以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、本発明の情報処理装置、情報処理システム及びプログラムは、ユーザによって使用される複数のコンテンツにおいて、一のコンテンツ(例えば、議事録のコンテンツ)にコンテンツ種別の異なる他のコンテンツ(例えば、発表資料のコンテンツ)のタイトルや内容を示す文言が含まれているなどの理由から、コンテンツのタイトルや本文からキーワード検索によって一意のコンテンツ種別を判別することが困難であるような各種の情報処理システムに適用可能であるが、以下の実施形態の説明では、通信回線を介してユーザとしての会議参加者の端末装置を相互に接続して行われる電子会議を制御する電子会議システムに適用した場合について説明する。
(第1の実施形態)
最初に、本実施形態に係る電子会議システム1のシステム構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る電子会議システム1のシステム構成を示すシステム概要図である。
図1に示すように、この電子会議システム1は、複数のユーザ端末2と、1つのサーバ装置3とを備え、各ユーザ端末2とサーバ装置3とが通信ネットワークNを介して相互に通信可能に接続されている。
ここで、ユーザ端末2は、電子会議の会議参加者であるユーザが使用するユーザ端末であり、例えば、タブレットPC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Data Assistant)、ノート型やデスクトップ型のPCなどの情報処理装置で実現される。
サーバ装置3は、電子コンテンツによる電子会議を実行制御するサーバ装置であり、例えば、タブレットPC、携帯電話機、PDA(Personal Data Assistant)、ノート型やデスクトップ型のPC、プロジェクタなどの情報処理装置で実現される。
次に、本実施形態に係るユーザ端末2の制御系のハードウェア構成について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るユーザ端末2の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係るユーザ端末2は、一般的なコンピュータを利用したハードウェア構成となっており、例えば、制御部20と、通信I/F部21と、I/O機器制御部22とがバスB1によって接続されて構成されている。なお、制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成される。
また、制御部20には、バスB1及びI/O機器制御部22を介して、キーボード、マウス、タッチパネルなどで実現される操作部23や、液晶ディスプレイなどで実現される表示部24や、ハードディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)装置などで実現される記憶部25などが接続されている。
即ち、制御部20は、CPUがROMやHDDなどに格納されるプログラムをRAMに展開して実行することにより、I/O機器制御部22を介して接続される各種構成要素の動作を制御するとともに、通信I/F部21及び通信ネットワークNを介して接続される他の機器との間で各種データの送受信動作を制御するものである。
なお、記憶部25には、会議参加者であるユーザが使用(「編集」、「投影」、「作成」など)するコンテンツ(例えば、コンテンツのファイル名(以下、単に「コンテンツ名」という。)が「資料A」のコンテンツ、コンテンツ名が「資料B」のコンテンツ、コンテンツ名が「資料C」のコンテンツなど)や、後で詳述する操作/行動対応情報I1(図6参照)や、自装置を識別可能な端末情報としてのIPアドレス(例えば、「192.168.100.100」)などの各種情報が格納される。
次に、本実施形態に係るサーバ装置3の制御系のハードウェア構成について図3を用いて説明する。図3は、本実施形態に係るサーバ装置3の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係るサーバ装置3は、上記したユーザ端末2と同様に、一般的なコンピュータを利用したハードウェア構成となっており、例えば、制御部30と、通信I/F部31と、I/O機器制御部32とがバスB2によって接続されて構成されている。なお、制御部30は、CPU、ROM、RAMなどで構成される。
また、制御部30には、バスB2及びI/O機器制御部32を介して、キーボード、マウス、タッチパネルなどで実現される操作部33や、液晶ディスプレイなどで実現される表示部34や、ハードディスク装置やSSD装置などで実現される記憶部35などが接続されている。
即ち、制御部30は、CPUがROMやHDDなどに格納されるプログラムをRAMに展開して実行することにより、I/O機器制御部32を介して接続される各種構成要素の動作を制御するとともに、通信I/F部31及び通信ネットワークNを介して接続される他の機器との間で各種データの送受信動作を制御するものである。
なお、記憶部35には、後で詳述する行動/コンテンツ種別対応情報I2(図10参照)や、後で詳述するコンテンツ種別対応情報(図11参照)や、後で詳述する役割/コンテンツ種別対応情報I3(図12参照)などの各種情報が格納される。
次に、ユーザ端末2の機能的構成について図4を用いて説明する。図4は、ユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、ユーザ端末2の制御部20は、CPUがROMなどに記憶されているプログラムをRAMに展開して実行することにより、操作受付部201、コンテンツ処理部202、行動検出部203、端末情報記憶部204として機能する。
ここで、操作受付部201は、ユーザの操作を受け付けるものである。より具体的には、この操作受付部201は、例えば、表示部24に表示される電子会議ツールの画面上におけるユーザが使用するコンテンツを指定するユーザの操作や、上記画面上における更新ボタンの押下操作、外部表示ボタンの押下操作、新規作成ボタンの押下操作などのユーザのコンテンツ操作(以下、単に「ユーザの操作」という場合がある。)を受け付けるものであり、例えば、操作部23を介して、ユーザの操作を受け付ける。
また、この操作受付部201は、ユーザのコンテンツ操作を受け付けると、コンテンツ処理部202に対して、ユーザにより指定されたコンテンツのコンテンツ名を示す情報と、操作内容(「更新ボタンの押下」、「外部表示ボタンの押下」、「新規作成ボタンの押下」など)を示す情報(以下、「ユーザの操作を示す情報」という。)とを送信してコンテンツ処理を依頼する。
更に、この操作受付部201は、ユーザのコンテンツ操作を受け付けると、行動検出部203に対して、上記コンテンツ名を示す情報及び上記ユーザの操作を示す情報を送信してユーザの操作を示す情報に対応付けられているユーザの行動(即ち、「編集」、「投影」、「作成」などのコンテンツの使用に係るユーザの行動)を示す情報を特定するための行動判断の実行を要求する。
コンテンツ処理部202は、ユーザにより指定されたコンテンツに係るコンテンツ処理(編集処理、投影処理、作成処理など)を実行するものである。より具体的には、このコンテンツ処理部202は、操作受付部201からコンテンツ処理の依頼を受けると、操作受付部201から受信したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報に基づいて対応するコンテンツ処理を実行する。
行動検出部203は、操作受付部201で受け付けたユーザの操作に対応するユーザの行動を特定するものである。
より具体的には、この行動検出部203は、操作受付部201から行動判断の実行要求を受けると、操作受付部201から受信したユーザの操作を示す情報をもとに、記憶部25から読み出してRAMなどの所定の記憶領域に格納してある操作/行動対応情報I1(図6参照)を参照して、上記受信したユーザの操作を示す情報に対応付けられているユーザの行動を示す情報を特定し、該特定した情報を示す行動情報(図7参照)を生成する。また、この行動検出部203は、端末情報記憶部204から端末情報としてのIPアドレスを示す情報を取得し、該取得したIPアドレスを示す情報と操作受付部201から受信したコンテンツ名を示す情報とを関連付けしたコンテンツ情報(図8参照)を生成する。また、この行動検出部203は、サーバ装置3に対して、上記生成した行動情報及びコンテンツ情報を送信してコンテンツ利用情報(図9参照)の生成を要求する。
端末情報記憶部204は、行動検出部203から端末情報の取得要求を受けた場合に、記憶部25やRAMなどに記憶されている端末情報としてのIPアドレスを示す情報を行動検出部203に送信する。
次に、サーバ装置3の機能的構成について図5を用いて説明する。図5は、サーバ装置3の機能的構成を示すブロック図である。
図5に示すように、サーバ装置3の制御部30は、CPUがROMなどに記憶されているプログラムをRAMに展開して実行することにより、コンテンツ利用検出部301、コンテンツ種別判断部302、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303、コンテンツ種別対応情報記憶部304、役割/コンテンツ種別対応情報記憶部305、ユーザ/役割対応情報記憶部306、コンテンツ取得部307、コンテンツ送信部308、ユーザ/端末対応情報記憶部309として機能する。
ここで、コンテンツ利用検出部301は、ユーザ端末2の行動検出部203からコンテンツ利用情報の生成要求を受けると、行動検出部203から受信したコンテンツ情報(図8参照)と行動情報(図7参照)とを関連付けしたコンテンツ利用情報(図9参照)を生成するものである。また、このコンテンツ利用検出部301は、コンテンツ種別判断部302に対して、上記生成したコンテンツ利用情報を送信してユーザが使用したコンテンツの種別を示す情報を特定するためのコンテンツ種別判断の実行を要求する。
コンテンツ種別判断部302は、ユーザ端末2においてユーザが使用(編集、投影、作成など)したコンテンツの種別を特定するものである。
より具体的には、このコンテンツ種別判断部302は、コンテンツ利用検出部301からコンテンツ種別判断の実行要求を受けると、コンテンツ利用検出部301から受信したコンテンツ利用情報をもとに、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303から取得した行動/コンテンツ種別対応情報I2(図10参照)を参照して、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるユーザの行動を示す情報に対応付けられているコンテンツの種別を示すコンテンツ種別情報を特定し、コンテンツ種別対応情報記憶部304に対して、上記特定したコンテンツ種別情報と、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるユーザが使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報及びIPアドレスを示す情報を含むコンテンツ情報とを送信して両者の関連付けを要求する。
