JP3175476U - 養豚用給餌器 - Google Patents
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Abstract
【課題】給餌器内の隅部に餌が落ちず、その部分の湿気による餌塊が無くなり、餌の腐敗もなくなり非常に衛生的で経済性に優れている養豚用給餌器を提供する。
【解決手段】給餌本体内に、下の幅が狭くなっているV字型の傾斜側面板を入れ、餌口から出る餌を中央にのみ出る様に配置する。更に、V字型の傾斜側面板と餌の調整板の間に、パイプの一端を縦に切込みを入れた溝付パイプを傾斜側面板前端に挟み、それを給餌本体内にいれる構造とする事により、餌が餌口中央に出るので、餌口左右の隅には餌溜まりが無くなり、餌の無駄がなく経済的であり尚且つ衛生的である。
【選択図】図5
【解決手段】給餌本体内に、下の幅が狭くなっているV字型の傾斜側面板を入れ、餌口から出る餌を中央にのみ出る様に配置する。更に、V字型の傾斜側面板と餌の調整板の間に、パイプの一端を縦に切込みを入れた溝付パイプを傾斜側面板前端に挟み、それを給餌本体内にいれる構造とする事により、餌が餌口中央に出るので、餌口左右の隅には餌溜まりが無くなり、餌の無駄がなく経済的であり尚且つ衛生的である。
【選択図】図5
Description
本考案は、豚に餌を与えるのに好適な養豚用給餌器に関するものである。
この種養豚用給餌器としては、従来より種々の形式のものが提案されている。例えば、図6に示すように、底面板(2)より両側面板(3),(3)及び背面板(4)を立上げ形成してなる本体内に、図7調整板(5)を雄ねじ部(14)を介して吊下げ、調整板(5)の下端(6)は背面板(4)との間に狭窄部(17)を形成して漏斗形状となし、狭窄部(17)の下方に餌受け部(9)設け、餌口(16)を形成する。調整板(5)の前には支持板(10)があり左右の両側面板(3)に取り付けられている。
餌口(16)から出る餌は、ハンドル(13)を回すことにより、ねじ調節具(12)に取り付けられた雄ねじ部(14)が回り、調整板(5)を上下にスライドさせる事ができる。
更に、狭窄部(17)の調整板(5)を上下方向に摺接自在に形成して、調整板(5)により餌口(16)の開口度を調整するようにした給餌器が知られている。
餌口(16)から出る餌は、ハンドル(13)を回すことにより、ねじ調節具(12)に取り付けられた雄ねじ部(14)が回り、調整板(5)を上下にスライドさせる事ができる。
更に、狭窄部(17)の調整板(5)を上下方向に摺接自在に形成して、調整板(5)により餌口(16)の開口度を調整するようにした給餌器が知られている。
従来のこの種養豚用給餌器としては、図6の餌口(16)から出る餌がまんべんなく餌口(16)の左右巾いっぱいに広がり出るが、豚は餌口(16)から出た餌を食べる時、餌受け部(9)の左右隅では餌の落ち方が悪く、餌受け部(9)中央は餌の落ち方が良く、豚は新鮮な餌を好むため中央のみ食す。そのため左右隅に餌溜りができてしまい、豚舎内の湿気などにより固まりになる。そのため本体内の餌も出なくなり、それにより本体内の餌も湿気による餌塊(19)が出来てしまう。豚はそうした餌は食しないため、湿気による餌塊(19)の部分がどんどんふくらみ餌の出が悪くなる。その上、定期的に餌を取り出し清掃しなければならないし、豚舎においては給餌器の数が数百とあり餌の無駄が多くなり経済的損失及びその清掃経費がばかにならなかった。また、湿気による餌塊(19)は季節によっては直ぐに腐敗してしまい衛生的にも好ましくない状態である。
また、左右に傾斜板を付け様としても、餌の調整板(5)が吊下げ構造のため、前後にゆすると傾斜板と調整板の間に隙間が出来餌漏れが発生してしまう。
図8においては、給餌器a(1a)本体内に餌(15)を入れると、餌受け部(9)の上の餌口(16)からまんべんなく餌が出るが、餌口(16)の中央付近の餌落ちが良いので、豚はその新鮮な餌ばかり食べる。
すると、隅位置(11)付近を食べないため餌溜り(18)になり。その結果、隅位置(11)から餌が出なくなり豚舎内の湿気などの影響により給餌器b(1b)の本体内に湿気による餌塊(19)ができ。その餌溜は、放置して置くと更に広がり給餌器c(1c)に示す様に湿気による餌塊(19)が広がっていくため。この部分の餌の無駄による経済的損失が非常に多かった。
すると、隅位置(11)付近を食べないため餌溜り(18)になり。その結果、隅位置(11)から餌が出なくなり豚舎内の湿気などの影響により給餌器b(1b)の本体内に湿気による餌塊(19)ができ。その餌溜は、放置して置くと更に広がり給餌器c(1c)に示す様に湿気による餌塊(19)が広がっていくため。この部分の餌の無駄による経済的損失が非常に多かった。
