JP2013182886A - 有機発光表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 密封性が改善された有機発光表示装置を提供する。
【解決手段】 基板と、基板上に位置し、第1電極、有機発光膜及び第2電極の順に積層された積層体を含む有機発光部と、基板及び有機発光部の上側に形成された少なくとも一つの有機膜と、基板及び有機発光部の上側に形成され、有機膜の上側もしくは下側に備えられた少なくとも一つの無機膜と、を備え、前記無機膜が軟化温度を有する有機発光表示装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、有機発光表示装置に係り、さらに詳細には、密封構造を改善した有機発光表示装置に関する。
有機発光表示装置は、視野角、コントラスト、応答速度、消費電力などの側面で特性に優れるため、MP3プレーヤーや携帯電話などの個人用携帯器機からテレビ(TV)に至るまで応用範囲が広がりつつある。
有機発光表示装置は、酸素や水分の浸透によって劣化する特性を持っている。したがって、酸素や水分の浸透を防止するための密封構造を必要とする。
特に、製造工程中に含まれ得る多様な粒子によって密封特性が低下するという問題を解決する必要がある。そして、有機発光表示装置は、フレキシブル表示装置としての使用要求が高いため、屈曲時にも密封特性が破壊されない密封構造を必要とする。
本発明の課題は、密封構造を改善した有機発光表示装置を提供することである。
本発明の一例によれば、基板と、前記基板上に位置し、第1電極、有機発光膜及び第2電極の順に積層された積層体を含む有機発光部と、前記基板及び有機発光部の上側に形成された少なくとも一つの有機膜と、前記基板及び有機発光部の上側に形成され、前記有機膜の上側もしくは下側に備えられた少なくとも一つの無機膜と、を備え、前記無機膜が軟化温度を有する有機発光表示装置が提供される。
本発明の他の特徴によれば、前記有機膜は、少なくとも一つの環境性要素のエッジを取り囲むように前記環境性要素と接して備えられる。
本発明の他の特徴によれば、前記無機膜は、前記環境性要素との間に間隙が存在しないように前記環境性要素と接している。
本発明の他の特徴によれば、前記有機膜は、前記環境性要素のエッジを取り囲むように前記環境性要素と接して備えられる。
本発明の他の特徴によれば、前記無機膜の軟化温度は、前記有機発光膜に含まれた物質の変性温度のうち最小値より低い。
本発明の他の特徴によれば、前記無機膜は、柔軟性が与えられた後、凝固して形成される。
本発明の他の特徴によれば、前記無機膜は、上面が平坦に形成されている。
本発明の他の特徴によれば、前記無機膜は、酸化スズを含む。
本発明の他の特徴によれば、前記有機膜は、上面が平坦に形成されている。
本発明の他の特徴によれば、前記無機膜が前記有機膜の上側に形成される。
本発明の他の特徴によれば、前記無機膜が前記有機膜の下側に形成される。
本発明の他の特徴によれば、前記有機膜または無機膜と前記有機発光部との間に備えられた保護膜をさらに含む。
本発明の他の特徴によれば、前記無機膜の下部面が、非平坦面と平坦面とを含む。
本発明の他の特徴によれば、前記有機膜の下部面は、非平坦面と平坦面とを含む。
前記無機膜は、下記から選ばれる少なくとも一種からなる。
SnO(80wt%)及びP(20wt%);
SnO(90wt%)及びBPO(10wt%);
SnO(20〜50wt%)、SnF(30〜60wt%)及びP(10〜30wt%)(ここで、SnO、SnF及びPの合計重量は100wt%である);
SnO(20〜50wt%)、SnF(30〜60wt%)、P(10〜30wt%)及びNbO(1〜5wt%)(ここで、SnO、SnF、P及びNbOの合計重量は100wt%である);及び
SnO(20〜50wt%)、SnF(30〜60wt%)、P(10−30wt%)及びWO(1〜5wt%)(ここで、SnO、SnF、P及びWOの合計重量は100wt%である)。
本発明の他の特徴によれば、前記無機膜を二つ備え、前記無機膜が前記有機膜の上側と下側に備えられている。
本発明の他の特徴によれば前記有機発光膜に含まれた物質の変性温度の最小値が130〜140℃である。
本発明の他の特徴によれば前記有機膜が、アクリレート系ポリマーを含む。
