JP2013180342A - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加工不良の有無を判定するための所要時間の短縮を図ることが可能なレーザ加工装置を提供する。
【解決手段】 ビーム走査器が、レーザ光源から出射したレーザビームを加工対象物に入射させると共に、走査可能範囲内でレーザビームの入射点を移動させる。撮像装置が、加工対象物の表面の一部の領域を撮像して画像データを取得する。制御装置が、ステージを制御して、加工対象物の第1の領域を走査可能範囲内に移動させ、ビーム走査器を制御して第1の領域内にレーザビームを入射させてレーザ加工を行う。第1の領域内のレーザ加工を行なっている間に撮像装置を制御して、加工対象物の表面のうち、第1の領域とは異なり、既にレーザ加工が終了した第2の領域の画像データを取得する。
【選択図】図6

Description

本発明は、加工対象物上の複数の加工点に順番にレーザビームを入射してレーザ加工を行うレーザ加工装置及びレーザ加工方法に関する。
プリント基板等の加工対象物にパルスレーザビームを入射させて穴開け加工を行う技術が知られている。通常、パルスレーザビームのパルスエネルギにばらつきがあり、平均値よりも小さなパルスエネルギのレーザパルスが発生する場合がある。穴開け加工に必要なパルスエネルギの下限値より小さなパルスエネルギのレーザパルスが発生すると、加工不良が発生する。
特許文献1に開示された方法では、基板にレーザビームを入射させて穴開け加工を行った後、CCDカメラで穴開け加工が施された位置を撮像することにより、穴が所望の位置に形成されているか否かが確認される。さらに、観測用レーザビームで加工部位近傍をスキャンすると同時に、基板を上下方向に移動させることにより、形成された穴の断面形状を確認する。
特許文献2に開示された方法では、基板に、走査ミラーを経由してレーザビームが入射しているときに、走査ミラーを経由して逆方向に伝搬する光を撮像装置で受けることにより、加工部の画像を取得する。取得された画像を分析することにより、穴開け加工が終了したか否かを判定する。
特開2001−121279号公報 特開2004−223553号公報
穴開け加工を行った後、レーザビームのスキャン及び基板の上下移動によって穴の断面形状を確認する方法では、確認に長時間が必要である。レーザビームの入射中に、加工部の画像を取得する方法では、加工に使用しているレーザビームの影響を排除できないため、穴形状を高精度に観測することが困難である。
本発明の目的は、加工不良の有無を判定するための所要時間の短縮を図ることが可能なレーザ加工装置及びレーザ加工方法を提供することである。
本発明の一観点によると、
加工対象物を保持し、前記加工対象物を、その表面に平行な方向に移動させるステージと、
レーザ光源と、
前記レーザ光源から出射したレーザビームを、前記加工対象物に入射させると共に、走査可能範囲内でレーザビームの入射点を移動させるビーム走査器と、
前記加工対象物の表面の一部の領域を撮像して画像データを取得する撮像装置と、
前記ステージ、前記レーザ光源、前記ビーム走査器、及び前記撮像装置を制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置は、
前記ステージを制御して、前記加工対象物の第1の領域を前記走査可能範囲内に移動させ、前記ビーム走査器を制御して前記第1の領域内にレーザビームを入射させてレーザ加工を行い、前記第1の領域内のレーザ加工を行なっている間に、前記撮像装置を制御して、前記加工対象物の表面のうち、前記第1の領域とは異なり、既にレーザ加工が終了した第2の領域の画像データを取得するレーザ加工装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
加工対象物の第1の領域内の複数の加工点にレーザビームを入射させてレーザ加工を行う工程と、
前記第1の領域でレーザ加工を行なっている期間に、既にレーザ加工が終了している第2の領域の画像を取得する工程と、
前記第2の領域の画像を解析し、加工不良箇所を検出する工程と
を有するレーザ加工方法が提供される。
加工対象物に対する加工と、加工された領域の撮像とが並行して行われるため、加工及び撮像のための所要時間を短縮することができる。
