JP2013180865A - クレーン装置のジブ張出装置 - Google Patents

クレーン装置のジブ張出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013180865A
JP2013180865A JP2012045904A JP2012045904A JP2013180865A JP 2013180865 A JP2013180865 A JP 2013180865A JP 2012045904 A JP2012045904 A JP 2012045904A JP 2012045904 A JP2012045904 A JP 2012045904A JP 2013180865 A JP2013180865 A JP 2013180865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
jib
rod
tip
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012045904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5765270B2 (ja
Inventor
Yukio Koizumi
幸雄 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Cranes Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Cranes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Cranes Co Ltd filed Critical Kobelco Cranes Co Ltd
Priority to JP2012045904A priority Critical patent/JP5765270B2/ja
Publication of JP2013180865A publication Critical patent/JP2013180865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5765270B2 publication Critical patent/JP5765270B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)

Abstract

【課題】高所作業を回避しかつ作業の簡易化を図りつつ、実施化を容易に図り得るジブ張出装置を提供する。
【解決手段】テンションロッド21は第1ロッド41と第2ロッド43からなる。ジブ張出装置は、第1ロッドのブーム2先端部側への所定以上の回動を規制する回動規制部材51と、回動規制部材によりブーム先端部側への回動が規制された第1ロッドの反ブーム先端部側への回動を規制する回動規制手段52を備える。回動規制手段は、ブーム先端部に支軸62回りに回動可能に取り付けられたシーブ支持部材10と、シーブ支持部材に設けられた回動規制部65を有し、シーブ支持部材は、通常作業位置に位置し、補助シーブ9からロープ60を介して吊り下げた吊りフック61をシーブ支持部材の一部と接触するまで巻き上げたとき回動して作業位置よりも上方の退避位置に移動し、回動規制部により第1ロッドの反ブーム先端部側への回動が規制される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ホイールクレーンなどに装備されるクレーン装置、特に、ブーム先端にジブを有するクレーン装置のジブ張出装置に関する。
一般に、ホイールクレーンなどに装備されるクレーン装置においては、ブームの先端にジブが着脱可能に装着されている。このジブの格納・振り出し方式としては種々のものが提案されているが、その一つとして、ジブの格納時にジブをブームの下面側に、その基端部をブーム先端側に向けかつその下面を上方に向けた上下反転状態で配置しかつ固定具により固定する一方、ジブの使用時にジブを、その基端部をブーム先端部の下部に設けた支点部に支持させた状態でブーム下面の格納位置からブーム先端部下方の吊り下げ位置を経てブーム前方側の張り出し位置にまで振り出すようにしたいわゆる下抱き・下振り出し方式が知られている。
上記ブーム前方側の張り出し位置に振り出されたジブは、その先端部とブーム先端部の上部との間に架設したテンションロッドによって張り出し状態が保持されるが、この場合、チルト用シリンダを設け、このチルト用シリンダの伸縮動によりジブのブームに対する取付角度であるチルト角を変更し得るようにしている。
