JP2013176455A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】「大当たり抽選」の結果が「大当たり」である保留情報が存在する場合に、従来にない斬新な演出を実行するパチンコ機を提供する。
【解決手段】サブ統合CPU42が音切替手段49を備えており、「大当たり抽選」の結果が「第2大当たり」である予定情報が存在すると、その旨を報知するために、「大当たり状態」中における特定のタイミングにおいて、「第2大当たり」に係る「大当たり状態」において共通する第2大当たり用共通報音パターンから、保留情報の中に「第2大当たり」となる保留情報があることを遊技者に報知する第2当確報音パターンへと報音パターンを切り替えるとともに、第2当確報音パターンでの報音制御を、「大当たり状態」が終了しても停止することなく、「第2大当たり」である保留情報によって「装飾図柄」が変動を開始し確定表示となるまでの間の所定のタイミングまで継続するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技領域へ遊技球を打ち込んで流下させて遊技するパチンコ機に関するものである。
従来一般的なパチンコ機では、図柄の変動表示中に図柄始動口やチューリップ式電動役物へ遊技球が入賞すると、該入賞に伴い実行した「大当たり抽選」に係る情報を保留情報として所定個数まで記憶し、図柄を確定表示した後に、最も古い保留情報にもとづいて再度図柄の変動表示を開始するようになっている。また、特許文献1に開示されているパチンコ機のように、「大当たり状態」を生起させるに際して保留情報を先読み(特に「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを確認)し、「大当たり抽選」の結果が「大当たり」である保留情報が存在すると、その旨を「大当たり状態」中に報知する(たとえば、「大当たり状態」の終了を報知する終了デモ時、図柄表示部に「当選確定」と表示する等)ものも考案されている。
特開2011−92442号公報
しかしながら、上記特許文献1のパチンコ機では、「大当たり抽選」の結果が「大当たり」である保留情報が存在する旨を「大当たり状態」中に報知するのみであり、より斬新な演出が求められている。また、「大当たり状態」の終了後は、「大当たり」である保留情報が存在する場合と存在しない場合とのどちらも同じ演出を実行するため、遊技が単調で興趣に欠けるという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、「大当たり抽選」の結果が「大当たり」である保留情報が存在する場合に、従来にない斬新な演出を実行するパチンコ機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、図柄を表示可能な図柄表示部と、扉部材を開閉可能に備えた大入賞装置が設けられているとともに、遊技に係る動作を制御する制御装置と、前記制御装置による制御のもと報音動作が制御されるスピーカと、前記スピーカによる報音動作態様である報音パターンを複数パターン記憶する報音パターン記憶手段とが設けられており、前記遊技領域内を流下する遊技球が前記始動入賞口へ入賞すると、前記制御装置が乱数を取得し、取得した数値が所定の大当たり数値であるか否かを判定するとともに、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記取得した数値が前記大当たり数値であると所定の大当たり図柄表示態様にて前記図柄を確定表示した後、前記大入賞装置を所定回数にわたり断続的に開成させる大当たり状態を生起させ、前記大当たり状態中においては前記報音パターン記憶手段に記憶されている大当たり共通報音パターンにより前記スピーカの報音動作を制御する一方、前記図柄の変動中に遊技球が前記始動入賞口に入賞すると、前記制御装置が取得した乱数を保留情報として記憶手段に記憶するパチンコ機であって、前記制御装置に、前記大当たり状態中に前記スピーカでの報音パターンを切り替える音切替手段を備えており、前記制御装置は、前記大当たり状態を生起させるに際し、取得した数値が前記大当たり数値である特定保留情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定するとともに、前記特定保留情報が記憶されていると、前記大当たり状態を生起させた後、当該大当たり状態中の特定のタイミングにおいて、前記スピーカにおける報音パターンを前記大当たり共通報音パターンから前記報音パターン記憶手段に記憶されている特定の報音パターンに切り替え、当該時点から前記特定保留情報に係る前記図柄の変動開始から前記図柄の確定表示までの間の所定のタイミングまで、前記特定の報音パターンにより前記スピーカの報音動作を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、図柄を表示可能な図柄表示部と、扉部材を開閉可能に備えた大入賞装置が設けられているとともに、遊技に係る動作を制御する制御装置と、前記制御装置による制御のもと報音動作が制御されるスピーカと、前記スピーカによる報音動作態様である報音パターンを複数パターン記憶する報音パターン記憶手段とが設けられており、前記遊技領域内を流下する遊技球が前記始動入賞口へ入賞すると、前記制御装置が乱数を取得し、取得した数値が所定の大当たり数値であるか否かを