JP2013182926A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】埋め込みゲート電極とソース・ドレイン領域に接続されるコンタクトとの短絡を防止する。
【解決手段】半導体装置は、半導体基板に形成された活性領域と、活性領域を横切るように半導体基板に形成され、活性領域を第1及び第2の領域に分けるゲートトレンチと、ゲートトレンチの底部側の内面を覆うゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成され、ゲートトレンチの底部側を埋めるゲート電極と、ゲートトレンチの開口側にレセスを残すように、ゲートトレンチ内でゲート電極上に形成されたキャップ絶縁膜と、レセス内に露出する活性領域の側壁を覆うサイドウォールと、活性領域、キャップ絶縁膜及びサイドウォールを覆う層間絶縁膜と、層間絶縁膜を貫いて第1の領域に達する第1のコンタクトと、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に、埋め込みゲート型トランジスタを有する半導体装置及びその製造方法に関する。
関連する半導体装置として、埋め込みゲート型トランジスタをセルトランジスタに用いるDRAM(Dynamic Random Access Memory)がある(例えば、特許文献1参照)。
この半導体装置において、埋め込みゲート型トランジスタは、層間絶縁膜で覆われている。また、埋め込みゲート型トランジスタが備える一対のソース・ドレイン領域の一方は、層間絶縁膜を貫くコンタクトを介してセル容量に電気的に接続されている。
特開2011−192800号公報
埋め込みゲート型トランジスタのソース・ドレイン領域に接続されるコンタクトを形成するため、層間絶縁膜にコンタクトホールが形成される。このとき、コンタクトホールの底面に層間絶縁膜が残存することがないようオーバエッチングが行われる。コンタクトホールの底面に層間絶縁膜が残存すると、後に形成されるコンタクトとソース・ドレイン領域との間の電気的接続を阻害するからである。また、コンタクトとソース・ドレイン領域との間の接触面積を増大させるためであもある。
しかしながら、このオーバエッチングは、埋め込みゲート電極を覆うキャップ絶縁膜等をもエッチングしてしまう。その結果、ゲート電極がコンタクトホール内に露出し、ゲート電極がコンタクトと短絡してしまうおそれがある。
本発明の一実施の形態による半導体装置は、半導体基板に形成された活性領域と、前記活性領域を横切るように前記半導体基板に形成され、前記活性領域を第1及び第2の領域に分けるゲートトレンチと、前記ゲートトレンチの底部側の内面を覆うゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ゲートトレンチの前記底部側を埋めるゲート電極と、前記ゲートトレンチの開口側にレセスを残すように、前記ゲートトレンチ内で前記ゲート電極上に形成されたキャップ絶縁膜と、前記レセス内に露出する前記活性領域の側壁を覆うサイドウォールと、前記活性領域、前記キャップ絶縁膜及び前記サイドウォールを覆う層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜を貫いて前記第1の領域に達する第1のコンタクトと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の他の実施の形態による半導体装置の製造方法は、半導体基板に活性領域を形成し、前記活性領域を横切るように前記半導体基板にゲートトレンチを形成し、前記活性領域を第1及び第2の領域に分け、前記ゲートトレンチの底部側の内面を覆うゲート絶縁膜を形成し、前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成して前記ゲートトレンチの前記底部側を埋め、前記ゲートトレンチの開口側にレセスを残すように、前記ゲートトレンチ内の前記ゲート電極上にキャップ絶縁膜を形成し、前記レセス内に露出する前記活性領域の側壁を覆うサイドウォールを形成し、前記活性領域、前記キャップ絶縁膜及び前記サイドウォールを覆う層間絶縁膜を形成し、前記層間絶縁膜を貫いて前記第1の領域に達する第1のコンタクトホールを形成し、前記コンタクトホールを導電材料で埋め込んで第1のコンタクトを形成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ゲートトレンチの開口側にサイドウォールを設けたことで、容量コンタクトとゲート電極との間の短絡を防止することができる。