このような下抱き・下振り出し方式のジブ張出装置として、例えば特許文献1に記載されているように、上記テンションロッドを、一端がブーム先端部の上部に設けた取付部に連結され、他端が上記取付部と上記支点部とを結ぶ直線よりもブーム前方側でかつ上記支点部とテンションロッドのジブに対する連結点とを結ぶ直線よりもジブの振り出し方向前側に位置する所定位置に至る長さを有する第1ロッドと、一端がこの第1ロッドの他端に対してジブのチルト方向に相対回動可能に連結され、他端が上記チルト用シリンダの移動端に連結される第2ロッドとで構成する一方、上記ブームの先端部及び上記第1ロッドの少なくとも一方に、第1ロッドのブーム先端部側への所定以上の回動を規制する回動規制部材を設けるものが知られている。このジブ張出装置では、チルト用シリンダの伸縮動によりジブをブーム先端部下方の吊り下げ位置とブーム前方側の張り出し位置との間で移動させることができるので、重量の大きなジブにも適用でき、またジブ振り出し後の高所でのテンションロッドの連結作業が不要になるという効果を奏する。
特開平5−116888号公報
ところが、上記特許文献1に記載のジブ張出装置においても、ジブをブーム下面の格納位置とブーム先端部下方の吊り下げ位置との間で移動させる場合には、ブーム先端部のシーブを通して吊り下げたサブフック用ワイヤロープ先端のサブフックとブーム側に設けた掛止部との間に、ジブ先端部のシーブを通して補助ワイヤロープを張設する必要があり、作業が面倒であるという問題がある。
そこで、この問題を解決するために、上記回動規制部材とは別に、この回動規制部材によりブーム先端側への回動が規制された第1ロッドのブーム先端部側と反対側への回動を規制する回動規制手段を設け、この回動規制手段により第1ロッドのブーム先端部側と反対側への回動を規制した状態で上記チルト用シリンダを伸縮動させることにより、ジブをブーム下面の格納位置とブーム先端部下方の吊り下げ位置との間で移動させるようにすることが考えられる。しかし、この場合、回動規制手段は、規制と解除とを切替可能にする必要があり、また、その切替は、高所作業を回避しかつ作業の簡易化を図る観点からオペレータが運転室で遠隔操作し得るようにすることが望ましいが、それを実現するためには、回動規制手段の構成が複雑かつ高価なものになることが懸念される。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、特に、ブーム先端部に取り付けられた補助シーブ用支持部材及び補助シーブからロープを介して吊り下げられた吊りフックに着目し、これらを有効に活用して回動規制手段を構成することにより、高所作業を回避しかつ作業の簡易化を図りつつ、コスト面などで実施化を容易に図り得るクレーン装置のジブ張出装置を提供せんとするものである。
上記の課題を解決するため、本発明は、クレーン装置のジブ張出装置として、ブームの先端部にジブが着脱可能に装着され、このジブの格納時にはジブがその基端部をブームの先端側に位置させた状態で保持され、ジブの使用時にはジブは、その基端部をブームの先端部の下部に設けた支点部にブーム起伏面方向に回動可能に支持させた状態でブーム下面の格納位置からブーム先端部下方の吊り下げ位置を経てブーム前方側の張り出し位置にまで振り出されるとともに、一端が上記ブームの先端部の上部に設けた取付部に取り付けられ、他端が上記ジブにチルト用シリンダを介して取り付けられたテンションロッドにより上記張り出し位置で回動可能に支持されかつ上記チルト用シリンダの伸縮動によりジブのブームに対するチルト角が変更可能になっており、上記テンションロッドは、一端が上記取付部に連結され、他端が上記取付部と上記支点部とを結ぶ直線よりもブーム前方側でかつ上記支点部とテンションロッドのジブに対する連結点とを結ぶ直線よりもジブの振り出し方向前側に位置する所定位置に至る長さを有する第1ロッドと、一端がこの第1ロッドの他端に対してジブのチルト方向に相対回動可能に連結され、他端が上記チルト用シリンダの移動端に連結される第2ロッドとからなり、上記ブームの先端部及び上記第1ロッドの少なくとも一方に設けられ、第1ロッドのブーム先端部側への所定以上の回動を規制する回動規制部材を備えることを前提とする。
そして、本発明は、その特徴点として、上記回動規制部材によりブーム先端部側への回動が規制された第1ロッドのブーム先端部側と反対側への回動を規制する回動規制手段を備え、この回動規制手段により第1ロッドのブーム先端部側と反対側への回動を規制した状態で上記チルト用シリンダを伸縮動させることにより上記ジブがブーム下面の格納位置とブーム先端部下方の吊り下げ位置との間を移動するようにする。また、上記回動規制手段を、ブームの先端部に支軸回りに回動可能に取り付けられ補助シーブを回転可能に支持するシーブ支持部材と、このシーブ支持部材に設けられた回動規制部とを有する構成にし、上記シーブ支持部材は、通常作業位置に位置し、補助シーブからロープを介して吊り下げた吊りフックをシーブ支持部材の一部と接触するまで巻き上げたとき上記支軸回りに回動して作業位置よりも上方の退避位置に移動するようにし、このシーブ支持部材が退避位置に移動したとき上記回動規制部により第1ロッドのブーム先端部側と反対側への回動が規制されるように構成する。