判定するとともに、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記取得した数値が前記大当たり数値であると所定の大当たり図柄表示態様にて前記図柄を確定表示した後、前記大入賞装置を所定回数にわたり断続的に開成させる大当たり状態を生起させ、前記大当たり状態中においては前記報音パターン記憶手段に記憶されている大当たり共通報音パターンにより前記スピーカの報音動作を制御する一方、前記図柄の変動中に遊技球が前記始動入賞口に入賞すると、前記制御装置が取得した乱数を保留情報として記憶手段に記憶するパチンコ機であって、前記制御装置に、前記大当たり状態中に前記スピーカでの報音パターンを切り替える音切替手段と、前記大当たり状態中における報音動作による演出を抽選により決定する演出決定手段とを備えており、前記制御装置は、前記大当たり状態を生起させるに際し、取得した数値が前記大当たり数値である特定保留情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定するとともに、前記特定保留情報が記憶されていると前記抽選を実行し、前記抽選の結果が所定の結果である場合にのみ、前記大当たり状態を生起させた後、当該大当たり状態中の特定のタイミングにおいて、前記スピーカにおける報音パターンを前記大当たり共通報音パターンから前記報音パターン記憶手段に記憶されている特定の報音パターンに切り替え、当該時点から前記特定保留情報に係る前記図柄の変動開始から前記図柄の確定表示までの間の所定のタイミングまで、前記特定の報音パターンにより前記スピーカの報音動作を制御することを特徴とする。
本発明によれば、大当たり状態を生起させるに際し、取得した数値が大当たり数値である特定保留情報が記憶手段に記憶されているか否かを判定するとともに、特定保留情報が記憶されていると、大当たり状態を生起させた後、当該大当たり状態中の特定のタイミングにおいて、スピーカにおける報音パターンを大当たり共通報音パターンから特定の報音パターンに切り替え、当該時点から特定保留情報に係る図柄の変動開始から図柄の確定表示までの間の所定のタイミングまで、特定の報音パターンによりスピーカの報音動作を制御する。したがって、従来にない斬新な報知が可能である上、「大当たり状態」の終了後におけるスピーカでの報音動作態様が多様な遊技性の高いパチンコ機とすることができる。
また、特に請求項2に記載の発明によれば、制御装置に、大当たり状態中における報音動作による演出を抽選により決定する演出決定手段を備えており、特定保留情報が記憶されていると抽選を実行し、その抽選の結果が所定の結果である場合にのみ、特定のタイミングにおいて報音パターンを特定の報音パターンに切り替えるという演出を実行するため、特定保留情報が存在する場合であっても、報音パターンを切り替えない状況も起こり得る。したがって、より多彩な遊技を遊技者に提供することができ、遊技性の更なる向上を図ることができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 パチンコ機の制御機構を示したブロック図である。 dカウンタの数値と「普通変動パターン」との対応を示した説明図である。 「普通変動パターン」と「詳細変動パターン」との対応を示した説明図である。 「第1大当たり」時の制御を示したフローチャート図である。 「第2大当たり」時の制御を示したフローチャート図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる「装飾図柄」を表示するための図柄表示部6、及び保留情報の数を表示する保留表示部20、20・・を有する電動役物61と、該電動役物61を囲むように配設された種々の報知部材60、60・・とを有するセンター部材26が設置されている。さらに、遊技領域16におけるセンター部材26の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口19と、翼片を開閉動作可能に備えたチューリップ式電動役物17とが上下に並設されている。また、センター部材26の下方で、始動入賞口19及びチューリップ式電動役物17の右方には、開閉可能な扉部材を有する大入賞装置18が設置されている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、遊技球を発射装置10へ供給するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させるためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な押しボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂「大当たり抽選」等)を実行するためのメイン制御装置30(図4に示す)、図柄表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置50(図4に示す)、ランプ部材15や報知部材60の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置51(図4に示す)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置52(図4に示す)、及び表示制御装置50や音制御装置52等の動作を統合的に制御するとともに、電動役物61の動作を制御するサブ制御装置40(図4に示す)等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
