JP2013182516A - オーダリングシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】客用伝票を挟むバインダにバインダ識別子を記憶したタグを設ける。また、テーブル識別子を記憶したタグをテーブルに設ける。ハンディターミナルは、注文の入力とバインダ識別子の読み取りが行われた後に仮注文情報送信操作が行われた場合、バインダ識別子と入力された注文内容から成る仮注文通知をコントローラに送信して記憶させる。また、ハンディターミナルは、バインダ識別子とテーブル識別子が読み取られるのに応じて、これらバインダ識別子とテーブル識別子を含む確定注文通知を送信する。コントローラは、受信した確定注文通知と同じテーブル識別子を含む仮注文情報を確定注文情報として登録し調理指示を行う。
【選択図】図4
Description
ただし、特許文献1のオーダーデータ処理装置は、例えば高級店などの客がさほど多くない状況において持ち帰り用の弁当などの注文に対応したものとなっている。このために、待ち客のオーダーメニューに整理番号を付したうえで、この整理番号が印字された整理券を発行して客に渡すという手順により注文したメニューと客との対応をとっている。客は、整理番号と引き替えに注文したメニューを受け取る。
移動端末装置と中央処理装置とを備え、前記移動端末装置は、注文内容を入力する注文入力部と、入力された注文内容が示される伝票とともに客に提供される伝票対応備品を一意に識別する伝票対応備品識別子が記憶され前記伝票対応備品に設けられる伝票対応備品付属タグと通信を行うことにより、前記伝票対応備品識別子を読み取る伝票対応備品識別子読取部と、注文した客が利用するテーブルを一意に識別するテーブル識別子が記憶され前記テーブルに設けられるテーブル付属タグと通信を行うことにより、前記テーブル識別子を読み取るテーブル識別子読取部と、読み取られた前記伝票対応備品識別子と、入力された注文内容とを含む仮注文通知を前記中央処理装置に送信する仮注文通知送信部と、前記テーブル識別子が読み取られるのに応じて、読み取られた前記テーブル識別子と、読み取られた前記伝票対応備品識別子とを少なくとも含む確定注文通知を送信する確定注文通知送信部とを備え、前記中央処理装置は、受信した前記仮注文通知の内容を仮注文情報として記憶部に記憶させ、前記確定注文通知の受信に応じて、受信された前記確定注文通知に含まれる前記伝票対応備品識別子と対応付けられた前記仮注文情報を確定注文情報として新規に登録する注文情報管理部と、登録された前記確定注文情報が示す注文内容の調理を指示する注文指示部とを備える。
以下、本発明の一実施形態によるオーダリングシステムについて図面を参照して説明する。なお、本実施形態のオーダリングシステムは、一例として、レストランとしての飲食店に設置される。
図1および図2は、本発明の実施形態としてのオーダリングシステムの構成例を示している。この図に示すオーダリングシステムは、複数のハンディターミナル100と、コントローラ200と、複数の携帯型プリンタ300と、複数のバインダ400と、プリンタ500と、レジスタ600と、複数のテーブル700を備える。
仮注文通知は、来店はしているが席(テーブル700)の順番待ちをしている客から受けた注文内容の情報を含む。そのうえで、この注文内容が仮のものであることを通知するためのものである。確定注文通知は、自己が格納するバインダ識別子により特定される注文内容の確定を通知するためのものである。
また、ハンディターミナル100は、バインダ400のバインダ付属タグ410とテーブル700のテーブル付属タグ710のそれぞれと通信を行う。
携帯型プリンタ300は、ハンディターミナル100から注文内容が送信されるのに応じて、受信された注文内容を用紙に印字し、これを客用伝票として排出する。
なお、図示しないが、レストラン内に複数のプリンタ500を設けることも可能である。また、コントローラ200との通信を有線方式としたプリンタ500を設けることも可能である。
次に、同じ図1を参照して、本実施形態のオーダリングシステムの動作例について概要的に説明する。
