JP2013177934A - ボルトの固定方法、被固定体およびボルト固定用金型 - Google Patents

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紘司 岩名
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Abstract

【課題】 従来の「嵌締ボルト」や「圧入ボルト」と全く異なる方法で、従来にない新規なボルトの固定技術を提供することにある。
【解決手段】 六角ボルト10を固定する被固定体20のボルト孔21に挿通された六角ボルト10のネジ部12を囲繞するとともに、ボルト孔21の外縁に当接する突起部31を備えた第1金型30と、六角ボルト10の頭部11に当接する第2金型40とを備えて、第2金型40で六角ボルト10の頭部11に六角ボルト10のネジ部12側へ押力をかけて、六角ボルト10の頭部11と第1金型30の突起部31との間に挟まれたボルト孔21の外縁を変形させて、その変形部分が六角ボルト10のネジ部12の谷(ネジ溝)へ入り込むことで六角ボルト10を固定する。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、ボルト、特に汎用の六角ボルトを被固定体に固定するためのボルトの固定技術に関するものである。
ボルトを被固定体に固定するためのボルトの固定技術としては、これまでに種々のものが開発されてきたが(例えば、特許文献1〜特許文献3等)、最も一般的と思われるものは図4及び図5に示すものである。
図4は、被固定体60にボルト50をセットして(図4(a))、金型70でボルト50のネジ部51の根元52を潰して固定する技術である(図4(b))。これを「嵌締ボルト」という。
図5は、頭部56のネジ部58側に突起57を有するボルト55を被固定体60にセットして(図5(a))、突起57を被固定体60に喰い込ませて固定する技術である(図5(b))。これを「圧入ボルト」という。
特開平11−257332号公報 特開2001−295824号公報 特開2008−175330号公報
これに対して、本願発明者は、上記した従来の「嵌締ボルト」や「圧入ボルト」と全く異なる方法で、従来にない新規なボルトの固定技術を提供すべく鋭意試験・研究を行い、本願発明を完成するに至った。
上記目的を達成するために、本願発明の第1の発明は、ボルトを固定する被固定体のボルト孔に挿通されたボルトのネジ部を囲繞するとともに、ボルト孔の外縁に当接する突起部を備えた第1金型と、同ボルトの頭部に当接する第2金型とを備えて、第2金型でボルトの頭部にボルトのネジ部側へ押力をかけて、ボルトの頭部と第1金型の突起部との間に挟まれたボルト孔の外縁を変形させて、その変形部分がボルトのネジ部の谷へ入り込む又はネジ部の山を押さえ付けることを特徴としたボルトの固定方法である。
第2の発明は、ボルトが、汎用の六角ボルト又は四角ボルトであることを特徴とした同ボルトの固定方法である。
第3の発明は、被固定体のボルト孔の外周に、ボルトの頭部の回転を規制する規制手段を形成したことを特徴とした同ボルトの固定方法である。
第4の発明は、上記第1,第2又は第3の発明であるボルトの固定方法によってボルトの固定された被固定体である。
第5の発明は、被固定体が、金属屋根の上面に設置物を取り付けるための取付金具であることを特徴とした同被固定体である。
第6の発明は、ボルトを固定する被固定体のボルト孔に挿通されたボルトのネジ部を囲繞するとともに、ボルト孔の外縁に当接する突起部を備えた第1金型と、同ボルトの頭部に当接する第2金型とを備えて、第2金型でボルトの頭部にボルトのネジ部側へ押力をかけて、ボルトの頭部と第1金型の突起部との間に挟まれたボルト孔の外縁を変形させて、その変形部分がボルトのネジ部の谷へ入り込む又はネジ部の山を押さえ付けることを特徴としたボルト固定用金型である。