次に、パチンコ機1の制御機構について、図4をもとに説明する。図4は、パチンコ機1の制御機構を示したブロック図である。
メイン制御装置30には、「大当たり抽選」の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、始動入賞口19やチューリップ式電動役物17、大入賞装置18、払出制御装置28、電源装置29、及び「特別図柄」を表示可能な特別図柄表示部36等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。
記憶手段33には、「大当たり抽選」に使用するcカウンタ、及び主に「特別図柄」や「装飾図柄」の変動時間である基本変動パターン(図柄変動パターン)を決定するdカウンタ等の複数のカウンタが内蔵されている。各カウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間(たとえば1割込2.000ms)のうちに1ずつ加算しながらループカウントするループカウンタであって、当該カウンタを用いた数値の取得は、乱数の取得とみなすことができる。また、cカウンタは0〜700(701通り)の間を、dカウンタは0〜30(31通り)の間を夫々ループカウントするようになっている。そして、メインCPU32は、遊技球の始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17への入賞検出を契機としてcカウンタ及びdカウンタから夫々1つの数値を取得する(「大当たり抽選」を実行する)とともに、cカウンタによる取得数値が所定の「大当たり数値」であるか否かを判定する(すなわち、メインCPU32は、抽選手段37及び大当たり判定手段38を備えている)。
また、記憶手段33には、特別図柄表示部36に表示する「特別図柄」と、図5に示す如くdカウンタの数値と基本変動パターンとを対応づけた基本変動パターン決定テーブルとが記憶されている。さらに、記憶手段33には、たとえば特別図柄表示部36において「特別図柄」が変動表示中に始動入賞口19へ遊技球が入賞したような場合に、当該入賞に伴うcカウンタ及びdカウンタの取得数値(入賞情報)を保留情報として最大4つまで記憶する保留情報記憶部が設けられている。尚、保留情報記憶部に記憶されている保留情報の数は、後述するようにサブ統合基板41による制御のもと、保留表示部20、20・で点灯表示されて遊技者に報知される。また、保留情報は、「特別図柄」及び「装飾図柄」が確定表示される度に記憶した順番で順次消化され、該消化に伴って新たな保留情報が記憶可能となる。
サブ制御装置40には、サブ統合CPU42、記憶手段43、タイマ44、及びインターフェイス45等が搭載されたサブ統合基板41が内蔵されている。該サブ統合基板41は、インターフェイス45を介してメイン制御基板31と電気的に接続されているとともに、表示制御装置50、発光制御装置51、及び音制御装置52と電気的に接続されており、サブ統合CPU42は、後述するようにメイン制御基板31から大当たり抽選に係る信号を受信すると、その信号の内容に応じて各制御装置を制御し、スピーカ14やランプ部材15の動作や、図柄表示部6における「装飾図柄」の表示動作を制御するようになっている。さらに、サブ統合基板41には、インターフェイス45を介して、押しボタン25、及び保留表示部20、20・・等も接続されている。
また、記憶手段43には、図柄表示部6に表示する「装飾図柄」が記憶されているとともに、該「装飾図柄」の詳細な変動態様やキャラクターの動画を用いたキャラクター演出等からなる複数の詳細変動パターン(図柄変動パターン)が、図6に示す如くメイン制御基板31で決定される基本変動パターンと対応づけて記憶されている。さらに、記憶手段43には、スピーカ14の報音動作態様となる報音パターンやランプ部材15の点灯/点滅動作態様となる点灯/点滅パターン等が基本変動パターンと対応づけて記憶されている。加えて、記憶手段43には、「大当たり状態」時における図柄表示部6での演出態様である大当たり演出パターンも記憶されている。
そして、上記パチンコ機1における基本的な遊技動作について、以下簡略に説明する。
遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動し、発射通路13を介して遊技球が遊技領域16内へ打ち込まれる。そして、遊技領域16内を流下する遊技球が始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17へ入賞する(所定条件を充足する)と、当該入賞がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、入賞検出のタイミングでcカウンタ及びdカウンタから1つの数値を取得するとともに、特別図柄表示部36において「特別図柄」を変動表示中であるか否か、及び保留情報の有無を確認する。そして、特別図柄表示部36において「特別図柄」が変動表示中でなく、且つ、保留情報が1つも存在しない場合、今回取得したcカウンタの数値が所定の「大当たり数値(たとえば“0”又は“300”)」であるか否か、すなわち今回の「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを判定する。