JP3927339B2 - 飼育動物用給餌器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、種々の家畜類又は愛玩動物類に飼料を与えるために使用する飼育動物用給餌器に関し、特に飼料槽からの乾燥粒状飼料を、必要量づつ食餌槽に流下させることのできる飼育動物用給餌器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飼育動物用給餌器としては愛玩動物用のものもあるが、養豚用のそれがよく研究され、かつよく知られている。養豚用給餌器には、本件出願人の提案にかかるものがあり、これは次の通りのものである。
即ち、給餌箱1の前部を食餌室3に、後部を飼料槽4に区画する区画板2の下部と給餌箱底板12との間に、上記飼料槽4から食餌槽に飼料を流下させる間隙9を設け、上記区画板2の飼料槽4側の面である背面に上記間隙9の開きを調節する調節板6を備える給餌器に於いて、
食餌槽を、上記飼料槽4からの飼料を流下させる間隙9の直前の第1食餌槽23とその手前の第2食餌槽24との2段食餌槽で構成し、該2段食餌槽を構成する底板20を、第1食餌槽23の底部を構成する第1底板21と第2食餌槽24を構成する第2底板22とに分割し、該第2底板22の後端に第1底板21の前端を連結し、該連結部を上下調節自在の被覆金25で被覆固定し、
該食餌槽の上方で上記区画板2の中央部前面に豚が吸水する時のみ吐水する給水器15を設けた養豚用給餌器である(特公平7−28619号)。
【0003】
しかして上記養豚用給餌器によれば、豚は、飼料を摂取する際は、前記間隙9を通過して流れ落ちた乾燥粒状飼料を第1食餌槽23で摂取するのと、上記給水器15で水を飲むのとを繰り返すのが普通で、このとき、粒状飼料は、その一部が、第2食餌槽24側に掻き落とされたり、また吸水時に付着した水がその中に垂れたりし、その結果、第2食餌槽24中の飼料は豚の好む湿潤飼料状になり易く、そのため、この第2食餌槽24中に移動した飼料は比較的良好に豚に摂取され、残存してカビが発生するとか、腐敗するとかするような問題は生じにくい利点がある。
【0004】
前記のように、第1食餌槽23と第2食餌槽24とは、はっきりと分離されているため、上記のように、後者の中で湿潤飼料化した飼料が前者の中の乾燥状態にある飼料と接触することがなく、それ故、これに湿り気を与え、カビを生じさせたり、腐敗を進行させるような問題が生じないものである。
【0005】
このように以上の従来の養豚用給餌器は優れたものであるが、長期の使用の結果、若干の問題点があることも明らかになった。
その一は、粒状飼料の流下量の調節は、前記調節板6を昇降させて前記間隙9の開き具合を調節することのみで行っているものであるが、これでは必ずしも充分な調節ができず、特に、調節がうまく行かずに、必要以上の飼料が第1食餌槽23中に流下する事となると、豚による飼料の摂取後に残存する飼料の滞留量が多くなる問題が生じることが分かった。飼料槽4から流下し、第1食餌槽23に移動してしまうと、豚の涎や、吸水時の水がそれらの飼料に付着し易くなり、その結果、第2食餌槽24中の飼料ばかりでなく、第1食餌槽23中の飼料にまでそれらの水分が付着することとなり、その結果、それらにカビが生じるとか、腐敗を生じる等の問題が生じやすくなる不都合がある。
【0006】
その二は、また食餌槽3が前記のように2段に構成されていると、第1食餌槽23が区画板2との関係もあり、狭くなる傾向があって、大型の飼育動物がここまで頭を伸ばして飼料の摂取をするのが困難になる場合があることである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上のような従来の給餌器の利点をそのまま生かしつつその問題点を解決し、粒状飼料の流下量を適切に調節し、食餌槽中への飼料の滞留量が増えるのを抑えることができ、かつ飼育動物の飼料の摂取に不都合の生じない飼育動物用給餌器を提供することを解決の課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、給餌箱の前部を食餌槽に、後部を飼料槽に区画する区画板の下部と給餌箱底板との間に、上記飼料槽から食餌槽に飼料を流下させる間隙を設け、上記区画板の飼料槽側の面に上記間隙の開きを調節する調節板を備える飼育動物用給餌器に於いて、
