JP2014045805A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】比較的短時間のうちに再度大当たり状態が生起することを期待できる「第1確変大当たり」と「第2確変大当たり」との何れかに起因した大当たり状態(特定特別遊技状態)が生起すると、当該大当たり状態の終了デモ中や確変状態が生起したタイミングで、図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示領域6a、6bを設けるとともに、該注意喚起メッセージ表示領域6a、6bに注意喚起メッセージ表示65、66を所定時間にわたって表示するようにした。
【選択図】図10
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御装置は、前記特別遊技状態のうち前記特定特別遊技状態が生起すると、前記特定特別遊技状態の終了時、若しくは、前記特定遊技状態の生起中に、前記注意喚起手段を作動させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記制御装置は、パチンコ機に電源が投入されてからの少なくとも前記大入賞装置への遊技球の入賞に応じて払い出す賞球を含んだ賞球の払い出し総数を演算しており、前記払い出し総数が所定の注意喚起単位数の自然数N倍となる毎に、所定のタイミングで前記注意喚起手段を作動させることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明によれば、少なくとも大入賞装置への遊技球の入賞に応じて払い出す賞球を含んだ賞球の払い出し総数を演算しており、パチンコ機が電源を投入されてからの賞球の払い出し総数が所定の注意喚起単位数の自然数N倍となる毎に、注意喚起手段を作動させる。したがって、プリペイド媒体の返却忘れについて、賞球の払い出し総数にもとづき遊技者に繰り返し注意喚起することができるため、遊技者がプリペイド媒体の返却を忘れたまま席を離れてしまうといった事態を一層効果的に防止することができる。
図1は、パチンコ機1及び球貸機71を前面側から模式的に示した説明図である。また、図2は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。加えて、図4は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
球貸機71は、パチンコ機1(特に後述する払出制御装置28)と電気的に接続され、パチンコ機1における貸球の払い出しの可否を制御するものであって、パチンコ機1毎に隣設されている。そして、球貸機71の前面には、紙幣や硬貨を投入するための投入口72、残額を記憶したプリペイド媒体を挿入/排出するための出入口73、残額等を表示する球貸機表示部74、各種操作を行う操作部75等が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
メイン制御装置30には、「大当たり抽選」の実行とともに下記部材の動作を制御するメインCPU32、ROMやRAM等といった記憶手段33、タイマ34、及びインターフェイス35等が搭載されたメイン制御基板31が内蔵されている。そして、該メイン制御基板31は、インターフェイス35を介して、始動入賞口19、チューリップ式電動役物17、大入賞装置18、払出制御装置28、電源装置29、及び特別図柄表示部61等と接続されている。また、メイン制御基板31は、サブ制御装置40内に内蔵されたサブ統合基板41とも電気的に接続されている。
遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動し、発射通路13を介して遊技球が遊技領域16内へ打ち込まれる。そして、遊技領域16内を流下する遊技球が始動入賞口19又はチューリップ式電動役物17へ入賞すると、当該入賞がメインCPU32により検出される。すると、メインCPU32は、所定個数(たとえば4個)の遊技球を賞球として供給皿7へ払い出す一方、入賞検出のタイミングでcカウンタ、dカウンタ、及びeカウンタから1つの数値を取得するとともに、特別図柄表示部61において特別図柄を変動表示中であるか否か、及び保留情報の有無を確認する。そして、特別図柄表示部61において特別図柄が変動中でなく、且つ、保留情報が1つも存在しない場合、予め記憶手段33に設定されている大当たり判定用テーブルを参照し、今回cカウンタから取得した数値が所定の「大当たり数値(たとえば“0”又は“300”)」であるか否か、すなわち今回の「大当たり抽選」の結果が「大当たり」であるか否かを判定する。そして、「大当たり抽選」の結果、「大当たり」である(すなわち、大当たり判定用乱数から取得した数値が「大当たり数値」である)と、当たり種別決定テーブルを参照し、今回dカウンタから取得した数値にもとづいて「大当たり」の種別を決定する(当たり種別決定用乱数から取得した数値をもとに当たりの種別を決定する)とともに、その「大当たり」の種別に対応する特別図柄(予め記憶手段33に記憶されている)を読み出す。また、図7(b)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す(変動時間決定用乱数から取得した数値をもとに図柄変動時間を決定する)。一方、「大当たり抽選」の結果、「外れ」である(すなわち、大当たり判定用乱数から取得した数値が「大当たり数値」以外の数値である)と、「外れ」に対応する特別図柄を読み出すとともに、図7(a)に示す基本変動パターン決定テーブルを用い、eカウンタからの取得数値に対応する基本変動パターンを読み出す。その後、メインCPU32は、「大当たり抽選」の結果(「大当たり」であるか「外れ」であるか)、「大当たり」である場合にはその種別、及び読み出した基本変動パターン(特に変動時間)の種類を示す情報を含んだ開始コマンドを作成するとともに、当該開始コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。また、特別図柄表示部61において特別図柄を所定の態様で変動させるとともに、タイマ34による計時を開始する。そして、読み出した基本変動パターンの変動時間が経過すると、「大当たり抽選」の結果に対応する特別図柄を確定表示させるとともに、停止信号を含んだ停止コマンドをサブ統合CPU42へと送信する。
なお、チューリップ式電動役物17の開閉動作に関しては、ゲート部材60への遊技球の通過をもって、「大当たり抽選」同様の乱数からの数値の取得による「抽選」を実行し、当選した場合にのみチューリップ式電動役物17の翼片を所定の設定時間だけ開動作させるようになっている。
