JP2013179922A - 飼料供給装置 - Google Patents

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【課題】鶏によって消費されずに飼料チャンネルに残存した飼料が飼料回収口の付近で溢れ出す不具合を防止可能な飼料供給装置の提供を課題とするものである。
【解決手段】飼料供給装置1は、給餌桶7及び給餌補助桶8を有する環状の飼料チャンネル5と、飼料貯留空間16、飼料供給口、及び飼料回収口18を有する筒状の飼料コラム4と、給餌桶7の桶内底部に沿って設けられた無端状のチェーンコンベアと、チェーンコンベアを飼料チャンネル5に沿って駆動するための駆動ユニットと、給餌桶7及び給餌補助桶8の連結位置Bに設けられ、給餌桶7の給餌桶上部14を飼料チャンネル5の飼料供給経路に直交するように閉塞する平板状のベース部19、及び平板状の調整プレート20、及び桶内底部までの高さを調整可能にベース部19に調整プレート20を取付ける高さ調整機構24を有する飼料量調整部6とを具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、飼料供給装置に関するものであり、特に養鶏用多段家禽ケージで飼育される多数羽の鶏に対して養鶏用の飼料を所定時間毎に供給する飼料供給装置に関するものである。
多数羽の鶏を収容した家禽ケージを多段に積重して構築された養鶏用多段家禽ケージには、鶏に対する給餌作業の効率化を目的として、餌となる養鶏用の飼料を所定時間毎に自動的に供給する飼料供給装置が付設されている。飼料供給装置は、その一般的な構成として、家禽ケージに沿って配設された環状の給餌桶と、給餌桶の内底部に設けられた無端状のチェーンコンベアと、チェーンコンベアを給餌桶に沿って所定時間毎に駆動するコンベア駆動ユニットと、給餌桶の途中に設けられ、鶏舎外から搬送された飼料を給餌桶に供給し、鶏が消費しなかった飼料を回収する飼料コラムとを主に具備している。これにより、チェーンコンベアの駆動に伴って飼料コラムから給餌桶へ飼料を自動的に送ることができる。その結果、家禽ケージで飼育される多数羽の鶏に対して飼料を不足なく供給することが可能となり、家禽ケージの収容位置の違いによって鶏の生育状況や鶏卵の生産状況にバラツキが生じる不具合を防ぐことができる。さらに、未消費の飼料は飼料コラムに回収された後、新たに供給される飼料と合わせて再び給餌桶に送り出すことができ、鶏の消費対象とすることができる。その結果、未消費の飼料が長期間に亘って給餌桶に残存することがない。なお、給餌桶に供給される飼料の量は、家禽ケージに収容された鶏の数及び鶏齢等によって予め一日当たりの飼料消費量が計算され、これに基づいてチェーンコンベアを一回駆動した際の飼料の供給量やチェーンコンベアの駆動回数や間隔等が決定されている。
しかしながら、上記の飼料供給装置の場合、下記に掲げるような問題点を生じることがあった。すなわち、給餌桶内の飼料が鶏によって完全に消費された「餌切れ」の状態は、鶏の生育状況等に大きな影響を及ぼすことが知られていた。そのため、多くの養鶏業者は、係る事態を回避するために、計算された必要量以上の飼料を飼料チャンネルに供給するように供給量を調整したり、チェーンコンベアの駆動間隔を通常よりも短く設定することがあった。一方、夏季等の気候環境の変化によって、鶏による飼料の消費量が一時的に低下することがあった。その結果、給餌桶には、鶏が消費することのできなかった飼料が多く残存することとなり、飼料コラムの飼料回収口での回収能力を超える場合があった。これにより、飼料回収口付近の給餌桶から未消費の飼料が溢れ出すことがあり、養鶏用多段家禽ケージ及びその周囲の床面等に飼料が散乱し、鶏舎全体の衛生状態を悪化させることになった。また、溢れ出した飼料を除去し、清掃するための作業が必要となり、作業者に対して余計な作業を課すことになった。さらに、回収口に滞留した飼料によって、給餌桶に飼料を供給するためのチェーンコンベア及びコンベア駆動装置に過大な負荷が加わる可能性があり、飼料供給装置全体に不具合が波及するおそれもあった。
