JP2013183065A - 有機薄膜太陽電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い変換効率を有し、歩留まりが高い有機薄膜太陽電池を提供する。
【解決手段】nを2以上の整数とし、kを1以上n以下の整数とするとき、第k透明電極層と第k金属層の間に第k有機層が介在してなる第k光電変換ユニット、及び第k+1透明電極層と第k+1金属層の間に第k+1有機層が介在してなる第k+1光電変換ユニットが平面上並置されており、前記第k金属層が前記第k+1透明電極層と電気的に接続されており、前記n個の透明電極層が、それぞれ電極端部に前記有機層の方向に沿って鋭角のテーパーを有する有機薄膜太陽電池。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機薄膜太陽電池に関する。
有機薄膜太陽電池は、光信号を電気信号に変換するフォトダイオードや撮像素子、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池に代表されるように、光入力に対して電気出力を示す装置である。中でも太陽電池は、化石燃料の枯渇問題や地球温暖化問題を背景に、クリーンエネルギー源として近年大変注目されてきており、研究開発が盛んに行なわれるようになってきた。
有機薄膜太陽電池は、小面積セルから、特許文献1が開示するような高集積及び大面積のモジュール化傾向にある。
特開昭58−219774号公報
本発明の目的は、高集積化した素子において高い変換効率を有し、歩留まりが高い有機薄膜太陽電池を提供することである。
本発明によれば、以下の有機薄膜太陽電池が提供される。
1.nを2以上の整数とし、kを1以上n以下の整数とするとき、
第k透明電極層と第k金属層の間に第k有機層が介在してなる第k光電変換ユニット、及び第k+1透明電極層と第k+1金属層の間に第k+1有機層が介在してなる第k+1光電変換ユニットが平面上並置されており、
前記第k金属層が前記第k+1透明電極層と電気的に接続されており、
前記n個の透明電極層が、それぞれ電極端部に前記有機層の方向に沿って鋭角のテーパーを有する有機薄膜太陽電池。
2.前記透明電極層の長辺が、短辺に比べて0.1〜1154nm長い1に記載の有機薄膜太陽電池。
3.前記透明電極層の厚みが50〜2000nmである1又は2に記載の有機薄膜太陽電池。
4.前記透明電極層が、非晶質導電性酸化物からなる1〜3のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池。
5.前記透明電極層が、インジウム(In)、亜鉛(Zn)及び酸素(O)を含む非晶質酸化物からなり、前記非晶質酸化物中のインジウム(In)の原子比In/(In+Zn)が0.5〜0.9である1〜4のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池。
6.1〜5のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池が複数同一平面上に二次元配列されている有機薄膜太陽電池モジュール。
本発明によれば、高い変換効率を有し、歩留まりが高い有機薄膜太陽電池が提供できる。
本発明の有機薄膜太陽電池の一実施形態を示す概略断面図である。 透明電極層端部にテーパーを有さない従来の有機薄膜太陽電池と透明電極層端部にテーパーを有する本発明の有機薄膜太陽電池を比較する図である。 透明電極層のテーパー角を示す図である。 透明電極層端部にテーパーを有する本発明の有機薄膜太陽電池が、光電変換層における光路長をより増幅させ、光電変換効率を高めることができることを示す図である。 本発明の有機薄膜太陽電池の他の実施形態を示す概略断面図である。 実施例1で作製した有機薄膜太陽電池と比較例1で作製した有機薄膜太陽電池の概略断面図である。 テーパー角度、透明電極層の厚さ、及び長辺−短編の長さの関係を示す図である。