行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303は、予め記憶部25に記憶されている行動/コンテンツ種別対応情報I2(図10参照)をRAMなどの所定の記憶領域に格納し、コンテンツ種別判断部302からの取得要求があった場合に上記格納した行動/コンテンツ種別対応情報I2をコンテンツ種別判断部302に送信するものである。
コンテンツ種別対応情報記憶部304は、コンテンツ種別判断部302からコンテンツ情報とコンテンツ種別情報との関連付けの要求を受けると、コンテンツ種別判断部302から受信したコンテンツ情報とコンテンツ種別情報とを関連付けしたコンテンツ種別対応情報(図11参照)を生成してRAMや記憶部25の所定の記憶領域に記憶するものである。
また、このコンテンツ種別対応情報記憶部304は、コンテンツ種別判断部302で特定されたコンテンツ種別を示すコンテンツ種別情報もとにユーザ端末2においてユーザが使用(編集、投影、作成など)したコンテンツを必要とするユーザの役割(議事録、発表者など)を示す情報を取得するものである。より具体的には、このコンテンツ種別対応情報記憶部304は、役割/コンテンツ種別対応情報記憶部305に対して、上記記憶したコンテンツ種別対応情報に含まれるコンテンツ種別情報を送信して役割情報の取得要求を行い、役割/コンテンツ種別対応情報記憶部305から上記送信したコンテンツ種別情報に対応付けられているユーザの役割を示す情報を取得する。
また、このコンテンツ種別対応情報記憶部304は、上記取得したユーザの役割を示す情報をもとに上記ユーザが使用(編集、投影、作成など)したコンテンツを必要とするユーザを識別可能なユーザIDを示す情報を取得するものである。より具体的には、このコンテンツ種別対応情報記憶部304は、ユーザ/役割対応情報記憶部306に対して、上記取得したユーザの役割を示す情報を送信してユーザ情報の取得要求を行い、ユーザ/役割対応情報記憶部306から上記送信したユーザの役割を示す情報に対応付けられているユーザIDを示す情報を取得する。
また、このコンテンツ種別対応情報記憶部304は、上記取得したユーザIDで識別されるユーザが必要とするコンテンツを取得するものである。より具体的には、このコンテンツ種別対応情報記憶部304は、コンテンツ取得部307に対して、コンテンツ種別判断部302から受信したコンテンツ情報(端末情報及びコンテンツ名を示す情報)を送信してコンテンツ取得要求を行い、コンテンツ取得部307からコンテンツを取得する。
また、このコンテンツ種別対応情報記憶部304は、上記取得したコンテンツを当該コンテンツを必要とするユーザのユーザ端末2に送信するものである。より具体的には、このコンテンツ種別対応情報記憶部304は、コンテンツ送信部308に対して、上記取得したユーザIDを示す情報と上記取得したコンテンツとを送信して当該コンテンツを必要とするユーザのユーザ端末2に対するコンテンツの送信を要求する。
役割/コンテンツ種別対応情報記憶部305は、予め記憶部25に記憶されている役割/コンテンツ種別対応情報I3(図12参照)をRAMなどの所定の記憶領域に格納し、コンテンツ種別対応情報記憶部304から役割情報の取得要求があった場合に、コンテンツ種別対応情報記憶部304から受信したコンテンツ種別情報をもとに上記格納した行動/コンテンツ種別対応情報I2を参照して上記受信したコンテンツ種別情報に対応付けて定められているユーザの役割を示す情報を特定し、該特定したユーザの役割を示す情報をコンテンツ種別対応情報記憶部304に送信するものである。
ユーザ/役割対応情報記憶部306は、コンテンツ種別対応情報記憶部304からのユーザ情報の取得要求があった場合に、コンテンツ種別対応情報記憶部304から受信したユーザの役割を示す情報をもとに、要求のあった際に記憶部25やRAMなどの所定の記憶領域に記憶されているユーザ/役割対応情報(図13参照)を参照して上記受信したユーザの役割を示す情報に対応付けて定められているユーザIDを示す情報を特定し、該特定したユーザIDを示す情報をコンテンツ種別対応情報記憶部304に送信するものである。
コンテンツ取得部307は、コンテンツ種別対応情報記憶部304からコンテンツの取得要求があった場合に、コンテンツ種別対応情報記憶部304から受信したコンテンツ情報(端末情報及びコンテンツ名を示す情報)(図8参照)をもとにユーザ端末2からコンテンツを取得するものである。
コンテンツ送信部308は、コンテンツ種別対応情報記憶部304からコンテンツの送信要求があった場合に、ユーザ/端末対応情報記憶部309に対して、コンテンツ種別対応情報記憶部304から受信したユーザIDを示す情報を送信して端末情報の取得要求を行い、ユーザ/端末対応情報記憶部309から上記送信したユーザIDを示す情報に対応付けられている端末情報としてのIPアドレスを示す情報を取得し、該取得したIPアドレスをもとにコンテンツ種別対応情報記憶部304から受信したコンテンツを当該コンテンツを必要とするユーザのユーザ端末2に送信するものである。
ユーザ/端末対応情報記憶部309は、記憶部25やRAMなどの所定の記憶領域にユーザ/端末対応情報(図14参照)を格納し、コンテンツ送信部308から端末情報の取得要求があった場合に、コンテンツ送信部308から受信したユーザIDを示す情報をもとに、ユーザ/端末対応情報(図14参照)を参照して、上記受信したユーザIDを示す情報に対応付けられている端末情報としてのIPアドレスを示す情報を特定し、該特定したIPアドレスを示す情報をコンテンツ送信部308に送信するものである。
次に、上記したユーザ端末2及びサーバ装置3の各機能的構成部で使用される各種情報の一構成例について図6〜図14を用いて説明する。
図6は、予め設定またはプログラムされている静的な情報としての操作/行動対応情報I1の一構成例を示す模式図である。図6に示すように、操作/行動対応情報I1は、操作受付部201が受け付け可能な各種のユーザの操作を示す情報に、各種のユーザの操作に対応付けて定められた各種のユーザの行動を示す情報を対応付けて登録した情報であり、即ち、ユーザの操作とユーザの行動との対応関係を示す情報である。
なお、図6の例では、「更新ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報に「編集」というユーザの行動を示す情報が対応付けられ、「外部表示ボタン押下」というユーザの操作を示す情報に「投影」というユーザの行動を示す情報が対応付けられ、「新規作成ボタン押下」というユーザの操作を示す情報に「作成」というユーザの行動を示す情報が対応付けられた操作/行動対応情報I1を示している。
図7は、本実施形態に係る処理にて生成される動的な情報としての行動情報の一構成例を示す模式図である。図7に示すように、行動情報は、ユーザの行動を示す情報であり、図7の例では、「編集」というユーザの行動を示す行動情報を示している。
図8は、本実施形態に係る処理にて生成される動的な情報としてのコンテンツ情報の一構成例を示す模式図である。図8に示すように、コンテンツ情報は、ユーザが使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報と、上記ユーザが使用したコンテンツを保持するユーザ端末2のIPアドレスを示す情報とを関連付けした情報であり、即ち、ユーザが使用したコンテンツを識別するための情報である。
なお、図8の例では、「資料A」というコンテンツ名を示す情報と、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報とが関連付けられたコンテンツ情報を示している。
図9は、本実施形態に係る処理にて生成される動的な情報としてのコンテンツ利用情報の一構成例を示す模式図である。図9に示すように、コンテンツ利用情報は、ユーザの使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報と、上記ユーザが使用したコンテンツを保持するユーザ端末2のIPアドレスを示す情報と、ユーザの行動を示す情報とを関連付けした情報であり、即ち、コンテンツとユーザの行動との対応関係を示す情報である。
なお、図9の例では、「資料A」というコンテンツ名を示す情報と、「192.168.100.100」というIPアドレスと、「編集」というユーザの行動を示す情報とが関連付けられたコンテンツ利用情報を示している。
図10は、予め設定またはプログラムされている静的な情報としての行動/コンテンツ種別対応情報I2の一構成例を示す模式図である。図10に示すように、行動/コンテンツ種別対応情報I2は、操作受付部201が受け付け可能な各種のユーザの操作に対応付けて定められたユーザの行動を示す情報に、各種のユーザの行動に対応付けて定められたコンテンツの種別を示す情報を対応付けて登録した情報であり、即ち、ユーザの行動とコンテンツ種別との対応関係を示す情報である。
なお、図10の例では、「編集」というユーザの行動を示す情報に「議事録」というコンテンツ種別を示す情報が対応付けられ、「投影」というユーザの行動を示す情報に「発表資料」というコンテンツ種別を示す情報が対応付けられ、「作成」というユーザの行動を示す情報に「スケジュール」というコンテンツ種別を示す情報が対応付けられた行動/コンテンツ種別対応情報I2を示している。
図11は、本実施形態に係る処理にて生成される動的な情報としてのコンテンツ種別対応情報の一構成例を示す模式図である。図11に示すように、コンテンツ種別対応情報は、ユーザの使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報に、上記ユーザが使用したコンテンツのコンテンツ種別を示す情報を関連付けした情報であり、即ち、コンテンツとコンテンツ種別との対応関係を示す情報である。
なお、図11の例では、「資料A」というコンテンツ名を示す情報と、「議事録」というコンテンツ種別を示す情報とが関連付けられたコンテンツ種別対応情報を示している。
図12は、予め設定またはプログラムされている静的な情報としての役割/コンテンツ種別対応情報I3の一構成例を示す模式図である。図12に示すように、役割/コンテンツ種別対応情報I3は、各種のユーザの役割を示す情報に、各種のユーザの役割に対応付けて定められたコンテンツ種別を示す情報を対応付けて登録した情報であり、即ち、ユーザの役割に必要なコンテンツ種別を特定するための情報である。
なお、図12の例では、「議事係」というユーザの役割を示す情報に「議事録」というコンテンツ種別を示す情報が対応付けられ、「発表者」というユーザの役割を示す情報に「発表資料」というコンテンツ種別を示す情報が対応付けられた役割/コンテンツ種別対応情報I3を示している。
