JP2013179394A - トランスポンダ、伝送装置および伝送システム - Google Patents

トランスポンダ、伝送装置および伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】 デジタルコヒーレントによるWDM方式において、受信対象の光信号の光レベルを容易にかつ確度高く検出することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 伝送方向が異なる複数の伝送路に波長分割多重光信号を伝送する伝送装置のトランスポンダであって、受信対象の光信号の波長の光を射出する光源と、光源が射出する光を用いて、伝送路を伝送する波長分割多重光信号から受信対象の光信号の光レベルを検出し、伝送路の状態を判定する判定部と、判定結果に基づいて一の伝送路を現用系として選択し切り替える切替部と、一の伝送路を伝送する波長分割多重光信号から受信対象の光信号を分離して受信する受信部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、波長分割多重光信号を送受信するトランスポンダ、伝送装置および伝送システムに関する。
従来、運用系と予備系との光ファイバからなるリングネットワークに配置され、波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing)方式でデータを伝送するノード装置は、光ファイバを伝送するWDM光信号のうち、受信対象の波長の光信号のみを分岐してトランスポンダで受信するとともに、受信対象の光信号の光レベルを検出して光ファイバに障害が発生したか否かを監視し、運用系の光ファイバに障害が発生した場合、予備系の光ファイバに切り替えて障害を回避する技術がある(特許文献1など参照)。
特開2002−271269号公報
近年、伝送容量の増大に伴い、デジタルコヒーレントによるWDM方式が主流となっている。しかしながら、デジタルコヒーレントによるWDM方式では、伝送装置は、光ファイバを伝送するWDM光信号そのものの一部を分岐することから、従来技術のように、受信対象の光信号の光レベルだけを検出することができず、伝送路の障害を監視することが困難である。
上記従来技術が有する問題に鑑み、本発明の目的は、デジタルコヒーレントによるWDM方式において、受信対象の光信号の光レベルを容易にかつ確度高く検出することができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明を例示するトランスポンダの一態様は、伝送方向が異なる複数の伝送路に波長分割多重光信号を伝送する伝送装置のトランスポンダであって、受信対象の光信号の波長の光を射出する光源と、光源が射出する光を用いて、伝送路を伝送する波長分割多重光信号から受信対象の光信号の光レベルを検出し、伝送路の状態を判定する判定部と、判定結果に基づいて一の伝送路を現用系として選択し切り替える切替部と、一の伝送路を伝送する波長分割多重光信号から受信対象の光信号を分離して受信する受信部と、を備える。
また、判定部は、波長分割多重光信号と光源が射出する光とを干渉させて受信対象の光信号を抽出する光干渉部と、抽出された受信対象の光信号の光レベルを検出する光検出部とをさらに備えてもよい。
また、判定部は、検出された光レベルを所定値と比較して、伝送路の状態を判定し、切替部は、判定部により一の伝送路に障害が発生したと判定された場合、他の伝送路を現用系に切り替えて、受信部に受信対象の光信号を受信させてもよい。
また、光源は、受信部に配置される局発光源であってもよい。
また、受信部は、受信対象の波長の光を射出する局発光源を備えてもよい。
また、判定部は、現用系の伝送路における受信対象の光信号の光レベルとして、受信部の受信レベルを用いてもよい。
本発明を例示する伝送装置の一態様は、伝送方向が異なる複数の伝送路に波長分割多重光信号を伝送する伝送装置であって、伝送装置を制御する制御部と、本発明のトランスポンダと、を備える。
また、判定部は、検出された光レベルを所定値と比較して、伝送路の状態を判定し、制御部は、判定部により一の伝送路に障害が発生したと判定された場合、切替部に他の伝送路を現用系に切り替えさせて、受信部に受信対象の光信号を受信させてもよい。
本発明を例示する伝送システムの一態様は、伝送方向が異なる複数の伝送路と、本発明の複数の伝送装置と、を備える。
本発明によれば、デジタルコヒーレントによるWDM方式において、受信対象の光信号の光レベルを容易にかつ確度高く検出することができる。
本発明の一の実施形態に係る伝送システムの構成を示すブロック図 一の実施形態に係る伝送装置の構成を示すブロック図 一の実施形態に係るトランスポンダの構成を示すブロック図 一の実施形態に係る伝送装置による動作処理を示すフローチャート 一の実施形態の変形例に係るトランスポンダの構成を示すブロック図 他の実施形態に係る伝送装置による動作処理を示すフローチャート 図3に示すトランスポンダにおいて光スプリッタから光スイッチに変更した一例を示すブロック図