まず、順番待ちの客がいる場合、ホール係の店員は、この順番待ちの客に注文を訊く。このホール係の店員は、順番待ちの客から受けた注文内容を、ハンディターミナル100に対する操作により入力する。これにより、ハンディターミナル100は、注文内容の情報を保持する。そして、注文内容の入力を終えると、ホール係の店員は、ハンディターミナル100を1つのバインダ400のバインダ付属タグ410に近づけ、このバインダ付属タグ410からバインダ識別子の読み取りをハンディターミナル100に実行させる。
コントローラ200は、仮注文通知を受信した場合、この仮注文通知の内容を、仮注文情報として記憶する。
また、店員は、すでに仮注文をした客がまだテーブル700に着く順番を待っている状態で注文内容の訂正を申し出た場合、これに応じて何度でもメニューの訂正入力をハンディターミナル100に対して行うことができる。この訂正入力の操作に応じて、ハンディターミナル100は、バインダ識別子をコントローラ200に送信することで、バインダ識別子に対応付けられて記憶されている仮注文情報をコントローラ200から取得し、訂正可能に表示させる。そして、訂正された注文内容を再び仮注文情報としてコントローラ200に送信する。コントローラ200は、この受信した仮注文情報を記憶する。
この際、案内した客が順番待ちのときにすでに注文をしており、現段階においてその注文内容に変更がなかったとする。この場合、ホール係の店員は、まず、客用伝票を挟んだ状態で渡しておいたバインダ400を客から受け取り、このバインダ400に設けられているバインダ付属タグ410から、ハンディターミナル100にバインダ識別子を読み取らせる。続いて、ホール係の店員は、この客を案内したテーブル700に設けられているテーブル付属タグ710から、ハンディターミナル100にテーブル識別子を読み取らせる。
そして、注文の入力を終えると、ホール係の店員は、新たに用意した1つのバインダ400のバインダ付属タグ410から、ハンディターミナル100にバインダ識別子を読み取らせる。次に、ホール係の店員は、この客を案内したテーブル700に設けられているテーブル付属タグ710から、ハンディターミナル100にテーブル識別子を読み取らせる。
具体的に、ハンディターミナル100は、バインダ識別子の読み取りと、これに続くテーブル識別子の読み取りが完了したのに応じて、確定注文通知を送信する。この確定注文通知は、上記のように読み取ったバインダ識別子とテーブル識別子を含む。
そのうえで、確定注文通知は、注文内容を含まないものと、注文内容を含むものとがある。つまり、前者の場合のように、案内した客が順番待ちのときにすでに注文をしており、現段階においてその注文内容に変更がなかった場合、テーブル700に客が着いた段階でハンディターミナル100に対する注文の入力はない。この場合、ハンディターミナル100は、注文内容の情報を保持しておらず、また、順番待ちのときに受けた注文内容が確定した旨を通知すればよい。そこで、ハンディターミナル100は、注文内容を含まず、バインダ識別子とテーブル識別子を格納した確定注文通知をコントローラ200に送信する。
これに対して、客をテーブル700に案内した段階ではじめて注文を受けたホール係の店員が注文入力の操作を行った場合、ハンディターミナル100は、テーブル識別子の読み取りが完了したタイミングにおいて、操作により入力された注文内容の情報を保持している。そこで、ハンディターミナル100は、注文内容を含む確定注文通知をコントローラ200に送信する。
つまり、受信した確定注文通知が注文内容を含まない場合、コントローラ200は、記憶部に記憶される仮注文情報のうちから、受信した確定注文通知と同じバインダ識別子を含む仮注文情報を、注文内容が確定された確定注文情報に変更して記憶させる。つまり、コントローラ200は、仮注文情報を確定注文情報として新規登録する。
このように確定注文情報の新規登録が行われるのに応じて、コントローラ200は、この確定注文情報が示す注文内容の調理を指示するための調理指示情報をプリンタ500に送信する。
プリンタ500は、受信した調理指示情報に含まれる注文内容を示す調理伝票を印字する。調理係の店員は、このように印字された調理伝票を見て調理を開始する。
この場合にも、コントローラ200は、新規登録された確定注文情報が示す注文内容とともに調理指示をプリンタ500に送信する。
