JP2011160146A - コヒーレント光通信装置及びコヒーレント光通信方法 - Google Patents

コヒーレント光通信装置及びコヒーレント光通信方法 Download PDF

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    • H04B10/6164Estimation or correction of the frequency offset between the received optical signal and the optical local oscillator

Abstract

【課題】コヒーレント光通信装置において、受信信号のエラーを検出したときに、受信側で自立的に局発光を所定の波長に切り換えられるようにする。
【解決手段】波長分割多重通信に用いられるコヒーレント光通信装置は、受信信号を復調するコヒーレント復調器と、コヒーレント復調器において、受信信号を復調するための局発光を生成する局発光用光源と、切り換え先チャネルの波長情報を記憶する記憶部と、受信信号のエラーが検出されたとき、局発光用光源で生成される局発光の波長を記憶部に記憶されている波長情報で指定される波長に切り換える制御部とを備える。
【選択図】図2

Description

波長分割多重通信のコヒーレント光通信装置及びコヒーレント光通信方法に関する。
図1は、波長分割多重信号を用いて通信を行う光通信装置11と光Add/Drop部21と制御部22とノード制御部23の構成を示す図である。
光通信装置11は、復調器12と、クロックデータ再生部(CDR:Clock Data Recovery)13と、デフレーマ(DeFramer)14とを有する。また、光通信装置11は、電気・光変換部(E/O)15と、光・電気変換部(O/E)16と、フレーマ(Framer)17と、ドライバ18と、強度変調器19と、可変波長光源である送信光源20とを有する。
図示しないクライアント装置から出力される10Gb/sのクライアント信号は、光・電気変換部16で電気信号に変換され、フレーマ17で特定のフレームフォーマットに変換される。フレーマ17及び後述するデフレーマ14において変換するフォーマットに関する情報は制御部22により設定される。フレーマ17で変換された信号は、ドライバ18で増幅され、強度変調器19で波長分割多重信号に変換されて光Add/Drop部21に出力される。強度変調器19における送信信号の変調は、送信光源20から出力される信号波長に基づいて行われる。
光Add/Drop部21から出力される波長分割多重信号(WDM信号)は、復調器12で電気信号に変換され、クロックデータ再生部13でクロックが抽出された後、デフレーマ14において、ヘッダ情報の抽出、信号フレームの変換が行われる。その後、電気・光変換部15において光信号に変換されクライアント装置に出力される。
回線のプロテクションのため、現用回線から予備回線へ主信号を切り換える場合がある。その場合、信号のオーバヘッド部に切り換え情報を付加することで、受信側で切り換えられたことを認識することができる。また、送信側と受信側が切り換えプロトコルを持ちハンドシェイクを行う場合も、信号のオーバヘッド部に波長切り換え情報を付加して送信する必要がある。
現在、WDM通信は強度変調方式で行われており、受信器は広帯域な波長を受信可能である。光Add/Drop装置(OADM)や光クロスコネクト装置(OXC)を使用している場合は、OADMなどの光スイッチの切り替えを行うだけで信号疎通(通信)が可能である。
従来、コヒーレント光通信システムにおいて、光フィルを透過したチャネル波長成分のチャネルパワーの信号と、ASEノイズ光成分の信号を検出し、それらの検出信号から光SNを算出する技術が知られている(例えば、特許文献1)。これにより、光SNのばらつきを低減することができる。
コヒーレント光通信において、送信側の波長を変更した場合、コヒーレント光受信器の局発光の波長を送信側の波長、つまり受信されている波長に合わせないと、信号疎通ができない。そのため、送信側の波長切り替えやOADM等のスイッチングに同調して、受信側の局発光の波長も切り替える必要がある。
波長の切り換えを実施するためには、主信号のオーバヘッド部やペイロードを利用して、波長を切り換えたことを知らせる情報を受信側へ送信する必要がある。しかしながら、受信側の局発光の波長を送信側と同じ波長に切り替えない限り、波長を切り換えたことを受信側で知ることができない。つまり、受信側では、伝送経路等に問題があって通信ができないのか、信号自体が入力されていないのか、波長が変更されたために通信ができないのかを認識することができない。
また、局発光に用いる可変波長光源の波長を切り換えて、実際に受信器に入力された光信号の波長と同期させるためには、レベルや波長をターゲットの波長に収束させる必要がある。そのため、フィードバックをかけながら波長を調整する必要があるが、調整に時間が掛かる。さらに、フィードバックには、フィードバック用の回路やモニタ機能などが必須になり、回路規模の増加とコストアップの要因になる。
特開2002−280962号公報
コヒーレント光通信装置において、エラー検出時に、受信側で自立的に局発光を所定の波長に切り換えられるようにすることである。
開示の波長分割多重通信に用いられるコヒーレント光通信装置は、受信信号を復調するコヒーレント復調器と、前記コヒーレント復調器において、受信信号を復調するための局発光を生成する局発光用光源と、切り換え先チャネルの波長情報を記憶する記憶手段と、受信信号のエラーが検出されたとき、前記局発光用光源で生成される局発光の波長を前記記憶手段に記憶されている前記波長情報で指定される波長に切り換える制御手段とを備える。
開示のコヒーレント光通信装置によれば、受信信号のエラーを検出したときに、受信側が自立的に局発光を所定の波長に切り換えることができる。
光通信装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態のコヒーレント光通信装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態の光ノードの構成を示す図である。 第1の実施の形態の光ノードの他の構成を示す図である。 第2の実施の形態のコヒーレント光通信装置の構成を示す図である。 第3の実施の形態のコヒーレント光通信装置の構成を示す図である。 第4の実施の形態のコヒーレント光通信装置の構成を示す図である。 第4の実施の形態の光ノードの構成を示す図である。 第4の実施の形態の光ノードの他の構成を示す図である。 第5の実施の形態のコヒーレント光通信装置の構成を示す図である。 第6の実施の形態のコヒーレント光通信装置の構成を示す図である。 第7の実施の形態の光ノードの構成を示す図である。 第8の実施の形態の光ノードの構成を示す図である。 1つの局発光用光源と送信信号光源を有する場合の波長切り換え処理のフローチャートである。 光源制御部のパラメータデータを示す図(1)である。 2つの局発光用光源と送信信号光源を有する場合の波長切り換え処理のフローチャートである。 光源制御部のパラメータデータを示す図(2)である。 ノード制御部の波長切り換え処理のフローチャート(1)である。 ノード制御部の波長切り換え処理のフローチャート(2)である。 局発光の伝搬経路を示す図である。 光部品の損失と経路の合計損失を示す図である。 WDMネットワークの一例を示す図である。 障害発生時の波長切り換え方法の説明図(1)である。 障害発生時の波長切り換え方法の説明図(2)である。 障害発生時の波長切り換え方法の説明図(3)である。
図2は、第1の実施の形態のコヒーレント光通信装置31の構成を示す図である。コヒーレント光通信装置31は、複数チャネルのコヒーレント光送受信器31−1〜31−Nを有する。各コヒーレント光送受信器31−1〜31−Nは、コヒーレント光受信器32とコヒーレント光送信器33を有する。コヒーレント光送受信器の変調方式としては、QPSK、PSK等、検波方式としてホモダイン検波、ヘテロダイン検波、イントラダイン検波等を用いることができる。図2において、λxは受信信号波長、λyは送信信号波長、λkは予備チャネルの波長を示す。
コヒーレント光受信器32は、局発光用光源34と、光源制御部35と、コヒーレント復調器36を有する。
局発光用光源34は可変波長光源であり、生成する局発光の波長が光源制御部35により可変制御され、コヒーレント復調器36に入力されるコヒーレント変調光の波長と同じ波長のCW(continuous wave)を出力する。可変波長光源としては、例えば、DFB(Distributed Feedback Laser)などの半導体レーザ等が使用できる。
コヒーレント復調器36は、光Add/Drop部39から出力されるコヒーレント変調信号(受信信号)を、局発光用光源34から出力される局発光に基づいて検波、復調する。また、コヒーレント復調器36は、光Add/Drop部39から入力する受信信号のエラーの有無を判定し、エラーが検出された場合に、エラー情報を光源制御部35とノード制御部40に出力する。この他に、コヒーレント復調器36とノード制御部40との間では制御情報が送受信される。
光源制御部35は、局発光用光源34の出力光の波長を設定、制御する回路である。光源制御部35は、波長を設定するための設定情報aを局発光用光源34に出力する。
光源制御部35は、コヒーレント復調器36からエラー情報を受信すると、局発光用光源34で生成する局発光の波長を予め定めてある波長(例えば、予備チャネル波長λk)に切り換える。なお、光源制御部35は、メモリ等の記憶部を有しており、例えば、通信に使用するチャネルの一部又は全部の波長情報、予備チャネル(切り換え先チャネル)の波長情報、各波長のパワーレベルに関する情報等を記憶部に記憶している。波長情報にパワーレベルに関する情報を含めても良い。