この構成では、チルト用シリンダの伸縮動によりジブをブーム先端部下方の吊り下げ位置とブーム前方側の張り出し位置との間で移動させることができるだけでなく、回動規制部材と回動規制手段とにより第1ロッドのブーム先端部側への回動及びそれと反対側の回動を共に規制した状態でチルト用シリンダを伸縮動させることによりジブをブーム下面の格納位置とブーム先端部下方の吊り下げ位置との間で移動させることができるので、この移動操作のためにジブとブームとの間にワイヤロープを掛け渡すなど面倒な作業を必要とせず、作業の簡易化を図ることができる。
しかも、上記回動規制手段は、ブーム先端部に補助シーブを支持するために取り付けられるシーブ支持部材に回動規制部を設け、補助シーブからロープを介して吊り下げた吊りフックの巻き上げ・巻き下げ操作によりシーブ支持部材が作業位置と退避位置との間を移動して規制と解除の切替が行われる構成になっているため、高所作業を回避することができる上、コスト面などで実施化を容易に図ることができる。
以上のように、本発明におけるクレーン装置のジブ張出装置によれば、チルト用シリンダの伸縮動によりジブを吊り下げ位置と張り出し位置との間だけでなく吊り下げ位置と格納位置との間でも移動させることができるので、この移動操作のためにジブとブームとの間にワイヤロープを掛け渡すなど面倒な作業を必要とせず、作業の簡易化を一層図ることができる。しかも、新たに追加する回動規制手段は、既設のシーブ支持部材及び吊りフックなどを利用して切替操作が行われるものであるので、高所作業を回避しながら、コスト面などで実施化を容易に図ることができるという効果を併有するものである。
図1は本発明の第1の実施形態に係るクレーン装置の動作状態を示す側面図である。 図2は上記クレーン装置のジブが格納位置と吊り下げ位置との間で移動するときの状態を示す側面図である。 図3は図2のX付近の拡大図である。 図4は上記クレーン装置のブームが水平でジブが格納位置のときの状態を示す側面図である。 図5は図4のY付近の拡大図である。 図6は図4のZ−Z線における拡大断面図である。 図7はテンションロッドの構造を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図8は図4に示す状態からテンションロッドの第1ロッドの一端をブーム先端部の取付部に取り付けた状態を示す側面図である。 図9は図8に示す状態から吊りフックを巻き上げてシーブ支持部材を退避位置に移動させた状態を示す側面図である。 図10は本発明の第2の実施形態を示す図1相当図である。 図11は同じく図2相当図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態に係るクレーン装置Aの全体構成を示す。このクレーン装置Aは、基端が車体(図示せず)にブームフットピン1を介して回動可能に取り付けられるブーム2と、このブーム2の先端部に設けた支点部としての支軸3回りに回動可能にかつ着脱可能に装着されたジブ4と、このジブ4をブーム2下面の格納位置(図1中のイ位置)からブーム2先端部下方の吊り下げ位置(図1中のロ位置)を経てブーム2前方側の張り出し位置(図1中のハ位置又はニ位置)にまで振り出しかつ張り出し位置で支持するためのジブ張出装置5と、ブーム2の上面に取り付けられた巻き上げウインチ6とを備えている。
上記ブーム2は、基本ブーム2a内に2段ブームから6段ブーム(いずれも図示せず)までを順に伸縮自在に収納してなる6段伸縮式のものであって、その基本ブーム2aの基端部を車体にブームフットピン1を介して回動可能に取り付けるとともに、基本ブーム2aと車体との間に設けた起伏用シリンダ(図示せず)によりその起伏角が調整可能になっている。このブーム2の6段ブームの先端部はブームヘッド7により構成されており、このブームヘッド7の下部には、図3に拡大詳示するように支軸3が設けられ、この支軸3に対し、ジブ4の基端が装着されている。また、ブームヘッド7の上部にはアイドラシーブ8が設けられているとともに、ブームヘッド7の前端側には補助シーブ9がシーブ支持部材10を介して、仮想線で示す作業位置と実線で示す退避位置とに変更可能に取り付けられており、その詳細は後述する。