図13は、本実施形態に係る処理にて生成される動的な情報としてのユーザ/役割対応情報の一構成例を示す模式図である。図13に示すように、ユーザ/役割対応情報は、ユーザIDを示す情報に、各種のユーザの役割を示す情報を対応付けて登録した情報であり、各ユーザが現在どの役割についているかを特定するための情報である。なお、このユーザ/役割対応情報は、ユーザが電子会議の実行前や実行中などに上記した電子会議ツールの画面などを用いてサーバ装置3に登録することで生成されるものである。
なお、図13の例では、「USER_A」というユーザIDを示す情報に「議事係」というユーザの役割を示す情報が対応付けられ、「USER_B」というユーザIDを示す情報に「発表者」というユーザの役割を示す情報が対応付けられ、「GUEST」というユーザIDを示す情報に「進行役」というユーザの役割を示す情報が関連付けられたユーザ/役割対応情報を示している。
図14は、本実施形態に係る処理にて生成される動的な情報としてのユーザ/端末対応情報の一構成例を示す模式図である。図14に示すように、ユーザ/端末対応情報は、ユーザIDを示す情報に、ユーザが使用するユーザ端末2のIPアドレスを示す情報を対応付けて登録した情報であり、即ち、ユーザが使用しているユーザ端末を特定するための情報である。
なお、図14の例では、「USER_A」というユーザIDを示す情報に「192.168.100.101」というIPアドレスを示す情報が対応付けられ、「USER_B」というユーザIDを示す情報に「192.168.100.102」というIPアドレスを示す情報が対応付けられ、「GUEST」というユーザIDを示す情報に「192.168.100.103」というIPアドレスを示す情報が関連付けられたユーザ/端末対応情報を示している。なお、このユーザ/端末対応情報は、ユーザがユーザ端末2でログインし、事前にサーバ装置3に登録することで生成されるものである。
次に、電子会議システム1における処理動作について図15〜図17を用いて説明する。図15は、電子会議システム1における処理動作を説明するためのシーケンス図である。
なお、図15の例では、サーバ装置3が、ユーザ(1)がユーザ端末(1)2で使用したコンテンツのコンテンツ種別を判別し、該判別したコンテンツ種別に対応付けられた役割についているユーザ(N)が使用するユーザ端末(N)2に対してユーザ(1)が使用したコンテンツを送信する場合を示している。
図15に示すように、ユーザ(1)が操作部23を用いてユーザ端末(1)2の記憶部25に記憶されているコンテンツ(例えば、コンテンツ名が「資料A」のコンテンツ)を使用する場合、まず、ユーザ端末(1)2では、操作受付部201が、ユーザのコンテンツ操作を受け付けると(ステップS101)、コンテンツ処理部202に対して、ユーザにより指定されたコンテンツのコンテンツ名を示す情報(例えば、「資料A」というコンテンツ名を示す情報)とユーザの操作内容を示す情報(例えば、「更新ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)とを送信してコンテンツ処理を依頼する(ステップS102)。
すると、上記コンテンツ処理の依頼を受けたコンテンツ処理部202が、操作受付部201から受信したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報に基づいて対応するコンテンツ処理(例えば、コンテンツ名が「資料A」のコンテンツに対する編集処理)を実行する(ステップS103)。
また、操作受付部201は、ステップS101においてユーザのコンテンツ操作を受け付けた場合、行動検出部203に対して、上記したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報を送信して行動判断の実行を要求する(ステップS104)。
続いて、上記行動判断の実行要求を受けた行動検出部203が、ステップS101において操作受付部201が受け付けたユーザの操作に対応するユーザの行動を特定するための行動判断を実行する(ステップS105)。
即ち、ステップS105の処理では、行動検出部203が、操作受付部201から受信したユーザの操作を示す情報(例えば、「更新ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)をもとに、操作/行動対応情報I1(図6参照)を参照して、上記受信したユーザの操作を示す情報に対応付けられているユーザの行動を示す情報(例えば、「編集」というユーザの行動を示す情報)を特定し、該特定した情報を示す行動情報(図7参照)を生成する。
その後、行動検出部203が、端末情報記憶部204に対して端末情報の取得要求を行って、端末情報記憶部204から端末情報としてのIPアドレスを示す情報(例えば、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報)を取得し、該取得したIPアドレスを示す情報と操作受付部201から受信したコンテンツ名を示す情報とを関連付けしたコンテンツ情報(図8参照)を生成する(ステップS106)。
その後、行動検出部203が、サーバ装置3に対して、ステップS105で生成した行動情報とステップS106で生成したコンテンツ情報とを送信してコンテンツ利用情報の生成を要求する(ステップS107)。
一方、サーバ装置3では、コンテンツ利用検出部301が、ユーザ端末(1)2の行動検出部203からコンテンツ利用情報の生成要求を受けると、行動検出部203から受信したコンテンツ情報と行動情報とを関連付けしたコンテンツ利用情報(図9参照)を生成し(ステップS108)、コンテンツ種別判断部302に対して、ステップS108で生成したコンテンツ利用情報を送信してコンテンツ種別の判断を要求する(ステップS109)。
続いて、上記コンテンツ種別の判断要求を受けたコンテンツ種別判断部302が、ユーザが使用したコンテンツの種別を特定するための行動判断を実行する(ステップS110及びステップS111)。
即ち、コンテンツ種別判断部302は、ステップS110において、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303から行動/コンテンツ種別対応情報I2(図10参照)を取得する。続いて、コンテンツ種別判断部302は、ステップS111において、コンテンツ利用検出部301から受信したコンテンツ利用情報をもとに、ステップS110で取得した行動/コンテンツ種別対応情報I2を参照して、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるユーザの行動を示す情報(例えば、「編集」というユーザの行動を示す情報)に対応付けして定められるコンテンツ種別情報(例えば、「議事録」というコンテンツ種別を示すコンテンツ種別情報)を特定する。
続いて、コンテンツ種別判断部302が、コンテンツ種別対応情報記憶部304に対して、上記特定したコンテンツ種別情報と、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるコンテンツ情報(コンテンツ名を示す情報及びIPアドレスを示す情報)を送信して両者の関連付けを要求する(ステップS112)。
続いて、上記コンテンツ情報とコンテンツ種別情報との両者の関連付けの要求を受けたコンテンツ種別対応情報記憶部304が、コンテンツ種別判断部302から受信したコンテンツ情報(例えば、「資料A」というコンテンツ名を示す情報と「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報を含むコンテンツ情報)とコンテンツ種別情報(例えば、「議事録」というコンテンツ種別を示すコンテンツ種別情報)とを関連付けしたコンテンツ種別対応情報(図11参照)を生成してRAMや記憶部25などの所定の記憶領域に記憶する(ステップS113)。
その後、コンテンツ種別対応情報記憶部304が、役割/コンテンツ種別対応情報記憶部305に対して、ステップS113で記憶したコンテンツ種別対応情報(図11参照)に含まれるコンテンツ種別情報(例えば、「議事録」というコンテンツ種別を示す情報)を送信して役割情報の取得要求を行い、役割/コンテンツ種別対応情報記憶部305から上記送信したコンテンツ種別情報に対応付けられているユーザの役割を示す情報(例えば、「議事係」というユーザの役割を示す情報)を取得する(ステップS114)。
その後、コンテンツ種別対応情報記憶部304が、ユーザ/役割対応情報記憶部306に対して、ステップS114で取得したユーザの役割を示す情報(例えば、「議事係」というユーザの役割を示す情報)を送信してユーザ情報の取得要求を行い、ユーザ/役割対応情報記憶部306から上記送信したユーザの役割を示す情報に対応付けられているユーザIDを示す情報(例えば、「USER_A」というユーザを識別可能な情報)を取得する(ステップS115)。
その後、コンテンツ種別対応情報記憶部304が、コンテンツ取得部307に対して、コンテンツ種別判断部302から受信したコンテンツ情報(端末情報及びコンテンツ名を示す情報)を送信してコンテンツ取得要求を行い、コンテンツ取得部307からコンテンツ(例えば、コンテンツ名が「資料A」のコンテンツ)を取得する(ステップS116)。
その後、コンテンツ種別対応情報記憶部304が、コンテンツ送信部308に対して、ステップS115で取得したユーザIDを示す情報とステップS116で取得したコンテンツとを送信して当該コンテンツを必要とするユーザのユーザ端末2に対するコンテンツの送信を要求する(ステップS117)。
続いて、上記コンテンツの送信要求を受けたコンテンツ送信部308が、ユーザ/端末対応情報記憶部309に対して、コンテンツ種別対応情報記憶部304から受信したユーザIDを示す情報(例えば、「USER_A」というユーザを識別可能な情報)を送信して端末情報の取得要求を行い、ユーザ/端末対応情報記憶部309から上記送信したユーザIDを示す情報に対応付けられている端末情報としてのIPアドレスを示す情報(例えば、「192.168.100.101」というユーザ端末(N)2のIPアドレスを示す情報)を取得し(ステップS118)、該取得したIPアドレスをもとにコンテンツ種別対応情報記憶部304から受信したコンテンツを当該コンテンツを必要とするユーザ(N)が使用するユーザ端末(N)2に送信する(ステップS119)。
次に、サーバ装置3のコンテンツ取得/送信処理、即ち、図15のシーケンスにおけるステップS116〜ステップS119の処理のタイミングについて図16及び図17を用いて説明する。図16は、コンテンツ種別が判別された場合にコンテンツ取得/送信処理を実行する場合の処理手順を示すフローチャートであり、図17は、ユーザの役割が登録(初期登録または変更登録)された場合にコンテンツ取得/送信処理を実行する場合の処理手順を示すフローチャートである。