本発明の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。 図1のII部分についての一例を示す部分断面図である。 図1のIII部分についての一例を示す部分断面図である。 図1のIII部分についての製造過程を示す部分断面図である。 図1のIII部分についての他の一例を示す部分断面図である。 本発明の他の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。 図9のX部分についての一例を示す部分断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態による有機発光表示装置の一部を概略的に示す部分断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。 本発明のさらに他の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。
以下、添付した図面を参照で本発明の望ましい実施形態についてさらに詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による有機発光表示装置を概略的に示す断面図である。図2は、図1のII部分についての部分断面図であり、図3は、図1のIII部分についての部分断面図である。
図1ないし図3から分かるように、基板1の一面に有機発光部2が形成されており、この有機発光部2を有機膜3と無機膜4との積層体が覆うように、前記積層体が基板1上に形成される。
前記基板1は、ガラス材基板であるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、金属またはプラスチックからなる基板であってもよい。前記基板1は、屈曲可能なフレキシブル基板でありうるが、この時、屈曲半径が10cm以下の基板でありうる。
基板1上に形成された有機発光部2は、図2に示したように、第1電極21と第2電極22、及び第1電極21と第2電極22との間に備えられた有機発光膜23の積層体を含む。
図面には図示していないが、前記有機発光部2は、各画素当り一つの画素回路を含み、前記画素回路は、少なくとも一つの薄膜トランジスタ(図示せず)及びキャパシタ(図示せず)を備える。
前記第1電極21は、前記薄膜トランジスタと電気的に連結される。
前記第1電極21と第2電極22とは互いに対向し、有機発光膜23によって互いに電気的な絶縁が保持される。前記第1電極21は、そのエッジが画素定義膜24によって覆われ、画素定義膜24及び第1電極21の上部に有機発光膜23及び第2電極22が形成される。少なくとも前記第2電極22は、画素全体をいずれも覆うように共通電極で形成され、前記第1電極21は、画素ごとに独立した構造で形成される。
第1電極21及び第2電極22は、それぞれアノード及びカソードの機能を行えるが、極性は互いに逆になってもよい。
第1電極21がアノードとして使われる場合、前記第1電極21としては、仕事関数の絶対値の高い物質を使い、第2電極22がカソードとして使われる場合、前記第2電極22としては、仕事関数の絶対値が第1電極21より低いものを使う。第1電極21及び第2電極22の極性が逆になる場合、物質も逆に使われうるということはいうまでもない。以下では、第1電極21がアノードとして、第2電極22がカソードとして使われる場合を説明する。
第1電極21は、ITO、IZO、ZnO、及びInのうち少なくとも一つの透明金属酸化物を含んで形成される。第2電極22は、Al、Ag、Mg及びCrのうち少なくとも一つの金属を含んで形成される。
基板1の方向に画像が具現される背面発光型構造の場合、前記第2電極22の厚さを相対的に厚く形成して基板1方向への発光効率を高める。
有機膜3の方向に画像が具現される前面発光型構造の場合、前記第2電極22の厚さを薄く形成して第2電極22を半透過反射膜とするか、または、第2電極22を前述した物質以外の透明な導電体で形成する。もちろんこの場合には、第1電極21が反射膜をさらに含む。
有機発光膜23は、発光層(EML)を含む複数の有機膜の積層構造で形成する。発光層と第1電極21との間には、正孔輸送層、正孔注入層などが備えられ、発光層と第2電極22との間には電子輸送層、電子注入層などが備えられる。
前記有機発光膜23には、例えば、下記の化合物301、311及び321のうちいずれか一つ以上が含まれうる。
Figure 2013182886
図1ないし図3による実施形態で、前記のような有機発光部2は、有機膜3及び無機膜4が順次積層されてなる積層体によって覆われ、この有機膜3及び無機膜4の積層体によって、前記有機発光部2は外気から遮断されるように密封される。
この時、前記有機膜3及び無機膜4は、仮に環境性要素51または51’が存在した場合に、それらのエッジを取り囲むように、前記環境性要素51または51’と接して備えられる。
前記環境性要素51または51’は、本発明の有機発光表示装置の形成工程で非意図的に付着した粒子であり、有機物及び/または無機物を含む。図3に示した実施形態で、前記環境性要素51または51’は第2電極22上に位置する。図面には図示されていないが、第2電極22内または下部に位置する場合もあり、これによって有機発光部2の上面が所定の屈曲を持つ場合があり得る。