本考案は、上記課題を解決するためのものであって、その要旨とするところは、図5の様に底面板(2)より両側面板(3)、(3)及び背面板(4)を立上げ形成してなる給餌本体内に、図2、調整板(5)を雄ねじ部(14)で吊下げ、その下端(6)は背面板(4)との間に狭窄部(17)を形成して漏斗形状となし、狭窄部(17)の下方に餌受け部(9)を設け、餌口(16)を形成する。調整板(5)の前には支持板(10)があり左右の両側面板(3)に取り付けられている。
上記給餌本体内に、下の幅が狭くなっているV字型の傾斜側面板(7)を入れ、餌口(16)から出る餌を中央にのみ出る様に配置する。更に、V字型の傾斜側面板(7)と餌の調整板(5)の間に、パイプの一端を縦に切込みを入れた構造の溝付パイプ(8)を傾斜側面板(7)に挟み、それを給餌本体内にいれる。
餌口(16)の調整板(5)を豚が揺すってもパイプの溝のストロークにより、傾斜側面板(7)と調整板(5)との隙間がなくなり、餌漏れが発生しないですむ事を特徴とする給餌器である。
この事により、図6に示す湿気による餌塊(19)は、図5の傾斜側面板(7)を入れる事により無くなり餌の無駄を無くす事ができ、その部分の清掃も不要になり経済的にも有効である。
餌口(16)の調整板(5)を豚が揺すってもパイプの溝のストロークにより、傾斜側面板(7)と調整板(5)との隙間がなくなり、餌漏れが発生しないですむ事を特徴とする給餌器である。
この事により、図6に示す湿気による餌塊(19)は、図5の傾斜側面板(7)を入れる事により無くなり餌の無駄を無くす事ができ、その部分の清掃も不要になり経済的にも有効である。
図5に示すように底面板(2)より両側面板(3)、(3)及び背面板(4)を立上げ形成してなる給餌本体内に、図2、調整板(5)を雄ねじ部(14)で吊下げ、その下端(6)は背面板(4)との間に狭窄部(17)を形成して漏斗形状となし、狭窄部(17)の下方に餌受け部(9)を設け、餌口(16)を形成する。調整板(5)の前には支持板(10)があり左右の図5両側面板(3)に取り付けられている。
給餌本体内に、下の幅が狭くなっているV字型の傾斜側面板(7)を入れ、餌口(16)から出る餌(15)を中央にのみ出る様に配置する。更に、V字型の傾斜側面板(7)と餌の調整板(5)の間に、図3パイプの一端を縦に切込みを入れた構造の溝付パイプ(8)を傾斜側面板前端(7b)に挟み、それを給餌本体内にいれる構造とする事により、餌(15)が餌口中央に出るので、餌口左右の隅には餌溜りが無くなり、餌の無駄及び餌の腐敗がなくなり、経済的であり衛生的である。
更に、図1、餌調整板(5)の餌口(16)に傾斜側面板(7)の下隅はパイプ先端(8b)により被われているため豚の鼻先を傷つけないで済む。また、V字型の傾斜側面板(7)と吊下げ調整板(5)との間には溝付パイプ(8)を入れてあり、その溝付きパイプの溝に傾斜側面板(7)を挟んであり、調整板(5)を豚が揺すってもパイプの溝のためストロークにより餌漏れを防ぐ事ができる。
給餌本体内に、下の幅が狭くなっているV字型の傾斜側面板(7)を入れ、餌口(16)から出る餌(15)を中央にのみ出る様に配置する。更に、V字型の傾斜側面板(7)と餌の調整板(5)の間に、図3パイプの一端を縦に切込みを入れた構造の溝付パイプ(8)を傾斜側面板前端(7b)に挟み、それを給餌本体内にいれる構造とする事により、餌(15)が餌口中央に出るので、餌口左右の隅には餌溜りが無くなり、餌の無駄及び餌の腐敗がなくなり、経済的であり衛生的である。
更に、図1、餌調整板(5)の餌口(16)に傾斜側面板(7)の下隅はパイプ先端(8b)により被われているため豚の鼻先を傷つけないで済む。また、V字型の傾斜側面板(7)と吊下げ調整板(5)との間には溝付パイプ(8)を入れてあり、その溝付きパイプの溝に傾斜側面板(7)を挟んであり、調整板(5)を豚が揺すってもパイプの溝のためストロークにより餌漏れを防ぐ事ができる。
以下、本考案の豚用給餌器の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、底面板(2)より両側面板(3),(3)及び背面板(4)を立上げ形成してなる給餌本体内に、調整板(5)を雄ねじ部(14)で吊下げ、図2下端(6)は背面板(4)との間に狭窄部(17)を形成して漏斗形状となし、狭窄部(17)の下方に餌受け部(9)設け、餌口(16)を形成する。調整板(5)の前には支持板(10)があり左右の両側面板(3)に取り付けられている。