なお、ノード制御部40はコヒーレント復調器36からエラー情報を受信しているので、ノード制御部40が光源制御部35に局発光の波長の切り換えを指示するようにしても良い。この場合、ノード制御部40が光源制御部35に波長の切り換えを指示し、光源制御部35が指示された内容に基づいて局発光用光源34の局発光の波長を切り換えれば良い。あるいは、ノード制御部40が直接局発光用光源34の局発光の波長を切り換えても良い。この場合も、コヒーレント光送受信器31−1は、切り換え先チャネルに関する波長情報を他の通信装置から受信せずに自立的に波長を切り換えることができる。
コヒーレント光送信器33は、コヒーレント変調器37と送信信号光源38を有する。コヒーレント変調器37は、図示しないクライアント装置から出力されるクライアント信号を、送信信号光源38から出力される光を用いて変調し、変調したコヒーレント変調信号を光Add/Drop部39に出力する。
送信信号光源38は、送信信号を変調するための光信号を生成する可変波長光源であり、ノード制御部40により出力光の波長が制御される。
ノード制御部40は、コヒーレント復調器36からエラー情報を受信すると、送信信号光源38で生成する光信号の波長を予め定めてある予備チャネルの波長(例えば、波長λk)に切り換える。コヒーレント変調器37は、クライアント信号を送信信号光源38から出力される波長λkの光信号で変調して出力する。
上記のようにコヒーレント光送受信器31−1は、受信信号のエラーを検出したときに、自立的に局発光及び送信信号の波長を予め定めてある予備チャネルの波長に切り換えることができる。
図3は、第1の実施の形態の光ノードの構成を示す図である。図3には、説明を簡単にするために、光Add/Drop部39と1つのコヒーレント光送受信器31−1とノード制御部40を示してある。以下、図2と同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
光Add/Drop部39は、上り側の波長分割多重信号(WDM信号)が入力する波長合波器41と、入力信号を2分岐する1×2分岐器42−1、42−5と、1×2光スイッチ43−1、43−5と、波長合波器44とを有する。なお、上り側とは、図3の正面から見て左側から右側への信号の流れを指す。1×2光スイッチ43−1、43−5は、2つの入力信号の一方を選択する光スイッチである。波長合波器44は、N波長分の光信号を合波してWDM信号として出力する。
図3には、波長λ1とλ5に対応する2個の1×2分岐器42−1、42−5と、2個の1×2光スイッチ43−1、43−5のみを示している。実際にはそれぞれN個の1×2分岐器42−1〜42−Nと、N個の1×2光スイッチ43−1〜43−Nが設けられている。後述する下り側の回路についても同様である。
光Add/Drop部39は、下り側の波長分割多重信号が入力する波長分波器45と、入力信号を2分岐する1×2分岐器46−1、46−5と、1×2光スイッチ47−1、47−5と、波長合波器48とを有する。下り側とは、図3の正面から見て右側から左側への信号の流れを指す。
光Add/Drop部39は、コヒーレント送受信器31−1とのインターフェース部を有する。出力側のインターフェース部は、上り側と下り側の同じ波長の2つの光信号を結合する2×1結合器49−1、49−5と、N個の入力の内の1つを選択してコヒーレント光送受信器31−1に出力する1×N光スイッチ51を有する。入力側のインターフェース部は、コヒーレント光送受信器31−1から入力する光信号をN個の出力先の1つに出力する1×N光スイッチ52と、光信号を2分岐させる1×2分岐器50−1、50−5とを有する。
以下、光Add/Drop部39において、運用中のチャネルの波長λ1を予備チャネルの波長λ5に切り換える場合について説明する。
上り側の波長分割多重信号は、波長分波器41でN波長の光信号に分波され、それぞれの光信号が1×2分岐器42−1〜42−Nで2分岐される。1×2分岐器42−1で2分岐された波長λ1の光信号の一方は1×2光スイッチ43−1に出力され、他方は2×1結合器49−1に出力される。同様に、1×2分岐器42−5で2分岐された波長λ5の光信号の一方は光スイッチ43−5に出力され、他方は2×1結合器49−5出力される。
2×1結合器49−1は、上り側の1×2分岐器42−1で2分岐された波長λ1の光信号と、下り側の1×2分岐器46−1で2分岐された波長λ1の光信号を結合して1×N光スイッチ51に出力する。
2×1結合器49−5は、上り側の1×2分岐器42−5で2分岐された波長λ5の光信号と、下り側の1×2分岐器46−5で2分岐された波長λ5の光信号を結合して1×N光スイッチ51に出力する。
1×N光スイッチ51は、通常動作時は、2×1結合器49−1〜49−Nから出力される複数の光信号の内、現用チャネルの波長λ1の光信号を選択してコヒーレント光受信器32に出力する。
1×N光スイッチ51は、光Add/Drop部39で受信信号のエラーが検出されると又はノード制御部40からエラー情報を受信すると、2×1結合器49−5から出力される予備チャネルの波長λ5の光信号を選択してコヒーレント復調器36に出力する。これにより、光Add/Drop部39は、エラーが発生した場合に、現用チャネルから予備チャネル(例えば、波長λ5)に切り換え、予備チャネルの波長の光信号をコヒーレント復調器36に出力することができる。
コヒーレント光送信器33から入力する光信号についても同様である。1×N光スイッチ52は、通常動作時は、コヒーレント変調器37から出力される光信号の出力先として波長λ1に対応する1×2分岐器50−1選択する。エラー情報を受信すると、1×N光スイッチ54は、コヒーレント変調器37の出力信号の出力先として波長λ5に対応する1×2分岐器50−5を選択する。これにより、光Add/Drop部39は、運用中のチャネルにエラーが検出された場合、コヒーレント変調器37の出力信号の出力先を予備チャネル(例えば、波長λ5)に切り換えることができる。
図3の光Add/Drop部39は、コヒーレント光送受信器31−1とのインターフェースとしてN個の入力から1つを選択する1×N光スイッチ51、52を用いているので、Nチャネルの内の任意の空きチャネルを予備チャネルとして使用することができる。
図4は、第1の実施の形態の光ノードの他の構成を示す図である。以下、図2及び図3と同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
図4の光Add/Drop部55が、図3の光Add/Drop部39と異なる点は、コヒーレント光送受信器31−1のインターフェース部分に1×2光スイッチ56、57を用いている点である。
運用中のチャネルと予備チャネルが予め決められている場合には、2入力(又は2出力)の1×2光スイッチ56、57を用いることで光Add/Drop部55の回路構成を簡素にできる。
上述した第1の実施の形態によれば、光回線の障害等により光信号が受信できない場合に、受信側及び送信側のコヒーレント光送受信器が自立的に局発光と送信信号の波長を、予め定めた予備チャネル(切り換え先チャネル)の波長に切り換えることができる。これにより、送信側及び受信側のコヒーレント光送受信器は予備チャネルの波長で互いに通信することができ、短時間で障害を回復することができる。また、切り換え先のチャネルの波長情報等を相手のコヒーレント光送受信器に送信する必要が無いので、波長情報を得るための処理が不要となり処理を簡素化できる。
次に、図5は、第2の実施の形態のコヒーレント光通信装置61の構成を示す図である。図5において、図2と同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
図5において、コヒーレント光通信装置61は、複数チャネルのコヒーレント光送受信器61−1〜61−Nを有する。各コヒーレント光送受信器61−1〜61−Nはそれぞれコヒーレント受信器62とコヒーレント送信器63を有する。
図5のコヒーレント光通信装置61は、光源制御部64が、局発光用光源34と送信信号光源38の両方の波長の設定を行うことを1つの特徴としている。
コヒーレント復調器36においてエラーが検出されると、エラー情報が光源制御部64とノード制御部40に通知される。光源制御部64は、エラー情報を受信すると、局発光用光源34の局発光の波長を予め定めてある波長(例えば、予備チャネル波長λk)に切り換える。また、ノード制御部40は、送信信号光源38の出力光の波長を予め定めてある波長(例えば、予備チャネルの波長λk)に切り換える。
これにより、例えば、障害が発生して送信側で光信号の波長を予め定めてある波長に切り換えた場合でも、受信側で局発光の波長を同じ波長に切り換えることで通信を再開することができる。また、送信信号の波長も送信側と同じ波長に切り換えることができる。
この第2の実施の形態によれば、光回線の障害等が発生した場合に、受信側及び送信側のコヒーレント光送受信器61−1が自立的に局発光と送信信号の波長を、予め定めたチャネルの波長に切り換えることができる。さらに、局発光用光源34と送信信号光源38の波長の切り換えを1つの光源制御部64が行っているので、コヒーレント光送受信器61−1の回路構成を簡素にできる。
次に、図6は、第3の実施の形態のコヒーレント光通信装置71の構成を示す図である。図6おいて、図2と同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