(a)は、関連するDRAMにおけるメモリセルレイアウトの一例を示す平面図であり、(b)は、そのA−A’線断面図である。 図1(b)の破線Bで囲まれた範囲を拡大した拡大図である。 (a)は、本発明の第1の実施の形態に係るDRAMの一部を示す平面図であり、(b)は、そのA−A’線断面図である。 図3(b)の破線Bで囲まれた範囲を拡大した拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係るDRAMの製造工程を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)はそのA−A’線断面図である。 図5(a)及び(b)に示す工程に続く工程を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)はそのA−A’線断面図である。 図6(a)及び(b)に示す工程に続く工程を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)はそのA−A’線断面図である。 図7(a)及び(b)に示す工程に続く工程を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)はそのA−A’線断面図、(c)は(b)における破線Cで囲まれた範囲の拡大図である。 図8(a)及び(b)に示す工程に続く工程を説明するための図であって、(a)は平面図、(b)はそのA−A’線断面図である。
まず、本発明が適用される半導体装置の一構成例と、その問題点について説明する。
図1(a)は、関連するDRAMにおけるメモリセルレイアウトの一例(その一部)を示す平面図(一部、透視図)であり、図1(b)は、そのA−A’線断面図である。各図において、左側にメモリセル領域、右側に周辺回路領域が、それぞれ描かれている。なお、図1(a)と図1(b)とは、寸法に関して正確に対応するものではない。また、以下の説明は、主にメモリセル領域に関するものであるため、周辺回路領域の図とは整合しない場合がある。
図1(a)に示すように、半導体基板10には、X方向に対して傾きを有するX’方向に沿って直線的に延在する複数の素子分離領域11が、Y方向に等間隔で配置されている。これにより、互いに隣り合う素子分離領域11の間には、X’方向に沿って直線的に延在する活性領域10aが規定されている。各活性領域10aは、隣接する素子分離領域11により、Y方向に関して他の活性領域10aから電気的に分離されている。素子分離領域11の幅と活性領域10aの幅は同一に形成されている。
また、半導体基板10には、Y方向に沿って直線的に延在する埋め込みワード線(以下、単にワード線という)12及び埋め込みダミーワード線(以下、単にダミーワード線という)12−1が、複数の素子分離領域11及び複数の活性領域10aに跨って配置されている。図には示されていないが、2本のダミーワード線12−1の間に2本のワード線12が位置するように、複数のワード線12と複数のダミーワード線12−1が、X方向に等間隔に配置される。
ワード線12とダミーワード線12−1は、同一の構成及び同一のサイズ(幅)を有する。しかし、前者は、その一部が対応するトランジスタのゲート電極として機能するのに対して、後者は、隣接する2つのトランジスタ間を電気的に分離する素子分離領域として機能する点で異なる。
ここで、トランジスタは、活性領域10aに形成される。活性領域10aは、上述したようにY方向に関して素子分離領域11により絶縁分離されている。また、活性領域10aは、X’方向に関してダミーワード線12−1により分割(絶縁分離)され、複数の独立した島状活性領域を構成する。即ち、各島状活性領域は、一対の素子分離領域11と一対のダミーワード線12−1とによって、その周囲が囲まれている。
各島状活性領域は、その領域を横切る一対のワード線12によって3つ領域に区画される。即ち、各島状活性領域は、その中央に位置し、一対のワード線12間に挟まれたビット線コンタクト接続領域と、その両側に位置し、一対のダミーワード線12−1の各々とそれらに隣接するワード線12との間に挟まれた一対の容量コンタクト接続領域(ソース・ドレイン領域)とに区画される。
一対の容量コンタクト接続領域の一方とビット線コンタクト接続領域、及びそれらの間に位置するワード線12が第1のトランジスタを構成し、一対の容量コンタクト接続領域の他方とビット線コンタクト接続領域、及びそれらの間に位置するワード線12が第2のトランジスタを構成する。ビット線コンタクト接続領域は、第1及び第2の2つのトランジスタに共有されている。
各ビット線コンタクト接続領域の上にはビット線コンタクトプラグ14が設けられている。各ビット線コンタクトプラグ14は、X方向に沿って延在する複数のビット線15のいずれかに接続される。換言すると、各ビット線15は、X方向に並ぶ複数のビット線コンタクトプラグ14に共通に接続される。また、複数のビット線15は、Y方向に等間隔に配置されている。
各容量コンタクト接続領域の上には、バリア膜17b及び容量コンタクトプラグ17cからなる容量コンタクト17が設けられている。また、各容量コンタクト17の上にはキャパシタ21が設けられている。