《一の実施形態》
図1は、本発明の一の実施形態に係る伝送システムSYSの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る伝送システムSYSは、伝送装置10−1〜10−4、光ファイバなどの伝送路20−1〜20−4、30−1〜30−4から構成されるリングネットワークである。伝送システムSYSでは、デジタルコヒーレントによるOUPSR(Optical Unidirectional Path Switching Ring)方式という冗長方式に基づいて、伝送装置10−1〜10−4が、伝送路20−1〜20−4および伝送路30−1〜30−4を用いて、対向する方向にWDM光信号を伝送する。なお、本実施形態では、伝送システムSYSを監視制御する不図示の監視制御装置を備え、伝送装置10−1〜10−4の少なくとも1つに接続されているものとする。
図2は、伝送装置10−1の構成を示すブロック図である。伝送装置10−2〜10−4の構成についても、伝送装置10−1と同じ構成を有する。
制御部40は、伝送装置10−1の各部を統括的に制御するマイクロプロセッサである。制御部40による制御に基づいて、光増幅部41a、41bは、伝送路20−4および伝送路30−1を伝送するWDM光信号を受信して増幅し、光スプリッタ(光SPL)42a、42bへ出力する。光SPL42a、42bは、増幅されたWDM光信号の一部を分岐して、光SPL45a、45bそれぞれに出力するとともに、残りのWDM光信号を波長選択スイッチ(WSS)43a、43bに出力する。WSS43a、43bは、光SPL42a、42bからのWDM光信号を光増幅部44a、44bへ伝送する同時に、光カプラ(光CPL)46a、46bで波長多重されたトランスポンダ(TP)47−1〜47−Nからの光信号を伝送路に挿入し伝送する(Nは1以上の自然数)。光増幅部44a、44bは、WSS43a、43bからのWDM光信号を増幅させて、伝送路20−1および30−4へ伝送する。
一方、光SPL42a、42bにより分岐されたWDM光信号は、光SPL45a、45bでさらに分岐され、TP47−1〜47−Nそれぞれに出力される。
図3は、TP47−mの構成を示すブロック図である(m=1〜N)。
TP47−mは、光SPL45a、45bそれぞれからのWDM光信号を、光SPL50a、50bに入力する。光SPL50a、50bは、WDM光信号の一部(例えば10%程度)を分岐して、光干渉部51a、51bにそれぞれ出力するとともに、残りのWDM光信号を光スイッチ(光SW)53へ出力する。光干渉部51a、51bは、光SPL50a、50bにより分岐されたWDM光信号を、後述する光受信部54に配置される局発光源55が射出するレーザ光と干渉させて、受信対象の光信号を抽出する。光検出部52a、52bは、フォトダイオードなどを用いて抽出された受信対象の光信号の光レベルを検出し、コンパレータなどの論理回路を用いて基準となる電圧や電流値と比較する。本実施形態の光検出部52a、52bは、基準となる電圧や電流値(所定値)以上の光レベルの場合、伝送路は正常であると判定し、所定値より小さい光レベルの場合、伝送路20−4または30−1に障害が発生したと判定する。なお、本実施形態では、光検出部52a、52bは、光SW53に対して、伝送路が正常な場合、上記論理回路の出力としてHigh状態の信号を出力し、障害が発生した場合、Low状態の信号を出力する。また、所定値は、光検出部52a、52bの検出の最低光レベルまたはそれ以上の値に適宜設定されるのが好ましい。また、本実施形態では、光干渉部51aと光検出部52a、および光干渉部51bと光検出部52bとは判定部として動作する。
光SW53(切替部)は、光検出部52a、52bによる判定結果を示す信号に基づいて切替動作し、障害が発生していない伝送路20−4または伝送路30−1からのWDM光信号を光受信部54へ出力する。光受信部54は、局発光源55が射出する受信対象の光信号と同じ波長のレーザ光を用い、WDM光信号から受信対象の光信号を分離して受信し、収容するネットワーク、またはコンピュータやサーバなどのクライアント端末に出力する。一方、光送信部57は、ネットワークやクライアント端末からの光信号を光CPL46a、46bへそれぞれ出力する。
なお、本実施形態では、光検出部52a、52bそれぞれに受信対象の光信号の光レベルを検出させるために、局発光源55により射出されるレーザ光を、光受信部54から外部に出力させて光SPL56で分岐させ、光干渉部51a、51bそれぞれに入射させる。そして、局発光源55には、制御部40の制御指示に基づいて射出する波長可変のレーザ光源で、分布帰還型(DFB)レーザなどを使用することができる。
