JP2008147968A - 光波長多重システム - Google Patents

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Abstract

【課題】誤接続を検出するとともに、システム構築にかかるコストを削減することを課題とする。
【解決手段】この光波長多重システムは、送信側光波長多重装置と受信側光波長多重装置と端末装置とが、光ファイバーケーブルで相互に通信可能に接続されて構成される。そして、送信側光波長多重装置は、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続される。このような構成において、光波長多重システムは、入力されて変換された変換後光信号の光パワーレベルと、多重化された多重化光信号から当該ポートに設定されている波長の光信号のパワーレベルとを比較して、比較結果に差異が検出されると、当該ポートに光波長変換部が誤接続されていると判定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続され、複数の光波長変換部により生成された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成して送信するとともに、受信した多重化光信号を所定の波長ごとに分離する光波長多重システムに関する。
従来より、インターネットの普及に伴い、画像や動画などの高容量データの伝送が頻繁に行われている。このような高容量データを高速に伝送させるために、高速ネットワーク通信を実現するxDSL技術(x Digital Subscriber Line)を用いたネットワーク回線が一般的に多く使用されているが、最近では、さらに高速なネットワークである光ファイバーケーブルを用いたFTTH(Fiber To The Home)などの光ネットワークも使用されている。
そして、このような光ファイバーケーブルを有効的に利用する技術として、WDM(Wavelength Division Multiplex)が注目されている。このWDMとは、一本の光ファイバーケーブル上に波長の異なる複数の信号を伝送させる、つまり、波長の違う複数の光信号を同時に利用することにより、光ファイバーケーブルの伝送容量を拡大させる技術である。
このWDMを用いて任意の波長の光信号を挿入し、当該光信号を分岐して受信する光分岐挿入装置(OADM:Optical Add and Drop Multiplexing)を備える光波長多重システムでは、複数のポートに対してそれぞれ個別に周波数を割り当てる。そして、各ポートには、入力された光信号を割り当てられた周波数の光信号に変換(出力)する光波長変換機が接続される。
つまり、それぞれのポートには、割り当てられた周波数を出力する光波長変換機を間違えることなく接続させる必要がある。ところが、近年、OADMにおいて多重させる光波長の数が増加していることから、OADMが多くのポートを有するようになり、それぞれのポートに割り当てられた光波長分割多重可能な波長とは異なる波長を出力する光波長変換機を接続すること(誤接続)が多発している。そこで、このような誤接続を検出する様々な技術が開示されている。
例えば、特許文献1(特開2004−32088号公報)では、光波長を合成する際に、波長依存性があるアレイ導波路格子(AWG)を用いることで誤接続を検出する技術が開示されている。具体的には、AWGは、波長依存性があるため、各ポートに割り当てた波長と異なる波長の光信号が入力されると、当該光信号を通過させない特性がある。この特性を利用して、波長が割り当てられたAWGの各ポートの光パワーレベルと、各ポートを介して入力された各波長の光信号を多重化して分岐した光パワーレベルとを比較することで、誤接続を検出する。つまり、誤接続のポートが存在する場合、多重化前の光パワーレベルと多重化後(合波後)の光パワーレベルとに誤差が生じるため、この誤差を検出することで、ポートの誤接続を検出している。
特開2004−32088号公報
ところで、上記した従来の技術である特許文献1では、アレイ導波路格子(AWG)が非常に高価であるため、このような光波長多重システムを構築するのにコストが高くなるという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、誤接続を検出することが可能であるとともに、システム構築にかかるコストを削減することが可能である光波長多重システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続され、前記複数の光波長変換部により生成された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成して送信するとともに、受信した前記多重化光信号を所定の波長ごとに分離する光波長多重システムであって、前記複数のポートそれぞれに接続され、前記各ポートに入力された前記変換後光信号の光パワーレベルを検出する複数の第一の光パワーレベル検出手段と、前記複数のポートから入力された全ての前記変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成する光信号多重化手段と、前記複数のポートに設けられ、前記各ポートに入力された変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力する複数の入力手段と、前記第一の光パワーレベル検出手段により前記変換後の光パワーレベルが検出されるまで、前記変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力しないように前記入力手段を制御し、前記第一の光パワーレベル検出手段により前記変換後の光パワーレベルが検出されると、前記変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力するように前記入力手段を制御する入力制御手段と、前記多重化光信号から、前記各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出する第二の光パワーレベル検出手段と、前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルと、前記第二の光パワーレベル検出手段により検出された多重化後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する誤接続検出手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記光信号多重化手段により多重化された多重化光信号を分岐する光分岐手段をさらに備え、前記第二の光パワーレベル検出手段は、前記光分岐手段により分岐された多重化光信号から前記各ポートに設定されている所定の波長の分岐後の光パワーレベルを検出し、前記誤接続検出手段は、前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルと、前記第二の光パワーレベル検出手段により検出された分岐後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記誤接続検出手段は、前記多重化光信号の受信側装置において、受信された多重化光信号が前記所定の波長ごとに分離された後の受信後光パワーレベルを受信して、受信した受信後光パワーレベルと、前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記入力制御手段は、前記誤接続検出手段により前記誤接続が検出された場合に、前記ポートに接続される前記入力手段に対して、前記変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力しないように制御することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記誤接続検出手段は、前記誤接続を検出した場合に、前記複数のポートそれぞれに設定されている前記所定の波長を検索して、前記ポートに誤接続されている前記光波長変換部の正常な接続先ポートを検出することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、複数のポートそれぞれに接続され、各ポートに入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出し、複数のポートから入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成し、複数のポートに設けられ、各ポートに入力された変換後光信号を入力し、変換後の光パワーレベルが検出されるまで、変換後光信号を入力しないように制御し、変換後の光パワーレベルが検出されると、変換後光信号を入力するように制御し、多重化光信号から、各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出し、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された多重化後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出するので、誤接続を検出することが可能であるとともに、システム構築にかかるコストを削減することが可能である。
例えば、入力手段として光スイッチを用い、光信号多重化手段として光カプラ(CPL)を用いて、ポート誤接続を検出することができる結果、高価なアレイ導波路格子(AWG)を用いて誤接続を検出する場合に比べて、システム構築にかかるコストを削減することが可能である。さらに、当該システムを停止させることなく、誤接続されている光ファイバーケーブルを正しい接続先に接続しなおしたり、光ファイバーケーブルに伝送されている波長に合わせて、ポートの設定を変更することが可能である。
また、請求項2の発明によれば、多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された多重化光信号から各ポートに設定されている所定の波長の分岐後の光パワーレベルを検出し、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された分岐後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出するので、送信側の光波長多重システム内で、誤接続を検出することができる結果、システム構築にかかるコストをより削減することが可能である。
例えば、光信号切替手段として光スイッチを用い、光信号多重化手段として光カプラ(CPL)を用いた場合、誤接続により誤った波長の光信号も多重化されてしまうので、多重化光信号を送信する前に、送信側の光波長多重システム内で誤接続を検出することで、システム構築にかかるコストをより削減することが可能であるとともに、多重化された光信号および当該光波長多重システムの品質劣化を防止することが可能である。
また、請求項3の発明によれば、多重化光信号の受信側装置において、受信された多重化光信号が所定の波長ごとに分離された後の受信後光パワーレベルを受信して、受信した受信後光パワーレベルと、検出された変換後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出するので、誤接続を検出することが可能であるとともに、コストをさらに削減することが可能である。
例えば、光波長多重システムで一般的に用いられる受信した多重化光信号を分離して、分離した波長ごとに検出される分離後光パワーレベルをフィードバックで受信して、誤接続を検出するので、通常の光波長多重システムに新たに機能を追加する必要がない結果、コストをさらに削減することが可能である。
また、請求項4の発明によれば、誤接続が検出された場合に、変換後光信号を入力しないように制御するので、多重化された光信号および当該光波長多重システムの品質劣化を防止することが可能である。
