JP2013175603A - 接着フィルムおよびウェハ加工用テープ - Google Patents
接着フィルムおよびウェハ加工用テープ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013175603A JP2013175603A JP2012039299A JP2012039299A JP2013175603A JP 2013175603 A JP2013175603 A JP 2013175603A JP 2012039299 A JP2012039299 A JP 2012039299A JP 2012039299 A JP2012039299 A JP 2012039299A JP 2013175603 A JP2013175603 A JP 2013175603A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive film
- adhesive layer
- adhesive
- tape
- wafer processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Dicing (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Die Bonding (AREA)
Abstract
【解決手段】半導体ウェハと貼合される接着剤層13bを有する接着フィルム13であって、接着剤層13bが必須成分としてフェノキシ樹脂とエポキシ樹脂をそれぞれ含み、硬化前の該接着剤層を40℃〜200℃の範囲で周波数1Hz、昇温速度20℃/分、ひずみ量0.3%の条件で測定した損失正接(tanδ)が60℃〜180℃の範囲において少なくとも連続した10K以上の温度範囲で1.0以上であり、かつ硬化前の接着剤層13bを上記の条件で測定した60℃〜180℃の範囲における複素粘度(η*)の最小値が300Pa・s以上10000Pa・s未満である接着フィルム13およびウェハ加工用テープ10。
【選択図】図1
Description
近年、高密度化、高集積化のため、リードフレームに代わってビスマレイミド−トリアジン基板やポリイミド基板のような有機基板の使用が増加している。しかしながら、これらの有機基板を使用した場合、有機基板の表面はリードフレーム以上に段差がある。このような段差の埋め込みは、接着剤フィルムの改良で、封止材封入時の圧力を利用して段差の埋め込みができたが、この埋め込みが不十分な場合、熱処理後の接着剤フィルムの溶融粘度を調整する方法が提案されている(特許文献1参照)。
一方、半導体チップを他の半導体チップ上に積層してボンディングする場合、ボンディングされる半導体チップ上の配線やワイヤーボンディング等に起因する凹凸で、ボイドが発生する。この凹凸を充填し、貼り付け時のボイドを生じないようにするためするため、硬化前の溶融粘度とタック強度を調整すること(特許文献2参照)や、特定のポリマーとエポキシ樹脂およびフィラーの各含有量を調整すること(特許文献3参照)が提案されている。
しかしながら、年々進む半導体チップの薄化と積層段数増加に対しては、これらの技術では必ずしも十分でない。
従って、本発明は、加圧オーブン等の高価な設備を用いることなく、常圧加熱で残留ボイドを消失させることが可能な接着フィルムおよびウェハ加工用テープを提供することを目的とする。さらに、薄化したチップを多段積層したパッケージを安価に得ることができる接着フィルムおよびウェハ加工用テープを提供することを目的とする。
(1)半導体ウェハと貼合される接着剤層を有する接着フィルムであって、該接着剤層が必須成分としてフェノキシ樹脂とエポキシ樹脂をそれぞれ含み、硬化前の該接着剤層を40℃〜200℃の範囲で周波数1Hz、昇温速度20℃/分、ひずみ量0.3%の条件で測定した損失正接(tanδ)が60℃〜180℃の範囲において少なくとも連続した10K以上の温度範囲で1.0以上であり、かつ硬化前の該接着剤層を上記の条件で測定した60℃〜180℃の範囲における複素粘度(η*)の最小値が300Pa・s以上10000Pa・s未満であることを特徴とする接着フィルム。
(2)前記エポキシ樹脂を、前記フェノキシ樹脂の固形分100質量部に対して固形分で100質量部以上含有することを特徴とする(1)に記載の接着フィルム。
(3)前記エポキシ樹脂が、下記一般式(EP−A)で表されるエポキシ化合物の少なくとも1種と下記一般式(EP−B)で表されるエポキシ化合物の少なくとも1種とを組み合わせからなることを特徴とする(1)または(2)に記載の接着フィルム。
(4)基材フィルム上に粘着剤層を有する粘着フィルムの該粘着剤層上に、(1)〜(3)のいずれか1項に記載の接着フィルムを有することを特徴とするウェハ加工用テープ。