前記環境性要素51または51’は、有機発光部2の形成後には、洗浄などのウェット工程によって除去することができない。
前記環境性要素51または51’は、サイズが1〜5μmであり得るが、小さなサイズの環境性要素51’は有機膜3によって覆われ、大きいサイズの環境性要素51は有機膜3上に露出される。
前記無機膜4は、有機膜3の厚さより大きくて有機膜3によって埋め込まれず、有機膜3上に露出された環境性要素51を覆う。
前記有機膜3は、ポリマー物質でありうる。前記ポリマー物質は、アクリレート系ポリマーを含む。後述するように前記有機膜3は、硬化性前駆体を成膜後にポリマーへと硬化させることによって得られる。したがって、図2に示すように、前記有機膜3の上面301は平坦に形成される。この時、有機膜3の下部面302は画素定義膜24に形成された屈曲に沿うため、平坦でない部分を持つ。このように前記有機膜3は、上面301の平坦な部分と下部面302の平坦でない部分とが互いに対向する。
前記有機膜3は、このように上面301が平坦に形成されているため、図3に示すように、前記環境性要素51と接する境界における厚さt31が、前記環境性要素51から離隔している部分における厚さt32と同じになる。これは、下部面302に図2のような屈曲のある部分を除いては、均一な厚さに形成できるということを意味する。したがって、有機発光部2を全面積に亘って均一に保護する。
前記無機膜4は、有機膜3上に成膜されるが、これによって前記無機膜4は、前記有機膜3と面で互いに接するように備えられる。
前記無機膜4は、低温粘度変化(Low temperature Viscosity Transition:LVT)無機物を含む。
前記無機膜4は、後述するように軟化して流動化した後に凝固して形成されるが、無機膜4の粘度変化温度は、前記有機発光膜23の変性温度より低い。
本明細書において、「軟化温度」とは、前記LVT無機物が固体から液体に完全に変わる温度を意味するものではなく、前記LVT無機物に柔軟性を提供できる最小温度、すなわち、前記LVT無機物の粘度が変化する最小温度を意味する。
LVT無機物の軟化温度は、前記有機発光部13に含まれた物質の変性温度より低い。例えば、前記LVT無機物の軟化温度は、前記有機発光部13に含まれた物質の変性温度のうち最小値より低い。
前記有機発光膜23の変性温度とは、前記有機発光膜23に含まれた物質の物理的変性及び/または化学的変性をもたらす温度を意味し、有機発光膜23に含まれた物質の種類及び数によって、複数存在する。
例えば、前記有機発光膜の変性温度は、有機発光膜23に含まれた有機物のガラス遷移温度Tgを意味する。前記軟化温度及びガラス転移温度は、LVT無機物及び有機発光膜23に含まれた有機物について熱重量分析法(Thermo Gravimetric Analysis:TGA)又は熱機械分析装置 (TMA:Thermo Mechanical Analysis)を行うことで測定される。
前記ガラス転移温度は、例えば、有機発光膜23に含まれた物質について、TGA(Thermo Gravimetric Analysis)、DSC(Differential Scanning Calorimetry)又は熱機械分析装置 (TMA:Thermo Mechanical Analysis)を用いた熱分析(N雰囲気、温度区間:常温〜600℃(10℃/min)−TGA、常温〜400℃−DSC、パンタイプ:使い捨て用アルミニウムパン内の白金パン(TGA)、使い捨て用アルミニウムパン(DSC))を行った結果から導出され、これは当業者が容易に分かるものである。
前記有機発光膜23に含まれた物質の変性温度は、例えば、130℃を超過するが、これに限定されるものではなく、有機発光膜23に含まれた物質について、前述したようなTGA、DSC又はTMA分析により容易に測定できるものである。
前記有機発光部13に含まれた物質の変性温度のうち最小値は、例えば、130℃〜140℃である。例えば、前記有機発光膜23に含まれた物質の変性温度のうち最小値は132℃であるが、これに限定されるものではなく、前記有機発光膜23に含まれた物質の変性温度のうち最小値は、有機発光膜23に含まれた物質について、前述したようなTGA、DSC又はTMA分析によりTgを求めた後、複数ある場合には複数のTgのうち最小値を選択することで定められる。
例えば、前記LVT無機物の軟化温度は、80℃以上、例えば、80℃以上及び132℃未満の範囲でありうるが、これに限定されるものではない。例えば、前記LVT無機物の軟化温度は、例えば、80℃〜120℃または100℃〜120℃でありうるが、これに限定されるものではない。例えば、前記LVT無機物の軟化温度は110℃である。