例えば、光パワーレベルが異なる波長を多重化する場合に比べて、光パワーレベルを一定にして多重化した方が、品質の良い多重化光信号を送信することができる。
また、請求項5の発明によれば、誤接続を検出した場合に、複数のポートそれぞれに設定されている所定の波長を検索して、ポートに誤接続されている光波長変換部の正常な接続先ポートを検出するので、多重化する際に、誤って入力された波長の光信号の混入を防止することができる結果、多重化された光信号および当該光波長多重システムの品質劣化を防止することが可能である。
例えば、光信号切替手段として光スイッチまたはVOA(Variable Optical Attenuator)を用いた場合、誤って入力された波長の光信号も光スイッチを通過してしまい、光信号多重化手段によって誤った光信号が混入された状態で多重化されるために、誤接続されているポートに接続される光信号切替手段の状態を停止状態にすることで、多重化する際に、誤って入力された波長の光信号の混入を防止することができる結果、多重化された光信号および当該光波長多重システムの品質劣化を防止することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る光波長多重システムの実施例を詳細に説明する。なお、以下の実施例で用いる主要な用語、実施例1に係る光波長多重システムの概要および特徴、実施例1に係る光波長多重システムの構成および処理の手順、実施例1の効果を順に説明し、続いて、他の実施例について説明する。
[用語の説明]
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「光波長多重システム」とは、光通信ネットワークを実現するシステムであって、送信側光波長多重装置と受信側光波長多重装置とから構成され、送信側と受信側とを接続する光ファイバーケーブル上に波長の異なる複数の信号を伝送させる、つまり、波長の違う複数の光信号を同時に利用することにより、光ファイバーケーブルの伝送容量を拡大させるシステムのことである。なお、「光波長多重システム」は、特許請求の範囲に記載の「光波長多重システム」に対応する。
ここで、「送信側光波長多重装置」と「受信側光波長多重装置」とについて説明すると、「送信側光波長多重装置」は、端末装置から入力された光信号を「光波長変換部」によって任意の波長に変換し、変換された光信号を「光波長多重ユニット」によって多重化したのち、「送信光増幅ユニット」において多重化された光信号を伝送可能な光レベルに増幅させて、受信側光波長多重装置に送信する。
また、「受信側光波長多重装置」は、送信側光波長多重装置から送信され劣化した多重化光信号を「受信光増幅ユニット」で増幅させて、「光波長分離ユニット」において当該多重化光信号を多重化する前の所定に波長に分離して、分離された光信号を「光波長変換部」によって元の光信号に逆変換して、端末装置に送信する。
そして、「送信側光波長多重装置」の「光波長多重化ユニット」および「受信側光波長多重装置」の「光波長分離ユニット」は、それぞれ「光波長変換部」と接続するための複数のポートを有している。それぞれのポートには、入力される波長があらかじめ設定されており、ポートに接続される「光波長変換部」には、接続先のポートに設定されている波長に変換するように、あらかじめ変換する波長が設定されている。こうすることにより、送信側光波長多重化装置は、あらかじめ定められた波長に変換された光信号が入力されて多重化して送信し、受信側光波長多重化装置では、多重化された光信号をもとの波長の光信号に変換して、光信号を取得することとなる。もっとも、ポートに設定されている波長と異なる波長の光信号が入力されたとしても、送信側光波長多重化装置は、光信号を多重化して送信するが、受信側光波長多重化装置では、当該光信号を受信して分離する場合に、正常に分離できないなどの問題が発生する。
なお、本実施例では、便宜上、送信側光波長多重装置と受信側光波長多重装置とに分けて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、本実施例で説明する受信側光波長多重システムが多重化した光信号を送信するようにしてもよく、あくまで、光信号を多重化して送信する装置が送信側光波長多重装置であり、多重化された光信号を受信する装置が受信側光波長多重装置となる。
また、「端末装置」とは、光信号を光波長多重システムに送信したり、光波長多重システムから光信号を受信したりする装置である。具体的には、あらかじめ設定された任意の波長に光信号を変換する光波長変換部に接続される。そして、端末装置が送信した光信号は、光波長変換部により任意の波長に変換されて、送信側光波長多重装置の各ポートに入力される。
[光波長多重システムの概要および特徴]
次に、図1を用いて、実施例1に係る光波長多重システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る光波長多重システムの概要と特徴を説明するための図である。
図1に示すように、この光波長多重システムは、送信側光波長多重装置と受信側光波長多重装置と端末装置とが、光ファイバーケーブルで相互に通信可能に接続されて構成される。そして、送信側光波長多重装置は、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続される。
具体的には、ポートA〜ポートCには、波長λ1〜λ3がそれぞれ設定される。そして、波長λ1が設定されたポートAには、入力された光信号を波長λ1の光波長に変換する光波長変換部が接続されている。また、波長λ2が設定されたポートBには、入力された光信号を波長λ3に変換する光波長変換部が接続されている。つまり、ポートBには、波長λ2に変換する光波長変換部が設定されていなければならないが、ここでは、波長λ3に変換する光波長変換部が誤って接続されている。
このような構成のもと、実施例1に係る光波長多重システムは、上記したように、複数の光波長変換部により生成された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成して送信するとともに、受信した多重化光信号を所定の波長ごとに分離することを概要とするものであり、特に、誤接続を検出することが可能であるとともに、システム構築にかかるコストを削減することが可能である点に主たる特徴がある。
この主たる特徴を具体的に説明すると、送信側光波長の変換多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されるまで、入力部が変換後光信号を光多重化部に入力しないように入力部を制御する。そして、端末装置1により送信された光信号を受信した送信側光波長多重装置の光波長変換部は、当該光信号を波長λ1の光信号に変換して、ポートAに当該変換後光信号を出力する(図1の(1)と(2)参照)。
すると、送信側光波長多重装置は、各ポートに入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出する(図1の(3)参照)。具体的には、送信側光波長多重装置の光パワーレベル検出部1は、ポートAに入力された波長λ1の変換後光信号の光パワーレベルを検出する。
続いて、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されると、入力部が変換後光信号を光多重化部に入力するように入力部を制御する(図1の(4)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置の入力制御部は、ポートAに入力された変換後の光パワーレベルが検出されると、入力部1が変換後光信号を光多重化部に入力するように入力部1を制御する。
そして、送信側光波長多重装置は、各ポートに入力された変換後光信号を光多重化部に入力し、複数のポートから入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成する(図1の(5)と(6)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置は、ポートAに入力された波長λ1に変換された変換後光信号を光多重化部に入力し、送信側光波長多重装置の光多重化部は、入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成して、送信光増幅ユニットに出力する。
その後、送信側光波長多重装置は、光多重化部により多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された多重化光信号から各ポートに設定されている所定の波長の分岐化後の光パワーレベルを検出する(図1の(7)と(8)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置の光分岐部は、光多重化部により多重化された多重化光信号を分岐し、送信側光波長多重装置の光パワーレベル検出部は、分岐された多重化光信号からポートAに設定されている波長λ1の分岐後の光パワーレベルを検出する。
そして、送信側光波長多重装置は、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された分岐後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する(図1の(9)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置の誤接続検出部は、ポートAに入力された波長λ1に変換された変換後の光パワーレベルと、多重化部により多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された多重化光信号からポートAに設定されている波長λ1の波長の多重化後の光パワーレベルとを比較する。続いて、送信側光波長多重装置は、検出した変換後の光パワーレベルと、分岐後の光パワーレベルとの両方の光信号が、波長λ1に変換された光波長であることより、二つの光パワーレベルに差異がなく、波長λ1が設定されたポートAに、光信号を波長λ1に変換する光波長変換部が正常に接続されていると判定する。
上記した手法と同様に、端末装置2から光信号が送信された場合に、送信側光波長多重装置は、端末装置2が接続される光波長変換部2が誤接続されているか否かを判定する。
具体的に説明すると、端末装置2により送信された光信号を受信した送信側光波長多重装置の光波長変換部は、当該光信号を波長λ3の光信号に変換して、ポートBに当該変換後光信号を出力し、ポートBに入力された波長λ3の変換後光信号の光パワーレベルを検出する(図1の(10)〜(12)参照)。
その後、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されると、入力部2が変換後光信号を光多重化部に入力するように入力部2を制御し、ポートAおよびポートBに入力された変換後光信号を光多重化部に入力し、ポートAとポートBから入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成して、光多重化部により多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された分岐後の光信号からポートBに設定されている波長λ2の分岐後の光パワーレベルを検出する(図1の(13)〜(17)参照)。
そして、送信側光波長多重装置の誤接続検出部は、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された分岐後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、ポートBに設定される波長λ2とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する(図1の(18)参照)。