上記ジブ4は、基本ジブ4a内に2段ジブ4bを伸縮自在に収納してなる2段伸縮式のものであり、その基本ジブ4aの基端部は、上記ブームヘッド7を幅方向に跨ぐような間隔寸法を有する二股状に形成され、この二股状基端部の端面側には上記支軸3に嵌合するU字状の切り欠き部11が形成されているとともに、この切り欠き部11の開口側を閉塞するための結合ピン12が装着されるようになっている。また、2段ジブ4bの先端部にはジブシーブ13が設けられている。そして、ジブ4の不使用の格納時には、ジブ4は、図4及び図5に示すように、基本ジブ4a内に2段ジブ4bを収納した縮小状態でかつその基端部をブーム2の先端側に位置させた状態で固定具(図示せず)を介してブーム2の基本ブーム2aの下面に保持される。このとき、基本ジブ4aの基端側の切り欠き部11は、ブームヘッド7の支軸3に嵌合するようになっているが、結合ピン12が取り外され、支軸3に結合されていないので、ジブ4によってブーム2の伸張動作が支障を生じることはない。一方、ジブ4の使用時には、ジブ4は、図3に示す如く基本ジブ4aの基端側の切り欠き部11に結合ピン12を装着して切り欠き部11をブームヘッド7の支軸3にブーム2の起伏面方向に回動可能に結合支持させた状態でジブ張出装置5によりブーム2下面の格納位置からブーム2前方側の張り出し位置にまで振り出されるようになっている。
上記ジブ張出装置5は、ブームヘッド7を挟む左右両側でそれぞれこのブームヘッド7とジブ4(詳しくは基本ジブ4a)の先端部との間に架設された左右一対のテンションロッド21(一方のみ図示)と、ジブ4の上面に沿って配置されジブ4のブーム2に対するチルト角を変更するためのチルト用シリンダ22とを備えている。各テンションロッド21の一端は、上記ブームヘッド7の上部に設けた取付部としての取付孔23(図4参照)に取付ピン24により回動可能に取り付けられている一方、各テンションロッド21の他端は、スライダ25を介してチルト用シリンダ22の一端(例えばロッド側端)に連結されている。チルト用シリンダ22の他端(例えばヘッド側端)は、ジブ4の基端部に設けた軸受け部26に支軸27を介して取り付けられている。
上記スライダ25は、図6に拡大詳示するように、基本ジブ4aと一体構造で形成された矩形閉断面のガイド部材31の左右両側面にジブ4の長手方向に沿って長く設けた一対の長孔よりなるガイド孔32,32をその長手方向に摺動可能に貫通する丸棒状のロッド部材33と、上記ガイド部材31内でロッド部材33に装着され上記チルト用シリンダ22の一端と連結するための連結部材34とを有している。しかして、上記各テンションロッド21の他端は、スライダ25及びチルト用シリンダ22を介してジブ4に取り付けられており、また、ジブ4がブーム2前方の張り出し位置にあるとき、つまりジブ4の使用時にはチルト用シリンダ22の伸縮動により各テンションロッド21のジブ4に対する連結点であるスライダ25の位置がガイド部材31のガイド孔32に沿って変化してジブ4のブーム2に対するチルト角が変更されるようになっている。
上記各テンションロッド21は、一端が上記ブームヘッド7の取付孔23に取付ピン24により連結され、他端が上記ブームヘッド7の取付孔23(図2及び図3では取付孔23に挿入された取付ピン24)と支軸3とを結ぶ直線L1よりもブーム2前方側でかつ上記支軸3と各テンションロッド21のジブ4に対する連結点であるスライダ25の位置とを結ぶ直線L2よりもジブ4の振り出し方向前側に位置する所定位置まで至る長さを有する第1ロッド41と、一端がこの第1ロッド41の他端に対して連結ピン42によりジブ4のチルト方向に相対回動可能に連結され、他端が上記チルト用シリンダ22の移動端側のスライダ25に連結される第2ロッド43とからなる。第1ロッド41は、図7に詳示するように、互いに所定の隙間を隔てて平行に配置された一対の平板状ロッド41a,41aからなり、この各平板状ロッド41aの一端部には、ブームヘッド7の取付孔23に取付ピン24により連結するための長孔44が設けられている。一方、第2ロッド43は、第1ロッド41よりも長さが若干長い平板状ロッド43aと、この平板状ロッド43aに一端が剛直に結合され、平板状ロッドの約2倍の長さを有する丸棒状ロッド43bと、この丸棒状ロッド43bの他端に固定され、上記スライダ25のロッド部材33が貫通する連結プレート43cとからなる。第1ロッド41と第2ロッド43の連結部においては、第1ロッド41の一対の平板状ロッド41a,41aの間に第2ロッド43の平板状ロッド43aを挿入した状態でこれら3つのロッドが連結ピン42により結合されている。また、第2ロッド43の平板状ロッド43aには、図3に示すように、丸棒状ロッド43bとの結合部に近い箇所にピン孔45が設けられている。そして、ジブ4の不使用の格納時には、第1ロッド41は、予めその一端をブームヘッド7の取付孔23に連結する取付ピン24を取り外した後、図4、図5及び図7に示すように、第1ロッド41の一対の平板状ロッド41a,41a間に第2ロッド43の平板状ロッド43aを挿入した状態で第2ロッド43側に折り畳まれるとともに、第1ロッド41の各平板状ロッド41aの長孔44と第2ロッド43の平板状ロッド43aのピン孔45とに、先に取り外した取付ピン24を挿入して固定されるようになっている。
上記ジブ張出装置5は、左右一対のテンションロッド21とチルト用シリンダ22の外に、特に図3及び図5に明示するように、上記第1ロッド41の取付ピン24回りのブーム2先端部側への所定以上の回動を規制する回動規制部材51と、この回動規制部材51によりブーム2先端部側への回動が規制された第1ロッド41の取付ピン24回りのブーム2先端部側と反対側(つまり反ブーム先端部側)への回動を規制する回動規制手段52とを備えている。