図1(b)を参照すると、ワード線12及びダミーワード線12−1は、半導体基板10の一面側に同一幅に形成され等間隔に配置された複数のトレンチ12a内に各々埋設形成されている。また、各トレンチ12aには、ワード線12又はダミーワード線12−1の上面を覆うキャップ絶縁膜12eが埋設されている。
キャップ絶縁膜12eを覆うように半導体基板10の一面上に第1層間絶縁膜13が形成されている。ビット線コンタクトプラグ14は、第1層間絶縁膜13を貫いて形成され、互いに隣接する一対のワード線12の間に位置するビット線コンタクト接続領域の上面に接続されている。ビット線15は、ビット線コンタクトプラグ14の上面に接続されるように、ビット線コンタクトプラグ14及び第1層間絶縁膜13の上に積層配置されている。
ビット線15の上には、シリコン窒化膜からなる保護絶縁膜(ビット線キャップ膜)15dが設けられている。保護絶縁膜15d及びビット線15の側壁には、シリコン窒化膜からなるビット線サイドウォール15eが設けられている。また、保護絶縁膜15d及びビット線サイドウォール15eを覆うように、全面にシリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜16が設けられている。
容量コンタクト17は、第2層間絶縁膜16及び第1層間絶縁膜13を貫通して各容量コンタクト接続領域に接続されている。容量コンタクト17の上面に接続するように、第2の層間絶縁膜16の上に容量コンタクトパッド18が設けられている。また、容量コンタクトパッド18を覆うように、全面にシリコン窒化膜からなるストップ窒化膜19が設けられている。
キャパシタ21の下部電極が、ストップ窒化膜19を貫通し、容量コンタクトパッド18に接続されるよう設けられている。下部電極表面を覆うように容量絶縁膜及び上部電極が設けられ、下部電極とともにキャパシタ21を構成している。
キャパシタ21を覆うように、第3層間絶縁膜22が設けられている。周辺回路領域では、第3層間絶縁膜22を貫通し半導体基板10に達する第1のスルーホールを埋設して第1ビアプラグ23が設けられている。第1ビアプラグ23の上面には、第4層間絶縁膜上に形成された配線24が接続されている。配線24を覆うように、保護絶縁膜25が全面に設けられている。
以上のように構成されたDRAMにおいて、図1(b)に双方向矢印で示すように、容量コンタクト17とワード線12との間に短絡が生じる恐れがある。以下、図2を参照して詳述する。
図2は、図1(b)の破線Bで囲まれた範囲を拡大した図である。図示のように、ワード線12は、拡散絶縁膜12b、バリア膜12c、電極膜(ゲート電極)12d及びキャップ絶縁膜12eを含む。ビット線15は、、バリア膜15b、電極膜15c及びビット線キャップ膜15dを含む。また、容量コンタクト17は、バリア膜17bと容量コンタクトプラグ17cとを含む。
容量コンタクト17を形成するため、第2層間絶縁膜16及び第1層間絶縁膜13を貫通し容量コンタクト接続領域に達する容量コンタクトホール17aが形成される。
容量コンタクトホール17aは、キャパシタ21を含む他の構成要素との配置関係から、ワード線12に一部重なるように配置される(図1(a)の容量コンタクトレイアウトパターン17p参照)。また、容量コンタクトホール17aの形成時には、その底部に第1層間絶縁膜13が残存しないように、また接触面積を増加させるためオーバーエッチングが行われる。このため、容量コンタクトホール17aを形成する際に、キャップ絶縁膜12eの一部もエッチングされ、電極膜(ゲート電極)12dが容量コンタクトホール17a内に露出してしまうことがある。そのような状態で、バリア膜17b及び容量コンタクトプラグ17cで容量コンタクトホール17aを埋設し容量コンタクト17を形成すると、容量コンタクト17とワード線12との間に短絡が生じる。
そこで、本発明は、このような容量コンタクト17とワード線12との間の短絡を防ぐことができる構成を持つ半導体装置を提供する。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置(DRAM)について詳細に説明する。なお、上述した関連するDRAMと同一の参照符合を付し、その説明を省略する。
図3(a)は、本実施の形態に係るDRAMの一部を示す平面図(一部透視図)であり、図3(b)はそのA−A’線断面図である。各図において、左側にメモリセル領域、右側に周辺回路領域が、それぞれ描かれている。なお、図3(a)及び図3(b)は、寸法に関して正確に対応するものではない。
図3(a)及び(b)に示すDRAMは、複数のサイドウォール12fを有している点で図1(a)及び(b)に示すDRAMと相違する。複数のサイドウォール12fは、埋め込みワード線12及び埋め込みダミーワード線12−1の上に、その両側に沿うように配置されている。Y方向に並ぶ複数のサイドウォール12fは、素子分離領域11の上で分断されている。
