JP2013176910A - ボールペン - Google Patents

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Abstract

【課題】十分なインキ流出性が得られるとともに、ロッド部を確実にインキ流出間隙の中心部にガイドすることができるボールペンを提供する。
【解決手段】金属製のチップ本体2の前端に内向きの前端縁部4を設ける。前端縁部4の後方のチップ本体2内面にボール受け座用の複数の内方突出部を設ける。内方突出部の相互間に、中心部から径方向外方に放射状に延びるインキ流出間隙51を形成する。インキ流出間隙51に、ボール3を前方に付勢し且つボール3を前端縁部4の内面に密接させるロッド部71を挿通させる。ボール受け座用の複数の内方突出部を第1の内方突出部5とする。第1の内方突出部5より後方のチップ本体2内面に複数の第2の内方突出部6を設ける。第1の内方突出部5の相互間の後方に第2の内方突出部6が位置する。前端縁部4の内面及び/または前記ボール3の表面に炭素質膜を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボールペンに関する。
従来、特許文献1には、金属製のチップ本体の先端に内向きの先端縁部を設け、前記先端縁部の後方のチップ本体内面に複数の内方突出部を内方への押圧変形により設け、前記先端縁部と前記内方突出部との間にボールを回転可能に抱持し、前記内方突出部の相互間に、中心部から径方向外方に放射状に延びるインキ流出間隙を形成し、前記インキ流出間隙に、ボールを前方へ付勢し且つボールを先端縁部の内面に密接させるロッド部を挿通させてなるボールペンであって、前記インキ流出間隙の中心部の仮想内接円の直径を、前記ロッド部の外径より大きく設定するとともに、前記インキ流出間隙の最小寸法を、前記ロッド部の外径より小さく設定したことを特徴とするボールペンが記載されている。
特開2003−136877号公報
前記特許文献1のボールペンは、ロッド部がインキ流出間隙の周縁端部の近傍に入り込むことを防止できるとしても、ボール受け座のインキ流出間隙が小さくなり、インキ流出性が低下するおそれがある。特に、前記特許文献1のボールペンは、比較的粒子径の大きい顔料を含有するインキを採用した場合、十分なインキ流出性が得られないおそれがある。
また、前記特許文献1のボールペンは、筆記使用を続けるに従い先端縁部の内面がボールとの接触により摩耗して、ボールと先端縁部とのシール性が低下したり、ボール受け座がボールとの接触により摩耗して、インキ流出性を安定して維持できないおそれがある。
ところで、ボールペンに用いられるインキは、水性ボールペン用インキ、剪断減粘性が付与された水性又は油性のボールペン用インキ、油性ボールペン用インキ、に大別できる。近年、剪断減粘性が付与された水性又は油性のボールペン用インキ、及び、油性ボールペン用インキは、筆感向上等を日的として、粘度を低くすることが望まれている。
本発明者による、回転するボールとボール抱持部との関係についての分析によれば、ボールとボール抱持部との間にボールペン用インキが入り込むことで形成される流体潤滑、ボールとボール抱持部とが直接に接触する境界潤滑、流体潤滑と境界潤滑とが混じり合った混合潤滑、のそれぞれの状態がある。
しかし、ボール及びパイプの硬度を高くしただけでは、ボール及びボール抱持部の摩耗を完全に防止するには至っていないのが現実である。これは、ボールとボール抱持部との接触部位をミクロ的に見た場合には、ボールとボール抱持部との界面にボールペン用インキが介在することなく直接接触する境界潤滑の状態となる場合があり、特にボールペン用インキが低粘度の場合に生じやすいためであると推測する。
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、十分なインキ流出性が得られるとともに、ロッド部を確実にインキ流出間隙の中心部にガイドすることができ,しかも、長期にわたり安定したシール性とインキ流出性を維持できるボールペンを提供しようとするものである。