上記回動規制部材51は、ブームヘッド7の左右両外側面にそれぞれ各テンションロッド21の第1ロッド41に対応して1つずつ設けられている。そして、この回動規制部材51により各テンションロッド21の第1ロッド41のブーム2先端部側への回動を規制した状態で上記チルト用シリンダ22を伸縮動させることにより、上記ジブ4がブーム2先端部下方の吊り下げ位置とブーム2先端部前方の張り出し位置との間を移動するようになっている。
ここで、ジブ4の使用時には、巻き上げウインチ6から引き出したワイヤロープ60は、アイドラシーブ8、補助シーブ9及びジブシーブ13を順に通して吊りフック61に連結し吊りフック61を吊り下げ状態に支持するようになっており、このとき、補助シーブ9は、図3に仮想線で、図5に実線でそれぞれ示すように、ブームヘッド7の下部前端から前方に所定寸法突出した作業位置に位置する。一方、ブーム2を水平に倒した状態で車体が走行するときには、補助シーブ9は、ブームヘッド7前方への突出寸法を抑えるために、図3に実線で示すように、上記作業位置よりもブームヘッド7の上部寄りつまり上方でかつブームヘッド7の内側に一部ホーバーラップした退避位置に移動するようになっている。このように補助シーブ9を作業位置と退避位置とに移動可能とするために、補助シーブ9を支持するシーブ支持部材10は、図5に示すように、本体部10aと、この本体部10aから延出し先端が支軸としての結合ピン62を介してブームヘッド7の下部に回動可能に連結された第1脚部10bと、一端が本体部10aに、他端がブームヘッド7の中央部にそれぞれ結合ピン63,64を介して回動可能に連結された2連リンクからなる第2脚部10cとを有し、通常バネ部材(図示せず)の付勢力を受けて作業位置に位置し、補助シーブ9からワイヤロープ60を介して吊り下げた吊りフック61を巻き上げウインチ6によりシーブ支持部材10の本体部10aの一部と接触するまで巻き上げたとき第2脚部10cがブームヘッド7側で折り畳まれるとともに、第1脚部10bが結合ピン62回りに回動することにより退避位置に移動するように構成されている。
上記回動規制手段52は、その規制と解除の切替に上記シーブ支持部材10の動作を利用したものである。すなわち、回動規制部材52は、シーブ支持部材10と、このシーブ支持部材10の本体部10aの左右両外側面にそれぞれ設けられた回動規制部65とを有し、シーブ支持部材10が退避位置に移動したとき上記回動規制部65がブーム2前方より第1ロッド41に当接し、この回動規制部65により各テンションロッド21の第1ロッド41のブーム2先端部側と反対側への回動が規制されるようになっている。そして、この回動規制手段52により各テンションロッド21の第1ロッド41のブーム2先端部側と反対側への回動を規制した状態で上記チルト用シリンダ22を伸縮動させることにより、上記ジブ4がブーム2下面の格納位置とブーム2先端部下方の吊り下げ位置との間を移動するようになっている。
次に、上記クレーン装置Aにおいて、ジブ4の振り出し操作を行うときの操作手順について説明する。今、図4及び図5に示すように、ブーム2が水平な状態に倒され、ジブ2がこのブーム2下面の格納位置に固定具により保持されている。このとき、ジブ4(詳しくは基本ジブ4a)の基端側の切り欠き部11は、ブームヘッド7に支軸3に結合されていない状態にある。また、テンションロッド21は、その第1ロッド41を第2ロッド43側に折り畳みかつ取付ピン24により両ロッド41,43を固定した状態にあり、このテンションロッド21のジブ4に対する連結点であるスライダ25は、ガイド部材31のガイド孔32のブームヘッド7側端から所定距離離れた位置に位置している。さらに、補助シーブ9及びシーブ支持部材10は、補助シーブ9からワイヤロープ60を介して吊りフック61を吊り下げる作業位置に位置している。
このような状態から、ジブ4の振り出し操作を行うときには、先ず、チルト用シリンダ22を縮小させて、テンションロッド21を、その先端部(連結ピン42付近)がブームヘッド7の先端よりも前方に突出した位置に移動させる。次いで、テンションロッド21の第1ロッド41と第2ロッド43とを固定した取付ピン24を取り外し、第1ロッド41を第2ロッド43との連結部である連結ピン42回りに回動させて第1ロッド41の長孔44をブームヘッド22の取付孔23に合わせ、この両孔44,23に先に取り外した取付ピン24を挿入して第1ロッド41つまりテンションロッド21をブームヘッド7に取り付ける(図8参照)。