そして、「大当たり抽選」の結果、「大当たり」である(すなわち、取得数値が「大当たり数値」である)と、図5(b)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、dカウンタの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。一方、「大当たり抽選」の結果、「外れ」である(すなわち、取得数値が「大当たり数値」以外の数値である)と、図5(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、dカウンタの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。その後、メインCPU32は、「大当たり抽選」の結果(「大当たり」であるか「外れ」であるか)、及び読み出した基本変動パターン(特に変動時間)の種類を示す情報を含んだ開始コマンドを作成するとともに、当該開始コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。また、特別図柄表示部36において「特別図柄」を所定の態様で変動させるとともに、タイマ34による計時を開始する。そして、読み出した基本変動パターンの変動時間が経過すると、「大当たり抽選」の結果に対応する「特別図柄」を確定表示させる(「大当たり」の場合には大当たり特別図柄表示態様である“3”又は“7”で、「外れ」の場合には“−”で夫々確定表示させる)とともに、停止信号を含んだ停止コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。
一方、特別図柄表示部36において「特別図柄」を変動表示中であったり、保留情報の有無を確認した際に保留情報が存在した場合には、当該入賞に伴うcカウンタ及びdカウンタの取得数値を保留情報として記憶する。また、保留情報記憶部に記憶されている保留情報の数が既に最大値に達していると、cカウンタ及びdカウンタの取得数値を保留情報として記憶することなく削除する。
尚、チューリップ式電動役物17の開閉動作に関しては、遊技領域16内に設けられているゲート部材(図示せず)への遊技球の通過をもって、「大当たり抽選」同様の乱数取得による「抽選」を実行し、当選した場合にのみチューリップ式電動役物17の翼片を所定の設定時間だけ開動作させるようになっている。
また、サブ統合CPU42では、開始コマンドを受信すると、該開始コマンドに含まれている「大当たり抽選」の結果に応じて最終的に確定表示する「装飾図柄」を決定するとともに、基本変動パターンに対応する詳細変動パターンを読み出し、タイマ44により計時しながら、読み出した詳細変動パターンにしたがって図柄表示部6における「装飾図柄」を変動表示させる。そして、停止コマンドの受信に伴い、上記決定した「装飾図柄」を図柄表示部6に確定表示する。つまり、「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であると、図柄表示部6では同一の「装飾図柄」を3つ並べる大当たり装飾図柄表示態様(たとえば“2・2・2”や“7・7・7”)で確定表示させる。また、「大当たり抽選」の結果が「外れ」であると、図柄表示部6では3つのうち少なくとも1つの「装飾図柄」が異なる外れ装飾図柄表示態様(たとえば“1・2・3”)で確定表示させる。
そして、「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であると、「装飾図柄」及び「特別図柄」の確定表示後、メインCPU32は、「大当たり状態」を生起させる旨を含んだ大当たりコマンドをサブ統合CPU42へ送信するとともに、「大当たり状態」の開始を報知する開始デモ、大入賞装置18の扉部材の所定回数にわたる断続的な開成、及び「大当たり状態」の終了を報知する終了デモからなる「大当たり状態」を生起させる。また、サブ統合CPU42は、大当たりコマンドを受信すると、記憶手段43から大当たり演出パターンを読み出し、該大当たり演出パターンにしたがって図柄表示部6での表示を制御する。その後、「大当たり状態」の終了に伴い、メインCPU32は、終了コマンドをサブ統合CPU42へ送信した後、「装飾図柄」及び「特別図柄」の変動回数が所定回数に達するまで、「装飾図柄」及び「特別図柄」の変動時間の平均値が短縮される時短状態を生起させる。
なお、大当たり数値“0”での「大当たり」である(すなわち「第1大当たり」)であると、メインCPU32が特別図柄表示部36に“3”を確定表示させるとともに、サブ統合CPU42が偶数の「装飾図柄」が3つ並んだ大当たり装飾図柄表示態様を図柄表示部6に確定表示させた後、大入賞装置18の開成回数が2回である第1特別遊技状態を生起させる。また、大当たり数値“300”での「大当たり」である(すなわち「第2大当たり」)と、メインCPU32が特別図柄表示部36に“7”を確定表示させるとともに、サブ統合CPU42が奇数の「装飾図柄」が3つ並んだ大当たり装飾図柄表示態様を図柄表示部6に確定表示させた後、大入賞装置18の開成回数が16回である第2特別遊技状態を生起させる。
