層1〜4を設ける。絶縁膜5の下のN型ウェル6の上部に空乏層を発生させ、空乏層の下を電流が流れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホール素子に関する。
従来のホール素子について図6を用いて説明する。図6の(A)は従来のホール素子の平面図であり、同(B)は従来のホール素子の平面図におけるYY断面図であり、同(C)は従来のホール素子の平面図におけるZZ断面図である。
ホール素子30ではN型拡散層32とN型拡散層33との間に電源電圧を印加するので、N型拡散層32からN型拡散層33に電流が流れる。この時、ホール素子30を流れる電流の向きと異なる方向の磁界を印加すると、電流及び磁界の双方に対して垂直にホール電流が流れ、ホール電圧を発生する。つまり、N型拡散層31とN型拡散層34との間に、ホール電圧が発生する(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−008883号公報(図17)
ここで、従来の技術では、ホール素子30での電流経路は、P型基板37の最表面であるN型ウェル36の表面に形成される。このN型ウェル36の表面には、ホール素子30の製造プロセスで、洗浄時に発生した汚れ、ゴミ等が付着する。あるいはキズやシリコンとシリコン酸化膜との界面が存在している。そのため、ホール素子30の電流経路は、これらの影響を受けてしまう。また、ホール素子30での電流経路は、N型ウェル36とその上の絶縁膜との間の界面準位の影響も受ける。これらはすべてノイズの元となり、ホール素子30の特性を、ばらつかせる。
本発明は、特性ばらつきの少ないホール素子を提供することをその課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、第一導電型基板と、前記第一導電型基板に設けられる第二導電型ウェルと、前記第二導電型ウェルの上に設けられる絶縁膜と、接地電圧または前記接地電圧よりも低い電圧を印加され、前記絶縁膜の上に設けられるポリシリコン膜と、前記絶縁膜の下の前記第二導電型ウェルの上部に発生する空乏層と、前記第二導電型ウェルの上部で前記第二導電型ウェルの平面図での縁に設けられる、第一の第二導電型拡散層と、前記第二導電型ウェルの上部で前記第二導電型ウェルの平面図での縁に設けられる、第二の第二導電型拡散層と、前記第二導電型ウェルの上部で前記第二導電型ウェルの平面図での縁に設けられ、前記第二の第二導電型拡散層と対面する第三の第二導電型拡散層と、前記第二導電型ウェルの上部で前記第二導電型ウェルの平面図での縁に設けられ、前記第一の第二導電型拡散層と対面する第四の第二導電型拡散層と、を備えることを特徴とするホール素子を提供する。
本発明によれば、ホール素子での電流経路を、第一導電型基板の最表面である第二導電型ウェルの表面に形成せず、絶縁膜の下の第二導電型ウェルの上部に発生する空乏層の下に形成する。よって、ホール素子での電流経路はホール素子の製造プロセスでの洗浄やゴミ等の影響あるいは欠陥や界面準位の影響を受けないので、ホール素子の特性のばらつきが抑制される。
ホール素子を示す図であり、(A)はホール素子の平面図であり、(B)はホール素子の平面図におけるYY断面図であり、(C)はホール素子の平面図におけるZZ断面図である。 ホール素子の回路接続を例示する図である。 ホール素子の回路接続を例示する図である。 エネルギーバンド図であり、(A)はN型ポリシリコン膜の電圧が接地電圧である場合のものであり、(B)はN型ポリシリコン膜の電圧が接地電圧よりも低い基準電圧である場合のものである。 エネルギーバンド図であり、(A)はP型ポリシリコン膜の電圧が接地電圧である場合のものであり、(B)はP型ポリシリコン膜の電圧が接地電圧よりも低い基準電圧である場合のものである。 従来のホール素子を示す図であり、(A)は従来のホール素子の平面図であり、(B)は従来のホール素子の平面図におけるYY断面図であり、(C)は従来のホール素子の平面図におけるZZ断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、ホール素子の構造について説明する。図1はホール素子を示す図であり、(A)はホール素子の平面図であり、(B)はホール素子の平面図におけるYYに沿った断面図であり、(C)はホール素子の平面図におけるZZに沿った断面図である。
P型基板7に、平面図で正方形になるN型ウェル6を設ける。ホール素子10の四隅を除き、N型ウェル6の上に、絶縁膜5を設ける。絶縁膜5の上に、N型ポリシリコン膜8を設ける。ホール素子10の四隅に、N型ウェル6の上部に、N型拡散層1〜4を設ける。ここで、N型拡散層1〜4はN型ウェル6の平面図での縁(四隅)にそれぞれ設けられ、N型拡散層1とN型拡散層4とは対向し、N型拡散層2とN型拡散層3とは対向する。N型拡散層1とN型拡散層4を結ぶ直線は、N型拡散層2とN型拡散層3を結ぶ直線と交叉する。なお、N型ウェル6は、N型拡散層1〜4よりも、不純物濃度は薄く、深い不純物の分布を持つ拡散層である。
次に、ホール素子10の動作について説明する。図2は、ホール素子の回路接続を例示する図である。図3は、ホール素子の回路接続を例示する図である。図4はエネルギーバンド図であり、(A)はN型ポリシリコン膜の電圧が接地電圧である場合のものであり、(B)はN型ポリシリコン膜の電圧が接地電圧よりも低い基準電圧である場合のものである。
図3に示すように、N型拡散層2に電源21の正極端子を接続し、N型拡散層3に電源21の負極端子を接続する。N型ポリシリコン膜8にはN型拡散層2に与える電圧よりも低い電圧が印加できるようにしておく。N型拡散層1とN型拡散層4との間にはホール電圧を測るための電圧計22を設ける。