続いて、巻き上げウインチ6によりワイヤロープ60を吊りフック61の上部が上記シーブ支持部材10の一部と接触するまで巻き上げる。すると、シーブ支持部材10が作業位置から結合ピン62回りに回動して作業位置より上方の退避位置に移動し、テンションロッド21の第1ロッド41は、ブームヘッド7に設けた回動規制部材51に当接してこの回動規制部材51によりブーム2先端部側への回動が規制されるとともに、シーブ支持部材10に設けた回動規制手段52の回動規制部65に当接してこの回動規制部65によりブーム2先端部側と反対側への回動が規制される(図9参照)。
次いで、チルト用シリンダ22を少し縮小させて、ジブ4がテンションロッド21の第2ロッド43により支持された状態にした後、ブーム2下面にジブ2を保持する固定具のピンを外すとともに、その外したピンを結合ピン12として用いて、ジブ4(詳しくは基本ジブ4a)の基端側の切り欠き部11をブームヘッド7の支軸3に回動可能に結合する。
続いて、図2に示すように、ブーム2をブームフットピン1回りに約60度まで起こした後、チルト用シリンダ22を伸張させると、ジブ4は、ブーム2下面の格納位置からテンションロッド21の第2ロッド43により支持された状態のままブームヘッド7の支軸3回りに回動してブーム2先端部下方の吊り下げ位置に移動する。
次いで、巻き上げウインチ6によりワイヤロープ60を巻き下げて吊りフック61を補助シーブ9から降ろすと、補助シーブ9及びシーブ支持部材10は、バネ部材の付勢力により退避位置から作業位置に移動し、それに伴い、回動規制手段52の回動規制部65によるテンションロッド21の第1ロッド41のブーム2先端部側と反対側への回動の規制が解除される。更にワイヤロープ60を巻き下げて吊りフック61をジブ4の先端よりも下方に降ろし、ワイヤロープ60をジブシーブ13に通す(図1(ロ)参照)。
その後、チルト用シリンダ22を伸張させると、ジブ4は、初めテンションロッド21の第2ロッド43により支持された状態でブームヘッド7の支軸3回りにテンションロッド21の第1ロッド41と第2ロッド43とが直線上に並ぶ所定角度まで振り出され、その後テンションロッド21全体により支持された状態でブームヘッド7の支軸3回りにブーム2前方側の張り出し位置に振り出される(図1(ハ)、(ニ)参照)。
尚、ジブ4をブーム2前方側の張り出し位置からブーム2下面の格納位置に戻して格納するときの操作手順は、ジブ4の振り出し操作を行うときの操作手順と逆であり、チルト用シリンダ22の動作が縮小と伸張とで反対になるに過ぎないので、その説明は省略する。
このように、上記クレーン装置Aにおいては、チルト用シリンダ22の伸縮動によりジブ4をブーム2先端部下方の吊り下げ位置とブーム2前方側の張り出し位置との間で移動させることができるだけでなく、回動規制部材51と回動規制手段52とによりテンションロッド21の第1ロッド41のブーム2先端部側への回動及びそれと反対側の回動を共に規制した状態でチルト用シリンダ22を伸縮動させることによりジブ4をブーム2下面の格納位置とブーム2先端部下方の吊り下げ位置との間で移動させることができるので、この移動操作のためにジブ4とブーム2との間にワイヤロープを掛け渡すなど面倒な作業を必要とせず、作業の簡易化を図ることができる。
しかも、上記回動規制手段52は、ブームヘッド7に補助シーブ9を支持するために取り付けられるシーブ支持部材10に回動規制部65を設け、補助シーブ9からワイヤロープ60を介して吊り下げた吊りフック61の巻き上げ・巻き下げ操作によりシーブ支持部材10が作業位置と退避位置との間を移動して規制と解除の切替が行われる構成になっているため、高所作業を回避することができる上、コスト面などで実施化を容易に図ることができる。
図10及び図11は本発明の第2の実施形態に係るクレーン装置Bの全体構成を示す。このクレーン装置Bの場合、ジブ張出装置70は、第1の実施形態に係るクレーン装置Aのそれと同じく、左右のテンションロッド71(一方のみ図示)と、ジブ4のブーム2に対するチルト角を変更するためのチルト用シリンダ72とを備えているが、この両者の配置が第1の実施形態に係るクレーン装置Aのそれと異なる。
すなわち、上記各テンションロッド71の一端は、ブームヘッド7の取付孔23(図4参照)により取付ピン24により取り付けられている一方、各テンションロッド71の他端は、一端(図ではヘッド側端)がジブ4の先端部に連結されたチルト用シリンダ72の他端(図ではロッド側端)に共に連結されている。尚、各テンションロッド71のその他の構成は、第2ロッド43の他端がチルト用シリンダ72の移動端であるロッド側端に連結されていること、及び第2ロッド43の丸棒状ロッド43bの長さが短いこと以外は第1の実施形態に係るクレーン装置Aのそれと同じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。また、ジブ張出装置70を含めクレーン装置Bのその他の構成も、第1の実施形態の場合のそれと同じであり、同一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