上記食餌槽を、その前後を区画する区画部材により、上記飼料槽側に位置する奥支分食餌槽とその手前に位置する手前支分食餌槽とに区画し、かつ上記区画部材を前後方向に調整移動可能に配設し、更に上記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板の内、少なくとも上記区画部材を配した部位の前後付近を同一高さに構成した飼育動物用給餌器である。
【0009】
従って本発明の飼育動物用給餌器は、一般のこの種の給餌器と同様に、前記調節板を昇降調節することで、飼料槽からの飼料の流下量を調節することができるようになっているものであるが、更に本発明の飼育動物用給餌器によれば、前記区画部材の位置を前後方向に調節可能に構成したため、これを前後方向に動かして適切な位置に調節することで、より一層良好に飼料槽からの流下量を適切に調節することができるようになったものである。
【0010】
例えば、飼料槽に装入された飼料が大粒径のものである場合には、前記調節板を下降させて前記間隙を狭めても流下量はなかなか減少せず、多くなりすぎる傾向がある。この場合に、前記区画部材を奥の方に移動させて、前記間隙から流下し、手前方向に押し出されてくる飼料の流れを、該区画部材でせき止めることにより、その流下量を適切なレベルに制限することができる。
【0011】
しかしてこれを適用した各種の飼育動物、例えば、犬や猫のような愛玩動物や、豚のような家畜の給餌器として用いた場合、必要以上の飼料が奥支分食餌槽に流下する事がないので、飼料の摂取後に奥支分食餌槽中に残留する飼料の量が不必要に多くならない。即ち、奥支分食餌槽中の飼料は、飼育動物による飼料の摂取の際に、その涎や口の周りに付着している吸水の際の水で濡れたりすることがあり、それが原因となって、カビが発生したり、腐敗の発生がみられたりすることがあるが、ここに流下する飼料の量が不必要に多くならなければ、飼育動物によって早めに摂取され、常時、新鮮な飼料の摂取が確保できることになるものである。
【0012】
また適用対象の飼育動物が大型の動物である場合又は成長して大きくなった場合には、奥支分食餌槽が狭いと頭部が前記区画板等につかえて飼料の摂取が思うようにならないことがある。このような場合には前記区画部材を手前側に移動させ、奥支分食餌槽を広げることにより余裕を作り、身体の大きな飼育動物でも該奥支分食餌槽からの飼料の摂取に不都合の生じないようにすることができる。
【0013】
更に前記奥支分食餌槽と前記手前支分食餌槽とについて、少なくとも上記区画部材を配した部位の前後付近を同一高さに構成したので、身体の大きな飼育動物の場合でも、前記のような区画部材の移動を行わなくても、奥支分食餌槽の飼料を摂取する際に、頭部が周囲につかえて不都合が生じるようなことが少なくなった。
【0014】
以上のように、奥支分食餌槽に流下した飼料を摂取する際、それらの飼料の内の一部のものは、前記区画部材を越えて手前側に移動してしまうことがあるが、そのような場合には、手前支分食餌槽にそれらが滞留することになり、周辺に散らされることはない。またそれらはいずれ、飼育動物の涎や吸水時に付着した水で濡れて湿潤飼料化し易く、更に湿潤飼料化すると、飼育動物によって食べ易くなるので、比較的早めに摂取され、多くの場合、カビの発生や腐敗の発生等を回避することができる。
【0015】
ところで、前記区画部材には様々な構成を採用する事が可能である。例えば、円柱状(円筒状)部材や角柱状(角筒状)部材等を採用することも可能である。しかし最も都合がよいのは、断面三角形の長尺部材である。これを三角形の底辺に当たる部位を底部にして設置した場合は、下部の裾の部分に汚れなどが溜まりにくい利点が得られるからである。なおここで断面三角形とは、中実の三角形、中空の三角形、更には、底辺のない山形の形状もまたその概念に含まれるものとして称している。また頂稜部の丸みのついたものも同様に断面三角形と称している。安全のため、頂稜部は丸みがついているのが良い。