<1>本願の第1の発明は、金属製のチップ本体2の前端に内向きの前端縁部4を設け、前記前端縁部4の後方のチップ本体2内面にボール受け座用の複数の内方突出部を内方への押圧変形により設け、前記前端縁部4と前記内方突出部との間で回転可能にボール3を抱持し、前記内方突出部の相互間に、中心部から径方向外方に放射状に延びるインキ流出間隙51を形成し、前記インキ流出間隙51に、ボール3を前方に付勢し且つボール3を前端縁部4の内面に密接させるロッド部71を遊挿させてなるボールペンであって、前記ボール受け座用の複数の内方突出部を第1の内方突出部5とし、前記第1の内方突出部5より後方のチップ本体2内面に複数の第2の内方突出部6を設け、前記第2の内方突出部6の相互間に中心部から径方向外方に放射状に延びるインキ流出間隙61を形成し、前記
第2の内方突出部6の相互間のインキ流出間隙61に前記ロッド部71を遊挿させてなり、前記前端縁部4の内面及び/または前記ボール3の表面に炭素質膜を設けてなるとともに、前記炭素質膜が、炭素原子及び該炭素原子と結合した酸素原子を有することを要件とする。
前記第1の発明のボールペン1は、前記第1の内方突出部5より後方のチップ本体2内面に複数の第2の内方突出部6を設け、前記第2の内方突出部6の相互間に中心部から径方向外方に放射状に延びるインキ流出間隙61を形成し、前記第2の内方突出部6の相互間のインキ流出間隙61に前記ロッド部71を遊挿させてなることにより、従来のようなロッド部がインキ流出間隙の周縁端部の近傍に入り込むことを防止するためにボール受け座のインキ流出間隙を小さくする必要がなくなり、前記第1の内方突出部5の相互間のインキ流出間隙51、及び前記第2の内方突出部6の相互間のインキ流出間隙61を十分に大きく設定でき、チップ本体2の前端からの十分なインキ流出性が得られるとともに、ロッド部71を確実にインキ流出間隙51の中心部(即ちボール受け座の中心部)にガイドすることができる。
また、前記第1の発明のボールペン1は、前端縁部4の内面及び/またはボール3の表面に炭素原子及び該炭素原子と結合した酸素原子を有する炭素質膜を設けたことにより、前端縁部4の内面とボール6の表面との接触抵抗を軽減して、ボール6の回転をより円滑にできるとともに、前端縁部4の内面の耐摩耗性を著しく向上させることができ、長期にわたり安定したシール性とインキ流出性を維持できる。
また、本発明による筆記具に用いられるインキは、炭素質膜との親和性が高いことが望ましい。例えばボールペンに用いられるインキには、水や、アルコールやグリコールエーテル等の親水性官能基を有する成分が含まれていることが多い。このような成分を含むインキは、従来使用されていたボール、例えば表面処理がなされていない炭化ケイ素からなるボールとは親和性が低い。このため、ボール3と前端縁部4との接触部分が境界潤滑となり易い傾向がある。しかしながら、本発明においては前端縁部4の内面またはボール3の表面の少なくともいずれかに炭素質膜が形成されており、それと親和性の高いインキを用いることでボール3と前端縁部4との間が流体潤滑となりやすい。また、ボールとインキとの親和性が向上することにより、インキの供給を安定化することができるので、書き出し性を良化し、より均一な筆跡及び良好な筆感を実現することが可能となる。このような炭素質膜に対するインキの親和性は、接触角により評価することができる。
尚、炭素質膜を形成する方法は、特に制限されない。例えば、炭化水素ガスを原料として用いるプラズマ化学気相堆積法(プラズマCVD法)又は触媒化学気相堆積法(CAT−CVD法)等により形成することができる。また、固体グラファイトを原料とするスパッタリング法、アークイオンプレーティング法等により形成することもできる。さらに、他の方法により形成してもよく、複数の方法を組み合わせて形成してもよい。
本発明において用いられる炭素質膜は、ダイヤモンド様膜(DLC膜)に代表されるsp炭素−炭素結合(グラファイト結合)及びsp炭素−炭素結合(ダイヤモンド結合)を含む膜である。DLC膜のようなアモルファス状態の膜であっても、ダイヤモンド膜のような結晶状態の膜であってもよい。しかしながら、本発明において炭素質膜は、sp炭素−炭素結合のsp炭素−炭素結合に対する比率が高いほうが、炭素質膜の硬度が高くなるので好ましい。具体的には、sp炭素−炭素結合のsp炭素−炭素結合に対する比率が0.3以上であることが好ましい。
また、通常、炭素質膜はsp炭素−水素結合及びsp炭素−水素結合を含んでいるが、本発明における炭素質膜には炭素−水素結合は必須の構成要素ではない。また、炭素質膜には本発明の効果を損なわない範囲でシリコン(Si)又はフッ素(F)等が添加されていてもよい。
