JPH0870293A - 波長多重光通信ネットワーク - Google Patents

波長多重光通信ネットワーク

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JPH0870293A
JPH0870293A JP6202429A JP20242994A JPH0870293A JP H0870293 A JPH0870293 A JP H0870293A JP 6202429 A JP6202429 A JP 6202429A JP 20242994 A JP20242994 A JP 20242994A JP H0870293 A JPH0870293 A JP H0870293A
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JP
Japan
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frequency
reception
optical
transmission
switching
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JP6202429A
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Shinichi Baba
伸一 馬場
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速のバースト通信を行うWDMネットワー
クにおいて受信周波数や送信周波数を高速かつ安定に切
換え制御するための構成を提供する。 【構成】 光送信器および光受信器をそれぞれ有する複
数のノードを備え、光送信器の受信周波数を各ノードに
固有の値とし、光受信器の周波数を可変として任意のノ
ード間の通信を実現するWDMネットワークにおいて、
受信周波数を選択するための局発LD32−1,32−
2と、これらの局発LDを交互に受信に供されるように
切り換える光スイッチ30と、局発LDが選択した受信
周波数を該局発LDが受信に供される期間中に所定周波
数に制御する第1の制御モードと、受信周波数の所定時
間以上の時間で見た平均値が一定となるように受信に供
される期間以外の期間中に受信周波数を制御する第2の
制御モードを有する周波数切換制御部38を周波数可変
受信器に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波長多重光通信ネット
ワークに係り、特に通信周波数(送信周波数または受信
周波数)の高速切り換えを可能とした波長多重光通信ネ
ットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】波長多重(WDM)光通信ネットワーク
あるいは周波数多重(FDM)光通信ネットワークは、
大容量の通信を容易に実現できるため、将来のマルチメ
ディア情報の伝送が行われる私設網や、広帯域ディジタ
ル統合網(B−ISDN)の基幹部あるいはバックボー
ンネットワークとして有望視されている。
【0003】WDMネットワークでは、各ノードは一対
の光送受信器を持ち、いずれかが周波数を切換える構成
となっている。例えば、各ノードの光送信器の送信周波
数はそれぞれ固有の値とし、光受信器にコヒーレント光
受信器を用いて受信周波数を変化させることにより送信
ノードを選択して必要な信号を受信する。他の例として
は、光受信器に狭帯域光フィルタを備えた光受信器を用
い、その光フィルタの透過光周波数は各ノード固有の値
とする。各ノードは、光送信器の送信周波数を相手ノー
ドの受信器における狭帯域光フィルタの透過周波数に合
わせて光信号を送信する。
【0004】従来のWDMネットワークは、例えばケー
ブルテレビ、ビデオスイッチャ、回線交換サービスのよ
うに、周波数の切換え頻度が1秒間にせいぜい10回程
度と少なく、切換え時間も1ms程度要して構わない応
用が考えられてきた。これに対し、マルチメディア情報
伝送用の私設網や、B−ISDNの基幹部あるいはバッ
クボーンネットワークといった適用分野では、次々と相
手ノードを変えて通信を行うので、各ノード間で送受さ
れる信号はセルやパケットなどの時間的に比較的短いバ
ースト状の信号である。特に、数十もの多くのノードの
間で同時に低遅延の通信を実現するためには、各バース
ト信号はμsオーダ以下でなければならない。
【0005】WDMネットワークにおける各ノード内の
送受信器で使用される光源は、半導体レーザ(以下、L
Dともいう)が一般的である。そこで、発振周波数を容
易かつ高速に可変できるLDの開発が進められている。
LDの発振周波数は駆動電流により制御される。すなわ
ち、LDの駆動電流を変化させると、(1) LDの活性層
内のキャリアの密度が変化して屈折率が変わるために、
活性層長が等価的に変化して結果的に周波数が変化する
効果と、(2) 駆動電流の変化により活性層の温度が変化
し、熱により活性層長が変化して周波数が変化する効果
との二つの効果の組み合わせで、LDの発振周波数変化
が起こる。これにより、LDの発振周波数は数百GHz
もの広い範囲にわたり変化する。従って、各ノードでは
周波数切換え時にLDの駆動電流を所要量だけ変化さ
せ、さらに発振周波数を安定化させるために、帰還制御