【0016】
また前記区画部材は、上記のような断面三角形を種々の構成で実現することができ、各場合につき、それぞれ適当な種々の態様で移動自在な構成を実現することができる。
【0017】
例えば、前記断面三角形の区画部材として、中実の三角形長尺部材を採用し、前記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板には、前記奥支分食餌槽と手前支分食餌槽とを区画する位置に1以上の前後方向に長い長孔を穿設し、前記給餌箱底板上の上記区画する位置に載置した上記三角形長尺部材に前記給餌箱底板の裏面側から上記長孔を通じてネジ部材を着脱自在に螺合した構成とすることができる。
【0018】
上記長孔は、上記中実の三角形長尺部材を設置するべき位置に、当然、並列に配することとし、その数は自由であるが、おおむね三個程度が適当である。上記三角形長尺部材の底部の対応する部位には予め上記ネジ部材を螺合し得る雌ネジを形成しておくべきことは云うまでもない。
【0019】
例えば、前記断面三角形の区画部材として、中央稜から前後に下降傾斜状態に折曲した斜面板と、両斜面板の下端から前後方向に張り出す鍔状取付片とからなる中空の三角形鍔付長尺部材を採用し、前記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板には、前記奥支分食餌槽と手前支分食餌槽とを区画する位置に各々前後方向に並ぶ一対以上の前後方向に長い長孔を穿設し、前記給餌箱底板上の上記区画する位置に載置した上記三角形鍔付長尺部材を、その前後の鍔状取付片と前記給餌箱底板とを上記各一対の長孔に挿入したネジ部材で着脱自在に固定する事により固定した構成とすることができる。
【0020】
上記長孔は、上記中空の三角形鍔付長尺部材を設置するべき位置の前後に直列に並ぶ各一対のそれを、当然、並列に配することとし、その対の数は自由であるが、おおむね三対程度が適当である。上記三角形鍔付長尺部材の前後の鍔状取付片の対応する部位にはあらかじめ上記ネジ部材を通過し得るネジ孔を穿設し、かつその上に上記ネジ部材と螺合し得る雌ネジ部材を固設しておくのが良い。こうすれば、上記三角形鍔付長尺部材を所定の位置に設置した上で、前記長孔に下方から挿入した雄ネジを上記雌ネジ部材に螺合すれば固定できることとなる。
【0021】
例えば、前記断面三角形の区画部材として、中央稜から前後に下降傾斜状態に折曲した斜面板と、両斜面板の内の少なくとも一方の下端から内側に折曲した底辺板とからなる中空の三角形長尺部材を採用し、前記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板には、前記奥支分食餌槽と手前支分食餌槽とを区画する位置に1以上の前後方向に長い長孔を穿設し、前記給餌箱底板上の上記区画する位置に載置した上記三角形区画部材の底辺板に前記給餌箱底板の裏面側から上記長孔を通じてネジ部材を着脱自在に螺合した構成とすることができる。
【0022】
上記長孔は、上記中空の三角形長尺部材を設置するべき位置に、当然、並列に配することとし、その数は自由であるが、おおむね三個程度が適当である。上記三角形長尺部材に底辺の対応する部位には予め上記ネジ部材を通過し得るネジ孔を穿設し、その上に上記ネジ部材と螺合し得る雌ネジ部材を固設しておくべきことは云うまでもない。
【0023】
また、例えば、前記断面三角形の区画部材として、中実の三角形長尺部材の底面に長尺帯状部材を固設して前後に張り出す鍔状取付片を構成した中実の三角形鍔付長尺部材を採用し、前記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板には、前記奥支分食餌槽と手前支分食餌槽とを区画する位置に各々前後方向に並ぶ一対以上の前後方向に長い長孔を穿設し、前記給餌箱底板上の上記区画する位置に載置した上記三角形鍔付長尺部材を、その前後の鍔状取付片と前記給餌箱底板とを上記各一対の長孔に挿入したネジ部材で着脱自在に固定する事により固定した構成とすることができる。
【0024】