また、炭素質膜へ炭素−酸素結合を導入する方法は、例えば酸素プラズマ又は酸素を含むガスのプラズマ等の照射により行えばよい。酸素を含むガスとしては水蒸気、空気等を用いることができる。また、酸素原子を含む有機物化合物等のガスを用いることもできる。さらに、酸素を含む雰囲気において炭素質膜に紫外線を照射したり、炭素質膜を酸化性の溶液に浸漬することによって、酸素を導入することもできる。また、炭素質膜を成膜する際に雰囲気中の酸素濃度を高くすることにより、炭素質膜を成膜する際に炭素−酸素結合を導入することも可能である。炭素質膜の成膜直後にはその表面に未結合手が存在している。このため、成膜直後の炭素質膜を酸素を含む雰囲気に放置することにより未結合手と酸素とを反応させて炭素−酸素結合を導入することも可能である。
炭素質膜の膜厚は、特に限定されないが、0.001μm〜3μmの範囲が好ましく、0.005μm〜1μmの範囲であることがより好ましい。また、炭素質膜はボールの表面またはボール抱持室の内壁表面に直接形成することができるが、ボールまたはボール抱持室(前端縁部4と内方突出部5の間のパイプ内面)と炭素質膜とをより強固に密着させるために、中間層を設けることが好ましい。中間層の材質としては、ボールまたはボール抱持室の種類に応じて種々のものを用いることができるが、例えばケイ素(Si)と炭素(C)、チタン(Ti)と炭素(C)又はクロム(Cr)と炭素(C)からなるアモルファス膜等の公知のものを用いることができる。その厚みは特に限定されるものではないが、0.001μm〜0.3μmの範囲が好ましく、0.005μm〜0.1μmの範囲であることがより好ましい。中間層は、例えば、スパッタ法、CVD法、プラズマCVD法、溶射法、イオンプレーティング法又はアークイオンプレーティング法等を用いて形成することができる。
<2>本願の第2の発明のボールペン1は、前記第1の発明のボールペン1において、前記第1の内方突出部5の頂点に接する仮想内接円の直径Yが、前記ロッド部71の直径Xより大きく設定され、且つ、前記第2の内方突出部6の頂点に接する仮想内接円の直径Zが、前記ロッド部71の直径Xより大きく設定されることを要件とする。
前記第2の発明のボールペン1は、前記第1の内方突出部5の頂点に接する仮想内接円の直径Yが、前記ロッド部71の直径Xより大きく設定され、且つ、前記第2の内方突出部6の頂点に接する仮想内接円の直径Zが、前記ロッド部71の直径Xより大きく設定されることにより、ロッド部71を、第1の内方突出部5のインキ流出間隙51の中心部と、第2の内方突出部6のインキ流出間隙61の中心部とに確実に遊挿配置することができる。前記ロッド部71の横断面形状は、円形状、楕円形状、多角形状等のいずれであってもよい。前記ロッド部71の直径Xとは、ロッド部71の外径の最大値をいう。前記ロッド部71とは、それ自体が撓んだり圧縮変形したりしてもよいし、その後端にコイル部またはゴム等の弾性部材を配設してもよい。
<3>本願の第3の発明のボールペン1は、前記第1または第2の発明のボールペン1において、前記第1の内方突出部5の相互間の後方に前記第2の内方突出部6が位置してなることを要件とする。
前記第3の発明のボールペン1は、前記第1の内方突出部5の相互間の後方に前記第2の内方突出部6が位置してなることにより、より一層、前記第1の内方突出部5の相互間のインキ流出間隙51、及び前記第2の内方突出部6の相互間のインキ流出間隙61を十分に大きく設定でき、チップ本体2の前端からの十分なインキ流出性が得られるとともに、ロッド部71を確実にインキ流出間隙51の中心部にガイドすることができる。
<4>本願の第4の発明のボールペン1は、前記第1乃至第3の発明のボールペン1において、前記第1の内方突出部5と前記第2の内方突出部6とを近接して設けたことを要件とする。
前記第4の発明のボールペン1は、第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とを近接して設けたことにより、ロッド部71を、より一層確実にインキ流出間隙51の中心部にガイドすることができる。
<5>本願の第5の発明のボールペン1は、前記第1乃至第4の発明のボールペン1において、前記第1の内方突出部5の後端より後方に前記第2の突出部6の前端が位置することを要件とする。