前記LVT無機物は、1種の化合物からなるか、または2種以上の化合物からなる混合物である。
前記LVT無機物は、酸化スズ(例えば、SnOまたはSnO)を含む。
前記LVT無機物がSnOを含む場合、前記SnOの含量は20重量%〜100重量%である。
例えば、前記LVT無機物は、リン酸化物(例えば、P)、リン酸ホウ素(BPO)、フッ化スズ(例えば、SnF)、酸化ニオブ(例えば、NbO)及び酸化タングステン(例えば、WO)のうち1種以上をさらに含むが、これらに限定されるものではない。
例えば、前記LVT無機物は、
−SnO;
−SnO及びP
−SnO及びBPO
−SnO、SnF及びP
−SnO、SnF、P及びNbO;または
−SnO、SnF、P及びWO
を含むが、これらに限定されるものではない。
例えば、前記LVT無機物は下記の組成を持つが、これらに限定されるのではない。
1)SnO;
2)SnO(80wt%)及びP(20wt%);
3)SnO(90wt%)及びBPO(10wt%);
4)SnO(20〜50wt%)、SnF(30〜60wt%)及びP(10〜30wt%)(ここで、SnO、SnF及びPの合計重量は100wt%である);
5)SnO(20〜50wt%)、SnF(30〜60wt%)、P(10〜30wt%)及びNbO(1〜5wt%)(ここで、SnO、SnF、P及びNbOの合計重量は100wt%である);または
6)SnO(20〜50wt%)、SnF(30〜60wt%)、P(10−30wt%)及びWO(1〜5wt%)(ここで、SnO、SnF、P及びWOの合計重量は100wt%である)。
例えば、前記LVT無機物は、SnO(42.5wt%)、SnF(40wt%)、P(15wt%)及びWO(2.5wt%)を含むが、これらに限定されるものではない。
このような組成で無機膜4を形成する場合、軟化温度を前記有機発光膜23の変性温度より低く保持でき、後述する無機膜についてのヒーリング工程で、無機膜4に形成されうる多くの形態の欠陷をヒーリングする。
前記無機膜4は、図3に示したように、成膜性要素52を含む。前記成膜性要素52は、無機膜4の成膜工程中に有機膜3上に蒸着された無機物粒子でありうるが、これは、後述するようにヒーリング工程で治されて無機膜4の一部分をなす。
前記無機膜4は、図3に示したように、前記環境性要素51に跨って該要素を超えられるため、その下部面402が平坦でない屈曲を持つ。この時、無機膜4の上面401が平坦に形成される。これは、後述するように無機膜についてのヒーリング工程で、無機膜が流動性を持った後に凝固されるからである。したがって、前記無機膜4は、上面401の平坦な部分と下部面402の平坦でない部分とが互いに対向する。
前記無機膜4は、このように上面401が平坦に形成されているため、図3に示すように、前記環境性要素51と接する境界の厚さt41が前記環境性要素51から離隔している部分の厚さt42と同じになる。これは、下部面402に図3のような屈曲のある部分を除いては均一な厚さに形成されるということを意味する。したがって、有機発光部2を全面積にかけて均一に保護する。
前記無機膜4は、図1に示したように、有機膜3より広い面積で形成されてそのエッジがいずれも基板1と接するようにすることが望ましい。したがって、有機膜3は、無機膜4によって完全に覆われた構造になり、この時、無機膜4が基板1と接しているため無機膜4の基板1との接合特性が向上し、外気の有機発光部2への浸透をさらに堅く遮断する。図面には図示されていないが、前記有機発光部2は、前述したように薄膜トランジスタを含む画素回路をさらに備えることができるので、前記無機膜4は、前記画素回路を構成する膜、例えば、薄膜トランジスタを構成する層のうちいかなる絶縁膜とも接するようにする。例えば、薄膜トランジスタを構成する層のうちゲート絶縁膜の延びた部分と前記無機膜4とが接するようにしてもよい。この場合にも、薄膜トランジスタを構成する絶縁膜が、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコンなどの無機絶縁膜であるため、無機膜4が基板1と接する場合と同一及び/または類似した特性を示す。
前記のような有機膜3及び無機膜4は、下記の方法で製造される。
先ず、図4に示すように、第2電極22上に有機膜3を形成する。この時、第2電極22上には環境性要素51、51’が位置していてもよい。
前記有機膜3を形成する段階は、前記有機膜3に含まれた硬化性前駆体を提供する段階、及び前記硬化性前駆体を硬化させる段階を含む。
前記前駆体は、常温で5〜15cpの粘度を持ち、300℃〜500℃の沸点を持つ前駆体であり、熱硬化性または光硬化性前駆体である。例えば、前記前駆体は、アクリレート系前駆体(モノアクリレート、ジメタクリレート、トリアクリレートなど)を含むが、これらに限定されるものではない。前記硬化性前駆体は、1種の化合物からなるか、または2種以上の互いに異なる化合物の混合物である。