上記長孔は、上記中実の三角形鍔付長尺部材を設置するべき位置の前後に直列に並ぶ各一対のそれを、当然、並列に配することとし、その対の数は自由であるが、おおむね三対程度が適当である。上記三角形鍔付長尺部材の前後の鍔状取付片の対応する部位には予め上記ネジ部材を通過し得るネジ孔を穿設し、かつその上に上記ネジ部材と螺合し得る雌ネジ部材を固設しておくべきことは云うまでもない。
【0025】
しかして前記中実の三角形長尺部材、中空の三角形鍔付長尺部材、中空の三角形長尺部材、中実の三角形鍔付長尺部材のいずれを前記断面三角形の区画部材として採用した場合も、それぞれ長孔の長径の寸法の範囲内でネジ部材を緩めて移動させ、都合の良い部位で締めて固定することができる。それ故、前記奥支分食餌槽の前後方向の寸法を上記の範囲で自由に設定することができる。しかして前記した飼料の流下量の調節を、前記調節板の昇降とともに、区画部材の前後方向への移動によっても行うことができることとなるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図3は本発明を養豚用給餌器として構成した実施例1を示す概略側面断面図、図2はその底部及びこれに設置される部材を示した分解斜視図、図3は三角形区画部材と底部の結合状態を示した概略断面図である。
図4は実施例2の三角形区画部材の底部との結合状態を示した概略断面図である。
図5は実施例3の三角形区画部材の底部との結合状態を示した概略断面図である。
図6は実施例4の三角形区画部材の底部との結合状態を示した概略断面図である。
【0027】
<実施例1>
この実施例1の養豚用給餌器は、図1に示すように、前部に食餌槽1を、後部に飼料槽2を備えた給餌箱3からなるものであり、上記食餌槽1と上記飼料槽2とは、前部上端から途中まで後方に向かって下向き傾斜し、途中から更に下方の途中まで垂直に下降する区画板4によって前後に区分してある。上記区画板4の垂直板部4aには、該垂直板部4aの下方に開いた間隙5の開き具合を調節する調節板6を昇降自在に設ける。この実施例1では、上記調節板6は、上記垂直板部4aの背面、即ち、飼料槽2側の面に構成した収納空間4bにその下端から昇降進退自在に進入し得るように配設し、更に昇降操作手段7で昇降操作し得るようにこれを付設してあるものである。
【0028】
上記昇降操作手段7は、図1に示すように、パイプ状の操作手段本体7aと、その上端のハンドル7bと、上記ハンドル7bで回転操作されるスクリュー部材であって、上記操作手段本体7a中に収納されているスクリュー部材と、上記スクリュー部材に螺合するナット部材であって、昇降方向にのみ移動自在に前記操作手段本体7a中に配されたナット部材と、上記ナット部材の下端に結合した結合棒7cとで構成したものである。上記結合棒7cは、前記収納空間4bを構成する背面側の板材に形成した縦方向のスリットを通じて前記調節板6の背面側に結合してある。
【0029】
しかして前記昇降操作手段7のハンドル7bを回転操作すれば、結合棒7cを昇降させ得、これを通じて前記調節板6を昇降させることができる。
【0030】
更に給餌箱3には、図1に示すように、前記食餌槽1及び飼料槽2に連続する底部8を構成する。この底部8は、給餌箱3の背面板3aの下端から前方に向かって下向き傾斜し、前記調節板6の直下付近で最下部に達し、そのまま前部直前まで水平状態を保持し、前部直前から上向き傾斜になって最前部に達する構成である。
【0031】
図1及び図2に示すように、上記底部8の内、食餌槽1の底部を構成する部分に、その奥の奥支分食餌槽1aと前部の手前支分食餌槽1bとを区分する三角形区画部材9を前後方向に移動自在に配する。
【0032】
上記三角形区画部材9は、図2に示すように、前記底部8の横幅に一致する長さの長尺部材であり、前記奥支分食餌槽1aと手前支分食餌槽1bとを区分するのに適当な前後方向の位置にこれを設置する。前記底部8の該当する部位には、図2に示すように、定間隔で三つの長孔10、10、10を穿設する。上記各長孔10の長径は、上記三角形区画部材9の調節移動が望まれる最大長に決定するものである。この実施例ではその長さを20mmとした。もちろん必要に応じてこれより長くしても短くしても良い。