図1は、実施例によるレーザ加工装置の概略図である。 図2は、加工対象物の平面図である。 図3は、撮像装置、昇降機構、及び加工対象物の相対位置関係を示す概略図である。 図4A及び図4Bは、ビーム走査器と撮像装置との平面位置関係を示すファイ略図である。 図5は、加工対象物の平面図である。 図6Aは、加工対象物に画定されたスキャンエリアの通し番号を示す図であり、図6Bは、実施例による方法で加工を行う際のスキャンエリアの加工と撮像とのタイミングチャートであり、図6Cは、比較例による方法で加工を行う際のスキャンエリアの加工と撮像とのタイミングチャートである。 実施例によるレーザ加工方法のフローチャートである。 表示装置に表示された画像、及び入力装置の概略図である。
図1に、実施例によるレーザ加工装置の概略図を示す。ステージ10の保持面に、プリント基板等の加工対象物12が保持されている。基台13に移動機構11が取り付けられている。移動機構11は、制御装置15から制御を受けて、ステージ10を、加工対象物12の表面に平行な方向に移動させる。例えば、ステージ10の保持面及び加工対象物12の表面が水平になるように、移動機構11が基台13に支持される。保持面に平行で相互に直交する2方向をx方向及びy方向とし、保持面の法線方向をz方向とするxyz直交座標系を定義する。
レーザ光源16がパルスレーザビームを出射する。レーザ光源16として、炭酸ガスレーザ、YAGレーザ等が用いられる。レーザ光源16から出射したレーザビームが、ビーム整形光学系17によりビーム断面を整形され、コリメートされる。コリメートされたレーザビームが、ベンディングミラー18、ビーム走査器19、及びfθレンズ20を経由して加工対象物12に入射する。
fθレンズ20は、ビーム整形光学系17内のマスク位置のビーム断面形状を、加工対象物12の表面に結像させる。ビーム走査器19は、制御装置15から制御を受けて、加工対象物12の表面においてレーザビームの入射点をx方向及びy方向に移動させる。レーザビームの入射点の移動可能範囲を「走査可能範囲」21ということとする。ビーム走査器19は、例えばx用ガルバノスキャナ及びy用ガルバノスキャナにより構成される。
ステージ10の上方に撮像装置25が配置されている。昇降機構26が、制御装置15から制御を受けて、撮像装置25をz方向に移動させる。撮像装置25は、加工対象物12の表面の一部の領域を撮像し、画像データを取得する。取得された画像データが、制御装置15に入力される。撮像装置25には、例えば2次元CCDカメラが用いられる。なお、撮像装置25として、ラインセンサを用いてもよい。ラインセンサを用いる場合には、加工対象物12をラインセンサのライン方向と直交する方向に移動させながら複数の1次元画像を取得する。複数の1次元画像を組み合わせて、2次元画像を得ることができる。
オペレータが、入力装置28を走査して、制御装置15に種々の指令(コマンド)を与える。入力装置28には、例えばキーボード、ポインティングデバイス等が用いられる。制御装置15は、表示装置29に画像等を表示する。表示装置29には、例えば液晶ディスプレイ等が用いられる。
図2に、加工対象物12の平面図を示す。加工対象物12の表面に、穴を形成すべき位置(加工点)が決められている。加工点の位置は、制御装置15(図1)に記憶されている。また、加工対象物12の表面が、複数のスキャンエリア30に区画されている。1つのスキャンエリア30は、ビーム走査器19及びfθレンズ20(図1)の走査可能範囲21に内包される大きさを有する。移動機構11を制御して、未処理のスキャンエリア30を走査可能範囲21内に移動させることにより、そのスキャンエリア30内の任意の加工点にレーザビームを照射することができる。複数のスキャンエリア30を、順番に走査可能範囲21内に移動させることにより、すべてのスキャンエリア30内の加工点に穴開け加工を行うことができる。本明細書において、スキャンエリア30内の加工点に穴開け加工を行う処理を、「スキャンエリアの加工」という場合がある。
図2では、x方向を行方向、y方向を列方向と定義したとき、スキャンエリア30が4行4列の行列状に配置されている例を示しているが、スキャンエリア30の個数及び配置は、加工対象物12の大きさ、及び走査可能範囲21の大きさに依存する。図2では、y方向の負側の端から2行分のすべてのスキャンエリア30の加工が完了し、y方向の負側の端から3行目の行については、x方向の負側の端から2個分のスキャンエリア30の加工が完了した状態を示している。加工が完了したスキャンエリア30内に、複数の穴31が形成されている
撮像装置25(図1)の視野27は、1つのスキャンエリア30を内包する大きさである。例えば、視野27は、走査可能範囲21内に配置されたスキャンエリア30に隣接する加工済のスキャンエリア30を内包する。制御装置15が、加工済のスキャンエリア30の画像データを解析することにより、穴開け加工の良否を判定することができる。
