JP2013182038A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光部材の効率的な配置を確保することができながら、小型化を図ることができ、さらには、露光部材の損傷を抑制できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】
カラープリンタ1では、LEDアレイ67が本体ケーシング2内に設けられているとともに、現像カートリッジ23が、現像ドロワ80に支持された状態において、現像位置と退避位置とに移動可能に構成されている。そして、現像ドロワ80を本体ケーシング2から引き出す場合、まず、現像カートリッジ23を退避位置に配置した後、現像ドロワ80を本体ケーシング2から引き出す。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、開口を有する本体ケーシングと、感光ドラムおよび現像ローラを備え、開口を介して本体ケーシングに着脱可能に装着されるドラムユニットと、感光ドラムを露光するためのLEDユニットとを備える画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置としては、例えば、本体ケーシングが、開口を開閉するためのトップカバーを備え、ドラムユニットが、複数色に対応して複数設けられ、本体ケーシング内において、所定方向に並列配置され、LEDユニットが、複数の感光ドラムに対応して複数設けられ、トップカバーの内面に保持されるプリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このプリンタでは、トップカバーが開口を閉鎖する閉鎖位置に配置された状態において、LEDユニットが感光ドラムに近接される露光位置に配置され、トップカバーが開口を開放する開放位置に配置された状態において、LEDユニットが感光ドラムから離間される退避位置に配置される。
そして、そのようなプリンタでは、トップカバーを開放位置に配置して、LEDユニットを感光ドラムから離間させた後、ドラムユニットを本体ケーシングに対して着脱する。
特開2009−251231号公報
しかし、特許文献1に記載のプリンタでは、互いに隣り合うドラムユニットの間において、LEDユニットが、露光位置と退避位置とに進退可能に設けられているので、互いに隣り合うドラムユニットの間に、LEDユニットを進退させるためのスペースを確保する必要がある。そのため、LEDユニットを進退させるためのスペースを確保する分、画像形成装置の小型化を図るには限度がある。
また、特許文献1に記載のプリンタでは、トップカバーを開放位置に配置して、LEDユニットを感光ドラムから離間させると、LEDユニットが本体ケーシング外に配置されるので、ドラムユニットを本体ケーシングに対して着脱するときに、ドラムユニットとLEDユニットとが干渉して、LEDユニットが損傷してしまう場合がある。
そこで、本発明の目的は、第1露光部材および第2露光部材のそれぞれの効率的な配置を確保することができながら、小型化を図ることができ、さらには、第1露光部材および第2露光部材の損傷を抑制できる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、筐体と、筐体に配置される第1感光ドラムと、筐体に配置され、第1感光ドラムと互いに間隔を隔てて並列配置される第2感光ドラムと、第1感光ドラムに対応して設けられ、第1感光ドラムを露光するための第1露光部材と、第2感光ドラムに対応して設けられ、第2感光ドラムを露光するための第2露光部材と、第1感光ドラムに対応して設けられ、第1感光ドラムに現像剤を供給するための第1現像ローラを有する第1現像器と、第2感光ドラムに対応して設けられ、第2感光ドラムに現像剤を供給するための第2現像ローラを有する第2現像器と、第1現像器および第2現像器のそれぞれを着脱可能に支持し、筐体に対して、第1感光ドラムと第2感光ドラムとの並列方向に沿って引き出し可能に装着されるように構成される現像器支持部材と、を備えている。
第2感光ドラムは、第1感光ドラムに対して現像器支持部材の引き出し方向下流側に配置されている。
第1現像器は、現像器支持部材に支持された状態において、現像器支持部材に対して、並列方向に投影したときに第1現像器の少なくとも一部が第2露光部材と重なるとともに、第1現像ローラが対応する第1感光ドラムと接触する第1現像位置と、並列方向に投影したときに第2露光部材の投影面から退避するとともに、第1現像ローラが対応する第1感光ドラムから離間する第1退避位置とに相対移動可能に構成されている。
このような構成によれば、第1現像器が、第1現像位置と第1退避位置とに移動可能に構成されているので、第1露光部材および第2露光部材を筐体内に配置しても、第1現像器を第1退避位置に配置することにより、現像器支持部材を筐体から引き出すことができる。つまり、第1現像器および第2現像器を支持する現像器支持部材を筐体から引き出すことができながら、第1露光部材および第2露光部材を進退させるためのスペースを確保する必要がない。
そのため、第1露光部材および第2露光部材の効率的な配置を確保することができながら、画像形成装置の小型化を図ることができる。
また、第1露光部材および第2露光部材のそれぞれは、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムのそれぞれに対応して設けられているので、現像器支持部材が筐体から引き出された状態においても、筐体内に配置されている。
つまり、現像器支持部材が筐体外に引き出されるのに対して、第1露光部材および第2露光部材は筐体内に配置されている。そのため、第1現像器および第2現像器と、第1露光部材および第2露光部材とが干渉することが抑制され、第1露光部材および第2露光部材が損傷することを抑制できるとともに、第1現像器および第2現像器の現像器支持部材に対する着脱作業の円滑化を図ることができる。
従って、第1露光部材および第2露光部材のそれぞれの効率的な配置を確保することができながら、画像形成装置の小型化を図ることができ、さらには、第1露光部材および第2露光部材の損傷を抑制できるとともに、第1現像器および第2現像器の現像器支持部材に対する着脱作業の円滑化を図ることができる。
(2)また、第1現像器は、第1回動軸を有し、第1回動軸を支点として、第1現像位置と第1退避位置とに回動可能に構成されていてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成でありながら、第1現像器を第1現像位置と第1退避位置とに円滑に回動させることができる。
そのため、画像形成時において、第1現像器を確実に第1現像位置に配置することができながら、現像器支持部材を筐体から引き出すときに、第1現像器を第1現像位置から第1退避位置に円滑に移動させることができる。
(3)また、第1現像ローラは、並列方向に投影したときに、第1現像器が第1退避位置に配置された状態において、現像器支持部材に重なるように配置され、第1現像器が第1現像位置に配置された状態において、第1現像ローラの少なくとも一部が現像器支持部材から露出するように配置されていてもよい。
このような構成によれば、第1現像ローラは、第1現像器が第1退避位置に配置された状態では、並列方向に投影したときに、現像器支持部材に重なるように配置されているので、現像器支持部材が引き出されたときに、ユーザが不用意に第1現像ローラと接触することを抑制できる。
一方、第1現像ローラは、第1現像器が第1現像位置に配置された状態では、並列方向に投影したときに、第1現像ローラの少なくとも一部が現像器支持部材から露出するように配置されているので、第1現像ローラと第1感光ドラムとの確実な接触を確保することができる。
(4)また、第2現像器は、現像器支持部材に支持された状態において、現像器支持部材に対して、並列方向に投影したときに第2現像器の少なくとも一部が第2露光部材と重なるとともに、第2現像ローラが対応する第2感光ドラムと接触する第2現像位置と、並列方向に投影したときに第2露光部材の投影面から退避するとともに、第2現像ローラが対応する第2感光ドラムから離間する第2退避位置とに相対移動可能に構成されていてもよい。
このような構成によれば、第2現像器が、第2現像位置と第2退避位置とに移動可能に構成されているので、現像器支持部材を筐体から引き出すときに、第2現像器を第2退避位置に配置することができる。
そのため、第2現像器が、現像器支持部材を筐体から引き出すときに、外部の部材と干渉することを抑制でき、現像器支持部材の筐体からの円滑な引き出し動作を確保できる。
(5)また、第2現像器は、第2回動軸を有し、第2回動軸を支点として、第2現像位置と第2退避位置とに回動可能に構成されていてもよい。
このような構成によれば、簡易な構成でありながら、第2現像器を第2現像位置と第2退避位置とに円滑に回動させることができる。
そのため、画像形成時において、第2現像器を確実に第2現像位置に配置することができながら、現像器支持部材を筐体から引き出すときに、第2現像器を第2現像位置から第2退避位置に円滑に移動させることができる。
(6)また、第2現像ローラは、並列方向に投影したときに、第2現像器が第2退避位置に配置された状態において、現像器支持部材に重なるように配置され、第2現像器が第2現像位置に配置された状態において、第2現像ローラの少なくとも一部が現像器支持部材から露出するように配置されていてもよい。
このような構成によれば、第2現像ローラは、第2現像器が第2退避位置に配置された状態では、並列方向に投影したときに、現像器支持部材に重なるように配置されているので、現像器支持部材が引き出されたときに、ユーザが不用意に第2現像ローラと接触することを抑制できる。
一方、第2現像ローラは、第2現像器が第2現像位置に配置された状態では、並列方向に投影したときに、第2現像ローラの少なくとも一部が現像器支持部材から露出するように配置されているので、第2現像ローラと第2感光ドラムとの確実な接触を確保することができる。
(7)また、筐体には、現像器支持部材を引き出すための開口部が形成されるとともに、開口部を開放する開放位置と、開口部を閉鎖する閉鎖位置とに移動可能に構成される開閉部材が設けられていてもよい。
この場合、開閉部材の閉鎖位置から開放位置への移動に伴なって、第1現像器が第1現像位置から第1退避位置に移動されるとともに、第2現像器が第2現像位置から第2退避位置に移動され、開閉部材の開放位置から閉鎖位置への移動に伴なって、第1現像器が第1退避位置から第1現像位置に移動されるとともに、第2現像器が第2退避位置から第2現像位置に移動される。
このような構成によれば、開口部を介して、現像器支持部材を筐体から円滑に引き出すことができる。
また、開閉部材の閉鎖位置と開放位置とへの移動に伴なって、第1現像器が第1現像位置と第1退避位置とに移動するとともに、第2現像器が第2現像位置と第2退避位置とに移動する、すなわち、第1現像器および第2現像器と開閉部材とが連動するので、ユーザが、開閉部材、第1現像器および第2現像器のそれぞれを独立して移動させる場合と比較して、現像器支持部材の筐体に対する引き出し作業の効率化を図ることができる。
また、開閉部材、第1現像器および第2現像器のそれぞれが独立して移動する場合、ユーザが、第1現像器を第1退避位置に配置させる前に、現像器支持部材を引き出してしまい、第2露光部材と第1現像器とが干渉してしまう場合がある。
これに対して、開閉部材と、第1現像器および第2現像器とが連動する場合、現像器支持部材を筐体から引き出すために、開閉部材を開放位置に配置すれば、第1現像器が第1退避位置に配置されるので、露光部材と第1現像器とが干渉することを抑制できる。また、第2現像器が第2退避位置に配置されるので、現像器支持部材の筐体からの円滑な引き出し動作を確実に確保できる。
従って、現像器支持部材の筐体に対する引き出し作業の効率化を図ることができながら、第2露光部材と第1現像器とが干渉することを抑制できる。
(8)また、現像器支持部材は、第1現像器を第1現像位置に配置させるとともに、第2現像器を第2現像位置に配置させる第1位置と、第1現像器を第1退避位置に配置させるとともに、第2現像器を第2退避位置に配置させる第2位置とに移動可能に構成される移動部材を備えていてもよい。
この場合、開閉部材は、開放位置から閉鎖位置へ移動されるときに、移動部材と連結され、移動部材を第2位置から第1位置へ移動させる連結部材を備えている。
このような構成によれば、開閉部材を開放位置から閉鎖位置に移動させると、開閉部材の連結部材が移動部材と連結され、移動部材を第2位置から第1位置へ移動させることができる。これにより、第1現像器が、確実に第1現像位置と第1退避位置とに移動されるとともに、第2現像器が、確実に第2現像位置と第2退避位置とに移動される。