図4は、図3(b)の破線Bで囲まれた範囲を拡大した図である。図4に示すように、ワード線12は、トレンチ12aの開口側にレセス(溝)を残すように形成されている。換言すると、キャップ絶縁膜12eは、その上面が半導体基板10(活性領域10a)の表面よりも下に位置するように形成されている。そして、サイドウォール12fは、トレンチ12a内に露出する活性領域の側面を覆うように形成されている。
サイドウォール12fは、第1層間絶縁膜13(及び第2層間絶縁膜16)のエッチングの際に、耐性を示す材料で形成される。そのような材料として、金属膜、例えば、タングステンを用いることができる。また、チタンナイトライドとタングステンの積層膜を用いてもよい。
サイドウォール12fを設けたことで、第1層間絶縁膜13をエッチングした後のオーバーエッチングの際にエッチング進行が阻止される。これにより、コンタクトホールへのワード線12の露出を防止できる。また、サイドウォール12fとして、金属導電膜を用いることで、容量コンタクト(第1のコンタクト)17と容量コンタクト接続領域(活性領域10a)との間の接触面積を実質的に増大させることができ、コンタクト抵抗を低減することができる。
次に、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明する。
まず、図5(a)及び図5(b)に示すように、半導体基板10に素子分離領域11を形成し、埋め込みワード線12(埋め込みダミーワード線を含む)を形成する。
半導体基板10としては、例えば、P型シリコン基板を用いることができる。
素子分離領域11の形成は、まず、公知のフォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて、半導体基板10に活性領域10aを区画する素子分離溝(トレンチ)を形成する。そして、形成した素子分離溝に絶縁膜を埋め込んで素子分離領域11とする。素子分離溝を埋める絶縁膜としては、HDP−CVD(High Density Plasma-Chemical Vapor deposition)による酸化膜やSOG(Spin On Grass)膜を用いることができる。
埋め込みワード線12の形成に先立って、公知のイオン注入技術を用いて活性領域10aに低濃度不純物拡散層を形成する。低濃度不純物拡散層の一部は、後に形成されるトランジスタのソース・ドレインの一部として機能する。
埋め込みワード線12の形成は、まず、公知のフォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて、半導体基板10にワード線12用のトレンチ(ゲートトレンチ)12aを形成する。それから、形成したトレンチ12aの内表面を覆うように、拡散絶縁膜(ゲート絶縁膜)12bを形成する。続いて、拡散絶縁膜12bの上にバリア膜12cを形成し、バリア膜12c上に電極膜(ゲート電極)12dを形成する。
バリア膜12cと電極膜12dの形成は、これらの膜を一旦全面に形成した後、エッチバックしてトレンチ内に残るようにする。エッチバックは、電極膜12dの上面位置がトレンチ12a内の所定の深さ位置となるように行う。バリア膜12c及び電極膜12dは、たとえば、TiN及びWである。
埋め込みワード線12の上には、キャップ絶縁膜12eが形成される。キャップ絶縁膜12eの形成もまた、キャップ絶縁膜12eを全面に形成した後、エッチバックすることにより行われる。このエッチバックは、キャップ絶縁膜12eの上面位置がトレンチ12a内に位置するように、即ち、半導体基板10(活性領域10a)の表面より下に位置するように、行う。キャップ絶縁膜12eは、たとえば、プラズマ酸化膜である。
以上の結果、図5(a)及び図5(b)に示す状態が得られる。図5(b)に示すように、トレンチ12aの開口側には、キャップ絶縁膜12eの上面を底部とする溝12gが残されている。
次に、図6(a)及び図6(b)に示すように、溝12g内に露出するトレンチの内面(活性領域10aの側面)を覆うサイドウォール12fを形成する。
サイドウォール12fの形成は、まず、全面にその材料膜を形成し、それをエッチバックして、Y方向に沿って延在するライン状のサイドウォールとする。それから、公知のフォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術を用いて、ライン状のサイドウォールを素子分離領域11の上で分断し、各々、活性領域10aに対応するサイドウォール12fとする。
サイドウォール12fの材料膜としては、TiN膜及びW膜の積層膜を用いることができる。これらの膜は導電性を有するため、ライン状のサイドウォールは、Y方向に隣り合う活性領域10aを電気的に接続する。そこで、ライン状のサイドウォールを素子分離領域11の上で分断し、各活性領域10aに対応するサイドウォール12fとする。