による自動周波数制御(AFC)を行うことが一般的に
行われる。
【0006】ところで、LDの周波数を変化させる前記
の二つの効果のうち、(1) のキャリアの効果はその時定
数がns以下と高速に起こるが、(2) の熱の効果には一
般的に数十μs以上の遅い時定数の成分がある。従っ
て、LDの周波数を切り換えてから一度落ち着いた光周
波数は、数μs後に再び変化を始める。そして、熱の効
果が安定するまでにmsオーダの時間が必要であり、L
Dの光周波数切り換えの時間は熱の効果により制限され
る。この特性は、コヒーレント光受信などに適している
DFB型LDで特に顕著に現れるが、DBR型LDにお
いても、特に周波数可変域を広げるために熱の効果を活
用したものには、この特性が現れる。
【0007】この周波数安定に要する時間を無駄にする
ことなく、高速に光周波数切り換えを行うために、Y.Ta
daらにより IEEE Photonics Technology Letters,Vol.4
No.9,p.1051で発表された“Duplex Transmitter confi
guration forBit-Error-FreeOptical FDM Cross-Connec
t System ”と題する論文に示されているように、二つ
のLDを用意してその出力光を光スイッチで高速に切り
換える方式も考えられている。この場合、一方のLDか
らの出力光を局部発振光としてある受信周波数で通信を
行っている間に、待機中のLDを次の受信周波数に合わ
せて安定させることができるため、周波数切り換え時の
特性がより安定する。しかし、LDの周波数安定に必要
な時間は変わらないため、μsオーダ以下のバースト信
号の通信に対応することはできない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高速のバー
スト通信を行うWDMネットワークにおいて受信周波数
や送信周波数を高速かつ安定に切換え制御できる波長多
重光通信ネットワークを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は少なくとも一つの光送信器および光受信器
をそれぞれ有する複数のノードを備え、該光送信器の送
信周波数および該光受信器の受信周波数の一方の周波数
を各ノードに固有の値とし、他方の周波数を可変とする
ことにより任意のノード間の通信を実現する波長多重光
通信ネットワークにおいて、前記送信周波数または受信
周波数のうち前記可変である方の周波数を選択する複数
の周波数選択手段と、これら複数の周波数選択手段のう
ち一つが送信または受信に供されるように切り換える切
換手段と、前記周波数選択手段が選択した送信周波数ま
たは受信周波数を該周波数選択手段が送信または受信に
供される期間中に所定周波数に制御する第1の制御モー
ドと、該送信周波数または受信周波数の所定時間以上の
時間で見た平均値が一定となるように前記送信または受
信に供される期間以外の期間中に該送信周波数または受
信周波数を制御するか、あるいは該送信周波数または受
信周波数に対して周波数シフトを行う時間を制御する第
2の制御モードを有する制御手段とを具備することを特
徴とする。
【0010】
【作用】このように本発明では、周波数選択手段が選択
した送信周波数または受信周波数をその周波数選択手段
が送信または受信に供される期間中に所定周波数に制御
する第1の制御モードとは別に、第2の制御モードを設
け、この第2の制御モードにおいて送信周波数または受
信周波数の所定時間以上の時間で見た平均値が一定とな
るような制御を行う。これにより、各々の周波数選択手
段は平均的に光周波数が一定となるように周波数切り換
えが行われることによって、例えば半導体レーザの熱の
効果による周波数変化が補償される。
【0011】ここで、各々の周波数選択手段が送信また
は受信に供される期間は異なっており、上記の周波数変
化の補償期間も各々の周波数選択手段で異なっているの
で、送信または受信に供されない期間を周波数切り換え
に有効に使用でき、結果的に高速の周波数切換えが可能
となる。これにより、WDMネットワークの安定した動
作が実現される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明をATMセルを交換するWDMネ
ットワークに適用した実施例を示している。複数のノー
ド1−1〜1−nは、光ファイバ網2にそれぞれ少なく
とも一本ずつの光ファイバ束3−1〜3−nを介して接
続されている。ノード1−1〜1−nのスループットは
例えば2.5Gbpsであり、下位ネットワークあるい
は複数のATM端末などを収容している。この場合、W
DMネットワーク自身はバックボーンとして位置付けら
れている。光ファイバ網2は、光ファイバ、カプラおよ
び光アンプなどを含んでおり、ノード1−1〜1−n相
互間で光信号が送受できるように構成されている。
【0013】図2に、ノード1−i(i=1,…,n)
の構成を示す。n個の入力端子には155MbpsのA
TMセルがそれぞれ入力され、ATMスイッチ10によ
って交換処理される。ATMスイッチ10では、ATM
スイッチコントローラ18からの制御に従って、本実施
例のEDMネットワークであるバックボーンネットワー
クを介して他のネットワークへ転送されるべき2.5G