具体的には、送信側光波長多重装置の誤接続検出部は、ポートBに入力された波長λ3に変換された変換後の光パワーレベルと、多重化部により多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された多重化光信号からポートBに設定されている波長λ2の波長の分岐後の光パワーレベルとを比較することになり、異なる波長の光パワーレベルを検出していることより、両者の光パワーレベルの差異を検出する。そして、送信側光波長多重装置の誤接続検出部は、ポートBに設定される波長λ2とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する。
なお、上記した例では、ポートAに入力された光信号から誤接続を検出した後に、ポートBに入力された光信号から誤接続を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、同時にポートA、ポートBに入力された光信号から誤接続を検出するようにしてもよい。
このように、実施例1に係る光波長多重システムは、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続され、複数の光波長変換部により生成された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成して送信するのに際して、上記した主たる特徴のごとく、誤接続を検出することが可能であるとともに、システム構築にかかるコストを削減することが可能である。
[光波長多重システムの構成]
次に、図2を用いて、図1に示した光波長多重システムの構成を説明する。図2は、実施例1に係る光波長多重システムの構成を示すブロック図である。図2に示すように、光波長多重システムは、送信側光波長多重装置10と、受信側光波長多重装置70とから構成される。
(送信側光波長多重装置10の構成)
送信側光波長多重装置10は、記憶部11と、光波長変換部12〜14と、光波長多重ユニット20と、送信光増幅ユニット40と、光スペクトル監視部50と、光レベル監視制御部60とから構成される。
記憶部11は、後述するポートA21〜ポートC23に設定される波長を記憶する。具体的には、図3に示したように、『ポートを特定する「ポート番号」、設定する波長を示す「波長」』として「ポートA、λ1」「ポートB、λ2」「ポートC、λ3」などと記憶する。なお、図3は、記憶部に記憶される情報の例を示す図である。
光波長変換部12〜14は、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換する。具体的には、光波長変換部12〜14は、利用者などによって、あらかじめ変換する波長としてλ1やλ2などと設定され、入力された入力光信号を設定されている波長(λ1やλ2など)の波長に変換する。例を挙げると、光波長変換部12には、波長λ1が設定されており、光波長変換部13には、波長λ3が設定されており、光波長変換部14には、波長λ2が設定されている。
光波長多重ユニット20は、特に本発明に密接に関連するものとしては、ポートA21〜C23と、PD24〜26と、光スイッチ27〜29と、光カプラ30とを有し、光波長変換部12〜14から各ポートに入力された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成し、後述する送信光増幅ユニット40に送信する各種制御を行う。
ポートA21〜ポートC23は、所定の波長があらかじめ設定され、光波長変換部12〜14により変換された変換後光信号が入力されて、後述するPD24〜PD26に当該変換後光信号を出力する。上記した例で具体的に説明すると、ポートA21には、波長λ1が設定されている光波長変換部12と、PD24とが接続され、ポートB22には、波長λ3が設定されている光波長変換部13と、PD25とが接続され、ポートC23は、波長λ2が設定されている光波長変換部14と、PD26とが接続されている。そして、ポートA21は、光波長変換部12により波長λ1に変換された変換後光信号が入力され、当該変換後光信号をPD24に出力する。同様に、ポートB22は、光波長変換部13により波長λ3に変換された変換後光信号が入力され、当該変換後光信号をPD25に出力し、ポートC23は、光波長変換部14により波長λ2に変換された変換後光信号が入力され、当該変換後光信号をPD26に出力する。
なお、ここでは、ポートA21〜ポートC23までの、三つのポートを有している場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、四つのポートを有していてもよく、ポートの数に制限はない。また、ポートの数だけ、各ポートに接続される光波長変換部が接続されていてもよく、一つの光波長変換部が複数のポートに接続されていてもよい。一つの光波長変換部が複数のポートに接続されている場合、各ポートには異なる波長が設定されているため、光波長変換部は、複数の光波長が設定されており、各ポートには異なる波長に変換した光信号を入力することとなる。
PD24〜PD26は、複数のポートそれぞれに接続され、各ポートに入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出するLSI(Large Scale Integration)などの回路である。上記した例で具体的に説明すると、PD24は、ポートA21に接続され、光波長変換部12により波長λ1に変換された変換後光信号が、ポートA21から入力されて、当該入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出して、後述する光レベル監視制御部60に通知する。同様に、PD25は、ポートB22に接続され、光波長変換部13より波長λ3に変換された変換後光信号が、ポートB22から入力されて、当該入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出して、後述する光レベル監視制御部60に通知し、PD26は、ポートC23に接続され、光波長変換部14より波長λ3に変換された変換後光信号が、ポートC23から入力されて、当該入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出して、後述する光レベル監視制御部60に通知する。なお、これらPD24〜PD26は、特許請求の範囲に記載の「第一の光パワーレベル検出手段」に対応する。
光スイッチ27〜29は、各ポートに入力された変換後光信号を後述する光カプラ30に入力する。上記した例で具体的に説明すると、後述する光レベル監視制御部60から変換後光信号を光カプラ30に入力するように制御されると、光スイッチ27は、PD24から入力された波長λ1に変換された変換後光信号を光カプラ30に入力する。同様に、光スイッチ28は、PD25から入力された波長λ3に変換された変換後光信号を光カプラ30に入力し、光スイッチ29は、PD26から入力された波長λ2に変換された変換後光信号を光カプラ30に入力する。ここで、ポート2には波長λ2が設定されているため、正常ならば波長λ2に変換された変換後光信号がPD25を介して光スイッチ28に入力されることとなるが、この例では、波長λ3に変換する光波長変換部13が接続されているため、波長λ3に変換された変換後光信号が光スイッチ28に入力されることとなる。ところが、この光スイッチ27〜29は、あくまで光信号を伝送するための機能であるため、間違った波長に変換された変換後光信号が入力されても、その変換後光信号を光カプラ30に入力する。なお、この例では、光スイッチが三つの場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、光波長多重システムは、ポートの数だけ光スイッチを有することとなる。また、これら光スイッチ27〜29は、特許請求の範囲に記載の「入力手段」に対応する。
光カプラ30は、複数のポートから入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成する。上記した例で具体的に説明すると、ポートA21〜ポートC23から入力された波長λ1〜λ3に変換された変換後光信号が光スイッチ27〜29を介してそれぞれ入力されると、光カプラ30は、入力された全ての変換後光信号を多重化して、後述する送信光増幅ユニット40に出力する。ここで、光カプラ30は、各ポートに設定されている波長とは異なる波長に変換された変換後光信号が入力された場合でも、入力された全ての変換後光信号を多重化して、送信光増幅ユニット40に出力する。なお、光カプラ30は、特許請求の範囲に記載の「光信号多重化手段」に対応する。
送信光増幅ユニット40は、特に本発明に密接に関連するものとしては、PD41と、光分岐部42と、光増幅部43とを有し、PD41に入力された多重化光信号を増幅して受信側光波長多重化装置70に送信する。PD41は、光波長多重ユニット20から出力された多重化光信号を後述する光分岐部42に出力するLSIなどの回路である。上記した例で具体的に説明すると、PD41は、光波長多重ユニット20の光カプラ30から出力された多重化光信号を受け付けて、当該多重化光信号を光分岐部42に出力する。
光分岐部42は、光波長多重ユニット20の光カプラ30により多重化された多重化光信号を分岐する。上記した例で具体的に説明すると、光分岐部42は、光波長多重ユニット20の光カプラ30により多重化された多重化光信号をPD41を介して受信すると、当該多重化光信号を後述する光スペクトル監視部50と、光増幅部43とに分岐して、それぞれに当該多重化光信号を出力する。なお、光分岐部42は、特許請求の範囲に記載の「光分岐手段」に対応する。
光増幅部43は、多重化光信号を伝送可能な光レベルに増幅させて、受信側光波長多重装置70に送信する。上記した例で具体的に説明すると、光分岐部42により分岐された入力された多重化光信号は、光レベルが約半分近く劣化しているため、伝送することができない。そのため、光増幅部43は、光分岐部42により分岐された入力された多重化光信号を伝送可能な光レベル(例えば、入力されたレベルの約2倍など)に増幅させて、受信側光波長多重装置70に送信する。
光スペクトル監視部50は、光分岐部42により分岐された多重化光信号から各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出する。上記した例で具体的に説明すると、光スペクトル監視部50は、光分岐部42により分岐された多重化光信号から、ポートA21に設定されている波長λ1の多重化後の光パワーレベルを検出して後述する光レベル監視制御部60に送信する。同様に、光スペクトル監視部50は、ポートB22に設定されている波長λ2の多重化後の光パワーレベルを検出して後述する光レベル監視制御部60に送信し、ポートC23に設定されている波長λ3の多重化後の光パワーレベルを検出して後述する光レベル監視制御部60に送信する。なお、光スペクトル監視部50は、特許請求の範囲に記載の「第二の光パワーレベル検出手段」に対応する。
光レベル監視制御部60は、PD24〜PD26により変換後の光パワーレベルが検出されるまで、光スイッチ27〜29が変換後光信号を光カプラ30に入力しないように光スイッチ27〜29を制御し、PD24〜PD26により変換後の光パワーレベルが検出されると、光スイッチ27〜29が変換後光信号を光カプラ30に入力するように光スイッチ27〜29を制御するとともに、PD24〜PD26により検出された変換後の光パワーレベルと、光スペクトル監視部50により検出された分離後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する。
上記した例で具体的に説明すると、光レベル監視制御部60は、PD24〜PD26により変換後の光パワーレベルが検出されるまで、光スイッチ27〜29が変換後光信号を光カプラ30に入力しないように光スイッチ27〜29を停止状態にしておき、PD24〜PD26により変換後の光パワーレベルが検出されると、光スイッチ27〜29が変換後光信号を光カプラ30に入力するように光スイッチ27〜29を起動制御する。