[有機薄膜太陽電池]
図1は、本発明の有機薄膜太陽電池の一実施形態を示す概略断面図である。
この図に示すように、有機薄膜太陽電池1は、基板100上に並置された第1光電変換ユニット10及び第2光電変換ユニット20を有する。
第1光電変換ユニット10は、基板100上に第1透明電極層12、第1有機層14及び第1金属層16を、この順に積層した構造を有している。また、第2光電変換ユニット20は、基板100上に第2透明電極層22、第2有機層24及び第2金属層26を、この順に積層した構造を有している。
第1透明電極層12及び第2透明電極層22は、それぞれその両端部に第1有機層14及び第2有機層16の方向に沿って鋭角のテーパーを有する透明電極である。そのため、第1透明電極層及び第2透明電極層の断面形状は、基板100側が長辺で、第1有機層14及び第2有機層16側が短辺の台形となる。第1透明電極層12及び第2透明電極層22が正極であるときは、第1金属層16及び第2金属層26は負極であり、第1透明電極層12及び第2透明電極層22が負極であるときは、第1金属層16及び第2金属層26は正極である。
本実施形態において、第1金属層16と第2透明電極層22は電気的に接続されている。透明電極層と金属層は極性が異なるので、第1光電変換ユニット10と第2光電変換ユニット20は直列に接続されている。
有機薄膜太陽電池1は、複数の透明電極層、複数の有機層及び複数の金属層を有するが、これらは同じ材料からなってもよく、異なる材料からなってもよい。
本発明の有機薄膜太陽電池は、透明電極層が電極端部に有機層方向に沿って鋭角のテーパーを有することで、光電変換効率を高めることができる。具体的には、透明電極層の端部のテーパー部分において、基板側から入射した垂直入射光が有機層との界面で屈折し、当該入射光は、金属層において有機層方向に向かって反射する。より多くの入射光を有機層(光電変換層)に向かって反射させることで、光路長を増幅させることができ、吸収する光量が増えて光電変換効率を高めることができる。
また、本発明の有機薄膜太陽電池は、透明電極層の電極端部に有機層方向に沿って鋭角のテーパーを有することで、漏れ電流を防ぐことができる。図2に示すように、透明電極層が端部にテーパーを有さない従来の素子の場合、透明電極層の角部分ではその上に形成した有機層の厚さが他部分よりも相対的に薄くなり、透明電極層と金属層の間の距離が短くなり過ぎて、透明電極層と金属層との間での漏れ電流が発生しやすい。それに対し、本発明の有機薄膜太陽電池では、透明電極層が端部にテーパーを有するので、透明電極層と金属層の間の距離を適宜保つことができ、漏れ電流の発生を防ぐことができる。漏れ電流を抑制することで、光電変換効率の低下を防止する。
さらに、高集積化した素子において、所望の光電変換率に達しない光電変換ユニットを削減できるため、有機薄膜太陽電池の歩留まりを高くすることができる。
透明電極層は、好ましくは長辺と短辺の差が0.1〜1154nmであり、より好ましくは0.1〜866nmである。尚、長辺と短辺の差が0.1〜1154nmとは、テーパー角が60°より大きく90°未満である場合の透明電極層の厚みが50〜2000nmに対応し、長辺と短辺の差が0.1〜866nmとは、テーパー角が60°より大きく90°未満である場合の透明電極層の厚みが80〜1500nmに対応する。
上記の関係は、図7に示される関係図から分かる。
本発明の有機薄膜太陽電池においては、透明電極層の端部が有機層の方向に沿って鋭角のテーパーを有している。ここで、本発明でいう「透明電極層の端部が有機層の方向に沿って鋭角のテーパーを有している」とは、基板と対する透明電極層の上面の長さが下面の長さより短く、透明電極層の端部のテーパーが平面状の傾斜面、又は外側に盛り上がるかもしくは内側にへこんだ曲面状の傾斜面になっていることを意味する。
