JP6273545B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばパチンコ機等といったプリペイド媒体対応の球貸機と電気的に接続される遊技機に関するものである。
従来、残額を記憶したプリペイドカードやプリペイドコイン等といったプリペイド媒体を挿入/排出する出入口を備えた球貸機に隣設され、球貸機へと挿入されたプリペイド媒体の残額を使用して遊技を行うような遊技機(たとえば特許文献1)が多数考案されている。そして、そのような遊技機では、残額がある状況においてたとえば遊技機に備えられている返却ボタンを操作等すると、現在の残額を記憶したプリペイド媒体が出入口から排出され、プリペイド媒体を遊技者に返却するようになっている。
特開2010−12128号公報
しかしながら、遊技者が遊技を終了したり中断したりする際、依然として残額がある状況であるにも拘わらず、プリペイド媒体の返却を忘れたまま席を離れてしまうことがあり、問題となっていた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、プリペイド媒体の返却を忘れたまま席を離れることを防止することができる遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、残額を記憶したプリペイド媒体を挿入/排出可能で、遊技者により挿入された前記プリペイド媒体の残額にもとづき貸し球の払い出しに係る制御を実行する一方、所定の操作に応じて前記プリペイド媒体を排出して遊技者に返却する球貸機と電気的に接続されているとともに、遊技者により操作可能なハンドルと、所定の図柄を変動/確定表示する表示部と、開閉可能な扉部材を有する特別入賞手段と、前記表示部における表示動作を含めた遊技に係る動作を制御する制御手段とを備えており、前記図柄が所定の当たり表示態様で確定表示されると、前記特別入賞手段を所定回数にわたり断続的に開成させる遊技機であって、遊技者に前記プリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する注意喚起手段を設けるとともに、遊技者による前記ハンドルの回動操作量を前記制御手段によって検知するための検知手段を前記ハンドルに内蔵し、前記制御手段は、前記図柄が前記当たり表示態様とは異なる外れ表示態様で確定表示されており且つ前記ハンドルの回動操作が検知されない注意喚起状態が発生すると、当該注意喚起状態が発生してから最初の遊技者の前記ハンドルの回動操作を検知したタイミングで前記注意喚起手段を作動させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記注意喚起状態が発生してからの前記注意喚起状態の継続時間を計時し、前記注意喚起状態の継続時間が所定の注意喚起時間に達したタイミングで前記注意喚起手段を作動させることを特徴とする。
本発明によれば、図柄が外れ表示態様で確定表示されており且つハンドルの回動操作が検知されない注意喚起状態が発生すると、注意喚起状態が発生してから最初のハンドルの回動操作を検知したタイミングで注意喚起手段を作動させ、プリペイド媒体の返却忘れについて遊技者に注意喚起する。また、請求項2に記載の発明によれば、上記タイミングに加えて、注意喚起状態の継続時間が所定の注意喚起時間に達したタイミングでも注意喚起手段を作動させ、プリペイド媒体の返却忘れについて遊技者に注意喚起する。したがって、遊技者がプリペイド媒体の返却を忘れたまま席を離れてしまうといった事態を効果的に防止することができる。
パチンコ機及び球貸機を前面側から模式的に示した説明図である。 パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 パチンコ機の制御機構を示したブロック図である。 dカウンタの数値と「基本変動パターン」との対応を示した説明図である。 「基本変動パターン」と「詳細変動パターン」との対応を示した説明図である。 供給皿を上側から示した説明図である。 図柄表示部に注意喚起メッセージ表示を表示した状態を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機及び球貸機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1及び球貸機71を前面側から模式的に示した説明図である。また、図2は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。加えて、図4は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