また、光レベル監視制御部60は、PD24により検出された波長λ1の変換後の光パワーレベルと、光スペクトル監視部50により検出されたポートA21に設定されている波長λ1の分離後の光パワーレベルとを比較することになり、両方ともが波長λ1に変換された光波長であることより、二つの光パワーレベルに差異がなく、波長λ1が設定されたポートA21に、光信号を波長λ1に変換する光波長変換部が正常に接続されていると判定する。また、光レベル監視制御部60は、PD25により検出された波長λ3の変換後の光パワーレベルと、光スペクトル監視部50により検出されたポートB22に設定されている波長λ2の分離後の光パワーレベルとを比較することになり、異なる波長の光パワーレベルを検出していることより、両者の光パワーレベルから差異を検出するので、ポートB22に設定される波長λ2とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する。同様に、光レベル監視制御部60は、PD26により検出された波長λ2の変換後の光パワーレベルと、光スペクトル監視部50により検出されたポートC23に設定されている波長λ3の分離後の光パワーレベルとを比較することになり、異なる波長の光パワーレベルを検出していることより、両者の光パワーレベルから差異を検出するので、ポートC23に設定される波長λ3とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する。なお、光レベル監視制御部60は、特許請求の範囲に記載の「入力制御手段」と「誤接続検出手段」とに対応する。
(受信側光波長多重装置70の構成)
受信側光波長多重装置70は、記憶部71と、受信光増幅ユニット72と、光波長分離ユニット74と、光波長変換部82〜84と、光レベル監視部85とから構成される。記憶部71は、送信側光波長多重装置10の記憶部11と同様に、送信側光波長多重装置10のポートA21〜ポートC23に設定されている波長を、後述するポートA79〜ポートC81に設定される波長として記憶する。具体的に例を挙げると、記憶部71は、「ポートA、λ1」「ポートB、λ2」「ポートC、λ3」などと記憶する(図3参照)。
受信光増幅ユニット72は、特に本発明に密接に関連するものとしては、光増幅部73を有し、受信した多重化光信号を増幅させる。光増幅部73は、劣化した多重化光信号を増幅させる。具体的に説明すると、光増幅部73は、送信側光波長多重装置10から送信された多重化光信号が伝送されている間に光パワーレベルが劣化しているため、これを増幅させることで、多重化光信号を回復させる。
光波長分離ユニット74は、受信した多重化光信号を分離する制御を行うものであり、特に本発明に密接に関連するものとしては、受信光波長分離部75と、PD76〜78と、ポートA79〜ポートC81とを有する。受信光波長分離部75は、多重化光信号をもとの波長に分離する。上記した例で具体的に説明すると、受信光波長分離部75は、送信側光波長多重装置10から送信された多重化光信号が、受信光増幅ユニット72により増幅されて入力されると、当該多重化光信号を分離して、送信側光波長多重装置10のポートA21〜ポートC23に設定されている波長λ1〜λ3(記憶部11に記憶されている波長)の光信号を得る。
PD76〜78は、複数のポートそれぞれに接続され、分離後光信号の光パワーレベルを検出するLSI(Large Scale Integration)などの回路である。上記した例で具体的に説明すると、PD76〜78は、受信光波長分離部75によって、当該多重化光信号が分離されて、送信側光波長多重装置10のポートA21〜ポートC23に設定されている波長λ1〜λ3(記憶部11に記憶されている波長)の分離後光信号が得られると、それぞれの分離後光信号の光パワーレベルを検出して、後述する光レベル監視部85に出力する。
ポートA79〜ポートC81は、所定の波長があらかじめ設定され、受信光波長分離部75により分離された分離後光信号が入力されて、後述する光波長変換部82〜84に当該分離後光信号を出力する。上記した例で具体的に説明すると、ポートA79には、送信側光波長多重装置10のポートA21と同様の波長であるλ1が設定されており、受信光波長分離部75により分離された波長λ1の分離後光信号がPD76を介して入力され、当該波長λ1の分離後光信号を、接続される光波長変換部82に出力する。また、ポートB80には、送信側光波長多重装置10のポートB22と同様の波長であるλ2が設定されており、受信光波長分離部75により分離された波長λ2の分離後光信号がPD77を介して入力され、当該波長λ2の分離後光信号を、接続される光波長変換部83に出力する。ここで、λ2の波長の光信号を生成したのは、送信側ではポートC23に接続される光波長変換部14であるが、受信側ではポートB80に接続されるPD77に受信されてしまう。このように、送信側でポートB22に間違った光波長変換部13が接続されていることより、受信側で間違った受信がされてしまうこととなる。
光波長変換部82〜84は、分離した分離光信号をもとの波長の光信号に変換する。上記した例で具体的に説明すると、光波長変換部82は、波長λ1に変換されているポートA79に入力された分離後の分離後光信号を、端末装置1が送信したもとの波長に変換して、送信先である端末装置1に送信する。また、波長λ2が設定されているポートB22には間違った光波長変換部13(波長λ3に変換する)が接続されているため、端末装置2は、端末装置2にデータを送信しているものの、受信側では、端末装置3から送信されたλ2の波長がポートB80に入力されてしまい、光波長変換部83は、波長λ2の分離後光信号を変換して端末装置2に送信することとなる。同様に、端末装置2から送信されたλ3の光信号は、端末装置3に送信されてしまうこととなる。
光レベル監視部85は、PD76〜78により検出された光パワーレベルを一時的に記憶および監視する。上記した例で具体的に説明すると、光レベル監視部85は、受信光波長分離部75により分離された分離後光信号が入力された分離後光信号の光パワーレベルがPD76〜78によって検出されて通知されると、当該分離後光信号の光パワーレベルを一時的に記憶および監視する。
[光波長多重システムによる処理]
次に、図4を用いて、光波長多重システムによる処理を説明する。図4は、実施例1に係る光波長多重システムにおける誤接続検出処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、送信側光波長多重装置10のPD24〜PD26により各ポートに入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出されると(ステップS401)、送信側光波長多重装置10の光レベル監視制御部60は、光パワーレベルが検出されたポートに接続される光スイッチ27〜29に対して、変換後光信号を光カプラ30に入力するように光スイッチ27〜29を制御する(ステップS402)。
そして、送信側光波長多重装置10の光カプラ30は、入力された変換後光信号を全て多重化し(ステップS403)、光分岐部42は、多重化された多重化光信号を光スペクトル監視部50と、光増幅部43とに分岐する(ステップS404)。
すると、送信側光波長多重装置10の光スペクトル監視部50は、分岐された分岐後光信号から、各ポートごとに設定された所定の波長の分岐後の光パワーレベルを検出する(ステップS405)。
続いて、送信側光波長多重装置10の光レベル監視制御部60は、PD24〜PD26により検出された変換後の光パワーレベルと、光スペクトル監視部50により検出された分岐後の光パワーレベルとを比較し(ステップS406)、差異があるかないかを判定する(ステップS407)。
差異があると判定された場合(ステップS407肯定)、送信側光波長多重装置10の光レベル監視制御部60は、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出し(ステップS408)、差異がないと判定された場合、誤接続が発生していないと判定して、処理を終了する。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、複数のポートそれぞれに接続され、各ポートに入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出し、複数のポートから入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成し、複数のポートに設けられ、各ポートに入力された変換後光信号を入力し、変換後の光パワーレベルが検出されるまで、変換後光信号を入力しないように制御し、変換後の光パワーレベルが検出されると、変換後光信号を入力するように制御し、多重化光信号から、各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出し、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された多重化後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出するので、誤接続を検出することが可能であるとともに、システム構築にかかるコストを削減することが可能である。
例えば、入力手段として光スイッチを用い、光信号多重化手段として光カプラ(CPL)を用いて、ポート誤接続を検出することができる結果、高価なアレイ導波路格子(AWG)を用いて誤接続を検出する場合に比べて、システム構築にかかるコストを削減することが可能である。さらに、当該システムを停止させることなく、誤接続されている光ファイバーケーブルを正しい接続先に接続しなおしたり、光ファイバーケーブルに伝送されている波長に合わせて、ポートの設定を変更することが可能である。
また、実施例1によれば、多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された多重化光信号から各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出し、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された分岐後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出するので、送信側の光波長多重システム内で、誤接続を検出することができる結果、システム構築にかかるコストをより削減することが可能である。
例えば、入力手段として光スイッチを用い、光信号多重化手段として光カプラ(CPL)を用いた場合、誤接続により誤った波長の光信号も多重化されてしまうので、多重化光信号を送信する前に、送信側の光波長多重システム内で誤接続を検出することで、システム構築にかかるコストをより削減することが可能であるとともに、多重化された光信号および当該光波長多重システムの品質劣化を防止することが可能である。
ところで、実施例1では、PDにより検出された変換後光パワーレベルと、多重化後に分岐された分岐後光信号とを比較して、誤接続を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDにより検出された変換後光パワーレベルと、多重化後に分岐された分岐後光信号をさらに分離した分離後の光パワーレベルとを比較するようにしてもよい。
そこで、実施例2では、図5を用いて、PDにより検出された変換後光パワーレベルと、多重化後に分岐された分岐後光信号をさらに分離した分離後の光パワーレベルとを比較して、誤接続を判定する場合について説明する。
[光波長多重システムの全体構成]
図5を用いて、実施例2に係る光波長多重システムの全体構成を説明する。図5は、実施例2に係る光波長多重システムの全体構成を説明するための図である。