尚、テーパーが平面状の傾斜面である場合は、テーパー角は透明電極層側面と基板とがなす角θと定義され(図3(1))、テーパーが基板内側にへこんでいる場合は、テーパー角は透明電極層の高さの1/2の位置で引いた接線と透明電極層の上面がなす角θと定義され(図3(2))、テーパーが基板外側に盛り上がっている場合は、テーパー角は透明電極層の高さの1/2の位置で引いた接線と透明電極層の上面の延長線がなす角θと定義される(図3(3))。本発明の有機薄膜太陽電池では、これらテーパー角が鋭角であり、好ましくは60°より大きく90°未満である。
図4に示すように、透明電極層の厚みがおよそ50〜2000nmであって、透明電極層の長辺と短辺の差が0.1〜1154nmの場合には、長辺と短辺の差が1154nm超の場合に比べて、より多くの入射光を金属層から有機層(光電変換層)に向けて反射させることができ、有機層(光電変換層)における光路長をより増幅させて吸収する光量を増大させることで、光電変換効率を高めることができる。
また、長辺と短辺の差が1154nm超の場合には、テーパー角θの角度が小さくなるため、基板と接する透明電極層の端部の厚さが非常に薄くなり、またその領域も広くなる。透明電極の表面抵抗は、その比抵抗に応じて膜厚を適宜調整することにより変化することから、透明電極層の厚さが薄い領域が広いと、透明電極層全体の表面抵抗が高くなるおそれがある。さらに、透明電極層の厚さが極端に薄くなる領域では、層の厚さの連続性が保てずに島状に形成される場合もあり、透明電極層として機能しないこともある。この点からも透明電極層の長辺と短辺の差が0.1〜1154nmの場合が好ましい。
本発明の有機薄膜太陽電池は、光電変換ユニットをn個(nは2以上の整数)含むことができる。
このとき、図5が示すように、有機薄膜太陽電池2では、基板100上に第1光電変換ユニット10、第k+1光電変換ユニット50及び第n光電変換ユニット70が並置されている。kは1以上n−1以下の整数である。
上記第1光電変換ユニット10は基板100上に第1透明電極層12、第1有機層14及び第1金属層16をこの順に積層した構造を有し、第k+1光電変換ユニット50は、基板100上に第k+1透明電極層52、第k+1有機層54及び第k+1金属層56をこの順に積層した構造を有し、第n光電変換ユニット70は、基板100上に第n透明電極層72、第n有機層74及び第n金属層76をこの順に積層した構造を有する。第1透明電極層12から第n透明電極層72までのn個の透明電極層は、それぞれに対応する第1有機層14から第n有機層74の方向に沿って電極端部に鋭角のテーパーを有する。
有機薄膜太陽電池2において、第k光電変換ユニット(図示せず)と第k+1光電変換ユニット50は、第k金属層(図示せず)と第k+1透明電極層52とが電気的に接続されている。同様に、第n−1光電変換ユニット(図示せず)と第n光電変換ユニット70は、第n−1金属層(図示せず)と第n透明電極層72とが電気的に接続されている。
有機薄膜太陽電池2は、複数の透明電極層、複数の有機層及び複数の金属層を有するが、これらは同じ材料からなってもよく、異なる材料からなってもよい。
以下、本発明の有機薄膜太陽電池の各部材について説明する。
[基板]
基板は、機械的、熱的強度を有し、透明性を有するものが好ましい。例えば、ガラス基板及び透明性樹脂フィルムが挙げられる。
透明性樹脂フィルムとしては、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタアクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリプロピレン等が挙げられる。
[透明電極層及び金属層]
透明電極層及び金属層は、公知の正極及び負極の材料をそれぞれ使用できる。当該材料としては、例えば、正極としては、錫ドープ酸化インジウム(ITO)、In−Zn−O系酸化物、フッ素ドープ酸化錫(FTO)、金(Au)、オスミウム(Os),パラジウム(Pd)等の金属が使用でき、負極としては、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、インジウム(In)、カルシウム(Ca)、白金(Pt)、リチウム(Li)等の金属やMg:Ag、Mg:InやAl:Li等の2成分金属系,さらには正極の例示材料が使用できる。