上記した本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)本願発明は、ボルトを固定する被固定体のボルト孔に挿通されたボルトのネジ部を囲繞するとともに、ボルト孔の外縁に当接する突起部を備えた第1金型と、同ボルトの頭部に当接する第2金型とを備えて、第2金型でボルトの頭部にボルトのネジ部側へ押力をかけて、ボルトの頭部と第1金型の突起部との間に挟まれたボルト孔の外縁を変形させて、その変形部分がボルトのネジ部の谷へ入り込む又はネジ部の山を押さえ付けることで、ボルトのネジ部と被固定体のボルト孔とが係合し、簡易且つ確実にボルトを被固定体に固定することができる。
(2)本願発明は、ボルトの種類を問わず被固定体に固定することができるので、最も利用されている汎用の六角ボルトや四角ボルトも被固定体に固定できて、極めて利便性の高いボルトの固定技術であると言える。
(3)特に、金属屋根の上面に設置物を取り付けるための取付金具(被固定体)はボルトを固定する必要が多いので、この取付金具に本願発明のボルトの固定技術を使用することは極めて有効である。
(4)また、被固定体のボルト孔の外周に、ボルトの頭部の回転を規制する規制手段を形成したことで、締結時におけるボルトの共回りを防止できるので、ボルトとナットによる締結作業を確実且つ効率的に行える。
ボルトの固定方法の実施形態を示す説明図。 ボルトの固定構造の実施形態を示す説明図。 ボルトの固定構造のその他の実施形態を示す説明図。 従来のボルトの固定技術を示す説明図(1)。 従来のボルトの固定技術を示す説明図(2)。
本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここではボルトとして最も普及している汎用の六角ボルトを使用して説明するが、これに限定されるものではない。
図1は、本願発明に係るボルトの固定方法の実施形態を示す説明図(1)である。
まず、図1(a)に示すように、固定する六角ボルト10と、六角ボルト10を固定する被固定体20と、金型(第1金型30及び第2金型40)とを備える。ここで、第1金型30は、ボルト10のネジ部12を囲繞する筒状部32と、被固定体20に形成されたボルト孔21の外縁に当接する突起部31を備える。
次に、図1(b)に示すように、被固定体20のボルト孔21に六角ボルト10を挿通した状態で、第1金型30に六角ボルト10及び被固定体20をセットする。すなわち、六角ボルト10のネジ部12が第1金型30の筒状部32に囲繞され、被固定体20のボルト孔21の外縁が第1金型30の突起部31に当接された状態にする。
そして、図1(c)に示すように、第1金型30に六角ボルト10及び被固定体20がセットされた状態で、第2金型40で六角ボルト10の頭部11に六角ボルト10のネジ部12側へ押力をかける。すると、六角ボルト10の頭部11と第1金型30の突起部31との間に挟まれたボルト孔21の外縁を変形させて、その変形部分が六角ボルト10のネジ部12の谷(ネジ溝)へ入り込み又はネジ部12の山(ネジ山)を押さえ付ける。すなわち、第1金型30の突起部31が被固定体20を押し潰す。押し潰された被固定体20の一部はボルト孔21の内側へ入り込み(押し潰された被固定体20の一部は抵抗の小さいボルト孔21の内側へ移動する)、六角ボルト10のネジ部12の谷(ネジ溝)へ入り込み又はネジ部12の山(ネジ山)を押さえ付ける。これによって、六角ボルト10のネジ部12と被固定体20のボルト孔21とが係合し(六角ボルト10が被固定体20から抜けなくなり)、六角ボルト10を被固定体20に固定することができる。
図2は、本願発明に係るボルトの固定構造の実施形態を示す説明図である。
図2(a)は、図1で説明したボルトの固定方法で固定された六角ボルト10の固定構造の外観斜視図である。図示するように、被固定体20のボルト孔21の外縁は変形し凹状(変形部分22)になるとともに、変形した同外縁の一部(凸状:変形部分23)が六角ボルト10のネジ部12の谷(ネジ溝)へ入り込んでいる。