図5に示したように、実施例1の図1と同様、実施例2に係る光波長多重システムは、送信側光波長多重装置と受信側光波長多重装置と端末装置とが、光ファイバーケーブルで相互に通信可能に接続されて構成される。そして、送信側光波長多重装置は、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポート(ポートA〜ポートC)に接続される。
具体的には、実施例1と同様に、ポートA〜ポートCには、波長λ1〜λ3がそれぞれ設定される。そして、波長λ1が設定されたポートAには、入力された光信号を波長λ1の光波長に変換する光波長変換部が接続されている。また、波長λ2が設定されたポートBには、入力された光信号を波長λ3に変換する光波長変換部が接続されている。波長λ3が設定されたポートCには、入力された光信号を波長λ2に変換する光波長変換部が接続されている。つまり、ポートBとポートCには、設定されている波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が設定されている。
このような構成のもと、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されるまで、光スイッチが変換後光信号を光カプラに入力しないように光スイッチを制御する。そして、端末装置1により送信された光信号を受信した送信側光波長多重装置の光波長変換部は、当該光信号を波長λ1の光信号に変換して、ポートAに当該変換後光信号を出力する(図5の(1)と(2)参照)。
すると、送信側光波長多重装置は、複数のポートそれぞれに接続され、各ポートに入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出する(図5の(3)参照)。具体的には、送信側光波長多重装置は、ポートAに入力された波長λ1の変換後光信号の光パワーレベルを検出する。
続いて、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されると、光スイッチが変換後光信号を光カプラに入力するように光スイッチを制御する(図5の(4)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置は、ポートAに入力された変換後の光パワーレベルが検出されると、光スイッチ1が変換後光信号を光カプラに入力するように光スイッチ1を制御する。
そして、送信側光波長多重装置は、各ポートに入力された変換後光信号を光カプラに入力し、複数のポートから入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成する(図5の(5)と(6)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置は、ポートAに入力された波長λ1の変換後光信号を光カプラに入力し、入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成して、送信光増幅ユニットに出力する。
その後、送信側光波長多重装置は、光カプラにより多重化された多重化光信号を分岐し、分岐した多重化光信号を、光波長分離部によって複数のポートに設定される所定の波長ごとにそれぞれ分離し、分離後の光パワーレベルを検出する(図5の(7)〜(9)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置は、光カプラにより多重化された多重化光信号を分岐し、分岐した多重化光信号を、光波長分離部によってポートAに設定される波長λ1に分離して、分離した波長λ1の光パワーレベルを検出する。
そして、送信側光波長多重装置は、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された分離後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する(図5の(10)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置は、ポートAに入力された波長λ1に変換された変換後の光パワーレベルと、光カプラにより多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された多重化光信号からポートAに設定されている波長λ1の波長に分離した分離後の光パワーレベルとを比較する。続いて、送信側光波長多重装置は、検出した変換後の光パワーレベルと、分離後の光パワーレベルとの両方の光信号が、波長λ1に変換された光波長であることより、二つの光パワーレベルに差異がなく、波長λ1が設定されたポートAに、光信号を波長λ1に変換する光波長変換部が正常に接続されていると判定する。
上記した手法と同様に、端末装置2から光信号が送信された場合に、送信側光波長多重装置は、端末装置2が接続される光波長変換部が誤接続されているか否かを判定する。
具体的に説明すると、端末装置2により送信された光信号を受信した送信側光波長多重装置の光波長変換部は、当該光信号を波長λ3の光信号に変換して、ポートBに当該変換後光信号を出力し、ポートBに入力された波長λ3の変換後光信号の光パワーレベルを検出する(図5の(11)〜(13)参照)。
その後、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されると、光スイッチ2が変換後光信号を光カプラに入力するように光スイッチ2を制御し、ポートAおよびポートBに入力された変換後光信号を光カプラに入力し、ポートAとポートBから入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成して、多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された多重化光信号からポートAとポートBに設定されている波長λ1とλ2との光信号に分離して、分離後の光パワーレベルを検出する(図5の(14)〜(19)参照)。
そして、送信側光波長多重装置は、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された分離後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、ポートBに設定される波長λ2とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する(図5の(20)参照)。
具体的には、送信側光波長多重装置は、ポートBに入力された波長λ3に変換された変換後の光パワーレベルと、光カプラにより多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された多重化光信号からポートBに設定されている波長λ2の光信号を分離して得られた分離後の光パワーレベルとを比較すると、異なる波長の光パワーレベルを検出していることになるので、両者の光パワーレベルに差異が検出すると判定する。そして、送信側光波長多重装置は、ポートBに設定される波長λ2とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する。
このように、実施例2に係る光波長多重システムは、多重化された多重化光信号を分岐し、分岐された多重化光信号を、複数のポートに設定される所定の波長ごとにそれぞれ分離し、分離された光信号から、各ポートに設定されている所定の波長の分離後の光パワーレベルを検出し、検出された変換後の光パワーレベルと、分離後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出するので、誤接続を検出することが可能であるとともに、コストをより削減することが可能である。
例えば、光分岐手段として非常に高価な光スペクトル監視装置を用いる代わりに、光波長分離手段として光スペクトル監視装置より安価なアレイ導波路格子(AWG)を用いることで、システム構築にかかるコストをより削減することが可能である。
ところで、実施例1では、PDにより検出された変換後光パワーレベルと、多重化後に分岐された分岐後光信号の光パワーレベルとを比較して、誤接続を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDにより検出された変換後光パワーレベルと、受信された多重化光信号の受信後の光パワーレベルとを比較するようにしてもよい。
そこで、実施例3では、図5を用いて、PDにより検出された変換後光パワーレベルと、受信された多重化光信号の受信後の光パワーレベルとを比較して、誤接続を判定する場合について説明する。
[光波長多重システムの全体構成]
図6を用いて、実施例3に係る光波長多重システムの全体構成を説明する。図6は、実施例3に係る光波長多重システムの全体構成を説明するための図である。
図6に示したように、実施例1の図1と同様、実施例3に係る光波長多重システムは、送信側光波長多重装置と受信側光波長多重装置と端末装置とが、光ファイバーケーブルで相互に通信可能に接続されて構成される。そして、送信側光波長多重装置は、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポート(ポートA〜ポートC)に接続される。
具体的には、実施例1と同様、ポートA〜ポートCには、波長λ1〜λ3がそれぞれ設定される。そして、波長λ1が設定されたポートAには、入力された光信号を波長λ1の光波長に変換する光波長変換部が接続されている。また、波長λ2が設定されたポートBには、入力された光信号を波長λ3に変換する光波長変換部が接続されている。波長λ3が設定されたポートCには、入力された光信号を波長λ2に変換する光波長変換部が接続されている。つまり、ポートBとポートCには、設定されている波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が設定されている。
そして、受信側光波長多重装置のポートX〜ポートZにも、送信側光波長多重装置のポートA〜ポートCと同様の設定がされており、それぞれのポートには光信号をもとの波長に変換する光波長変換部が接続されている。具体的には、ポートXには、波長λ1が設定されており、ポートYには、波長λ2が設定されており、ポートZには、波長λ3が設定されている。そして、ポートX〜ポートZには、データ(光信号)を送信する端末装置1〜3が使用する波長に、受信した光信号を変換する光波長変換部がそれぞれ接続されている。
このような構成において、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されるまで、光スイッチが変換後光信号を光多重化部に入力しないように光スイッチを制御する。そして、端末装置1により送信された光信号を受信した送信側光波長多重装置の光波長変換部は、当該光信号を波長λ1の光信号に変換して、ポートAに当該変換後光信号を出力する(図6の(1)と(2)参照)。
すると、送信側光波長多重装置は、複数のポートそれぞれに接続され、各ポートに入力された変換後光信号の光パワーレベルを検出する(図6の(3)参照)。具体的には、送信側光波長多重装置は、ポートAに入力された波長λ1の変換後光信号の光パワーレベルを検出する。
続いて、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されると、光スイッチが変換後光信号を光カプラに入力するように光スイッチを制御する(図6の(4)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置は、ポートAに入力された変換後の光パワーレベルが検出されると、光スイッチ1が変換後光信号を光カプラに入力するように光スイッチ1を制御する。
そして、送信側光波長多重装置は、各ポートに入力された変換後光信号を光カプラに入力し、複数のポートから入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成する(図6の(5)と(6)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置は、ポートAに入力された波長λ1に変換された変換後光信号を光カプラに入力し、入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成して、送信光増幅ユニットに出力する。