前記硬化性前駆体を有機発光部2上に提供する段階は、フラッシュ蒸発法を用いて行えるが、これに限定されるものではない。
次いで、有機発光部2に提供された硬化性前駆体を、公知の硬化方法を用いて硬化させる。例えば、前記前駆体は、UV(紫外線)硬化、赤外線硬化、レーザー硬化などによって硬化されて有機膜3に成膜されるが、これに限定されるものではない。
前記有機膜3の厚さは、1μmないし5μmである。前記有機膜3の厚さが前述したような範囲を満たす場合、前記有機膜3内に前記環境性要素51または51’の一部以上が埋め込まれることで、無機膜4の屈曲特性の向上に寄与する。
一例によれば、有機発光部2上に、硬化性前駆体として、モノアクリレート、ジメタクリレート、トリアクリレートが約2:7:1の重量比で配合された硬化性前駆体混合物(常温で5〜15cpの粘度を持ち、沸点は300〜500℃)を、フラッシュ蒸着法(成膜速度:約200Å/s/成膜時間:3〜4分)を用いて提供する。この時、前記硬化性前駆体混合物は、有機発光部2に提供されるやいなや直ぐ凝縮されて液相状態で存在するので、前記環境性要素51または51’との間に隙間なく、前記環境性要素51または51’の表面の一部以上は前記硬化性前駆体によって取り囲まれる。次いで、有機発光部2上に提供された硬化性前駆体混合物を、直ぐUV硬化装置(紫外線波長:390nm/光量:500mJ)を用いて硬化させて有機膜3を形成する。
前述したように、前記環境性要素51、51’が1〜5μmであることに鑑みて約4μm厚さの硬化性前駆体を成膜する。硬化性前駆体の場合は、成膜速度が200Å/sのレベルで非常に速いため、4μm厚さの形成に3〜4分ほどかかる。
次いで、前記有機膜3上に予備無機膜4’を成膜する。この予備無機膜4’は、前述したLVT無機物を含む。
前記予備無機膜4’は、前記LVT無機物をスパッタリング、真空蒸着法、低温蒸着法、プラズマ強化化学的気象蒸着法(PCVD)、プラズマイオン支援蒸着法(PIAD)、スリットコーティング法、フラッシュ蒸着法、電子ビームコーティング法またはイオンプレーティング法などの方法で前記有機膜3上に成膜することで形成される。具体的に、SnO−SnF−P−WO組成の無機物をスパッタリング方式により成膜する。スパッタリング方式は、具体的にdual rotary target方式を適用し、基板が動きつつスキャンする方式を使う。12kw、0.4Paのアルゴンプラズマを使え、複数回のスキャン繰り返しで所望の膜厚さが得られる。このように約1μm厚さの予備無機膜4’を成膜する。
前記予備無機膜4’は、図4に示したように、成膜される表面に環境性要素51による屈曲がある場合には、この屈曲に沿って連続的な膜を形成し難く、膜が切れて間隙403を形成する。また成膜の進行中に予備無機膜4’が均一に形成されるものではなく、成膜性要素52がたまにありうる。前記成膜性要素52は、予備無機膜4’と同じ、または類似した組成の無機物からなっている。この成膜性要素52が存在する部分でも前記間隙403は発生する。
また、前記予備無機膜4’は、それ自体にも複数のピンホール404が存在しうる。
前記のような間隙403及びピンホール404は、これらを介して透湿及び/または透気のパスを提供するので、ヒーリング工程を経て前記間隙403及びピンホール404を除去する。
前記ヒーリング工程により、図4に示したように成膜された前記予備無機膜4’について流動性を与えた後で凝固させることで、図3に示したように上面401の平坦な無機膜4に変化させる。
ヒーリング工程は、前記予備無機膜4’をその軟化温度以上に加熱して流動性を与える工程である。前記ヒーリング段階は、前記LVT無機物の軟化温度以上の温度で行われる。例えば、前記ヒーリング段階は、前記LVT無機物の軟化温度以上ないし前記有機発光膜に含まれた物質の変性温度未満の範囲で、前記予備無機膜4’を熱処理することで行われる。他の例として、前記ヒーリング段階は、前記LVT無機物の軟化温度以上ないし前記有機発光膜に含まれた物質の変性温度のうち最小値未満の範囲で、前記予備無機膜4’を熱処理することで行われる。さらに他の例として、前記ヒーリング段階は、LVT無機物の粘度変化温度で行われる。
前記「LVT無機物の軟化温度」は、前記LVT無機物の組成によって異なり、「前記有機発光膜に含まれた物質の変性」は、前記有機発光膜23に使われた物質によって異なるが、LVT無機物の組成及び有機発光膜23に使われた物質の成分によって当業者が容易に認識(例えば、有機発光膜23に含まれた物質についてのTGA、DSC又はTMA分析結果から導出されるTg温度評価など)できる。