bpsのATMセルがATMセル多重化部11を経て生
成され、これらが送信バッファ12に一旦蓄積される。
【0014】バックボーンネットワーク中では、スロッ
トと呼ばれる時間単位に合わせて全ノード1−1〜1−
nが同期して信号の送受を行う。スロット長(1スロッ
トの時間長)はシステムの目的に合わせて決められ、本
実施例ではセル長と同一とする。この場合、ATMセル
は53オクテット=424バイトなので、スロット長は
169.6nsとなる。そして、各ノード1−1〜1−
nはスロット毎に信号を切り換えることになる。信号の
切り換えを減らすために、数セル分の時間をスロット長
と設定しても良い。この場合、送信側には相手ノード別
のバッファを用意し、同じ相手ノード行きのセルはまと
めて一つのメッセージとして転送することになる。従っ
て、バッファはセル毎のスロットとしたときよりも多く
必要となるが、周波数の切り換え頻度は低下する。
【0015】送信バッファ12に一度蓄積されたセル
は、読出し制御部13により相手ノードとの転送の約束
ができたセルから順次読み出され、予め割り当てられた
スロットに挿入されて光送信器14から送出される。本
実施例では、光受信器に周波数可変光受信器17を用い
てその周波数(受信周波数)を切り換えることとし、光
送信器14はどのスロットにおいても各ノード固有の周
波数(送信周波数)でセルを送出する。周波数可変光受
信器17によって受信された光信号は、電気信号に戻さ
れて2.5GbpsのATMセルとなり、受信バッファ
16に一旦蓄積された後、ATMセル分離部15により
並列化され、155MbpsのセルとなってATMスイ
ッチ10に入力される。
【0016】図2のノード1−iには、主たる通信信号
であるセル用の光送信器14および周波数可変光受信器
17の他に、制御チャネル用の光送信器20および光受
信器21が備えられている。制御信号処理部19は、光
送信器20から送信すべき制御信号と光受信器21で受
信された制御信号を処理すると共に、読出し制御部13
の読み出しタイミングの制御と周波数可変光受信器17
の受信周波数(局部発振周波数)の制御を行う。
【0017】本実施例のネットワークで他ノードとの通
信を行う場合、事前に相手ノードとどのスロットで信号
を送出するか、すなわちスロット割り当てをどのように
するかを打ち合わせる必要がある。このスロット割り当
ての打ち合わせのために、上記の制御チャネルが設定さ
れている。スロット割り当てを分散制御、すなわち複数
のノード間で打ち合わせで決定する方式で行うと、ネッ
トワークの効率が落ち易いので、本実施例では図1に示
したように制御ノード4を用意し、この制御ノード4で
全てのノードの全てのスロット割り当てなどの集中管理
と制御を行っている。本実施例のようにノード1−iの
スループットが2.5Gbpsのネットワークの場合、
各ノード1−iの光送信器からは、169.6ns毎に
1セルが送出される。
【0018】図3は、図2の周波数可変光受信器17の
構成例を示すブロック図であり、コヒーレント光受信器
の場合の例である。この周波数可変光受信器17は、ス
ロット毎に受信周波数、つまり受信すべき光信号の周波
数を選択することより、必要なセルを受信する。すなわ
ち、受信された光信号はまず光検波部(光−電気変換
器)31に入力され、光スイッチ30を介して供給され
る局発LD32−1または32−2からの局部発振光と
混合されて所定周波数に変換されると共に、電気信号に
変換された後、復調部33を経て周波数検出・AFC制
御部35に入力される。このように周波数可変光受信器
17は、受信周波数の周波数選択手段として二つの局発
LD32−1,32−2を備えており、これらをスロッ
ト毎にチャネル切換情報に応じて切り換えると共に、そ
の周波数を後述のように制御することにより必要なセル
を受信するようにしている。
【0019】以下、この受信周波数の周波数制御機構に
ついて詳しく説明する。チャネル切換情報は、周波数切
換制御部38に入力される。この周波数切換制御部38
は、チャネル切換情報に基づいて、周波数検出・AFC
制御部35からのAFC制御信号を加算器39−1,3
9−2のいずれかに切換えて供給するためのスイッチ3
6の制御と、加算器39−1,39−2への周波数切換
信号a−1,a−2の生成、および光スイッチ30の制
御を行う。
【0020】加算器39−1は、周波数切換制御部39
からの周波数切換信号a−1と、バイアス源37−1か
らのバイアス電圧信号b−1と、スイッチ36を介して
入力されるAFC制御信号c−1とを加算し、加算結果
を第1の局発LD32−1に対して駆動信号d−1とし
て供給する。同様に、加算器39−2は、周波数切換制
御部39からの周波数切換信号a−2と、バイアス源3
7−2からのバイアス電圧信号b−2と、スイッチ36
を介して入力されるAFC制御信号c−2とを加算し、
加算結果を第2の局発LD32−2に対して駆動信号d
−2として供給する。
【0021】受信周波数の切り換えは、次のようにして
行われる。まず、周波数切換制御部38からの制御によ
り第1の局発LD32−1の発振周波数が変化させられ
ると共に、この局発LD32−1の出力光がスイッチ3
0を介して光検波部31に局部発振光として供給され
る。この状態で周波数検出・AFC制御部35により、