図2(b)は、図1で説明したボルトの固定方法で固定された六角ボルト10の固定構造の断面図である。図示するように、被固定体20のボルト孔21の外縁は変形し凹状(変形部分22)になるとともに、変形した同外縁の一部(凸状:変形部分23)が六角ボルト10のネジ部12の谷(ネジ溝)へ入り込んでいる。
なお、図2は、変形した同外縁の一部(凸状:変形部分23)が六角ボルト10のネジ部12の谷(ネジ溝)へ入り込んでいる状態を図示したものだが、変形した同外縁の一部(凸状:変形部分23)が六角ボルト10のネジ部12の山(ネジ山)を押さえ付けることによって固定される場合もある。
図3は、ボルトの固定構造のその他の実施形態を示す説明図である。
図3(a)及び(b)に図示するように、被固定体20のボルト孔21の外周に、六角ボルト10の頭部11や四角ボルト15の頭部16の回転を規制する規制手段として、凸部25,凸部26を形成した(凸部25はプレス、凸部26は溶接によって形成)。六角ボルト10や四角ボルト15が回転しようとするとこの凸部25又は凸部26がボルトの頭部11又は頭部16の側面に当接し、その回転を規制するので、締結時におけるボルトの共回りを防止できる。よって、ボルトとナットによる締結作業を確実且つ効率的に行える。なお、凸部25又は凸部26は1個の六角ボルト10や四角ボルト15に対して少なくとも1以上あればよく、また、規制手段も図示する凸部25又は凸部26に限定されるものではない。
本願発明に係るボルトの固定方法等は、ボルト(特に汎用の六角ボルト)を被固定体に固定するための固定技術として広く利用できるものである。ここで、ボルトを固定する被固定体は特に限定するものではないが、例えば、金属屋根の上面に設置物を取り付けるための取付金具にボルトを固定する場合などに利用できるものである。
10 六角ボルト
11 頭部
12 ネジ部
15 四角ボルト
16 頭部
20 被固定体
21 ボルト孔
22 変形部分(凹状)
23 変形部分(凸状)
25 凸部(プレス)
26 凸部(溶接)
30 金型(第1金型)
31 突起部
32 筒状部
40 金型(第2金型)

Claims (6)

  1. ボルトを固定する被固定体のボルト孔に挿通されたボルトのネジ部を囲繞するとともに、ボルト孔の外縁に当接する突起部を備えた第1金型と、同ボルトの頭部に当接する第2金型とを備えて、
    第2金型でボルトの頭部にボルトのネジ部側へ押力をかけて、ボルトの頭部と第1金型の突起部との間に挟まれたボルト孔の外縁を変形させて、その変形部分がボルトのネジ部の谷へ入り込む又はネジ部の山を押さえ付けることを特徴としたボルトの固定方法。
  2. ボルトは、汎用の六角ボルト又は四角ボルトであることを特徴とした請求項1記載のボルトの固定方法。
  3. 被固定体のボルト孔の外周に、ボルトの頭部の回転を規制する規制手段を形成したことを特徴とした請求項1又は請求項2記載のボルトの固定方法。
  4. 請求項1,請求項2又は請求項3記載のボルトの固定方法によってボルトの固定された被固定体。
  5. 被固定体は、金属屋根の上面に設置物を取り付けるための取付金具であることを特徴とした請求項4記載の被固定体。
  6. ボルトを固定する被固定体のボルト孔に挿通されたボルトのネジ部を囲繞するとともに、ボルト孔の外縁に当接する突起部を備えた第1金型と、同ボルトの頭部に当接する第2金型とを備えて、
    第2金型でボルトの頭部にボルトのネジ部側へ押力をかけて、ボルトの頭部と第1金型の突起部との間に挟まれたボルト孔の外縁を変形させて、その変形部分がボルトのネジ部の谷へ入り込む又はネジ部の山を押さえ付けることを特徴としたボルト固定用金型。
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