例えば、前記ヒーリング段階は、80℃以上及び132℃未満の範囲(例えば、80℃〜120℃または100℃〜120℃の範囲)で1時間〜3時間(例えば、110℃で2時間)前記予備無機膜を熱処理することで行われるが、これらに限定されるものではない。前記ヒーリング段階の温度が前述したような範囲を満たすことで、前記予備無機膜4’のLVT無機物の流動化が可能になり、有機発光膜23の変性が防止される。
このヒーリング工程は、真空、窒素またはアルゴン雰囲気で進むが、IRオーブンを使える。また1〜3時間行われる。
しかし、必ずしもこれらに限定されるものではなく、レーザースキャニングによってヒーリング工程を進める。
このように加熱した後で冷却させれば、図4に示す予備無機膜4’が図3に示す無機膜4の形態に変わりつつ、図4に示す予備無機膜4’の間隙403及びピンホール404に流動化されたLVT無機物が充填され、したがって、間隙403及びピンホール404は自然になくなる。また前記予備無機膜4’内にあった成膜性要素52も流動性を持つようになることで、前記予備無機膜4’が無機膜4に変化する時に自然に無機膜4に吸収される。
前記のようなヒーリング工程は必ずしも1回の工程で終わるものではなく、複数回の段階に分けて行われる。またヒーリング工程後には化学的処理法、プラズマ処理法、酸素を含む高温チャンバ処理法、酸素及び水分を含む高温チャンバ処理法または表面ドーピング法を用いて後処理工程を行える。前記後処理工程によって、前記環境性要素51と前記ヒーリング処理された無機膜4との結合力、及び前記ヒーリング処理された無機膜4内のLVT無機物間の結合力が向上する。
このように図3による実施形態は、有機膜3内に、有機膜3の厚さを超過する環境性要素51が位置する場合にも、有機膜3の上部に位置する無機膜4が堅く形成され、この無機膜4がかえって環境性要素51と緻密に結合されていて環境性要素51による密封破壊の恐れを解消する。また有機膜3を一定厚さ以上に形成した後で無機膜4を形成するため、前記無機膜4を単一膜として密封構造を形成する場合に比べて、工程タクトタイムを著しく短縮させ、これによって量産性を高める。また、このように無機膜4と有機膜3とが互いに接触するように形成される場合、無機膜4の比較的に劣る屈曲特性を有機膜3が補うため、有機膜3と無機膜4との積層体による密封構造の屈曲性が向上する。
図5は、本発明の他の一実施形態を示すものである。図5に示した実施形態で、環境性要素51”は有機膜3上に位置する。この場合にも無機膜4は、前述したヒーリング工程を経つつ上面401が平坦になり、これによって前記無機膜4は、前記環境性要素51”のエッジを取り囲むように前記環境性要素51”と接して備えられる。したがって、有機膜3上に位置する環境性要素51”による損傷を防止する。
図6は、本発明のさらに他の一実施形態を示すものであり、有機膜3を、有機発光部2を覆う第1有機膜31と、無機膜4を覆う第2有機膜32とで構成したものである。前記第1有機膜31と第2有機膜32とは、互いに同じ有機物である。しかし、必ずしもこれらに限定されるものではなく、前記第2有機膜32は耐熱性有機物を使える。もちろんこの場合にも、前記耐熱性有機物の基本組成は、前記第1有機膜31の組成と同一または類似にできる。
前記第2有機膜32の構造は、図6に示したように、無機膜4全体を取り囲むように覆って形成されるが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図7に示すように、第2有機膜32’が無機膜4の上面のみに形成されてもよい。また図8に示すように、第2有機膜32”が無機膜4の上面を含む側面の一部を覆うように形成されてもよい。
前記第2有機膜32、32’、32”は、第1有機膜31と必ずしも同じ方法で形成する必要はなく、スクリーンプリンティングなどの塗布方法で成膜されてもよい。
図6ないし図8に示す構造の第2有機膜32、32’、32”は、無機膜4を外部の衝撃などから保護し、前述したように無機膜4の屈曲特性を補う。
図面には図示されていないが、前記第2有機膜32、32’、32”を覆うように別途の無機膜及び/または無機膜/有機膜の積層体を少なくとも一つ以上さらに成膜できる。この時の無機膜は、前述したLVT無機物を用いたヒーリング工程で形成されたものであるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、シリコン系酸化物及び/またはシリコン系チッ化物及び/またはアルミニウム系酸化物及び/またはアルミニウム系チッ化物などの、無機膜4とは異なる成分の無機物も適用できる。