光検波部31の出力信号の周波数検出結果に基づいて局
発LD32−1に対して高速のAFC制御を行うことに
より、局発LD32−1の発振周波数が受信周波数に対
応する周波数に正確に引き込まれる。
【0022】こうして第1の局発LD32−1の発振周
波数が切り換えられたことにより、第1スロットの光信
号が受信されて復調部33でベースバンド信号が復調さ
れ、このベースバンド信号から識別・再生部34を経て
セルが復元されて図2の受信バッファ16に送出され
る。
【0023】前述したように、LD(半導体レーザ)は
駆動電流の制御時に、活性層のキャリア密度の変化の効
果のみによらず、熱の効果、すなわち温度変化によって
も発振周波数が変化する。そして、後者の効果による周
波数変化の時定数は数百μs以上と長い。この長い時定
数の影響により、一旦AFC動作により所定の周波数に
引き込まれた局発LDの発振周波数は、1μs程度の時
間経過後、再び外れ始める。そこで、このような受信周
波数のずれが生じる前に次のスロットになるようにネッ
トワークは設計される。
【0024】最初の第1スロットの光信号の受信が終わ
ると、次の第2スロットの光信号を受信するためにチャ
ネル切換情報に基づいて周波数切換制御部38からの制
御により光スイッチ30が切り換えられ、今度は第2の
局発LD32−2の出力光が光スイッチ30を介して光
検波部31に局部発振光として供給される。この場合、
先に第1の局発LD32−1の発振周波数が第1スロッ
トに対応して制御されたと同様にして、第2の局発LD
32−2の発振周波数が切り換えられ、第2のスロット
の光信号が受信されて復調部33で復調され、さらに識
別・再生部34を経てセルが復元されて図2の受信バッ
ファ16に送出される。
【0025】この場合、周波数切換制御部38からの制
御によりスイッチ36も切り換えられ、AFC制御は第
2の局発LD32−2に対して行われる。この第2スロ
ットの光信号の受信中、第1の局発LD32−1の発振
周波数は第1スロットの信号受信時の周波数切換えによ
る熱の効果を打ち消すような周波数に、周波数切換制御
部38からの周波数切換信号a−1により合わされる。
【0026】さらに、次の第3スロットの光信号を受信
する場合には、再び光スイッチ30が切り換えられる。
これにより、第1の局発LD32−1の発振周波数が切
換えられ、第3スロットの光信号が受信復調されると同
時に、第2の局発LD32−2の発振周波数は第2スロ
ットでの周波数制御による熱の効果を打ち消すような周
波数に制御される。
【0027】以上の動作を繰り返していくことにより、
二つの局発LD32−1,32−2は、共に熱の効果に
よる周波数シフトの影響を受けない安定な動作を行うこ
とができる。これにより周波数可変光受信器17として
は、常に任意の周波数の光信号の受信を行うことが可能
となる。
【0028】本実施例において、周波数切換制御部38
は各々の局発LD32−1,32−2に供給される駆動
信号d−1,d−2のそれぞれの平均値が所定時間(局
発LD32−1,32−2の熱の効果が現れる時間)よ
り長い時間で見たときに一定であるように周波数切換信
号a−1,a−2を制御しているといえる。
【0029】ここで、周波数切換制御部38は局発LD
32−1,32−2のうち光スイッチ30で選択された
受信に供される方の局発LDの発振周波数を受信に供さ
れる期間中に受信周波数に対応した所定周波数に制御す
る第1の制御モードと、所定時間以上の時間で見た平均
値が一定となるように受信に供される期間以外の期間中
に局発LDの発振周波数を制御する第2の制御モードを
有する。
【0030】図4は、周波数切換制御部38による局発
LD32−1,32−2の発振周波数の周波数シフトの
様子を、図3における二つの周波数切換信号a−1,a
−2の時間変化として示している。LDの周波数応答を
考えると、LDの発振周波数もa=0のときの周波数を
基準に周波数切換信号a−1,a−2にほぼ対応して変
化すると考えてよい。図4では、周波数切換信号a−
1,a−2はともに周波数シフトをa−1=0,a−2
=0を中心として対称的に規則正しく変化させている。
【0031】局発LD32−1,32−2は光信号の1
スロットおきに交互に受信に供されており、他のスロッ
トでは熱の効果を補償している。図4中、実線が第1の
制御モードにおいて局発LD32−1,32−2の発振
周波数を受信周波数に対応した周波数に制御する期間で
あり、破線が第2の制御モードにおいて局発LD32−
1,32−2の熱の効果を補償する期間である。この第
2の制御モードによる制御によって、2スロットの期間
で周波数切換信号a−1,a−2のそれぞれの平均値は
0となるため、局発LD32−1,32−2の発振周波
数のそれぞれの平均値も、a−1=0,a−2=0のと
きの発振周波数に相当する一定の値となり、LDの熱の
効果による周波数の揺らぎの影響を受けない安定した受
信周波数の選択が可能となる。
【0032】図5に、比較のため一つの局発LDを用い
てその発振周波数を熱の効果が現れる時間よりも短い時
間で平均的に見たときに発振周波数を一定となるように
制御する例を示す。この方法によると、高速で安定した
周波数切り換えが可能となるが、平均的に発振周波数を
一定にするために切り換えられる発振周波数の関係に制
限がある。例えば、同じ周波数で数バーストを実連続し
