JP2013182703A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した忌避効果を発揮し、本体ケースや吸排気カバーに形成されている穴部からのゴキブリの侵入を低減し、本体ケース内部でのゴキブリの定着を抑制するようにした加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱調理器100は、本体ケース1の穴部が形成されている部分及び吸排気カバー5には忌避剤がコーティングされており、穴部66は、穴寸法が5mm未満であるときには部材60の各端部から16mm以上離した位置に形成され、穴寸法が5mm以上であるときには部材60の各端部から40mm以上離した位置に形成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、本体ケース内部へのゴキブリの侵入に対する対策を施した加熱調理器に関するものである。
加熱調理器の1つの例として、たとえば誘導加熱調理器が知られている。この誘導加熱調理器は、外郭を構成する部材として多くの穴部が形成されている本体ケースを備えている。本体ケースに形成されている穴部は、たとえば吸気口や排気口として利用されている。ところで、一般家庭に潜伏しており、誘導加熱調理器などの家電製品に侵入する害虫の1つとしてゴキブリが知られている。ゴキブリは、誘導加熱調理器の本体ケースに形成されている穴部から本体ケース内部に侵入する。誘導加熱調理器の本体ケース内部には、ゴキブリの好む環境になっている箇所が多く存在する。そのような箇所としては、たとえば、雰囲気温度が約30℃であり、本体ケース外部よりも暗く、吸入空気に含まれている脂成分が付着してしまうことが多い制御基板の付近が挙げられる。
ゴキブリが、誘導加熱調理器の本体ケース内部を徘徊したり定着したりすることで、制御基板に実装されている電気的な部品に接触してしまうという事態が発生し得る。そうなると、電気的な導通不良やショートが起こり、誘導加熱調理器が故障してしまう可能性も生じる。そこで、本体ケース内部へのゴキブリの侵入に対する対策を施した加熱調理器が種々考えられている。そのようなものとして、気化蒸散した忌避剤を、ファンによる冷却風を利用して本体ケース内部の隅々まで行き渡らせ、ゴキブリの本体ケース内部への侵入を未然に防止するようにした加熱調理器が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許第4301067号公報(第4−6頁、図1等)
特許文献1に記載されているような加熱調理器では、気化蒸散する忌避剤を使用しているため、忌避効果が長続きしない。忌避効果を長続きさせるためには、忌避剤を交換しなければならず、使用者負担が増加してしまう。また、加熱調理器を使用していない場合、つまりファンが駆動していない場合には、忌避剤を本体ケース内部に行き渡らせることができないので、忌避効果が薄れてしまう。さらに、吸気口から忌避剤が収納されている忌避剤ケースの上流側までは、忌避効果が得られず、ゴキブリが吸気口を介して本体ケース内部に侵入し、定着してしまう可能性がある。またさらに、排気口付近では、忌避剤が本体ケース外部に飛散してしまい、忌避効果が薄れてしまうため、ゴキブリが排気口を介して本体ケース内部に侵入し、定着してしまう可能性がある。
本発明は、以上のような課題のうち少なくとも一つを解決するためになされたもので、安定した忌避効果を発揮し、本体ケースや吸排気カバーに形成されている穴部からのゴキブリの侵入を低減し、本体ケース内部でのゴキブリの定着を抑制するようにした加熱調理器を提供するものである。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱コイルと、上部に開口を有し、前記加熱コイルを収容する本体ケースと、前記本体ケースの上部の開口を覆うトッププレートと、吸排気口が形成され、前記トッププレートの周囲に取り付けられる枠体と、前記吸排気口を覆うようにして前記枠体に取り付けられ、前記吸排気口と連通する複数の穴部が形成されている吸排気カバーと、を備え、前記吸排気カバーには忌避剤がコーティングされており、前記穴部は、穴寸法が5mm未満であるときには前記吸排気カバーの各端部から16mm以上離した位置に形成され、穴寸法が5mm以上であるときには前記吸排気カバーの各端部から40mm以上離した位置に形成されるものである。