次に、パチンコ機1と球貸機71との間での球貸しに係る制御について、図5及び図9をもとに説明する。図9は、供給皿7を上側から示した説明図である。
パチンコ機1の供給皿7の上面右側には、プリペイド媒体の残額を所定の態様で表示するための残度表示部55が設けられているとともに、該残度表示部55を挟んで貸し球の払い出しを要求するための球貸しボタン56、及びプリペイド媒体の返却を要求するための返却ボタン57が設けられている。そして、残度表示部55、球貸しボタン56、及び返却ボタン57は、パチンコ機1に内蔵された操作基板53に接続されており、該操作基板53により、残度表示部55における表示制御、及び両ボタン56、57の操作の検出に伴う動作制御は行われる。また、操作基板53は、中継基板54を介して払出制御装置28及び球貸機71と電気的に接続されている。なお、58は、供給皿7に溜まっている遊技球を貯留皿8へと排出するための球抜きレバーである。
ここで、本発明の要部となるプリペイド媒体の返却忘れの防止に係る制御について、詳細に説明する。
遊技者によるプリペイド媒体の返却忘れがどのような状況で起こりやすいかを考えると、比較的短時間のうちに大当たり状態が生起しやすい確変状態が生起したことにより、貸し球を使わずとも賞球のみによって遊技を継続することが可能になったという状況が考えられる。そこで、パチンコ機1では、「第1確変大当たり」と「第2確変大当たり」との何れかに起因した大当たり状態(すなわち、大当たり状態の終了後に確変状態が生起する大当たり状態)が生起したと判断すると、サブ統合CPU42による制御のもと、当該大当たり状態の終了時(すなわち終了デモ中)に、タイマ44によって計時しながら所定時間(たとえば2秒間)にわたり図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示領域6aを設けるとともに、図10(A)に示す如く、注意喚起メッセージ表示領域6aに所定の注意喚起メッセージ表示(たとえば「カードの取り忘れにご注意下さい」等)65を表示する。すなわち、メイン制御装置30からサブ制御装置40へ送信される大当たり開始信号が第1注意喚起信号となり、サブ制御装置40が図柄表示部6を注意喚起手段として作動させ、遊技者に対してプリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する。なお、注意喚起メッセージ表示65は、サブ制御装置40の記憶手段43に記憶されている。
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、比較的短時間のうちに再度大当たり状態が生起することを期待できる「第1確変大当たり」と「第2確変大当たり」との何れかに起因した大当たり状態(特定特別遊技状態)が生起すると、当該大当たり状態の終了デモ中や確変状態が生起したタイミングで、図柄表示部6に注意喚起メッセージ表示領域6a、6bを設けるとともに、該注意喚起メッセージ表示領域6a、6bに注意喚起メッセージ表示65、66を所定時間にわたって表示する。したがって、プリペイド媒体の返却忘れについて遊技者に注意喚起することができ、遊技者がプリペイド媒体の返却を忘れたまま席を離れてしまうといった事態を効果的に防止することができる。なお、注意喚起メッセージ表示領域6bは、図柄表示部6の下部で図柄の変動表示領域の外側となる位置に設けるため、注意喚起メッセージ表示66によって図柄の変動演出が邪魔されたりすることがなく、遊技者に不快感を抱かせない。
加えて、図柄表示部6を注意喚起手段としており、注意喚起手段として別途専用の部材を設けていないため、部材の増加に伴う遊技として使用可能なスペースの低減等といった事態も生じない。
なお、本発明のパチンコ機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、パチンコ機全体の構成は勿論、プリペイド媒体の返却忘れの注意喚起に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
またさらに、上記実施形態では、「大当たり」の種別を決定するにあたり、当たり種別決定用乱数(dカウンタ)を用いているが、大当たり判定用乱数(cカウンタ)のみを用いて「大当たり」の種別を決定することも可能である。
Claims (3)
- 残額を記憶したプリペイド媒体を挿入/排出可能で、遊技者により挿入された前記プリペイド媒体の残額にもとづき貸し球の払い出しに係る制御を実行する一方、所定の操作に応じて前記プリペイド媒体を排出して遊技者に返却する球貸機と電気的に接続されているとともに、
遊技球が入賞可能な始動入賞部材と、所定の図柄を変動/確定表示する図柄表示部と、開閉可能な扉部材を有する大入賞装置と、前記図柄表示部における表示動作を含めた遊技に係る動作を制御する制御装置とを備えており、前記始動入賞部材へ遊技球が入賞すると前記図柄の変動を開始させ、所定の変動時間の経過に伴い前記図柄を所定の当たり表示態様で確定表示させると、前記大入賞装置を断続的に複数回開成させる特別遊技状態を生起させるパチンコ機であって、
前記特別遊技状態として、前記始動入賞部材への遊技球の入賞に伴い前記図柄を前記当たり表示態様で確定表示させる確率が向上した特定遊技状態を前記特別遊技状態の終了後に生起させる特定特別遊技状態と、前記特定遊技状態を生起させない非特定特別遊技状態とを有しているとともに、遊技者に前記プリペイド媒体の返却忘れについて注意喚起する注意喚起手段を備えており、
前記制御装置は、前記特別遊技状態のうち前記特定特別遊技状態が生起すると、所定のタイミングで前記注意喚起手段を作動させることを特徴とするパチンコ機。 - 前記制御装置は、前記特別遊技状態のうち前記特定特別遊技状態が生起すると、前記特定特別遊技状態の終了時、若しくは、前記特定遊技状態の生起中に、前記注意喚起手段を作動させることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記制御装置は、パチンコ機に電源が投入されてからの少なくとも前記大入賞装置への遊技球の入賞に応じて払い出す賞球を含んだ賞球の払い出し総数を演算しており、
前記払い出し総数が所定の注意喚起単位数の自然数N倍となる毎に、所定のタイミングで前記注意喚起手段を作動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機。
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