一方、「大当たり抽選」の結果が「外れ」であると、「装飾図柄」及び「特別図柄」の確定表示後、記憶されている保留情報のうち最も古い保留情報について「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを判定し、開始コマンドを送信する等の上記同様の制御を実行するとともに、当該最も古い保留情報を保留情報記憶部から削除する。また、保留情報が存在しない場合には、次の始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17への遊技球の入賞をもって「大当たり抽選」及びその結果の判定等を実行する。
(先読み情報を用いたスピーカでの報音動作による演出)
ここで、本発明の要部となる先読み情報を用いたスピーカ14、14での報音動作による演出について説明する。
メインCPU32では、cカウンタの取得数値を保留情報として記憶する際、当該保留情報に係る「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを、「第1大当たり」であるか「第2大当たり」であるかまでもを含めて一旦判定する。そして、その判定結果を含んだ先読み情報、及び当該保留情報が何個目の保留にもとづくものであるかを予定情報としてサブ統合基板41へ送信するようになっている。なお、保留情報として記憶する情報はあくまで取得数値のみであり、保留情報の消化時に再度大当たり判定を実行するとともに、開始コマンドの送信等の上記制御を実行することになる。
一方、サブ統合基板41の記憶手段43には、受信した予定情報を記憶する予定情報記憶部46が設けられている。そして、サブ統合CPU42は、予定情報を受信すると予定情報記憶部46へ記憶するとともに、保留表示部20を1つ点灯させて合計の点灯数を1つ増加させる。また、開始コマンドの受信にもとづいて、予定情報記憶部46から最も古い予定情報を削除するとともに、保留表示部20を1つ消灯させて合計の点灯数を1つ減少させる。
さらに、サブ統合CPU42では、「装飾図柄」の確定表示後に「大当たり状態」が生起する際、及び「大当たり状態」の生起中、図7及び図8のフローチャートに示すような制御を実行する。なお、図7は、「第1大当たり」時の制御を示したフローチャート図であり、図8は、「第2大当たり」時の制御を示したフローチャート図である。
まず、「大当たり抽選」の結果が「第1大当たり」である際の制御について説明すると、停止コマンドに応じて「装飾図柄」を確定表示してから大当たりコマンドを受信するまでの間に、サブ統合CPU42は、予定情報記憶部46に記憶されている予定情報の中に、「大当たり抽選」の結果が「第2大当たり」である予定情報(特定保留情報)が存在するか否かを確認する(S1)。つまり、サブ統合CPU42が予定情報確認手段47となり、該当する予定情報がない(S1でNOと判断した)場合には、サブ統合CPU42が演出決定手段48となり、大当たりコマンドの受信に伴い、大当たり演出パターンのうち第1大当たり用確定演出無しパターンであるD1パターンを選択して読み出し、当該D1パターンにしたがって図柄表示部6の表示動作を制御する(S2)。また、スピーカ14、14による報音動作態様としては、「大当たり状態」中の報音パターンのうちの1つである第1大当たり用共通報音パターンを読み出し、「大当たり状態」が終了するまで、当該共通報音パターンにてスピーカ14、14の報音動作を制御する。
一方、該当する予定情報がある(S1でYESと判断した)場合には、保留情報の中に「第2大当たり」となる保留情報があることを遊技者に報知する演出(以後、確定演出と称す)を実行するか否かを、たとえば抽選により決定する(S3)。つまり、サブ統合CPU42が演出決定手段48となり、実行すると決定した(S3でYES)場合には、大当たりコマンドの受信に伴い、大当たり演出パターンのうち第1大当たり用確定演出有りパターンであるD2パターンを選択して読み出し、当該D2パターンにしたがって図柄表示部6の表示動作を制御する(S4)。このD2パターンとは、「大当たり状態」の終了デモ中に“当選確定”と図柄表示部6に表示するものであり、開始デモ及び大入賞装置18の断続的な開成中(所謂ラウンド中)は、D1パターンと見分けがつかないようになっている。また、スピーカ14、14による報音動作態様としては、上記第1大当たり用共通報音パターンを読み出し、「大当たり状態」が終了するまで、当該報音パターンにてスピーカ14、14の報音動作を制御するとともに、終了デモ中に“当選確定”と表示したタイミングで所定の効果音を付加するという制御を実行する。つまり、開始デモ及び大入賞装置18の断続的な開成中(所謂ラウンド消化中)は、上記表示演出パターン同様に報音パターンでの聞き分けがつかないようになっている。さらに、終了コマンドの受信(「大当たり状態」の終了)に伴い、報音パターンの1つであって、保留情報の中に「第2大当たり」となる保留情報があることを遊技者に報知する第1当確報音パターンを読み出し、「大当たり状態」が終了して最初の保留情報に係る「装飾図柄」の変動が開始された時点から「第2大当たり」である保留情報(最初の保留情報の場合もある)によって「装飾図柄」が変動を開始し確定表示となるまでの間の所定のタイミング(たとえば、図柄表示部6において所謂リーチが確定する時点)まで、第1当確報音パターンにてスピーカ14、14の報音動作を制御する。一方、実行しないと決定した(S3でNO)場合には、大当たりコマンドの受信に伴い、上記D1パターン及び第1大当たり用共通報音パターンを選択して読み出し、D1パターンにしたがって図柄表示部6の表示動作を制御する(S2)とともに、第1大当たり用共通報音パターンにてスピーカ14、14の報音動作を制御する。また、「大当たり状態」の終了後に、スピーカ14、14の報音パターンを第1当確報音パターンに切り替えることはなく、S1でNOと判断した場合に「大当たり状態」の終了後に選択される報音パターンと同じ報音パターンで報音動作を制御する。