球貸機71は、パチンコ機1(特に後述する払出制御装置28)と電気的に接続され、パチンコ機1における貸球の払い出しの可否を制御するものであって、パチンコ機1毎に隣設されている。そして、球貸機71の前面には、紙幣や硬貨を投入するための投入口72、残額を記憶したプリペイド媒体を挿入/排出するための出入口73、残額等を表示する球貸機表示部74、各種操作を行う操作部75等が設けられている。
一方、パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄を表示するための図柄表示部6が設けられている。さらに、図柄表示部6を囲むようにLEDを内蔵した種々の発光部材62、62・・を備えたセンター部材26が遊技盤2に設置されており、該センター部材26の左方には、遊技球が通過可能なゲート部材60が設けられている。加えて、遊技領域16におけるセンター部材26の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口19と、一対の翼片を開閉動作可能に備えたチューリップ式電動役物17と、開閉可能な扉部材を有する大入賞装置18とが設置されている。なお、発光部材62、62・・の内の一部は、電動役物として構成されている。
さらに、遊技領域16外となる遊技盤2の右下部には、保留情報の数を表示する4つのLEDからなる保留表示部20と、特別図柄を表示するための7セグメント表示器からなる特別図柄表示部61とが設けられている。なお、保留表示部20や特別図柄表示部61は、前扉4を閉塞したとしても、前扉4の前方にいる遊技者から視認可能な位置に設けられている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、遊技球を発射装置10へ供給するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させるためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な押しボタン25が設けられている。なお、ハンドル9には、遊技者によるハンドル9の回動操作量を検知するためのセンサ63(図5に示す)が内蔵されている。そして、当該センサ63は、発射装置10に内蔵されている発射制御基板に接続されている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御基板を内蔵した払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂「大当たり抽選」等)を実行するためのメイン制御装置30(図5に示す)、図柄表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置50(図5に示す)、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置51(図5に示す)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置52(図5に示す)、及び表示制御装置50や音制御装置52等の動作を統合的に制御するサブ制御装置40(図5に示す)等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
次に、パチンコ機1の制御機構について、図5をもとに説明する。図5は、パチンコ機1の制御機構を示したブロック図である。
メイン制御装置30には、「大当たり抽選」の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、発射装置10、始動入賞口19、チューリップ式電動役物17、大入賞装置18、払出制御装置28に内蔵されている払出制御基板、及び特別図柄表示部61等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。
記憶手段33には、「大当たり抽選」に使用するcカウンタ(大当たり判定用乱数)、及び主に特別図柄や装飾図柄の変動時間である基本変動パターン(図柄変動パターン)を決定するdカウンタ(変動時間決定用乱数)等の複数のカウンタが内蔵されている。各カウンタは、電源投入時から所定の規則に従って所定の数値の間をごく短時間(たとえば1割込2.000ms)のうちに1ずつ加算しながらループカウントするループカウンタであって、当該カウンタを用いた数値の取得は、乱数からの数値の取得とみなすことができる。また、cカウンタは0〜700(701通り)の間を、dカウンタは0〜30(31通り)の間を夫々ループカウントするようになっている。そして、メインCPU32は、遊技球の始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17への入賞検出を契機として、cカウンタ及びdカウンタから夫々1つの数値を取得する(所謂「大当たり抽選」を実行する)。