(5)前記ウェハ加工用テープが、エキスパンドにより接着フィルムを半導体チップ毎に分割し、前記接着フィルム付きの複数の半導体チップを得るために用いられるテープであることを特徴とする(4)に記載のウェハ加工用テープ。
最初に、本発明の接着フィルムを説明する。
<接着フィルム>
本発明の接着フィルムは、半導体ウェハと貼合される接着剤層を有する接着フィルムである。
本発明の接着剤層は、必須の樹脂成分として、少なくとも1種のフェノキシ樹脂と少なくとも1種のエポキシ樹脂を有する。
フェノキシ樹脂は、各種のビスフェノールとエピクロルヒドリンとを反応させる方法、または、液状エポキシ樹脂とビスフェノールとを反応させる方法により得られる樹脂が好ましく、ビスフェノールとしては、ビスフェノールA、ビスフェノールビスフェノールAF、ビスフェノールAD、ビスフェノールF、ビスフェノールSが挙げられる。
本発明で使用するフェノキシ樹脂として好ましい樹脂は、下記一般式(I)で表される繰り返し単位を有する樹脂である。
2価の連結基としては、アルキレン基、フェニレン基、−O−、−S−、−SO−または−SO2−が挙げられる。
ここで、アルキレン基は、炭素数1〜10のアルキレン基が好ましく、−C(R1)(R2)−がより好ましい。R1、R2は水素原子またはアルキル基を表し、該アルキル基としては炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐のアルキル基が好ましく、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、1,3,3−トリメチルブチル等が挙げられる。また、該アルキル基はハロゲン原子で置換されていてもよく、例えば、トリフルオロメチル基が挙げられる。
Xは、アルキレン基、−O−、−S−または−SO2−が好ましく、アルキレン基、−SO2−がより好ましい。なかでも、−C(CH3)2−、−CH(CH3)−、−CH2−、−SO2−が好ましく、−C(CH3)2−、−CH(CH3)−、−CH2−がより好ましく、−C(CH3)2−が特に好ましい。
本発明においては、Xが同一の繰り返し単位のみから構成されている樹脂が好ましい。
本発明において、フェノキシ樹脂は、接着剤層中に、固形分質量で10〜50質量%含有するのが好ましく、20〜30質量%含有するのがさらに好ましい。
本発明で使用するエポキシ樹脂は、エポキシ基を少なくとも2個有するものが好ましく、例えば、ビスフェノールA型、ビスフェノールAD型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS型、臭素化ビスフェノールA型、水添ビススフェノールA型、ビフェニル型のビスフェニル基を有するエポキシ化合物、ポリアルキレングリコール型、アルキレングリコール型のエポキシ化合物、ナフタレン環を有するエポキシ化合物、フルオレン基を有するエポキシ化合物等の二官能型グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型、オルソクレゾールノボラック型、トリスヒドロキシフェニルメタン型、テトラフェニロールエタン型等の多官能型のグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ダイマー酸のような合成脂肪酸のグリシジルエステル型エポキシ樹脂、N,N,N’,N’−テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン(TGDDM)、テトラグリシジル−m−キシリレンジアミン、トリグリシジル−p−アミノフェノール、N,N−ジグリシジルアニリンのようなグリシジルアミノ基を有する芳香族エポキシ樹脂、トリシクロデカン環を有するエポキシ化合物(例えば、ジシクロペンタジエンとm−クレゾールのようなクレゾール類、やフェノール類を重合させた後、エピクロルヒドリンを反応させて得られるエポキシ化合物)が挙げられる。
これらのエポキシ樹脂の好ましい組合せは、下記一般式(EP−A)で表されるエポキシ化合物と下記一般式(EP−B)で表されるエポキシ化合物の組合せである。
Raは、なかでも水素原子またはメチル基が好ましい。
一般式(EP−A)で表されるエポキシ化合物の固形分100質量部に対して、一般式(EP−B)で表されるエポキシ化合物は固形分で10〜500質量部が好ましい。
また、エポキシ樹脂は、フェノキシ樹脂の固形分100質量部に対し、固形分100〜500質量部が好ましく、100〜300質量部がより好ましく、100〜250質量部がさらに好ましく、110〜250質量部が特に好ましい。
本発明の接着剤層には、上記フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂以外に、これ以外の樹脂を含有してもよい。
このような樹脂としては、(メタ)アクリル系樹脂(粘着剤もしくは接着剤)、接着剤に使用される公知のポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエステルイミド樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコンオリゴマー系等が挙げられる。