制御装置15は、撮像装置25の視野27内に定義された座標と、走査可能範囲21内に定義された座標とを相対位置関係を記憶している。このため、画像データを解析することによって得られた加工不良の箇所と、走査可能範囲21内の加工点とを1:1に対応づけることができる。
図3に、加工対象物12、撮像装置25、及び昇降機構26の相対位置関係を示す。図3の下半分に、加工対象物12の断面図を示す。ガラスエポキシ等からなる基板35の上
に、内層の銅パターン36が形成されている。銅パターン36及び基板35の上に、樹脂膜37が形成されている。樹脂膜37の上に、表層の銅膜38が形成されている。銅膜38の表面から内層の銅パターン36まで達する複数の穴(凹部)31が形成されている。撮像装置25からフォーカス面までの距離をF0とする。
昇降機構26が撮像装置25を昇降させると、加工対象物12から撮像装置25までの高さが変化する。穴31の深さ(底面から開口部までの高さ)が撮像装置25の被写界深度より深い場合には、穴31の底面と開口部との両方に同時にピントを合わせることができない。図3において、撮像装置25が実線で示した位置に配置されているとき、撮像装置25のフォーカス面FStが穴31の開口部に一致する。撮像装置25を下降させて破線で示した位置に配置したとき、撮像装置25のフォーカス面FSbが穴31の底面に一致する。このように、撮像装置25を昇降させることにより、穴31の開口部にピントが合った画像と、穴31の底面にピントが合った画像とを取得することができる。
図4Aに、ビーム走査器19と撮像装置25との平面位置関係を示す。ビーム走査器19は、基台13(図1)に対して固定されている。撮像装置25は、撮像装置移動機構43により、ビーム走査器19に対してx方向及びy方向に移動可能である。
撮像装置移動機構43は、y方向リニアガイド41及びx方向リニアガイド42を含む。y方向リニアガイド41は、基台13に固定されている。x方向リニアガイド42は、y方向リニアガイド41に支持されて、y方向に移動する。撮像装置25は、x方向リニアガイド42に支持されて、x方向に移動する。図4Aは、撮像装置25がビーム走査器19に対してx方向の負の側に配置された状態を示している。逆に、撮像装置25をビーム走査器19に対してx方向の正の側に配置することも可能である。図4Bは、撮像装置25がビーム走査器19に対してy方向の負の側に配置された状態を示す。
図5に、スキャンエリア30の加工順の一例を示す。図5に示した例では、矢印で示したように、まず、x方向の正の向きに向かって順番にスキャンエリア30の加工を行う。x方向の正側の端のスキャンエリア30の加工が終了すると、走査可能範囲21をy方向の正の向きに、スキャンエリア1個分移動させる。次に、x方向の負の向きに向かって順番にスキャンエリア30の加工を行う。x方向の負側の端のスキャンエリア30の加工が終了すると、走査可能範囲21をy方向の正の向きに、スキャンエリア1個分移動させる。この手順を繰り返すことにより、全スキャンエリア30の加工が行われる。
x方向の正の向きに向かって順番にスキャンエリア30の加工を行なっている期間には、図4Aに示したように、撮像装置25をビーム走査器19に対してx方向の負の側に配置する。x方向の負の向きに向かって順番にスキャンエリア30の加工を行なっている期間には、撮像装置25をビーム走査器19に対してx方向の正の側に配置する。走査可能範囲21をy方向の正の向きに、スキャンエリア1個分移動させたときには、図4Bに示したように、撮像装置25をビーム走査器19に対してy方向の負の側に配置する。ビーム走査器19に対して撮像装置25を上述のように配置することにより、スキャンエリア30の加工と並行して、加工が終了したスキャンエリア30を撮像することができる。
図2及び図5では、視野27がスキャンエリア30より大きい場合を示した。視野27がスキャンエリア30よりも小さい場合には、スキャンエリア30の加工中に、撮像装置25のx方向及びy方向の位置を変えて複数回撮像することにより、1つのスキャンエリア30内に形成されたすべての穴31の画像データを取得することができる。
図6A及び図6Bを参照して、スキャンエリア30の加工の順番と、撮像装置25による撮像の順番について説明する。
図6Aに、スキャンエリア30と、それに付した通し番号との関係を示す。y方向の負側の端の行を1行目とすると、奇数番目の行においては、x方向の正の向きに昇順に通し番号が付されている。x方向の正側の端では、y方向の正側に隣接するスキャンエリア30に、その次の通し番号が付される。偶数番目の行においては、x方向の負の向きに昇順に通し番号が付されている。x方向の負側の端では、y方向の正側に隣接するスキャンエリア30に、その次の通し番号が付される。