また、記憶手段33には、特別図柄表示部61に表示する特別図柄と、図6に示す如くdカウンタの数値と基本変動パターンとを対応づけた基本変動パターン決定テーブルとが記憶されている。この基本変動パターンとは、主に特別図柄及び装飾図柄の変動時間(変動開始から確定表示までの時間)を規定するものである。さらに、記憶手段33には、たとえば特別図柄表示部61において特別図柄が変動表示中に始動入賞口19へ遊技球が入賞したような場合に、当該入賞に伴うcカウンタ及びdカウンタの取得数値を保留情報として最大4つまで記憶する保留情報記憶領域が設けられている。尚、保留情報記憶領域に記憶されている保留情報の数は、後述するようにサブ統合基板41による制御のもと、保留表示部20で点灯表示されて遊技者に報知される。また、保留情報は、特別図柄及び装飾図柄が確定表示される度に記憶した順番で順次消化され、該消化に伴って新たな保留情報が記憶可能となる。
サブ制御装置40には、サブ統合CPU42、記憶手段43、タイマ44、及びインターフェイス45等が搭載されたサブ統合基板41が内蔵されている。該サブ統合基板41は、インターフェイス45を介してメイン制御基板31と電気的に接続されているとともに、表示制御装置50、発光制御装置51、及び音制御装置52と電気的に接続されており、サブ統合CPU42は、後述するようにメイン制御基板31から大当たり抽選に係る信号を受信すると、その信号の内容に応じて各制御装置を制御し、スピーカ14やランプ部材15の動作や、図柄表示部6における装飾図柄の表示動作を制御するようになっている。さらに、サブ統合基板41は、インターフェイス45を介して、押しボタン25や保留表示部20等とも接続されている。
また、記憶手段43には、図柄表示部6に表示する装飾図柄を記憶する図柄記憶領域(図示せず)と、該装飾図柄の詳細な変動表示態様やキャラクターの動画を用いたキャラクター演出等からなる複数の詳細変動パターンを記憶した図柄変動パターン記憶領域46とが設けられており、種々の詳細変動パターンが図7に示す如くメイン制御基板31で決定される基本変動パターンと対応づけて記憶されている。
そして、上記パチンコ機1における基本的な遊技動作について、以下簡略に説明する。
遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動し、ハンドル9の回動操作量に応じた発射強度で遊技球が打ち出され、発射通路13を介して遊技領域16内へ打ち込まれる。そして、遊技領域16内を流下する遊技球が始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17へ入賞すると、当該入賞がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、入賞検出のタイミングでcカウンタ及びdカウンタから1つの数値を取得するとともに、特別図柄表示部61において特別図柄を変動表示中であるか否か、及び保留情報の有無を確認する。そして、特別図柄表示部61において特別図柄が変動中でなく、且つ、保留情報が1つも存在しない場合、予め記憶手段33に設定されている大当たり判定用テーブルを参照し、今回取得したcカウンタの数値が所定の「大当たり数値(たとえば“0”又は“300”)」であるか否か、すなわち今回の「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを判定する。そして、「大当たり抽選」の結果、「大当たり」である(すなわち、大当たり判定用乱数から取得した数値が「大当たり数値」である)と、図6(b)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、dカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す(変動時間決定用乱数から取得した数値をもとに図柄変動時間を決定する)。一方、「大当たり抽選」の結果、「外れ」である(すなわち、大当たり判定用乱数から取得した数値が「大当たり数値」以外の数値である)と、図6(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、dカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。