て選択することはできないし、また図5のように周波数
を平均値に対して対称的に変化させた場合には2回に1
回しか任意の周波数を選択することができない。これに
対し、本実施例では、局発LDが受信に供されている期
間以外の期間に平均的に発振周波数が一定となるような
制御を行う第2の制御モードを有しているため、このよ
うな不具合が解決され、周波数切り換えの自由度が増す
という利点がある。
【0033】ところで、局発LDの熱の効果の補償を行
うための第2の制御モードでの制御方法としては、上述
したようなLD駆動信号の電流値を変えてLDの発振周
波数自体を制御する方法とは別に、時間で制御する方
法、すなわちLDに対して周波数シフトを行う時間を制
御する方法も有効である。前者のLD駆動信号の電流値
で制御する方法は、図4で示したように例えば受信期間
に周波数切換信号として+10mA相当の信号を加えた
場合、補償期間には−10mA相当の信号を加える。こ
の場合、補償用の信号は大きさが明確なので、生成が容
易である利点はあるが、反面、補償期間の時間長として
受信に費やすのと同じだけの時間が必要になる。
【0034】これに対して時間つまり周波数シフト時間
で制御する方法は、LD駆動信号として受信スロット期
間中の+10mA相当の信号を与えた場合に、補償期間
中に局発LDに加え得る駆動信号の最小電流により決ま
る周波数切換信号の最低値aminを1スロット期間の
10/(amin)の時間だけ加える方法である。この
方法では、例えばaminを加えることが−100mA
相当であるとすれば、受信スロットの1/10の時間で
LDの熱の効果の補償が終了する。
【0035】図6は、その一例を示す図であり、実線で
示す奇数スロットが受信期間、偶数スロットのうちの破
線で示す期間が補償期間となっている。そして、周波数
切換信号が平均的にa5=0となるように、補償期間つ
まり周波数シフト時間を制御している。例えば、第1ス
ロットでは周波数切換信号の値はa7であるが、これは
aminの絶対値に対して2/5の大きさなので、第2
スロットでの補償用周波数切換信号としては、amin
を2/5スロットだけ継続させた信号を使っている。
【0036】このように、奇数スロットである受信スロ
ット中の周波数シフト量に応じて、偶数スロットである
補償用スロット中に設定される補償期間として必要な時
間が変化するため、補償用スロット中の補償期間以外の
時間を熱の効果の補償の微調整や、次スロットの受信信
号に対応する受信周波数切換えの準備などに費やせると
いう利点がある。特に、次スロットを切り換える前に、
LDの発振周波数を目的の受信周波数に対応した周波数
に合わせておけば、スロット切り換え直後から光信号の
受信が可能となり、スロット間のガードタイムの短縮、
ネットワークの実スループットの向上を図ることができ
る。
【0037】なお、この方法では補償用の周波数切換信
号の大きさ(周波数シフト量)は常に一定であるが、補
償用の周波数切換信号を印加する補償時間(周波数シフ
ト時間)の計算が必要である。この補償時間は、時定数
の異なる充放電回路やカウンタを用いた電子回路を構成
することで容易かつ高速に計算でき、それによりスロッ
ト時間が短く高速な周波数切り換えを必要とする場合に
も容易に対応できる。従って、補償用スロット内で次ス
ロットの周波数に合わせておくような場合でも、それに
応じた補償を容易に行うことができる。
【0038】図7に、補償時間設定回路の一例を示す。
アップダウンカウンタ50は、受信スロットにおいては
UP/DOWN切り換え端子54を介してカウントアッ
プモードに設定され、入力端子51に“1”、クロック
端子52にクロックCLKがそれぞれ入力される。クロ
ックCLKはVCO(電圧制御発振器)53によって発
生され、その周波数fclk1は周波数切換信号に基づ
いて信号変換部56からの制御電圧により周波数シフト
量に応じた値に制御される。
【0039】受信スロットが終わると、アップダウンカ
ウンタ50はUP/DOWN切り換え端子54を介して
カウントダウンモードに切り換えられ、さらにスイッチ
55が切り換えられてVCO53に一定の直流電圧57
が制御電圧として与えられることにより、クロック端子
52に所定の周波数fclk2のクロックCLKが入力
される。
【0040】アップダウンカウンタ50のカウント値が
0となると、ZERO端子58から時間終了の信号が得
られる。この場合、クロック周波数fclk1,fcl
k2の周波数比が受信スロットでの周波数シフト量と補
償用スロットでの周波数シフト量との比に一致するよう
にfclk1を設定することにより、上述した補償時間
の設定が可能となる。
【0041】本発明は、次のように種々変形して実施す
ることが可能である。例えば、図3の実施例では局発L
Dに対するAFC制御を光検波部31の出力に基づいて
行っているが、更に高速にするために、局発LDの出力
光の一部を取り出し、その光から光周波数を検出する光
周波数検出部を設け、その検出出力によりAFC制御を
行うことも有効である。また、この場合に光スイッチ3
0の出力光の一部を取り出して光周波数検出部に導くよ
うにすれば、光周波数検出部を一つで済ませることがで
きる。
【0042】また、複数の局発LDの出力を切り換える
光スイッチの切り換え前に、予め局部発振光の周波数を