【0033】
そして上記三角形区画部材9の下面には、図2及び図3に示すように、前記長孔10、10、10の間隔に対応させて雌ネジ11a、11a、11aを形成し、該三角形区画部材9を底部8上の該当する位置に載せ、図1及び図3に示すように、合致するサイズの雄ネジ11b、11b、11bをそれぞれ上記長孔10、10、10を通じて下方から上記雌ネジ11a、11a、11aに螺合する。上記三角形区画部材9の前後方向の位置は、上記雄ネジ11b、11b、11bを緩めて移動させることで調節することができる。
【0034】
この実施例1の飼育動物用給餌器は、以上のような養豚用給餌器に構成したもので、次のように有用に用いることができる。
【0035】
前記飼料槽2に乾燥粒状飼料を装入して使用する。上記飼料槽2から前記間隙5を通じての流下量は、まず前記調節板6を昇降調節することにより調節する。これは、前記したように、前記昇降操作手段7のハンドル7bを回転操作して前記結合棒7cを昇降調節することによって行うことができる。この調節の仕方は、従来一般的な養豚用給餌器と同様の操作によって行うものである。
【0036】
更にこの実施例1の養豚用給餌器では、前記三角形区画部材9を前後方向に動かして適切な位置で固定し、飼料の流下量を更に適切に調節することができる。前記したように、雄ネジ11b、11b、11bを緩めれば上記三角形区画部材9は前後方向の適切な位置に移動させることができる。しかしてそのようにして動かした後、その位置でまた上記雄ネジ11b、11b、11bを締め付ければ、その位置に固定できることとなる。
【0037】
例えば、比較的大粒径の飼料を用いる場合は、飼料の流れが良好となるため、前記調節板6を前記のようにして下降させ、前記間隙5を狭く調節し、更に前記三角形区画部材9を奥の方に移動させ、奥支分食餌槽1aの前後方向の幅を狭いものとする。
【0038】
前記のように、大粒径の飼料は、流れが良好であるため、前記調節板6を下降させ、前記間隙5を狭く調節しても、飼料槽2からの流下量は思うようには減少せず、大きくなり過ぎる傾向がある。それ故、前記奥支分食餌槽1aが広くなっていて前記三角形区画部材9が手前側に位置していると、該三角形区画部材9の位置までどんどん流下し、該奥支分食餌槽1aが一杯になるまで流下する傾向がある。そしてこのように流下し過ぎると、それが、常時、該奥支分食餌槽1a中に溜まっていることになるため、無駄であり、前記したような水分の付着により、場合によっては、滞留している飼料に下部が発生したり、腐敗が進行する等のおそれもあり、豚の健康のためにこれは是非とも避けるべきである。
【0039】
前記のように、前記三角形区画部材9を奥に移動させれば、上記のような大径の飼料の場合でも、これによってせき止められ、奥に移動した分だけ流下量を減少させることができ、滞留量が減少することになる。しかして豚に常時新鮮な飼料を与えることができることとなる。
またこのように前記三角形区画部材9を奥の方に移動させ、奥支分食餌槽1aが狭くなっても、底部8のこの付近の前後が水平状態に構成されており、そこに位置する飼料を摂取するに際し、頭部をそこに延ばしにくいような問題は発生しない。
【0040】
また、例えば、小粒径若しくは粉体状の飼料を用いる場合は、飼料の流れが悪いので、当然、前記間隙5を広げるべく調節板6を上昇させるべきであるが、併せて前記三角形区画部材9を手前側に移動させると、流下する飼料によって形成される斜面を流下量が充分に多くなるまで長くできるので、流下し易くなる。
【0041】
更に、この養豚用給餌器の対象とする豚が大型であって、飼料の溜まっている奥支分食餌槽1aに頭部を延ばそうとしても、そのいずれかの部位がつかえて良好に飼料の摂取ができないような場合には、前記三角形区画部材9を手前側に移動して奥支分食餌槽1aを広げることによって、そのような問題を解消することができる。
【0042】
加えて、この実施例1の養豚用給餌器によれば、奥支分食餌槽1aと手前支分給餌槽1bの境界を三角形区画部材9で区画したので、その裾部分に飼料の破片などが残存する余地がないので、非常に衛生的でもある。