次に、「大当たり抽選」の結果が「第2大当たり」である際の制御について説明すると、上記S1同様に、停止コマンドに応じて「装飾図柄」を確定表示してから大当たりコマンドを受信するまでの間に、サブ統合CPU42は、予定情報記憶部46に記憶されている予定情報の中に、「大当たり抽選」の結果が「第2大当たり」である予定情報(特定保留情報)が存在するか否かを確認する(S11)。サブ統合CPU42が予定情報確認手段47となり、該当する予定情報がない(S11でNOと判断した)場合には、サブ統合CPU42が演出決定手段48となり、大当たりコマンドの受信に伴い、大当たり演出パターンのうち第2大当たり用確定演出無しパターンであるD3パターンを選択して読み出し、当該D3パターンにしたがって図柄表示部6の表示動作を制御する(S12)。このD3パターンとは、大入賞装置18における扉部材の開成回数2回目から15回目にかけて、扉部材を開成させる度に図柄表示部6において所定のスロット図柄を用いたスロット演出(3つのスロット図柄を夫々変動表示後、順に確定表示させる演出)を繰り返し実行するものの、一度も3つのスロット図柄を揃わせる(3つのスロット図柄を全て同一のスロット図柄で確定表示となる)ことなく15回目の開成動作を終了させ、扉部材の16回目の開成動作を終えた後、D1パターン同様の終了デモを実行して「大当たり状態」を終了させるという演出である。また、スピーカ14、14による報音動作態様としては、「大当たり状態」中の報音パターンのうちの1つである第2大当たり用共通報音パターンを読み出し、「大当たり状態」が終了するまで、当該報音パターンにてスピーカ14、14の報音動作を制御する。
そして、該当する予定情報がある(S11でYESと判断した)場合には、再びサブ統合CPU42が演出決定手段48となり、確定演出を実行するか否かをたとえば抽選により決定する(S13)。さらに、実行すると決定した(S13でYES)場合には、サブ統合CPU42が演出決定手段48となり、大当たり演出パターンのうち第2大当たり用第1確定演出有りパターンであるD4パターン又は大当たり演出パターンのうち第2大当たり用第1確定演出有りパターンであるD5パターンのどちらによる確定演出を実行するかを、たとえば抽選により決定する(S14)。ここでD4パターンを選択すると、D3パターンと同様に、大入賞装置18における扉部材の開成回数2回目から15回目にかけて、扉部材を開成させる度に図柄表示部6において所定のスロット図柄を用いたスロット演出を繰り返し実行するものの、一度も3つのスロット図柄を揃わせることなく15回目の開成動作を終了させ、扉部材の16回目の開成動作を終えるものの、終了デモ中に“当選確定”と図柄表示部6に表示するというD4パターンにて、図柄表示部6の表示動作を制御する(S15)。また、スピーカ14、14による報音動作態様としては、上記第2大当たり用共通報音パターンを読み出し、「大当たり状態」が終了するまで、当該共通報音パターンにてスピーカ14、14の報音動作を制御するとともに、終了デモ中に“当選確定”と表示したタイミングで所定の効果音を付加するという制御を実行する。そして、終了コマンドの受信に伴い、上記D2パターンを選択時にも報音する第1当確報音パターンを読み出し、「大当たり状態」が終了して最初の保留情報に係る「装飾図柄」の変動が開始された時点から「第2大当たり」である保留情報によって「装飾図柄」が変動を開始し確定表示となるまでの間の所定のタイミングまで、第1当確報音パターンにてスピーカ14、14の報音動作を制御する。
一方、S14においてD5パターンを選択すると、大入賞装置18における扉部材の開成回数2回目から所定の回数目(抽選により決定してもよい)にかけて、扉部材を開成させる度に図柄表示部6において所定のスロット図柄を用いたスロット演出を繰り返し実行し、上記所定の回数目(抽選により決定してもよい)におけるスロット演出において、3つのスロット図柄を全て同一のスロット図柄で確定表示させる。また、所定の回数目におけるスロット演出までの間については、第2大当たり用共通報音パターンにしたがいスピーカ14、14の報音動作を制御する。そして、次の扉部材の開成時に、報音パターンの1つであって、保留情報の中に「第2大当たり」となる保留情報があることを遊技者に報知する第2当確報音パターン(特定の報音パターン)を読み出し、スピーカ14、14の報音動作態様を第2大当たり用共通報音パターンから第2当確報音パターンへと切り替え、16回の扉部材の開成動作を終えてから終了デモを介して「大当たり状態」が終了し、さらに「第2大当たり」である保留情報によって「装飾図柄」が変動を開始し確定表示となるまでの間の所定のタイミング(たとえば、図柄表示部6において所謂リーチが確定する時点)まで、第2当確報音パターンにてスピーカ14、14の報音動作を制御する。すなわち、サブ統合CPU42が、「大当たり状態」中の特定のタイミングにおいて、報音パターンを切り替える音切替手段49を備えていると言える。なお、D5パターンにおける表示演出であって、報音パターンを第2当確報音パターンに切り替えた以降の表示演出は、スロット演出ではない特定の表示演出となっている。