次に、本実施形態の伝送システムSYSにおいて、伝送路20または30上で障害が発生した場合の伝送装置10による動作処理について、図4のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、伝送路20−4で障害が発生した場合の伝送装置10−1による動作処理について説明するが、伝送装置10−2〜10−4についても同様の動作が行われる。また、他の伝送路で障害が発生した場合も同様の動作が行われる。さらに、伝送路20−1〜20−4を現用系とし、伝送路30−1〜30−4を予備系とする。すなわち、TP47−mの光SW53は、伝送路20−4、すなわち光SPL45aからのWDM光信号を光受信部54へ出力しているものとする。
ステップS101:光検出部52a、52bそれぞれは、伝送路20−4および伝送路30−1からのWDM光信号の光SPL50a、50bで分岐された一部のWDM光信号と、光干渉部51a、51bで局発光源55のレーザ光との干渉により抽出された受信対象の光信号の光レベルを検出する。光検出部52a、52bは、光レベルと所定値とを比較し、伝送路20−4または30−1に障害が発生したか否かを判定する。光検出部52a、52bは、伝送路20−4または伝送路30−1で障害が発生した場合、光SW53にLow状態の信号を出力し、ステップS102(YES側)へ移行する。
一方、光検出部52a、52bは、伝送路20−4および伝送路30−1が正常な場合(NO側)、伝送路20−4および30−1の状態を監視し続ける。また、光SW53は、現在の設定を維持するとともに、制御部40に伝送路は正常であることを通知する。その後、制御部40は、その通知を不図示の監視制御装置にも通知する。
ステップS102:光SW53は、光検出部52a、52bからの信号に基づいて、障害が発生した伝送路が現用系か否かを判定する。光SW53は、光検出部52aからの信号がLow状態の場合、現用系の伝送路20−4に障害が発生したと判定し、ステップS103(YES側)へ移行する。一方、光SW53は、光検出部52aの信号がHigh状態の場合、予備系の伝送路30−1に障害が発生したと判定し、ステップS104(NO側)へ移行する。
ステップS103:光SW53は、切替動作して、伝送路20−1〜20−4を現用系から予備系に、伝送路30−1〜30−4を予備系から現用系に設定する。光SW53は、光SPL45bからのWDM光信号を光受信部54へ出力するとともに、伝送路20−4に障害が発生したこと制御部40へ通知する。
ステップS104:光SW53は、現在の設定を維持し伝送路30−1に障害が発生したことを制御部40に通知する。
ステップS105:制御部40は、伝送路20−4または伝送路30−1に障害が発生したことを、現用系の伝送路を介して不図示の監視制御装置に通知する。伝送システムSYSの管理者は、監視制御装置(不図示)に通知された情報に基づいて、障害が発生した伝送路の復旧を行う。制御部40は、TP47−mに対しステップS101〜ステップS105の処理を繰り返し行わせる。
このように、本実施形態では、デジタルコヒーレントによるWDM方式により、TP47−1〜47−Nが、たとえWDM光信号を直接受信する場合でも、予めWDM光信号と光受信部54の局発光源55のレーザ光と干渉させて受信対象の光信号を抽出することにより、受信対象の光信号の光レベルを容易にかつ確度高く検出することができる。
《一の実施形態の変形例》
本発明の一の実施形態の変形例に係る伝送システムおよび伝送装置は、図1および図2に示す一の実施形態の伝送システムSYSおよび伝送装置10と同じ構成を有する。したがって、本実施形態の伝送システムSYSおよび伝送装置10の各構成要素の詳細な説明は省略する。
また、本実施形態の伝送システムSYSにおいて、伝送路20または30上で障害が発生した場合の伝送装置10による動作処理は、図4に示す一の実施形態の場合と同じであり、詳細な説明は省略する。
一方、本実施形態の伝送システムSYSと一の実施形態のものとの相違点は、図5に示すTP47−mにおいて、光干渉部51a、51bそれぞれに入射されるレーザ光の光源が、光受信部54の局発光源55とは独立に配置されるレーザ光源60となる。レーザ光源60は、局発光源55と同様に、制御部40の制御指示に基づいて射出する波長可変のレーザ光源で、局発光源55の波長および位相などと同期したレーザ光を射出する。
なお、本実施形態のTP47−mの他の構成は、図3に示す一の実施形態のものと同じであり、各構成要素の詳細な説明は省略する。
このように、本実施形態では、デジタルコヒーレントによるWDM方式により、TP47−1〜47−Nが、たとえWDM光信号を直接受信する場合でも、予めWDM光信号とレーザ光源60のレーザ光と干渉させて受信対象の光信号を抽出することにより、受信対象の光信号の光レベルを容易にかつ確度高く検出することができる。
《他の実施形態》
本発明の他の実施形態の変形例に係る伝送システム、伝送装置およびトランスポンダは、一の実施形態の伝送システムSYS、伝送装置10およびTP47−mと同じ構成を有する。したがって、本実施形態の伝送システムSYS、伝送装置10およびTP47−mの各構成要素の詳細な説明は省略する。