セットして切り換えの高速化を図ることも可能である。
その場合は、図8に示すように、2入力×2出力型の光
スイッチ70を用い、受信に供されない方の出力ポート
に光周波数検出部72を設けて、この光周波数検出部7
2の出力を周波数制御部73に導き、この周波数制御部
73の出力を2入力×2出力型のスイッチ71を介して
加算器39−1,39−2に供給して0周波数制御を行
うことにより、一つの光周波数検出部72だけで2つの
局発LD32−1,32−2の周波数の事前切り換えを
実現できる。もちろん、局発LD32−1,32−2の
それぞれの出力側に光周波数検出部を設けて光周波数の
安定化を行うようにしてもよい。
【0043】局発LD32−1,32−2の熱の効果の
補償動作は、受信スロットの前に予め行ってもよく、そ
れによる効果は先の実施例と同様である。また、局発L
D32−1,32−2の一方(例えば第2の局発LD3
2−2)が受信に供されている間、他方(第1の局発L
D32−1)については、前後の数スロットの光周波数
も考慮して、平均的に光周波数が一定になるように発振
周波数を合わせる制御を行うこともできる。これによ
り、第1の局発LD32−1を数スロット連続して利用
できるため、その利用効率は高まり、また光スイッチ3
0の切り換え頻度を低減できるので、光スイッチ30の
劣化低減、信頼性向上を図ることができるという効果が
ある。
【0044】例えば、図9に示すように局発LD32−
1の発振周波数を切り換える周波数切換信号a−1は最
初の4スロットの間連続的に使用し、5スロット目にそ
れまでの周波数切り換えによる熱の効果を補償するよう
に周波数を切り換える。そして、この間は周波数切換信
号a−2で切り換えられる第2の局発LD32−2を用
いて受信を行う。
【0045】なお、図9では熱の効果の補償のための周
波数シフトをスロットの間中行っているが、前記のよう
な時間の制御による方式も行えるし、逆に周波数切換信
号a−2による補償を複数スロットにまたがって行うこ
ともできる。もちろん、2スロットを越える単位で補償
を行う場合でも、各補償動作は熱の効果が現れるよりも
短い数のスロット毎に行われなければならない。
【0046】光周波数のシフト量を大きくとる場合に
は、多電極の光半導体素子を用いる場合が多い。この場
合も基本的には、各電極に対して本発明を実施すること
により、高速かつ安定な周波数切り換えを実現できる効
果がある。
【0047】図10は、第1電極E1、第2電極E2お
よび第3電極E3からなる3電極構成のLDを局発LD
32−1,32−2として用いた場合の実施例である。
ここでは、第1電極E1と第3電極E3には同じ駆動電
流を印加することを想定したので、局発LD32−1、
32−2の駆動入力端子は電極E1,E3の共通端子と
電極E1の端子の2つである。また、局発LD32−
1,32−2がこのような3電極構成(2端子)構成と
なったことに伴い、局発LD32−1,32−2に駆動
信号を供給する加算器も、39−1,39−2,39−
3,39−4の4個設けられている。
【0048】周波数切り換え制御は、各端子の駆動電流
を同様に変化させたり、大きく周波数シフトをさせる端
子(例えば電極E1,E3の端子)と微調整用の端子
(電極E2の端子)とに区分して変化させたり、ある端
子に流した電流による熱の効果を他の端子への切り換え
信号で補償する等の手法があるが、いずれの場合に対し
ても本発明の効果は変わらない。
【0049】以上の実施例では、2つの局発LDを用い
た場合について説明したが、本発明は3つ以上の局発L
Dを用いた場合についても拡張できる。この場合、各局
発LDの熱の効果の補償を1スロット内で済ませ、残り
の時間は熱的に中立な周波数に合わせておく。その際、
さらに周波数検出系を用いて微調整し、安定させること
により、更に熱の効果の補償の精度を向上できる効果が
ある。
【0050】また、図11に示すように、各LDの熱の
効果の補償を数スロットにわたり行う方法もある。図1
1は、3つの局発LDを用いた場合の例であり、a−
1,a−2,a−3がそれぞれの局発LDに対する周波
数切換信号である。このようにすることにより、熱の効
果の補償に要する駆動電流全体のピーク値を低減できる
効果が期待できる。
【0051】以上、コヒーレント受信を用いた光受信器
の周波数を変化させるシステムの例を示したが、光半導
体フィルタを用いた周波数可変光受信器を用いたシステ
ム、さらには光送信の周波数を変化させるシステムでも
本発明は同様の効果が得られる。
【0052】図12は、前者のシステムに使用される周
波数可変光受信器の主要部の構成を示すブロック図であ
り、入力光スイッチ101と、周波数選択手段である光
半導体フィルタ102−1,102−2と、出力光スイ
ッチ103と周波数切換制御部104および光−電気変
換部105により構成される。入力光スイッチ101に
は、複数の周波数(波長)の光が時分割で入力される。
入力光スイッチ101は周波数切換制御部104により
制御され、これらの入力光を周波数選択手段である光半
導体フィルタ102−1または102−2に供給する。
光半導体フィルタ102−1または102−2の出力光
は、出力光スイッチ103に導かれる。出力光スイッチ
103は周波数切換制御部104により入力光スイッチ
101に同期して制御される。出力光スイッチ103か