図6において、コヒーレント光通信装置71は、nチャネル分のコヒーレント光送受信器71−1〜71−Nを有する。各コヒーレント光送受信器71−1〜71−Nは、それぞれコヒーレント光受信器72とコヒーレント光送信器73を有する。
コヒーレント光受信器72は、第1局発光用光源74と、第2局発光用光源75と、光源制御部76と、2×1光スイッチ77と、コヒーレント復調器36を有する。
第1局発光用光源74は受信信号を復調するための局発光を生成する可変波長光源である。第2局発光用光源75は、切り換え先チャネルの局発光を生成する可変波長光源である。第1局発光用光源74と第2局発光用光源75は、それぞれ光源制御部76により局発光の波長が制御される。
コヒーレント復調器36は、光Ado/Drop部39から出力されるコヒーレント変調信号を、2×1光スイッチ77で選択された局発光を用いて復調してクライアント装置に出力する。また、コヒーレント復調器36、受信信号のエラーを検出したとき、エラー情報を光源制御部76とノード制御部40に出力する。
光源制御部76は、第1局発光用光源74と第2局発光用光源75の局発光の波長の設定、2×1光スイッチ77の切り換え制御等を行う。
光源制御部76は、メモリ等の記憶部を有し、第1局発光用光源74と第2局発用光源75の局発光の波長を設定するための波長情報、局発光のパワーレベルを設定するための情報等を記憶部に記憶している。そして、記憶部に記憶してある情報を用いて第1局発光用光源74と第2局発光用光源75の局発光の波長及び出力パワーレベルを設定するための設定信号b1、b2をそれぞれ出力する。
光源制御部76は、通常動作時は(エラーが検出されていないとき)、光スイッチ77に第1局発光用光源74の出力光を選択させる選択信号を出力する。コヒーレント復調器36からエラー情報を受信したときには、光源制御部76は2×1光スイッチ77に第2局発光用光源75の出力光を選択させる選択信号を出力する。
2×1光スイッチ77は、光源制御部76から出力される選択信号に基づいて、第1局発光用光源74の出力光と第2局発用光源75の出力光の一方を選択してコヒーレント復調器36に出力する。
ノード制御部40は、送信信号光源38の出力光の波長の制御を行っている。ノード制御部40は、コヒーレント復調器78からエラー情報を受信すると、送信信号光源38の出力光の波長を予め定めらた波長(例えば、予備チャネル波長λk)に切り換える。ノード制御部40は、このとき送信信号光源38の信号光の波長を設定するための設定信号b3を出力する。これにより、送信信号光源38の出力光の波長はλyから予備チャネル波長λkに切り替わる。
この第3の実施の形態によれば、光回線の障害等が発生した場合に、受信側と送信側のコヒーレント光送受信器81−1〜81−Nが自立的に局発光と送信信号の波長を、予め定めたチャネルの波長に切り換えることができる。これにより送信側と受信側の通信を再開できる。さらに、コヒーレント光受信器72が第1局発光用光源74と第2局発光用光源75の2つの光源を有しているので、障害発生時に波長を短時間で切り換えることができる。
次に、図7は、第4の実施の形態のコヒーレント光通信装置81の構成を示す図である。図7において、図6と同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
コヒーレント光通信装置81は、Nチャネル分のコヒーレント光送受信器81−1〜81−Nを備える。各コヒーレント光送受信器81−1〜81−Nは、それぞれコヒーレント光受信器82とコヒーレント光送信器83を有する。
コヒーレント光受信器82は、第1局発光用光源74と、第2局発光用光源75と、光源制御部84と、2×1光スイッチ77と、コヒーレント復調器36とを有する。
第1局発光用光源74は、現用チャネルの局発光を生成する可変波長光源である。第2局発光用光源75は、切り換え先チャネルの局発光を生成する可変波長光源である。これらの第1局発光用光源74と第2局発光用光源75は、光源制御部84により波長が制御される。
コヒーレント光送信器83は、コヒーレント変調器37と、第1送信信号光源85と、第2送信信号光源86と、2×1光スイッチ87とを有する。
第1送信信号光源85は、送信信号を変調するための現用チャネルの光信号を生成する可変波長光源である。第2送信信号光源86は、切り換え先チャネルの光信号を生成する可変波長光源である。これら第1送信信号光源85と第2送信信号光源86は、光源制御部84により波長が制御される。
2×1光スイッチ87は、光源制御部84からの指示に従って、第1送信信号光源85と第2送信信号光源86の出力光の一方を選択してコヒーレント変調器37に出力する。
光源制御部84は、第1局発光用光源84と第2局発光用光源85並びに第1送信信号光源85と第2送信信号光源86の出力光の波長の設定、2×1光スイッチ77及び87の切り換え制御等を行う。
光源制御部84はメモリ等の記憶部を有し、第1局発光用光源74と第2局発用光源75の局発光の波長とそれぞれの波長のパワーレベルを示す情報等を記憶部に記憶している。同様に、光源制御部84は、第1送信信号光源85と第2送信信号光源86で生成する光信号の波長を設定するための波長設定情報とそれぞれの波長のパワーレベルを示す情報等を記憶部に記憶している。そして、記憶部に記憶してあるそれらの情報を用いて第1局発光用光源74と第2局発光用光源75並びに第1送信信号光源85と第2送信信号光源86の出力光の波長と出力パワーレベルを制御する。
光源制御部84は、通常動作時は(受信信号のエラーが検出されていないとき)、2×1光スイッチ77に第1局発光用光源74の出力光を選択させる選択信号を出力する。また、光源制御部86は、2×1光スイッチ87に第1送信信号光源85を選択させる選択信号を出力する。
エラー情報を受信したときには、光源制御部84は2×1光スイッチ77に第2局発光用光源75の出力光を選択させる選択信号を出力する。また、光源制御部84は、2×1光スイッチ87に第2送信信号光源86を選択させる選択信号を出力する。
すなわち、受信信号のエラーが検出されたときには、コヒーレント光受信器82の2×1光スイッチ77は予備チャネルの波長の局発光を選択してコヒーレント復調器36に出力する。これにより、コヒーレント復調器36は、受信信号を予備チャネルの波長の局発光で復調することができる。同様に、コヒーレント光送信器83の2×1光スイッチ87は、予備チャネルの波長の光を選択してコヒーレント変調器37に出力する。これにより、コヒーレント変調器37は、クライアント信号を予備チャネルの波長の光信号で変調して光Add/Drop部39に出力することができる。
なお、上記の例では、受信信号のエラーが検出された場合に、光源制御部84が2×1光スイッチ77及び87の切り換えを行うものとして説明したが、ノード制御部40が光源制御部84に指示して光スイッチ77及び87の切り換えを行うようにしても良い。あるいは、ノード制御部40が直接各光源の波長を切り換えても良い。
次に、図8は、第4の実施の形態の光ノードの構成を示す図である。図8には、説明を簡単にするために、光Add/Drop部39と1つのコヒーレント光送受信器31−1とノード制御部40を示してある。図8において、図3及び図7と同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
光Add/Drop部39の1×N光スイッチ51は、通常動作時は、2×1結合器49から出力される現用チャネルの波長λ1の光信号を選択してコヒーレント光受信器82に出力する。エラー情報を受信すると、1×N光スイッチ51は、2×1結合器49−5から出力される予備チャネルの波長λ5の光信号を選択するように切り換えられ、波長λ5の光信号をコヒーレント復調器36に出力する。これにより、光Add/Drop部39は、受信信号のエラーが検出された場合に、現用チャネルから予備チャネル(例えば、波長λ5)に切り換え、予備チャネルの光信号をコヒーレント復調器36に出力することができる。
図8の光Add/Drop部39は、コヒーレント光送受信器31−1とのインターフェースとしてN個の入力から1つを選択する1×N光スイッチ51、54を有しているので、Nチャネルの内の任意の空きチャネルを予備チャネルとして使用することができる。
図9は、第4の実施の形態の光ノードの他の構成を示す図である。この光ノードは、図8の出力チャネルの切り換えを行うインターフェース部をコヒーレント光送受信器側に設けたものである。以下の説明では、図7及び図8と同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
図9の光Add/Drop部90は、図8の光Add/Drop部39のインターフェース部の回路を除いたものと同じである。
コヒーレント光送受信器91−1は、光Add/Drop部90とのインターフェース部となる2×1光スイッチ92と、送受信制御部93と、1×2分岐器93と、コヒーレント光受信器82と、コヒーレント光送信器83とを有する。
2×1光スイッチ92は、波長λ1の光信号と予備チャネルの波長λ5の光信号の一方をコヒーレント復調器36に出力する。2×1光スイッチ92のスイッチの切り換えは送受信制御部93により行われる。2×1光スイッチ92は、運用状態のときは、波長λ1の光信号を選択してコヒーレント復調器36に出力している。
1×2分岐器93は、コヒーレント復調器37から出力される光信号を2分岐して波長λ1の光信号が伝送されるチャネルと、波長λ5の予備チャネルの光信号が伝送されるチャネルに出力する。
コヒーレント復調器36は、受信信号のエラーを検出すると、エラー情報を光源制御部84、ノード制御部40及び送受信制御部93に出力する。