【0043】
なお、前記奥支分食餌槽1aに流下した飼料を豚が摂取する際、それらの飼料の内の一部のものは、前記三角形区画部材9を越えて手前側に移動してしまうこともあり得るが、そのような場合には、それらの飼料は、手前支分食餌槽1bに滞留することになり、周辺に散らされることはない。したがって豚舎の床でそれらが腐敗したりする等の問題は容易に生じない。それらはいずれ、前記手前支分食餌槽1b中で、前記のように、豚の涎や吸水時に付着した水で濡れて湿潤飼料化し、更に湿潤飼料化すると、豚によって食べ易くなるので、比較的早めに摂取されてしまうことになるものでもある。
【0044】
しかしてこの実施例1の養豚用給餌器によれば、乾燥粒状飼料の粒径に応じて調節板6ばかりでなく前記三角形区画部材9を前後方向に移動調節できるため、その流下量をより適切に調節でき、かつ更に飼料の摂取上の都合から、対象の豚の大きさに応じて、前記三角形区画部材9の位置を手前側に移動して、その不都合をなくすることもできるものである。また三角形区画部材9が、文字通り、断面三角形であって、傾斜状態に立ち上がっているものであるから、その裾部分に飼料の破片などが滞留することがなく、それ故、衛生状態を良好に保持することができるものである。更に上記三角形区画部材9を越えて移動した飼料についてもこの給餌器外に散乱することはなく、手前支分食餌槽1b中で概ね湿潤飼料化して豚に摂取されてしまうため非常に好都合である。
【0045】
<実施例2>
実施例2は、三角形区画部材及びその底部との結合構造のみを実施例1と異なるものにした例である。従ってこの部分についてのみ説明する。
【0046】
実施例2の三角形区画部材19は、図4に示すように、長さ方向中央に構成した中央稜19cから幅方向両側(前後)に下降傾斜状態に折曲した斜面板19a、19aと、両斜面板19a、19aの下端から幅方向(前後方向)に張り出す鍔状取付片19b、19bとで構成したものである。なお上記中中央稜19cは若干の丸みを付しておくものとする。
【0047】
前記底部8には、前記奥支分食餌槽1aと手前支分食餌槽1bとを区画する位置(当然、前後(図上は左右)に移動調整する範囲を含む)に各々は前後(図中左右)方向に並ぶ三対の前後(図中左右)方向に長い長孔20、20…を並列に穿設し、図4に示すように、前記三角形区画部材19の前後の鍔状取付片19b、19bに上記各対の長孔20、20に対応させてネジ孔を穿設し、かつその上にナット21a、21aをそれぞれ固設しておくものとする。
【0048】
そして、図4に示すように、前記三角形区画部材19を底部8上の該当する位置に載せ、かつ上記ネジ孔と長孔20、20とを通じて底部8の下方から雄ネジ21bを挿入し、これを上記ナット21aに螺合し、該三角形区画部材19を底部8に固定する。その固定は、雄ネジ21bを緩めればすぐ解くことができ、必要に応じて長孔20、20の長径方向にその範囲内で前記三角形区画部材19を移動させることができるのは云うまでもない。
しかして、この実施例の2は、実施例1と同様に、使用し得、同様の作用効果を得ることができる。
【0049】
<実施例3>
実施例3は、三角形区画部材及びその底部との結合構造のみを実施例1と異なるものにした例である。従ってこの部分についてのみ説明する。
【0050】
実施例3の三角形区画部材29は、図5に示すように、長さ方向中央に構成した中央稜29cから幅方向両側(前後)に下降傾斜状態に折曲して構成した斜面板29a、29aと、両斜面板29a、29aの下端から内側に折曲して重ね合わせた底辺板29b、29bとで構成したものである。上記中央稜29cは、若干の丸みを付しておくものとする。上記底辺板29b、29bには、所定間隔でネジ孔を穿設し、そのネジ孔に対応させて上側の底辺板29bにナット31aを固設しておくものとする。
【0051】