そのため、第1現像器および第2現像器と、開閉部材とを確実に連動させることができる。
(9)また、第1感光ドラムと第2感光ドラムとを一体的に支持し、筐体に対して、並列方向に沿って引き出し可能に装着されるように構成されるドラム支持部材を備えていてもよい。
このような構成によれば、現像器支持部材とドラム支持部材とをそれぞれ独立して、筐体から引き出すことができるので、寿命の異なる現像器(第1現像器および第2現像器)と感光ドラム(第1感光ドラムおよび第2感光ドラム)とをそれぞれ独立して交換することができる。
そのため、画像形成装置のメンテナンス性の向上、および、ランニングコスト低減を図ることができる。
また、ドラム支持部材が第1感光ドラムと第2感光ドラムとを一体的に支持しているので、第1感光ドラムと第2感光ドラムとを同時に交換することができる。その結果、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムの交換作業の効率化を図ることができる。
(10)また、筐体に設けられ、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムのそれぞれと接触する無端ベルトを備えていてもよい。
この場合、ドラム支持部材は、筐体から引き出されるときに、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムのそれぞれと無端ベルトとが接触する接触位置から、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムのそれぞれと無端ベルトとが離間する離間位置に移動される。
このような構成によれば、ドラム支持部材は、筐体から引き出されるときに、接触位置から離間位置に移動されるので、ドラム支持部材が筐体から引き出されるときに、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムと無端ベルトとが離間される。そのため、ドラム支持部材を筐体から引き出すときに、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムが無端ベルトと摺擦することを抑制でき、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムのそれぞれが損傷することを抑制できる。
(11)また、筐体は、ドラム支持部材の筐体に対する引き出しを案内するための案内部を備えていてもよい。
この場合、案内部は、ドラム支持部材が筐体から引き出されるときに、ドラム支持部材を接触位置から離間位置に変位させる変位部を備えている。
また、ドラム支持部材は、ドラム支持部材が筐体から引き出されるときに、接触位置から離間位置に向かって押圧されるように、変位部に当接される当接部を備えている。
このような構成によれば、筐体が案内部を備えているので、筐体に対するドラム支持部材の円滑な引き出し動作を確保することができる。
また、ドラム支持部材が筐体から引き出されるときに、ドラム支持部材が接触位置から離間位置に向かって押圧されるように、ドラム支持部材の当接部が、案内部の変位部に当接されるので、ドラム支持部材を確実に接触位置から離間位置に移動させることができる。
(12)また、第1露光部材は、対応する第1感光ドラムに対して、無端ベルトの反対側に配置され、対応する第1感光ドラムと間隔を隔てて対向配置される第1露光位置と、第1露光位置から無端ベルトとは反対側に向かって退避される第1引出許容位置とに移動可能に構成されていてもよい。
この場合、第2露光部材は、対応する第2感光ドラムに対して、無端ベルトの反対側に配置され、対応する第2感光ドラムと間隔を隔てて対向配置される第2露光位置と、第2露光位置から無端ベルトとは反対側に向かって退避される第2引出許容位置とに移動可能に構成される。
そして、第1露光部材および第2露光部材のそれぞれは、ドラム支持部材の接触位置から離間位置への移動に伴なって、第1露光部材が第1露光位置から第1引出許容位置に移動されるとともに、第2露光部材が第2露光位置から第2引出許容位置に移動される。
このような構成によれば、ドラム支持部材が、筐体から引き出されるときに、接触位置から離間位置へ移動されると、第1露光部材が第1露光位置から第1引出許容位置に移動されるとともに、第2露光部材が第2露光位置から第2引出許容位置に移動されるので、第1露光部材および第2露光部材がドラム支持部材の引き出しの邪魔になることを抑制できる。
そのため、ドラム支持部材の筐体に対する円滑な引き出し動作を確保することができる。
本発明の画像形成装置では、第1露光部材および第2露光部材のそれぞれの効率的な配置を確保することができながら、画像形成装置の小型化を図ることができ、さらには、第1露光部材および第2露光部材の損傷を抑制できる。
本発明の画像形成装置の第1実施形態としてのカラープリンタ(現像カートリッジが現像位置に配置された状態)を示す側断面図である。 図1に示す本体ケーシングの1対の側壁を左上側から見た斜視図である。 図1に示す現像ユニットを左上側から見た斜視図である。 図1に示すドラムユニットを左上側から見た斜視図である。 図1に示すカラープリンタ(現像カートリッジが退避位置に配置された状態)を示す側断面図である。 図3に示す現像ユニットの左側面図であって、(a)は、カム部材およびピニオンギヤが省略された状態を示し、(b)は、カム部材およびピニオンギヤが装着された状態を示す。 図1に示すドラムユニットおよび現像ユニット(現像カートリッジが現像位置に配置された状態)の左側面図である。 図1に示す現像ユニットの本体ケーシングに対する装着および引き出しを説明するための側断面図である。 図1に示すドラムユニットの本体ケーシングに対する装着および引き出しを説明するための側断面図である。 図1に示すドラムユニットの本体ケーシングに対する装着および引き出しを説明するための説明図であって、(a)は、ドラムドロワがドラム装着位置に配置された状態を示し、(b)は、(a)に続いて、ドラムドロワがドラム装着位置から前方に向かって引き出される状態を示し、(c)は、(b)に示すLEDユニット(LED支持部が省略された状態)の左側面図を示す。 本発明の画像形成装置の第2実施形態としてのカラープリンタ(現像カートリッジが現像位置に配置された状態)を示す側断面図である。 図11に示すカラープリンタにおいて、現像カートリッジが退避位置に配置された状態を示す側断面図である。
1.カラープリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1は、横置きタイプの中間転写型カラープリンタである。
また、カラープリンタ1は、筐体の一例としての本体ケーシング2を備え、本体ケーシング2内において、用紙Pを給紙するための給紙部4と、給紙された用紙Pに画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、給紙部4および画像形成部5を収容する略ボックス形状に形成されている。本体ケーシング2の一方側壁には、開口部6が形成されており、開閉部材の一例としてのフロントカバー7が、その下端部を支点として、開口部6を閉鎖する閉鎖位置と、開口部6を開放する開放位置(二点鎖線参照)とに揺動(移動)可能に設けられている。
なお、以下の説明において、フロントカバー7が設けられる側(図1における紙面右側)を前側とし、その反対側(図1における紙面左側)を後側とする。また、カラープリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1において、紙面手前側が左側であり、紙面奥側が右側である。
また、以下のフロントカバー7の説明において、フロントカバー7が閉鎖位置に位置する状態を基準としている。
フロントカバー7は、上下方向に延びる略平板形状に形成され、その後面における下側部分に連結部材8が設けられている。
連結部材8は、現像ユニット18(後述、図3参照)の左右両側に設けられるピニオンギヤ101(後述、図3参照)に対応するように2つ設けられ(図3参照)、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。また、連結部材8は、フロントカバー7の後面から後下方に向かって延び、後上側に向かって膨出する側面視略円弧形状に形成されている。連結部材8の上面には、その後端部から略1/3の部分まで、連結側ギヤ歯13が形成されている(図7参照)。
(2)給紙部
給紙部4は、用紙Pを収容する給紙トレイ9を備えている。給紙トレイ9は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着されている。
給紙トレイ9に収容されている用紙Pは、ピックアップローラ10の回転により、給紙ローラ11に向かって送られ、給紙ローラ11の回転により1枚ずつ捌かれる。その後、捌かれた用紙Pは、給紙ローラ11の回転により、上方の両レジストローラ12間に向けて給紙され、レジストローラ12の回転により、所定のタイミングで、画像形成部5(中間転写ベルト33(後述)と二次転写ローラ41(後述)との間)に供給される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、給紙部4の上側に配置されており、プロセスユニット14と、転写ユニット15と、定着ユニット16とを備えている。
(3−1)プロセスユニット
プロセスユニット14は、給紙トレイ9の上側に配置され、ドラムユニット17と、現像ユニット18と、LEDユニット19とを備えている。
(3−1−1)ドラムユニット
ドラムユニット17は、プロセスユニット14の上端部に配置されており、感光ドラム20と、帯電ローラ21と、ドラムクリーニングローラ22とを一体的に支持している。
感光ドラム20は、複数色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応して、複数(4つ)設けられ、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。なお、複数(4つ)の感光ドラム20のうち、任意で選択される互いに隣り合う感光ドラム20のそれぞれが、第1感光ドラムおよび第2感光ドラムの一例として対応する。具体的には、複数(4つ)の感光ドラム20のうち、最も後側に配置される感光ドラム20が、第1感光ドラムに対応する場合、その感光ドラム20の前側に配置される感光ドラム20(4つの感光ドラム20のうち、後側から数えて2つ目の感光ドラム20)が第2感光ドラムに対応する。また、4つの感光ドラム20のうち、後側から数えて2つ目の感光ドラム20が、第1感光ドラムに対応する場合、その感光ドラム20の前側に配置される感光ドラム20(4つの感光ドラム20のうち、後側から数えて3つ目の感光ドラム20)が第2感光ドラムに対応する。
すなわち、第1感光ドラムは、任意で選択される第2感光ドラムに対して、現像ドロワ80(後述)の本体ケーシング2に対する引き出し方向上流側に、隣り合って配置される感光ドラム20に対応する。また、第2感光ドラムは、第1感光ドラムに対応する感光ドラム20に対して、現像ドロワ80(後述)の本体ケーシング2に対する引き出し方向下流側に、隣り合って配置される感光ドラム20に対応する。
帯電ローラ21は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対応して設けられ、対応する感光ドラム20の後下側において、感光ドラム20と対向して接触するように配置されている。
ドラムクリーニングローラ22は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対応して設けられ、帯電ローラ21の上側において、感光ドラム20の後上側と対向して接触するように配置されている。
(3−1−2)現像ユニット
現像ユニット18は、ドラムユニット17の下側に配置されており、現像器の一例としての現像カートリッジ23を備えている。
現像カートリッジ23は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対応して、複数(4つ)設けられている。複数(4つ)の現像カートリッジ23のそれぞれは、対応する感光ドラム20の前下側に配置されており、前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。
なお、複数(4つ)の現像カートリッジ23のうち、上記した第1感光ドラムに対応する現像カートリッジ23が、第1現像器の一例として対応し、上記した第2感光ドラムに対応する現像カートリッジ23が、第2現像器の一例として対応する。