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱コイルと、上部に開口が、周囲の少なくとも一部に外部と連通する複数の穴部が形成され、前記加熱コイルを収容する本体ケースと、前記本体ケースの上部の開口を覆うトッププレートと、前記トッププレートの周囲に取り付けられる枠体と、を備え、前記本体ケースの前記複数の穴部が形成されている部材には忌避剤がコーティングされており、前記穴部は、穴寸法が5mm未満であるときには前記部材の各端部から16mm以上離した位置に形成され、穴寸法が5mm以上であるときには前記部材の各端部から40mm以上離した位置に形成されるものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、吸排気カバーに忌避剤がコーティングされており、穴部の形成位置が穴部の穴寸法に応じて決定されているので、安定した忌避効果を発揮でき、本体ケース内へ侵入するゴキブリの数を大幅に低減することができ、本体ケース内部でのゴキブリの定着を抑制することができる。
本発明に係る加熱調理器によれば、本体ケースの一部に忌避剤がコーティングされており、穴部の形成位置が穴部の穴寸法に応じて決定されているので、安定した忌避効果を発揮でき、本体ケース内へ侵入するゴキブリの数を大幅に低減することができ、本体ケース内部でのゴキブリの定着を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る加熱調理器の外観の一例を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の断面構成の一例を概略的に示す概略縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の断面構成の他の一例を概略的に示す概略縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の外郭の一部を構成する部材の一例を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の外郭の一部を構成する部材の他の一例を概略的に示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る加熱調理器の外郭の一部を構成する部材の更に別の一例を概略的に示す平面図である。 チャバネゴキブリの体長を説明するための説明図である。 クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ及びワモンゴキブリの体長を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器100の外観の一例を概略的に示す斜視図である。図2は、加熱調理器100の断面構成の一例を概略的に示す概略縦断面図である。図3は、加熱調理器100の断面構成の他の一例を概略的に示す概略縦断面図である。図1〜図3に基づいて、加熱調理器100の構成について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1〜図3には、空気の流れを矢印で表している。
これらの図において、加熱調理器100は、たとえば誘導加熱調理器に適用され、その本体ケース1は、上部に開口を有する矩形状箱体に形成されている。本体ケース1の上部開口は、周囲に枠体3が取り付けられたトッププレート2によって覆われている。トッププレート2は、耐熱強化ガラスより構成され、その裏面には内部が見えないように印刷が施されている。また、トッププレート2の表面には、例えば、被加熱物である調理容器(たとえば、図1に示す鍋50)を加熱する位置を示す円形の加熱部H1、H2、H3が印刷等の方法で表示されている。
トッププレート2の前側の枠体3には、上面操作部4が設けられている。その上面操作部4は、たとえば、加熱部H1、H2にそれぞれ対応して設けられた火力設定用操作部と、グリルの加熱を操作するグリル用操作部からなっている。図1及び図2に示す例では、トッププレート2の後ろ側の枠体3に、吸排気カバー5が着脱自在に設けられている場合を示している。つまり、枠体3に吸気口31及び排気口27が形成されており、これらを覆うように吸排気カバー5が設けられているのである。図3に示す例では、トッププレート2の枠体3ではなく、本体ケース1の背面に、吸気口31及び排気口27が形成されている。この場合でも、吸排気カバー5を着脱自在に設けてもよい。