これらの中でも、(メタ)アクリル系樹脂が好ましい。
本発明においては、上記フェノキシ樹脂とエポキシ樹脂のみを含有するのが好ましい。
本発明の接着剤層は、上記の樹脂以外に、エポキシ樹脂用硬化剤、硬化促進剤、フィラー等の添加剤を含有することが好ましい。
本発明において、エポキシ樹脂用硬化剤もしくは硬化促進剤としては、通常エポキシ樹脂の硬化剤として使用されるものを用いることができる。このようなエポキシ樹脂用硬化剤もしくは硬化促進剤としては、例えば、ジシアンジアミド、三フッ化ホウ素錯化合物、有機ヒドラジッド化合物、アミン類、ポリアミド樹脂、イミダゾール化合物、尿素もしくはチオ尿素化合物、ポリメルカプタン化合物、メルカプト基を末端に有するポリスルフィド樹脂、酸無水物、光・紫外線硬化剤が挙げられる。
このうち、三フッ化ホウ素錯化合物としては、種々のアミン化合物(好ましくは1級アミン化合物)との三フッ化ホウ素−アミン錯体が挙げられ、有機ヒドラジッド化合物としては、イソフタル酸ジヒドラジドが挙げられる。
エポキシ樹脂用硬化剤もしくは硬化促進剤は、本発明においては、ジシアンジアミド、有機ヒドラジッド化合物、アミン類、ポリアミド樹脂、イミダゾール化合物、尿素もしくはチオ尿素化合物が好ましく、中でも硬化剤としてジシアンジアミドが好ましく、硬化促進剤として、イミダゾール化合物と併用するのが特に好ましい。
このうち、硬化促進剤の含有量は、硬化剤の含有量より少ない方が好ましく、硬化剤の質量部の0.001〜0.95質量部が好ましく、0.01〜0.5質量部がさらに好ましい。
本発明の接着剤層は、フィラーを含有するのが好ましい。フィラーとしては、有機フィラー、無機フィラーのいずれでもよいが、本発明においては無機フィラーが好ましい。
無機フィラーとしては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、アルミナ、窒化アルミニウム、タルク、ほう酸アルミウイスカ、窒化ホウ素、結晶性シリカ、非晶性シリカ、アンチモン酸化物等が挙げられる。
ここで、無機フィラーはシランカップリング剤や有機酸等で表面処理されていてもされていなくてもよい。
このうち、本発明においては、ダイシング性を向上させるためケイ素を構成成分として含む無機フィラーが好ましく、なかでもシリカが好ましい。
フィラーは1種でも2種以上併用してもよい。
フィラーは、接着剤層中のフェノキシ樹脂とエポキシ樹脂の総固形分100質量部に対し、30〜180質量部が好ましく、40〜150質量部がより好ましく、40〜120質量部がさらに好ましい。
接着剤層には、上記以外に、必要により、シランカップリング剤、難燃剤、帯電防止剤、導電性付与剤、滑剤、摺動性付与剤、界面活性剤、着色剤等を含有してもよい。
接着剤層は、接着フィルムの製造において、有機溶媒を使用して、上記の各樹脂および添加剤を撹拌混合し、接着剤ワニスを作製して、離型処理されたポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の剥離フィルム(基材である保護フィルム)に塗工し、樹脂混合物の硬化開始温度以下の熱処理を施し、乾燥することで得られる。使用に際しては、剥離フィルムを剥離して接着フィルムとして使用する。
有機溶媒としては、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N―メチルピロリドン、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、トルエン、キシレン等が挙げられる。乾燥速度が速く、価格が安い点でメチルエチルケトン、シクロヘキサノンを使用することが好ましい。
接着剤層の乾燥後の厚みは、5〜100μmが好ましく、5〜20μmがより好ましい。
本発明の硬化前の接着剤層は、40℃〜200℃の範囲で周波数1Hz、昇温速度20℃/分、ひずみ量0.3%の条件で測定した損失正接(tanδ)が60℃〜180℃の範囲において少なくとも連続した10K以上の温度範囲で1.0以上である。
ここで、損失正接(tanδ)は下記式(1)で表される。
tanδが1以上であるということは、弾性成分より粘性成分の寄与が大きいことを意味し、tanδが小さくなると硬くなり、大きくなると粘性がでる。
損失正接(tanδ)が1以上となる連続した温度範囲が10K未満であると常圧加熱で残留ボイドを消失させることができなくなる。
複素粘度(η*)は下記式(2)で表される。
複素粘度(η*)は貯蔵弾性率と損失弾性率をそれぞれXY軸においたときに引かれる直線の長さに相当する。したがって、複素粘度(η*)が小さいほど変形しやすい。