即ち、本実施形態のサーバ装置3は、図16及び図17に示すように、コンテンツ種別が判別された場合やユーザの役割が登録された場合などにコンテンツ取得/送信処理を実行することが可能であり、図16及び図17の処理手順の少なくとも一つを採用することが可能である。
最初に、サーバ装置3が図16に示す処理手順を採用する場合について説明する。図16に示すように、ユーザがユーザ端末2でコンテンツを使用したことにより、サーバ装置3のコンテンツ種別判断部302が上記ユーザにより使用されたコンテンツのコンテンツ種別を判別すると(ステップS11)、続いて、サーバ装置3では、ステップS11で判別したコンテンツ種別のコンテンツを必要とする役割にユーザが対応付いているか否かを判定する(ステップS12)。
この判定の結果、コンテンツを必要とする役割にユーザが対応付いていないと判定した場合(ステップS12:No)、サーバ装置3は、コンテンツの取得/送信処理(ステップS13)、即ち、図15に示すステップS116〜ステップS119の処理を実行せずに、エンドに移行する。
一方、上記判定の結果、コンテンツを必要とする役割にユーザが対応付いていると判定した場合(ステップS12:Yes)、続いて、サーバ装置3は、コンテンツの取得/送信処理(ステップS13)、即ち、図15に示すステップS116〜ステップS119の処理を実行し、ステップS13の処理が終了した後、エンドに移行する。
次に、サーバ装置3が図17に示す処理手順を採用する場合について説明する。図17に示すように、ユーザが電子会議ツールの画面上でユーザの役割を登録(初期登録または変更登録)し、サーバ装置3のユーザ/役割対応情報記憶部306がユーザ/役割対応情報を更新した場合(ステップS21)、サーバ装置3では、ステップS21で更新されたユーザの役割にコンテンツ種別及びコンテンツが対応付いているか否かを判定する(ステップS22)。
この判定の結果、更新されたユーザの役割にコンテンツ種別及びコンテンツが対応付いていないと判定した場合(ステップS22:No)、サーバ装置3は、コンテンツの取得/送信処理(ステップS23)、即ち、図15に示すステップS116〜ステップS119の処理を実行せずに、エンドに移行する。
一方、上記判定の結果、更新されたユーザの役割にコンテンツ種別及びコンテンツが対応付いていると判定した場合(ステップS22:Yes)、続いて、サーバ装置3は、コンテンツの取得/送信処理(ステップS23)、即ち、図15に示すステップS116〜ステップS119の処理を実行し、ステップS23の処理が終了した後、エンドに移行する。
即ち、以上説明した第1の実施形態によれば、サーバ装置が電子会議システムで使用されるコンテンツのコンテンツ種別を判別することができ、サーバ装置が上記判別したコンテンツ種別のコンテンツを必要とする役割に付いている会議参加者としてのユーザが使用するユーザ端末に対して上記コンテンツを自動的に送信することができるので、ユーザのコンテンツ取得に係る手間を省くことが可能であり、それにより、電子会議の円滑化を図ることが可能となる。なお、上記ユーザのコンテンツ取得に係る手間としては、具体的には、ユーザがどのコンテンツを使用するかを指定する手間や、一のユーザが他のユーザに対してコンテンツを送信する手間や、コンテンツを必要としているユーザを指定する手間などが挙げられる。
次に、第1の実施形態の変形例である他の実施形態について説明する。
なお、以下に説明する他の実施形態に係る電子会議システム1の装置構成、ユーザ端末2及びサーバ装置3のハードウェア構成は、第1の実施形態に係る電子会議システム1の装置構成、ユーザ端末2及びサーバ装置3のハードウェア構成と夫々同一であるものとする。また、以下に説明する他の実施形態に係る電子会議システム1の処理動作を示すシーケンスにおいては、第1の実施形態で示したシーケンス(図15参照)と同様に、サーバ装置3が、ユーザ(1)がユーザ端末(1)2で使用したコンテンツのコンテンツ種別を判別し、該判別したコンテンツ種別に対応付けられた役割についているユーザ(N)が使用するユーザ端末(N)2に対してユーザ(1)が使用したコンテンツを送信する場合を示すものとする。
そして、以下の説明では、第1の実施形態と同一の構成については図示及び説明を省略する。
(第2の実施形態)
最初に、第2の実施形態について図18〜図25を用いて説明する。図18は、第2の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図であり、図19は、第2の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成を示すブロック図であり、図20〜図24は、第2の実施形態に係るユーザ端末2及びサーバ装置3の各機能的構成部で使用される各種情報の一構成例を示す模式図であり、図25は、第2の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作を説明するためのシーケンス図である。
第1の実施形態は、ユーザの操作に対応付けて定められたユーザの行動に基づいてユーザが使用したコンテンツのコンテンツ種別を判別することを特徴とするものであったが、この第2の実施形態は、ユーザの行動及びユーザが使用する機器の種別に基づいてコンテンツ種別を判別することを特徴とするものである。
図18に示すように、第2の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成は、新たに利用機器検出部205を追加した点が、図4に示した第1の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成と相違している。
即ち、第2の実施形態に係る利用機器検出部205は、行動検出部203Aから機器種別の取得要求を受けると、行動検出部203Aから受信したユーザの操作を示す情報をもとに、記憶部25やRAMなどの所定の記憶領域に記憶してある操作/利用機器対応情報I4(図21参照)を参照して、上記受信したユーザの操作を示す情報に対応付けて定められている機器種別を示す機器種別情報を特定し、該特定した機器種別情報を行動検出部203Aに送信するものである。
また、第2の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成においては、行動検出部203Aの処理が第1の実施形態における行動検出部203の処理と相違している。
また、図19に示すように、第2の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成は、図5に示した第1の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成と同じであるが、第2の実施形態におけるコンテンツ利用検出部301A、コンテンツ種別判断部302A、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303A及びコンテンツ種別対応情報記憶部304Aの処理が、第1の実施形態のコンテンツ利用検出部301、コンテンツ種別判断部302、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303及びコンテンツ種別対応情報記憶部304の処理と相違している。
ここで、第2の実施形態に係るユーザ端末2及びサーバ装置3の各機能的構成部で使用される各種情報の一構成例について説明する。
図20に示す第2の実施形態の行動検出部203Aが記憶する操作/行動対応情報I1aは、図6に示す第1の実施形態の行動検出部203が記憶する操作/行動対応情報I1の構成とは異なり、異なる複数のユーザの操作の夫々に同一のユーザの行動が対応付けて定められている。
なお、図20の例では、「外部表示ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報及び「スライドショー開始ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報の夫々に「投影」というユーザの行動を示す情報が対応付けられた操作/行動対応情報I1aを示している。
図21に示す第2の実施形態に係る利用機器検出部205が記憶する操作/利用機器対応情報I4は、予め設定またはプログラムされている静的な情報であり、操作受付部201で受け付け可能な各種のユーザの操作を示す情報に、各種のユーザの操作に対応付けて定められたユーザが使用する機器の種別を示す機器種別情報が対応付けられた情報である。
なお、図21の例では、「外部表示ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報に「外部表示デバイス」という機器種別情報が対応付けられ、「スライドショー開始ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報に「PC」という機器種別情報が対応付けられた操作/利用機器対応情報I4を示している。
図22に示す第2の実施形態に係る行動検出部203Aが生成する行動情報は、図7に示す第1の実施形態に係る行動検出部203が生成する行動情報とは異なり、ユーザの行動を示す情報に機器種別情報が関連付けられた情報である。
なお、図22の例では、「投影」というユーザの行動を示す行動情報に「外部表示デバイス」という機器種別情報が関連付けられた行動情報を示している。
図23に示す第2の実施形態に係るコンテンツ利用検出部301Aが生成するコンテンツ利用情報は、図9に示す第1の実施形態に係るコンテンツ利用検出部301が生成するコンテンツ利用情報とは異なり、ユーザが使用したコンテンツを保持するユーザ端末2のIPアドレスを示す情報と、ユーザの使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報と、機器種別情報と、ユーザの行動を示す情報とを関連付けした情報である。
なお、図23の例では、「192.168.100.100」というIPアドレスと、「資料B」というコンテンツ名を示す情報と、「外部表示デバイス」という機器種別情報と、「投影」というユーザの行動を示す情報とが関連付けられたコンテンツ利用情報を示している。
図24に示す第2の実施形態に係る行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303Aが記憶する行動/コンテンツ種別対応情報I2aは、図10に示す第1の実施形態に係る行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303が記憶する行動/コンテンツ種別対応情報I2の構成とは異なり、機器種別を示す機器種別情報及びユーザの行動を示す情報に対してコンテンツの種別を示すコンテンツ種別情報が対応付けて定められている。