具体的には、複数(4つ)の感光ドラム20のうち、最も後側に配置される感光ドラム20が、第1感光ドラムに対応する場合、その感光ドラム20に対応する現像カートリッジ23(複数(4つ)の現像カートリッジ23のうち、最も後側に配置される現像カートリッジ23)が、第1現像器の一例として対応する。この場合、4つの感光ドラム20のうち、後側から数えて2つ目の感光ドラム20が第2感光ドラムに対応するので、その感光ドラム20に対応する現像カートリッジ23(4つの現像カートリッジ23のうち、後側から数えて2つ目の現像カートリッジ23)が、第2現像器の一例として対応する。
すなわち、第1現像器および第2現像器のそれぞれは、任意で選択される第1感光ドラムおよび第2感光ドラムのそれぞれに対応しているので、第1現像器および第2現像器と、本願実施形態における現像カートリッジ23との対応関係は、選択される第1感光ドラムおよび第2感光ドラムにより、その都度異なる。
また、現像カートリッジ23は、現像ローラ24を備えている。
なお、複数(4つ)の現像カートリッジ23のうち、第1現像器の一例として対応する現像カートリッジ23が備える現像ローラ24が第1現像ローラの一例として対応する。また、複数(4つ)の現像カートリッジ23のうち、第2現像器の一例として対応する現像カートリッジ23が備える現像ローラ24が第2現像ローラの一例として対応する。
現像ローラ24は、現像カートリッジ23の上端において、上側(後上側)から露出されるように回転可能に支持されており、感光ドラム20に対して前下側から接触されている。
なお、現像カートリッジ23は、現像ローラ24にトナーを供給する供給ローラ25と、現像ローラ24に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード26とを備えている。また、現像カートリッジ23は、供給ローラ25の下側(供給ローラ25に対して、現像ローラ24の反対側)に、各色(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)に対応する現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容部27を備えている。
(3−1−3)LEDユニット
LEDユニット19は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対応して、複数(4つ)設けられている。具体的には、LEDユニット19は、対応する感光ドラム20に下方から対向するように、現像カートリッジ23の上側部分の後側に配置され、本体ケーシング2に支持されている。LEDユニット19は、所定の画像データに基づいて、対応する感光ドラム20の表面を露光する。
(3−2)転写ユニット
転写ユニット15は、プロセスユニット14の上側に配置され、ベルトユニット30と二次転写ローラ41とを備えている。
ベルトユニット30は、複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに上側から対向するように、前後方向に沿って配置されている。
ベルトユニット30は、駆動ローラ31と、従動ローラ32と、無端ベルトの一例としての中間転写ベルト33と、複数(4つ)の一次転写ローラ34と、ベルトクリーナー35とを備えている。
駆動ローラ31および従動ローラ32は、前後方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。
中間転写ベルト33は、その下側部分が複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対向接触されるように、感光ドラム20の上側に配置され、駆動ローラ31および従動ローラ32の周りに掛け渡されている。また、中間転写ベルト33は、駆動ローラ31の駆動および従動ローラ32の従動により、感光ドラム20と接触する下側部分が前側から後側に向かって移動するように、周回移動されている。
複数(4つ)の一次転写ローラ34のそれぞれは、対応する感光ドラム20と、中間転写ベルト33の下側部分を挟んで対向するように設けられている。
ベルトクリーナー35は、中間転写ベルト33の前側部分の上方に配置され、廃トナーボックス38と、ベルトクリーニングローラ36と、中継ローラ37と、掻き取りブレード39とを備えている。
後述する転写・定着動作において、中間転写ベルト33の表面に残存したトナー(廃トナー)は、ベルトクリーニングローラ36によってクリーニングされ、一旦、中継ローラ37に保持された後、掻き取りブレード39で掻き取られることにより、廃トナーボックス38内に収容される。
二次転写ローラ41は、駆動ローラ31と、中間転写ベルト33を挟んで前後方向に対向するように、ベルトユニット30の後方に設けられている。
(3−3)定着ユニット
定着ユニット16は、二次転写ローラ41の前上方に配置され、加熱ローラ42と、加熱ローラ42に対して後上側から圧接される加圧ローラ43とを備えている。
(3−4)画像形成動作
(3−4−1)現像動作
トナー収容部27内のトナーは、供給ローラ25に供給され、さらに、現像ローラ24に供給される。
現像ローラ24に供給されたトナーは、現像ローラ24の回転に伴って、層厚規制ブレード26によって厚さが規制され、一定厚さの薄層として現像ローラ24の表面に担持される。
一方、感光ドラム20の表面は、感光ドラム20の回転に伴って、帯電ローラ21により一様に正帯電された後、LEDユニット19により露光される。これにより、用紙Pに形成すべき画像に対応した静電潜像が感光ドラム20の表面に形成される。
感光ドラム20がさらに回転すると、現像ローラ24の表面に担持されるトナーが、感光ドラム20の表面に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム20の静電潜像は可視像化され、感光ドラム20の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
(3−4−2)転写・定着動作
感光ドラム20の表面に担持されたトナー像は、前側から後側へ移動される中間転写ベルト33の下側部分に順次、一次転写される。これにより、中間転写ベルト33にカラー画像が形成される。
中間転写ベルト33に形成されたカラー画像は、中間転写ベルト33が二次転写ローラ41との対向位置を通過する間に、給紙部4から供給される用紙Pに、二次転写される。
そして、用紙Pに転写されたカラー画像は、定着ユニット16において、用紙Pが加熱ローラ42と加圧ローラ43との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙Pに熱定着される。
(4)排紙
定着ユニット16においてトナー像が定着された用紙Pは、排紙ローラ44によって、本体ケーシング2の上面に形成される排紙トレイ45上に排紙される。
2.本体ケーシングの詳細
本体ケーシング2は、図2に示すように、左右方向に互いに間隔を隔てて対向配置される1対の側壁51を備えている。
側壁51は、前後方向に長手の略平板形状に形成され、その前側部分には、ギヤ露出溝50と、位置決め溝52とが形成されている。
ギヤ露出溝50は、現像ユニット18のピニオンギヤ101(後述、図3参照)に対応して形成され、側壁51の前端縁における下側部分から後方に向かって窪む側面視略矩形状に切り欠かれて形成されている。
位置決め溝52は、ドラムユニット17の位置決め軸127(後述、図4参照)に対応して、ギヤ露出溝50の上側に形成され、側壁51の前端縁から後方に向かって窪む側面視略コ字状に形成されている。
また、左側の側壁51には、ドラム露出穴64と、挿通穴65とが形成されている。
ドラム露出穴64は、ドラムドロワ119(後述、図4参照)がドラム装着位置(後述)に配置された状態において、感光ドラム20の左端面と対向する部分に形成され、側面視略円形状に貫通形成されている。
挿通穴65は、ドラム露出穴64の前下側において、側面視略円形状に貫通形成されている。
また、側壁51の左右方向内側面には、現像案内部53と、案内部の一例としてのドラム案内部54とが設けられている。
現像案内部53は、側壁51の左右方向内側面の下端部において、側壁51から左右方向内方に向かって突出する正面視略矩形状に形成され、前後方向に沿って延びる略杆状に形成されている。
また、現像案内部53には、図5に示すように、突部58が設けられている。
突部58は、現像案内部53の上面における後端部から上方に向かって突出する側面視略矩形状に形成されている。
ドラム案内部54は、ドラムドロワ119(後述)の本体ケーシング2に対する装着および引き出しを案内するために設けられ、図2に示すように、現像案内部53の上側において、下側案内部56と、上側案内部55とを備えている。
下側案内部56は、現像案内部53の上側において、側壁51から左右方向内方に向かって突出する正面視略矩形状に形成され、前後方向に沿って延びる略杆状に形成されている。これにより、下側案内部56は、現像案内部53と、上下方向に互いに間隔を隔てて対向するように設けられており、その対向間隔は、現像側壁81(後述、図3参照)の上下方向長さと略同じ長さに形成されている。
また、下側案内部56には、図10(a)に示すように、ボス通過溝62と、固定溝63とが形成されている。
ボス通過溝62は、複数(4つ)の現像カートリッジ23のガイドボス116(後述、図3参照)のそれぞれに対応するように、前後方向に互いに間隔を隔てて4つ形成されている。ボス通過溝62は、現像カートリッジ23が退避位置(後述)と現像位置(後述)とに移動するときのガイドボス116(後述)の移動軌跡に沿うように形成され、側面視略円弧形状に切り欠かれて形成されている。ボス通過溝62の溝幅は、ガイドボス116(後述)の外径よりも長く形成されている。
固定溝63は、複数(4つ)のボス通過溝62のそれぞれの後側において、前後方向に互いに間隔を隔てて4つ形成されている。固定溝63は、LED支持部66(後述、図2参照)の左右方向端部に対応するように形成され、側面視略矩形状に切り欠かれて形成されている。
上側案内部55は、図2に示すように、側壁51の左右方向内側面の上端部において、側壁51から左右方向内方に向かって突出する正面視略矩形状に形成され、前後方向に沿って延びる略杆状に形成されている。これにより、上側案内部55は、下側案内部56の上側において、下側案内部56と、上下方向に互いに間隔を隔てて対向するように設けられており、その対向間隔は、ドラム側壁120(後述、図4参照)の上下方向長さと略同じ長さに形成されている。
また、上側案内部55の下面は、許容部61、変位部の一例としての第1被当接部57、および、第2被当接部60として形成されている。
許容部61は、図10(a)に示すように、上側案内部55の下面における後端部であって、前後方向に沿って延びるように形成されている。
第1被当接部57は、上側案内部55の下面における前後方向中央部分であって、許容部61の前端部から前方に向かうに従って下方に向かって傾斜するように延びた後、前方に向かって延びるように形成されている。
第2被当接部60は、上側案内部55の下面における前端部であって、第1被当接部57の前端部から前方に向かうに従って下方に向かって傾斜するように延びた後、前方に向かって延びるように形成されている。
また、1対の側壁51間には、図2に示すように、複数(4つ)のLED支持部66と、基準軸84とが支持されている。
複数(4つ)のLED支持部66は、左右方向に延びる側面視略矩形状に形成され、その前後方向長さが、図10(a)に示すように、固定溝63の前後方向長さよりも短く形成されている。
そして、LED支持部66は、図2に示すように、その左右両端部が、固定溝63に対応する部分の側壁51にそれぞれ固定されている(図5参照)。また、図10(a)に示すように、LED支持部66の左右方向端部における前後両面と、固定溝63の前後両端縁との間には、隙間が形成されている。
また、LED支持部66には、図5に示すように、LED溝69が形成されており、LED溝69内には、LEDユニット19が収容されている。
LED溝69は、LED支持部66の上面における前側部分から下方に向かって窪む側面視略コ字状に形成されている。
LEDユニット19は、LEDフレーム68と、進退部材70とを備えている。
LEDフレーム68は、図2に示すように、左右方向に延びる略杆状に形成されている。また、LEDフレーム68は、その前後方向長さが、図5に示すように、LED溝69の前後方向長さと略同じ長さに形成され、その左右方向長さが、図2に示すように、1対の側壁51の対向間隔よりも短く形成されている。