適度に変形しやすいほうが、ボンディングの際に噛みこんだエアーの排出がしやすいと考えられ、本発明においては複素粘度(η*)を上記の値に制御することが好ましい。複素粘度(η*)が大きすぎると変形しにくくなり、ボイドが消失しにくくなることがある。小さすぎると常圧加熱時にダイボンド位置からのチップ移動が発生することがある。
次に、本発明のウェハ加工用テープについて説明する。
本発明のウェハ加工用テープ10は、エキスパンドにより、接着フィルム13(接着剤層13bのみでもよい)を半導体チップ毎に分割し、接着フィルム付きの複数の半導体チップを得るために用いられるテープであることが好ましい。
本発明のウェハ加工用テープ10は、基材フィルム12a上に粘着剤層12bを有する粘着フィルム12において、この粘着剤層12b上に、前述の接着フィルム13(接着剤層13bのみでもよい)を有するものである。
粘着フィルムは、半導体ウェハをダイシングする際には半導体ウェハが剥離しないように十分な粘着力を有し、ダイシング後に半導体チップをピックアップする際には容易に接着剤層から剥離できるよう低い粘着力を有するものである。
半導体装置の製造工程の中で、ウェハ加工用テープは、以下のように使用される。
なお、具体的には、特開2010−219293号公報の段落番号0032〜0036および該特許公報の図1〜図5に記載の内容が、そのまま本願明細書に好ましく取り込まれる。
<接着フィルムの作製>
下記の表1、2および3に示す配合の各々の接着剤組成物にメチルエチルケトンを加えて攪拌混合して各接着剤ワニスを作製した。この接着剤ワニスを離型フィルム上に、乾燥後の厚さが10μmになるように塗工し、110℃で3分間乾燥させ、各接着剤フィルムを作製した。次に、離型フィルムを接着剤フィルムから剥離し、実施例1〜8おび比較例1〜13の接着フィルムを作製した。
動的粘弾性測定装置ARES(レオロジカ製)を用い硬化前のサンプルに対して、前述した接着フィルムを厚み1mmまで熱圧着して積層し、プレート径8mmΦ、周波数1Hz、ひずみ量0.3%のせん断条件で40℃より200℃まで昇温速度20℃/分の条件で昇温した際の60℃〜180℃における損失正接(tanδ)を測定し、得られた損失正接が1以上となる連続した範囲の最高温度と最低温度の差分より算出した。
なお、損失正接(tanδ)は前述の式(1)により算出した。
動的粘弾性測定装置ARES(レオロジカ製)を用い硬化前のサンプルに対して、サンプル厚み1mm、プレート径8mmΦ、周波数1Hz、ひずみ量0.3%のせん断条件で40℃より200℃まで昇温速度20℃/分の条件で昇温した際の60℃〜180℃における最小の複素粘度(η*)を測定した。
なお、複素粘度(η*)は前述の式(2)により算出した。
50μm厚10mm角のシリコンチップを実施例および比較例の接着フィルムを用いて銀メッキされた42アロイ製のメタル基板上(表面粗さRz=1μm)に130℃、10N、500msecの条件でダイボンドした後に、オーブンを用いて160℃1時間加熱硬化させ評価用サンプルを作製した。
作製したサンプルを、超音波探査装置(SAT)を用い、透過法にてスキャンした画像を2値化し、黒色部面積比を求め、これをボイド量とした。
また、実施例6を図5に、比較例4を図4に示した。
10%以下が合格レベルで実用範囲である。
50μm厚10mm角のシリコンチップを実施例および比較例の各接着フィルムを用いて銀メッキされた42アロイ製のメタル基板上(表面粗さRz=1μm)に130℃、10N、500msecの条件でダイボンドし、更に同条件で縦横とも100μmオフセットさせてダイボンド済みのチップ上に別のチップを積層した後に、オーブンを用いて160℃1時間加熱硬化させ評価用サンプルを作製した。
評価サンプルの1段目と2段目のチップ位置を、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて測長し、ダイボンド位置からのチップ移動量を測定し、これを初期位置からのチップ位置変化率を下記式で算出した。
10%以下が合格レベルで実用範囲である。
また、上記の各ウェハ加工用テープを予め切断されたチップに貼り合せた後、エキスパンドをすることで接着フィルムがチップ毎に分割することを確認した。
12 粘着フィルム
12a 基材フィルム
12b 粘着剤層
13 接着フィルム
13a 剥離ライナー
13b 接着剤層
21 吸着コレット
22 半導体チップ
23 基板
24 空気(ボイド)
Claims (5)
- 半導体ウェハと貼合される接着剤層を有する接着フィルムであって、該接着剤層が必須成分としてフェノキシ樹脂とエポキシ樹脂をそれぞれ含み、硬化前の該接着剤層を40℃〜200℃の範囲で周波数1Hz、昇温速度20℃/分、ひずみ量0.3%の条件で測定した損失正接(tanδ)が60℃〜180℃の範囲において少なくとも連続した10K以上の温度範囲で1.0以上であり、かつ硬化前の該接着剤層を上記の条件で測定した60℃〜180℃の範囲における複素粘度(η*)の最小値が300Pa・s以上10000Pa・s未満であることを特徴とする接着フィルム。