加熱調理器100に吸排気カバー5を設ける場合、吸排気カバー5は、吸気口31及び排気口27を覆うだけでなく、本体ケース1内に、害虫、特にゴキブリが侵入するのを抑制するためにも機能している。すなわち、吸排気カバー5は、本体ケース1及び枠体3と同様に、加熱調理器100に取り付けられた状態においては加熱調理器100の外郭の一部を構成するようになっている。なお、ゴキブリの侵入については、図4〜図6で詳細に説明する。また、図1では、吸排気カバー5に形成されている穴部を図示省略している。
トッププレート2の前面側の中央部には、中央の加熱部H3の動作状態や、グリルの操作手順、動作状態等を表示する中央液晶表示部7と、その加熱部H3の火力を表示する中央火力表示部8が設けられている。また、中央液晶表示部7の左右には、加熱部H1、H2の動作状態をそれぞれ表示する液晶表示部9と、加熱部H1、H2の火力をそれぞれ表示する火力表示部10が設けられている。
本体ケース1の前面には、前後に移動可能なグリル扉11と前面操作部12が設けられている。前面操作部12には、加熱部H1、H2、H3の火力をそれぞれ調節するための火力調節ダイヤルや電源スイッチ等が設けられている。グリル扉11は、図示省略のグリル加熱庫を開閉するものである。このグリル加熱庫は、前面に開口を有する矩形状箱体に形成され、その中にシーズヒーターからなる上ヒーターや下ヒーターが配設されている。そして、グリル加熱庫の前面開口がグリル扉11によって開閉される。
本体ケース1内には、図2に示すように、加熱調理器100の加熱源である加熱コイル21が配置されている。加熱コイル21は、本体ケース1内に水平に設置されたコイルベース23の上面に配置されている。また、本体ケース1内の加熱部H3に対応する位置には、図示省略のラジエントヒーターが配置されている。さらに、本体ケース1の底板には、図示省略のグリル加熱庫、電源基板やインバータ基板が実装された制御基板25が配置されている。
また、本体ケース1の内部には、風路30が形成されている。風路30は、本体ケース1に形成された吸気口31と、本体ケース1の幅方向に吸気口31と並ぶように形成されている排気口27とを連通している。図1及び図2に示す例では、吸気口31及び排気口27が本体ケース1の後部上面に形成されている場合を示している。図3に示す例では、吸気口31及び排気口27が本体ケース1の背面に形成されている場合を示している。
風路30内には、冷却空気を本体ケース1内部に取り込むファン35が設けられている。このファン35は、吸気口31から外部の空気を冷却空気として吸引し、この冷却空気を制御基板25や加熱コイル21に送り込み、排気口27から排出している。なお、風路30は、本体ケース1の内部にダクト等を設置し、ダクトの両端部を吸気口31及び排気口27に連結することで構成するとよい。
図4は、加熱調理器100の外郭の一部を構成する部材60の一例を概略的に示す斜視図である。図5は、加熱調理器100の外郭の一部を構成する部材60の他の一例を概略的に示す平面図である。図6は、加熱調理器100の外郭の一部を構成する部材60の更に別の一例を概略的に示す平面図である。図7は、チャバネゴキブリの体長を説明するための説明図である。図8は、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ及びワモンゴキブリの体長を説明するための説明図である。図4〜図8に基づいて、加熱調理器100の外郭の一部を構成する部材60の作用について詳細に説明する。
なお、図5及び図6では、穴部66を一部省略して図示している。また、図4〜図6に図示している数値の単位はmmである。さらに、図7及び図8には、各ゴキブリのオスメスの最低体長(Lmin)と、最高体長(Lmax)と、を図示している。また、図4〜図6に示す部材60は、たとえば本体ケース1の後部上面又は本体ケース1の背面に設けられる吸排気カバー5や、本体ケース1の構成の一部、枠体3の構成の一部に適用可能になっている。ただし、図4では、部材60を、本体ケース1の後部上面に設けられる吸排気カバー5とした状態を例に示している。図4に示す部材60の略中央部分の線Aは、部材60が吸排気カバー5として適用された場合を想定し、吸気口31に対応する部分5aと、排気口27に対応する部分5bと、を分かりやすくするために便宜的に図示したものであり、実際にはあってもなくてもよい。
部材60は、表面に忌避剤がコーティングされ、本体ケース1の後部上面又は背面に形成されている吸気口31及び排気口27に着脱自在に設けられる吸排気カバー5として適用される。また、部材60は、吸排気カバー5だけでなく、本体ケース1の吸気口31及び排気口27が形成されている部材としても適用される。