送受信制御部93は、コヒーレント復調器36からエラー情報を受信すると、波長λ5の光信号を選択するように2×1光スイッチ92を制御する。これにより、2×1光スイッチ92からは、予備チャネルの波長λ5の光信号がコヒーレント復調器36に出力される。
このとき、前述したように2×1光スイッチ77は、第2局発光用光源75の出力光(例えば、波長λ5の局発光)を選択しているので、コヒーレント復調器36は、波長λ5の局発光を用いて受信信号を復調することができる。
同様に、コヒーレント変調器37において、第2送信信号光源86の波長λk(例えば、波長λ5)の信号光を用いてクライアント信号の変調が行われる。コヒーレント変調器37の出力信号は波長λ5のチャネルに送出される。
上述した第4の実施の形態によれば、光回線等に障害が発生した場合でも、受信側と送信側のコヒーレント光送受信器が、それぞれ自立的に局発光と送信信号の波長を、予め定めたチャネルの波長に切り換えることができる。これにより、送信側と受信側の通信を再開できる。また、例えば、コヒーレント光送受信器91−1に2×1光スイッチ92、1×2分岐器93等を設けることで、光Add/Drop部90とのインターフェース回路を実現できる。
さらに、この第4の実施の形態は、コヒーレント光受信器82が、第1局発光用光源74と第2局発光用光源75を備え、コヒーレント光送信器83が第1送信信号光源85と第2送信信号光源86を備えている。従って、受信信号のエラーを検出したときに、局発光と送信信号の波長を予め定めたチャネルの波長に短時間で切り換えることができる。
図10は、第5の実施の形態のコヒーレント光通信装置101の構成を示す図である。以下の説明では、図2と同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
第5の実施の形態は、予備の局発光を生成する光源と、予備の送信信号用の光源を共通化したものである。
図10において、コヒーレント光受信器101−1は、コヒーレント光受信器102とコヒーレント光送信器103を有する。コヒーレント光受信器102は、局発光用光源34と、共通光源104と、光源制御部105と、2×1分岐器106と、2×1光スイッチ107と、コヒーレント復調器36を有する。
共通光源104は、受信信号のエラーが検出されたとき、切り換え先チャネルの局発送と、送信信号の切り換え先チャネルの光信号を生成する可変波長光源である。共通光源104の出力光は、2×1分岐器106で2分岐され、2×1光スイッチ107と、2×1光スイッチ108に出力される。
2×1光スイッチ107は、局発光用光源34から出力される局発光と、共通光源104から出力される波長λkの局発光の一方を選択してコヒーレント復調器36に出力する。コヒーレント復調器36は、2×1光スイッチ107において選択された局発光に基づいて光Add/Drop部39から受信するコヒーレント変調光を復調する。
コヒーレント送信器103は、送信信号光源38と、2×1光スイッチ108と、コヒーレント変調器37とを有する。
2×1光スイッチ108は、送信信号光源38から出力される波長λyの光信号と、共通光源104から出力される波長λkの光信号の一方を選択してコヒーレント変調器37に出力する。コヒーレント変調器37は、2×1光スイッチ108で選択された光信号に基づいてクライアント信号を変調して光Add/Drop部39に出力する。
光源制御部105は、障害が発生していないときには、局発光用光源34から出力される波長λxの局発光を選択して出力するように2×1光スイッチ107を制御する。
エラー情報を受信すると、光源制御部105は、共通光源104から出力される波長λkの局発光を選択して出力するように2×1光スイッチ107を制御する。これにより、障害発生時には、コヒーレント復調器36は、予備チャネルの波長λkの局発光を用いて復調を行うことができる。
また、光線制御部105は、エラー情報を受信したとき、必要に応じて共通光源104から出力される波長λkの光信号を選択して出力するように2×1光スイッチ108を制御する。これにより、障害発生時には、コヒーレント変調器37は、予備チャネルの波長λkの光信号を用いてクライアント信号を変調することができる。
上述した第5の実施の形態によれば、光回線等に障害が発生して受信信号のエラーが検出された場合に、受信側及び送信側のコヒーレント光送受信器91−1が自立的に局発光と送信信号の波長を、予め定めた予備チャネルの波長に切り換えることができる。これにより、送信側と受信側の通信を再開できる。また、必要に応じてクライアント信号を予備チャネルの波長の光信号に変調して送信することができる。
また、第5の実施の形態は、コヒーレント光受信器102とコヒーレント光送信器103で共通の光源を用いているので回路を簡素化できる。
図11は、第6の実施の形態のコヒーレント光通信装置111の構成を示す図である。第6の実施の形態は、複数のコヒーレント光送受信器111−1〜111−Nに対して1つの共通光源114を設けたものである。以下の説明では、図2及び図10のブロックと同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。
コヒーレント光通信装置111は、複数チャネルのコヒーレント光送受信器111−1〜111−Nを有する。コヒーレント光送受信器111−1は、コヒーレント光受信器112とコヒーレント光送信器113を有する。図11には、コヒーレント光送受信器111−1の構成のみを示してあるが、他のコヒーレント光送受信器111−2〜111−Nも同様の構成を有する。
複数のコヒーレント光送受信器111−1〜111−Nに対して1組の共通光源114と、共通光源114の出力光をN分岐する1×N分岐器115と、共通光源制御部116が設けられている。
共通光源制御部116は、各コヒーレント光通信装置111−1〜111−Nの光源制御部105又はノード制御部40から出力される制御情報に基づいて共通光源114で生成する光信号の波長を設定する。共通光源制御部116は、例えば、エラーが発生した場合に、共通光源114の出力光の波長を予備チャネルの波長λkに設定する。このλkの波長の光信号は、1×N分岐器115でN分岐され各コヒーレント光送受信器111−1〜111−Nの2×1分岐器106に出力される。
光源制御部105は、コヒーレント復調器36からエラー情報を受信すると、2×1分岐器106の出力、すなわち、共通光源114の出力を選択するように2×1光スイッチ107を制御する。その結果、2×1光スイッチ107からは、共通光源114の出力光である波長λkの光信号がコヒーレント復調器36に出力される。そして、コヒーレント復調器36において、受信信号が予備チャネルの波長λkの局発光を用いて復調される。
コヒーレント光送信器113においても、同様に共通光源114の出力光を用いてクライアント信号を変調することができる。これにより、障害が発生した場合などに必要応じて送信信号の波長を予備チャネルの波長に切り換えることができる。
上述した第6の実施の形態によれば、光回線等に障害が発生した場合でも、受信側及び送信側のコヒーレント光送受信器111−1〜111−Nが自立的に局発光と送信信号の波長を、予め定めたチャネルの波長に切り換えることができる。これにより、送信側と受信側の通信を再開できる。さらに、複数のコヒーレント光送受信器111−1〜111−Nに対して共通の光源114を用いることで、コヒーレント光通信装置全体の回路を簡素にできる。
図12は、第7の実施の形態の光ノードの構成を示す図である。この第7の実施の形態は、コヒーレント受信器122とコヒーレント変調器37の光源を共通化し、さらに、共通光源104の出力光の波長の制御をノード制御部40が行うものである。
以下の説明では、図10のブロックと同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。光ノードは複数のコヒーレント光送受信121を有するが、説明を簡単するために、図12には1つのコヒーレント光送受信器121を示してある。
図12に示す光ノードは、光Add/Drop部39と、コヒーレント光送受信器121と、ノード制御部40を有する。
コヒーレント光送受信器121の構成は、基本的には図10のコヒーレント光送受信器101−1と同じである。異なる点は、コヒーレント復調器36の代わりに、コヒーレント受信器122とエラーモニタ123を有する点である。
コヒーレント受信器122は、光Add/Drop部39から受信するコヒーレント変調信号を局発光を用いて復調すると共に、エラー情報をエラーモニタ123に出力する。エラーモニタ123は、コヒーレント受信器122から出力される情報を監視し、エラー情報を受信すると、ノード制御部40にエラーの発生を通知する。
ノード制御部40は、局発光用光源34の局発光の波長を設定する機能、共通光源104の出力光の波長を設定する機能、送信信号光源38の出力光の波長を設定する機能を有する。さらに、ノード制御部40は、受信器側の2×1光スイッチ77を切り換える機能と、送信器側の2×1光スイッチ108を切り換える機能を有する。
ノード制御部40は、エラーモニタ123からエラーが通知されると、共通光源104に予備チャネルの波長λkを設定する信号を出力する。さらに、2×1光スイッチ77と108に共通光源104の出力光の選択を指示する信号を出力する。
2×1光スイッチ77は、共通光源104の出力光を選択してコヒーレント受信器122に出力する。これにより、コヒーレント受信器122は、予備チャネルの波長λkの局発光を用いてコヒーレント変調信号を復調することができる。
同様に、送信器側の2×1光スイッチ108は、2×1分岐器106の出力を選択してコヒーレント変調器37に出力される。これにより、コヒーレント変調器37は、クライアント信号を予備チャネルの波長λkの光で変調することができる。