この場合にも、コントローラ200は、変更された確定注文情報が示す注文内容を含む調理指示情報をプリンタ500に送信する。これにより、プリンタ500は変更された注文内容を示す調理伝票を印字し、調理係は変更された注文内容にしたがって調理を行うことができる。
レジスタ600は、受信した確定注文情報を利用しながら、店員の操作に応じて会計処理を実行する。そして、会計が終了するのに応じて、レジスタ600は、バインダ識別子とともに会計が終了した旨の会計終了通知をコントローラ200に対して送信する。コントローラ200は、受信した会計終了通知が含むバインダ識別子と対応付けられた確定注文情報、つまり、先の要求に応答して送信した確定注文情報を消去して登録を解除する。
図2は、ハンディターミナル100の構成例を示している。この図に示すハンディターミナル100は、制御部101、無線通信部102、タグリーダライタ103、携帯型プリンタ対応通信部104、表示部105、操作部106および記憶部107を備える。
制御部101は、例えばCPUやRAMなどを備えて構成され、ハンディターミナル100における各部を制御する。
制御部101は、注文されたメニューの調理指示に対応する機能部として、注文入力部111、仮注文通知送信部112、確定注文通知送信部113および伝票発行指示部114を備える。
仮注文通知送信部112は、タグリーダライタ103により読み取られたバインダ識別子と、操作部106により入力された注文内容とを含む仮注文通知をコントローラ200に送信する。
確定注文通知送信部113は、タグリーダライタ103によりテーブル識別子が読み取られたのに応じて、この読み取られたテーブル識別子と、同じタグリーダライタ103により読み取られたバインダ識別子とを少なくとも含む確定注文通知を送信する。なお、前述のように、確定注文通知は注文内容を含む場合と含まない場合がある。
伝票発行指示部114は、仮注文通知または確定注文通知に応じてハンディターミナル100に入力された注文内容を印字した客用伝票の発行を携帯型プリンタ300に指示する。
なお、制御部101は、例えばCPU(Central Processing Unit)と、その主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)などを備えて構成される。
タグリーダライタ103(請求項におけるバインダ識別子読取部、テーブル識別子読取部に相当)、は、バインダ付属タグ410およびテーブル付属タグ710の各々と通信を行う部位である。
携帯型プリンタ対応通信部104は、携帯型プリンタ300と所定の近距離無線通信方式により通信を実行する部位である。この近距離無線通信方式としては、例えば前述のように赤外線方式やブルートゥース(登録商標)などが採用できる。
図3(a)は、バインダ付属タグ410の構成例を示している。この図に示すバインダ付属タグ410は、制御部411、記憶部412および通信部413を備える。
制御部411は、例えばCPUやRAMなどを備えて構成され、バインダ付属タグ410における各部を制御する。
このバインダ識別子420には、例えばバインダ400ごとに付されたバインダ番号が付与される。また、このバインダ識別子420は、バインダ番号に相当する値とともに、例えばテーブル識別子720と区別するために、バインダ400の識別子であることを示す所定値を含む。
通信部413とタグリーダライタ103との通信によりハンディターミナル100からバインダ識別子420が要求されるのに応じて、制御部411は記憶部412からバインダ識別子420を読み出して通信部413に受け渡す。通信部413は受け渡されたバインダ識別子420を送信する。これにより、ハンディターミナル100によるバインダ識別子420の読み取りが行われる。
制御部711は、例えばCPUやRAMなどを備えて構成され、テーブル付属タグ710における各部を制御する。
このテーブル識別子720には、例えばテーブル700ごとに付されたテーブル番号が付与される。また、このテーブル識別子720は、テーブル番号に相当する値とともに、例えばバインダ識別子420と区別するために、テーブル700の識別子であることを示す所定値を含む。