尚、透明電極層は、公知の導電性材料を使用して、蒸着やスパッタリング等の方法で所定の透光性が確保するように形成するとよい。受光面の電極の光透過率は10%以上とすることが望ましい。一対の電極構成の好ましい構成では、電極部の一方が仕事関数の大きな金属を含み、他方は仕事関数の小さな金属を含む。
上記のうち、透明電極層は、好ましくは非晶質膜であり、より好ましくは非晶質導電性酸化物からなる層である。
上記非晶質導電性酸化物からなる層は、好ましくはインジウム(In),亜鉛(Zn)及び酸素(O)を含み、インジウム(In)の原子比In/(In+Zn)が0.5〜0.9の非晶質酸化物(以下、この非晶質導電性酸化物を「In−Zn−O系非晶質導電性酸化物」という。)、非晶質ITO、及びIn−Zn−O系非晶質導電性酸化物にGa,Al,Sn等の第3金属をさらに添加した非晶質酸化物(特開平7−235219号公報参照)等である。
In−Zn−O系非晶質導電性酸化物からなる層は、所定のスパッタリングターゲットを用いたスパッタリング法等によって容易に形成することができる。また、非晶質ITO層は、基板温度を200℃以下にする他は、結晶質ITO膜を成膜する場合と同様にして、各種のスパッタリング法(DCスパッタリング,RFスパッタリング,DCマグネトロンスパッタリング,RFマグネトロンスパッタリング,ECRプラズマスパッタリング,イオンビームスパッタリング等)やイオンプレーティング法等によって成膜することができる。
尚、本発明の有機薄膜太陽電池を構成する透明電極層は、非晶質導電性酸化物からなる層の単層構造でもよく、非晶質導電性酸化物層の他にさらに金属薄膜を有する積層体であってもよい。
透明電極層がIn−Zn−O系非晶質導電性酸化物層であることにより、フォトリソグラフィー等のエッチングによって、電極端部のテーパーを容易に設けることができる。
また、In−Zn−O系非晶質導電性酸化物は、低温プロセスでも高い導電性を有する膜を成膜することができるので、基板が樹脂等の熱に弱い材料であっても成膜が可能である。この特性は、有機薄膜太陽電池のフレキシブル化も可能である。
尚、透明電極層の材料としてはITOが代表的であるが、ITOは化学的に安定すぎるため、フォトリソグラフィー工程におけるエッチングが難しい問題がある。また、基板温度を200℃以上にして成膜されるITOは結晶性であり、特に表面結晶性が高いという性質を有するために、エッチング工程において、基板近傍の膜が表面よりエッチングされ易く、エッチングされたITO電極が逆台形(アンダーカット)になる問題がある。
[有機層(光電変換層)]
有機層は、以下のような層構成をとることができる。
(1)正極側|電荷輸送層/i層(p材料とn材料の混合層)|負極側
(2)正極側|i層/電荷輸送層|負極側
(3)正極側|電荷輸送層/i層/電荷輸送層|負極側
(4)正極側|電荷輸送層/p層/n層|負極側
(5)正極側|p層/n層/電荷輸送層|負極側
(6)正極側|電荷輸送層/p層/n層/電荷輸送層|負極側
(7)正極側|電荷輸送層/p層/n層/バッファー層|負極側
(8)正極側|バッファー層/電荷輸送層/p層/n層/バッファー層|負極側
(9)正極側|バッファー層/電荷輸送層/p層/i層/n層/バッファー層|負極側
電荷輸送層は、電荷を輸送する層であり、例えば(6)の層構成であれば、正極側の電荷輸送層は正孔輸送層であり、負極側の電荷輸送層は電子輸送層である。