また、LEDフレーム68には、露光部材の一例としてのLEDアレイ67と、複数(2つ)の位置決めコロ71と、複数(2つ)の被係合部72(図10(c)参照)と、複数(2つ)の圧縮ばね73(図5参照)とが設けられている。
LEDアレイ67は、対応する感光ドラム20を露光するために設けられている。なお、複数(4つ)のLEDアレイ67のうち、上記した第1感光ドラムに対応するLEDアレイ67が、第1露光部材の一例として対応し、上記した第2感光ドラムに対応するLEDアレイ67が、第2露光部材の一例として対応する。
LEDアレイ67は、LEDフレーム68の上面に配置されている。LEDアレイ67は、左右方向に延びる平面視略矩形状に形成され、左右方向に並列配置される多数のLEDを一体的に保持している。
複数(2つ)の位置決めコロ71のそれぞれは、略円板形状に形成され、LEDフレーム68の左右両端部に回転可能に支持されている。また、位置決めコロ71は、図5に示すように、LEDアレイ67よりも上方に向かって僅かに突出するように設けられている。
複数(2つ)の被係合部72のそれぞれは、図10(c)に示すように、LEDフレーム68の左右両端面に設けられ、LEDフレーム68の左右両端面から左右方向外方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。
複数の圧縮ばね73のそれぞれは、図5に示すように、空心コイル状に形成され、LEDフレーム68の下面における左右両端部に配置されている。
また、圧縮ばね73は、その上端部がLEDフレーム68の下面に固定され、その下端部がLED溝69の底面に固定されている。
これにより、LEDフレーム68は、LEDアレイ67が略上下方向に沿って移動するように、LED溝69内に収容されている。詳しくは、LEDフレーム68は、図5に示すように、LEDフレーム68の下端部とLED溝69の底面とが、略上下方向に互いに間隔を隔てて対向配置される第3位置と、図9に示すように、LEDフレーム68の下端部とLED溝69の底面とが接触する第4位置とに、略上下方向に沿って進退(移動)可能である。
そして、LEDフレーム68は、常には、図5に示すように、圧縮ばね73により、上方に向かって付勢されており、第3位置に配置されている。
進退部材70は、図2に示すように、LEDユニット19の左右両端部に配置されている。進退部材70は、図10(c)に示すように、前後方向に延びる略平板形状に形成され、前後両端部が面取りされている。また、進退部材70の前後方向長さは、図10(a)に示すように、固定溝63の前後方向長さよりも長く形成されている。
また、進退部材70の下面には、図10(c)に示すように、前後方向に互いに間隔を隔てて対向配置される1対の挿通部75と、1対の挿通部75の間に配置される係合部74とが一体的に設けられている。
1対の挿通部75のそれぞれは、進退部材70の下面から下方に向かって突出する側面視略矩形状に形成されている。また、1対の挿通部75は、図10(a)に示すように、前側の挿通部75における前面から後側の挿通部75における後面までの前後方向長さが、固定溝63の前後方向長さと略同じ長さとなるように配置されている。
係合部74は、図10(c)に示すように、後側の挿通部75の前側に形成され、進退部材70の下面から後側の挿通部75の前面に向かって、前方に向かうに従って下方に傾斜するように形成されている。
そして、進退部材70は、図2に示すように、係合部74が、LEDフレーム68の被係合部72に上側から接触するとともに(図10(c)参照)、1対の挿通部75が、LED支持部66の前後両面と固定溝63の前後両端縁との間の隙間に上側から挿入されるように(図10(a)参照)、下側案内部56の上側に配置されている。
また、進退部材70は、図10(a)に示すように、LEDフレーム68が常には第3位置に配置され、係合部74が被係合部72と接触しているので、被係合部72により下側から支持されて(図10(c)参照)、常には、進退部材70の下面と下側案内部56の上面とが上下方向において互いに間隔を隔てて対向するように配置されている。
3.現像ユニットの詳細
(1)現像ドロワ
現像ユニット18は、図3に示すように、現像器支持部材の一例としての現像ドロワ80を備えている。現像ドロワ80は、詳しくは後述するが、本体ケーシング2に装着される現像装着位置(図1参照)と、本体ケーシング2から引き出される現像引出位置(図8参照)とに、前後方向に沿ってスライド可能に設けられている。なお、現像ドロワ80は、現像引出位置から、さらに前方に向かって引き出されることにより、本体ケーシング2から離脱可能である。
現像ドロワ80は、平面視略矩形枠形状に形成され、左右方向に間隔を隔てて対向配置される1対の現像側壁81と、1対の現像側壁81の前端部間に架設される現像フロントビーム82と、1対の現像側壁81の後端部間に架設される現像リヤビーム83とを備えている。
現像側壁81は、前後方向に長手の略平板形状に形成されている。
また、現像側壁81には、図6(a)に示すように、退避位置決め溝92と、回動軸溝90と、ボスガイド溝93とが形成されている。
退避位置決め溝92は、退避位置(後述)に配置された複数(4つ)の現像カートリッジ23の位置決めボス114(後述)のそれぞれに対応するように、前後方向に互いに間隔を隔てて4つ形成されている。退避位置決め溝92は、現像カートリッジ23が退避位置(後述)から現像位置(後述)に移動されたときの位置決めボス114(後述)の移動軌跡に沿うように湾曲して形成され、現像側壁81の上端縁から下方に向かって窪む側面視略U字状に形成されている。退避位置決め溝92の溝幅は、位置決めボス114(後述)の外径よりも長く形成されている。
回動軸溝90は、4つの退避位置決め溝92のそれぞれの後側において、現像カートリッジ23の回動軸115(後述)に対応するように形成されている。回動軸溝90は、現像側壁81の上端縁から下方に向かって窪む側面視略U字状に形成されている。回動軸溝90の溝幅は、回動軸115(後述)の外径と略同じ長さに形成されている。
ボスガイド溝93は、側面視略L字状に形成され、その後側部分が、4つの回動軸溝90のそれぞれの後側に形成されるとともに、その前側部分が、その回動軸溝90の下側に形成されている。
詳しくは、ボスガイド溝93は、複数(4つ)の現像カートリッジ23のガイドボス116(後述)のそれぞれに対応するように、前後方向に互いに間隔を隔てて4つ形成され、着脱溝98と、回動溝99とから形成されている。
着脱溝98は、複数(4つ)の回動軸溝90のそれぞれの後側における現像側壁81の上端縁から下方に向かって窪むように形成されている。
回動溝99は、着脱溝98の下端部から連続して、前方に向かって延びるように形成されており、現像カートリッジ23が現像位置(後述)と退避位置(後述)とに移動されたときのガイドボス116(後述)の移動軌跡に沿う側面視略円弧形状に形成されている。
また、左側の現像側壁81には、カップリング溝91が形成されている。
カップリング溝91は、退避位置(後述)に配置された現像カートリッジ23の駆動入力部117(後述)に対応するように、退避位置決め溝92と回動軸溝90との前後方向における間に形成されている。カップリング溝91は、現像側壁81の上端縁から下方に向かって窪む側面視略U字状に形成されている。
また、現像側壁81には、図3に示すように、その左右方向外側面に、カム案内部94が設けられている。
カム案内部94は、第1カム案内部95と、第2カム案内部96と、第3カム案内部97とを備えている。
第1カム案内部95は、現像側壁81の左右方向外側面の下端部において、現像側壁81から左右方向外方に向かって突出する正面視略矩形状に形成され、前後方向に沿って延びる略杆状に形成されている。
また、第1カム案内部95には、その前側部分に、ギヤ溝89が形成されている。
ギヤ溝89は、図6(a)に示すように、第1カム案内部95の上面における前端部から下方に向かって窪む側面視略コ字状に形成されている。ギヤ溝89は、図6(b)に示すように、その前後方向長さが、ピニオンギヤ101(後述)の外径よりも僅かに長く形成され、その上下方向長さが、ピニオンギヤ101(後述)の外径よりも僅かに短く形成されている。
第2カム案内部96は、図6(a)に示すように、第1カム案内部95の前端部の上方において、現像側壁81から左右方向外方に向かって突出する略平板形状に形成され(図3参照)、現像側壁81の前端縁から後方に向かって延びるように形成されている。これにより、第2カム案内部96は、第1カム案内部95の前端部と、上下方向に互いに間隔を隔てて対向するように設けられており、その対向間隔は、カム部材100(後述)の上下方向長さと略同じ長さに形成されている。
第3カム案内部97は、第1カム案内部95の後端部の上方において、現像側壁81から左右方向外方に向かって突出する略平板形状に形成され(図3参照)、現像側壁81の後端縁から前方に向かって延びるように形成されている。これにより、第3カム案内部97は、第1カム案内部95の後端部と、上下方向に互いに間隔を隔てて対向するように設けられており、その対向間隔は、カム部材100(後述)の上下方向長さと略同じ長さに形成されている。
また、1対の現像側壁81のそれぞれは、図6(b)に示すように、移動部材の一例としてのカム部材100と、回転軸105と、ピニオンギヤ101とを備えている。
カム部材100は、前後方向に長手の略平板形状に形成され、その前後方向長さが、現像側壁81の前後方向長さよりも短く形成されている。
また、カム部材100には、カム溝102と、ラックギヤ103とが形成されている。
カム溝102は、複数(4つ)の現像カートリッジ23のガイドボス116(後述)のそれぞれに対応するように、前後方向に互いに間隔を隔てて4つ形成されている。カム溝102は、カム部材100の上端縁から下方に向かって窪む側面視略U字状に形成されている。カム溝102の溝幅は、ガイドボス116(後述)の外径と略同径に形成されている。
ラックギヤ103は、カム部材100の前端部における下面に形成されている。
そして、カム部材100は、その前端部が、第1カム案内部95の前端部と第2カム案内部96との間に配置されるとともに、その後端部が、第1カム案内部95の後端部と第3カム案内部97との間に配置されるように、現像側壁81の左右方向外側面に配置されている。これにより、カム部材100は、図7に示すように、カム部材100の前端部と現像側壁81の前端部とが左右方向から見て一致するように配置される第1位置と、図6(b)に示すように、カム部材100の後端部と現像側壁81の後端部とが左右方向から見て一致するように配置される第2位置とに、前後方向に沿ってスライド移動可能に設けられている。
詳しくは、図7に示すように、カム部材100が第1位置に配置された状態において、4つのカム溝102のそれぞれは、対応するボスガイド溝93の回動溝99の前端部と左右方向に連通するように配置され、ラックギヤ103は、その後側部分が、ギヤ溝89の上側に配置される。
また、図6(b)に示すように、カム部材100が第2位置に配置された状態において、4つのカム溝102のそれぞれは、対応するボスガイド溝93の着脱溝98の下側部分と左右方向に連通するように配置され、ラックギヤ103は、その前端部が、ギヤ溝89の上側に配置される。
回転軸105は、図3に示すように、左右方向に延びる略円柱形状に形成され、その左右方向長さが、1対の現像側壁81の対向間隔よりも長く形成されている。
そして、回転軸105は、図6(a)に示すように、側面視においてギヤ溝89の略中央部分に配置されるように、1対の現像側壁81の前端部における下側部分間に架設されている(図1参照)。また、回転軸105は、図3に示すように、その左右両端部のそれぞれが、1対の現像側壁81のそれぞれよりも左右方向外方に突出するように、各現像側壁81に相対回転可能に支持されている。
ピニオンギヤ101は、左右方向に延びる略円筒形状に形成され、ラックギヤ103に対応する第1ギヤ部106と、連結部材8の連結側ギヤ歯13に対応する第2ギヤ部107とを一体的に備えている。
第1ギヤ部106は、ピニオンギヤ101の左右方向内側部分であって、その周面には、その全周にわたって、ギヤ歯が形成されている。
第2ギヤ部107は、ピニオンギヤ101の左右方向外側部分であって、第1ギヤ部106と中心軸線が一致する略円柱形状に形成されている。第2ギヤ部107の周面には、その全周にわたって、ギヤ歯が形成されている。なお、第1ギヤ部106および第2ギヤ部107の外径は、本実施形態においてそれぞれ同径であるが、カム部材100の移動距離や連結部材8の移動距離に応じて適宜変更される。