そこで、本発明は上記実情に鑑み、鶏によって消費されずに給餌桶に残存した飼料が飼料回収口の付近で溢れ出す不具合を防止可能な飼料供給装置の提供を課題とするものである。
本発明の飼料供給装置は、「家禽ケージのケージ長手方向に沿って配設された給餌桶及び前記給餌桶の桶端を連結した給餌補助桶を有する環状の飼料チャンネルと、前記給餌補助桶の途中に設けられ、養鶏用の飼料を一時的に貯留する飼料貯留空間、前記飼料貯留空間から前記給餌補助桶に前記飼料を供給するための飼料供給口、及び前記飼料チャンネルを循環した前記飼料を前記飼料貯留空間に回収する飼料回収口を有する筒状の飼料コラムと、前記給餌桶の桶内底部に沿って設けられた無端状のチェーンコンベアと、前記チェーンコンベアを前記飼料チャンネルに沿って駆動し、前記飼料コラムの前記飼料を前記給餌桶に供給するための駆動ユニットと、前記給餌桶及び前記給餌補助桶の連結位置に設けられ、前記給餌桶の給餌桶上部を前記飼料チャンネルの飼料供給経路に直交するように閉塞する平板状のベース部、及び前記給餌桶の給餌桶下部の桶下部幅に一致するプレート幅で形成された平板状の調整プレート、及び前記調整プレートのプレート下端部から前記桶内底部までの高さを調整可能に前記ベース部に前記調整プレートを取付ける高さ調整機構を有する飼料量調整部と」を主に具備する。
ここで、飼料チャンネルとは、養鶏用多段家禽ケージの各段を構成する家禽ケージにそれぞれ設置されるものであり、家禽ケージのケージ長手方向に沿って配設された飼料を収容可能な溝型の給餌桶と、ケージ長手方向以外の部分であり、それぞれの給餌桶の桶端を連結した溝型の給餌補助桶とを組み合わせ環状になるように構成されたものである。ここで、給餌補助桶は、後述の飼料コラムから供給された飼料を給餌桶まで導くためのもの、給餌桶から対向する給餌桶に向かって飼料を導くためのもの、及び給餌桶から飼料コラムまで飼料を導くためのものであり、係る部位では鶏に対する飼料が提供されるものではない。これにより、家禽ケージに収容された鶏は、ケージ面から頭を出して給餌桶内に保持された飼料を消費することができる。
一方、飼料コラムは、飼料チャンネルの給餌補助桶の途中に設けられており、鶏舎外部から搬送された飼料を飼料貯留空間に一時的に貯留し、飼料供給口から上記給餌補助桶を介して飼料を給餌桶に供給し、また飼料チャンネルを循環し飼料コラムまで戻ってきた未消費の飼料を飼料回収口で回収するためのものである。このとき、飼料チャンネルに飼料を供給し循環させるために、無端状のチェーンコンベア及び駆動ユニットが用いられる。ここで、無端状のチェーンコンベアは、飼料チャンネルの飼料供給経路の経路形状に沿って自在に変形可能なものであり、内部にプーリーを有しチェーンコンベアの方向を直角に転換させるコーナーユニット等によって環状に支持されている。さらに、駆動ユニットによって飼料チャンネルの内底部に沿って駆動することにより、給餌桶及び給餌補助桶の桶内空間の飼料を移動させることが可能なものである。一方、駆動ユニットは、チェーンコンベアを飼料チャンネルの内底部に沿って駆動可能に支持するためモータ、及びモータで発生した回転力をチェーンコンベアに伝達するスプロケット等の構成を有するものを利用可能である。