続いて、送信側光波長多重装置は、多重化されて分岐された多重化光信号を、伝送に必要な光パワーレベルまで増幅させて、受信側光波長多重装置に送信する(図6の(7)参照)。
多重化光信号を受信した受信側光波長多重装置は、伝送において劣化した光パワーレベルを増幅させて、受信光波長分離部によって多重化光信号が所定の波長ごとに分離し(図6の(8)参照)、分離された波長λ1の光信号のパワーレベルを受信後光パワーレベルとして検出して、送信側光波長多重装置の光レベル監視制御部に送信する(図6の(9)参照)。上記した例で具体的に説明すると、受信側光波長多重装置は、受信した多重化光信号を増幅させて、受信光波長分離部によってポートXに設定されている波長λ1の光信号に分離する。そして、受信側光波長多重装置は、分離して得られた波長λ1の受信後光パワーレベルを検出して、送信側光波長多重装置の光レベル監視制御部に送信する。
続いて、送信側光波長多重装置の光レベル監視制御部は、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された受信後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する(図6の(10)参照)。上記した例で具体的に説明すると、送信側光波長多重装置は、ポートAに入力された波長λ1に変換された変換後の光パワーレベルと、受信された多重光信号から分離して得られた波長λ1の受信後の光パワーレベルとを比較する。続いて、送信側光波長多重装置は、検出した変換後の光パワーレベルと、受信後の光パワーレベルとの両方の光信号が波長λ1に変換された光波長であることより、二つの光パワーレベルに差異がなく、波長λ1が設定されたポートAに、光信号を波長λ1に変換する光波長変換部が正常に接続されていると判定する。
上記した手法と同様に、端末装置2から光信号が送信された場合に、送信側光波長多重装置は、端末装置2が接続される光波長変換部2が誤接続されているか否かを判定する。
具体的に説明すると、端末装置2により送信された光信号を受信した送信側光波長多重装置の光波長変換部は、当該光信号を波長λ3の光信号に変換して、ポートBに当該変換後光信号を出力し、ポートBに入力された波長λ3の変換後光信号の光パワーレベルを検出する(図6の(11)〜(13)参照)。
その後、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されると、光スイッチ2が変換後光信号を光カプラに入力するように光スイッチ2を制御し、ポートAおよびポートBに入力された変換後光信号を光カプラに入力し、ポートAとポートBから入力された全ての変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成して、多重化光信号を受信側光波長多重装置に送信する(図6の(14)〜(17)参照)。
続いて、多重化光信号を受信した受信側光波長多重装置は、受信した多重化光信号からポートXとポートYに設定されている波長λ1とλ2の光信号に分離し、分離したそれぞれの光パワーレベルを検出して、送信側光波長多重装置の光レベル監視制御部に送信する(図6の(18)と(19)参照)。
そして、送信側光波長多重装置の光レベル監視制御部は、検出された変換後の光パワーレベルと、受信した受信後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、ポートBに設定される波長λ2とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する(図6の(20)参照)。
具体的には、送信側光波長多重装置の光レベル監視制御部は、ポートBに入力された波長λ3に変換された変換後の光パワーレベルと、受信された分離された波長λ2の光パワーレベルとを比較することになり、異なる波長の光パワーレベルを検出していることより、両者の光パワーレベルに差異が検出されたと判定する。そして、送信側光波長多重装置は、ポートBに設定される波長λ2とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する。
このように、実施例3によれば、検出された変換後の光パワーレベルと、多重化光信号の受信側装置において、受信された多重化光信号が所定の波長ごとに分離された後の受信後光パワーレベルを受信して、受信後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出するので、誤接続を検出することが可能であるとともに、コストをさらに削減することが可能である。
例えば、光波長多重システムで一般的に用いられる受信した多重化光信号を分離して、分離した波長ごとに検出される分離後光パワーレベルをフィードバックで受信して、誤接続を検出するので、通常の光波長多重システムに新たに機能を追加する必要がない結果、コストをさらに削減することが可能である。
ところで、実施例1では、変換後光信号を光カプラへ入力する手段として光スイッチを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光スイッチではなく、VOA(Variable Optical Attenuator)を用いてもよい。
そこで、実施例4では、図7を用いて、変換後光信号を光カプラへ入力する手段として、光スイッチの代わりにVOAを用いた場合について説明する。図7は、実施例4に係る光波長多重システムの全体構成を説明するための図である。
図7に示すように、実施例1の図1と同様、実施例4に係る光波長多重システムは、送信側光波長多重装置と受信側光波長多重装置と端末装置とが、光ファイバーケーブルで相互に通信可能に接続されて構成される。そして、送信側光波長多重装置は、実施例1と同様、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポート(ポートA〜ポートC)に接続される。
具体的には、実施例1と同様、ポートA〜ポートCには、波長λ1〜λ3がそれぞれ設定される。そして、波長λ1が設定されたポートAには、入力された光信号を波長λ1の光波長に変換する光波長変換部が接続されている。また、波長λ2が設定されたポートBには、入力された光信号を波長λ3に変換する光波長変換部が接続されている。波長λ3が設定されたポートCには、入力された光信号を波長λ2に変換する光波長変換部が接続されている。つまり、ポートBとポートCには、設定されている波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が設定されている。
そして、実施例1と異なる点は、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されるまで、VOAの減衰量を最大に設定しておき、変換後の光パワーレベルが検出されると、各ポートごとに、光カプラに入力される光パワーレベルが一定になるように減衰量を減少させる点である。
具体的に説明すると、実施例1と同様、端末装置1から光信号が入力されると、送信側光波長多重装置の光波長変換部は、当該光信号を波長λ1に変換してポートAに入力し、送信側光波長多重装置は、ポートAから受け付け変換後光信号の光パワーレベルを検出する(図7の(1)〜(3)参照)。
そして、送信側光波長多重装置は、変換後の光パワーレベルが検出されると、VOA1が変換後光信号を光カプラに入力するようにVOA1を制御し、各ポートに入力された変換後光信号を光カプラに入力し、複数のポートから入力された全ての変換後光信号を光カプラによって多重化して多重化光信号を生成し、当該多重化光信号を光分岐部によって分岐して、分岐された多重化光信号から各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出し、検出された変換後の光パワーレベルと、検出された分岐後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、ポート1に設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する(図7の(4)〜(9)参照)。
すると、送信側光波長多重装置は、光カプラに入力される光パワーレベルが一定になるようにVOA1の減衰量を減少させる(図7の(10)参照)。これ以降、端末装置1から送信される光信号は、徐々に減衰量を減少させて光カプラに入力され、多重化される。
そして、同様に、端末装置2から入力された光信号は、波長λ3に変換されて光パワーレベルが検出された後、多重化されて分岐された分岐後光パワーレベルが検出されて、ポート2に設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する(図7の(11)〜(19)参照)。この場合、誤接続が検出されたことより、送信側光波長多重装置は、VOA2の減衰量を減少させない。その後、上記した手法で、誤接続が検出されなくなると(正しく接続されると)、送信側光波長多重装置は、VOA2の減衰量を減少させる。
このように、実施例4によれば、変換後の光パワーレベルが検出されるまで、減衰量を最大に設定しておき、変換後の光パワーレベルが検出されると、各ポートごとに、入力される光パワーレベルが一定になるように減衰量を減少させるので、力光信号に対する減衰量が任意に設定され、設定した減衰量に従って、入力光信号の光パワーレベルを減衰させて入力する場合、多重化された光信号および当該光波長多重システムの品質劣化を防止することが可能である。例えば、光パワーレベルが異なる波長を多重化する場合に比べて、光パワーレベルを一定にして多重化した方が、品質の良い多重化光信号を送信することができる。
ところで、実施例1〜4では、誤接続を検出する場合についてのみ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、誤接続を検出して、正しい接続先を利用者(保守者)に通知するようにしてもよい。
そこで、実施例5では、図8を用いて、誤接続を検出して、正しい接続先を利用者(保守者)に通知するとともに、誤接続が検出されたポートに接続される光スイッチを「OFF」にする場合について説明する。図8は、実施例5に係る光波長多重システムにおける誤接続判定処理および接続先通知処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、利用者などにより光波長多重システムが起動されると(ステップS801)、光波長多重システムは、入力ポート(PORT#1〜PORT#i(最大ポート数))の接続状態STATUS〔1…i〕を「未設定」にするとともに、光スイッチの状態(SW〔i〕)を「OFF」にする(ステップS802)。そして、光波長多重システムは、ループ処理であるステップS803〜S825までの処理を、ポート1から最大ポート数(PORT#i)まで行う(ステップS803)。
その後、光波長多重システムは、該当入力ポート(PORT#i)の運用状態IS_OOS〔i〕が、サービス状態を示す「InService」であるか否かを判定する(ステップS804)。
そして、運用状態IS_OOS〔i〕が「InService」である場合(ステップS804肯定)、光波長多重システムは、該当ポートの入力状態(INDOWN〔i〕)がON状態を示す「InDown」であるか否かを判定する(ステップS805)。
続いて、該当ポートの入力状態(INDOWN〔i〕)が「InDown」でない場合(ステップS805否定)、光波長多重システムは、該当PORT#iの接続状態(STATUS〔i〕)が誤接続であるか否かを判定する(ステップS806)。
そして、該当PORT#iの接続状態(STATUS〔i〕)が誤接続でない場合(ステップS806否定)、光波長多重システムは、該当入力ポート(PORT#i)の接続状態(STATUS〔i〕)が未設定であるか否かを判定する(ステップS807)。