図6Bに、レーザ加工と撮像とが並行して実行される場合のタイミングチャートを示す。横軸は経過時間を表す。第i番目のスキャンエリア(第1の領域)30のレーザ加工を行なっている期間に、既に加工が完了している第(i−1)番目のスキャンエリア(第2の領域)30の撮像が並行して行われる。第1番目のスキャンエリア30を加工している期間には、撮像は行われない。通し番号が最も大きい第N番目のスキャンエリア30の加工が完了した後、第N番目のスキャンエリア30の撮像が行われる。1個のスキャンエリア30の加工に必要な時間をTmとし、1個のスキャンエリア30の撮像に必要な時間をTiとすると、N個のスキャンエリア30の加工と撮像とを行うために必要な時間は、Tm×N+Tiとほぼ等しくなる。なお、ここでは、加工対象物12の移動時間は考慮していない。
図6Cに、比較例による方法で加工と撮像を行う場合のタイミングチャートを示す。比較例においては、すべてのスキャンエリア30の加工が終了した後、各スキャンエリア30の撮像が行われる。この方法では、N個のスキャンエリア30の加工と撮像を行うために必要な時間は、Tm×N+Ti×Nとほぼ等しくなる。
実施例のように、加工と撮像とを並行して実行することにより、加工及び撮像の所要時間を短縮することができる。
図7に、実施例によるレーザ加工方法のフローチャートを示す。ステップS1において、図6Bに示したように、スキャンエリア30の加工と撮像とを並行して行う。ステップS2において、制御装置15(図1)が撮像装置25で取得された画像を自動解析し、加工不良の箇所を検出する。加工の良否は、例えば図3に示した穴31の開口部の直径と底面の直径とが、それぞれ許容範囲内であるか否かを判定することにより行われる。
ステップS3において、制御装置15は、加工不良と判定された箇所の画像を、表示装置29(図1)に表示する。
図8に、表示装置29に表示される画像の一例を示す。表示画面に、穴31の開口部の画像45及び底面の画像46が表示される。さらに、「リペア必要」及び「リペア不要」の入力ボタンも、同一画面内に表示される。
ステップS4において、表示された画像をオペレータが観察し、リペア処理が必要か否かを判断する。リペア処理が必要と判断した場合には、入力装置28を操作して、リペア処理が必要であることを制御装置15に通知する。リペア処理が不要と判断した場合には、入力装置28を操作して、リペア処理が不要であることを制御装置15に通知する。一例として、オペレータは、ポインティングデバイスを操作して、画面上の「リペア必要」または「リペア不要」のボタンを選択することにより、制御装置15への通知が行われる。
リペア処理が必要であると通知された場合には、ステップS5において、制御装置15は、リペア処理テーブルに、リペア処理が必要な加工点の座標を登録する。登録が完了す
ると、ステップS6において、ステップS2で検出されたすべての不良箇所について、リペアの要否の判定が終了したか否かを判定する。ステップS4において、リペア処理が不要であると判断された場合には、ステップS5を実行することなく、ステップS6を実行する。未判定の不良箇所が残っている場合には、ステップS3に戻って、未判定の不良箇所についての処理を行う。すべての不良箇所の判定が終了した場合には、ステップS7において、リペア処理テーブルに登録されているリペア処理が必要な不良箇所のリペア処理を行う。例えば、リペア処理では、不良箇所に追加のレーザ照射を行う。
実施例においては、ステップS1においてスキャンエリア30(図2)の加工と撮像とが並行して行われるため、リペア処理完了までの時間を短縮することができる。また、ステップS4において、リペア処理の要否をオペレータが判断するため、リペア不要の箇所に追加のレーザ照射が行われることを防止できる。
上記実施例では、スキャンエリア30(図2)内のすべての加工点を撮像したが、一部の加工点のみを撮像してもよい。例えば、撮像装置25(図1)の視野27(図2)が、スキャンエリア30より小さい場合には、スキャンエリア30内の一部の領域を撮像して、画像データを取得する。ステップS2(図7)において、この画像データを解析し、画像データに含まれている加工点についてのみ、加工の良否を自動判定する。この判定結果から、全域の加工品質を統計的に推測することができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 ステージ
11 移動機構
12 加工対象物
13 基台
15 制御装置
16 レーザ光源
17 ビーム整形光学系
18 ベンディングミラー