前記第5の発明のボールペン1は、第1の内方突出部5の後端より後方に第2の突出部6の前端が位置することにより、第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とが互いに影響し合うことがない。その結果、第1の内方突出部5及び第2の内方突出部6の各々の適正な形状を得る。もし、第1の内方突出部5の後端よりも前方に第2の突出部6の前端が位置する場合、第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とが互いに影響し合い、第1の内方突出部5及び第2の内方突出部6の各々の適正な形状が得られないおそれがある。また、前記第5の発明のボールペン1は、第4の発明のように第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とを近接して設けた場合でも、第2の突出部6のインキ流出間隙61から第1の内方突出部5のインキ流出間隙51へのインキ流通性が低下するおそれがない。
<6>本願の第6の発明のボールペン1は、前記第1乃至第5の発明のボールペン1において、前記第2の内方突出部6の頂点に接する仮想内接円の直径が、前記第1の内方突出部5の頂点に接する仮想内接円の直径より小さく設定されることを要件とする。
前記第6の発明のボールペン1は、第2の内方突出部6の頂点に接する仮想内接円の直径が、第1の内方突出部5の頂点に接する仮想内接円の直径より小さく設定されることにより、ロッド部71を第2の内方突出部6によって、より一層確実に、第1の内方突出部5の相互間のインキ流出間隙51の中心部にガイドすることができる。
本発明のボールペンは、十分なインキ流出性が得られるとともに、ロッド部を確実にインキ流出間隙の中心部にガイドすることができる。
本発明の第1の実施の形態のボールペンの要部拡大縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線矢視断面図である。 本発明の第1の実施の形態のボールペンの縦断面図である。 図5の要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態のボールペンの要部拡大縦断面図である。 図7のD−D線断面図である。 図7のE−E線断面図である。 図7のF−F線矢視断面図である。 本発明の第2の実施の形態のボールペンの縦断面図である。 図11の要部拡大断面図である。
<第1の実施の形態>
図1乃至図6に本発明の第1の実施の形態を示す。
本実施の形態のボールペン1は、チップ本体2と、該チップ本体2の後端部を保持するホルダー8と、該ホルダー8の後端部が圧入固着されるインキ収容管9と、該チップ本体2内及びホルダー8内に収容されるスプリング7と、インキ収容管9の後端開口部に取り付けられる尾栓10とからなる。前記インキ収容管9内には、インキ91と、該インキ91の消費に伴い前進する追従体92(例えば高粘度流体と固形物)とが収容される。
前記スプリング7は、前部のロッド部71と、後部のコイル部72とが一体に連設されてなる。前記スプリング7は、ステンレス鋼製線材により形成される。
前記チップ本体2は、前端にボール3を回転可能に抱持した金属製(例えばステンレス鋼製)の筒体からなる。前記チップ本体2の前端部には、カシメ変形により内向きの前端縁部4と、内方への押圧変形により形成した複数の第1の内方突出部5よりなるボール受け座とが形成される。前記前端縁部4とボール受け座とによって、ボール3が回転可能且つ前後に移動可能に抱持される。前記ボール3の材料としては、例えば、タングステンカーバイドの焼結体、ジルコニア、アルミナ、シリカ、炭化珪素等のセラミックス、またはステンレス鋼等が挙げられる。
前記ボール3の表面には、炭素−酸素結合を有する炭素質膜が形成されている。このため、ボール3は耐久性が高いだけでなく、ボール3とインキとの親和性が高い。その結果、ボール3と前端縁部4との隙間にインキが保持され、ボール3と前端縁部4との直接の接触が生じ難い。従って、ボール3と前端縁部4とが直接に接触することによるボール3及び前端縁部4の摩耗を低減でき、耐久性に優れ且つ使用に伴う書き味の劣化が生じにくいボールペンを実現する。また、ボールとインキとの親和性が向上することにより、ボール3の回転をより円滑にでき、長期にわたり安定したインキ流出性とシール性を得る。
次に、炭素質膜の形成方法について説明する。ここでは、例としてボール3の表面に炭素質膜を形成させる方法を説明する。前端縁部4の内面に炭素質膜を形成させる場合にも同様の方法を応用することができる。