電荷輸送層は、その主たる輸送電荷と逆の電荷の輸送をブロックする機能を有することが好ましい。具体的に、電荷発生層(例えばp層及びn層)で生じた正孔を正極へ効率的に移動させるために、正極と電荷発生層の間にある電荷輸送層(正孔輸送層)は、正極側への電子の移動を防止するように構成されることが好ましい。また、負極と電荷発生層の間にある電荷輸送層(電子輸送層)は、電荷発生層で生じた電子を負極へ効率的に移動させるために、負極側への正孔の移動を防止するように構成されることが好ましい。電荷の輸送をブロックする機能を有しない場合、例えば正極側において、正極と電荷発生層の間にある電荷輸送層(正孔輸送層)で、正極側への正孔と電子の移動が起こることにより、正孔と電子の再結合による失活が起こる。同様に負極側において、負極と電荷発生層の間にある電荷輸送層(電子輸送層)で、負極側への電子と正孔の移動が起こることにより、正孔と電子の再結合による失活が起こることが考えられる。
従って、電荷輸送層がその主たる輸送電荷と逆の電荷の輸送をブロックする機能を有することで正孔と電子に再結合による失活を抑制させることができ、効率的に電荷を各電極へ取り出すことが可能となる。
電荷輸送層の材料としては、特に限定されないが、例えば(6)の層構成であれば、正極側の電荷輸送層は正孔輸送層であり、正孔受容体としての機能を有する化合物が好ましく、正孔の移動度が高い材料が好ましい。また、負極側の電荷輸送層は電子輸送層であり、電子受容体としての機能を有する化合物が好ましく、電子の移動度が高い材料が好ましい。
電荷発生層は、光を吸収し電荷(正孔及び電子)を発生させる層であり、例えば電子供与性であるp材料からなる層(p層)、電子受容性であるn材料からなる層(n層)、又はp材料とn材料の混合層(i層)のいずれかである。i層を単独で、又はこれらの層を組み合わせて電荷発生層とすることができる。
p材料は特に限定されないが、正孔受容体としての機能を有する化合物が好ましく、正孔の移動度が高い材料が好ましい。
例えば、N,N’−ビス(3−トリル)−N,N’−ジフェニルベンジジン(mTPD)、N,N’−ジナフチル−N,N’−ジフェニルベンジジン(NPD)、4,4’,4’’−トリス(フェニル−3−トリルアミノ)トリフェニルアミン(MTDATA)等に代表されるアミン化合物、フタロシアニン(Pc)、銅フタロシアニン(CuPc)、亜鉛フタロシアニン(ZnPc)、チタニルフタロシアニン(TiOPc)、ホウ素フタロシアニン(SubPc)等のフタロシアニン錯体、ナフタロシアニン錯体、ベンゾポルフィリン(BP)、オクタエチルポルフィリン(OEP)、白金オクタエチルポルフィリン(PtOEP)、亜鉛テトラフェニルポルフィリン(ZnTPP)等に代表されるポルフィリン錯体が挙げられる。
また、溶液による塗布プロセスを用いる高分子化合物であれば、メトキシエチルヘキシロキシフェニレンビニレン(MEHPPV)、ポリヘキシルチオフェン(P3HT)、シクロペンタジチオフェン‐ベンゾチアジアゾール(PCPDTBT)等の主鎖型共役高分子類、ポリビニルカルバゾール等に代表される側鎖型高分子類等が挙げられる。
n材料は特に限定されないが、正孔供与体としての機能を有する化合物が好ましく、電子の移動度が高い材料が好ましい。
例えば、有機化合物であれば、C60、C70等のフラーレン誘導体、カーボンナノチューブ、ペリレン誘導体、多環キノン、キナクリドン等、高分子系ではCN−ポリ(フェニレン−ビニレン)、MEH−CN−PPV、−CN基又はCF基含有ポリマー、ポリ(フルオレン)誘導体等を挙げることができる。好ましくは、アフィニティ(電子親和力)が小さい材料が好ましい。アフィニティの小さい材料をn層として組み合わせることで充分な開放端電圧を実現することができる。
変換効率の点でフラーレン又はフラーレン誘導体が好ましい。
無機化合物であれば、n型特性の無機半導体化合物を挙げることができる。具体的には、n−Si、GaAs、CdS、PbS、CdSe、InP、Nb,WO,Fe等のドーピング半導体及び化合物半導体、又、二酸化チタン(TiO)、一酸化チタン(TiO)、三酸化二チタン(Ti)等の酸化チタン、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等の導電性酸化物が挙げられる。これらのうちの1種又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。変換効率の点で好ましくは、酸化チタン、特に好ましくは、二酸化チタンを用いる。