部材60は、たとえば溶融亜鉛メッキ鋼板で構成されており、その表面に約1μmの忌避剤がコーティングされている。忌避剤とは、ゴキブリ忌避成分(たとえば、防虫菊の成分であるピレスロイド系化合物等)を含んだ物質のことを意味している。たとえば、バース樹脂にゴキブリ忌避成分とクロメートフリー防錆成分を混合したものを部材60にコーティングするとよい。このように構成された部材60にゴキブリが触れると、ゴキブリが忌避剤により異常行動を起こし、部材60から逃げ出す。部材60に同じゴキブリが数回接触した場合には、そのゴキブリは部材60に寄りつかなくなるので、吸気口31や排気口27から本体ケース1内へ浸入するゴキブリの数を減らすことができる。
部材60には複数の穴部66が形成されている。この穴部66は、部材60を吸排気カバー5として適用する場合は、吸気口31及び排気口27を外気と連通させるために作用し、部材60を本体ケース1の一部として適用する場合は、吸気口31及び排気口27そのものとして作用する。なお、本体ケース1の周囲には、吸気口31及び排気口27以外の穴部も形成されている場合があり、部材60はそのような穴部が形成された部分にも適用可能になっている。
穴部66の形成位置を何ら考慮せずに、穴部66を形成すると、ゴキブリの侵入を容易にしてしまいかねない。そこで、加熱調理器100では、図7及び図8に示すように、日本国内に存在している代表的なゴキブリの身体的特徴を考慮して、穴部66の形成位置を決定した。
一般家庭に潜伏しており、加熱調理器100に侵入するゴキブリの中では、チャバネゴキブリが最小と考えられている。図7から、チャバネゴキブリは、オスメス併せても体長が10.0mmから16.0mmであることが分かっている。そこで、加熱調理器100では、穴部66を部材60の各端部65Aから16mm以上離した位置に形成するようにしている。こうすることで、部材60の各端部65Aから穴部66までの距離がチャバネゴキブリの最高体長よりも長くなり、十分な忌避効果を得られるようにしている。
また、チャバネゴキブリだけを基準に考えれば、穴部66の穴寸法(直径)を5mm未満とすることで、チャバネゴキブリだけでなく、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ及びワモンゴキブリの侵入も大幅に抑制できる。それは、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ及びワモンゴキブリは、チャバネゴキブリよりも大きいからである(図7及び図8参照)。しかしながら、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ及びワモンゴキブリはチャバネゴキブリよりも大きいため、穴部66を部材60の各端部65Aから16mm以上離した位置に形成したとしても忌避効果が十分に発揮することができない。また、吸排気の圧損等を考慮に入れると穴部66の穴寸法を5mm以上にしたい場合もある。
そこで、加熱調理器100では、穴部66の穴寸法を5mm以上としたときには、穴部66を部材60の各端部65Aから40mm以上離した位置に形成するようにしている。こうすることで、部材60の各端部65Aから穴部66までの距離がクロゴキブリ及びヤマトゴキブリの最高体長よりも長くなり、穴部66に到達するまでに忌避剤の上を十分に歩かせることができ、十分な忌避効果を得られるようにしている。また、40mmは、ワモンゴキブリの最高体長よりは短いが、それでも穴部66に到達するまでに忌避剤の上を十分に歩かせることができるので、十分な忌避効果は得られる。
穴部66の穴寸法を5mm以上とすると、穴部66からチャバネゴキブリが容易に侵入できてしまうことになるが、部材60の各端部65Aから穴部66までの距離を40mm以上としているので、チャバネゴキブリが穴部66に到達するまでに忌避剤の上を十分に歩かせることができ、チャバネゴキブリが穴部66に到達しにくいものとなっている。そのため、穴部66の穴寸法を5mm以上としたときは、穴部66を部材60の各端部65Aから40mm以上離した位置に形成することで、クロゴキブリ、ヤマトゴキブリ及びワモンゴキブリだけでなく、チャバネゴキブリに対しても十分な忌避効果が得られる。