なお、図24の例では、「PC」という機器種別情報及び「編集」というユーザの行動を示す情報に対して「議事録」というコンテンツ種別情報が対応付けられ、「外部表示デバイス」という機器種別情報及び「投影」というユーザの行動を示す情報に対して「発表資料」というコンテンツ種別情報が対応付けられ、「PC」という機器種別情報及び「投影」というユーザの行動を示す情報に対して「参考資料」というコンテンツ種別情報が対応付けられ、「PC」という機器種別情報及び「作成」というユーザの行動を示す情報に対して「スケジュール」というコンテンツ種別情報が対応付けられた行動/コンテンツ種別対応情報I2aを示している。
次に、第2の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作について図25を用いて説明する。図25は、第2の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作を説明するためのシーケンス図である。
図25に示すように、ユーザ(1)が操作部23を用いてユーザ端末(1)2の記憶部25に記憶されているコンテンツ(例えば、コンテンツ名が「資料B」のコンテンツ)を使用する場合、まず、ユーザ端末(1)2では、操作受付部201が、ユーザのコンテンツ操作を受け付けると(ステップS201)、コンテンツ処理部202に対して、ユーザにより指定されたコンテンツのコンテンツ名を示す情報(例えば、「資料B」というコンテンツ名を示す情報)とユーザの操作内容を示す情報(例えば、「外部表示ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)とを送信してコンテンツ処理を依頼する(ステップS202)。
すると、上記コンテンツ処理の依頼を受けたコンテンツ処理部202が、操作受付部201から受信したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報に基づいて対応するコンテンツ処理(例えば、コンテンツ名が「資料B」のコンテンツを投影する処理)を実行する(ステップS203)。
また、操作受付部201は、ステップS101においてユーザのコンテンツ操作を受け付けた場合、行動検出部203Aに対して、上記したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報を送信して行動判断の実行を要求する(ステップS204)。
続いて、上記行動判断の実行要求を受けた行動検出部203Aが、ステップS201で操作受付部201が受け付けたユーザの操作に対応するユーザの行動を特定するための行動判断を実行する(ステップS205)。
即ち、ステップS205の処理では、行動検出部203Aが、操作受付部201から受信したユーザの操作を示す情報(例えば、「外部表示ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)をもとに、操作/行動対応情報I1a(図20参照)を参照して、上記受信したユーザの操作を示す情報に対応付けられているユーザの行動を示す情報(例えば、「投影」というユーザの行動を示す情報)を特定する。
その後、行動検出部203Aは、操作受付部201から行動判断の実行要求を受けると、利用機器検出部205に対して、操作受付部201から受信したユーザの操作を示す情報(例えば、「外部表示ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)を送信して利用機器情報としての機器種別の取得要求を行って利用機器検出部205から上記送信したユーザの操作を示す情報に対応付けて定められている機器種別を示す機器種別情報(例えば、「外部表示デバイス」という機器種別情報)を取得する。そして、行動検出部203Aは、ステップS205で特定したユーザの行動を示す情報と上記取得した機器種別情報とを関連付けした行動情報(図22参照)を生成する(ステップS206)。
続いて、行動検出部203Aは、第1の実施形態の行動検出部203と同様に、端末情報記憶部204から端末情報としてのIPアドレスを示す情報(例えば、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報)を取得し、該取得したIPアドレスを示す情報と操作受付部201から受信したコンテンツ名を示す情報とを関連付けしたコンテンツ情報を生成する(ステップS207)。
続いて、行動検出部203Aは、サーバ装置3に対して、ステップS206で生成した行動情報とステップS207で生成したコンテンツ情報とを送信してコンテンツ利用情報の生成を要求する(ステップS208)。
一方、サーバ装置3では、コンテンツ利用検出部301Aが、ユーザ端末(1)2の行動検出部203Aからコンテンツ利用情報の生成要求を受けると、行動検出部203Aから受信したコンテンツ情報(例えば、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報と、「資料B」というコンテンツ名を示す情報)と行動情報(例えば、「外部表示デバイス」という機器種別情報と「投影」というユーザの行動を示す情報とを関連付けした行動情報)(図22参照)とを関連付けしたコンテンツ利用情報(図23参照)を生成し(ステップS209)、コンテンツ種別判断部302Aに対して、ステップS209で生成したコンテンツ利用情報を送信してコンテンツ種別の判断を要求する(ステップS210)。
続いて、上記コンテンツ種別の判断要求を受けたコンテンツ種別判断部302Aが、ユーザが使用したコンテンツの種別を特定するための行動判断を実行する(ステップS211及びステップS212)。
即ち、コンテンツ種別判断部302Aは、ステップS211において、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303から行動/コンテンツ種別対応情報I2a(図24参照)を取得する。続いて、コンテンツ種別判断部302Aは、ステップS212において、コンテンツ利用検出部301Aから受信したコンテンツ利用情報をもとに、ステップS211で取得した行動/コンテンツ種別対応情報I2aを参照して、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるユーザの行動を示す情報(例えば、「投影」というユーザの行動を示す情報)及び機器種別情報(例えば、「外部表示デバイス」という機器種別情報)に対応付けして定められるコンテンツ種別情報(例えば、「発表資料」というコンテンツ種別を示すコンテンツ種別情報)を特定する。
続いて、コンテンツ種別判断部302Aが、コンテンツ種別対応情報記憶部304Aに対して、上記特定したコンテンツ種別情報と、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるコンテンツ情報(コンテンツ名を示す情報及びIPアドレスを示す情報)を送信して両者の関連付けを要求する(ステップS213)。
続いて、上記コンテンツ情報とコンテンツ種別情報との両者の関連付けの要求を受けたコンテンツ種別対応情報記憶部304Aが、コンテンツ種別判断部302Aから受信したコンテンツ情報(例えば、「資料B」というコンテンツ名を示す情報及び「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報を含むコンテンツ情報)とコンテンツ種別情報(例えば、「発表資料」というコンテンツ種別を示すコンテンツ種別情報)とを関連付けしたコンテンツ種別対応情報を生成してRAMや記憶部25などの所定の記憶領域に記憶する(ステップS214)。
それ以降は、サーバ装置3では、図15に示す第1の実施形態におけるステップS114〜ステップS119のコンテンツ取得/送信処理と同様の処理であるステップS215〜ステップS220のコンテンツ取得/送信処理を実行する。
即ち、以上説明した第2の実施形態によれば、異なる複数のユーザの操作の夫々に同一のユーザの行動が対応付けて定められるなどの理由から、ユーザの行動だけではユーザが使用したコンテンツのコンテンツ種別が判別できないような状況でも、ユーザの行動及びユーザの使用した機器の機器種別に基づいてコンテンツ種別を判別することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図26〜図31を用いて説明する。図26は、第3の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図であり、図27は、第3の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成を示すブロック図であり、図28〜図30は、第3の実施形態に係るユーザ端末2及びサーバ装置3の各機能的構成部で使用される各種情報の一構成例を示す模式図であり、図31は、第3の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作を説明するためのシーケンス図である。
この第3の実施形態は、ユーザの操作に対応付けて定められたユーザの行動及びユーザが使用するコンテンツの使用状態(ステータス)に基づいてコンテンツのコンテンツ種別を判別することを特徴とするものである。
図26に示すように、第3の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成は、図4に示した第1の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成と同じであるが、第3の実施形態におけるコンテンツ処理部202B及び行動検出部203Bの処理が、第1の実施形態のコンテンツ処理部202及び行動検出部203の処理と相違している。
即ち、第3の実施形態に係るコンテンツ処理部202Bは、行動検出部203Bからユーザが使用するコンテンツの使用状態を示すステータス情報の取得要求を受けた場合に、ユーザが使用するコンテンツの使用状態(「作成中」、「作成済み」など)を示すステータス情報を生成して行動検出部203Bに対して送信するものである。
また、図27に示すように、第3の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成は、図5に示した第1の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成と同じであるが、第3の実施形態におけるコンテンツ利用検出部301B、コンテンツ種別判断部302B、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303B及びコンテンツ種別対応情報記憶部304Bの処理が、第1の実施形態のコンテンツ利用検出部301、コンテンツ種別判断部302、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303及びコンテンツ種別対応情報記憶部304の処理と相違している。
ここで、第3の実施形態に係るユーザ端末2及びサーバ装置3の各機能的構成部で使用される各種情報の一構成例について説明する。