まず、ボール3の表面にSiとCとを含むアモルファス膜からなる中間層を形成させる。成膜には例えばイオン化蒸着法を用いることができる。この方法では、真空ポンプを用いてイオン化蒸着用のチャンバー内を所定の圧力に調整すると共に、チャンバー内にテトラメチルシラン(Si(CH)を導入し、ボール3にバイアス電圧(例えば1kV)を印加して、放電(例えば30分間)を行う。成膜の際にチャンバー内においてボール3を回転させることにより、ボールの表面全面に中間層を形成することができる。
中間層の形成後、チャンバー内に供給するガスをベンゼンに変更し、炭素質膜を形成する。チャンバー内を真空ポンプを用いて所定の圧力に調整した後、ボール3にバイアス電圧(例えば1kV)を印加して、放電(例えば90分間)を行う。成膜の際にチャンバー内においてボールを回転させることによりボールの表面全面に炭素質膜を形成することができる。
この後、酸素を含む雰囲気においてプラズマ照射を行い、炭素質膜への炭素−酸素結合の導入を行う。チャンバー内を例えば100Paの圧力に調整し、出力を例えば10Wとしてプラズマ照射を行い、目的のボール3を得ることができる。
得られた炭素質膜に含まれる炭素−酸素結合の割合は、X線光電子分光(XPS)測定により評価することができる。測定条件は、形成させる炭素質膜の種類、厚さなどによって調整されるが、例えば、試料に対する検出角度を90°とし、X線源にはAlを用い、X線照射エネルギーを100Wとすることができる。1回の測定の時間は0.1ms程度とされるのが一般的である。また、測定精度を高めるために、1つの試料について複数回、例えば64回測定を行ってその平均値を測定結果とすることがある。
炭素質膜中のC−O、C=O及びO=C−Oの割合を求めるために、XPS測定により得られた炭素1s(C1s)ピークを、炭素同士が結合したspC−C及びspC−C、炭素と水素とが結合したspC−H及びspC−H、炭素と酸素とが結合したC−O、C=O及びO=C−Oの7つの成分にカーブフィッティングにより分解する。カーブフィッティングにあたり、spC−Cの結合エネルギーは283.8eV、spC−Cの結合エネルギーは284.3eV、spC−Hの結合エネルギーは284.8eV、spC−Hの結合エネルギーは285.3eV、C−Oの結合エネルギーは285.9eV、C=Oの結合エネルギーは287.3eV、O=C−Oの結合エネルギーは288.8eVとするのが適当である。カーブフィッティングにより得られた各ピークの面積をC1sピーク全体の面積により割った値を、各成分の組成比とした。C−O、C=O及びO=C−Oの組成比の和を炭素−酸素結合した炭素原子の全炭素原子に対する割合(COtotal)とする。
炭素質膜が形成されたボールをオージェ電子分光分析装置(PHISICAL ELECTRONICS社製のPHI−660型走査型オージェ電子分光装置)により分析することで、中間層および炭素質膜の厚さを測定することができる。具体的には、炭素質膜が形成されたボールの表面を段階的にエッチングし、各段階でオージェ電子分光分析法により表面分析を行う。測定条件は、例えば、電子銃の加速電圧を10kV、試料電流を500nm、アルゴンイオン銃の加速電圧を2kVとする。この測定条件により、ボール表面の40μm角の領域について、各深さにおける分析を行うことで、中間層や炭素質膜の厚さを測定することができる。
前記した方法により製造した炭素質膜付きのボールについて分析した場合には以下の結果が得られた。炭素質膜が形成されたボールの表面から80nm程度の深さまではほぼ炭素原子(C)だけが存在しており、炭素質膜が形成されていた。80nm〜120nmの深さにおいては、Si原子が存在しており、SiCからなる中間層が形成されていた。100nm以上の深さの部分では炭化タングステン(WC)だけが検出され、ボールである炭化タングステンの表面に、中間層および炭素質膜が形成されていることが確認された。
実施例
前記した方法により、ボール表面に炭素質膜を形成させたボール(DLC−1)と、プラズマ照射条件を変えることにより、炭素−酸素結合の割合が異なる炭素質膜を得たボール(DLC−2)を作成した。具体的には、DLC−1は、高周波電源の出力を10Wとし、60秒秒間酸素プラズマを照射した。DLC−2は、高周波電源の出力を50Wとし、60秒間酸素プラズマを照射した。これらのボールに形成された炭素質膜に含まれる各結合の割合を前記した方法で測定した。得られた結果は表1に示す通りであった。