さらに、S13で実行しないと決定した場合には、大当たりコマンドの受信に伴い、上記D3パターン及び第2大当たり用共通報音パターンを選択して読み出し、当該D3パターンにしたがって図柄表示部6の表示動作を制御する(S12)とともに、第2大当たり用共通報音パターンにてスピーカ14、14の報音動作を制御する。また、終了コマンドを受信したとしても、スピーカ14、14の報音パターンを第1当確報音パターンに切り替えることはなく、S11でNOと判断した場合に「大当たり状態」の終了後に選択される報音パターンと同じ報音パターン、ひいてはS1でNOと判断した場合と同じ報音パターンで報音動作を制御する。
なお、上記の保留情報中に「第2大当たり」が存在し、且つ、その旨を第1当確報音パターン又は第2当確報音パターンで報知する制御において、「第2大当たり」となる保留情報よりも先に消化される保留情報の中に、「第1大当たり」となる保留情報が存在する場合、第1当確報音パターンによる報音制御は、「第1大当たり」となる保留情報によって「装飾図柄」が変動を開始し確定表示となるまでの間の所定のタイミングまでとなる。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
上述したような制御を実行するパチンコ機1によれば、サブ統合CPU42が音切替手段49を備えており、「大当たり抽選」の結果が「第2大当たり」である予定情報(ひいては保留情報)が存在すると、その旨を報知するために、「大当たり状態」中における特定のタイミングにおいて、「第2大当たり」に係る「大当たり状態」において共通する第2大当たり用共通報音パターンから、保留情報の中に「第2大当たり」となる保留情報があることを遊技者に報知する第2当確報音パターンへと報音パターンを切り替えるとともに、第2当確報音パターンでの報音制御を、「大当たり状態」が終了しても停止することなく、「第2大当たり」である保留情報によって「装飾図柄」が変動を開始し確定表示となるまでの間の所定のタイミングまで継続する。したがって、従来にない斬新な報知が可能である上、「大当たり状態」の終了後におけるスピーカ14、14での報音動作態様が多様な遊技性の高いパチンコ機1とすることができる。
また、サブ統合CPU42が演出決定手段48を備えており、「大当たり抽選」の結果が「第2大当たり」である予定情報が存在する場合であっても、第2当確報音パターンによる報知をしないことも起こり得るようにした。したがって、より多彩な遊技を遊技者に提供することができ、遊技性の更なる向上を図ることができる。
さらに、「大当たり状態」のうち、多くの賞品球を期待することのできる遊技者にとって有利な「第2大当たり」に係る「大当たり状態」についてのみ報知するため、報知動作が実行されたにも拘わらず、賞品球数の少ない「第1大当たり」に係る「大当たり状態」が生起してしまうといった事態を防止することができ、遊技者に不快感を抱かせたりしない。
(本発明の変更例について)
なお、本発明のパチンコ機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、パチンコ機全体の構成、大当たり状態の内容や大当たり状態の終了後の遊技状態に係る構成、及び制御機構に係る構成等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、保留情報の中に「第2大当たり」となる保留情報がある場合にも、その旨を報知しないことが起こり得るように構成しているが、「第2大当たり」となる保留情報がある場合には必ずその旨を報知するように構成してもよい。
また、大入賞装置18における扉部材の開成回数が異なる2種類の「大当たり状態」を生起させるように構成しているが、開成回数が3種類以上に異なる多様な「大当たり状態」を生起させるようにようにしてもよいし、「大当たり状態」の終了後、「大当たり抽選」の結果「大当たり」となる可能性が高い所謂高確率状態を生起させるか否かで異なる「大当たり状態」を生起させたり、高確率状態となる期間が異なる「大当たり状態」を生起させる等してもよく、その中でどの「大当たり状態」について報知するかについても適宜設定変更可能であり、上記実施形態において「第1大当たり」となる保留情報について報知するように構成しても何ら問題はない。
さらに、上記実施形態では、メイン制御装置とサブ制御装置との2つの制御装置に分けて制御するように構成しているが、メイン制御装置1つで制御するように構成してもよく、メイン制御装置に演出決定手段や音切替手段、報音パターン記憶手段等を設けてもよいし、メイン制御装置1つで制御する際には、予定情報等を作成する必要はなく、保留情報のみを用いて、報音パターンを特定の報音パターンに切り替えるか否かを決定したりすればよい。
さらにまた、特定の報音パターンによる報音制御をどのタイミングまで継続するかについては、「第2大当たり」である保留情報によって「装飾図柄」が変動を開始し確定表示となるまでの間の所定のタイミングであれば、上記実施形態の所謂リーチが確定するタイミングに限定されることはなく、たとえば「装飾図柄」を大当たり装飾図柄表示態様で仮停止表示するタイミングであってもよいし、選択された詳細変動パターンに応じて異なるタイミングであっても何ら問題はない。