らの出力光は、光−電気変換部105において電気信号
に変換されて復調される。
【0053】光半導体フィルタ102−1,102−2
は、先の実施例において局発LD32−1,32−2が
制御されたと同様にして、受信に供される期間は所望の
受信周波数の光信号を透過するように制御され(第1の
制御モード)、それ以外の期間では透過する光信号の周
波数が平均的に一定となるように制御される(第2の制
御モード)。
【0054】本発明は、送信周波数を変化させるシステ
ムにも適用することが可能である。図13は、このよう
なシステムに使用される周波数可変光送信器の主要部の
構成を示すブロック図である。図13において、送信信
号はスイッチ201を介して周波数選択手段である二つ
の送信LD202−1,202−2のいずれかに入力さ
れる。送信LD202−1,202−2は、加算器20
4−1,204−2を介して、バイアス源203−1,
203−2より供給される定電流に加え、周波数切換制
御部205から供給される電流によっても発振光周波数
が可変制御される。スイッチ201は、周波数切換制御
部205により制御され、入力の送信信号を送信LD2
02−1,202−2に対して選択的に供給する。
【0055】送信LD202−1,202−2の出力光
は、光スイッチ206に導かれる。光スイッチ206
は、周波数切換制御部205により入力側のスイッチ2
01と同期して制御される。従って、光スイッチ206
から変調された光信号が出力され、図示しないネットワ
ークに向けて送出されることになる。
【0056】ここで、送信LD202−1,202−2
は先の実施例において局発LD32−1,32−2が制
御されたと同様にして、周波数切換制御部205により
送信に供される期間は所望の送信周波数の光信号を出力
するように制御され(第1の制御モード)、それ以外の
期間では出力する光信号の送信周波数が平均的に一定と
なるように制御される(第2の制御モード)。
【0057】なお、本発明において周波数選択手段とし
てはグレーティングを備えた光半導体素子が好適であ
る。図14(a)(b)はグレーティングを備えた半導
体レーザの二つの例の断面図であり、(a)では活性層
80に隣接してグレーティング81−1が設けられ、ま
た(b)では活性層80の端にグレーティング81−2
が設けられている。これらのグレーティング81−1,
81−2の作用によって、活性層80−1,80−2か
ら発生されるレーザ出射光83の発振周波数は、単一の
所定周波数に安定化される。発振周波数は、例えば電極
82−1,82−2,82−3に印加する駆動電流を制
御することにより可変することができる。このグレーテ
ィングを備えた半導体レーザは、先の実施例において示
した局発LDや送信LDとして使用することができる。
【0058】図15は、グレーティングを備えた半導体
光増幅器の一例の断面図であり、活性層90に隣接して
グレーティング91が設けられている。入射光93は活
性層90で増幅され、強力な出射光94として取り出さ
れる。この場合、増幅できる光の周波数はグレーティン
グ91による制限を受け、その周波数は例えば電極92
に印加する駆動電流を制御することにより可変すること
ができる。従って、この半導体光増幅器は、所望の周波
数の光信号のみを抽出する図12に示した半導体光フィ
ルタ102−1,102−2として使用することができ
る。
【0059】上述したようなグレーティングを備えた半
導体レーザや半導体光増幅器等の半導体光素子は、周波
数安定度、周波数設定精度に優れているため、本発明に
おける周波数選択手段として好適である。
【0060】なお、前述した補償時間(周波数シフト時
間)の制御によるLDの周波数制御は、一般的に光半導
体素子の熱の効果の補償に有効である。例えば、図16
に示すような光周波数制御系(光周波数安定化電源)を
考える。この光周波数制御系はLD300と、このLD
300が発生する光の周波数を検出する光周波数検出部
301と、この光周波数検出部301の出力信号の目標
参照信号に対する誤差を求める減算器302と、この減
算器302の出力信号を帯域制限する帯域制限部303
と、この帯域制限部303の出力信号に基づいてLD3
00に対する通電時間を制御する通電時間制御部304
と、この通電時間制御部304の出力信号と帯域制限部
304の出力信号を加算する加算器305と、この加算
器305の出力信号を振幅制限してLD300に対する
駆動信号を生成するリミタ306からなる。
【0061】このような光周波数制御系においては、一
般的にLD300の保護のために設けられたリミタ30
6により制御ループの動作が制限され、LD300の熱
の効果が遅れる。この場合、通電時間制御部304にお
いて帯域制限部304の出力信号からリミタ306の影
響を計算して、LD300に対する通電時間、すなわち
前記補償時間の制御を行うことにより、この遅れを補償
することができる。このように、光半導体素子を用いる
光周波数制御系において、光半導体素子の通電時間(駆
動電流の継続時間)で素子を制御する機能を備えること
により、容易に熱の効果の補償を行うことが可能とな
る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
速かつ安定な送信周波数または受信周波数の周波数切り