上述した第7の実施の形態によれば、光回線の障害等が発生した場合に、受信側と送信側のコヒーレント光送受信器121が、それぞれ自立的に局発光と送信信号の波長を、予め定めたチャネルの波長に切り換えることができる。これにより送信側と受信側の通信を再開できる。さらに、コヒーレント光送信器と光受信器で共通光源104を使用しているので、障害発生時に波長を短時間で切り換えることができる。また、ノード制御部40が、共通光源104の波長を切り換える機能を有しているので、コヒーレント光送受信器121に光源制御部を設ける必要が無く、コヒーレント光送受信器121の回路を簡素にできる。
図13は、第8の実施の形態の光ノードの構成を示す図である。この第8の実施の形態は、光受信器と光送信器がそれぞれ予備チャネル光源を有し、予備チャネル光源の波長の設定をノード制御部40が行うものである。
以下の説明では、図8(第4の実施の形態)のブロックと同じブロックには同じ符号を付けてそれらの説明を省略する。なお、光ノードは複数のコヒーレント光送受信器131を有するが、図13には1つのチャネルのコヒーレント光送受信器131だけを示してある。
図13に示す光ノードは、光Add/Drop部39と、コヒーレント光送受信器131と、ノード制御部40を有する。光Add/Drop部39は、図8の光Add/Drop部39と同じである。
受信器側の予備チャネル光源132は、切り換え先チャネルの波長の局発光を生成する
可変波長光源であり、図8の第2局発光用光源75に対応する。送信器側の予備チャネル光源133は、送信信号を変調するときの切り換え先チャネルの光信号を生成する可変波長光源であり、図8の第2送信信号光源86に対応する。
コヒーレント復調器36は、光Add/Drop部39から受信するコヒーレント変調信号を局発光を用いて復調すると共に、受信信号のエラーの有無を判定する。コヒーレント復調器36は、エラーを検出したとき、エラー情報をノード制御部40に出力する。
ノード制御部40は、第1局発光用光源34と予備チャネル光源132の出力光の波長を設定する機能、第1送信信号光源85と予備チャネル光源133の出力光の波長を設定する機能を有する。さらに、ノード制御部40は、受信器側の2×1光スイッチ77が選択する局発光と、送信器側の2×1光スイッチ87が選択する送信信号用の光信号を切り換える機能を有する。
ノード制御部40は、第1局発光用光源74に対して現用チャネルの局発光の波長を設定するための信号を出力すると共に、予備チャネル光源132に対して予備チャネルの局発光の波長を設定するための信号を出力する。また、ノード制御部40は、第1送信信号光源85に対して現用チャネルの波長を設定するための信号を出力すると共に、予備チャネル光源133に対して予備チャネルの波長を設定するための信号を出力する。
ノード制御部40はメモリ等の記憶部を有し、第1局発光用光源74、予備チャネル光源132、第1送信信号光源85及び予備チャネル光源133の出力光の波長とパワーレベルを設定するための情報を予め記憶部に記憶している。例えば、第1局発光用光源74に設定される局発光の波長はλxであり、予備チャネル光源132に設定される波長はλkである。また、第1送信信号光源85に設定される波長はλyであり、予備チャネル光源113に設定される波長はλjである。
ノード制御部40は、コヒーレント復調器36からエラー情報を受信すると、受信器側の2×1光スイッチ77を予備チャネル光源132の出力光を選択するように切り換える。同時に、送信器側の2×1光スイッチ87を予備チャネル光源133の出力光を選択するように切り換える。
ノード制御部40が2×1光スイッチ77及び87を上記のように切り換えることで、コヒーレント復調器36は、予備チャネルの波長λkの局発光を用いてコヒーレント変調信号を復調することができる。また、コヒーレント変調器37は、予備チャネルの波長λjの光信号を用いてクライアント信号を変調することができる。
上述した第8の実施の形態によれば、光回線の障害等が発生した場合に、受信側と送信側のコヒーレント光送受信器61−1が自立的に局発光と送信信号の波長を、予め定めた切り換え先チャネルの波長に切り換えることができる。これにより送信側と受信側の通信を再開できる。さらに、予備チャネル光源132及び133を有しているので、障害発生時に波長を短時間で切り換えることができる。また、ノード制御部40が、局発光と送信信号の波長を切り換える機能を有するので、コヒーレント光送受信器131に光源制御部を設ける必要が無く、コヒーレント光送受信器131の回路を簡素にできる。
次に、図14は、1つの局発光用光源と送信信号光源を有するコヒーレント光送受信器における波長切り換え処理のフローチャートである。以下の処理は、例えば、コヒーレント光送受信器のCPUにより実行、又はハードウェアにより実現される。
入力信号のエラーを検出すると(S11)、例えば、光Add/Drop部39の制御部(CPU)は、光スイッチを予備チャネル側に切り換える(S12)。ステップS11の処理では、例えば、図2のコヒーレント復調器36が、受信信号のエラーの有無を判定し、エラーの検出結果を光Add/Drop部39と光源制御部35とノード制御部40に通知する。光Add/Drop部39は、エラーが検出されたことが通知されると、光スイッチを予備チャネル側に切り換え、予備チャネルの光信号をコヒーレント光送受信器31−1に出力する。
コヒーレント光送受信器の光源制御部35又はノード制御部40は、受信信号のエラーが通知されると、局発光用光源34へ予め決められた予備チャネルの波長及びパワーレベルを指定するパラメータを設定して局発光の波長を切り換える(S13)。局発光用光源34に予備チャネルの波長及びパワーレベルを設定するためのパラメータデータは、例えば、光源制御部35又はノード制御部40のメモリ等の記憶部に予め記憶されている。
次に、光源制御部35又はノード制御部40が、送信信号光源38に予め決められた予備チャネルの波長及びパワーレベルを指定するためのパラメータを設定し、送信信号用の光信号の波長を切り換える(S14)。送信信号光源38に予備チャネルの波長及びパワーレベルを設定するためのパラメータデータは、例えば、光源制御部35又はノード制御部40のメモリ等に予め記憶されている。
次に「Wait_1」の処理を実行し一定時間待ち(S15)、エラーが解除されたか否かを判別する(S16)。エラーが解除されていないときには(S16、NO)、ステップS17に進み、光信号が断の状態(LOL)か否かを判別する。
光信号が断の状態ではないとき(S17、NO)、つまり他の通信装置から光信号を受信しているときには、ステップS18に進み、一定時間T秒が経過したか否かを判別する。
T秒が経過していなければ(S18、NO)、ステップS15以降の処理を繰り返す。
他方、T秒経過した場合には(S18、YES)、ステップS19に進み、アラームを設定する。
ステップS17において光信号が断の状態と判別されたときには(S17、YES)、ステップS20に進み、一定時間Y秒が経過したか否かを判別する。
光信号が断の状態で、かつY秒経過した場合には(S20、YES)、ステップS19に進み、アラームを設定する。
上述した処理によれば、受信信号のエラーを検出したときに、受信側と送信側のコヒーレント光送受信器が、それぞれ自立的に局発光と送信信号の波長を予め定めらている予備チャネルの波長に切り換えることができる。これにより、通信回線等に障害が発生した場合でも、送信側と受信側との間の通信を短時間で再開することができる。
図15(A)、(B)は、光源制御部のパラメータデータの一例を示す図(1)である。図15(A)は、温度と電流値により可変波長光源の波長を制御する場合の温度と電流値をパラメータデータとして示している。図15(B)は、可変波長光源に供給する電流を制御して波長を可変制御する場合の電流値をパラメータデータとして示している。
例えば、光源制御部35の記憶部には、上記の図15(A)又は(B)に示すパラメータデータ、すなわち、全チャネル(予備チャネルを含む)の波長と電流値(又は温度と電流値)が対応付けて記憶されている。
光源制御部35は、チャネルch1の波長の局発光を生成したい場合には、記憶部に記憶されているチャネルch1に対応する電流値を取得する。そして、取得した電流値の電流を局発光用光源34に供給する。これにより、局発光用光源34からはチャネルch1の波長の局発光が出力される。
また、光源制御部35は、エラー情報を受信したときには、記憶部に記憶されている予備チャネルの電流値を取得し、その電流を局発光用光源34に供給する。これにより、局発光用光源34からは予備チャネルの波長の局発光が出力される。
なお、上記の例では、光源制御部35の記憶部に全チャネルの波長と電流値(又は温度と電流値)を記憶しているが、必ずしも全てのチャネルの波長情報(波長を設定するための情報)を記憶する必要はない。切り換え先チャネルを含む一部のチャネルの波長情報を記憶部に記憶するようにしても良い。
図16は、2つの局発光用光源と送信信号光源を有するコヒーレント光送受信器における波長の切り換え処理のフローチャートである。以下の処理は、例えば、コヒーレント光送受信器のCPUにより実行、又はハードウェアにより実現される。
入力信号のエラーが検出されると(S31)、例えば、光Add/Drop部39の制御部(CPU)は、光スイッチを予備チャネル側に切り換える(S32)。ステップS32の処理では、例えば、図7のコヒーレント復調器36が、受信信号のエラーの有無を判定し、エラーの検出結果を光Add/Drop部39と光源制御部35に通知する。光Add/Drop部39は、エラーが検出されたことが通知されると、光スイッチを予備チャネル側に切り換え、予備チャネルの光信号をコヒーレント光送受信器31−1に出力する。