そして、ピニオンギヤ101は、第1ギヤ部106が、ギヤ溝89内に配置されて、第1ギヤ部106の上側部分がラックギヤ103と噛合するように、回転軸105の左右方向端部(現像側壁81から左右方向外方に突出した部分)に相対回転不能に支持されている。これにより、ピニオンギヤ101の第2ギヤ部107は、第1カム案内部95よりも左右方向外方に向かって突出している。また、左右両側のピニオンギヤ101は、回転軸105を介して、現像側壁81に対して一体的に回動可能に設けられている。
現像フロントビーム82は、左右方向に延びる略杆状に形成され(図1参照)、その左右方向略中央部分には、現像把持部110が一体的に設けられている。
現像把持部110は、図1に示すように、現像フロントビーム82の下端部から上方に向かって窪む側面視略コ字形状に形成されている。現像把持部110の前端部における下側部分は、図3に示すように、正面視略矩形状に切り欠かれている。
現像リヤビーム83は、左右方向に延びる略杆状に形成され(図1参照)、その左右方向中央部分には、その上端縁から下方に向かって背面視略コ字状に窪む凹部111が形成されている。
(2)現像カートリッジ
現像ドロワ80には、複数(4つ)の現像カートリッジ23が着脱自在に装着(支持)されている。
なお、以下の説明において、現像カートリッジ23の上下前後左右方向は、現像カートリッジ23が後述する退避位置(図3、図5、図6(a)、図6(b)、図8および図9)に位置するときを基準としている。
現像カートリッジ23は、図5に示すように、現像部48と、現像部48の後側に配置されるトナー収容部27とを一体的に備えている。
現像部48は、左右方向に延び、後側が開放される略中空形状に形成されている(図3参照)。
また、現像部48内には、上記した現像ローラ24、供給ローラ25および層厚規制ブレード26が収容されており、現像ローラ24の上側部分が上方から露出されている。
トナー収容部27は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されており、その前端部において、現像部48と連通されている。
また、トナー収容部27の外周面には、カートリッジ把持部47が一体的に設けられている。
カートリッジ把持部47は、図3に示すように、トナー収容部27と連続するように、トナー収容部27の上端部における左右方向中央部分から、上方に向かって突出した後、後方に向かって屈曲する断面略L字状に形成されている(図5参照)。
そして、現像部48およびトナー収容部27の左右両端部は、1対のカートリッジ側壁113で閉鎖されている。
1対のカートリッジ側壁113のそれぞれは、側面視略半円形状の略平板形状に形成されている。
カートリッジ側壁113の左右方向外側面には、位置決めボス114と、回動軸115と、ガイドボス116とが設けられている。
なお、上記した第1現像器に対応する現像カートリッジ23に設けられる回動軸115が、第1回動軸の一例として対応し、上記した第2現像器に対応する現像カートリッジ23に設けられる回動軸115が、第2回動軸の一例として対応する。
位置決めボス114は、カートリッジ側壁113の上側部分における前端部に設けられ、カートリッジ側壁113の左右方向外側面から左右方向外方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。位置決めボス114の左右方向長さは、現像側壁81の厚みと略同じ長さに形成されている。
回動軸115は、位置決めボス114の後上側に設けられ(図6(a)参照)、カートリッジ側壁113の左右方向外側面から左右方向外方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。位置決めボス114の左右方向長さは、現像側壁81の厚みよりも長く形成されている。
ガイドボス116は、回動軸115の後下側であって、カートリッジ側壁113の後端部における上下方向略中央部分に設けられ(図6(a)参照)、カートリッジ側壁113の左右方向外側面から左右方向外方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。ガイドボス116の左右方向長さは、現像側壁81の厚みとカム部材100の厚みとの総和と略同じ長さに形成されている。
また、1対のカートリッジ側壁113のうち、左側のカートリッジ側壁113には、駆動入力部117が形成されている。
駆動入力部117は、前後方向において、位置決めボス114と回動軸115との間に設けられ、カートリッジ側壁113の左右方向外側面から左右方向外方に向かって突出する略円柱形状に形成されている。
そして、現像カートリッジ23は、図6(a)に示すように、回動軸115が回動軸溝90に、相対回転可能に収容されることにより、現像ドロワ80に対して、相対的に回動可能に支持されている。
詳しくは、現像カートリッジ23は、回動軸115を支点として、位置決めボス114が退避位置決め溝92に配置されるとともに、ガイドボス116の左右方向内側部分が着脱溝98の下端部に配置される退避位置(図3参照)と、図7に示すように、位置決めボス114が退避位置決め溝92から上方に離脱されるとともに、ガイドボス116の左右方向内側部分が回動溝99の前端部に配置される現像位置とに回動可能である。
現像カートリッジ23が退避位置に配置された状態において、現像ローラ24は、図5に示すように、現像側壁81の上端縁よりも下側に配置されている。つまり、現像カートリッジ23が退避位置に配置された状態において、現像ローラ24は、前後方向に投影すると、現像ドロワ80と重なるように配置されている。
また、現像カートリッジ23が現像位置に配置された状態において、現像ローラ24は、図1に示すように、現像側壁81の上端縁よりも上側に配置されている。つまり、現像カートリッジ23が現像位置に配置された状態において、現像ローラ24は、前後方向に投影すると、現像ドロワ80から露出するように配置されている。
なお、複数(4つ)の現像カートリッジ23のうち、上記した第1現像器に対応する現像カートリッジ23が現像位置に配置された状態が、第1現像位置の一例として対応し、上記した第1現像器に対応する現像カートリッジ23が退避位置に配置された状態が、第1退避位置の一例として対応する。
また、複数(4つ)の現像カートリッジ23のうち、上記した第2現像器に対応する現像カートリッジ23が現像位置に配置された状態が、第2現像位置の一例として対応し、上記した第2現像器に対応する現像カートリッジ23が退避位置に配置された状態が、第2退避位置の一例として対応する。
また、ガイドボス116の左右方向外側部分は、図3に示すように、カム部材100のカム溝102内に配置されている。
そのため、カム部材100が、図6(b)に示すように、第2位置に配置された状態では、カム溝102が着脱溝98の下側部分と左右方向において連通するように配置されるので、現像カートリッジ23は、ガイドボス116が着脱溝98の下端部に配置されることにより、退避位置に配置される。
一方、カム部材100が、図7に示すように、第1位置に配置された状態では、カム溝102が回動溝99の前端部と左右方向において連通するように配置されるので、現像カートリッジ23は、ガイドボス116が回動溝99の前端部に配置されることにより、現像位置に配置される。
なお、現像カートリッジ23は、図6(b)に示すように、カム部材100が第2位置に配置された状態において、カム溝102および着脱溝98のそれぞれが上方に向かって開放されているので、現像ドロワ80に対して上下方向に沿って着脱可能である。
4.ドラムユニットの詳細
(1)ドラムフレーム
ドラムユニット17は、図4に示すように、ドラム支持部材の一例としてのドラムドロワ119を備えている。ドラムドロワ119は、詳しくは後述するが、本体ケーシング2に装着されるドラム装着位置(図1参照)と、本体ケーシング2から引き出されるドラム引出位置(図9参照)とに、前後方向に沿ってスライド可能に設けられている。なお、ドラムドロワ119は、ドラム引出位置から、さらに前方に向かって引き出されることにより、本体ケーシング2から離脱される。
ドラムドロワ119は、後方に向かって開放される平面視略コ字状に形成され、左右方向に間隔を隔てて対向配置される1対のドラム側壁120と、1対のドラム側壁120の前端部間に架設されるドラムフロントビーム121とを備えている。
ドラム側壁120は、前後方向に沿って延び、左右方向に厚みを有する略平板形状に形成されている。
ドラム側壁120には、現像位置決め溝122と、ドラム貫通穴123と、係合溝124(図1参照)とが形成されている。
現像位置決め溝122は、図7に示すように、現像位置に配置された複数(4つ)の現像カートリッジ23の位置決めボス114(後述)のそれぞれに対応するように、前後方向に互いに間隔を隔てて4つ形成されている。現像位置決め溝122は、現像カートリッジ23が現像位置(後述)から退避位置(後述)に移動するときの位置決めボス114の移動軌跡に沿うように湾曲して形成され、ドラム側壁120の下端縁から後上方に向かって窪む側面視略U字状に形成されている。
ドラム貫通穴123は、4つの現像位置決め溝122のそれぞれの後上側において、前後方向に互いに間隔を隔てて4つ形成されている。ドラム貫通穴123は、感光ドラム20の左右方向端面に対応するように、側面視略円形状に貫通形成されている。
係合溝124は、基準軸84に対応して形成され、ドラム側壁120の後端縁から前方に向かって窪む側面視略V字状に形成されている。
また、ドラム側壁120には、当接部125と、切欠部126とが設けられている。
当接部125は、図4に示すように、ドラム側壁120の上面における後端部に設けられ、ドラム側壁120の上面から上方に向かって突出する側面視略矩形状に形成されている(図7参照)。当接部125の前端部は、前方に向かうに従って下方に傾斜するように形成されている。
切欠部126は、ドラム側壁120の上面における前端部に形成され、ドラム側壁120の上面から下方に向かって窪む側面視略矩形状に形成されている。切欠部126の後端部は、前方に向かうに従って下方に傾斜するように形成されている。
また、1対のドラム側壁120間には、複数(4つ)の感光ドラム20と、上記した帯電ローラ21およびドラムクリーニングローラ22(図1参照)とが一体的に支持されている。
感光ドラム20は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されており、その左右両端部のそれぞれが、対応するドラム貫通穴123に挿通され、ドラム側壁120に対して相対回転可能に支持されている。
ドラムフロントビーム121は、左右方向に延びる略杆状に形成され、位置決め軸127を支持している。
位置決め軸127は、左右方向に延びる略円柱形状に形成され、その左右方向長さが、1対のドラム側壁120の対向間隔よりも長く形成されている。
そして、位置決め軸127は、ドラムフロントビーム121を左右方向に貫通し、さらに1対のドラム側壁120のそれぞれを貫通して、1対のドラム側壁120のそれぞれから左右方向外方に向かって突出している。
また、ドラムフロントビーム121には、ドラム把持部128が一体的に設けられている。
ドラム把持部128は、ドラムフロントビーム121の左右方向略中央部分に設けられ、図1に示すように、ドラムフロントビーム121の下端部から上方に向かって窪む側面視略コ字形状に形成されている。また、ドラム把持部128の前端部における下側部分は、図4に示すように、正面視略矩形状に切り欠かれている。
5.本体ケーシングに対する現像ユニットの装着および引き出し動作
次に、本体ケーシング2に対する現像ユニット18の装着および引き出し動作について説明する。
(1)本体ケーシングに対する現像ユニットの装着動作
現像ユニット18を本体ケーシング2に対して装着するには、まず、図6(b)に示すように、カム部材100を第2位置に配置して、複数(4つ)の現像カートリッジ23を退避位置に配置する。
次いで、図1に示すように、フロントカバー7を開放位置に配置して、開口部6を開放する。
そして、図8に示すように、現像ユニット18の現像把持部110を把持して、現像側壁81の後端部が、現像案内部53の上面と下側案内部56の下面との間に配置されるように(図2参照)、現像ユニット18を、開口部6(図1参照)を介して、本体ケーシング2に対して前側から挿入する。
続いて、図5に示すように、現像ユニット18(現像ドロワ80)を、現像側壁81の後端部が突部58の前面に当接するまで後方に移動させて、現像ドロワ80を現像装着位置に配置する。
そうすると、複数(4つ)の現像カートリッジ23のそれぞれは、対応する感光ドラム20の下側に配置される。
また、現像側壁81の退避位置決め溝92と、下側案内部56のボス通過溝62と、ドラム側壁120の現像位置決め溝122とが、連続するように配置され、後方に向かって開放される側面視略C字状に形成される。