- 前記エポキシ樹脂を、前記フェノキシ樹脂の固形分100質量部に対して固形分で100質量部以上含有することを特徴とする請求項1に記載の接着フィルム。
- 基材フィルム上に粘着剤層を有する粘着フィルムの該粘着剤層上に、請求項1〜3のいずれか1項に記載の接着フィルムを有することを特徴とするウェハ加工用テープ。
- 前記ウェハ加工用テープが、エキスパンドにより接着フィルムを半導体チップ毎に分割し、前記接着フィルム付きの複数の半導体チップを得るために用いられるテープであることを特徴とする請求項4に記載のウェハ加工用テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012039299A JP5877087B2 (ja) | 2012-02-24 | 2012-02-24 | 接着フィルムおよびウェハ加工用テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012039299A JP5877087B2 (ja) | 2012-02-24 | 2012-02-24 | 接着フィルムおよびウェハ加工用テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013175603A true JP2013175603A (ja) | 2013-09-05 |
JP5877087B2 JP5877087B2 (ja) | 2016-03-02 |
Family
ID=49268260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012039299A Active JP5877087B2 (ja) | 2012-02-24 | 2012-02-24 | 接着フィルムおよびウェハ加工用テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5877087B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015197316A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープの検査方法、検査装置およびウエハ加工用テープの製造方法 |
JP2018520218A (ja) * | 2015-05-05 | 2018-07-26 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 温めると溶ける光学的に透明な接着剤及びそのディスプレイアセンブリ用途 |
JP2019104862A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 日東電工株式会社 | 接着フィルムおよびダイシングテープ付き接着フィルム |
KR20190093559A (ko) * | 2016-12-12 | 2019-08-09 | 디아이씨 가부시끼가이샤 | 도전성 점착 테이프 |
CN111630640A (zh) * | 2018-01-30 | 2020-09-04 | 日立化成株式会社 | 半导体装置的制造方法、膜状粘接剂及粘接片材 |
WO2020251028A1 (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-17 | リンテック株式会社 | 封止シート |
WO2022210068A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 日産化学株式会社 | 接着剤組成物、積層体、積層体の製造方法、及び加工された基板の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007284666A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-11-01 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 加熱剥離性粘着テープ |
JP2009120830A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-06-04 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着シート及びこれを用いた半導体装置およびその製造方法 |
-
2012
- 2012-02-24 JP JP2012039299A patent/JP5877087B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007284666A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-11-01 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 加熱剥離性粘着テープ |