一方、飼料量調整部は、給餌桶及び給餌補助桶の連結位置に設けられ、給餌桶から給餌補助桶に送られる飼料の量(飼料量)を調整するものである。すなわち、給餌桶上部をベース部によって閉塞することで給餌桶上部に溜まった飼料は当該ベース部によって飼料回収口方向への移動が規制されるとともに、ベース部に高さ位置を調整して取付けられた調整プレートによって、給餌桶下部の開口面積を変化させることが可能となり、係る開口面積のサイズによって飼料回収口に送り出される飼料の量を飼料コラムの飼料回収口の回収能力に応じて設定することが可能となる。なお、飼料量調整部は、飼料回収口の直前に位置する給餌桶及び給餌補助桶の連結位置、換言すれば飼料チャンネルの下流側に相当する連結位置に設けられることが特に好適である。
したがって、本発明の飼料供給装置によれば、環状の飼料チャンネルを有する飼料循環式の飼料供給装置において、飼料チャンネルの途中に飼料量調整部を設けることにより、飼料供給口から供給され、給餌桶で消費されなかった飼料の回収量を所定量に制限することが可能となる。
さらに、本発明の飼料供給装置は、上記構成に加え、「前記飼料チャンネルは、前記給餌桶の単位長さ当たりの桶容量が前記給餌補助桶よりも大きく形成されている」ものであっても構わない。
したがって、本発明の飼料供給装置によれば、給餌桶の単位長さ当たりの桶容量が給餌補助桶よりも大きく形成されている、換言すれば、給餌桶の桶断面積が給餌補助桶よりも大となるように形成されている。これにより、給餌補助桶に対し給餌桶の方が単位長さ当たり多くの飼料を保持することが可能となる。
本発明の効果として、飼料量調整部を設けることにより、飼料回収口で回収する消費されなかった飼料の量を回収能力に応じて制限することができ、飼料回収口の付近で飼料が滞留し給餌補助桶から溢れ出すような不具合を解消することができる。
本実施形態の飼料供給装置を養鶏用多段家禽ケージに付設した概略構成を模式的に示す説明図である。 本実施形態の飼料供給装置の飼料コラム、飼料チャンネル、及び飼料量調整部の構成を拡大して示す説明図である。 本実施形態の飼料供給装置における飼料量調整部の構成を示す飼料供給経路に相対する方向から視た断面図である。
以下、本発明の一実施形態である飼料供給装置1について、図1乃至図3に基づいて説明する。ここで、本実施形態の飼料供給装置1は、図1に模式的に示されるように、養鶏用多段家禽ケージ2に付設され、各段を構成する略直方体形状の家禽ケージ3に収容された多数羽の鶏に対して養鶏用の飼料(図示しない)を予め規定された時間毎に自動的に供給するために用いられるものである。なお、鶏に供給される飼料は、トウモロシ粉等の穀類を主成分とし、その他植物性油かす類、または魚粉及び肉骨粉等の動物性飼料を所定の配合比率で混合した配合飼料が使用される。さらに、係る飼料は、鶏舎の外に設置された飼料タンク(図示しない)に貯留されたものをオーガコンベア等の搬送手段を用いて鶏舎内の飼料コラム4(詳細は後述する)に搬送し、内部の飼料貯留空間16に貯留されている。ここで、図1は本実施形態の飼料供給装置1及び養鶏用多段家禽ケージ2の概略構成を示すものであり、そのため飼料チャンネル5及び飼料量調整部6(詳細は後述する)は図示を簡略化している。
本実施形態の飼料供給装置1は、図1乃至図3に示すように、鶏舎に設置された養鶏用多段家禽ケージ2に付設されたものであり、給餌桶7及び給餌補助桶8を組合わせて環状に構成された飼料チャンネル5と、飼料チャンネル5の給餌補助桶8の途中に設けられ、養鶏用多段家禽ケージ2のケージ高さ方向に沿って立設された四角筒状の飼料コラム4と、飼料チャンネル5の給餌桶7及び給餌補助桶8の桶内底部5aに沿って設けられた無端状のチェーンコンベア9(図1における破線円内参照)と、略四角形の環状の飼料チャンネル5のコーナーに設けられ、内部にプーリーを有しチェーンコンベア9の方向を直角に転換させるコーナーユニット10と、飼料コラム4の飼料回収口18の直前に位置する給餌桶7及び給餌補助桶8の連結位置Bに設けられた飼料量調整部6とを主に具備している。