N型ポリシリコン膜8とN型ウェル6との間に電圧差がないとき、エネルギーバンドは熱平衡状態においてN型ポリシリコン膜8とN型ウェル6との間でフェルミレベルが一致するよう動く。したがって、N型ポリシリコン膜8とN型ウェル6との間で熱平衡状態が生じ、図4(A)のように、絶縁膜5の下のN型ウェル6の上部に多数キャリアである電子の蓄積層が僅かに発生する。従って、この場合N型拡散層2と3の間に流れる電流は表面を流れることになる。
しかし、図3に示す回路により、接地電圧よりも低い基準電圧VREFをN型ポリシリコン膜8に印加すると、この負の基準電圧VREFによって、絶縁膜5の下のN型ウェル6の上部に発生する空乏層の形成を制御できる。具体的には、基準電圧VREFを低くすると、真性フェルミレベルはフェルミレベルに近づいてゆき、図4(B)のように、N型ウェル6の表面に空乏層を形成することができる。電圧を低く(負側に絶対値を大きく)するとそれに伴い空乏層がさらに広がってゆく。この状態ではN型ウェル6の表面には電流の担い手である電子は空乏化によりほとんど存在しないので、N型拡散層2と3の間を流れる電流は表面近傍の空乏層よりも下であって、より深い部分であるN型ウェル6の内部を流れることになる。したがって、磁場があるときに現れるホール電流もN型ウェル6の内部を流れることになり、N型拡散層1とN型拡散層4との間にホール電圧を発生する。ホール電圧は、電圧計22によって測定される。N型ウェル6の内部には、半導体基板表面に存在するような汚れ、ゴミ、キズはなく、界面の影響も受けることがない。このような状態で動作をさせることで、ホール素子の特性を決めるホール電流に影響を与えるノイズが低減され、ばらつきを小さくすることが可能である。
なお、オペアンプとコンパレータと基準電圧生成回路とを、電圧計22の替りに設けても良い。この時、オペアンプは、ホール電圧を増幅する。基準電圧生成回路は、基準電圧を生成する。コンパレータは、増幅後のホール電圧と基準電圧とを比較する。増幅後のホール電圧が基準電圧よりも高いと、コンパレータの出力論理はハイレベルになり、低いと、ローレベルになる。
また、P型ポリシリコン膜をN型ポリシリコン膜8の替りに用いることも可能である。P型ポリシリコン膜を用いた場合のエネルギーバンド図を図5に示す。P型ポリシリコン膜とN型ポリシリコン膜8とでは、フェルミレベルが異なるので、エネルギーバンド図も異なり、図5(A)に示すようにP型ポリシリコン膜とN型ポリシリコン膜8のフェルミレバルが一致する熱平衡状態において、N型ウェルの表面近傍はほぼ空乏状態となっている。したがって、このままホール素子として動作をさせると、ホール電流は空乏層の下である、N型ウェルの内部を流れることになる。そのため、半導体基板表面に存在するような汚れ、ゴミ、キズの影響あるいは酸化膜と半導体の界面の影響を受けることがない。N型ポリシリコン膜を用いた場合と同様に、この場合もホール素子の特性を決めるホール電流に影響を与えるノイズが低減され、ばらつきを小さくすることが可能である。
P型ポリシリコン膜の電位をN型ウェル領域の電位より低くすると、N型ウェル領域の空乏化が進み、さらには表面に反転層が形成される。この状態を示しているのが図5(B)である。この場合、空乏層は表面よりも少し内部に入ったところに形成されている。そのため、ホール電流は空乏層のさらに下の、N型ウェル領域のさらに内部を流れるようになる。このようにP型ポリシリコン膜とN型ウェル領域の間の電位差を制御することでホール電流が流れる深さを制御することが可能である。
10 ホール素子
1〜4 N型拡散層
5 絶縁膜
6 N型ウェル
7 P型基板
8 N型ポリシリコン膜

Claims (4)

  1. 第一導電型の基板と、
    前記基板に設けられた第二導電型のウェルと、
    前記ウェルの表面に設けられた絶縁膜と、
    前記ウェルと同じあるいは前記ウェルよりも低い電位を印加され、前記絶縁膜の上に設けられた第一導電型のポリシリコン膜と、
    前記絶縁膜の下の前記ウェルの上部に発生する空乏層と、
    前記第二導電型ウェルの表面近傍に、前記ポリシリコン膜を挟んで対向して設けられた第二導電型の第1および第4の拡散層と、
    前記第二導電型ウェルの表面近傍に、前記ポリシリコン膜を挟んで対向して設けられた第二導電型の第2および第3の拡散層と、を備え、
    前記第1および第4の拡散層を結ぶ直線と前記第2および第3の拡散層を結ぶ直線とが交叉しているホール素子。
  2. 第一導電型の基板と、
    前記基板に設けられた第二導電型のウェルと、
    前記ウェルの表面に設けられた絶縁膜と、
    前記ウェルよりも低い電位を印加され、前記絶縁膜の上に設けられた第二導電型のポリシリコン膜と、
    前記絶縁膜の下の前記ウェルの上部に発生する空乏層と、
    前記第二導電型ウェルの表面近傍に、前記ポリシリコン膜を挟んで対向して設けられた第二導電型の第1および第4の拡散層と、
    前記第二導電型ウェルの表面近傍に、前記ポリシリコン膜を挟んで対向して設けられた第二導電型の第2および第3の拡散層と、を備え、
    前記第1および第4の拡散層を結ぶ直線と前記第2および第3の拡散層を結ぶ直線が交叉しているホール素子。
  3. 前記第二導電型ウェルは、平面図で正方形である請求項1あるいは2に記載のホール素子。
  4. 前記第1乃至第4の拡散層は、前記ウェルの平面図において四隅にそれぞれ設けられている請求項3記載のホール素子。
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