そして、上記クレーン装置Bにおいては、チルト用シリンダ72を縮小することによりジブ4のブーム2に対するチルト角が小さくなり、第1の実施形態に係るクレーン装置Aの場合とはチルト用シリンダ72の伸縮動によるジブ4の支軸3回りの回動方向が逆方向となるが、第1の実施形態に係るクレーン装置Aの場合と同様に、チルト用シリンダ72の伸縮動によりジブ4をブーム2先端部下方の吊り下げ位置とブーム2前方側の張り出し位置との間で移動させることができるだけでなく、ブーム2下面の格納位置とブーム2先端部下方の吊り下げ位置との間でも移動させることができるなどの効果を奏する。
A,B クレーン装置
L1,L2 直線
2 ブーム
3 支軸(支点部)
4 ジブ
5,70 ジブ張出装置
7 ブームヘッド
9 補助シーブ
10 シーブ支持部材
21,71 テンションロード
22,72 チルト用シリンダ
23 取付孔(取付部)
25 スライダ(連結点)
41 第1ロッド
43 第2ロッド
51 回動規制部材
52 回動規制手段
60 ワイヤロープ
61 吊りフック
62 結合ピン(支軸)
65 回動規制部

Claims (1)

  1. ブームの先端部にジブが着脱可能に装着され、このジブの格納時にはジブがその基端部をブームの先端側に位置させた状態で保持され、ジブの使用時にはジブは、その基端部をブームの先端部の下部に設けた支点部にブーム起伏面方向に回動可能に支持させた状態でブーム下面の格納位置からブーム先端部下方の吊り下げ位置を経てブーム前方側の張り出し位置にまで振り出されるとともに、一端が上記ブームの先端部の上部に設けた取付部に取り付けられ、他端が上記ジブにチルト用シリンダを介して取り付けられたテンションロッドにより上記張り出し位置で回動可能に支持されかつ上記チルト用シリンダの伸縮動によりジブのブームに対するチルト角が変更可能になっており、上記テンションロッドは、一端が上記取付部に連結され、他端が上記取付部と上記支点部とを結ぶ直線よりもブーム前方側でかつ上記支点部とテンションロッドのジブに対する連結点とを結ぶ直線よりもジブの振り出し方向前側に位置する所定位置に至る長さを有する第1ロッドと、一端がこの第1ロッドの他端に対してジブのチルト方向に相対回動可能に連結され、他端が上記チルト用シリンダの移動端に連結される第2ロッドとからなり、上記ブームの先端部及び上記第1ロッドの少なくとも一方に設けられ、第1ロッドのブーム先端部側への所定以上の回動を規制する回動規制部材を備えたクレーン装置のジブ張出装置において、
    上記回動規制部材によりブーム先端部側への回動が規制された第1ロッドのブーム先端部側と反対側への回動を規制する回動規制手段を備え、この回動規制手段により第1ロッドのブーム先端部側と反対側への回動を規制した状態で上記チルト用シリンダを伸縮動させることにより上記ジブがブーム下面の格納位置とブーム先端部下方の吊り下げ位置との間を移動するようになっており、
    上記回動規制手段は、ブームの先端部に支軸回りに回動可能に取り付けられ補助シーブを回転可能に支持するシーブ支持部材と、このシーブ支持部材に設けられた回動規制部とを有し、上記シーブ支持部材は、通常作業位置に位置し、補助シーブからロープを介して吊り下げた吊りフックをシーブ支持部材の一部と接触するまで巻き上げたとき上記支軸回りに回動して作業位置よりも上方の退避位置に移動するようになっており、このシーブ支持部材が退避位置に移動したとき上記回動規制部により第1ロッドのブーム先端部側と反対側への回動が規制されるようになっていることを特徴とするクレーン装置のジブ張出装置。
JP2012045904A 2012-03-01 2012-03-01 クレーン装置のジブ張出装置 Active JP5765270B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012045904A JP5765270B2 (ja) 2012-03-01 2012-03-01 クレーン装置のジブ張出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012045904A JP5765270B2 (ja) 2012-03-01 2012-03-01 クレーン装置のジブ張出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013180865A true JP2013180865A (ja) 2013-09-12
JP5765270B2 JP5765270B2 (ja) 2015-08-19

Family