なお、チェーンコンベア9及びコーナーユニット10は、既存の飼料供給装置に用いられるものを採用することができ、ここではその構成についての詳細な説明は省略する。また、図2においてチェーンコンベア9の図示を省略している。さらに、飼料供給装置1は、チェーンコンベア9を駆動するための駆動ユニットを具備している(図示しない)。係る駆動ユニットは、モータに取付けられたスプロケットが垂直にチェーンに引っ掛かるように設置され、当該スプロケットが回転することにより、チェーンコンベア9を駆動することができる。これにより、チェーンコンベア9を飼料チャンネル5の飼料供給経路Aに沿って駆動し、飼料チャンネル5内の飼料を循環させることが可能となる。
さらに具体的に説明すると、本実施形態の飼料供給装置1における飼料チャンネル5は、家禽ケージ3の長手方向に沿って配設され、鶏に対して飼料を与える直線状の一対の給餌桶7と、給餌桶7の桶端7aとそれぞれ連結された略コの字形状に曲折された一対の給餌補助桶8とを具備し、これらを組合わせることにより、略四角形の環状を呈するように構成されている(図1参照)。ここで、給餌桶7は、家禽ケージ3に近接する側は鉛直方向に、家禽ケージ3から離間した側は斜め上方向に拡開した桶上部片13a,13bを有する給餌桶上部14とを具備している。すなわち、桶下部幅W1に対し、給餌桶上部14の桶上部幅W2が広くなっている。これにより、給餌桶7の給餌桶上部14に保持される飼料の量を多くすることができ、鶏に対して多くの量の飼料を一回のチェーンコンベア9の駆動によって与えることが可能となる。なお、給餌桶上部14は、その他の構成として斜め上方向に拡開した桶上部片13bから延設された鉤状の桶上部側片15をさらに有している。また、桶上部幅W2を広くすることで鶏の頭部を給餌桶7の桶内空間7bに挿入しやすくなり、鶏が飼料を消費する際にストレスを感じることがない。鶏による飼料の消費時において周囲に対して飼料が広範囲に飛散することを防ぐことができる。一方、飼料チャンネル5の給餌補助桶8は、桶下部幅W1と同一の補助桶幅W3を有するものであり、断面コの字形状を呈し、“コ”の字の開口部分を上方に向けた状態で設置されている。したがって、給餌補助桶8に対し、給餌桶7の単位長さ当たりの桶容量が大きく形成され、給餌桶7は給餌補助桶8よりも多くの飼料を保持することができる。
飼料コラム4は、鶏に供給する飼料を内部に一時的に貯留する飼料貯留空間16を備え、前述の給餌補助桶8の一部が水平方向に貫通して設置されている。ここで、飼料コラム4の互いに対向するコラム壁4a,4bの相対位置には、水平方向に貫通する給餌補助桶8の桶断面形状と一致する四角形状の飼料供給口17及び飼料回収口18がそれぞれ設けられている。ここで、給餌補助桶8は開口部分が上方に向けられているため、飼料コラム4の飼料が当該開口部分から桶内空間8aに流れ込み、飼料で充たされた状態となる。なお、飼料コラム4のコラム内壁には、貯留された飼料を上記給餌補助桶8に速やかに導くための飼料導入用のスロープ(図示しない)等が設けられている。
一方、飼料量調整部6は、図2等に示すように、給餌補助桶8を通って飼料コラム4の飼料回収口18に回収される飼料の量(未消費の飼料の飼料量に相当)を回収能力に応じて一定にするためのものであり、飼料コラム4の飼料回収口18の直前の給餌桶7及び給餌補助桶8の連結位置に設置されている。換言すると、環状の飼料チャンネル5の下流側にある給餌桶7及び給餌補助桶8の連結位置に設けられている。その具体的な構成について説明すると、図2及び図3に示すように、飼料チャンネル5の給餌桶7の給餌桶上部14の桶上部空間14aに相当する箇所を、飼料供給経路Aに直交するように閉塞する略六角形の平板状のベース部19と、給餌桶下部12の桶下部幅W1(または給餌補助桶8の補助桶幅W3)と略一致するプレート幅W4を備え、ベース部19のベース面19aと当接するプレート側面20aを有する略四角形状の調整プレート20とを具備して構成されている。