Figure 2013176910
酸素原子と結合した炭素原子の全炭素原子に対する比率(COtotal)は、DLC−1では0.16であり、DLC−2では0.43であった。酸素プラズマを照射する際の電源出力が高いDLC−2の方がDLC−1よりもCOtotalの値が大きくなった。COtotalをさらに詳しくみると、C−Oの全炭素に対する比率は、DLC−1とDLC−2とでほぼ同じとなったが、C=Oの比率は、DLC−2においてDLC−1の約6倍となり、O=C−Oの比率は、DLC−2においてDLC−1の約9倍となった。また、これらの炭素質膜におけるsp炭素−炭素結合のsp炭素−炭素結合に対する比率は0.3以上であった。
本発明によるボールペンチップにおいては、前記ボール表面、または前記前端縁部の内面の少なくとも一方に炭素質膜が形成されている。前記ボール表面と前記前端縁部の内面の両方に炭素質膜が形成されていてもよい。また、前端縁部の外面に炭素質膜が形成されていてもよい。
次に、炭素質膜を形成していない炭化タングステンボール(WC)、前記したDLC−1、または前記したDLC−2と、前記した水性ゲルインキとの接触角に関し、測定を行った結果、未処理のボール(WC)>炭素−酸素結合導入を行っていない炭素質膜(DLC−0)>DLC−1>DLC−2という結果となった。このことから炭素−酸素結合を有する炭素質膜を形成することにより、ボールペン用インキとの親和性が向上していることは明らかである。
次に、前記の各ボールを具備したボールペンを準備して、荷重100gf(約0.98N)、筆記用紙(JIS:P3201)を4m/分にて走行試験を行った。筆記距離の100mごとにボール先端位置の変化量(突出量)を測定した。
先に述べた摩耗量を測定した結果、炭素質膜を形成していない未処理のボール(WC)>炭素−酸素結合導入を行っていない炭素質膜(DLC−0)>DLC−1>DLC−2という結果となった。これは、水性ゲルインキにおいては、ボールと前端縁部の内面との間での混合潤滑になると考えられるが、炭素−酸素結合を有する炭素質膜を形成した場合には、ボールとインキとの親和性が向上し、ボールと前端縁部の内面との直接の接触が生じにくいため、ボール及び環状凸面部が摩耗しにくくなったためである考えられる。
前記第1の内方突出部5より後方のチップ本体2内面には、複数の第2の内方突出部6が内方への押圧変形により形成される。前記第1の内方突出部5の個数(例えば3個)と第2の内方突出部6の設ける個数(例えば3個)は同数である。
前記スプリング7のロッド部71が、チップ本体2の後端開口部より前方に挿入され、最初に、第2の内方突出部6の相互間のインキ流出間隙61に挿通され、次に、第1の内方突出部5の相互間のインキ流出間隙51に挿通される。
第1の内方突出部5の相互間の軸方向後方の延長線上のチップ本体2内面には、第2の内方突出部6が位置し、第2の内方突出部6の相互間の軸方向前方の延長線上のチップ本体2内面には、第1の内方突出部5が位置する。即ち、前記チップ本体2から仮想的にボール3を除いた状態でチップ本体2の前端開口部から第1の内方突出部5を視認したとき、第1の内方突出部5の相互間に第2の内方突出部6が位置する(図10参照)。それにより、前記第1の内方突出部5の相互間のインキ流出間隙51、及び前記第2の内方突出部6の相互間のインキ流出間隙61を十分に大きく設定でき、チップ本体2の前端からの十分なインキ流出性が得られるとともに、ロッド部71を確実にインキ流出間隙51の中心部にガイドすることができ、また、筆記時、ロッド部71がインキ流出間隙51の中心部に維持され、安定したボール3の回転が得られる。
前記第1の内方突出部5の頂点に接する仮想内接円の直径Yが、前記ロッド部71の直径Xより大きく設定される(即ち、X<Yの関係を示す)。さらに、前記第2の内方突出部6の頂点に接する仮想内接円の直径Zが、前記ロッド部71の直径Xより大きく設定される(即ち、X<Zの関係を示す)。それにより、ロッド部71を、第1の内方突出部5のインキ流出間隙51の中心部と、第2の内方突出部6のインキ流出間隙61の中心部とに確実に遊挿配置することができる。
第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とが近接して設けられる。それにより、ロッド部71を、より一層確実にインキ流出間隙51の中心部にガイドすることができる。