通信部713とタグリーダライタ103との通信によりハンディターミナル100からテーブル識別子720が要求されるのに応じて、制御部711は記憶部712からテーブル識別子720を読み出して通信部713に受け渡す。通信部713は受け渡されたテーブル識別子720を送信する。これにより、ハンディターミナル100によるテーブル識別子720の読み取りが行われる。
図4は、コントローラ200の構成例を示している。この図に示すコントローラ200は、制御部201、記憶部202および無線通信部203を備える。
制御部201は、注文されたメニューについての調理指示に対応する機能部として、注文情報管理部211と注文指示部212を備える。
前述のように、ハンディターミナル100は注文通知の1つとして仮注文通知を送信する。この仮注文通知は、コントローラ200の無線通信部203にて受信される。注文情報管理部211は、この受信された仮注文通知の内容を仮注文情報として、記憶部202の仮注文情報領域221に記憶させる。
また、注文情報管理部211は、受信された確定注文通知が含んでいたテーブル識別子を仮注文情報に付加することにより確定注文情報を生成する。
注文内容を含む確定注文通知は、ハンディターミナル100に対していったん確定された注文の訂正のための操作が行われた場合、または、テーブルに着いた客からはじめて受けた注文に応じた入力操作を行った場合に送信される。そこで、注文情報管理部211は、確定注文通知が訂正された注文内容を示している場合には、すでに確定注文情報領域222に格納されている確定注文情報について、訂正後の注文内容が反映されるように変更する。つまり、この場合には、確定注文情報の更新登録が行われる。
また、確定注文通知がテーブルに着いた客からはじめて受けた注文に応じて送信されたものである場合、注文情報管理部211は、この受信した確定注文通知の内容を確定注文情報領域222に新規に登録する。この場合にも、確定注文情報が新規登録される。
また、記憶部202においては、仮注文情報領域221と確定注文情報領域222が設定される。これまでの説明から理解されるように、仮注文情報領域221は仮注文情報を記憶するための領域である。
確定注文情報領域222は確定注文情報を記憶するための領域である。この確定注文情報領域222に対する確定注文情報の新規格納、または、格納済みの確定注文情報の内容変更が確定注文情報の登録となる。
図5(a)は、図2に示したハンディターミナル100の仮注文通知送信部112が送信する仮注文通知120の構造例を示している。このように、仮注文通知120は、バインダ識別子と注文内容を含む構造である。バインダ識別子は、ハンディターミナル100がタグリーダライタ103により読み取ったものであり、注文内容は、バインダ識別子を読み取る前のタイミングで、ホール係の店員が客からの注文を受けて操作部106に対する操作により入力したものである。
図5(c)は、注文内容を含む確定注文通知130Bの構造例を示している。この図に示す確定注文通知130Bは、バインダ識別子とテーブル識別子と注文内容から成る。この注文内容は、前述のように、バインダ識別子の読み取りとテーブル識別子の読み取りの間にタイミングにおいて、ホール係の店員が客からの注文を受けて操作部106にして行った操作により入力されたものである。
図6(a)は、仮注文情報領域221の構造例を示している。この図における1行が、仮注文情報領域221に格納される1つの仮注文情報である。また、仮注文情報の各々は、図5(a)と同様にバインダ識別子と注文内容とが対応付けられた構造である。
なお、注文内容としては、少なくとも、客が注文したメニューの識別子(図中、AAA、BBB等)とその注文数量を含む。また、図示しないが、客の人数、客層(男女、大人子供)、客からのコメント、注文を受けた時刻など、注文内容入力時に入力した諸情報や、入力の際に生成されたデータなども、バインダ識別子(およびテーブル識別子)と対応付けられて記憶されるものとする。
まず、注文入力部111は、客からの新規の注文に応じてホール係の店員が操作部106に対して行う入力操作に応じて、その注文内容を入力する(ステップS101)。
なお、注文入力部111は、この入力した新規の注文内容の情報を保持する。
また、ここでの新規の注文とは、順番待ちの客またはテーブルに案内した客からはじめて受けた注文である。