その後、メインCPU32は、「大当たり抽選」の結果(「大当たり」であるか「外れ」であるか)、及び読み出した基本変動パターン(特に変動時間)の種類を示す情報を含んだ開始コマンドを作成するとともに、当該開始コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。また、特別図柄表示部61において特別図柄を所定の態様で変動させるとともに、タイマ34による計時を開始する。そして、読み出した基本変動パターンの変動時間が経過すると、「大当たり抽選」の結果に対応する特別図柄を確定表示させる(「大当たり」の場合には大当たり特別図柄表示態様である“3”又は“7”で、「外れ」の場合には外れ特別図柄表示態様である“−”で夫々確定表示させる)とともに、停止信号を含んだ停止コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。
一方、特別図柄表示部61において特別図柄を変動表示中であったり、保留情報の有無を確認した際に保留情報が存在した場合には、当該入賞に伴うcカウンタ及びdカウンタからの取得数値を保留情報として保留情報記憶領域に記憶する。このとき、メインCPU32は、メインCPU32は、当該保留情報に係るcカウンタからの取得数値が「大当たり数値」であるか否かといった結果や、dカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンはどれであるかといったことまでもを記憶することはなく、ただ取得数値のみを記憶する。また、保留情報記憶領域に記憶されている保留情報の数が既に最大値に達していると、cカウンタ及びdカウンタからの取得数値を保留情報として記憶せずに削除する。
なお、チューリップ式電動役物17の開閉動作に関しては、ゲート部材60への遊技球の通過をもって、「大当たり抽選」同様の乱数からの数値の取得による「抽選」を実行し、当選した場合にのみチューリップ式電動役物17の翼片を所定の設定時間だけ開動作させるようになっている。
一方、サブ統合CPU42では、開始コマンドを受信すると、該開始コマンドに含まれている「大当たり抽選」の結果に係る情報に応じて最終的に確定表示する装飾図柄を決定するとともに、図柄変動パターン記憶領域46から基本変動パターンに係る情報に対応する詳細変動パターンを読み出し、タイマ44により計時しながら、読み出した詳細変動パターンにしたがって図柄表示部6における装飾図柄を変動表示させる。そして、停止コマンドの受信に伴い、上記決定した装飾図柄を図柄表示部6に確定表示させる。つまり、「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であると、同一の装飾図柄を3つ並べる大当たり装飾図柄表示態様(たとえば“2・2・2”や“7・7・7”)で確定表示させる。また、「大当たり抽選」の結果が「外れ」であると、3つのうち少なくとも1つの装飾図柄が異なる外れ装飾図柄表示態様(たとえば“1・2・3”)で確定表示させる。
そして、「大当たり抽選」の結果が「大当たり」である(図柄を変動/確定表示する図柄変動遊技状態において所定条件が充足される)と、装飾図柄及び特別図柄の確定表示後、メインCPU32は、「大当たり状態」の開始を報知する開始デモ、大入賞装置18の扉部材の所定回数にわたる断続的な開成、及び「大当たり状態」の終了を報知する終了デモからなる「大当たり状態」を生起させる(すなわち、図柄変動遊技状態から特別遊技状態へ移行させる)。また、「大当たり状態」が終了すると、再び特別図柄及び装飾図柄を変動/確定表示させる図柄変動遊技状態へ移行させる。
一方、「大当たり抽選」の結果が「外れ」であると、装飾図柄及び特別図柄の確定表示後、保留情報が存在する場合には、メインCPU32が、記憶している保留情報のうち最も古い保留情報について、特別図柄の変動を開始する直前に「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを判定するとともに図柄変動時間を決定し、開始コマンドを送信する等の上記同様の制御を実行するとともに、当該最も古い保留情報を保留情報記憶領域から削除する。また、保留情報が存在しない場合には、次の始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17への遊技球の入賞をもって「大当たり抽選」及びその結果の判定等を実行する。
(パチンコ機と球貸機との間での球貸しに係る制御の説明)
次に、パチンコ機1と球貸機71との間での球貸しに係る制御について、図5及び図8をもとに説明する。図8は、供給皿7を上側から示した説明図である。