また、第1の内方突出部5の後端より後方に第2の突出部6の前端が位置する。それにより、第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とが互いに影響し合うことがない。その結果、第1の内方突出部5及び第2の内方突出部6の各々の適正な形状を得る。さらに、第1の内方突出部5の後端より後方に第2の突出部6の前端が位置することにより、第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とを近接して設けた場合でも、第2の突出部6のインキ流出間隙61から第1の内方突出部5のインキ流出間隙51へのインキ流通性が低下するおそれがない。
前記第2の内方突出部6の頂点に接する仮想内接円の直径Zが、前記第1の内方突出部5の頂点に接する仮想内接円の直径Yより小さく設定される(即ち、Y>Zの関係を示す)。それにより、ロッド部71を第2の内方突出部6によって、より一層確実に、第1の内方突出部5の相互間のインキ流出間隙51の中心部にガイドすることができる。
<第2の実施の形態>
図7乃至図12に本発明の第2の実施の形態を示す。
本実施の形態のボールペン1は、チップ本体2と、該チップ本体2の後端部を保持するホルダー8と、該ホルダー8の後端部が圧入固着されるインキ収容管9と、該チップ本体2内及びホルダー8内に収容されるスプリング7と、インキ収容管9の後端開口部に取り付けられる尾栓10とからなる。前記インキ収容管9内には、インキ91と、該インキ91の消費に伴い前進する追従体92(例えば高粘度流体と固形物)とが収容される。
前記スプリング7は、前部のロッド部71と、後部のコイル部72とが一体に連設されてなる。前記スプリング7は、ステンレス鋼製線材により形成される。
前記チップ本体2は、前端にボール3を回転可能に抱持した金属製(例えばステンレス鋼製)の筒体からなる。前記チップ本体2の前端部には、カシメ変形により内向きの前端縁部4と、内方への押圧変形により形成した複数の第1の内方突出部5よりなるボール受け座とが形成される。前記前端縁部4とボール受け座とによって、ボール3が回転可能且つ前後に移動可能に抱持される。
前記ボール3の表面には、第1の実施の形態と同様、炭素−酸素結合を有する炭素質膜が形成されている。このため、ボール3は耐久性が高いだけでなく、ボール3とインキとの親和性が高い。その結果、ボール3と前端縁部4との隙間にインキが保持され、ボール3と前端縁部4との直接の接触が生じ難い。従って、ボール3と前端縁部4とが直接に接触することによるボール3及び前端縁部4の摩耗を低減でき、耐久性に優れ且つ使用に伴う書き味の劣化が生じにくいボールペンを実現する。また、ボールとインキとの親和性が向上することにより、ボール3の回転をより円滑にでき、長期にわたり安定したインキ流出性とシール性を得る。炭素質膜の形成方法は、第1の実施の形態と同様である。
前記第1の内方突出部5より後方のチップ本体2内面には、複数の第2の内方突出部6が内方への押圧変形により形成される。前記第1の内方突出部5の個数(例えば4個)と第2の内方突出部6の設ける個数(例えば4個)は同数である。
前記スプリング7のロッド部71が、チップ本体2の後端開口部より前方に挿入され、最初に、第2の内方突出部6の相互間のインキ流出間隙61に挿通され、次に、第1の内方突出部5の相互間のインキ流出間隙51に挿通される。
第1の内方突出部5の相互間の軸方向後方の延長線上のチップ本体2内面には、第2の内方突出部6が位置し、第2の内方突出部6の相互間の軸方向前方の延長線上のチップ本体2内面には、第1の内方突出部5が位置する。即ち、前記チップ本体2から仮想的にボール3を除いた状態でチップ本体2の前端開口部から第1の内方突出部5を視認したとき、第1の内方突出部5の相互間に第2の内方突出部6が位置する(図14参照)。それにより、前記第1の内方突出部5の相互間のインキ流出間隙51、及び前記第2の内方突出部6の相互間のインキ流出間隙61を十分に大きく設定でき、チップ本体2の前端からの十分なインキ流出性が得られるとともに、ロッド部71を確実にインキ流出間隙51の中心部にガイドすることができ、また、筆記時、ロッド部71がインキ流出間隙51の中心部に維持され、安定したボール3の回転が得られる。