図28に示す第2の実施形態の行動検出部203Bが生成するコンテンツ情報は、図8に示す第1の実施形態の行動検出部203が生成するコンテンツ情報の構成とは異なり、ユーザが使用したコンテンツを保持するユーザ端末2のIPアドレスを示す情報と、ユーザの使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報と、ユーザの使用するコンテンツの使用状態としてのステータスを示すステータス情報とを関連付けした情報である。
なお、図28の例では、「192.168.100.100」というIPアドレスと、「資料A」というコンテンツ名を示す情報と、「作成中」というステータス情報とが関連付けられたコンテンツ利用情報を示している。
図29に示す第3の実施形態に係るコンテンツ利用検出部301Bが生成するコンテンツ利用情報は、図9に示す第1の実施形態に係るコンテンツ利用検出部301が生成するコンテンツ利用情報とは異なり、ユーザが使用したコンテンツを保持するユーザ端末2のIPアドレスを示す情報と、ユーザの使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報と、ユーザの使用するコンテンツの使用状態としてのステータスを示すステータス情報と、ユーザの行動を示す情報とを関連付けした情報である。
なお、図29の例では、「192.168.100.100」というIPアドレスと、「資料A」というコンテンツ名を示す情報と、「作成中」というステータス情報と、「編集」というユーザの行動を示す情報とが関連付けられたコンテンツ利用情報を示している。
図30に示す第3の実施形態に係る行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303Bが記憶する行動/コンテンツ種別対応情報I2bは、図10に示す第1の実施形態に係る行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303が記憶する行動/コンテンツ種別対応情報I2の構成とは異なり、ユーザの使用するコンテンツの使用状態としてのステータスを示すステータス情報及びユーザの行動を示す情報に対してコンテンツの種別を示すコンテンツ種別情報が対応付けて定められている。
なお、図30の例では、「作成中」というステータス情報及び「作成」というユーザの行動を示す情報に対して「議事録」というコンテンツ種別情報が対応付けられ、「作成済み」というステータス情報及び「作成」というユーザの行動を示す情報に対して「開催通知」というコンテンツ種別情報が対応付けられた行動/コンテンツ種別対応情報I2bを示している。
次に、第3の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作について図31を用いて説明する。図31は、第3の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作を説明するためのシーケンス図である。
図31に示すように、ユーザ(1)が操作部23を用いてユーザ端末(1)2の記憶部25に記憶されているコンテンツ(例えば、コンテンツ名が「資料A」のコンテンツ)を使用する場合、まず、ユーザ端末(1)2では、操作受付部201が、ユーザのコンテンツ操作を受け付けると(ステップS301)、コンテンツ処理部202Bに対して、ユーザにより指定されたコンテンツのコンテンツ名を示す情報(例えば、「資料A」というコンテンツ名を示す情報)とユーザの操作内容を示す情報(例えば、「更新ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)とを送信してコンテンツ処理を依頼する(ステップS302)。
すると、上記コンテンツ処理の依頼を受けたコンテンツ処理部202Bが、操作受付部201から受信したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報に基づいて対応するコンテンツ処理(例えば、コンテンツ名が「資料A」のコンテンツの編集処理)を実行する(ステップS303)。
また、操作受付部201は、ステップS101においてユーザのコンテンツ操作を受け付けた場合、行動検出部203Bに対して、上記したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報を送信して行動判断の実行を要求する(ステップS304)。
続いて、上記行動判断の実行要求を受けた行動検出部203Bが、ステップS301で操作受付部201が受け付けたユーザの操作に対応するユーザの行動を特定するための行動判断を実行する(ステップS305)。
即ち、ステップS305の処理では、行動検出部203Bが、操作受付部201から受信したユーザの操作を示す情報(例えば、「更新ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)をもとに、操作/行動対応情報I1(図6参照)を参照して、上記受信したユーザの操作を示す情報に対応付けられているユーザの行動を示す情報(例えば、「編集」というユーザの行動を示す情報)を特定し、該特定した情報を示す行動情報(図7参照)を生成する。
その後、行動検出部203Bは、コンテンツ処理部202Bに対してユーザが使用するコンテンツの使用状態を示すステータス情報の取得要求を行ってコンテンツ処理部202Bからステータス情報を取得する(ステップS306)。
続いて、行動検出部203Bは、第1の実施形態の行動検出部203と同様に、端末情報記憶部204から端末情報としてのIPアドレスを示す情報(例えば、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報)を取得し、該取得したIPアドレスを示す情報と、操作受付部201から受信したコンテンツ名を示す情報と、ステップS306で取得したステータス情報とを関連付けしたコンテンツ情報を生成する(ステップS307)。
続いて、行動検出部203Bは、サーバ装置3に対して、ステップS305で生成した行動情報とステップS307で生成したコンテンツ情報とを送信してコンテンツ利用情報の生成を要求する(ステップS308)。
一方、サーバ装置3では、コンテンツ利用検出部301Bが、ユーザ端末(1)2の行動検出部203Bからコンテンツ利用情報の生成要求を受けると、行動検出部203Bから受信したコンテンツ情報(例えば、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報と、「資料A」というコンテンツ名を示す情報と、「作成中」というステータス情報)と行動情報(例えば、「編集」というユーザの行動を示す行動情報)(図22参照)とを関連付けしたコンテンツ利用情報(図29参照)を生成し(ステップS309)、コンテンツ種別判断部302Bに対して、ステップS309で生成したコンテンツ利用情報を送信してコンテンツ種別の判断を要求する(ステップS310)。
続いて、上記コンテンツ種別の判断要求を受けたコンテンツ種別判断部302Bが、ユーザが使用したコンテンツの種別を特定するための行動判断を実行する(ステップS311及びステップS312)。
即ち、コンテンツ種別判断部302Bは、ステップS311において、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303Bから行動/コンテンツ種別対応情報I2b(図30参照)を取得する。続いて、コンテンツ種別判断部302Bは、ステップS312において、コンテンツ利用検出部301Bから受信したコンテンツ利用情報をもとに、ステップS311で取得した行動/コンテンツ種別対応情報I2bを参照して、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるステータス情報(例えば、「作成中」というステータス情報)及びユーザの行動を示す情報(例えば、「作成」というユーザの行動を示す情報)に対応付けして定められるコンテンツ種別情報(例えば、「議事録」というコンテンツ種別を示すコンテンツ種別情報)を特定する。
続いて、コンテンツ種別判断部302Bが、コンテンツ種別対応情報記憶部304Bに対して、上記特定したコンテンツ種別情報と、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるコンテンツ情報(コンテンツ名を示す情報及びIPアドレスを示す情報)を送信して両者の関連付けを要求する(ステップS313)。
続いて、上記コンテンツ情報とコンテンツ種別情報との両者の関連付けの要求を受けたコンテンツ種別対応情報記憶部304Bが、コンテンツ種別判断部302Bから受信したコンテンツ情報(例えば、「資料A」というコンテンツ名を示す情報及び「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報を含むコンテンツ情報)とコンテンツ種別情報(例えば、「議事録」というコンテンツ種別を示すコンテンツ種別情報)とを関連付けしたコンテンツ種別対応情報を生成してRAMや記憶部25などの所定の記憶領域に記憶する(ステップS314)。
それ以降は、サーバ装置3では、図15に示す第1の実施形態におけるステップS114〜ステップS119の処理と同様の処理であるステップS315〜ステップS320の処理を実行する。
即ち、以上説明した第3の実施形態によれば、異なる複数のユーザの操作の夫々に同一のユーザの行動が対応付けて定められるなどの理由から、ユーザの行動だけではユーザが使用したコンテンツのコンテンツ種別が判別できないような状況でも、ユーザの行動及びユーザが使用するコンテンツの使用状態(ステータス)に基づいてコンテンツ種別を判別することが可能である。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について図32〜図36を用いて説明する。図32は、第4の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成を示すブロック図であり、図33は、第4の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成を示すブロック図であり、図34〜図35は、第4の実施形態に係るユーザ端末2及びサーバ装置3の各機能的構成部で使用される各種情報の一構成例を示す模式図であり、図36は、第4の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作を説明するためのシーケンス図である。
この第4の実施形態は、ユーザの操作に対応付けて定められたユーザの行動及び電子会議の状態に基づいてコンテンツのコンテンツ種別を判別することを特徴とするものである。
図32に示すように、第4の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成は、図4に示した第1の実施形態に係るユーザ端末2の機能的構成と同じであるが、第4の実施形態における操作受付部201Cの処理が、第1の実施形態の操作受付部201の処理と相違している。