コヒーレント光送受信器の光源制御部(例えば、図7の光源制御部84)又はノード制御部(例えば、図7のノード制御部40)は、2つの局発光用光源と2つの送信信号光源の出力光の波長を設定する(S33)。
エラーが検出された場合に、光源制御部又はノード制御部は、2つの局発光用光源の内の予備チャネルの局発光を生成する局発光用光源を選択するように2×1光スイッチを切り換え、局発光の波長の切り換えを行う(S34)。ステップS34の処理では、例えば、図7の光源制御部84又はノード制御部40が、予備チャネルの波長λkの局発光を生成する第2局発光用光源75を選択するように2×1光スイッチ77を切り換える。
エラーが検出された場合に、光源制御部又はノード制御部は、2つの送信信号光源の内の予備チャネルの送信信号用の光信号を生成する送信信号光源を選択するように2×1光スイッチを切り換え、送信信号の波長の切り換えを行う(S35)。このステップS35の処理では、例えば、図7の光源制御部84又はノード制御部40が、予備チャネルの波長λjの光信号を生成する第2送信信号光源86を選択するように2×1光スイッチ87を切り換える。
次に、「Wait_1」の処理を実行し一定時間待つ(S36)。その後、エラーが解除されたか否かを判別する(S37)。エラーが解除されていない場合には(S37、NO)、ステップS38に進み、光信号が断の状態か否かを判別する。
光信号が断の状態でなければ(S38、NO)、ステップS39に進み、T秒(一定時間)経過したか否かを判別する。T秒経過していないときには(S39、NO)。ステップS36以降の処理を繰り返す。他方、T秒以上経過したときには、ステップS40に進み障害が発生したことを通知するためにアラームを設定する。
ステップS38において、光信号が断の状態と判定されたときには(S38、YES)、ステップS41に進み、Y秒(一定時間)経過したか否かを判別する。Y秒経過していなければ(S41、NO)、ステップS38の判別を繰り返す。他方、Y秒経過したときには(S41,YES)、ステップS40に進み、障害が発生したことを通知するためにアラームを設定する。
上述した処理により、受信信号のエラーを検出した場合に、受信側及び送信側のコヒーレント光送受信器が自立的に局発光の波長を予め定められている予備チャネルの波長に切り換えることができる。これにより、通信回線に障害が発生した場合でも、送信側と受信側との間の通信を短時間で再開することができる。
図17(A)、(B)は、光源制御部に記憶されるパラメータデータの一例を示す図(2)である。図17(A)は、第1局発光用光源74の波長を制御するためのパラメータデータを示している。図17(B)は、第2局発光用光源75の波長を制御するためのパラメータデータを示している。
図17(A)、(B)のパラメータデータは、各チャネル(予備チャネルを含む)の波長と温度と電流値と出力値とを対応づけたデータである。図17(A)、(B)には、56チャネル分のパラメータデータを示してある。これらのパラメータデータは、光源制御部76(又はノード制御部40)のメモリ等の記憶部に記憶される。
なお、図17(A)と図17(B)では、同じ波長でも温度、電流値、出力値が異なっているが、これは2つの局発光用光源の特性が異なっているためである。
光源制御部76は、エラー情報を受信したときには、記憶部に記憶されている、予め決められている予備チャネルに対応する電流値(又は温度と電流値と出力値)を取得し、その電流を第1局発光用光源34に供給する。これにより、局発光用光源34からは予備チャネルの波長の局発光が出力される。
なお、光源制御部76の記憶部には、必ずしも全チャネルのパラメータデータを記憶する必要はない。光源制御部76の制御対象チャネルが限定されている場合には、必要なチャネル数分のパラメータデータを記憶すれば良い。また、記憶部には、波長、温度、電流値、出力値の全てパラメータデータを記憶する必要はなく、それらのデータの内の必要なデータを記憶すれば良い。
次に、図18は、コヒーレント光送受信器が1つの局発光用光源と送信信号光源を有し、ノード制御部が局発光用光源と送信信号光源の波長の切り換えを行う場合のフローチャートである。以下の処理は、例えば、コヒーレント光送受信器のCPUにより実行、又はハードウェアにより実現される。以下、図2のコヒーレント光送受信器31−1とノード制御部40を例にとり説明する。
コヒーレント復調器36は入力信号のエラーの検出を行う(S51)。エラーを検出した場合には、ノード制御部40に通知する(S52)。
ノード制御部40は、受信信号のエラーが検出されたときには、光Add/Drop部39の光スイッチを予備チャネル側に切り換える(S53)。
ノード制御部40は、受信信号のエラーが検出されたときには、局発光用光源34へ予め決められた予備チャネルの波長等を指定する設定パラメータを設定し、局発光の波長の切り換えを行う(S54)。
ノード制御部40は、受信信号のエラーが検出されたときには、送信信号光源へ予め決められた予備チャネルの波長等を示すパラメータを設定し、送信信号の波長を切り換える(S55)。
次に、「Wait_1」の処理を実行し一定時間待つ(S56)。その後、エラーが解除されたか否かを判別する(S57)。エラーが解除された場合には(S57、YES)、つまり予備チャネルの波長に切り換えた結果、通信が可能となった場合には、処理を終了する。
エラーが解除されなかった場合には(S57、NO)、ステップS58に進み、光信号が断の状態か否かを判別する。ステップS58において、光信号が断の状態ではないと判定されたときには(S58、NO)、ステップS59に進み、一定時間T秒経過したか否かを判別する。T秒経過したときには(S59、YES)、ステップS60に進み、障害の発生を通知するためにアラームを設定する。
ステップS58において、光信号が断の状態と判定されたときには(S58、YES)、ステップS61に進み、一定時間Y秒経過したか否かを判別する。
Y秒経過していないときには(S61、NO)、ステップS58に戻り光信号の断か否かの判定を実行する。Y秒以上経過しているときには(S61、YES)、ステップS60に進み、アラームを設定する。
上述した処理により、受信信号のエラーを検出した場合に、受信側及び送信側のコヒーレント光送受信器が自立的に局発光の波長を予め定めらている予備チャネルの波長に切り換えることができる。これにより、通信回線に障害が発生した場合でも、送信側と受信側との間の通信を短時間で再開することができる。この場合、コヒーレント光送受信器には、1つの局発光用光源と1つの送信信号光源を設けただけであるので、コヒーレント光送受信器の回路の構成は簡素になる。
次に、図19は、コヒーレント光送受信器が2つの局発光用光源と2つの送信信号光源を有し、ノード制御部が、コヒーレント光送受信器の光スイッチを切り換えて局発光と送信信号の波長を切り換える場合のフローチャートである。以下の処理は、例えば、コヒーレント光送受信器のCPUにより実行、又はハードウェアにより実現される。以下、図7のコヒーレント光送受信器81−1とノード制御部40を例にとり説明する。
コヒーレント復調器36は入力信号のエラーの検出を行う(S71)。エラーを検出した場合には、ノード制御部40に通知する(S72)。
ノード制御部40は、受信信号のエラーが通知されると、光Add/Drop部39の光スイッチを予備チャネル側に切り換える(S73)。
ノード制御部40は、第2局発光用光源75と第2送信信号光源86に予備チャネルのパラメータデータを設定する(又は予備チャネルのパラメータデータを予め設定しておく)。
ノード制御部40は、受信信号のエラーが通知されると、コヒーレント光受信器82の2×1光スイッチ77を予備チャネル側に切り換え、局発光の波長を予備チャネルの波長に切り換える(S75)。
ノード制御部40は、受信信号のエラーが通知されると、コヒーレント光送信器83の2×1光スイッチ87を予備チャネル側に切り換え、送信信号を変調するための光信号の波長を予備チャネルの波長に切り換える(S76)。
次に、「Wait_1」の処理を実行し一定時間待つ(S77)。その後、エラーが解除したか否かを判別する(S78)。エラーが解除されているときには処理を終了する。
他方、エラーが解除されていないときには(S78、YES)、ステップS79に進み、光信号が断の状態か否かを判別す。
光信号が断の状態ではないときには(S79、NO)、ステップS80に進み、一定時間T秒経過したか否かを判別する。T秒経過していないときには(S80、NO)、ステップS77以降の処理を繰り返す。他方、T秒以上経過したときには(S80、YES)、ステップS81に進み、障害の発生を通知するためにアラームを設定する。
ステップS79において、光信号が断の状態と判定されたときには(S79、YES)、ステップS82に進み、一定時間Y秒以上経過したか否かを判別する。Y秒未満のときには(S82、NO)、ステップS79に戻り、光信号が断の状態か否かを再度判定する。他方、光信号が断の状態で、かつY秒以上経過してもいるときには、ステップS81に進み、障害の発生を通知するためにアラームを設定する。
上述した処理により、受信信号のエラーが検出された場合に、受信側と送信側のコヒーレント光送受信器が、それぞれ自立的に局発光と送信信号の波長を予め定めらている予備チャネルの波長に切り換えることができる。これにより、通信回線に障害が発生した場合でも、送信側と受信側との間の通信を短時間で再開することができる。この場合、2つの局発光用光源を用い、それらの出力を光スイッチで切り換えるようにしたので、障害が発生した場合に、短時間で予備チャネルの波長に切り換えることができる。