前記第1の内方突出部5の頂点に接する仮想内接円の直径Yが、前記ロッド部71の直径Xより大きく設定される(即ち、X<Yの関係を示す)。さらに、前記第2の内方突出部6の頂点に接する仮想内接円の直径Zが、前記ロッド部71の直径Xより大きく設定される(即ち、X<Zの関係を示す)。それにより、ロッド部71を、第1の内方突出部5のインキ流出間隙51の中心部と、第2の内方突出部6のインキ流出間隙61の中心部とに確実に遊挿配置することができる。
第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とが近接して設けられる。それにより、ロッド部71を、より一層確実にインキ流出間隙51の中心部にガイドすることができる。
また、第1の内方突出部5の後端より後方に第2の突出部6の前端が位置する。それにより、第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とが互いに影響し合うことがない。その結果、第1の内方突出部5及び第2の内方突出部6の各々の適正な形状を得る。さらに、第1の内方突出部5の後端より後方に第2の突出部6の前端が位置することにより、第1の内方突出部5と第2の内方突出部6とを近接して設けた場合でも、第2の突出部6のインキ流出間隙61から第1の内方突出部5のインキ流出間隙51へのインキ流通性が低下するおそれがない。
前記第2の内方突出部6の頂点に接する仮想内接円の直径Zが、前記第1の内方突出部5の頂点に接する仮想内接円の直径Yより小さく設定される(即ち、Y>Zの関係を示す)。それにより、ロッド部71を第2の内方突出部6によって、より一層確実に、第1の内方突出部5の相互間のインキ流出間隙51の中心部にガイドすることができる。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、便宜上、チップ本体2の内面のみ(前端縁部4の内面及び各々の第1の内方突出部5の内面)に設けているが、これ以外にも、チップ本体2の内面とボール3表面の両方に設ける構成、またはボール3の表面のみに設ける構成を採用することができる。
1 ボールペン
2 チップ本体
3 ボール
4 前端縁部
5 第1の内方突出部
51 インキ流出間隙
6 第2の内方突出部
61 インキ流出間隙
7 スプリング
71 ロッド部
72 コイル部
8 ホルダー
9 インキ収容管
91 インキ
92 追従体
10 尾栓
X ロッド部の直径
Y 第1の内方突出部の頂点に接する仮想内接円の直径
Z 第2の内方突出部の頂点に接する仮想内接円の直径

Claims (6)

  1. 金属製のチップ本体の前端に内向きの前端縁部を設け、前記前端縁部の後方のチップ本体内面にボール受け座用の複数の内方突出部を内方への押圧変形により設け、前記前端縁部と前記内方突出部との間で回転可能にボールを抱持し、前記内方突出部の相互間に、中心部から径方向外方に放射状に延びるインキ流出間隙を形成し、前記インキ流出間隙に、ボールを前方に付勢し且つボールを前端縁部の内面に密接させるロッド部を遊挿させてなるボールペンであって、
    前記ボール受け座用の複数の内方突出部を第1の内方突出部とし、前記第1の内方突出部より後方のチップ本体内面に複数の第2の内方突出部を設け、前記第2の内方突出部の相互間に中心部から径方向外方に放射状に延びるインキ流出間隙を形成し、前記第2の内方突出部の相互間のインキ流出間隙に前記ロッド部を遊挿させてなり、前記前端縁部の内面及び/または前記ボールの表面に炭素質膜を設けてなるとともに、前記炭素質膜が、炭素原子及び該炭素原子と結合した酸素原子を有することを特徴とするボールペン。
  2. 前記第1の内方突出部の頂点に接する仮想内接円の直径が、前記ロッド部の直径より大きく設定され、且つ、前記第2の内方突出部の頂点に接する仮想内接円の直径が、前記ロッド部の直径より大きく設定される請求項1記載のボールペン。
  3. 前記第1の内方突出部の相互間の後方に前記第2の内方突出部が位置してなる請求項1または2記載のボールペン。
  4. 前記第1の内方突出部と前記第2の内方突出部とを近接して設けた請求項1乃至3の何れかに記載のボールペン。
  5. 前記第1の内方突出部の後端より後方に前記第2の突出部の前端が位置する請求項1乃至4の何れかに記載のボールペン。
  6. 前記第2の内方突出部の頂点に接する仮想内接円の直径が、前記第1の内方突出部の頂点に接する仮想内接円の直径より小さく設定される請求項1乃至5の何れかに記載のボールペン。
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