図9は、本発明のさらに他の一実施形態を示すものであり、図10は、図9のX部分を拡大して示すものである。前記有機発光部2を覆うように無機膜4を先ず形成した後、この無機膜4を覆うように有機膜3を形成する。この場合、前述したように無機膜4が平坦な上面401を持つため、環境性要素51、51’を取り囲むように環境性要素51、51’と緻密に接する。したがって、環境性要素51、51’に関する欠陷の治された緻密なバリアー特性を持つ無機膜4を形成可能になる。この無機膜4を有機膜3が覆って有機膜3の上面301が平坦に形成されるため、無機膜4及び有機膜3積層体のバリアー特性はさらに向上する。前述したように無機膜4は、工程特性上厚く形成され得ないため、無機膜4の外側に環境性要素51、51’が露出されるしかなく、これを再び有機膜3が覆って上面301を平坦にすることで、環境性要素51、51’に起因したバリアー特性の低下を完全に遮断する。また有機膜3は、無機膜4の屈曲特性を向上させる。
図11は、本発明のさらに他の一実施形態を示すものであり、無機膜4は、有機発光部2を覆う第1無機膜41と、有機膜3を覆う第2無機膜42とを含む。前記有機膜3は、第1無機膜41と第2無機膜42との間に位置する。前記第2無機膜42は、第1無機膜41と同じ無機膜でありうる。すなわち、前記第1無機膜41と第2無機膜42とを前述したLVT無機物で形成し、ヒーリング工程により緻密かつ上面の平坦な無機膜に形成する。しかし、本発明は必ずしもこれらに限定されるものではなく、前記第1無機膜41を、前述したLVT無機物を用いてヒーリング工程により形成し、第2無機膜42は、シリコン系酸化物及び/またはシリコン系チッ化物及び/またはアルミニウム系酸化物及び/またはアルミニウム系チッ化物などの、第1無機膜41とは異なる無機物質で形成する。この場合、第1無機膜41と第2無機膜42とのバリアー特性が互いに異なるため、第1無機膜41と第2無機膜42との長短所を互いに補う。
図面には図示していないが、前記第2無機膜42を覆うように別途の有機膜をさらに形成でき、その上にも複数の有機膜/無機膜積層体がさらに形成される。
図12は、本発明のさらに他の実施形態を示すものであり、図3による実施形態で、有機膜3と第2電極22との間に保護膜25がさらに備えられたものである。
前記保護膜25は、有機膜3の形成工程時に第2電極22が損傷することを防止するためのものであり、LiF、リチウムキノレート、Alqなどが使われる。
前記保護膜25は、図4ないし図11による実施形態でいずれも適用されるが、第2電極22上に成膜される。
図13は、本発明のさらに他の実施形態を示すものであり、図1による実施形態で、基板1の下部面に第3有機膜6が成膜されたものである。図13による実施形態は、基板1をガラス材質で形成する場合にさらに有用である。すなわち、基板1をガラス材質で形成する場合には、薄い基板1を使っても屈曲特性が良くない。この時、基板1の下部面に第3有機膜6を成膜すれば、基板1の屈曲特性を高める。例えば、0.1mm厚さのガラス基板の場合に屈曲半径が10cmレベルであるが、その下部面に約5μm厚さのアクリル有機膜をコーティングした場合、屈曲半径2cmレベルで10,000回屈曲時にも割れなくなる。また前記第3有機膜6は、基板1の下部面からの器具的強度を補う役割を行う。前記第3有機膜6は、前述した第1有機膜及び/または第2有機膜と必ずしも同じ材質である必要はない。
このように基板1の下部面に形成した第3有機膜6は、図4ないし図12による実施形態でいずれも適用される。
図14は、本発明のさらに他の実施形態を示すものであり、図1による実施形態で、基板1と有機発光部2との間に第3無機膜7が備えられたものである。前記第3無機膜7は、前述したLVT無機物を用いてヒーリング工程を経て形成する。図面には図示していないが、前記第3無機膜7の上部に薄膜トランジスタ及び/またはキャパシタを含む画素回路部を構成する。この場合、第3無機膜7の緻密なバリアー特性によって有機発光部2の密封特性をさらに向上させる。前記第3無機膜7は、特に基板1がプラスチックで形成される場合のように、基板1自体のバリアー特性が良くない場合に特に有用である。
図14で、前記第3無機膜7が基板1の上面に形成されたことを示したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、前記第3無機膜7は基板1の下部面に形成されてもよく、基板1の側面に形成されてもよい。このように第3無機膜7は、基板1と接するように形成されて基板1自体のバリアー特性を高める。
このような第3無機膜7は、図4ないし図13による実施形態でいずれも適用される。
本発明は、添付した図面に示した一実施形態を参照として説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の保護範囲は、添付した請求範囲のみによって定められねばならない。
本発明は、有機発光表示装置関連の技術分野に好適に用いられる。