該当入力ポート(PORT#i)の接続状態(STATUS〔i〕)が未設定でない場合(ステップS807否定)、光波長多重システムは、「i」を「1」だけ増加させて、「i」が最大ポート数でないなら、次のポートに対して上記した判定を行う(ステップS825)。
一方、該当入力ポート(PORT#i)の接続状態(STATUS〔i〕)が未設定である場合(ステップS807肯定)、光波長多重システムは、該当入力ポートに接続される光スイッチSW〔i〕を「ON」にする(ステップS808)。
続いて、光波長多重システムは、光波長増幅ユニットの入力状態(AMP_INDOWN)が「InDown」であるか否かを判定する(ステップS809)。
そして、光波長増幅ユニットの入力状態(AMP_INDOWN)が「InDown」である場合(ステップS809肯定)、光波長多重システムは、保守者(利用者)へ「光増幅ユニット接続異常」を通知し(ステップS810)、全入力ポートの接続状態(STATUS[1…i])を「未設定」にし、全入力ポートに接続される光スイッチ(SW[1…i])を「OFF」にして(ステップS811)、ステップS825の処理を行う。
一方、光波長増幅ユニットの入力状態(AMP_INDOWN)が「InDown」でない場合(ステップS809否定)、光波長多重システムは、送信側光波長多重装置の光スペクトル監視部への光入力状態(INDOWN)が「InDown」であるか否かを判定する(ステップS812)。
そして、光スペクトル監視部への光入力状態(INDOWN)が「InDown」であると判定された場合(ステップS812肯定)、光波長多重システムは、保守者(利用者)へ「光スペクトル監視部接続異常」を通知する通知処理を行い(ステップS813)、ステップS811以降の処理を行う。
一方、光スペクトル監視部への光入力状態(INDOWN)が「InDown」でないと判定された場合(ステップS812否定)、光波長多重システムは、該当入力ポートの運用波長状態λ〔i〕と、光スペクトル監視部からの波長(λx)との比較を行う(ステップS814)。
λ〔i〕と〔λx〕とが一致した場合(ステップS814肯定)、光波長多重システムは、該当入力ポートの接続状態(STATUS〔i〕)を「正常」とし(ステップS815)、保守者へ「該当入力ポートPORT#i 正常」を通知する通知処理を行って、ステップS825の処理を行う。
一方、λ〔i〕と〔λx〕とが一致しない場合(ステップS814否定)、光波長多重システムは、該当入力ポートの接続状態(STATUS〔i〕)を「誤接続」とする(ステップS817)。
その後、光波長多重システムは、入力ポート(n)(n=1・・・PORT_MAX(ポート最大数))の運用波長(λn)と、光スペクトル監視部からの波長〔λx〕との比較を行う(ステップS818〜ステップS820)。
運用波長(λn)と波長〔λx〕とが一致した場合(ステップS819肯定)、光波長多重システムは、保守者へ「該当入力ポート(PORT#i) 接続先ポート(PORT#n)」を通知する通知処理を行って(ステップS821)、接続される光スイッチ(SW〔i〕)を「OFF」にして(ステップS824)、ステップS825の処理を行う。
一方、運用波長(λn)と波長〔λx〕とが一致しない場合(ステップS819否定)、光波長多重システムは、保守者へ「該当入力ポート(PORT#i) 接続波長(λx)は運用波長エラー」を通知する通知処理を行い(ステップS822)、接続される光スイッチ(SW〔i〕)を「OFF」にして(ステップS824)、ステップS825の処理を行う。
ステップS806に戻り、該当PORT#iの接続状態(STATUS〔i〕)が誤接続である場合(ステップS806肯定)、光波長多重システムは、接続される光スイッチ(SW〔i〕)を「OFF」にして(ステップS824)、ステップS825の処理を行う。
同様に、ステップS805に戻り、該当ポートの入力状態(INDOWN〔i〕)が「InDown」である場合(ステップS805肯定)、光波長多重システムは、接続される光スイッチ(SW〔i〕)を「OFF」にして(ステップS824)、ステップS825の処理を行う。
一方、ステップS804に戻り、運用状態IS_OOS〔i〕が「InService」でない場合(ステップS804否定)、光波長多重システムは、入力ポートの接続状態(STATUS〔i〕)を「未設定」にして(ステップS823)、ステップS824以降の処理を行う。
そして、ステップS825の処理では、「i」を「1」ずつ増やしていき、「i」が最大数「n」になるまでステップS804〜ステップS824の処理を行い、「i」が最大数「n」になると、光波長多重システムは、処理を終了する。
このように、実施例5によれば、誤接続が検出された場合に、ポートに接続される光スイッチに対して、変換後光信号を光カプラに入力しないように制御するので、多重化する際に、誤って入力された波長の光信号の混入を防止することができる結果、多重化された光信号および当該光波長多重システムの品質劣化を防止することが可能である。
例えば、光信号切替手段として光スイッチまたはVOAを用いた場合、誤って入力された波長の光信号も光スイッチを通過してしまい、光信号多重化手段によって誤った光信号が混入された状態で多重化されるために、誤接続されているポートに接続される光信号切替手段の状態を停止状態にすることで、多重化する際に、誤って入力された波長の光信号の混入を防止することができる結果、多重化された光信号および当該光波長多重システムの品質劣化を防止することが可能である。
また、実施例5によれば、誤接続を検出した場合に、複数のポートそれぞれに設定されている所定の波長を検索して、ポートに誤接続されている光波長変換部の正常な接続先ポートを検出するので、誤接続を検出するだけでなく、正常に接続されるべきポートを特定することができる結果、誤接続が発生した場合の利用者の負担を軽減するとともに、迅速な対応が可能である。
例えば、ポート1〜5に波長λ1〜λ5がそれぞれ設定されていて、ポート2が間違ってλ3の光ファイバーケーブルが接続された場合、ポート2が誤接続されていると検出するだけでなく、ポート2に間違って接続された光ファイバーケーブルの接続先がポート3であると特定して、利用者に検出、通知することができる結果、誤接続が発生した場合の利用者の負担を軽減するとともに、迅速な対応が可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)ポート数、(2)システム構成等、にそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)ポート数
例えば、実施例1〜5では、光波長多重システムのポート数が、三つのポートを有している場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、四つのポートを有していてもよく。ポートの数に制限はない。また、ポートの数だけ、各ポートに接続される光波長変換部が接続されていてもよく、一つの光波長変換部が複数のポートに接続されていてもよい、一つの光波長変換部が複数のポートに接続されている場合、各ポートには異なる波長が設定されているため、光波長変換部は、複数の光波長が設定されており、各ポートには異なる波長に変換した光信号を入力することとなる。
(2)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる(例えば、光レベル監視制御部を入力制御部と誤接続検出部に分割するなど)。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、多重化光信号の増幅処理や分離処理など)の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、ポートに波長を設定する処理など)の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図3など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
(付記1)入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続され、前記複数の光波長変換部により生成された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成して送信するとともに、受信した前記多重化光信号を所定の波長ごとに分離する光波長多重システムであって、
前記複数のポートそれぞれに接続され、前記各ポートに入力された前記変換後光信号の光パワーレベルを検出する複数の第一の光パワーレベル検出手段と、
前記複数のポートから入力された全ての前記変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成する光信号多重化手段と、
前記複数のポートに設けられ、前記各ポートに入力された変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力する複数の入力手段と、
前記第一の光パワーレベル検出手段により前記変換後の光パワーレベルが検出されるまで、前記変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力しないように前記入力手段を制御し、前記第一の光パワーレベル検出手段により前記変換後の光パワーレベルが検出されると、前記変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力するように前記入力手段を制御する入力制御手段と、
前記多重化光信号から、前記各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出する第二の光パワーレベル検出手段と、
前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルと、前記第二の光パワーレベル検出手段により検出された多重化後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する誤接続検出手段と、
を備えたことを特徴とする光波長多重システム。
(付記2)前記光信号多重化手段により多重化された多重化光信号を分岐する光分岐手段をさらに備え、
前記第二の光パワーレベル検出手段は、前記光分岐手段により分岐された分岐後の光信号から前記各ポートに設定されている所定の波長の分岐後の光パワーレベルを検出し、
前記誤接続検出手段は、前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルと、前記第二の光パワーレベル検出手段により検出された分岐後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出することを特徴とする付記1に記載の光波長多重システム。
(付記3)前記光多重化手段により多重化された多重化光信号を分岐する光分岐手段と、
前記光分岐手段により分岐された前記多重化光信号を、前記複数のポートに設定される所定の波長ごとにそれぞれ分離する多重化後光信号分離手段とをさらに備え、
前記第二の光パワーレベル検出手段は、前記多重化光信号分離手段により分離された光信号から、前記各ポートに設定されている所定の波長の分離後の光パワーレベルを検出し、
前記誤接続検出手段は、前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルと、前記第二の光パワーレベル検出手段により検出された分離後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出することを特徴とする付記1に記載の光波長多重システム。
(付記4)前記誤接続検出手段は、前記多重化後光信号の受信側装置において、受信された多重化光信号が前記所定の波長ごとに分離された後の受信後光パワーレベルを受信し、受信した前記受信後光パワーレベルと、前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出することを特徴とする付記1に記載の光波長多重システム。