以上のように、加熱調理器100によれば、忌避剤がコーティングされている部材60を外郭の一部(たとえば、本体ケース1の一部や吸排気カバー5等)として備え、穴部66の形成位置が穴部66の穴寸法に応じて決定されているので、安定した忌避効果を発揮でき、本体ケース1内へ侵入するゴキブリの数を大幅に低減することができ、本体ケース1内部でのゴキブリの定着を抑制することができる。そのため、ゴキブリが加熱コイル21やファン35、制御基板25などに定着する可能性が低くなり、制御基板25の電気的な部品故障を抑えることができ、長寿命化を図ることが可能になっている。
なお、実施の形態では、加熱コイル21が2つ備えられている場合を例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、加熱コイル21を1つだけ備えたものでもよく、加熱コイル21を3つ以上備えたものでもよい。また、実施の形態では、トッププレート2としてガラスで成型されたガラストップを例に説明したが、これに限定するものではない。たとえば、合成樹脂などで成型したものでトッププレート2を構成するようにしてもよい。
また、実施の形態では、加熱調理器100をビルトイン型(システムキッチン一体型)IHクッキングヒータに用いた場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、据え置き型や卓上型のIHクッキングヒータ等、部材60を適用できる他の加熱調理器に用いても同様の作用効果を有することは言うまでもない。また、穴部66の個数や、穴部66それぞれの大きさ、穴部66それぞれの配置位置などを特に限定するものではない。さらに、忌避剤のコーティングについても特に限定するものではなく、広く普及されている方法によって忌避剤を部材60にコーティングすればよい。
1 本体ケース、2 トッププレート、3 枠体、4 上面操作部、5 吸排気カバー、5a 部分、5b 部分、7 中央液晶表示部、8 中央火力表示部、9 液晶表示部、10 火力表示部、11 グリル扉、12 前面操作部、21 加熱コイル、23 コイルベース、25 制御基板、27 排気口、30 風路、31 吸気口、35 ファン、50 鍋、60 部材、66 穴部、65A 端部、100 加熱調理器、H1 加熱部、H2 加熱部、H3 加熱部。

Claims (5)

  1. 被加熱物を加熱する加熱コイルと、
    上部に開口を有し、前記加熱コイルを収容する本体ケースと、
    前記本体ケースの上部の開口を覆うトッププレートと、
    吸排気口が形成され、前記トッププレートの周囲に取り付けられる枠体と、
    前記吸排気口を覆うようにして前記枠体に取り付けられ、前記吸排気口と連通する複数の穴部が形成されている吸排気カバーと、を備え、
    前記吸排気カバーには忌避剤がコーティングされており、
    前記穴部は、
    穴寸法が5mm未満であるときには前記吸排気カバーの各端部から16mm以上離した位置に形成され、
    穴寸法が5mm以上であるときには前記吸排気カバーの各端部から40mm以上離した位置に形成される
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記吸排気口は、
    前記本体ケースの後部上面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 被加熱物を加熱する加熱コイルと、
    上部に開口が、周囲の少なくとも一部に外部と連通する複数の穴部が形成され、前記加熱コイルを収容する本体ケースと、
    前記本体ケースの上部の開口を覆うトッププレートと、
    前記トッププレートの周囲に取り付けられる枠体と、を備え、
    前記本体ケースの前記複数の穴部が形成されている部材には忌避剤がコーティングされており、
    前記穴部は、
    穴寸法が5mm未満であるときには前記部材の各端部から16mm以上離した位置に形成され、
    穴寸法が5mm以上であるときには前記部材の各端部から40mm以上離した位置に形成される
    ことを特徴とする加熱調理器。
  4. 前記複数の穴部は、
    前記本体ケースの背面に形成され、吸排気口として機能する
    ことを特徴とする請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記忌避剤は、
    防虫菊の成分の一つであるピレスロイド系化合物を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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