パチンコ機1の供給皿7の上面右側には、プリペイド媒体の残額を所定の態様で表示するための残度表示部55が設けられているとともに、該残度表示部55を挟んで貸し球の払い出しを要求するための球貸しボタン56、及びプリペイド媒体の返却を要求するための返却ボタン57が設けられている。そして、残度表示部55、球貸しボタン56、及び返却ボタン57は、パチンコ機1に内蔵された操作基板53に接続されており、該操作基板53により、残度表示部55における表示制御、及び両ボタン56、57の操作の検出に伴う動作制御は行われる。また、操作基板53は、中継基板54を介して払出制御装置28及び球貸機71と電気的に接続されている。なお、58は、供給皿7に溜まっている遊技球を貯留皿8へと排出するための球抜きレバーである。
そして、球貸機71に紙幣や硬貨を投入、若しくは、残額が記憶されているプリペイド媒体を挿入すると、球貸機71は、投入された金額(投入された時点で残額となる)、若しくは、プリペイド媒体の残額を検出し、当該残額に係る情報を含んだ残額信号を操作基板53へ送信する。一方、操作基板53は、残額信号を受信すると、残額信号に含まれた残額に係る情報を参照し、残額に応じた残度を残度表示部55に表示する。
ここで、遊技者により球貸しボタン56が操作されると、操作基板53は当該操作を検出し、球貸し要求信号を球貸機71へ送信する。球貸機71は、球貸し要求信号を受信すると、残額を確認するとともに、所定個数の遊技球を貸し球として払い出すことを指令する払出指令信号を払出制御装置28へ送信する。該払出指令信号の受信に伴い、払出制御装置28は、払出装置12を制御して所定個数の払い出しを実行するとともに、貸し球の払い出しが完了すると、払出完了信号を球貸機71へ送信する。球貸機71は、該払出完了信号を受信すると、貸し球の払い出しに伴う残額の再演算(残額の減算)を行い、演算後の残額にかかる情報を含んだ新たな残額信号を操作基板53へ送信し、操作基板53は、新たな残額に応じた残度を残度表示部55に表示する。なお、貸し球の払い出しに伴い残額が「0」になると、残額が「0」であることを含んだ残額信号を操作基板53へ送信し、操作基板53は、残額が「0」であることを示す残度を残度表示部55に表示したり、残度表示部55に何も表示させないといった制御を行う。
一方、残額がある(残額が「0」でない)状況において遊技者により返却ボタン57が操作されると、操作基板53は当該操作を検出し、返却信号を球貸機71へ送信する。球貸機71は、返却信号を受信すると、返却ボタン57の操作時の残額を記憶したプリペイド媒体を排出して遊技者へ返却するとともに、残額が「0」であることを含む残額信号を操作基板53へ送信する。そして、操作基板53は、上記残額が「0」になった場合同じく、残額が「0」であることを示す残度を残度表示部55に表示したり、残度表示部55に何も表示させないといった制御を行う。
(プリペイド媒体の返却忘れの防止に係る制御の説明)
ここで、本発明の要部となるプリペイド媒体の返却忘れの防止に係る制御について、詳細に説明する。
遊技者によるプリペイド媒体の返却忘れがどのような状況で起こりやすいかを考えると、まず大当たり状態が生起したことにより、貸し球を使わずとも賞球のみによって遊技を継続することが可能になったという状況が考えられる。そこで、パチンコ機1では、サブ統合CPU42による制御のもと、大当たり状態の終了時(すなわち終了デモ中)に、タイマ44によって計時しながら所定時間(たとえば2秒間)にわたり図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示領域6aを設けるとともに、図9に示す如く注意喚起メッセージ表示領域6aに所定の注意喚起メッセージ表示(たとえば「カードの取り忘れにご注意下さい」等)65を表示する。すなわち、サブ制御装置40が注意喚起制御手段となって、図柄表示部6を注意喚起手段として作動させ、遊技者に対してプリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する。なお、注意喚起メッセージ表示65は、サブ制御装置40の記憶手段43に記憶されている。