ここで、ベース部19のベース面19aには、下端に三角形状の掛合突起部21が形成された掛合部22が取付けられている。一方、調整プレート20の一方のプレート側面20aには、上述の掛合突起部21と掛合可能な三角形状が連続した掛合受部23が設けられている。これにより、ベース部19の掛合突起部21に対して調整プレート20の掛合受部23を掛合させることにより、ベース部19に対する調整プレート20の高さ位置を調整することが可能となる。なお、ベース部19との高さ位置が調整された調整プレート20は、ベース部19に設けられた貫通ねじ孔25及び調整プレート20に設けられた縦長の縦長貫通孔26に挿通可能で、貫通ねじ孔25と螺合する蝶ボルト27を用いて固定される。これにより、飼料チャンネル5の桶内底部5aと上記調整プレート20のプレート下端部20bの間の隙間量を任意に設定することができ、給餌桶7及び給餌補助桶8の間の開口面積を変化させることが可能となる。さらに、調整プレート20は、高さ位置の調整を容易とするためにプレート上端部20cから直交方向に曲折した把持部29が形成されている。また、プレート下端部20bは、中央部分が凹状に窪んで形成されている。これにより、給餌桶7から給餌補助桶8に送られる飼料は、中央部分がやや膨らんだ山状のものとなる。ここで、掛合部22、掛合受部23、貫通ねじ孔25、縦長貫通孔26、及び蝶ボルト27が本発明における高さ調整機構24に相当する。
次に、本実施形態の飼料供給装置1の飼料量調整部6を用いた調整の一例について説明する。なお、飼料コラム4からチェーンコンベア9等を用いて所定時間毎に給餌桶7に飼料を供給する点については、従来の飼料供給装置と同一であるためここでは説明を省略する。また、飼料チャンネル5の給餌桶7に過剰の飼料を供給し、鶏によって消費しきれなかった飼料が飼料コラム4の飼料回収口18の回収能力を超えて飼料チャンネル5に残存し、当該飼料の溢れだしの発生が予測される状況について例示するものとする。
まず、飼料量調整部6のベース部19に高さ位置を調整して調整プレート20を取付ける。具体的には、ベース部19の掛合部22の掛合突起部21に対し、調整プレート20のプレート側面20aに形成された連続した三角形状の掛合受部23を合わせる。このとき、複数の三角形状を有する掛合受部23の中の一つの三角形と掛合突起部21とを掛合することにより、調整プレート20のベース部19に対する取付位置が決定し、係る位置により飼料チャンネル5の桶内底部5aと調整プレート20のプレート下端部20bとの隙間量Hが決まる。これにより、給餌桶7から給餌補助桶8に送り出される飼料の通過可能な量が、給餌補助桶8の桶下部幅W1(補助桶幅W3)と隙間量Hの積によって求められる開口面積によって規定される。そして、蝶ボルト27を用い、ベース部19及び調整プレート20を締結固定する。
係る飼料量調整部6に対する調整を行った後、飼料供給装置1のチェーンコンベア9を駆動させると、連結位置Bにおける給餌桶7から給餌補助桶8に飼料の送り出し量が制限されて送り出される。すなわち、給餌桶7の給餌桶上部14は、飼料量調整部6のベース部19によって飼料供給経路A方向の移動が規制されており、一方、給餌桶下部12は、調整プレート20の高さ位置調整によって規制された開口面積に応じた飼料の量しか送り出しが規制される。その結果、飼料量調整部6を通過し、飼料コラム4の飼料回収口18に到達する飼料の量が一定に整えられる。その結果、飼料回収口18から回収される飼料の量が回収能力を超えることがなく、当該飼料回収口18の付近での飼料の溢れ出しの不具合が発生することがない。一方、給餌補助桶8の単位長さ当たりの桶容量に対し、給餌桶7の単位長さ当たりの桶容量が大きくなるように形成されているため、飼料量調整部6によって飼料の移動を制限しても、当該給餌桶7から飼料が溢れ出ることはない。また、給餌桶7は家禽ケージ3に沿って配設されているため、当該給餌桶7の近傍に溜まった飼料は鶏によって消費される。