他方、底部8の前記奥支分食餌槽1aと手前支分食餌槽1bとを区画する位置に三個の前後方向に長い長孔10、10、10を穿設する。これらの長孔10、10、10の間隔は、前記底辺板29bに穿設したネジ孔と同間隔で対応する位置関係であるべきなのは云うまでもない。こうした上で、前記三角形区画部材29を底部8上の該当する位置に載せ、図5に示すように、底部8の下方から前記長孔10を通じて雄ネジ31bを挿入し、前記ナット31aに螺合させ、該三角形区画部材29をその位置に固定する。その固定は、雄ネジ31bを緩めればすぐ解くことができ、必要に応じて長孔10の長径方向にその範囲内で該三角形区画部材29を移動させることができるのは云うまでもない。
しかして、この実施例の3は、実施例1と同様に、使用し得、同様の作用効果を得ることができる。
【0052】
<実施例4>
実施例4は、三角形区画部材及びその底部との結合構造のみを実施例1と異なるものにした例である。従ってこの部分についてのみ説明する。
【0053】
実施例4の三角形区画部材39は、図6に示すように、中実の三角形長尺体39aと、その下面に長尺帯状部材を固設することで前後(図中左右)に張り出し状態に構成された鍔状取付片39b、39bとからなるものである。なお上記中実の三角形長尺体39aの頂稜部39cには若干の丸みを付しておくものとする。またその鍔状取付片39b、39bには、それぞれ所定間隔でネジ孔を穿設しておくものとする。
【0054】
他方、前記底部8には、前記奥支分食餌槽1aと手前支分食餌槽1bとを区画する位置に各々前後(図中左右)方向に並ぶ三対の前後(図中左右)方向に長い長孔30、30…を穿設し、図6に示すように、前記三角形区画部材39を、その前後の鍔状取付片39b、39bのネジ孔を上記各対の長孔30、30に対応させた上で、前記底部8上に載せ、上記ネジ孔と長孔30とに上方から雄ネジ41aを挿入し、下方のナット41bに螺合し、該三角形区画部材39を底部8に固定する。なおその固定は、雄ネジ41aを緩めればすぐ解くことができ、必要に応じて長孔30、30の長径方向にその範囲内で前記三角形区画部材39を移動させることができるのは云うまでもない。
しかして、この実施例の2は、実施例1と同様に、使用し得、同様の作用効果を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】
従って本発明の飼育動物用給餌器によれば、一般のこの種の給餌器と同様に、前記調節板を昇降調節することで、飼料槽からの飼料の流下量を調節することができるが、更に本発明に於いては、前記区画部材の位置を前後方向に調節可能に構成したので、これを前後方向に位置調節することで、より一層良好に飼料槽からの流下量を適切に調節することができるものである。
しかして奥支分食餌槽に滞留する飼料の量を最小限度に制限することができるので、滞留に伴うカビの発生とか腐敗とかの問題を回避し、飼育動物に対して常に新鮮な飼料を食べさせるようにすることができるものである。
【0056】
また適用対象の飼育動物が大きい場合には、奥支分食餌槽が狭いと頭部が前記区画板等につかえて飼料の摂取が思うようにならないことがある。本発明の飼育動物用給餌器によれば、このような場合には前記区画部材を手前側に移動させ、奥支分食餌槽を広げることにより余裕を作り、身体の大きな飼育動物でも奥支分食餌槽からの飼料の摂取に不都合の生じないようにすることができる。
【0057】
更に本発明の飼育動物用給餌器に於いては、奥支分食餌槽と手前支分食餌槽とについて、少なくとも上記区画部材を配した部位の前後付近を同一高さに構成したので、奥支分食餌槽が狭い空間中に位置するようなことはなくなり、身体の大きな飼育動物の場合でも、奥支分食餌槽の飼料を摂取する際に、頭部が周囲につかえて不都合が生じるようなことが少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の養豚用給餌器の概略側面断面図。
【図2】実施例1の養豚用給餌器の底部及びこれに設置される部材を示した分解斜視図。
【図3】実施例1の養豚用給餌器の三角形区画部材と底部との結合状態を示した概略断面図。
【図4】実施例2の養豚用給餌器の三角形区画部材と底部との結合状態を示した概略断面図。
【図5】実施例3の養豚用給餌器の三角形区画部材と底部との結合状態を示した概略断面図。