即ち、第4の実施形態における操作受付部201Cは、第1の実施形態における操作受付部201の処理に加え、電子会議ツールの画面上におけるユーザの電子会議の開始を指示する操作、即ち、電子会議の状態(以下、「会議状態」という場合がある。)を変更する操作を受け付けた場合にサーバ装置3に対して電子会議の開始を示す情報などの会議状態変更情報を送信する処理を実行するものである。
また、図33に示すように、第4の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成は、新たに会議情報記憶部310を追加した点が、図5に示した第1の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成と相違している。
即ち、第4の実施形態に係る会議情報記憶部310は、ユーザ端末2の操作受付部201Cから受信した会議状態変更情報に基づいて記憶部25やRAMなどの所定の記憶領域に記憶してある会議状態を示す会議状態情報を更新し、コンテンツ利用検出部301Cから会議状態情報の取得要求を受けた場合に、上記記憶している会議状態情報をコンテンツ利用検出部301Cに送信するものである。
ここで、第4の実施形態に係るユーザ端末2及びサーバ装置3の各機能的構成部で使用される各種情報の一構成例について説明する。
図34に示す第4の実施形態に係るコンテンツ利用検出部301Cが生成するコンテンツ利用情報は、図9に示す第1の実施形態に係るコンテンツ利用検出部301が生成するコンテンツ利用情報とは異なり、ユーザが使用したコンテンツを保持するユーザ端末2のIPアドレスを示す情報と、ユーザの使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報と、ユーザの行動を示す情報と、会議状態情報とを関連付けした情報である。
なお、図34の例では、「192.168.100.100」というIPアドレスと、「資料A」というコンテンツ名を示す情報と、「編集」というユーザの行動を示す情報と、「会議中」という会議状態情報とが関連付けられたコンテンツ利用情報を示している。
図35に示す第4の実施形態に係る行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303Cが記憶する行動/コンテンツ種別対応情報I2cは、図10に示す第1の実施形態に係る行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303が記憶する行動/コンテンツ種別対応情報I2の構成とは異なり、ユーザの行動を示す情報及び会議状態情報に対してコンテンツの種別を示すコンテンツ種別情報が対応付けて定められている。
なお、図35の例では、「編集」というユーザの行動を示す情報及び「会議中」という会議状態情報に対して「議事録」というコンテンツ種別情報が対応付けられ、「編集」というユーザの行動を示す情報及び「会議前」という会議状態情報に対して「発表資料」というコンテンツ種別情報が対応付けられた行動/コンテンツ種別対応情報I2cを示している。
次に、第4の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作について図36を用いて説明する。図36は、第4の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作を説明するためのシーケンス図である。
図36に示すように、まず、ユーザ(1)が操作部23を用いて電子会議ツールの画面上で電子会議の開始を指示する操作を行うことにより、操作受付部201Cが、上記操作を受け付けると(ステップS401)、サーバ装置3に対して、電子会議の開始を示す情報を含む会議状態変更情報を送信する(ステップS402)。
続いて、ユーザ(1)が操作部23を用いてユーザ端末(1)2の記憶部25に記憶されているコンテンツ(例えば、コンテンツ名が「資料A」のコンテンツ)を使用する場合、まず、ユーザ端末(1)2では、操作受付部201Cが、ユーザのコンテンツ操作を受け付けると(ステップS403)、コンテンツ処理部202に対して、ユーザにより指定されたコンテンツのコンテンツ名を示す情報(例えば、「資料A」というコンテンツ名を示す情報)とユーザの操作内容を示す情報(例えば、「更新ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)とを送信してコンテンツ処理を依頼する(ステップS404)。
すると、上記コンテンツ処理の依頼を受けたコンテンツ処理部202が、操作受付部201Cから受信したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報に基づいて対応するコンテンツ処理(例えば、コンテンツ名が「資料A」のコンテンツに対する編集処理)を実行する(ステップS405)。
また、操作受付部201Cは、ステップS403においてユーザのコンテンツ操作を受け付けた場合、行動検出部203に対して、上記したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報を送信して行動判断の実行を要求する(ステップS406)。
続いて、上記行動判断の実行要求を受けた行動検出部203が、ステップS403で操作受付部201が受け付けたユーザの操作に対応するユーザの行動を特定するための行動判断を実行する(ステップS407)。
即ち、ステップS407の処理では、行動検出部203が、操作受付部201Cから受信したユーザの操作を示す情報(例えば、「更新ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)をもとに、操作/行動対応情報I1(図6参照)を参照して、上記受信したユーザの操作を示す情報に対応付けられているユーザの行動を示す情報(例えば、「編集」というユーザの行動を示す情報)を特定し、該特定した情報を示す行動情報(図7参照)を生成する。
その後、行動検出部203が、端末情報記憶部204に対して端末情報の取得要求を行って、端末情報記憶部204から端末情報としてのIPアドレスを示す情報(例えば、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報)を取得し、該取得したIPアドレスを示す情報と操作受付部201から受信したコンテンツ名を示す情報とを関連付けしたコンテンツ情報(図8参照)を生成する(ステップS408)。
その後、行動検出部203が、サーバ装置3に対して、ステップS407で生成した行動情報とステップS408で生成したコンテンツ情報とを送信してコンテンツ利用情報の生成を要求する(ステップS409)。
一方、サーバ装置3では、コンテンツ利用検出部301Cが、ユーザ端末(1)2の行動検出部203からコンテンツ利用情報の生成要求を受けると、会議情報記憶部310に対して会議状態情報の取得要求を行って、会議情報記憶部310から会議状態情報を取得する(ステップS410)。
その後、コンテンツ利用検出部301Cが、行動検出部203から受信したコンテンツ情報及び行動情報と、ステップS410で取得した会議状態情報とを関連付けしたコンテンツ利用情報(図34参照)を生成し(ステップS411)、コンテンツ種別判断部302Cに対して、ステップS411で生成したコンテンツ利用情報を送信してコンテンツ種別の判断を要求する(ステップS412)。
続いて、上記コンテンツ種別の判断要求を受けたコンテンツ種別判断部302Cが、ユーザが使用したコンテンツの種別を特定するための行動判断を実行する(ステップS413及びステップS414)。
即ち、コンテンツ種別判断部302Cは、ステップS413において、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303Cから行動/コンテンツ種別対応情報I2c(図35参照)を取得する。続いて、コンテンツ種別判断部302Cは、ステップS414において、コンテンツ利用検出部301Cから受信したコンテンツ利用情報をもとに、ステップS413で取得した行動/コンテンツ種別対応情報I2cを参照して、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるユーザの行動を示す情報(例えば、「編集」というユーザの行動を示す情報)及び会議状態情報(例えば、「会議中」という会議状態情報)に対応付けして定められるコンテンツ種別情報(例えば、「議事録」というコンテンツ種別を示すコンテンツ種別情報)を特定する。
続いて、コンテンツ種別判断部302Cが、コンテンツ種別対応情報記憶部304Cに対して、上記特定したコンテンツ種別情報と、上記受信したコンテンツ利用情報に含まれるコンテンツ情報(コンテンツ名を示す情報及びIPアドレスを示す情報)を送信して両者の関連付けを要求する(ステップS415)。
それ以降は、サーバ装置3では、図15に示す第1の実施形態におけるステップS113〜ステップS119の処理と同様の処理であるステップS416〜ステップS422の処理を実行する。
即ち、以上説明した第4の実施形態によれば、異なる複数のユーザの操作の夫々に同一のユーザの行動が対応付けて定められるなどの理由から、ユーザの行動だけではユーザが使用したコンテンツのコンテンツ種別が判別できないような状況でも、ユーザの行動及び電子会議の状態に基づいてコンテンツ種別を判別することが可能である。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について図37〜図41を用いて説明する。図37は、第5の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成を示すブロック図であり、図38〜図40は、第5の実施形態に係るサーバ装置3の各機能的構成部で使用される各種情報の一構成例を示す模式図であり、図41は、第5の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作を説明するためのシーケンス図である。
この第5の実施形態は、第4の実施形態の変形例であり、過去のコンテンツ利用情報を用いてコンテンツのコンテンツ種別を判別することを特徴とするものである。
図37に示すように、第5の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成は、新たにコンテンツ利用情報記憶部311を追加した点が、図33に示した第4の実施形態に係るサーバ装置3の機能的構成と相違している。
即ち、第5の実施形態に係るコンテンツ利用情報記憶部311は、コンテンツ種別判断部302Dから受信するコンテンツ利用情報をRAMや記憶部25に記憶保持するとともに、コンテンツ種別判断部302Dからコンテンツ利用情報の取得要求を受けた場合に、コンテンツ種別判断部302Dから受信したコンテンツ情報に関連付けられたユーザの行動を示す情報及び会議状態情報を含む過去のコンテンツ利用情報をコンテンツ種別判断部302Dに送信するものである。