また、遊技を終了する際にもプリペイド媒体の返却忘れが生じやすいと考えられる。そこで、センサ63が接続された発射装置10の発射制御基板と、払出制御装置28の払出制御基板とを電気的に接続し、払出制御装置28によって遊技者によるハンドル9の回動操作量を常時検知するとともに、当該ハンドル9の操作状況に係る状況信号を払出制御装置28からメイン制御装置30へ送信するように構成する。すなわち、メインCPU32が、発射装置10や払出制御装置28を介して、遊技者によるハンドル9の回動操作量(特に、ハンドル9が回動操作されているか否か)を検知可能に構成する。そして、メインCPU32は、特別図柄が外れ特別図柄表示態様で確定表示されており且つ保留情報が1つも存在しておらず、更にハンドル9が回動操作されていないという状態を注意喚起状態と判断し、当該注意喚起状態の発生直後に(第1のタイミングであって、たとえば注意喚起状態の継続時間が注意喚起時間である0.1秒に達したタイミングで)、サブ統合CPU42へと第1注意喚起信号を送信する。また、サブ統合CPU42では、第1注意喚起信号を受信すると、上記同様に図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示領域6aを設けるとともに、注意喚起メッセージ表示領域6aに注意喚起メッセージ表示65をタイマ44により計時しながら所定の第1表示時間(たとえば5秒間)にわたって表示する。すなわち、メイン制御装置30及びサブ制御装置40が注意喚起制御手段となり、遊技者に対してプリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する。
一方、遊技を開始する際に予めプリペイド媒体の返却忘れに係る注意喚起を行うことで、プリペイド媒体の返却忘れが起こりにくいとも考えられる。そこで、メインCPU32は、上記注意喚起状態が発生してから最初の遊技者によるハンドル9の回動操作を検知する(第2のタイミング)と、サブ統合CPU42へと第2注意喚起信号を送信する。そして、サブ統合CPU42では、第2注意喚起信号を受信すると、上記同様に図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示領域6aを設けるとともに、注意喚起メッセージ表示領域6aに注意喚起メッセージ表示65をタイマ44により計時しながら所定の第2表示時間(たとえば2秒間)にわたって表示する。すなわち、この場合もメイン制御装置30及びサブ制御装置40が注意喚起制御手段となり、遊技者に対してプリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する。
なお、遊技の開始後等に毎回注意喚起メッセージ表示65を表示すると、遊技者が煩わしく感じることも考えられる。そこで、上記第1のタイミングや第2のタイミングに起因した注意喚起メッセージ表示65の表示中は押しボタン25の操作を有効化しており、注意喚起メッセージ表示65の表示中に遊技者による押しボタン25の操作を検知すると、サブ統合CPU42は、注意喚起メッセージ表示領域6a及び注意喚起メッセージ表示65を削除し、図柄表示部6に通常の背景表示及び装飾図柄を表示する状態へと復帰させるようになっている。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、大当たり状態の終了時に、図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示65を所定時間にわたって表示するとともに、特別図柄が外れ特別図柄表示態様で確定表示されており且つ保留情報が1つも存在しておらず、更にハンドル9が回動操作されていないという状態を注意喚起状態と判断し、当該注意喚起状態の発生直後に注意喚起メッセージ表示65を第1表示時間にわたって表示する。さらに、注意喚起状態が発生してから最初の遊技者によるハンドル9の回動操作検知時に注意喚起メッセージ表示65を第2表示時間にわたって表示する。したがって、上述したような種々のタイミングで注意喚起メッセージ表示65を表示することにより、プリペイド媒体の返却忘れについて遊技者に注意喚起するため、遊技者がプリペイド媒体の返却を忘れたまま席を離れてしまうといった事態を効果的に防止することができる。
また、注意喚起状態の発生直後や、注意喚起状態が発生してから最初の遊技者によるハンドル9の回動操作検知時における注意喚起メッセージ表示65の表示中は、押しボタン25の操作を有効化しており、注意喚起メッセージ表示65の表示中に遊技者による押しボタン25の操作を検知すると、注意喚起メッセージ表示65を削除し、図柄表示部6に通常の背景表示及び装飾図柄を表示する状態へと復帰させるようになっている。したがって、遊技者にしてみると任意に注意喚起メッセージ表示65を消去することができるため、遊技意欲をなくすほどに煩わしく感じるようなことがない。
さらに、図柄表示部6を注意喚起手段としており、注意喚起手段として別途専用の部材を設けていないため、部材の増加に伴う遊技として使用可能なスペースの低減等といった事態も生じない。