i層は上記p材料とn材料の混合層であり、これらの材料を共蒸着して作製することができる。
電荷発生層の厚みは、例えば0.5〜200nmであり、好ましくは1〜100nmであり、より好ましくは2〜50nmである。
一般に、有機薄膜太陽電池は総膜厚が薄いことが多く、そのため正極と負極が短絡し、セル作製の歩留まりが低下することが多い。このような場合には、電極に接するバッファー層を積層することによって短絡を防止することができる。また、電荷移動度を高め、発生した電流を効率よく外部に取り出すためバッファー層を設けるのが好ましい。
バッファー層に好ましい化合物としては、例えば、低分子化合物であれば下記に示すNTCDAに代表される芳香族環状酸無水物等が挙げられ、高分子化合物であればポリ(3,4−エチレンジオキシ)チオフェン:ポリスチレンスルホネート(PEDOT:PSS)、ポリアニリン:カンファースルホン酸(PANI:CSA)等に代表される公知の導電性高分子等が挙げられる。
Figure 2013183065
バッファー層には、励起子が電極まで拡散して失活してしまうのを防止する役割を持たせることも可能である。このように励起子阻止層としてバッファー層を挿入することは、高効率化のために有効である。励起子阻止層は正極側、負極側のいずれにも挿入することができ、両方同時に挿入することも可能である。
この場合、励起子阻止層として好ましい材料としては、例えば有機EL素子用途で公知な正孔障壁層用材料又は電子障壁層用材料等が挙げられる。正孔障壁層として好ましい材料は、イオン化ポテンシャルが充分に大きい化合物であり、電子障壁層として好ましい材料は、電子親和力が充分に小さい化合物である。具体的には有機EL用途で公知な材料であるバソクプロイン(BCP)、バソフェナントロリン(BPhen)等が負極側の正孔障壁層材料として挙げられる。
Figure 2013183065
さらに、バッファー層には、上記n材料として例示した無機半導体化合物を用いてもよい。また、p型無機半導体化合物としてはCdTe、p−Si、SiC、GaAs、WO等を用いることができる。
バッファ層の厚みは、例えば0.1〜200nmであり、好ましくは0.5〜100nmであり、より好ましくは1〜50nmである。
[有機薄膜太陽電池の製造方法]
本発明の有機薄膜太陽電池の透明電極層のテーパーは、透明電極層材料を基板上に一旦成膜して透明導電膜を形成し、この透明導電膜を所定の方法によってウエットエッチング又はドライエッチングすることにより形成することができる。
透明導電膜をウエットエッチングすることによって、端部に有機層方向に沿って鋭角のテーパーを有する透明電極層を形成する場合には、ウエットエッチングの対象となる膜の種類に応じて、例えば下記の要領でエッチングを行うとよい。
透明導電膜上にフォトレジスト膜を形成し、所定の露光用原版を用いての露光及び所定の現像液を用いて現像を行い、透明電極を形成しようとする箇所の透明導電膜上にレジストパターンを形成する。次に、例えば10〜15%HBr水溶液、塩酸と硝酸と水がHCl:HNO:HO=2:1:1(重量比)である溶液等をエッチャントとして用いてウエットエッチングを行う。この後、エッチング後のレジストパターンを所定の剥離液を用いて剥離することにより、端部に有機層方向に沿って鋭角のテーパーを有する透明電極層を形成することがきる。
尚、上記のウエットエッチングでは残渣も残らず、極めて良好にエッチングすることができる。ウエットエッチングによって仮に残渣が生じた場合、当該残渣は突起部を形成することになるので除去するとよい。
各層の膜厚は特に限定されないが、適切な膜厚に設定するとよい。