次いで、図1に示すように、フロントカバー7を開放位置から閉鎖位置に向けて移動させる。
そうすると、図7において点線で示すように、フロントカバー7の連結部材8の連結側ギヤ歯13が、現像ユニット18のピニオンギヤ101の第2ギヤ部107(図3参照)の前下側部分に噛合(連結)される。
さらに、フロントカバー7を閉鎖位置に向けて移動させると、連結部材8が、矢印で示す移動方向Aに沿って後下方に向かって移動される。これにより、ピニオンギヤ101が、矢印で示す回転方向B(左側面視時計方向)に回転し、カム部材100を第2位置(図6(b)参照)から第1位置に向かって前方に移動させる。
つまり、連結部材8は、フロントカバー7が開放位置から閉鎖位置へ移動されるときに、ピニオンギヤ101を介して、カム部材100と連結し、カム部材100を第2位置から第1位置へ移動させる。
カム部材100が、第2位置から第1位置へ移動されると、その移動に伴なって、現像カートリッジ23のガイドボス116が、着脱溝98の下端部から(図6(b)参照)、回動溝99の前端部(図7参照)に移動される(図6(a)参照)。
これにより、現像カートリッジ23は、現像ドロワ80に支持された状態において、回動軸115を支点として、退避位置から、矢印で示す回転方向C(左側面視反時計方向)に回動され、現像位置に配置される。すなわち、すべての現像カートリッジ23は、フロントカバー7の開放位置から閉鎖位置への移動に伴なって、退避位置から現像位置に移動される。
このとき、位置決めボス114は、退避位置決め溝92からボス通過溝62(図5参照)を通過して、現像位置決め溝122に到達し、現像位置決め溝122の上端部に配置される。
以上により、現像ユニット18の本体ケーシング2に対する装着が完了する。
現像ドロワ80が現像装着位置に配置されるとともに、現像カートリッジ23が現像位置に配置された状態において、現像カートリッジ23は、図1に示すように、前後方向に投影すると、その上側部分(現像部48)がLEDユニット19と重なるように配置されている。このとき、現像ローラ24は、対応する感光ドラム20に対して前下側から接触されている。
なお、現像カートリッジ23が現像位置に配置された状態において、感光ドラム20には、ドラム露出穴64(図2参照)を介して、ドラムカップリング(図示せず)が連結され、ドラムカップリング(図示せず)を介して、駆動源(図示せず)からの駆動力が入力される。また、現像カートリッジ23が現像位置に配置された状態において、現像カートリッジ23の駆動入力部117には、挿通穴65(図2参照)を介して、現像カップリング(図示せず)が連結され、現像カップリング(図示せず)を介して、駆動源(図示せず)からの駆動力が入力される。これにより、現像ローラ24および供給ローラ25に駆動力が伝達される。
(2)本体ケーシングに対する現像ユニットの引き出し動作
現像ユニット18を本体ケーシング2から引き出すには、上記した現像ユニット18の装着動作と逆の手順に操作する。
具体的には、まず、フロントカバー7を閉鎖位置から開放位置(二点鎖線参照)に向かって移動させる。
そうすると、フロントカバー7の連結部材8が、図7に示すように、矢印で示す移動方向Dに沿って前上方に向かって移動される。これにより、ピニオンギヤ101が、矢印で示す回転方向E(左側面視反時計方向)に回転し、カム部材100を第1位置から第2位置(図6(b)参照)に向かって後方に移動させる。
つまり、連結部材8は、フロントカバー7が閉鎖位置から開放位置へ移動されるときに、カム部材100を第1位置から第2位置へ移動させる。
カム部材100が、第1位置から第2位置へ移動されると、その移動に伴なって、現像カートリッジ23のガイドボス116が、回動溝99の前端部(図6(a)参照)から、着脱溝98の下端部(図6(b)参照)に移動される。
これにより、現像カートリッジ23は、現像ドロワ80に支持された状態において、回動軸115を支点として、現像位置から、矢印で示す回転方向F(左側面視時計方向)に回動され、退避位置に配置される。すなわち、すべての現像カートリッジ23は、フロントカバー7の閉鎖位置から開放位置への移動に伴なって、現像位置から退避位置に移動される。
このとき、位置決めボス114は、図6(b)に示すように、現像位置決め溝122からボス通過溝62(図5参照)を通過して、現像位置決め溝92に到達し、現像位置決め溝92の下端部に配置される。
現像ドロワ80が現像装着位置に配置されるとともに、現像カートリッジ23が退避位置に配置された状態において、現像カートリッジ23は、図5に示すように、前後方向に投影すると、その上側部分(現像部48)がLEDユニット19の投影面から退避するように、現像ドロワ80内に配置されている。このとき、現像ローラ24は、対応する感光ドラム20から離間されている。
次いで、現像フロントビーム82の現像把持部110を把持して、図8に示すように、現像ユニット18を、開口部6(図1参照)を介して、本体ケーシング2に対して前側に引き出す。
そうすると、現像ユニット18(現像ドロワ80)は、現像側壁81の下端部が、現像案内部53の上面に案内されることにより、開口部6を介して、本体ケーシング2から前側に引き出される。
これにより、現像ドロワ80は、本体ケーシング2から引き出される現像引出位置に配置される。
以上により、現像ユニット18の本体ケーシング2からの引き出しが完了する。
このとき、現像カートリッジ23は、退避位置に配置されているので、現像ドロワ80に対して着脱可能である。
詳しくは、図3に示すように、現像カートリッジ23のカートリッジ把持部47を把持して、上方に向かって引き出すことにより、ガイドボス116が着脱溝98に案内されて、現像カートリッジ23が現像ドロワ80から上方に離脱される。なお、現像カートリッジ23を現像ドロワ80に装着するには、現像カートリッジ23の離脱動作と逆の手順に操作する。
6.本体ケーシングに対するドラムユニットの装着および引き出し動作
次に、本体ケーシング2に対するドラムユニット17の装着および引き出し動作について説明する。
(1)本体ケーシングに対するドラムユニットの装着動作
ドラムユニット17を本体ケーシング2に対して装着するには、まず、図1に示すように、フロントカバー7を開放位置に配置して、開口部6を開放する。
これにより、上記したように、現像ドロワ80に支持される現像カートリッジ23が退避位置に配置される(図5参照)。
次いで、図9に示すように、ドラムユニット17のドラム把持部128を把持して、ドラム側壁120の後端部が、下側案内部56の上面と上側案内部55の下面との間に配置されるように(図2参照)、ドラムユニット17を、開口部6(図1参照)を介して、本体ケーシング2に対して前側から挿入する。
そうすると、図10(a)に示すように、ドラム側壁120の当接部125が、上側案内部55の第2被当接部60と接触するとともに、ドラム側壁120の後端部における下面が、下側案内部56の上面と接触するように、ドラムユニット17の後端部が、本体ケーシング2内に挿入される。
続いて、ドラムユニット17(ドラムドロワ119)を後方に向かって移動させると、当接部125が第1被当接部57に到達するとともに、ドラム側壁120の後端部が、4つの進退部材70のうち、最も前側の進退部材70に到達する。
そうすると、ドラムユニット17(ドラムドロワ119)は、進退部材70を乗り越えるように、進退部材70の上側に配置される。
このとき、当接部125が第1被当接部57に当接され、ドラムユニット17は、上方への移動が規制される。そのため、進退部材70は、ドラムユニット17のドラム側壁120によって下方に向かって押圧され、進退部材70の下面と下側案内部56の上面とが接触するまで、下方に移動される。
これにより、LEDフレーム68の被係合部72は、図10(c)に示すように、進退部材70の係合部74を介して、下方に向かって押圧され、LEDフレーム68は、図9に示すように、圧縮ばね73の付勢力に抗して、第3位置(図5参照)から第4位置に移動される。
このとき、ドラムドロワ119は、ドラムドロワ119に支持される感光ドラム20と、ベルトユニット30の中間転写ベルト33とが、離間する(上下方向に僅かに間隔を隔てて対向する)離間位置に配置されている。
次いで、ドラムユニット17を後方に向かってさらに移動させると、ドラムドロワ119は、離間位置に配置された状態のまま、すべての進退部材70の上側に配置される。
これにより、すべてのLEDフレーム68が、第3位置(図5参照)から第4位置に移動される。
次いで、ドラムユニット17を後方に向かってさらに移動させると、図10(a)に示すように、当接部125が許容部61に到達するとともに、切欠部126が第2被当接部60の下側に配置される。このとき、切欠部126の上面と第2被当接部60とは、上下方向において互いに間隔を隔てて対向配置されている。
そのため、ドラムユニット17は、上方への移動の規制が解除される。そうすると、すべてのLEDフレーム68が、圧縮ばね73の付勢力により(図5参照)、第4位置(図9参照)から第3位置に移動される。
これにより、ドラムドロワ119は、4つの進退部材70を介して、4つの圧縮ばね73の付勢力により、上方に向かって付勢される。
そのため、ドラムドロワ119は、離間位置から上方に向かって移動され、ドラムドロワ119に支持される感光ドラム20と、ベルトユニット30の中間転写ベルト33とが接触する接触位置に配置される。
このとき、ドラム側壁120の係合溝124は、本体ケーシング2の基準軸84を受け入れて、基準軸84の前上側および下側と当接され、位置決め軸127の左右方向端部は、本体ケーシング2の位置決め溝52に挿通され、位置決め軸127の上側が位置決め溝52の上端縁と当接される。
これにより、ドラムドロワ119は、その前後両端部が本体ケーシング2に対して位置決めされており、ドラムドロワ119に支持される感光ドラム20は、本体ケーシング2に対して位置決めされている。
以上により、ドラムドロワ119が、本体ケーシング2に装着されるドラム装着位置に配置される。
ドラムドロワ119がドラム装着位置に配置された状態において、図5に示すように、LEDユニット19は、対応する感光ドラム20に対して、中間転写ベルト33の反対側(下側)に配置されている。
また、LEDフレーム68の位置決めコロ71は、感光ドラム20の左右両端部に下側から当接され、LEDアレイ67は、対応する感光ドラム20と上下方向において間隔を隔てて対向配置される露光位置に配置されている。なお、上記した第1露光部材に対応するLEDアレイ67が露光位置に配置された状態が、第1露光位置の一例として対応し、上記した第2露光部材に対応するLEDアレイ67が露光位置に配置された状態が、第2露光位置の一例として対応する。
次いで、図1に示すように、フロントカバー7を開放位置から閉鎖位置に向けて移動させる。
そうすると、上記したように、現像カートリッジ23が、退避位置(図5参照)から露光位置に移動される。
以上により、ドラムユニット17の本体ケーシング2に対する装着が完了する。
(2)本体ケーシングに対するドラムユニットの引き出し動作
ドラムユニット17を本体ケーシング2から引き出すには、上記したドラムユニット17の装着動作と逆の手順に操作する。
具体的には、まず、フロントカバー7を開放位置(二点鎖線参照)に配置して、現像カートリッジ23を退避位置に配置する(図5参照)。
次いで、図9に示すように、ドラムフロントビーム121のドラム把持部128を把持して、ドラムユニット17を、開口部6(図1参照)を介して、本体ケーシング2に対して前側に引き出す。
そうすると、図10(b)に示すように、当接部125が第1被当接部57に到達して当接されるとともに、切欠部126の後側におけるドラム側壁120の上端部が、第2被当接部60に到達して当接される。
これにより、ドラムドロワ119が、第1被当接部57および第2被当接部60に押圧されて、接触位置から、下方に向かって移動され、離間位置に配置される。つまり、第1被当接部57は、ドラムドロワ119が本体ケーシング2から引き出されるときに、当接部125と当接することにより、ドラムドロワ119を、接触位置から離間位置に向かって押圧し、接触位置から離間位置に移動(変位)させる。
このとき、ドラムドロワ119の接触位置から離間位置への移動に伴なって、すべてのLEDフレーム68が、第3位置(図5参照)から第4位置に移動され、すべてのLEDアレイ67が、露光位置から下方に向かって退避(移動)され、引出許容位置に配置される。
なお、上記した第1露光部材に対応するLEDアレイ67が引出許容位置に配置された状態が、第1引出許容位置の一例として対応し、上記した第2露光部材に対応するLEDアレイ67が引出許容位置に配置された状態が、第2引出許容位置の一例として対応する。