ID=49271802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012045904A Active JP5765270B2 (ja) 2012-03-01 2012-03-01 クレーン装置のジブ張出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5765270B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017081715A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 株式会社加藤製作所 作業機のジブ起伏装置
JP2018080011A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 株式会社タダノ 移動式クレーン
JP2020111415A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 株式会社加藤製作所 ジブ起伏機構およびジブ起伏機構を備えたクレーン車

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05116888A (ja) * 1991-10-29 1993-05-14 Tadano Ltd 補助ジブ付きクレーンのジブ張出装置
JPH09323892A (ja) * 1996-04-05 1997-12-16 Komatsu Ltd クレーンのジブ張出、格納装置及びその張出、格納方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05116888A (ja) * 1991-10-29 1993-05-14 Tadano Ltd 補助ジブ付きクレーンのジブ張出装置
JPH09323892A (ja) * 1996-04-05 1997-12-16 Komatsu Ltd クレーンのジブ張出、格納装置及びその張出、格納方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017081715A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 株式会社加藤製作所 作業機のジブ起伏装置
JP2018080011A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 株式会社タダノ 移動式クレーン
JP2020111415A (ja) * 2019-01-09 2020-07-27 株式会社加藤製作所 ジブ起伏機構およびジブ起伏機構を備えたクレーン車
JP7246934B2 (ja) 2019-01-09 2023-03-28 株式会社加藤製作所 ジブ起伏機構およびジブ起伏機構を備えたクレーン車

Also Published As

Publication number Publication date
JP5765270B2 (ja) 2015-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5006622B2 (ja) 伸縮ブーム付きクレーン装置
JP5765270B2 (ja) クレーン装置のジブ張出装置
JP2006206233A (ja) 移動式クレーンの伸縮ブームの横撓み抑制装置
JP2006206233A5 (ja)
JP6151606B2 (ja) カウンタウエイト位置調整機構
JP3101026B2 (ja) 補助ジブ付きクレーンのジブ張出装置
JP2010018355A (ja) ブーム起伏装置
JP2013014418A (ja) 高所作業車
JP6260651B2 (ja) 建設機械のガントリ構造
JP3219185U (ja) 移動式クレーン
JP2007191250A (ja) 移動式クレーンのジブ張出装置
JP2018203487A (ja) 建設機械
JP2005255326A (ja) クレーン
JP6632591B2 (ja) クレーン
JP2020033192A (ja) クレーン
JP2011241035A (ja) ホイールクレーンのジブ収納装置
JP2001302181A (ja) 移動式クレーンのジブ張出格納装置
JP5352164B2 (ja) クレーン装置のジブ張出し格納装置
JP6443017B2 (ja) ジブの着脱機構
JP5332390B2 (ja) ジブ張出格納装置
JP2018135185A (ja) 組立式クレーン
JP4964520B2 (ja) クレーン車のジブ起伏操作用伸縮シリンダの格納装置
JP2006213494A (ja) ジブ付きブーム式クレーン
JP5352165B2 (ja) クレーン装置のジブ張出し格納装置
JP2022071854A (ja) クレーンの組立方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5765270

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350