(付記5)前記複数の入力手段は、前記入力光信号に対する減衰量が任意に設定され、設定した減衰量に従って、前記入力光信号の光パワーレベルを減衰させて前記光信号多重化手段に入力するものであって、
前記入力制御手段は、前記第一の光パワーレベル検出手段により前記変換後の光パワーレベルが検出されるまで、前記入力手段の減衰量を最大に設定しておき、前記第一の光パワーレベル検出手段により前記変換後の光パワーレベルが検出されると、前記各ポートごとに、前記光信号多重化手段に入力される光パワーレベルが一定になるように前記減衰量を減少させることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の光波長多重システム。
(付記6)前記入力制御手段は、前記誤接続検出手段により前記誤接続が検出された場合に、前記ポートに接続される前記入力手段に対して、前記変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力しないように制御することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の光波長多重システム。
(付記7)前記誤接続検出手段は、前記誤接続を検出した場合に、前記複数のポートそれぞれに設定されている前記所定の波長を検索して、前記ポートに誤接続されている前記光波長変換部の正常な接続先ポートを検出することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の光波長多重システム。
(付記8)入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続され、前記複数の光波長変換部により生成された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成して送信するとともに、受信した前記多重化光信号を所定の波長ごとに分離することに適した光波長多重方法であって、
前記複数のポートそれぞれに接続され、前記各ポートに入力された前記変換後光信号の光パワーレベルを検出する複数の第一の光パワーレベル検出工程と、
前記複数のポートから入力された全ての前記変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成する光信号多重化工程と、
前記複数のポートに設けられ、前記各ポートに入力された変換後光信号を前記光信号多重化工程に入力する複数の入力工程と、
前記第一の光パワーレベル検出工程により前記変換後の光パワーレベルが検出されるまで、前記変換後光信号を前記光信号多重化工程に入力しないように前記入力工程を制御し、前記第一の光パワーレベル検出工程により前記変換後の光パワーレベルが検出されると、前記変換後光信号を前記光信号多重化工程に入力するように前記入力工程を制御する入力制御工程と、
前記多重化光信号から、前記各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出する第二の光パワーレベル検出工程と、
前記第一の光パワーレベル検出工程により検出された変換後の光パワーレベルと、前記第二の光パワーレベル検出工程により検出された多重化後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する誤接続検出工程と、
を含んだことを特徴とする光波長多重方法。
(付記9)入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換手順が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続され、前記複数の光波長変換手順により生成された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成して送信するとともに、受信した前記多重化光信号を所定の波長ごとに分離することをコンピュータに実行させる光波長多重プログラムであって、
前記複数のポートそれぞれに接続され、前記各ポートに入力された前記変換後光信号の光パワーレベルを検出する複数の第一の光パワーレベル検出手順と、
前記複数のポートから入力された全ての前記変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成する光信号多重化手順と、
前記複数のポートに設けられ、前記各ポートに入力された変換後光信号を前記光信号多重化手順に入力する複数の入力手順と、
前記第一の光パワーレベル検出手順により前記変換後の光パワーレベルが検出されるまで、前記変換後光信号を前記光信号多重化手順に入力しないように前記入力手順を制御し、前記第一の光パワーレベル検出手順により前記変換後の光パワーレベルが検出されると、前記変換後光信号を前記光信号多重化手順に入力するように前記入力手順を制御する入力制御手順と、
前記多重化光信号から、前記各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出する第二の光パワーレベル検出手順と、
前記第一の光パワーレベル検出手順により検出された変換後の光パワーレベルと、前記第二の光パワーレベル検出手順により検出された多重化後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換手順が誤接続されていると検出する誤接続検出手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする光波長多重プログラム。
以上のように、本発明に係る光波長多重システムは、入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続され、複数の光波長変換部により生成された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成して送信するとともに、受信した多重化光信号を所定の波長ごとに分離することに有用であり、特に、誤接続を検出することが可能であるとともに、システム構築にかかるコストを削減することに適する。
実施例1に係る光波長多重システムの概要と特徴を説明するための図である。 実施例1に係る光波長多重システムの構成を示すブロック図である。 記憶部に記憶される情報の例を示す図である。 実施例1に係る光波長多重システムにおける誤接続検出処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係る光波長多重システムの全体構成を説明するための図である。 実施例3に係る光波長多重システムの全体構成を説明するための図である。 実施例4に係る光波長多重システムの全体構成を説明するための図である。 実施例5に係る光波長多重システムにおける誤接続判定処理および接続先通知処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 送信側光波長多重装置
11 記憶部
12 光波長変換部
13 光波長変換部
14 光波長変換部
20 光波長多重ユニット
21 ポートA
22 ポートB
23 ポートC
24 PD
25 PD
26 PD
27 光スイッチ
28 光スイッチ
29 光スイッチ
30 光カプラ
40 送信光増幅ユニット
41 PD
42 光分岐部
43 光増幅部
50 光スペクトル監視部
60 光レベル監視制御部
70 受信側光波長多重装置
71 記憶部
72 受信光増幅ユニット
73 光増幅部
74 光波長分離ユニット
75 受信光波長分離部
76 PD
77 PD
78 PD
79 ポートA
80 ポートB
81 ポートC
82 光波長変換部
83 光波長変換部
84 光波長変換部
85 光レベル監視部

Claims (5)

  1. 入力された入力光信号をあらかじめ設定された任意の波長に変換して変換後光信号を生成する複数の光波長変換部が、所定の波長があらかじめ設定された複数のポートに接続され、前記複数の光波長変換部により生成された変換後光信号を多重化した多重化光信号を生成して送信するとともに、受信した前記多重化光信号を所定の波長ごとに分離する光波長多重システムであって、
    前記複数のポートそれぞれに接続され、前記各ポートに入力された前記変換後光信号の光パワーレベルを検出する複数の第一の光パワーレベル検出手段と、
    前記複数のポートから入力された全ての前記変換後光信号を多重化して多重化光信号を生成する光信号多重化手段と、
    前記複数のポートに設けられ、前記各ポートに入力された変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力する複数の入力手段と、
    前記第一の光パワーレベル検出手段により前記変換後の光パワーレベルが検出されるまで、前記変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力しないように前記入力手段を制御し、前記第一の光パワーレベル検出手段により前記変換後の光パワーレベルが検出されると、前記変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力するように前記入力手段を制御する入力制御手段と、
    前記多重化光信号から、前記各ポートに設定されている所定の波長の多重化後の光パワーレベルを検出する第二の光パワーレベル検出手段と、
    前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルと、前記第二の光パワーレベル検出手段により検出された多重化後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出する誤接続検出手段と、
    を備えたことを特徴とする光波長多重システム。
  2. 前記光信号多重化手段により多重化された多重化光信号を分岐する光分岐手段をさらに備え、
    前記第二の光パワーレベル検出手段は、前記光分岐手段により分岐された分岐後光信号から前記各ポートに設定されている所定の波長の分岐後の光パワーレベルを検出し、
    前記誤接続検出手段は、前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルと、前記第二の光パワーレベル検出手段により検出された分岐後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出することを特徴とする請求項1に記載の光波長多重システム。
  3. 前記誤接続検出手段は、前記多重化光信号の受信側装置において、受信された多重化光信号が前記所定の波長ごとに分離された後の受信後光パワーレベルを受信して、受信した受信後光パワーレベルと、前記第一の光パワーレベル検出手段により検出された変換後の光パワーレベルとを比較し、比較した結果に差異が生じている場合に、前記各ポートに設定される所定の波長とは異なる波長に変換する光波長変換部が誤接続されていると検出することを特徴とする請求項1に記載の光波長多重システム。
  4. 前記入力制御手段は、前記誤接続検出手段により前記誤接続が検出された場合に、前記ポートに接続される前記入力手段に対して、前記変換後光信号を前記光信号多重化手段に入力しないように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光波長多重システム。
  5. 前記誤接続検出手段は、前記誤接続を検出した場合に、前記複数のポートそれぞれに設定されている前記所定の波長を検索して、前記ポートに誤接続されている前記光波長変換部の正常な接続先ポートを検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の光波長多重システム。
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