一般に有機層の励起子拡散長は短いことが知られているため、膜厚が厚すぎると励起子が電荷発生層のヘテロ界面に到達する前に失活してしまうため、光電変換効率が低くなるおそれがある。一方、有機層の膜厚が薄すぎるとピンホール等が発生してしまうため、充分なダイオード特性が得らず、変換効率が低下するおそれがある。
従って、膜厚は通常1nmから10μmの範囲であり、好ましくは3nmから0.2μmの範囲である。
有機有機薄膜太陽電池のいずれの有機層においても、成膜性向上、膜のピンホール防止等のため適切な樹脂や添加剤を使用してもよい。
使用の可能な樹脂としては、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリサルホン、ポリメチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、セルロース等の絶縁性樹脂及びそれらの共重合体、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等の光導電性樹脂、ポリチオフェン、ポリピロール等の導電性樹脂を挙げられる。
また、添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤等が挙げられる。
以下、本発明を、図6に示す有機薄膜太陽電池を有する太陽電池モジュールを以下の方法で製造した実施例を用いて説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
実施例1
(1)透明電極層の作製
インジウム(In)の原子比In/(In+Zn)が0.83であるIn−Zn−O系酸化物の焼結体をスパッタリングターゲットとして用い、DCマグネトロンスパッタリング法によって、75×75×1.1mmのサイズのガラス基板の片面に厚さ300nmのIn−Zn−O系非晶質酸化物膜(Inの原子比In/(In+Zn)=0.8)を成膜した。
当該スパッタリングは、雰囲気をアルゴンガスと酸素ガスとの混合ガス(Ar:O=1000:2.8(体積比))とし、スパッタリング時の真空度を0.2Paとし、DCスパッタ出力を2W/cmとして行った。得られた非晶質酸化物膜の面抵抗を測定したところ、10Ω/□であった。
次に、12%HBr水溶液をエッチャントとして用いたウエットエッチングを実施し、非晶質酸化物膜を幅110μm,長さ37.5mm,ピッチ120μmのストライプ状に2列に亘って加工して、所定本数の透明電極ラインを得た。1列中の透明電極ラインの本数は360本であり、列同士間においては、各透明電極ラインはその長手方向を一致させて直列に配列されている。得られた透明電極ラインのいずれにおいても、その端部(長手方向に延びている端部)はテーパーを有しており、当該テーパーのガラス基板表面とのなす角を電子顕微鏡で観測したところ80°であった。また、透明電極ラインの表面平坦度を走査型原子間力顕微鏡(AFM)を用いて求めたところ10nmであり、極めて平滑であった。
(2)有機薄膜太陽電池モジュールの作製
上記(1)の透明電極ラインを形成した後のガラス基板(以下「透明電極ライン付きガラス基板」という。)について、イソプロピルアルコール中で超音波洗浄を5分間行なった後、UVオゾン洗浄を30分間実施した。洗浄後の透明電極ライン付きガラス基板を真空蒸着装置の基板ホルダーに装着し、まず下部電極(正極)である透明電極ラインが形成されている側の面上に、透明電極を覆うようにして、抵抗加熱蒸着により銅フタロシアニン(CuPc)を成膜した(蒸着速度:1Å/s、膜厚50nm)。CuPcの層はp層として機能する。次に、抵抗加熱蒸着によりCuPcの層上に、膜厚50nmとなるようC60フラーレンを1Å/sで成膜した。C60の層はn層として機能する。C60の層の上に膜厚10nmとなるようバソクプロイン(BCP)を抵抗加熱蒸着により1Å/sで成膜した。BCPの層はバッファー層として機能する。最後に、対向電極(負極)として金属Alを膜厚80nmで蒸着して、有機薄膜太陽電池を作製した。