本実施形態の伝送システムSYSと一の実施形態のものとの相違点は、伝送装置10の制御部40が、光検出部52a、52bの判定結果に基づいて、光SW53の切替動作を制御する点にある。
次に、本実施形態の伝送システムSYSにおいて、伝送路20または30上で障害が発生した場合の伝送装置10による動作処理について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、本実施形態は、一の実施形態の場合と同様に、伝送路20−4で障害が発生した場合の伝送装置10−1による動作処理について説明するが、伝送装置10−2〜10−4についても同様の動作が行われる。また、他の伝送路で障害が発生した場合も同様の動作が行われる。さらに、伝送路20−1〜20−4を現用系とし、伝送路30−1〜30−4を予備系とする。
ステップS201:光検出部52a、52bそれぞれは、伝送路20−4および伝送路30−1からのWDM光信号の光SPL50a、50bで分岐された一部のWDM光信号と、光干渉部51a、51bで局発光源55のレーザ光との干渉により抽出された受信対象の光信号の光レベルを検出する。光検出部52a、52bは、光レベルと所定値とを比較し、伝送路20−4または30−1に障害が発生したか否かを判定する。光検出部52a、52bは、判定結果を示す信号を制御部40に出力する。制御部40は、光検出部52a、52bより、伝送路20−4または伝送路30−1で障害が発生したことを示すLow状態の信号を受信した場合、ステップS202(YES側)へ移行する。
一方、制御部40は、光検出部52a、52bより、伝送路20−4および伝送路30−1が正常であることを示すHigh状態の信号を受信した場合(NO側)、光検出部52a、52bに伝送路20−4および30−1の状態の監視を継続させる。また、制御部40は、光SW53の現在の設定を維持するとともに、不図示の監視制御装置に伝送路は正常であることを通知する。
ステップS202:制御部40は、光検出部52a、52bからの信号に基づいて、障害が発生した伝送路が現用系か否かを判定する。制御部40は、光検出部52aの信号がLow状態の場合、現用系の伝送路20−4に障害が発生したと判定し、ステップS203(YES側)へ移行する。一方、制御部40は、光検出部52aの信号がHigh状態の場合、予備系の伝送路30−1に障害が発生したと判定して光SW53の設定を維持し、ステップS204(NO側)へ移行する。
ステップS203:制御部40は、光SW53に対し切替動作させて、伝送路20−1〜20−4を現用系から予備系に、伝送路30−1〜30−4を予備系から現用系に設定する。光SW53は、光SPL45bからのWDM光信号を光受信部54へ出力する。
ステップS204:制御部40は、伝送路20−4または伝送路30−1に障害が発生したことを、現用系の伝送路を介して不図示の監視制御装置に通知する。伝送システムSYSの管理者は、監視制御装置(不図示)に通知された情報に基づいて、障害が発生した伝送路の復旧を行う。制御部40は、TP47−mに対しステップS201〜ステップS204の処理を繰り返し行わせる。
このように、本実施形態では、デジタルコヒーレントによるWDM方式により、TP47−1〜47−Nが、たとえWDM光信号を直接受信する場合でも、予めWDM光信号と光受信部54の局発光源55のレーザ光と干渉させて受信対象の光信号を抽出することにより、受信対象の光信号の光レベルを容易にかつ確度高く検出することができる。
《実施形態の補足事項》
(1)上記実施形態では、伝送システムSYSは、デジタルコヒーレントによるOUPSR方式としたが、本発明はこれに限定されず、BLSR(Bi-directional Line Switched Ring)などの他の方式に対しても本発明は適用可能である。
(2)上記実施形態では、伝送システムSYSを構成する伝送装置は、伝送装置10−1〜10−4の4つとしたが、本発明はこれに限定されず、伝送システムSYSは、4つ以外の複数の伝送装置を備えてもよい。
(3)上記実施形態では、光検出部52a、52bが、現用系および予備系の伝送路の状態を、受信対象の光信号の光レベルに基づいて判定したが、本発明はこれに限定されない。例えば、予備系の伝送路の状態は、光検出部52が受信対象の光信号の光レベルに基づいて判定するが、現用系の伝送路の状態は、光受信部54が受信した受信対象の光信号の受信レベルに基づいて判定してもよい。
(4)上記実施形態では、光干渉部51a、51bにおいて、WDM光信号と局発光源55またはレーザ光源60のレーザ光とを干渉させて受信対象の光信号を抽出したが、本発明はこれに限定されない。例えば、光干渉部51a、51bの代わりに、透過波長可変のバンドパスフィルタを用いて受信対象の光信号を抽出してもよい。