次に、図7(a)及び図7(b)を参照する。
サイドウォール12fが形成された半導体基板10の全面に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等により第1層間絶縁膜13を成膜し、その表面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法で平坦化する。
次に、リソグラフィ技術とドライエッチング術とを用い、ビット線15が形成される領域と活性領域10aとの重なり合う部分に、第1層間絶縁膜13を貫くビット線コンタクトホール14aを形成する。そして、ビット線コンタクトホール14a内に露出する活性領域10aに対して不純物を注入し、高濃度不純物領域(ビット線コンタクト接続領域)を形成する。それから、CVD等の方法を用いて、ビット線コンタクトホール14a内にポリシリコン等の導電材料を充填してビット線コンタクトプラグ14(第2のコンタクト)を形成する。このとき、周辺回路領域では、第1層間絶縁膜13の表面位置とその表面位置を一致させた下層電極膜15aが形成される。
次に、CVD法等により、バリア膜15b、電極膜15c及びビット線キャップ膜15dを順次成膜する。そして、リソグラフィ技術及びドライエッチング技術を用いて、バリア膜15b、電極膜15c及びビット線キャップ膜15dをパターニングし、ビット線15を形成する。
次に、ビット線サイドウォール絶縁膜を形成し、エッチバックしてビット線15及びビット線キャップ膜15dの側面にビット線サイドウォール15eを形成する。
次に、ビット線15を埋設するように、第2層間絶縁膜16を形成する。そして、第2層間絶縁膜16の表面がビット線15の上面と面一となるように、第2層間絶縁膜16の表面をCMP等により平坦化する。
次に、図8a〜図8cを参照する。
リソグラフィ技術とドライエッチング技術を用いて、第2層間絶縁膜16及び第1層間絶縁膜を貫通する容量コンタクトホール17aを形成する。容量コンタクトホール17aの形成には、図8aに示すようにY方向に沿って延在する開口をX方向に複数配列した容量コンタクトレイアウトパターン17pを用いる。容量コンタクトレイアウトパターン17pの開口は、活性領域10aであって、ワード線12ともビット線15とも重ならない領域を含むように設定される。容量コンタクトレイアウトパターン17pを用いた容量コンタクトホール17aの形成位置は、ビット線サイドウォール15eの存在により自己整合的に定まる。
容量コンタクトホール17aの形成の際、オーバーエッチングが行われる。その後形成される容量コンタクトと容量コンタクト接続領域との接触(電気的接続)を確実にするためである。このとき、容量コンタクトホール17aとワード線12とが重なる部分では、図8cから理解されるように、サイドウォール12fによってエッチングが停止する。これにより、容量コンタクト17とワード線12との間の短絡の発生が抑制される。
次に、容量コンタクトホール17a内に露出する活性領域10aに対して不純物を注入し、高濃度不純物領域(容量コンタクト接続領域)を形成する。
次に、CVD法により、バリア膜17bとW(タングステン)膜を順次形成する。そして、これらの膜をCMPにより、ビット線キャップ膜15dが露出するまで平坦化する。これにより、バリア膜17b及びW膜は、各容量コンタクトホール17aに対応して分離される。即ち、W膜からなる容量コンタクトプラグ17cを含む容量コンタクト17が形成される。
容量コンタクト17はサイドウォール12fに接しており、サイドウォールは12fは活性領域10aに接している。また、サイドウォール12fは、図8aから理解されるように、活性領域10aの容量コンタクト17が接していない部分にも接している。これにより、容量コンタクト17と活性領域10aとの実質的な接触面積が拡大され、両者の間の接触抵抗が低減される。
この後は、公知の方法により、図9a及び図9bに示すように、容量コンタクトパッド18、ストップ窒化膜19、キャパシタ21、第3層間絶縁膜22、第1ビアプラグ(配線コンタクト)23、配線24及び保護絶縁膜25を形成する。
以上のようにして、図3に示す半導体装置が完成する。
本実施の形態によれば、容量コンタクトホール17aを形成する際のオーバーエッチングによっても、ワード線12が容量コンタクトホール17a内に露出せず、後に形成される容量コンタクト17とワード線12との間の短絡を防止することができる。
以上、本発明について実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱することなく種々の変形、変更が可能である。特に、各膜の材料や成膜、加工方法は、一例に過ぎず、その目的に応じて種々の材料や方法を用いることができる。
10 半導体基板
10a 活性領域
11 素子分離領域
12 埋め込みワード線
12−1 埋め込みダミーワード線