仮注文通知送信操作が行われた場合(ステップS103−YES)、仮注文通知送信部112は、注文入力部111が保持していた注文内容の情報とステップS102により読み取ったバインダ識別子とを含む仮注文通知を生成する。そして、仮注文通知送信部112は、生成した仮注文通知を無線通信部102によりコントローラ200に対して送信させる(ステップS104)。
このように、仮注文通知送信部112は、新規の注文内容が入力された場合において、バインダ識別子の読み取りと、新規の注文内容が仮のものであることを宣言するための操作が行われた場合に、入力された新規の注文内容を含む仮注文情報を送信する。
このように、確定注文通知送信部113は、新規の注文が入力された場合において、バインダ識別子の読み取りとテーブル識別子の読み取りが行われたことに応じて、入力された新規の注文内容を含む前記確定注文情報を送信する。
具体的に、伝票発行指示部114は、ステップS104またはステップS106により送信された仮注文通知または確定注文通知の注文内容を含む伝票発行要求を、携帯型プリンタ対応通信部104から携帯型プリンタ300に対して送信する。この要求に応答して、携帯型プリンタ300は、要求に含まれていた注文内容が印字された客用伝票を発行する
テーブル700に着いている客から、例えばメニューの追加などの注文訂正の申し出があった場合、ホール係の店員は、その客の着いているテーブル700まで赴く。そして、注文の入力に先だって、すでに確定された注文との対応付けのために、ホール係の店員は、その客に渡してあるバインダ400のバインダ付属タグ410からハンディターミナル100にバインダ識別子420を読み取らせる操作を行う。これに応じて、タグリーダライタ103は、バインダ識別子420を読み取る(ステップS201)。
コントローラ200は、注文情報問合せの受信に応じて、この注文情報問合せとともに受信バインダ識別子に対応付けられた仮注文情報または確定注文情報を応答として送信してくる。注文入力部111は、この応答を受信する(ステップS204)
情報種別がエラーである場合(ステップS205:エラー)、注文入力部111は、以降の処理を実行することなくこの図に示す処理を終了する。
情報種別が確定注文情報である場合(ステップS205:確定注文情報)、注文入力部111は、今回の注文訂正の操作に応じて、応答の受信により取得した確定注文情報の内容を変更する(ステップS206)。
また、上記のように確定注文情報の内容変更(ステップS206)を行った場合、この変更(訂正)後の内容が反映された客用伝票を客に渡す必要がある。そこで、伝票発行指示部114は、ステップS206にて変更された確定注文情報に含まれる注文内容を示す客用伝票を発行させるための伝票発行指示を携帯型プリンタ300に対して行う(ステップS208)。この指示に応じて、携帯型プリンタ300は、訂正後の注文内容が印字された客用伝票を発行する。
また、確定注文通知送信部113は、ステップS206にて変更された注文内容(例えばメニューの追加、訂正)が示される、図5(c)の構造の確定注文通知130Bをコントローラ200に対して送信する(ステップS209)。
この場合、まず、伝票発行指示部114が、ステップS210にて変更された確定注文情報に含まれる注文内容の客用伝票を発行させるための伝票発行指示を携帯型プリンタ300に対して行う(ステップS212)。
次いで、確定注文通知送信部113は、ステップS210にて変更された注文内容が示される、図5(c)の構造の確定注文通知130Bをコントローラ200に対して送信する(ステップS213)。
この場合、まず、伝票発行指示部114が、ステップS210にて変更された確定注文情報に含まれる注文内容の客用伝票を発行させるための伝票発行指示を携帯型プリンタ300に対して行う(ステップS214)。
次いで、仮注文通知送信部112は、ステップS210にて変更された注文内容が示される、図5(a)の構造の仮注文通知120をコントローラ200に対して送信する(ステップS215)。
テーブル識別子の読み取りが行われた場合(ステップS216−YES)とは、例えば順番待ちのときに仮注文を済ませてある客がテーブルに着いたときに注文内容の変更がなかった場合に相当する。この場合、ホール係の店員は、テーブルに着いた客のバインダ識別子の読み取り操作に続けてテーブル識別子の読み取り操作を行うことになる。