(5)上記実施形態では、光SPL56が、局発光源55またはレーザ光源60からのレーザ光を分岐して光干渉部51a、51bそれぞれに入射させたが、本発明は、これに限定されない。例えば、図7に示すように、図3に示すTP47−mの光SPL56に代えて光SW70を用い、局発光源55のレーザ光を光干渉部51a、51bに入射させてもよい。なお、そのような場合、制御部40が、その光SW70を切替制御し、局発光源55またはレーザ光源60のレーザ光を光干渉部51a、51bに交互に入射させることが好ましい。そして、制御部40による光SW70の切替制御としては、例えば、現用系の伝送路の障害を監視することを主目的とし、局発光源55またはレーザ光源60のレーザ光を光干渉部51aに入力させるように切替制御し、1時間などの一定の時間ごとに5分程度の短い時間、光干渉部51bにレーザ光を入力させるように切替制御してもよい。なお、光SW70をどのように切替制御するかは、伝送システムSYSの構成や要求される障害の検出精度に応じて適宜決定されることが好ましい。
(6)上記一の実施形態の変形例では、レーザ光源60は、局発光源55の波長および位相などと同期してレーザ光を射出するとしたが、本発明はこれに限定されず、少なくとも局発光源55の波長と同期させるだけでもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
10−1〜10−4…伝送装置、20−1〜20−4、30−1〜30−4…伝送路、40…制御部、41a、41b、44a、44b…光増幅部、42a、42b…WSS、42a、42b、45a、45b…光SPL、46a、46b…光CPL、47−1〜47−N…TP、SYS…伝送システム

Claims (9)

  1. 伝送方向が異なる複数の伝送路に波長分割多重光信号を伝送する伝送装置のトランスポンダであって、
    受信対象の光信号の波長の光を射出する光源と、
    前記光源が射出する前記光を用いて、前記伝送路を伝送する前記波長分割多重光信号から前記受信対象の光信号の光レベルを検出し、前記伝送路の状態を判定する判定部と、
    前記判定結果に基づいて一の前記伝送路を現用系として選択し切り替える切替部と、
    前記一の伝送路を伝送する前記波長分割多重光信号から前記受信対象の光信号を分離して受信する受信部と、
    を備えることを特徴とするトランスポンダ。
  2. 請求項1に記載のトランスポンダにおいて、
    前記判定部は、
    前記波長分割多重光信号と前記光源が射出する光とを干渉させて前記受信対象の光信号を抽出する光干渉部と、
    抽出された前記受信対象の光信号の光レベルを検出する光検出部とをさらに備える
    ことを特徴とするトランスポンダ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のトランスポンダにおいて、
    前記判定部は、検出された前記光レベルを所定値と比較して、前記伝送路の状態を判定し、
    前記切替部は、前記判定部により前記一の伝送路に障害が発生したと判定された場合、他の前記伝送路を現用系に切り替えて、前記受信部に前記受信対象の光信号を受信させる
    ことを特徴とするトランスポンダ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のトランスポンダにおいて、
    前記光源は、前記受信部に配置される局発光源であることを特徴とするトランスポンダ。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のトランスポンダにおいて、
    前記受信部は、
    前記受信対象の波長の光を射出する局発光源を備える
    ことを特徴とするトランスポンダ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のトランスポンダにおいて、
    前記判定部は、現用系の前記伝送路における前記受信対象の光信号の光レベルとして、前記受信部の受信レベルを用いることを特徴とするトランスポンダ。
  7. 伝送方向が異なる複数の伝送路に波長分割多重光信号を伝送する伝送装置であって、 前記伝送装置を制御する制御部と、
    請求項1に記載のトランスポンダと、
    を備えることを特徴とする伝送装置。
  8. 請求項7に記載の伝送装置において、
    前記判定部は、検出された前記光レベルを所定値と比較して、前記伝送路の状態を判定し、
    前記制御部は、前記判定部により前記一の伝送路に障害が発生したと判定された場合、前記切替部に他の前記伝送路を現用系に切り替えさせて、前記受信部に前記受信対象の光信号を受信させる
    ことを特徴とする伝送装置。
  9. 伝送方向が異なる複数の伝送路と、
    請求項7に記載の複数の伝送装置と、
    を備えることを特徴とする伝送システム。
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