【図6】実施例4の養豚用給餌器の三角形区画部材と底部との結合状態を示した概略断面図。
【符号の説明】
1 食餌槽
1a 奥支分食餌槽
1b 手前支分食餌槽
2 飼料槽
3 給餌箱
3a 背面板
4 区画板
4a 垂直板部
4b 収納空間
5 間隙
6 調節板
7 昇降操作手段
7a 操作手段本体
7b ハンドル
7c 結合棒
8 底部
9、19、29、39 三角形区画部材
10、20、30 長孔
11a 雌ネジ
11b、21b、31b、41a 雄ネジ
19a、29a 斜面板
19b、39b 鍔状取付片
19c、29c、39c 中央稜
21a、31a、41b ナット
29b 底辺板
39a 三角形長尺体

Claims (6)

  1. 給餌箱の前部を食餌槽に、後部を飼料槽に区画する区画板の下部と給餌箱底板との間に、上記飼料槽から食餌槽に飼料を流下させる間隙を設け、上記区画板の飼料槽側の面に上記間隙の開きを調節する調節板を備える飼育動物用給餌器に於いて、
    上記食餌槽を、その前後を区画する区画部材により、上記飼料槽側に位置する奥支分食餌槽とその手前に位置する手前支分食餌槽とに区画し、かつ上記区画部材を前後方向に調整移動可能に配設し、更に上記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板の内、少なくとも上記区画部材を配した部位の前後付近を同一高さに構成した飼育動物用給餌器。
  2. 前記区画部材として、断面三角形の長尺部材を採用した請求項1の飼育動物用給餌器。
  3. 前記断面三角形の区画部材として、中実の三角形長尺部材を採用し、前記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板には、前記奥支分食餌槽と手前支分食餌槽とを区画する位置に1以上の前後方向に長い長孔を穿設し、前記給餌箱底板上の上記区画する位置に載置した上記三角形長尺部材に前記給餌箱底板の裏面側から上記長孔を通じてネジ部材を着脱自在に螺合した請求項2の飼育動物用給餌器。
  4. 前記断面三角形の区画部材として、中央稜から前後に下降傾斜状態に折曲した斜面板と、両斜面板の下端から前後方向に張り出す鍔状取付片とからなる中空の三角形鍔付長尺部材を採用し、前記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板には、前記奥支分食餌槽と手前支分食餌槽とを区画する位置に各々前後方向に並ぶ一対以上の前後方向に長い長孔を穿設し、前記給餌箱底板上の上記区画する位置に載置した上記三角形鍔付長尺部材を、その前後の鍔状取付片と前記給餌箱底板とを上記各一対の長孔に挿入したネジ部材で着脱自在に固定する事により固定した請求項2の飼育動物用給餌器。
  5. 前記断面三角形の区画部材として、中央稜から前後に下降傾斜状態に折曲した斜面板と、両斜面板の内の少なくとも一方の下端から内側に折曲した底辺板とからなる中空の三角形長尺部材を採用し、前記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板には、前記奥支分食餌槽と手前支分食餌槽とを区画する位置に1以上の前後方向に長い長孔を穿設し、前記給餌箱底板上の上記区画する位置に載置した上記三角形区画部材の底辺板に前記給餌箱底板の裏面側から上記長孔を通じてネジ部材を着脱自在に螺合した請求項2の飼育動物用給餌器。
  6. 前記断面三角形の区画部材として、中実の三角形長尺部材の底面に長尺帯状部材を固設して前後に張り出す鍔状取付片を構成した中実の三角形鍔付長尺部材を採用し、前記食餌槽の底部を構成する前記給餌箱底板には、前記奥支分食餌槽と手前支分食餌槽とを区画する位置に各々前後方向に並ぶ一対以上の前後方向に長い長孔を穿設し、前記給餌箱底板上の上記区画する位置に載置した上記三角形鍔付長尺部材を、その前後の鍔状取付片と前記給餌箱底板とを上記各一対の長孔に挿入したネジ部材で着脱自在に固定する事により固定した請求項2の飼育動物用給餌器。
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