19 ビーム走査器
20 fθレンズ
21 走査可能範囲
25 撮像装置
26 昇降機構
27 視野
28 入力装置
29 表示装置
30 スキャンエリア
31 穴
35 基板
36 内層の銅パターン
37 樹脂膜
38 表層の銅膜
41 y方向リニアガイド
42 x方向リニアガイド
43 撮像装置機構
45 穴の開口部の画像
46 穴の底面の画像
50 入力ボタン

Claims (9)

  1. 加工対象物を保持し、前記加工対象物を、その表面に平行な方向に移動させるステージと、
    レーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射したレーザビームを、前記加工対象物に入射させると共に、走査可能範囲内でレーザビームの入射点を移動させるビーム走査器と、
    前記加工対象物の表面の一部の領域を撮像して画像データを取得する撮像装置と、
    前記ステージ、前記レーザ光源、前記ビーム走査器、及び前記撮像装置を制御する制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記ステージを制御して、前記加工対象物の第1の領域を前記走査可能範囲内に移動させ、前記ビーム走査器を制御して前記第1の領域内にレーザビームを入射させてレーザ加工を行い、前記第1の領域内のレーザ加工を行なっている間に、前記撮像装置を制御して、前記加工対象物の表面のうち、前記第1の領域とは異なり、既にレーザ加工が終了した第2の領域の画像データを取得するレーザ加工装置。
  2. 前記制御装置は、前記撮像装置の視野内の座標と、前記走査可能範囲内の座標との、相対位置関係情報を有する請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記撮像装置は、前記加工対象物の表面に対して垂直な方向に関してフォーカス面を移動させる機能を備えている請求項1または2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記レーザビームが前記加工対象物に入射することにより、前記加工対象物に凹部が形成され、
    前記制御装置は、前記加工対象物の前記第1の領域内のレーザ加工を行なっている期間に、前記撮像装置のフォーカス面を、前記第2の領域に形成された凹部の開口部に合わせて第1の画像データを取得し、さらに、前記撮像装置のフォーカス面を、前記第2の領域に形成された凹部の底面に合わせて第2の画像データを取得する請求項3に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記撮像装置と前記ビーム走査器との一方を他方に対して、前記加工対象物の表面に平行な方向に移動させる移動機構を、さらに有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  6. さらに、
    表示装置と、
    オペレータが指令を入力するための入力装置と
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記撮像装置で取得された前記第2の領域の画像データの画像解析を行い、加工不良箇所を検出し、
    検出された加工不良箇所の画像を前記表示装置に表示し、
    オペレータから、前記入力装置を通じてリペア処理が必要であると通知された加工不良箇所に、レーザビームの追加の照射を行う請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
  7. 加工対象物の第1の領域内の複数の加工点にレーザビームを入射させてレーザ加工を行う工程と、
    前記第1の領域でレーザ加工を行なっている期間に、既にレーザ加工が終了している第2の領域の画像を取得する工程と、
    前記第2の領域の画像を解析し、加工不良箇所を検出する工程と
    を有するレーザ加工方法。
  8. 前記レーザ加工を行う工程において、レーザビームの入射によって凹部を形成し、
    前記画像を取得する工程において、前記凹部の開口部にフォーカス面を合わせて第1の画像を取得し、さらに前記凹部の底面にフォーカス面を合わせて第2の画像を取得し、
    前記加工不良箇所を検出する工程において、前記第1の画像及び前記第2の画像を解析する請求項7に記載のレーザ加工方法。
  9. さらに、前記加工不良箇所を検出する工程で検出された加工不良箇所に、追加のレーザ照射を行う請求項7または8に記載のレーザ加工方法。
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