さらに、ドラムドロワ119を本体ケーシング2に対して前側に引き出すことにより、ドラムドロワ119は、本体ケーシング2から引き出されるドラム引出位置に配置される。
以上により、ドラムユニット17の本体ケーシング2からの引き出しが完了する。
7.作用効果
(1)カラープリンタ1では、図1および図5に示すように、現像カートリッジ23が、現像ドロワ80に支持された状態において、現像位置と退避位置とに移動可能である。そのため、LEDユニット19(LEDアレイ67)を本体ケーシング2に設けていても、現像カートリッジ23を退避位置に配置することにより、図8に示すように、現像ドロワ80を本体ケーシング2から引き出すことができる。
つまり、複数(4つ)の現像カートリッジ23を支持する現像ドロワ80を本体ケーシング2から引き出すことができながら、LEDアレイ67を進退させるためのスペースを確保する必要がない。
そのため、LEDユニット19(LEDアレイ67)の効率的な配置を確保することができながら、カラープリンタ1の小型化を図ることができる。
また、現像ドロワ80を本体ケーシング2から引き出すときに、現像カートリッジ23が、外部の部材(例えば、当該現像カートリッジ23の前側に配置されるLEDユニット19など)と干渉することを抑制でき、現像ドロワ80の本体ケーシング2からの円滑な引き出し動作を確保できる。
また、LEDアレイ67は、本体ケーシング2に設けられているので、現像ドロワ80が本体ケーシング2から引き出された状態(現像引出位置に配置された状態)においても、本体ケーシング2内に配置されている。
つまり、現像ドロワ80が本体ケーシング2外に引き出されるのに対して、LEDアレイ67は本体ケーシング2内に配置されている。そのため、現像カートリッジ23とLEDアレイ67とが干渉することが抑制され、LEDアレイ67が損傷することを抑制できるとともに、現像カートリッジ23の現像ドロワ80に対する着脱作業の円滑化を図ることができる。
従って、LEDアレイ67の効率的な配置を確保することができながら、カラープリンタ1の小型化を図ることができ、さらには、LEDアレイ67の損傷を抑制できるとともに、現像カートリッジ23の現像ドロワ80に対する着脱作業の円滑化を図ることができる。
(2)現像カートリッジ23のカートリッジ側壁113には、図3に示すように、回動軸115が設けられている。そして、現像カートリッジ23は、図7に示すように、回動軸115を支点として、現像位置と退避位置とに回動可能である。
そのため、簡易な構成でありながら、現像カートリッジ23を現像位置と退避位置とに円滑に回動させることができる。
その結果、画像形成時において、現像カートリッジ23を確実に現像位置に配置することができながら、図8に示すように、現像ドロワ80を本体ケーシング2から引き出すときに、現像カートリッジ23を現像位置から退避位置に円滑に移動させることができる。
(3)また、現像ローラ24は、図5に示すように、現像カートリッジ23が退避位置に配置された状態において、前後方向(複数(4つ)の感光ドラムの並列方向)に投影したときに、現像ドロワ80に重なるように配置される。一方、図1に示すように、現像カートリッジ23が現像位置に配置された状態において、前後方向に投影したときに、現像ローラ24は、現像ドロワ80から露出するように配置される。
そのため、現像ローラ24は、現像カートリッジ23が退避位置に配置された状態では、現像ドロワ80が引き出されたときに、ユーザが不用意に現像ローラ24と接触することを抑制できる。
一方、現像ローラ24は、現像カートリッジ23が現像位置に配置された状態では、現像ローラ24と感光ドラムとの確実な接触を確保することができる。
(4)また、本体ケーシング2の前壁には、図1に示すように、現像ドロワ80を引き出すための開口部6が形成されるとともに、開口部6を開放する開放位置と、開口部を閉鎖する閉鎖位置とに移動可能なフロントカバー7が設けられている。
そして、現像カートリッジ23は、図7に示すように、フロントカバー7の閉鎖位置から開放位置への移動に伴なって、現像位置から退避位置に移動され、フロントカバー7の開放位置から閉鎖位置への移動に伴なって、退避位置から現像位置に移動される。
そのため、開口部6を介して、現像ドロワ80を本体ケーシング2から円滑に引き出すことができる。
また、フロントカバー7の閉鎖位置と開放位置とへの移動に伴なって、現像カートリッジ23が現像位置と退避位置とに移動する、すなわち、現像カートリッジ23とフロントカバー7とが連動するので、ユーザが、フロントカバー7および現像カートリッジ23のそれぞれを独立して移動させる場合と比較して、現像ドロワ80の本体ケーシング2に対する引き出し作業の効率化を図ることができる。
また、フロントカバー7と現像カートリッジ23とが連動するので、現像ドロワ80を本体ケーシング2から引き出すために、フロントカバー7を開放位置に配置すれば、現像カートリッジ23が現像位置に配置される。その結果、LEDユニット19と現像カートリッジ23とが干渉することを抑制できる。また、現像ドロワ80の本体ケーシング2からの円滑な引き出し動作を確実に確保できる。
従って、現像ドロワ80の本体ケーシング2に対する引き出し作業の効率化を図ることができながら、LEDアレイ67と現像カートリッジ23とが干渉することを抑制できる。
(5)また、現像ドロワ80は、図3に示すように、その現像側壁81の左右方向外側面に、カム部材100を備えている。
カム部材100は、図6(a)および図6(b)に示すように、現像カートリッジ23を現像位置に配置させる第1位置と、現像カートリッジ23を退避位置に配置させる第2位置とに移動可能である。
また、フロントカバー7は、図1に示すように、連結部材8を備えている。
そのため、フロントカバー7を開放位置から閉鎖位置に移動させると、フロントカバー7の連結部材8が、ピニオンギヤ101を介して、カム部材100と連結され、カム部材100を第2位置から第1位置へ移動させることができる。これにより、現像カートリッジ23が、確実に現像位置と退避位置とに移動される。
そのため、現像カートリッジ23とフロントカバー7とを確実に連動させることができる。
(6)また、カラープリンタ1は、図4に示すように、複数(4つ)の感光ドラム20を一体的に支持し、本体ケーシング2に対して、前後方向に沿って引き出し可能に装着されるドラムドロワ119を備えている。
そのため、現像ドロワ80とドラムドロワ119とをそれぞれ独立して、本体ケーシング2から引き出すことができるので、寿命の異なる現像カートリッジ23と感光ドラム20とをそれぞれ独立して交換することができる。
そのため、カラープリンタ1のメンテナンス性の向上、および、ランニングコスト低減を図ることができる。
また、ドラムドロワ119が複数(4つ)の感光ドラム20を一体的に支持しているので、複数(4つ)の感光ドラム20を同時に交換することができる。その結果、複数(4つ)の感光ドラム20の交換作業の効率化を図ることができる。
(7)また、カラープリンタ1は、図1に示すように、本体ケーシング2内において、中間転写ベルト33を備えている。
そして、ドラムドロワ119は、図9および図10(b)に示すように、本体ケーシング2から引き出されるときに、複数(4つ)の感光ドラム20と中間転写ベルト33とが接触する接触位置から、複数(4つ)の感光ドラム20と中間転写ベルト33とが離間する離間位置に移動される。
そのため、ドラムドロワ119が本体ケーシング2から引き出されるときに、複数(4つ)の感光ドラム20と中間転写ベルト33とが離間される。その結果、ドラムドロワ119を本体ケーシング2から引き出すときに、複数(4つ)の感光ドラム20と中間転写ベルト33とが摺擦することを抑制でき、複数(4つ)の感光ドラム20が損傷することを抑制できる。
(8)また、本体ケーシング2は、図10(b)に示すように、ドラムドロワ119の本体ケーシング2に対する引き出しを案内するためのドラム案内部54を備えている。
そのため、本体ケーシング2に対するドラムドロワ119の円滑な引き出し動作を確保することができる。
また、ドラム案内部54は、ドラムドロワ119が本体ケーシング2から引き出されるときに、ドラムドロワ119を接触位置から離間位置に変位させる第1被当接部57を備えている。
また、ドラムドロワ119は、ドラムドロワ119が本体ケーシング2から引き出されるときに、接触位置から離間位置に向かって押圧されるように、第1被当接部57に当接される当接部125を備えている。
そのため、ドラムドロワ119が本体ケーシング2から引き出されるときに、当接部125が第1被当接部57に当接されることにより、ドラムドロワ119は接触位置から離間位置に向かって押圧される。その結果、ドラムドロワ119を確実に接触位置から離間位置に移動させることができる。
(9)また、LEDユニット19(LEDアレイ67)は、図5に示すように、ドラムドロワ119がドラム装着位置に配置された状態において、対応する感光ドラム20の下側(中間転写ベルト33の反対側)に配置されている。
また、LEDアレイ67は、対応する感光ドラム20と上下方向に間隔を隔てて対向配置される露光位置と、図9に示すように、露光位置から下方に向かって退避される引出許容位置とに移動可能である。
そして、LEDユニット19は、ドラムドロワ119の接触位置から離間位置への移動に伴なって、露光位置から引出許容位置に移動される。
そのため、ドラムドロワ119が、図10(b)に示すように、本体ケーシング2から引き出されるときに、接触位置から離間位置へ移動されると、LEDユニット19が露光位置から引出許容位置に移動されるので、LEDアレイ67がドラムドロワ119の引き出しの邪魔になることを抑制できる。
そのため、ドラムドロワ119の本体ケーシング2に対する円滑な引き出し動作を確保することができる。
8.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図11および図12は、本発明の画像形成装置の第2実施形態としてのカラープリンタを示す側断面図であって、図11は、現像カートリッジが現像位置に配置された状態を示し、図12は、現像カートリッジが退避位置に配置された状態を示す。
図11および図12において、図1〜図10に示す各部に対応する部分には、それらの各部と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態では、カラープリンタ1は、図1に示すように、プロセスユニット14の上側にベルトユニット30が配置される中間転写型カラープリンタであるが、本発明の第2実施形態では、図11に示すように、プロセスユニット14の下側にベルトユニット30が配置されるダイレクトタンデム型カラーレーザプリンタである。
また、第2実施形態では、プロセスユニット14、ベルトユニット30および1対の側壁51(図2参照)のそれぞれが、上記した第1実施形態とは上下方向が逆となるように設けられている。すなわち、第1実施形態におけるプロセスユニット14、ベルトユニット30および1対の側壁51に関する上下方向と、第2実施形態におけるプロセスユニット14、ベルトユニット30および1対の側壁51に関する上下方向とは相異なり、プロセスユニット14、ベルトユニット30および1対の側壁51は、第1実施形態における上側が、第2実施形態においては下側となるように、本体ケーシング2内に収容されている。
(1)ベルトユニット
第2実施形態では、ベルトユニット30は、図11に示すように、無端ベルトの一例としての搬送ベルト131を備えている。
搬送ベルト131は、その上側部分が複数(4つ)の感光ドラム20のそれぞれに対向接触されるように、感光ドラム20の下側に配置され、駆動ローラ31および従動ローラ32の周りに掛け渡されている。また、搬送ベルト131は、駆動ローラ31の駆動および従動ローラ32の従動により、感光ドラム20と接触する上側部分が前側から後側に向かって移動するように、周回移動されている。
(2)現像ドロワ
現像ドロワ80には、図11に示すように、被押圧部133が設けられている。
被押圧部133は、複数(4つ)の現像カートリッジ23の押圧部132(後述)のそれぞれに対応して、4つの押圧部132(後述)のそれぞれの後側に、複数(4つ)設けられている。被押圧部133は、左右方向に延びる側面視略矩形状に形成され、その左右両端部が、現像ドロワ80の1対の現像側壁81のそれぞれに固定されている。なお、4つの被押圧部133のうち、最も後側の被押圧部133は、その後端部が、現像リヤビーム83の前面と連続している。
また、現像ドロワ80の着脱溝98は、回動溝99の後端部から連続して、上方に向かって延びるように形成されている。また、図示しないが、カム溝102は、カム部材100の上端縁から下方に向かって窪む側面視略U字状に形成されている。