ここで、第5の実施形態に係るサーバ装置3の各機能的構成部で使用される各種情報の一構成例について説明する。
図38に示す第5の実施形態に係るコンテンツ利用検出部301Dが生成するコンテンツ利用情報は、図34に示したコンテンツ利用情報と同じ構成であり、ユーザが使用したコンテンツを保持するユーザ端末2のIPアドレスを示す情報と、ユーザの使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報と、ユーザの行動を示す情報と、会議状態情報とを関連付けした情報である。
なお、図38の例では、「192.168.100.100」というIPアドレスと、「資料C」というコンテンツ名を示す情報と、「編集」というユーザの行動を示す情報と、「会議後」という会議状態情報とが関連付けられたコンテンツ利用情報を示している。
図39に示す第5の実施形態に係るコンテンツ利用情報記憶部311が記憶する過去のコンテンツ利用情報は、ユーザの使用したコンテンツのコンテンツ名を示す情報に対応付けて複数のユーザの行動を示す情報及び複数の会議状態情報とを関連付けした情報である。
なお、図39の例では、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報及び「資料C」というコンテンツ名を示す情報に、「作成」というユーザの行動を示す情報と、「会議中」という会議状態情報とが関連付けられた過去のコンテンツ利用情報を示している。
図40に示す第5の実施形態に係る行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303Dが記憶する行動/コンテンツ種別対応情報I2dは、図35に示す第4の実施形態に係る行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303Cが記憶する行動/コンテンツ種別対応情報I2cの構成とは異なり、複数のユーザの行動を示す情報及び複数の会議状態情報に対してコンテンツの種別を示すコンテンツ種別情報が対応付けて定められている。
なお、図40の例では、「作成」及び「編集」という2つのユーザの行動を示す情報と、「会議前」及び「会議後」という2つの会議状態情報とに対して、「発表資料」というコンテンツ種別情報が対応付けられ、「作成」及び「編集」という2つのユーザの行動を示す情報と、「会議前」及び「会議前」という2つの会議状態情報とに対して、「開催通知」というコンテンツ種別情報が対応付けられ、「作成」及び「編集」という2つのユーザの行動を示す情報と、「会議中」及び「会議後」という2つの会議状態情報に対して「議事録」というコンテンツ種別情報が対応付けられた行動/コンテンツ種別対応情報I2dを示している。
次に、第5の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作について図41を用いて説明する。図41は、第5の実施形態に係る電子会議システム1における処理動作を説明するためのシーケンス図である。
図41に示すように、ユーザ(1)が操作部23を用いてユーザ端末(1)2の記憶部25に記憶されているコンテンツ(例えば、コンテンツ名が「資料C」のコンテンツ)を使用する場合、まず、ユーザ端末(1)2では、操作受付部201Cが、ユーザのコンテンツ操作を受け付けると(ステップS501)、コンテンツ処理部202に対して、ユーザにより指定されたコンテンツのコンテンツ名を示す情報(例えば、「資料C」というコンテンツ名を示す情報)とユーザの操作内容を示す情報(例えば、「更新ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)とを送信してコンテンツ処理を依頼する(ステップS502)。
すると、上記コンテンツ処理の依頼を受けたコンテンツ処理部202が、操作受付部201Cから受信したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報に基づいて対応するコンテンツ処理(例えば、コンテンツ名が「資料C」のコンテンツに対する編集処理)を実行する(ステップS503)。
また、操作受付部201Cは、ステップS501においてユーザのコンテンツ操作を受け付けた場合、行動検出部203に対して、上記したコンテンツ名を示す情報及びユーザの操作を示す情報を送信して行動判断の実行を要求する(ステップS504)。
続いて、上記行動判断の実行要求を受けた行動検出部203が、ステップS501において操作受付部201Cが受け付けたユーザの操作に対応するユーザの行動を特定するための行動判断を実行する(ステップS505)。
即ち、ステップS505の処理では、行動検出部203が、操作受付部201Cから受信したユーザの操作を示す情報(例えば、「更新ボタンの押下」というユーザの操作を示す情報)をもとに、操作/行動対応情報I1(図6参照)を参照して、上記受信したユーザの操作を示す情報に対応付けられているユーザの行動を示す情報(例えば、「編集」というユーザの行動を示す情報)を特定し、該特定した情報を示す行動情報(図7参照)を生成する。
その後、行動検出部203が、端末情報記憶部204に対して端末情報の取得要求を行って、端末情報記憶部204から端末情報としてのIPアドレスを示す情報(例えば、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報)を取得し、該取得したIPアドレスを示す情報と操作受付部201Cから受信したコンテンツ名を示す情報とを関連付けしたコンテンツ情報(図8参照)を生成する(ステップS506)。
その後、行動検出部203が、サーバ装置3に対して、ステップS505で生成した行動情報とステップS506で生成したコンテンツ情報とを送信してコンテンツ利用情報の生成を要求する(ステップS507)。
一方、サーバ装置3では、コンテンツ利用検出部301Dが、ユーザ端末(1)2の行動検出部203からコンテンツ利用情報の生成要求を受けると、会議情報記憶部310に対して会議状態情報の取得要求を行って、会議情報記憶部310から会議状態情報を取得する(ステップS508)。
その後、コンテンツ利用検出部301Dが、行動検出部203から受信したコンテンツ情報及び行動情報と、ステップS508で取得した会議状態情報とを関連付けしたコンテンツ利用情報(図34参照)を生成し(ステップS509)、コンテンツ種別判断部302Dに対して、ステップS509で生成したコンテンツ利用情報を送信してコンテンツ種別の判断を要求する(ステップS510)。
続いて、上記コンテンツ種別の判断要求を受けたコンテンツ種別判断部302Dが、ユーザが使用したコンテンツの種別を特定するための行動判断を実行する(ステップS511〜ステップS514)。
即ち、コンテンツ種別判断部302Dは、ステップS511において、行動/コンテンツ種別対応情報記憶部303Dから行動/コンテンツ種別対応情報I2d(図40参照)を取得する。
また、コンテンツ種別判断部302Dは、ステップS512において、コンテンツ利用情報記憶部311に対してコンテンツ利用情報検出部301Cから受信したコンテンツ情報(例えば、「192.168.100.100」というIPアドレスを示す情報及び「資料C」というコンテンツ名を示す情報)を送信してコンテンツ利用情報記憶部311から上記送信したコンテンツ情報に関連付けられた情報(例えば、「作成」というユーザの行動を示す情報と、「会議中」という会議状態情報)(以下、「過去のコンテンツ利用情報」という場合がある。)を取得する。
また、コンテンツ種別判断部302Dは、ステップS513において、コンテンツ利用情報記憶部311に対して、コンテンツ利用検出部301Cから受信したコンテンツ利用情報を送信して今回のコンテンツ利用情報の記憶を要求する。
また、コンテンツ種別判断部302Dは、ステップS514において、コンテンツ利用検出部301Cから受信した今回のコンテンツ利用情報及びステップS512で取得した過去のコンテンツ利用情報をもとに、ステップS511で取得した行動/コンテンツ種別対応情報I2dを参照して、今回のコンテンツ利用情報に含まれるユーザの行動を示す情報(例えば、「編集」というユーザの行動を示す情報)及び会議状態情報(例えば、「会議後」という会議状態情報)、過去のコンテンツ利用情報に含まれるユーザの行動を示す情報(例えば、「作成」というユーザの行動を示す情報)及び会議状態情報(例えば、「会議中」という会議状態情報)の全てが対応付けられているコンテンツ種別情報(例えば、「発表資料」というコンテンツ種別情報)を特定する。
続いて、コンテンツ種別判断部302Dが、コンテンツ種別対応情報記憶部304Dに対して、上記特定したコンテンツ種別情報と、コンテンツ利用検出部301Cから受信したコンテンツ利用情報に含まれるコンテンツ情報(コンテンツ名を示す情報及びIPアドレスを示す情報)を送信して両者の関連付けを要求する(ステップS515)。
それ以降は、サーバ装置3では、図15に示す第1の実施形態におけるステップS113〜ステップS119のコンテンツ取得/送信処理と同様の処理であるステップS516〜ステップS522のコンテンツ取得/送信処理を実行する。
即ち、以上説明した第5の実施形態によれば、1回のユーザの行動及び会議状態だけではユーザが使用したコンテンツのコンテンツ種別が判別できないような状況でも、複数のユーザの行動に基づいてコンテンツ種別を判別することが可能である。
なお、第2〜第5の実施形態のサーバ装置3は、第1の実施形態で説明した図16及び図17に示す処理手順によるコンテンツ取得/送信処理を実行することが可能である。
以上、例示的な実施形態に基づいて説明したが、本実施形態は、上記した実施形態により限定されるものではない。
例えば、上記した実施形態では、特に説明していないが、第1〜第5の実施形態におけるサーバ装置3が各実施形態におけるユーザ端末2の機能的構成を有し、自装置で受け付けたユーザの操作に基づいて上記ユーザが使用するコンテンツのコンテンツ種別を判別し、該判別したコンテンツ種別のコンテンツを必要とする役割に付いているユーザが使用する他のユーザ端末2に上記コンテンツを送信するような形態とすることも可能である。
また、上記した実施形態の制御部20及び制御部30における処理を実行するプログラムは、ユーザ端末2及びサーバ装置3のROMなどの記憶部に予め組み込んで提供することが可能である。また、上記プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶して提供することが可能である。更に、上記プログラムは、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布したりすることも可能である。
また、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。