ここで、局発光用光源と共通光源の出力光を光スイッチにより切り換える場合の光信号のパワーの減衰について、図20及び図21を参照して説明する。
図20は、局発光の伝搬経路を示す図であり、図21は、図20に示す光部品の損失と経路の合計損失を示す図である。
図20に示すコヒーレント光受信器102は、局発用光源34と、局発光と送信信号の光源として用いられる共通光源104と、コヒーレント復調器36と、2×1光スイッチ107と、2×1分岐器106を有する。
局発光用光源34の出力光は、コネクタ131を通り2×1光スイッチ107の一方の入力♯1に入力する。共通光源104の出力光は、コネクタ133を通り、2×1分岐器106で2分岐され、分岐の一方の出力光はコネクタ132を通り、2×1光スイッチ107の他方の入力♯2に入力する。2×1光スイッチ107の出力光はコヒーレント復調器36の入力♯3に入力する。2×1分岐器106で分岐された光は、図示しない送信器側の2×1光スイッチに出力される。
局発光が伝搬される経路の光信号の損失として以下の要素が考えられる。経路上にある部品の個数の差による損失の差、各光部品の特性のばらつきによる損失等である。光部品の特性のばらつきとしては、各光部品の個体差によるばらつき、光部品の波長依存損失のばらつき、光スイッチのポート損失のばらつきなどである。
各光部品の損失、波長依存損失が、図21に示すような値を有する場合に、局発光用光源34からコヒーレント復調器36の入力♯3に至るルート(これをルートAと呼ぶ)の損失は、以下のように表せる。
ルートA上には、コネクタ131と2×1光スイッチ107が存在する。図21から、コネクタ131の損失は「0.4dB」、2×1光スイッチ107の損失は「2.8dB」、波長λ1の部品の波長依存損失は「0.4dB」である。よって、ルートAの合計損失は「3.6dB」となる。従って、コヒーレント復調器36の入力側の損失を0dBにするためには、局発光用光源34の出力を「+3.6dB」に設定する必要がある。
共通光源104からコヒーレント復調器36の入力♯3に至るルート(これをルートBと呼ぶ)の損失は以下のように表せる。
ルートB上には、コネクタ133と2×1分岐器106と、コネクタ132と、2×1光スイッチ107が存在する。図21から、コネクタ133の損失は「0.5dB」、2×1分岐器106の損失は「4.3dB」、コネクタ132の損失は「0.3dB」である。また、2×1光スイッチ107の入力♯2とコヒーレン復調器36の入力♯3との間の損失は「3.6dB」、波長λ5における光部品の波長依存損失は「0.2dB」である。よって、ルートBの合計損失は「8.9dB」となる。従って、コヒーレント復調器36の入力側の損失を0dBにするためには、共通光源104の出力を「+8.9dB」に設定する必要がある。
ここで、図22に示すWDMネットワークを例にとり、障害発生時の波長の切り換え方法について説明する。
図22に示すように5個の光ノードN1〜N5がWDM回線によりリング状に接続されている。WDM信号が伝送される複数のチャネルの内、波長λ1〜λ4が現用系のチャネル、波長λ5が予備のチャネルである。ノードN1とノードN4との現用チャネルは、ノードN1を基点にして反時計回りの方向にパスが設定されている(図22に実線で示す経路)。障害発生時に使用するパス(プロテクションパス)は、ノードN1を基点として時計回りの方向に設定されている(図22に太い点線で示す経路)。なお、図22は、運用チャネル数Nに対して1つのプロレテクションパスを設定する場合の例を示したが、プロテクション方式はこれに限定されない。運用チャネル数Nに対してm個のプロテクションパスを設けても良い、1対1のプロテクションパスを設けても良い。また、ネットワークはリングネットワークに限らず、メッシュ型等の他の形状のネットワークでも良い。
図23は、光ノードN1とN2との間の光ファイバーで障害が発生したときの状態を示している。光ノードN1とN2を結ぶ光ファイバーで障害が発生すると、現用チャネルの波長λ1の光信号が断となり、光ノードN4のコヒーレント光送受信器においてエラーが検出される。
図24は、エラーを検出した光ノードN4が、局発光と送信信号の波長を予備チャネルの波長λ5に切り換えたときの状態を示している。
光ノードN4のコヒーレント光送受信器は、受信信号のエラーを検出すると、自立的に局発光の波長を予め決められている予備チャネルの波長λ5に切り換える。同時に、送信信号の波長を予備チャネルの波長λ5に切り換える。このとき、光Add/Drop部39も予備チャネルの波長λ5を選択するように光スイッチを切り換える。
図25は、光ノードN4が予備チャネルの波長を切り換えた後、光ノードN1が予備チャネルの波長に切り換えたときの状態を示している。
光ノードN4が送信信号の波長をλ5に切り換えたことにより、光ノードN1は光ノードN4からのコヒーレント変調信号を復調できなくなり、光ノードN1のコヒーレント光送受信器が受信信号のエラーを検出する。エラーを検出すると、光ノードN1のコヒーレント光送受信器は、自立的に局発光の波長を予備チャネルの波長λ5に切り換える。同時に、送信信号の波長を予備チャネルの波長λ5に切り換える。
上記のように受信信号のエラーを検出したときに、送信側と受信側の光ノードが、他の通信装置から切り換え先の波長情報を受信することなく自立的に局発光と送信信号の波長を予め定められている波長に切り換えることができる。これにより、回線障害等が発生した場合でも、送信側と受信側との間で短時間で通信を再開することができる。
上述した第1〜第8の実施の形態を含む実施の形態に対して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
受信信号を復調するコヒーレント復調器と、
前記コヒーレント復調器において、受信信号を復調するための局発光を生成する局発光用光源と、
切り換え先チャネルの波長情報を記憶する記憶手段と、
受信信号のエラーが検出されたとき、前記局発光用光源で生成される局発光の波長を前記記憶手段に記憶されている前記波長情報で指定される波長に切り換える制御手段とを備える波長分割多重通信に用いられるコヒーレント光通信装置。
(付記2)
送信信号を変調するコヒーレント変調器と、
前記コヒーレント変調器において、送信信号を変調するための光信号を生成する送信信号光源を備え、
前記制御手段は、前記受信信号のエラーが検出されたとき、前記局発光用光源で生成する局発光の波長と前記送信信号光源で生成される光信号の波長を、前記記憶手段に記憶されている切り換え先チャネルの波長情報で指定される波長に切り換える付記1記載のコヒーレント光通信装置。
(付記3)
前記局発光用光源と前記記憶手段と前記制御手段は、複数のコヒーレント光送受信器に対して共通に設けられ、
前記制御手段は、前記複数のコヒーレント光送受信器の内の任意のコヒーレント光送受信器において受信信号のエラーが検出されたとき、エラーが検出されたコヒーレント光送受信器の切り換え先チャネルの波長情報を前記記憶手段から取得し、前記局発光用光源の出力光の波長を、取得した波長情報で指定される波長に切り換える付記1又は2記載のコヒーレント光通信装置。
(付記4)
受信信号を復調するコヒーレント復調器と、
前記コヒーレント復調器において、受信信号を復調するための局発光を生成する第1の局発光用光源と、
切り換え先チャネルの局発光を生成する第2の局発光用光源と、
前記第1の局発光用光源と前記第2の局発光用光源の出力の一方を選択して前記コヒーレント復調器に出力する光スイッチと、
受信信号のエラーが検出されないときには、前記光スイッチが前記第1の局発光用光源の出力を選択するように制御し、前記受信信号のエラーが検出されたときには、前記光スイッチが前記第2の局発光用光源の出力を選択するように制御する制御手段とを備える波長分割多重通信に用いられるコヒーレント光通信装置。
(付記5)
前記制御手段は、現用チャネルと切り換え先チャネルの波長情報を記憶する記憶手段を有し、前記制御手段は、前記第1の局発光用光源と前記第2の局発光用光源で生成する局発光の波長を前記記憶手段に記憶されている前記波長情報で指定される波長に設定する付記4記載のコヒーレント光通信装置。
(付記6)
送信信号を変調するコヒーレント変調器と、
前記コヒーレント変調器において、送信信号を変調するための光信号を生成する第1の送信信号光源と、
切り換え先チャネルの光信号を生成する第2の送信信号光源と、
前記第1の送信信号光源と前記第2の送信信号光源の出力の一方を選択して前記コヒーレント変調器に出力する第2の光スイッチとを備え、
前記制御手段は、前記受信信号のエラーが検出されたとき、前記光スイッチが前記第2の局発光用光源の出力を選択するよう制御すると共に、前記第2の光スイッチが前記第2の送信信号光源の出力を選択するよう制御する付記4又は5記載のコヒーレント光通信装置。
(付記7)
受信信号を復調するコヒーレント復調器と、
前記コヒーレント復調器において、受信信号を復調するための局発光を生成する局発光用光源と、
切り換え先チャネルの光信号を生成する共通光源と、
送信信号を変調するコヒーレント変調器と、
前記コヒーレント変調器において、送信信号を変調するための光信号を生成する送信信号光源と、
前記共通光源の出力光を2分岐する光分岐器と、
前記局発光用光源と前記光分岐器の第1の出力の一方を選択して前記コヒーレント復調器に出力する第1の光スイッチと、
前記送信信号光源と前記光分岐器の第2の出力の一方を選択して前記コヒーレント変調器に出力する第2の光スイッチと、