この場合、確定注文通知送信部113は、注文内容の情報を含まない図5(b)の構造の確定注文通知130Aをコントローラ200に対して送信する(ステップS217)。
ハンディターミナル100における注文情報管理部211は、図8のステップS203によりハンディターミナル100から送信された注文情報問合せを受信する(ステップS301)。この際、注文情報管理部211は、注文情報問合せとともにバインダ識別子を受信する。
検索された仮注文情報が有った場合(ステップS303−YES)、注文情報管理部211は、検索された仮注文情報を仮注文情報領域221から読み出す(ステップS304)。また、注文情報管理部211は、読み出した仮注文情報を、注文情報問合せに対する応答に格納すべき情報として設定する(ステップS305)。
検索された確定注文情報が有った場合(ステップS307−YES)、注文情報管理部211は、検索された確定注文情報を確定注文情報領域222から読み出し(ステップS308)、この読み出した確定注文情報を、注文情報問合せに対する応答に格納すべき情報として設定する(ステップS309)。
コントローラ200の注文情報管理部211は、ハンディターミナル100から送信された注文通知を無線通信部203経由で受信する(ステップS401)。
確定注文通知である場合(ステップS402−YES)、注文情報管理部211は、受信した確定注文通知と同じバインダ識別子を含む仮注文情報が仮注文情報領域221に格納されているか否かについて判定する(ステップS403)。
上記の確定注文情報が確定注文情報領域222に格納されている場合(ステップS404−YES)、今回受信した確定注文通知は、すでに登録されている確定注文情報の内容を訂正するものであり、図8のステップS209により送信されたものである。そこで、この場合の注文情報管理部211は、今回の確定注文通知における注文内容により確定注文情報領域222に格納されている同じバインダ識別子の確定注文情報の書き換え、つまり、更新登録を行う(ステップS405)。
一方、上記の確定注文情報が確定注文情報領域222に格納されていない場合(ステップS404−NO)、今回受信した確定注文通知は、新規のものであり、図7のステップS106により送信されたものである。そこで、この場合の注文情報管理部211は、今回の確定注文通知の注文内容を確定注文情報領域222に対して新規に書き込む、つまり、確定注文情報の新規登録を行う(ステップS406)。
注文内容が格納されている場合(ステップS407−YES)、今回受信した確定注文通知は、図8のステップS213により送信されたものである。そこで、注文情報管理部211は、受信した確定注文通知における注文内容を確定注文情報領域222に対して確定注文情報として新規登録するとともに、同じバインダ識別子の仮注文情報については仮注文情報領域221から消去する(ステップS408)。
そして、ステップS406、S408およびS409のいずれかの処理が実行されたことに応じて、注文指示部212は調理指示を行う(ステップS413)。
この仮注文情報が仮注文情報領域221に格納されていない場合(ステップS410−NO)、今回受信した仮注文通知は新規のものである。この場合、注文情報管理部211は、受信した仮注文通知の注文内容を仮注文情報として仮注文情報領域221に対して新規登録する(ステップS411)。
そして、順番待ちしていた客をテーブルに案内したとき、ホール係の店員は、ハンディターミナル100のタグリーダライタ103によって、バインダ識別子とテーブル識別子を読み取らせるという操作を行う。本実施形態では、この簡単な操作のみによって、先に仮登録された注文情報が確定されて調理が指示される。つまり、本実施形態では、順番待ちしていた客がテーブルに着いたタイミングに合わせて、その客から予め受けておいた注文についての調理指示が迅速に行われる。
また、本実施形態のオーダリングシステムにおいては、バインダ識別子に基づいて客ごとの注文内容を識別している。これにより、例えば相席が行われるような場合においても、注文の訂正や会計について、同じテーブルに着いた客の間で重複したりすることなく、的確に処理することができる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