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、プリペイド媒体の返却忘れの注意喚起に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、特別図柄が外れ特別図柄表示態様で確定表示されており且つ保留情報が1つも存在しておらず、更にハンドル9が回動操作されていないという状態を注意喚起状態と判断するように構成しているが、特別図柄を確定表示させてからタイマ34による計時を開始し、特定の状態判断時間(たとえば30秒間)にわたって特別図柄の変動が開始とならず(特別図柄が外れ特別図柄表示態様で確定表示され続け)且つハンドル9の回動操作が検知されない状態を注意喚起状態と判断してもよい。そして、本発明では、少なくとも図柄が外れ表示態様で確定表示されており且つハンドル9が回動操作されていない状態を注意喚起状態と定義する。
また、上記実施形態では、図柄表示部6を注意喚起手段として作動させるように構成しているが、たとえばスピーカ14やランプ部材15、押しボタン25等を注意喚起手段として作動させ、第1のタイミングや第2のタイミングでスピーカ14、14から注意喚起メッセージを報音させたり、ランプ部材15、15を点滅させる、押しボタン25を振動させる等するように構成しても何ら問題はない。また、それらを組み合わせ、複数の部材を注意喚起手段として作動させることも当然可能である。
さらに、図柄表示部6やスピーカ14、14等ではなく、別途専用の注意喚起手段(注意喚起メッセージ表示用の表示手段等)を設けることも可能である。加えて、大当たり状態の生起/終了に係る信号や注意喚起信号をサブ制御装置40のみならず、払出制御装置28へも送信することにより、残度表示部55において注意喚起メッセージ表示65を表示することも可能である。
さらにまた、図柄表示部のどの場所に注意喚起メッセージ表示を表示するかについては設計事項であるし、図柄表示部6の特定の領域を常に注意喚起メッセージ表示領域6aとして確保するように構成しても何ら問題はない。
またさらに、第1のタイミングや第2のタイミングにおける注意喚起手段の作動期間を、時間ではなく図柄の変動回数によって規定する(たとえば、大当たり状態が終了してから装飾図柄を4回確定表示させるまで等)ように構成することも可能であり、第1のタイミング及び第2のタイミングにおける注意喚起手段の作動期間を同じとしても何ら問題はない。
加えて、遊技に係る制御をメイン制御装置とサブ制御装置との2つの制御装置に分けて制御するように構成しているが、メイン制御装置1つで制御するように構成してもよく、メイン制御装置の記憶手段に図柄変動パターン記憶領域等を設けてもよいし、メイン制御装置1つで制御する際には、注意喚起信号等を作成する必要はない。さらに、特別図柄と装飾図柄との2つの図柄を用いるのではなく、特別図柄のみを用い、図柄表示部に特別図柄を表示するように構成することも可能である。
また、上記実施形態では、注意喚起メッセージ表示として常に同じものを表示するように構成しているが、大当たり状態の終了時に表示する注意喚起メッセージ表示と、第1のタイミングや第2のタイミングで表示する注意喚起メッセージ表示とを異ならせても何ら問題はないし、表示する色を変える、表示中の背景の色を変える等、どのような注意喚起メッセージ表示をどのように表示するかについては適宜設計変更可能である。
さらに、一般的なパチンコ機では、遊技が停止している(図柄が変動することなく外れ表示態様で確定表示され続ける)時間が所定の時間に達すると図柄表示部6における表示態様をデモ表示に切り替えるように構成されているが、当該デモ表示の一部として注意喚起メッセージ表示を表示してもよい。
また、注意喚起状態が継続している間は、所定のサイクル時間毎(たとえば5分毎)に注意喚起メッセージ表示65を繰り返し表示するように構成することも可能である。
さらに、上記実施形態では、メイン制御装置30が払出制御装置28を介してハンドル9の操作状況を知るように構成しているが、発射装置10をメイン制御装置30と直接接続(発射制御基板とメイン制御基板31とを直接接続)し、払出制御装置28を介することなくメイン制御装置30がハンドル9の操作状況を知るように構成することも可能である。
さらにまた、上記実施形態では、注意喚起時間を0.1秒としており、注意喚起状態の発生直後に注意喚起メッセージ表示65を表示するように構成しているが、たとえば注意喚起状態の継続時間が20秒に達したタイミングで注意喚起メッセージ表示65を表示する等、注意喚起時間についても適宜変更可能である。
またさらに、特別入賞手段の数や特別遊技状態における特別入賞手段の可動態様等についても、上記実施形態のものに何ら限定されることはなく、たとえば特別入賞手段を1つしか設置しなくてもよい。加えて、特別入賞手段が開動作する回数が異なる複数の特別遊技状態を選択的に生起させるように構成してもよいし、特別遊技状態における特別入賞手段の可動態様として、遊技球がほぼ入賞しないような可動態様を含んでいたとしても何ら問題はない。