加えて、上記実施形態では、「特別図柄」と「装飾図柄」との2つの図柄を用いるパチンコ機について説明しているが、「特別図柄」のみを用いており、図柄表示部に「特別図柄」を表示するように構成してもよい。
1・・パチンコ機、2・・遊技盤、6・・図柄表示部、14・・スピーカ、16・・遊技領域、18・・大入賞装置、19・・始動入賞口、20・・保留表示部、30・・メイン制御装置(制御装置)、31・・メイン制御基板、32・・メインCPU、33・・記憶手段、37・・抽選手段、38・・大当たり判定手段、40・・サブ制御装置(制御装置)、41・・サブ統合基板、42・・サブ統合CPU、43・・記憶手段(報音パターン記憶手段)、46・・予定情報記憶部、47・・予定情報確認手段、48・・演出決定手段、49・・音切替手段、52・・音制御装置。

Claims (2)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、図柄を表示可能な図柄表示部と、扉部材を開閉可能に備えた大入賞装置が設けられているとともに、遊技に係る動作を制御する制御装置と、前記制御装置による制御のもと報音動作が制御されるスピーカと、前記スピーカによる報音動作態様である報音パターンを複数パターン記憶する報音パターン記憶手段とが設けられており、
    前記遊技領域内を流下する遊技球が前記始動入賞口へ入賞すると、前記制御装置が乱数を取得し、取得した数値が所定の大当たり数値であるか否かを判定するとともに、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記取得した数値が前記大当たり数値であると所定の大当たり図柄表示態様にて前記図柄を確定表示した後、前記大入賞装置を所定回数にわたり断続的に開成させる大当たり状態を生起させ、前記大当たり状態中においては前記報音パターン記憶手段に記憶されている大当たり共通報音パターンにより前記スピーカの報音動作を制御する一方、
    前記図柄の変動中に遊技球が前記始動入賞口に入賞すると、前記制御装置が取得した乱数を保留情報として記憶手段に記憶するパチンコ機であって、
    前記制御装置に、前記大当たり状態中に前記スピーカでの報音パターンを切り替える音切替手段を備えており、
    前記制御装置は、前記大当たり状態を生起させるに際し、取得した数値が前記大当たり数値である特定保留情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定するとともに、前記特定保留情報が記憶されていると、前記大当たり状態を生起させた後、当該大当たり状態中の特定のタイミングにおいて、前記スピーカにおける報音パターンを前記大当たり共通報音パターンから前記報音パターン記憶手段に記憶されている特定の報音パターンに切り替え、当該時点から前記特定保留情報に係る前記図柄の変動開始から前記図柄の確定表示までの間の所定のタイミングまで、前記特定の報音パターンにより前記スピーカの報音動作を制御することを特徴とするパチンコ機。
  2. 遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が入賞可能な始動入賞口と、図柄を表示可能な図柄表示部と、扉部材を開閉可能に備えた大入賞装置が設けられているとともに、遊技に係る動作を制御する制御装置と、前記制御装置による制御のもと報音動作が制御されるスピーカと、前記スピーカによる報音動作態様である報音パターンを複数パターン記憶する報音パターン記憶手段とが設けられており、
    前記遊技領域内を流下する遊技球が前記始動入賞口へ入賞すると、前記制御装置が乱数を取得し、取得した数値が所定の大当たり数値であるか否かを判定するとともに、前記図柄表示部において前記図柄の変動を開始させ、前記取得した数値が前記大当たり数値であると所定の大当たり図柄表示態様にて前記図柄を確定表示した後、前記大入賞装置を所定回数にわたり断続的に開成させる大当たり状態を生起させ、前記大当たり状態中においては前記報音パターン記憶手段に記憶されている大当たり共通報音パターンにより前記スピーカの報音動作を制御する一方、
    前記図柄の変動中に遊技球が前記始動入賞口に入賞すると、前記制御装置が取得した乱数を保留情報として記憶手段に記憶するパチンコ機であって、
    前記制御装置に、前記大当たり状態中に前記スピーカでの報音パターンを切り替える音切替手段と、前記大当たり状態中における報音動作による演出を抽選により決定する演出決定手段とを備えており、
    前記制御装置は、前記大当たり状態を生起させるに際し、取得した数値が前記大当たり数値である特定保留情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定するとともに、前記特定保留情報が記憶されていると前記抽選を実行し、前記抽選の結果が所定の結果である場合にのみ、前記大当たり状態を生起させた後、当該大当たり状態中の特定のタイミングにおいて、前記スピーカにおける報音パターンを前記大当たり共通報音パターンから前記報音パターン記憶手段に記憶されている特定の報音パターンに切り替え、当該時点から前記特定保留情報に係る前記図柄の変動開始から前記図柄の確定表示までの間の所定のタイミングまで、前記特定の報音パターンにより前記スピーカの報音動作を制御することを特徴とするパチンコ機。
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