101 制御部
102 無線通信部
103 タグリーダライタ
104 携帯型プリンタ対応通信部
105 表示部
106 操作部
107 記憶部
111 注文入力部
112 仮注文通知送信部
113 確定注文通知送信部
114 伝票発行指示部
200 コントローラ
201 制御部
202 記憶部
203 無線通信部
211 注文情報管理部
212 注文指示部
300 携帯型プリンタ
400 バインダ
410 バインダ付属タグ
500 プリンタ
600 レジスタ
700 テーブル
710 テーブル付属タグ
Claims (5)
- 移動端末装置と中央処理装置とを備え、
前記移動端末装置は、
注文内容を入力する注文入力部と、
入力された注文内容が示される伝票とともに客に提供される伝票対応備品を一意に識別する伝票対応備品識別子が記憶され前記伝票対応備品に設けられる伝票対応備品付属タグと通信を行うことにより、前記伝票対応備品識別子を読み取る伝票対応備品識別子読取部と、
注文した客が利用するテーブルを一意に識別するテーブル識別子が記憶され前記テーブルに設けられるテーブル付属タグと通信を行うことにより、前記テーブル識別子を読み取るテーブル識別子読取部と、
読み取られた前記伝票対応備品識別子と、入力された注文内容とを含む仮注文通知を前記中央処理装置に送信する仮注文通知送信部と、
前記テーブル識別子が読み取られるのに応じて、読み取られた前記テーブル識別子と、読み取られた前記伝票対応備品識別子とを少なくとも含む確定注文通知を送信する確定注文通知送信部とを備え、
前記中央処理装置は、
受信した前記仮注文通知の内容を仮注文情報として記憶部に記憶させ、前記確定注文通知の受信に応じて、受信された前記確定注文通知に含まれる前記伝票対応備品識別子と対応付けられた前記仮注文情報を確定注文情報として新規に登録する注文情報管理部と、
登録された前記確定注文情報が示す注文内容の調理を指示する注文指示部とを備える、
ことを特徴とするオーダリングシステム。 - 前記確定注文通知送信部は、
前記伝票対応備品識別子が読み取られてから前記テーブル識別子が読み取られるまでの間において訂正のための注文内容の入力が無かった場合、読み取られた前記伝票対応備品識別子と読み取られた前記テーブル識別子から成る前記確定注文通知を送信し、
前記注文情報管理部は、
前記読み取られた伝票対応備品識別子と前記読み取られたテーブル識別子から成る前記確定注文通知の受信に応じて、受信された前記確定注文通知に含まれる前記伝票対応備品識別子と対応付けられた前記仮注文情報を確定注文情報として登録する、
ことを特徴とする請求項1に記載のオーダリングシステム。 - 前記仮注文通知送信部は、
新規の注文内容が入力された場合において、前記伝票対応備品識別子の読み取りと、前記新規の注文内容が仮のものであることを宣言するための操作が行われた場合に、入力された新規の注文内容を含む前記仮注文情報を送信する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のオーダリングシステム。 - 前記確定注文通知送信部は、
新規の注文が入力された場合において、前記伝票対応備品識別子の読み取りとテーブル識別子の読み取りが行われたことに応じて、入力された新規の注文内容を含む前記確定注文通知を送信し、
前記注文情報管理部は、
前記新規の注文内容を含む前記確定注文通知の受信に応じて、この受信された前記確定注文通知の内容を確定注文情報として登録する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のオーダリングシステム。 - 携帯型プリンタをさらに備え、
前記移動端末装置は、
前記仮注文通知に含まれる注文内容または前記確定注文通知に含まれる注文内容が印字された客用伝票の発行を前記携帯型プリンタに指示する伝票発行指示部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のオーダリングシステム。
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