12a トレンチ
12b 拡散絶縁膜
12c バリア膜
12d 電極膜
12e キャップ絶縁膜
12f サイドウォール
12g 溝
13 第1層間絶縁膜
14 ビット線コンタクトプラグ
14a ビット線コンタクトホール
15,15−1 ビット線
15a 下層電極膜
15b バリア膜
15c 電極膜
15d 保護絶縁膜(ビット線キャップ膜)
15e ビット線サイドウォール
16 第2層間絶縁膜
17 容量コンタクト
17a 容量コンタクトホール
17b バリア膜
17c 容量コンタクトプラグ
17p 容量コンタクトレイアウトパターン
18 容量コンタクトパッド
19 ストップ窒化膜
21 キャパシタ
22 第3層間絶縁膜
23 第1ビアプラグ
24 配線
25 保護絶縁膜

Claims (11)

  1. 半導体基板に形成された活性領域と、
    前記活性領域を横切るように前記半導体基板に形成され、前記活性領域を第1及び第2の領域に分けるゲートトレンチと、
    前記ゲートトレンチの底部側の内面を覆うゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に形成され、前記ゲートトレンチの前記底部側を埋めるゲート電極と、
    前記ゲートトレンチの開口側にレセスを残すように、前記ゲートトレンチ内で前記ゲート電極上に形成されたキャップ絶縁膜と、
    前記レセス内に露出する前記活性領域の側壁を覆うサイドウォールと、
    前記活性領域、前記キャップ絶縁膜及び前記サイドウォールを覆う層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜を貫いて前記第1の領域に達する第1のコンタクトと、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のコンタクトが前記サイドウォールに接していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記サイドウォールが金属膜からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記金属膜がチタンナイトライド及びタングステンの積層膜であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記層間絶縁膜上に形成された容量素子をさらに備え、
    前記第1のコンタクトが前記第1の領域と前記容量素子との間を電気的に接続することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の半導体装置。
  6. 前記第2の領域に接続される第2のコンタクトと、
    前記層間絶縁膜中に設けられ、前記第2のコンタクトに接続されるビット線と、 をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記容量素子をメモリセル容量とするDRAMであることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 半導体基板に活性領域を形成し、
    前記活性領域を横切るように前記半導体基板にゲートトレンチを形成し、前記活性領域を第1及び第2の領域に分け、
    前記ゲートトレンチの底部側の内面を覆うゲート絶縁膜を形成し、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成して前記ゲートトレンチの前記底部側を埋め、
    前記ゲートトレンチの開口側にレセスを残すように、前記ゲートトレンチ内の前記ゲート電極上にキャップ絶縁膜を形成し、
    前記レセス内に露出する前記活性領域の側壁を覆うサイドウォールを形成し、
    前記活性領域、前記キャップ絶縁膜及び前記サイドウォールを覆う層間絶縁膜を形成し、
    前記層間絶縁膜を貫いて前記第1の領域に達する第1のコンタクトホールを形成し、
    前記コンタクトホールを導電材料で埋め込んで第1のコンタクトを形成する、
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1のコンタクトホールが前記ゲートトレンチと重なる部分を持つことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記サイドウォールとして金属膜を用いることを特徴とする請求項8又は9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記金属膜としてチタンナイトライド及びタングステンの積層膜を用いることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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