得られた有機薄膜太陽電池は本発明の有機薄膜太陽電池モジュールを構成するセルの1つであり、有機薄膜太陽電池からなるセルが同一平面状に複数、二次元配列されているものである。
尚、前記の有機薄膜太陽電池モジュールは、透明電極ラインと対向電極(負極)ラインとの平面視上の交差部に有機薄膜太陽電池からなるセルが形成されている。
(3)有機薄膜太陽電池モジュールの駆動試験
上記(2)で作製した有機薄膜太陽電池モジュールに各陽極ライン、負極ラインをそれぞれ電極として用いて測定装置を接続し、擬似太陽光源であるソーラーシミュレータを用いてエアマスAM1.5条件下(光強度(Pin)100mW/cm)で光照射を行い、駆動させて光電変換効率の測定を行った。その結果、作製した有機薄膜太陽電池モジュールの変換効率(η)は1.3%であった。
比較例1
In−Zn−O系酸化物の焼結体を用いて、DCマグネトロンスパッタリング法によって、75×75×1.1mmのサイズのガラス基板の片面に厚さ300nmのIn−Zn−O系非晶質酸化物膜を成膜する代わりに、ガラス基板の温度を200℃以上としながら電子ビーム蒸着法により膜厚200nmの結晶質ITO膜を成膜した他は実施例1と同様にして、透明電極ラインを形成した。得られた透明電極ラインは、その端部がガラス基板表面に対して垂直であった。
上記透明電極ラインを用いた他は実施例1と同様にして、有機薄膜太陽電池モジュールを作製し、評価した。その結果、作製した有機薄膜太陽電池モジュールの変換効率(η)は1.0%であった。
以上のように、本発明の有機薄膜太陽電池,有機薄膜太陽電池モジュールは、透明電極層の端部が有機層の方向に沿って鋭角のテーパーを有しているので、有機層(光電変換層)における光路長を増幅させることができ、光電変換効率を高めることができる。
本発明の有機薄膜太陽電池は、時計、携帯電話及びモバイルパソコン等に使用できる。
1,2 有機薄膜太陽電池
10 第1光電変換ユニット
12 第1透明電極層
14 第1有機層
16 第1金属層
20 第2光電変換ユニット
22 第2透明電極層
24 第2有機層
26 第2金属層
50 第k+1光電変換ユニット
52 第k+1透明電極層
54 第k+1有機層
56 第k+1金属層
70 第n光電変換ユニット
72 第n透明電極層
74 第n有機層
76 第n金属層
100 基板

Claims (6)

  1. nを2以上の整数とし、kを1以上n以下の整数とするとき、
    第k透明電極層と第k金属層の間に第k有機層が介在してなる第k光電変換ユニット、及び第k+1透明電極層と第k+1金属層の間に第k+1有機層が介在してなる第k+1光電変換ユニットが平面上並置されており、
    前記第k金属層が前記第k+1透明電極層と電気的に接続されており、
    前記n個の透明電極層が、それぞれ電極端部に前記有機層の方向に沿って鋭角のテーパーを有する有機薄膜太陽電池。
  2. 前記透明電極層の長辺が、短辺に比べて0.1〜1154nm長い請求項1に記載の有機薄膜太陽電池。
  3. 前記透明電極層の厚みが50〜2000nmである請求項2に記載の有機薄膜太陽電池。
  4. 前記透明電極層が、非晶質導電性酸化物からなる請求項1〜3のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池。
  5. 前記透明電極層が、インジウム(In)、亜鉛(Zn)及び酸素(O)を含む非晶質酸化物からなり、
    前記非晶質酸化物中のインジウム(In)の原子比In/(In+Zn)が0.5〜0.9である請求項1〜4のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の有機薄膜太陽電池が複数同一平面上に二次元配列されている有機薄膜太陽電池モジュール。
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