3 有機膜
4 無機膜
22 第2電極
24 画素定義膜
51、51’ 環境性要素
52 成膜性要素
301 有機膜の上面
302 有機膜の下部面
401 無機膜の上面
402 無機膜の下部面
t31、t32、t41、t42 厚さ

Claims (18)

  1. 基板と、
    前記基板上に位置し、第1電極、有機発光膜及び第2電極の順に積層された積層体を含む有機発光部と、
    前記基板及び有機発光部の上側に形成された少なくとも一つの有機膜と、
    前記基板及び有機発光部の上側に形成され、前記有機膜の上側もしくは下側に備えられた少なくとも一つの無機膜と、を備え、
    前記無機膜が軟化温度を有する、
    有機発光表示装置。
  2. 前記無機膜は、少なくとも一つの環境性要素のエッジを取り囲むように前記環境性要素と接して備えられた請求項1に記載の有機発光表示装置。
  3. 前記無機膜は、前記環境性要素との間に間隙が存在しないように前記環境性要素と接している請求項2に記載の有機発光表示装置。
  4. 前記有機膜は、前記環境性要素のエッジを取り囲むように前記環境性要素と接して備えられた請求項2又は3に記載の有機発光表示装置。
  5. 前記無機膜の軟化温度は、前記有機発光膜に含まれた物質の変性温度のうち最小値より低い請求項1〜4のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  6. 前記無機膜は、柔軟性が与えられた後、凝固して形成された請求項1〜5のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  7. 前記無機膜は、上面が平坦に形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  8. 前記無機膜は、酸化スズを含む請求項1〜7のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  9. 前記有機膜は、上面が平坦に形成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  10. 前記無機膜が前記有機膜の上側に備えられている請求項1〜9のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  11. 前記無機膜が前記有機膜の下側に備えられている請求項1〜9のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  12. 前記有機膜または無機膜と前記有機発光部との間に備えられた保護膜をさらに含む請求項1〜11のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  13. 前記無機膜の下部面が、非平坦面と平坦面とを含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  14. 前記有機膜の下部面が、非平坦面と平坦面とを含む、請求項1〜13のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  15. 前記無機膜は、下記から選ばれる少なくとも一種からなる請求項1〜14のいずれか1項に記載の有機発光表示装置
    SnO(80wt%)及びP(20wt%);
    SnO(90wt%)及びBPO(10wt%);
    SnO(20〜50wt%)、SnF(30〜60wt%)及びP(10〜30wt%)(ここで、SnO、SnF及びPの合計重量は100wt%である);
    SnO(20〜50wt%)、SnF(30〜60wt%)、P(10〜30wt%)及びNbO(1〜5wt%)(ここで、SnO、SnF、P及びNbOの合計重量は100wt%である);及び
    SnO(20〜50wt%)、SnF(30〜60wt%)、P(10−30wt%)及びWO(1〜5wt%)(ここで、SnO、SnF、P及びWOの合計重量は100wt%である)。
  16. 前記無機膜を二つ備え、前記無機膜が前記有機膜の上側と下側とに備えられている請求項1〜15のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  17. 前記有機発光膜に含まれた物質の変性温度の最小値が130〜140℃である、請求項5〜16のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
  18. 前記有機膜が、アクリレート系ポリマーを含む、請求項1〜17のいずれか1項に記載の有機発光表示装置。
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