図4に示すように、給餌本体内に、下の幅が狭くなっているV字型の傾斜側面板(7)を入れ、傾斜部上端(7d)を両側面板(3)に、傾斜部背面端(7e)を背面板(4)に固着させ、図3パイプの一端を縦に切込みを入れたストローク溝(8a)構造の溝付パイプ(8)を傾斜側面板前端(7b)に挟み、それを給餌本体内にいれる。
図2のV字型の傾斜側面板(7)と調整板(5)の間には傾斜部隙間(7c)ができるが、溝付パイプ(8)を入れることにより、調整板(5)を豚が押しても図3の溝付パイプ(8)のストローク溝(8a)により傾斜側面板前端(7b)が食い込み、図2傾斜部隙間(7c)が常になくなり餌漏れが発生しない。
また、図3傾斜側面板下端(7a)はパイプ先端(8b)により被われているため豚の鼻先を傷つけないで済む。
更に、図2餌口(16)から出る餌は、ハンドル(13)を回すことにより、ねじ調節具(12)に取り付けられた雄ねじ部(14)が回り、調整板(5)を上下にスライドさせる事ができる。
狭窄部(17)の調整板(5)を上下方向に摺接自在に形成して、上記調整板(5)により餌口(16)の開口度を調整するようにした給餌器である。
また、図3傾斜側面板下端(7a)はパイプ先端(8b)により被われているため豚の鼻先を傷つけないで済む。
更に、図2餌口(16)から出る餌は、ハンドル(13)を回すことにより、ねじ調節具(12)に取り付けられた雄ねじ部(14)が回り、調整板(5)を上下にスライドさせる事ができる。
狭窄部(17)の調整板(5)を上下方向に摺接自在に形成して、上記調整板(5)により餌口(16)の開口度を調整するようにした給餌器である。
図5においては、本案の給餌器本体の使用例を示したものであり、その断面分割して表現した図である。給餌器本体中に備え付けられた傾斜側面板(7)により、餌(15)が砂時計の様に中央へ流れ出てくる様子を示している。この事により給餌器内に隅部(20)に餌が落ちないので、その部分の湿気による餌塊が無くなり、餌の腐敗もなくなり非常に衛生的で経済性に優れている。
1 給餌器
1a 給餌器a
1b 給餌器b
1c 給餌器c
2 底面板
3 側面板
4 背面板
5 調整板
6 下端
7 傾斜側面板
7a 傾斜側面板下端
7b 傾斜側面板前端
7c 傾斜部隙間
7d 傾斜部上端
7e 傾斜部背面端
8 溝付パイプ
8a ストローク溝
8b パイプ先端
9 餌受け部
10 支持板
11 隅位置
12 ねじ調節具
13 ハンドル
14 雄ねじ部
15 餌
16 餌口
17 狭窄部
18 餌溜り
19 湿気による餌塊
20 隅部
1a 給餌器a
1b 給餌器b
1c 給餌器c
2 底面板
3 側面板
4 背面板
5 調整板
6 下端
7 傾斜側面板
7a 傾斜側面板下端
7b 傾斜側面板前端
7c 傾斜部隙間
7d 傾斜部上端
7e 傾斜部背面端
8 溝付パイプ
8a ストローク溝
8b パイプ先端
9 餌受け部
10 支持板
11 隅位置
12 ねじ調節具
13 ハンドル
14 雄ねじ部
15 餌
16 餌口
17 狭窄部
18 餌溜り
19 湿気による餌塊
20 隅部
Claims (1)
- 底面板より両側面板、及び背面板を立上げ形成してなる給餌本体内に、調整板を雄ねじ部を介して吊下げ、その下端は背面板との間に狭窄部を形成して漏斗形状となし、上記狭窄部の下方に餌受け部を設けて餌口を形成し、調整板の前には支持板があり左右の両側面板に取り付け、下の幅が狭くなっているV字型の傾斜側面板を入れ、傾斜側面板と調整板の間に、パイプの一端を縦に切込みを入れた構造の溝付パイプを傾斜側面板に挟み、それを給餌本体内にいれる事を特徴とする給餌器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012000354U JP3175476U (ja) | 2012-01-26 | 2012-01-26 | 養豚用給餌器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109006568A (zh) * | 2018-09-25 | 2018-12-18 | 山东智诚农牧发展科技股份有限公司 | 一种种鸭饲喂装置 |
-
2012
- 2012-01-26 JP JP2012000354U patent/JP3175476U/ja not_active Expired - Fee Related
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