(3)現像カートリッジ
なお、以下の説明において、現像カートリッジ23の上下前後左右方向は、現像カートリッジ23が現像位置(図11)に位置するときを基準としている。
現像カートリッジ23のトナー収容部27の外周面には、カートリッジ把持部135と、押圧部132とが一体的に設けられている。
カートリッジ把持部135は、前下方および後上方に延びる略平板形状に形成され、その略中央部分が、トナー収容部27の前上側における左右方向略中央部分と連続するように設けられている。
押圧部132は、トナー収容部27の後端部における上下方向略中央部分から後方に向かって突出する側面視略矩形状に形成されている。
(4)現像カートリッジの現像位置と退避位置との移動
次に、現像カートリッジ23の現像位置と退避位置との移動について説明する。
現像カートリッジ23を現像位置から退避位置へ移動させるには、図12に示すように、フロントカバー7を開放位置に配置して、カム部材100を第1位置から第2位置に移動させる(図6(b)参照)。
そうすると、現像カートリッジ23のガイドボス116(図6(b)参照)が、カム部材100により、回動溝99の前端部から後端部に向かって移動される(図6(a)参照)。
このとき、現像カートリッジ23の押圧部132が、現像ドロワ80の被押圧部133に前側から当接する。
そして、さらに、ガイドボス116が後方に移動されると、現像カートリッジ23は、押圧部132を支点として、矢印で示す回転方向G(左側面視反時計方向)に沿って回転され、図12に示すように、退避位置に配置される。
以上により、現像カートリッジ23の現像位置から退避位置への移動が完了する。なお、現像カートリッジ23を退避位置から現像位置へ移動させるには、上記した現像カートリッジ23の現像位置から退避位置への移動動作と逆の手順に操作する。
これによっても、現像カートリッジ23が、現像ドロワ80に支持された状態において、現像位置と退避位置とに移動可能である。
そのため、このような第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
9.変形例
(1)
上記した第1実施形態および第2実施形態では、現像カートリッジ23の現像位置と退避位置との移動が、フロントカバー7の開閉動作に連動されたが、本発明はこれに限定されず、例えば、公知の連動機構により、現像カートリッジ23の現像位置と退避位置との移動を、現像ドロワ80の本体ケーシング2からの引き出し動作に連動させてもよい。
これによっても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(2)
また、上記した第1実施形態および第2実施形態では、すべての現像カートリッジ23が、フロントカバー7の開閉動作に連動して、現像位置と退避位置とに移動されたが、現像ドロワ80の本体ケーシング2に対する引出方向最下流側に配置される現像カートリッジ23(4つの現像カートリッジ23のうち、最も前側に配置される現像カートリッジ23)は、移動可能に構成されていなくてもよい。
この場合、現像ドロワ80の本体ケーシング2に対する引出方向最下流側に配置される現像カートリッジ23は、第2現像器の一例として対応され(以下、第2現像カートリッジ23とする。)、常に現像位置に配置されている。また、第2現像カートリッジ23の後側(引出方向上流側)に隣り合って配置される現像カートリッジ23は、第1現像器の一例として対応される。
また、ドラムフロントビーム121には、図1に示すように、通過溝140が形成されている。通過溝140は、ドラムフロントビーム121の下側部分において、前後方向に投影したときに、第2現像カートリッジ23と重なる部分が切り欠かれて形成されている。
これによっても、複数(4つ)の現像カートリッジ23のうち、第2現像カートリッジ23を除く、3つの現像カートリッジ23をそれぞれ退避位置に配置することにより、現像ドロワ80を現像装着位置と現像引出位置とに移動させることができる。
そのため、上記した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記した第1実施形態、第2実施形態および変形例は、適宜組み合わせることができる。
1 カラープリンタ
2 本体ケーシング
6 開口部
7 フロントカバー
8 連結部材
20 感光ドラム
23 現像カートリッジ
24 現像ローラ
33 中間転写ベルト
54 ドラム案内部
67 LEDアレイ
80 現像ドロワ
100 カム部材
115 回動軸
119 ドラムドロワ
131 搬送ベルト

Claims (12)

  1. 筐体と、
    前記筐体に配置される第1感光ドラムと、
    前記筐体に配置され、前記第1感光ドラムと互いに間隔を隔てて並列配置される第2感光ドラムと、
    前記第1感光ドラムに対応して設けられ、前記第1感光ドラムを露光するための第1露光部材と、
    前記第2感光ドラムに対応して設けられ、前記第2感光ドラムを露光するための第2露光部材と、
    前記第1感光ドラムに対応して設けられ、前記第1感光ドラムに現像剤を供給するための第1現像ローラを有する第1現像器と、
    前記第2感光ドラムに対応して設けられ、前記第2感光ドラムに現像剤を供給するための第2現像ローラを有する第2現像器と、
    前記第1現像器および前記第2現像器のそれぞれを着脱可能に支持し、前記筐体に対して、前記第1感光ドラムと前記第2感光ドラムとの並列方向に沿って引き出し可能に装着されるように構成される現像器支持部材と、を備え、
    前記第2感光ドラムは、前記第1感光ドラムに対して前記現像器支持部材の引き出し方向下流側に配置されており、
    前記第1現像器は、前記現像器支持部材に支持された状態において、前記現像器支持部材に対して、
    前記並列方向に投影したときに前記第1現像器の少なくとも一部が前記第2露光部材と重なるとともに、前記第1現像ローラが対応する前記第1感光ドラムと接触する第1現像位置と、
    前記並列方向に投影したときに前記第2露光部材の投影面から退避するとともに、前記第1現像ローラが対応する前記第1感光ドラムから離間する第1退避位置とに相対移動可能に構成されることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1現像器は、
    第1回動軸を有し、
    前記第1回動軸を支点として、前記第1現像位置と前記第1退避位置とに回動可能に構成されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1現像ローラは、前記並列方向に投影したときに、
    前記第1現像器が前記第1退避位置に配置された状態において、前記現像器支持部材に重なるように配置され、
    前記第1現像器が前記第1現像位置に配置された状態において、前記第1現像ローラの少なくとも一部が前記現像器支持部材から露出するように配置されることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2現像器は、前記現像器支持部材に支持された状態において、前記現像器支持部材に対して、
    前記並列方向に投影したときに前記第2現像器の少なくとも一部が前記第2露光部材と重なるとともに、前記第2現像ローラが対応する前記第2感光ドラムと接触する第2現像位置と、
    前記並列方向に投影したときに前記第2露光部材の投影面から退避するとともに、前記第2現像ローラが対応する前記第2感光ドラムから離間する第2退避位置とに相対移動可能に構成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2現像器は、
    第2回動軸を有し、
    前記第2回動軸を支点として、前記第2現像位置と前記第2退避位置とに回動可能に構成されることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2現像ローラは、前記並列方向に投影したときに、
    前記第2現像器が前記第2退避位置に配置された状態において、前記現像器支持部材に重なるように配置され、
    前記第2現像器が前記第2現像位置に配置された状態において、前記第2現像ローラの少なくとも一部が前記現像器支持部材から露出するように配置されていることを特徴とする、請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記筐体には、
    前記現像器支持部材を引き出すための開口部が形成されるとともに、前記開口部を開放する開放位置と、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置とに移動可能に構成される開閉部材が設けられ、
    前記開閉部材の前記閉鎖位置から前記開放位置への移動に伴なって、前記第1現像器が前記第1現像位置から前記第1退避位置に移動されるとともに、前記第2現像器が前記第2現像位置から前記第2退避位置に移動され、
    前記開閉部材の前記開放位置から前記閉鎖位置への移動に伴なって、前記第1現像器が前記第1退避位置から前記第1現像位置に移動されるとともに、前記第2現像器が前記第2退避位置から前記第2現像位置に移動されることを特徴とする、請求項4〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記現像器支持部材は、
    前記第1現像器を前記第1現像位置に配置させるとともに、前記第2現像器を前記第2現像位置に配置させる第1位置と、前記第1現像器を前記第1退避位置に配置させるとともに、前記第2現像器を前記第2退避位置に配置させる第2位置とに移動可能に構成される移動部材を備え、
    前記開閉部材は、
    前記開放位置から前記閉鎖位置へ移動されるときに、前記移動部材と連結され、前記移動部材を前記第2位置から前記第1位置へ移動させる連結部材を備えていることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1感光ドラムと前記第2感光ドラムとを一体的に支持し、前記筐体に対して、前記並列方向に沿って引き出し可能に装着されるように構成されるドラム支持部材を備えていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記筐体に設けられ、前記第1感光ドラムおよび前記第2感光ドラムのそれぞれと接触する無端ベルトを備え、
    前記ドラム支持部材は、
    前記筐体から引き出されるときに、前記第1感光ドラムおよび前記第2感光ドラムのそれぞれと前記無端ベルトとが接触する接触位置から、前記第1感光ドラムおよび前記第2感光ドラムのそれぞれと前記無端ベルトとが離間する離間位置に移動されることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記筐体は、
    前記ドラム支持部材の前記筐体に対する引き出しを案内するための案内部を備え、
    前記案内部は、
    前記ドラム支持部材が前記筐体から引き出されるときに、前記ドラム支持部材を前記接触位置から前記離間位置に変位させる変位部を備え、
    前記ドラム支持部材は、
    前記ドラム支持部材が前記筐体から引き出されるときに、前記接触位置から前記離間位置に向かって押圧されるように、前記変位部に当接される当接部を備えることを特徴とする、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1露光部材は、
    対応する前記第1感光ドラムに対して、前記無端ベルトの反対側に配置され、
    対応する前記第1感光ドラムと間隔を隔てて対向配置される第1露光位置と、
    前記第1露光位置から前記無端ベルトとは反対側に向かって退避される第1引出許容位置とに移動可能に構成され、
    前記第2露光部材は、
    対応する前記第2感光ドラムに対して、前記無端ベルトの反対側に配置され、
    対応する前記第2感光ドラムと間隔を隔てて対向配置される第2露光位置と、
    前記第2露光位置から前記無端ベルトとは反対側に向かって退避される第2引出許容位置とに移動可能に構成され、
    前記第1露光部材および前記第2露光部材のそれぞれは、
    前記ドラム支持部材の前記接触位置から前記離間位置への移動に伴なって、前記第1露光部材が前記第1露光位置から前記第1引出許容位置に移動されるとともに、前記第2露光部材が前記第2露光位置から前記第2引出許容位置に移動されることを特徴とする、請求項10または11に記載の画像形成装置。
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