以上説明したように、本実施形態の飼料供給装置1によれば、給餌桶7及び給餌補助桶8の連結位置に飼料量調整部6を設けることにより、飼料コラム4の飼料回収口18から回収される飼料の量を一定に調整することが可能となり、回収能力を超えた飼料による溢れ出しを防ぐことができる。その結果、溢れ出した飼料を除去及び清掃する作業等が不要となり、養鶏用多段家禽ケージ2及び鶏舎内の衛生状態を良好に保つことができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、本実施形態の飼料供給装置1において、飼料回収口18の直前位置にある給餌桶7及び給餌補助桶8の連結位置に飼料量調整部6を設置するものを示したがこれに限定されるものではなく、環状の飼料チャンネル5の複数箇所の飼料量調整部6を設置するものであってもよい。これにより、飼料チャンネル5に供給される飼料量を安定させることができる。また、給餌桶7及び給餌補助桶8の単位長さ当たりの桶容量を異なるものを示したがこれに限定されるものではなく、飼料チャンネル5を流通する全体の飼料量が少ない場合には、給餌桶7及び給餌補助桶8の単位長さ当たりの桶容量を同じに設定するものであっても構わない。
1 飼料供給装置
2 養鶏用多段家禽ケージ
3 家禽ケージ
4 飼料コラム
5 飼料チャンネル
5a 桶内底部
6 飼料量調整部
7 給餌桶
8 給餌補助桶
9 チェーンコンベア
10 コーナーユニット
14 給餌桶上部
16 飼料貯留空間
17 飼料供給口
18 飼料回収口
19 ベース部
20 調整プレート
21 掛合突起部
22 掛合部(高さ調整機構)
23 掛合受部(高さ調整機構)
24 高さ調整機構
25 貫通ねじ孔(高さ調整機構)
26 縦長貫通孔(高さ調整機構)
27 蝶ボルト(高さ調整機構)
A 飼料供給経路
B 連結位置

Claims (2)

  1. 家禽ケージのケージ長手方向に沿って配設された給餌桶及び前記給餌桶の桶端同士を連結した給餌補助桶を有する環状の飼料チャンネルと、
    前記給餌補助桶の途中に設けられ、養鶏用の飼料を一時的に貯留する飼料貯留空間、前記飼料貯留空間から前記給餌補助桶に前記飼料を供給するための飼料供給口、及び前記飼料チャンネルを循環した前記飼料を前記飼料貯留空間に回収する飼料回収口を有する筒状の飼料コラムと、
    前記給餌桶の桶内底部に沿って設けられた無端状のチェーンコンベアと、
    前記チェーンコンベアを前記飼料チャンネルに沿って駆動し、前記飼料コラムの前記飼料を前記給餌桶に供給するための駆動ユニットと、
    前記給餌桶及び前記給餌補助桶の連結位置に設けられ、前記給餌桶の給餌桶上部を前記飼料チャンネルの飼料供給経路に直交するように閉塞する平板状のベース部、及び前記給餌桶の給餌桶下部の桶下部幅に一致するプレート幅で形成された平板状の調整プレート、及び前記調整プレートのプレート下端部から前記桶内底部までの高さを調整可能に前記ベース部に前記調整プレートを取付ける高さ調整機構を有する飼料量調整部と
    を具備することを特徴とする飼料供給装置。
  2. 前記飼料チャンネルは、
    前記給餌桶の単位長さ当たりの桶容量が前記給餌補助桶よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の飼料供給装置。
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