受信信号のエラーが検出されたときに、前記第1の光スイッチが前記共通光源の出力を選択するように制御すると共に、前記第2の光スイッチが前記共通光源の出力を選択するように制御する制御手段とを備える波長分割多重通信に用いられるコヒーレント光通信装置。
(付記8)
前記制御手段は、現用チャネルと切り換え先チャネルの波長情報を記憶する記憶手段を有し、前記制御手段は、前記第1の局発光用光源と前記第2の局発光用光源で生成する局発光の波長を、前記記憶手段に記憶されている前記波長情報で指定される波長に設定する付記7記載のコヒーレント光通信装置。
(付記9)
切り換え先チャネルの波長情報を記憶部に記憶し、
受信信号のエラーが検出されたとき、局発光用光源で生成する局発光の波長を前記記憶部に記憶されている前記波長情報で指定される波長に切り換えてコヒーレント復調器に出力する波長分割多重通信のコヒーレント光通信方法。
(付記10)
前記受信信号のエラーが検出されたとき、前記局発光用光源の局発光の波長と、送信信号を変調するための光信号を生成する送信信号光源の光信号の波長を、前記記憶部に記憶されている切り換え先チャネルの前記波長情報で指定される波長に切り換える付記9記載のコヒーレント光通信方法。
(付記11)
前記局発光用光源と前記記憶部を複数のコヒーレント光送受信器に対して共通に設け、
前記複数のコヒーレント光送受信器のそれぞれの切り換え先チャネルの波長情報を前記記憶部に記憶し、
前記複数のコヒーレント光送受信器の内の任意のコヒーレント光送受信器において受信信号のエラーが検出されたとき、エラーが検出されたコヒーレント光送受信器の切り換え先チャネルの波長情報を前記記憶部から取得し、前記局発光用光源の出力光の波長を、取得した波長情報で指定される波長に切り換える付記9又は10記載のコヒーレント光通信方法。
(付記12)
受信信号のエラーが検出されないときには、光スイッチにより受信信号を復調するための局発光を生成する第1の局発光用光源の出力を選択してコヒーレント復調器に出力し、
前記受信信号のエラーが検出されたときには、前記光スイッチにより第2の局発光用光源の出力を選択してコヒーレント復調器に出力する波長分割多重通信のコヒーレント光通信方法。
(付記13)
現用チャネルと切り換え先チャネルの波長情報を記憶する記憶部を有し、前記第1の局発光用光源と前記第2の局発光用光源で生成する局発光の波長を前記記憶部に記憶されている前記波長情報で指定される波長に設定する付記12記載のコヒーレント光通信方法。
(付記14)
前記受信信号のエラーが検出されたとき、前記光スイッチにより前記第2の局発光用光源の出力を選択してコヒーレント復調器に出力すると共に、前記第2の光スイッチにより、送信信号を変調するための光信号を生成する第1の送信信号光源と送信信号の切り換え先チャネルの光信号を生成する第2の送信信号光源の出力の内、前記第2の送信信号光源の出力を選択してコヒーレント変調器に出力する付記12又は13記載のコヒーレント光通方法。
(付記15)
受信信号のエラーが検出されないときには、第1の光スイッチにより受信信号を復調するための局発光を生成する局発光用光源の出力を選択してコヒーレント復調器に出力すると共に、第2の光スイッチにより送信信号を変調するための光信号を生成する送信信号光源の出力を選択してコヒーレント変調器に出力し、
前記受信信号のエラーが検出されたときには、前記第1の光スイッチにより切り換え先チャネルの光信号を生成する共通光源の出力光を選択して前記コヒーレント復調器に出力すると共に、前記第2の光スイッチにより前記共通光源の出力光を選択して前記コヒーレント変調器に出力する波長分割多重通信のコヒーレント光通信方法。
(付記16)
現用チャネルと切り換え先チャネルの波長情報を記憶部に記憶し、前記第1の局発光用光源と前記第2の局発光用光源で生成する局発光の波長を、前記記憶部に記憶されている前記波長情報で指定される波長に設定する付記15記載のコヒーレント光通信方法。
31 コヒーレント光通信装置
31−1 コヒーレント光送受信器
32 コヒーレント光受信器
33 コヒーレント光送信器
34 局発光用光源
35 光源制御部
36 コヒーレント復調器
37 コヒーレント変調器
38 送信信号光源
39 光Add/Drop部
40 ノード制御部

Claims (10)

  1. 受信信号を復調するコヒーレント復調器と、
    前記コヒーレント復調器において、受信信号を復調するための局発光を生成する局発光用光源と、
    切り換え先チャネルの波長情報を記憶する記憶手段と、
    受信信号のエラーが検出されたとき、前記局発光用光源で生成される局発光の波長を前記記憶手段に記憶されている前記波長情報で指定される波長に切り換える制御手段とを備える波長分割多重通信に用いられるコヒーレント光通信装置。
  2. 送信信号を変調するコヒーレント変調器と、
    前記コヒーレント変調器において、送信信号を変調するための光信号を生成する送信信号光源とを備え、
    前記制御手段は、前記受信信号のエラーが検出されたとき、前記局発光用光源で生成する局発光の波長と前記送信信号光源で生成される光信号の波長を、前記記憶手段に記憶されている切り換え先チャネルの波長情報で指定される波長に切り換える請求項1記載のコヒーレント光通信装置。
  3. 前記局発光用光源と前記記憶手段と前記制御手段は、複数のコヒーレント光送受信器に対して共通に設けられ、
    前記制御手段は、前記複数のコヒーレント光送受信器の内の任意のコヒーレント光送受信器において受信信号のエラーが検出されたとき、エラーが検出されたコヒーレント光送受信器の切り換え先チャネルの波長情報を前記記憶手段から取得し、前記局発光用光源の出力光の波長を、取得した波長情報で指定される波長に切り換える請求項1又は2記載のコヒーレント光通信装置。
  4. 受信信号を復調するコヒーレント復調器と、
    前記コヒーレント復調器において、受信信号を復調するための局発光を生成する第1の局発光用光源と、
    切り換え先チャネルの局発光を生成する第2の局発光用光源と、
    前記第1の局発光用光源と前記第2の局発光用光源の出力の一方を選択して前記コヒーレント復調器に出力する光スイッチと、
    受信信号のエラーが検出されないときには、前記光スイッチが前記第1の局発光用光源の出力を選択するように制御し、前記受信信号のエラーが検出されたときには、前記光スイッチが前記第2の局発光用光源の出力を選択するように制御する制御手段とを備える波長分割多重通信に用いられるコヒーレント光通信装置。
  5. 前記制御手段は、現用チャネルと切り換え先チャネルの波長情報を記憶する記憶部を有し、前記制御手段は、前記第1の局発光用光源と前記第2の局発光用光源で生成する局発光の波長を前記記憶部に記憶されている前記波長情報で指定される波長に設定する請求項4記載のコヒーレント光通信装置。
  6. 送信信号を変調するコヒーレント変調器と、
    送信信号を変調するための光信号を生成する第1の送信信号光源と、
    切り換え先チャネルの光信号を生成する第2の送信信号光源と、
    前記第1の送信信号光源と前記第2の送信信号光源の出力の一方を選択して前記コヒーレント変調器に出力する第2の光スイッチとを備え、
    前記制御手段は、前記受信信号のエラーが検出されたとき、前記光スイッチが前記第2の局発光用光源の出力を選択するよう制御すると共に、前記第2の光スイッチが前記第2の送信信号光源の出力を選択するよう制御する請求項4又は5記載のコヒーレント光通信装置。
  7. 受信信号を復調するコヒーレント復調器と、
    前記コヒーレント復調器において、受信信号を復調するための局発光を生成する局発光用光源と、
    切り換え先チャネルの光信号を生成する共通光源と、
    送信信号を変調するコヒーレント変調器と、
    前記コヒーレント変調器において、送信信号を変調するための光信号を生成する送信信号光源と、
    前記共通光源の出力光を2分岐する光分岐器と、
    前記局発光用光源と前記光分岐器の第1の出力の一方を選択して前記コヒーレント復調器に出力する第1の光スイッチと、
    前記送信信号光源と前記光分岐器の第2の出力の一方を選択して前記コヒーレント変調器に出力する第2の光スイッチと、
    受信信号のエラーが検出されたときに、前記第1の光スイッチが前記共通光源の出力を選択するように制御すると共に、前記第2の光スイッチが前記共通光源の出力を選択するように制御する制御手段とを備える波長分割多重通信に用いられるコヒーレント光通信装置。
  8. 切り換え先チャネルの波長情報を記憶手段に予め記憶しておき、
    受信信号のエラーが検出されたとき、コヒーレント変調信号を復調するための局発光を生成する局発光用光源の局発光の波長を前記記憶手段に記憶されている前記波長情報で指定される波長に切り換える波長分割多重通信のコヒーレント光通信方法。
  9. 受信信号のエラーが検出されないときには、光スイッチにより受信信号を復調するための局発光を生成する第1の局発光用光源の出力を選択してコヒーレント復調器に出力し、
    前記受信信号のエラーが検出されたときには、前記光スイッチにより切り換え先チャネルの局発光を生成する第2の局発光用光源の出力を選択してコヒーレント復調器に出力する波長分割多重通信のコヒーレント光通信方法。
  10. 現用チャネルと切り換え先チャネルの波長情報を記憶手段に記憶し、前記第1の局発光用光源と前記第2の局発光用光源で生成する局発光の波長を、前記記憶手段に記憶されている前記波長情報で指定される現用チャネルの波長と切り換え先チャネルの波長にそれぞれ設定する請求項9記載のコヒーレント光通信方法。
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