また、上記実施形態では、図柄表示部に注意喚起メッセージ表示を追加して表示するような制御を実行しているが、注意喚起メッセージ表示を追加して表示するのではなく、所定の表示時間にわたって、図柄表示部での表示態様を、注意喚起メッセージ表示を含んだ表示態様に切り替えるような制御(図柄表示部での表示全体を切り替えるような制御)を実行することで、表示部に注意喚起メッセージ表示を表示しても何ら問題はない。なお、注意喚起メッセージ表示を含んだ表示態様に係る画像や映像は、サブ制御装置の記憶手段等に記憶させておけばよい。
さらに、特別遊技状態への移行に係り注意喚起メッセージ表示を表示するにあたっては、図柄変動遊技状態において図柄を所定の態様で確定表示してから再び図柄変動遊技状態へ移行させるまでの間における所定のタイミング(たとえば特別遊技状態の開始デモ中や、特別入賞手段が断続的に開成している所謂ラウンド消化中であったり、図柄を確定表示してから特別遊技状態へ移行させるまでのウェイト時間中や終了デモから図柄変動遊技状態へ移行させるまでのウェイト時間中等)に注意喚起メッセージ表示を表示するのであれば、上記実施形態における特別遊技状態の終了デモ中というタイミングに何ら限定されることはない。
さらにまた、上記実施形態では、特別遊技状態の終了後に生起する図柄変動遊技状態について何ら特定していないが、所謂高確率状態や時短状態を図柄変動遊技状態として生起させるように構成することは当然可能である。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば封入式パチンコ機等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、制御手段や表示部、特別入賞手段、注意喚起手段等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「制御手段」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機、6・・図柄表示部(表示部、注意喚起手段)、6a・・注意喚起メッセージ表示領域、9・・ハンドル、10・・発射装置、17・・チューリップ式電動役物(始動入賞手段)、18・・大入賞装置(特別入賞手段)、19・・始動入賞口(始動入賞手段)、25・・押しボタン(入力手段)、28・・払出制御装置、30・・メイン制御装置(制御手段)、34・・タイマ(計時手段)、40・・サブ制御装置(制御手段)、53・・操作基板、54・・・中継基板、55・・残度表示部、56・・球貸しボタン、57・・返却ボタン、63・・タッチセンサ(検知手段)、65・・注意喚起メッセージ表示、71・・球貸機。

Claims (2)

  1. 残額を記憶したプリペイド媒体を挿入/排出可能で、遊技者により挿入された前記プリペイド媒体の残額にもとづき貸し球の払い出しに係る制御を実行する一方、所定の操作に応じて前記プリペイド媒体を排出して遊技者に返却する球貸機と電気的に接続されているとともに、
    遊技者により操作可能なハンドルと、所定の図柄を変動/確定表示する表示部と、開閉可能な扉部材を有する特別入賞手段と、前記表示部における表示動作を含めた遊技に係る動作を制御する制御手段とを備えており、前記図柄が所定の当たり表示態様で確定表示されると、前記特別入賞手段を所定回数にわたり断続的に開成させる遊技機であって、
    遊技者に前記プリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する注意喚起手段を設けるとともに、遊技者による前記ハンドルの回動操作量を前記制御手段によって検知するための検知手段を前記ハンドルに内蔵し、
    前記制御手段は、前記図柄が前記当たり表示態様とは異なる外れ表示態様で確定表示されており且つ前記ハンドルの回動操作が検知されない注意喚起状態が発生すると、当該注意喚起状態が発生してから最初の遊技者の前記ハンドルの回動操作を検知したタイミングで前記注意喚起手段を作動させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御手段は、前記注意喚起状態が発生してからの前記注意喚起状態の継続時間を計時し、前記注意喚起状態の継続時間が所定の注意喚起時間に達したタイミングで前記注意喚起手段を作動させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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