換えを行う機能を有するノードを備えた波長多重光通信
ネットワークを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る波長多重光通信ネット
ワークの概略構成図
【図2】図1におけるノードの構成例を示すブロック図
【図3】図2における周波数可変光受信器の詳細な構成
を示すブロック図
【図4】本発明における周波数シフトのシーケンスの第
1の例を示す図
【図5】比較例の周波数シフトのシーケンスを示す図
【図6】本発明における周波数シフトのシーケンスの第
2の例を示す図
【図7】補償時間設定回路の構成例を示すブロック図
【図8】本発明の他の実施例に係る周波数可変光受信器
の構成を示すブロック図
【図9】本発明における周波数シフトのシーケンスの第
3の例を示す図
【図10】本発明の他の実施例における周波数可変光受
信器の構成を示すブロック図
【図11】本発明における周波数シフトのシーケンスの
第4の例を示す図
【図12】本発明の他の実施例に係る周波数可変光受信
器の構成を示すブロック図
【図13】本発明の別の実施例に係る周波数可変光送信
器の構成を示すブロック図
【図14】グレーティングを備えた半導体レーザの例を
示す断面図
【図15】グレーティングを備えた半導体光増幅器の例
を示す断面図
【図16】光周波数検出部を有する光周波数安定化電源
の構成図
【符号の説明】
1−1〜n…ノード 2…光ファイバ網 3−1〜n…ファイバ束 10…ATMスイ
ッチ 11…ATMセル多重化器 13…読出し制御
部 14…光送信器 15…ATMセル
分離器 17…周波数可変光受信器 19…制御信号処
理部 20…制御チャネル用光送信器 21…制御チャネ
ル用光受信器 22…同期シーケンス発生部 30…光スイッチ 31…光検波部 32…局発LD 33…復調部 34…識別・再生
部 35…周波数検出・AFC制御部 36…スイッチ 37…バイアス源 38…周波数切換
制御部 39…加算器 70…2×2光ス
イッチ 71…2×2スイッチ 72…光周波数検
出部 73…周波数制御部 80…活性層 81…グレーティング 82…電極 83…出射光 90…活性層 91…グレーティング 92…電極 93…入射光 94…出射光 101…光スイッチ 102…光半導体
フィルタ 103…光スイッチ 104…周波数切
換制御部 201…スイッチ 202…送信LD 203…バイアス源 204…加算器 205…周波数切換制御部 206…光スイッ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一つの光送信器および光受信器
    をそれぞれ有する複数のノードを備え、該光送信器の送
    信周波数および該光受信器の受信周波数の一方の周波数
    を各ノードに固有の値とし、他方の周波数を可変とする
    ことにより任意のノード間の通信を実現する波長多重光
    通信ネットワークにおいて、 前記送信周波数または受信周波数のうち前記可変である
    方の周波数を選択する複数の周波数選択手段と、 これら複数の周波数選択手段のうち一つが送信または受
    信に供されるように切り換える切換手段と、 前記周波数選択手段が選択した送信周波数または受信周
    波数を該周波数選択手段が送信または受信に供される期
    間中に所定周波数に制御する第1の制御モードと、該送
    信周波数または受信周波数の所定時間以上の時間で見た
    平均値が一定となるように前記送信または受信に供され
    る期間以外の期間中に該送信周波数または受信周波数を
    制御する第2の制御モードを有する制御手段とを具備す
    ることを特徴とする波長多重光通信ネットワーク。
  2. 【請求項2】少なくとも一つの光送信器および光受信器
    をそれぞれ有する複数のノードを備え、該光送信器の送
    信周波数および該光受信器の受信周波数の一方の周波数
    を各ノードに固有の値とし、他方の周波数を可変とする
    ことにより任意のノード間の通信を実現する波長多重光
    通信ネットワークにおいて、 前記送信周波数または受信周波数のうち前記可変である
    方の周波数を選択する複数の周波数選択手段と、 これら複数の周波数選択手段のうち一つが送信または受
    信に供されるように切り換える切換手段と、 前記周波数選択手段が選択した送信周波数または受信周
    波数を該周波数選択手段が送信または受信に供される期
    間中に所定周波数に制御する第1の制御モードと、該送
    信周波数または受信周波数の所定時間以上の時間で見た
    平均値が一定となるように前記送信または受信に供され
    る期間以外の期間中に該送信周波数または受信周波数に
    対して周波数シフトを行う時間を制御する第2の制御モ
    ードを有する制御手段とを具備することを特徴とする波
    長多重光通信ネットワーク。
  3. 【請求項3】前記周波数選択手段は、グレーティングを
    有する光半導体素子を含んで構成されることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の波長多重光通信ネットワー
    ク。
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