JP2009120830A (ja) * | 2007-10-24 | 2009-06-04 | Hitachi Chem Co Ltd | 接着シート及びこれを用いた半導体装置およびその製造方法 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015197316A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 古河電気工業株式会社 | ウエハ加工用テープの検査方法、検査装置およびウエハ加工用テープの製造方法 |
JP2018520218A (ja) * | 2015-05-05 | 2018-07-26 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 温めると溶ける光学的に透明な接着剤及びそのディスプレイアセンブリ用途 |
KR20190093559A (ko) * | 2016-12-12 | 2019-08-09 | 디아이씨 가부시끼가이샤 | 도전성 점착 테이프 |
KR102430049B1 (ko) | 2016-12-12 | 2022-08-05 | 디아이씨 가부시끼가이샤 | 도전성 점착 테이프 |
JP2019104862A (ja) * | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 日東電工株式会社 | 接着フィルムおよびダイシングテープ付き接着フィルム |
JP7046585B2 (ja) | 2017-12-14 | 2022-04-04 | 日東電工株式会社 | 接着フィルムおよびダイシングテープ付き接着フィルム |
CN111630640A (zh) * | 2018-01-30 | 2020-09-04 | 日立化成株式会社 | 半导体装置的制造方法、膜状粘接剂及粘接片材 |
CN111630640B (zh) * | 2018-01-30 | 2023-04-28 | 日立化成株式会社 | 半导体装置的制造方法、膜状粘接剂及粘接片材 |
WO2020251028A1 (ja) * | 2019-06-14 | 2020-12-17 | リンテック株式会社 | 封止シート |
JP6873337B1 (ja) * | 2019-06-14 | 2021-05-19 | リンテック株式会社 | 封止シート |
JP7528022B2 (ja) | 2019-06-14 | 2024-08-05 | リンテック株式会社 | 封止シート |
WO2022210068A1 (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-06 | 日産化学株式会社 | 接着剤組成物、積層体、積層体の製造方法、及び加工された基板の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5877087B2 (ja) | 2016-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6230730B2 (ja) | 半導体加工用テープ | |
JP5877087B2 (ja) | 接着フィルムおよびウェハ加工用テープ | |
TWI759375B (zh) | 半導體加工用帶 | |
JP2006183020A (ja) | 接着シート、半導体装置、及び半導体装置の製造方法 | |
JP6535117B1 (ja) | 半導体加工用テープ | |
JP6097893B2 (ja) | 半導体加工用テープ | |
JP2011102383A (ja) | 熱硬化型ダイボンドフィルム | |
US20090246915A1 (en) | Adhesive Composition, Adhesive Sheet and Production Method of Semiconductor Device | |
JP2017095642A (ja) | 接着シート、ダイシングテープ一体型接着シート、及び、半導体装置の製造方法 | |
US7851335B2 (en) | Adhesive composition, adhesive sheet and production method of semiconductor device | |
PH12017500394B1 (en) | Adhesive tape for semiconductor processing and semiconductor device produced using the same | |
JP6535138B1 (ja) | 半導体加工用テープ | |
JP6535118B1 (ja) | 半導体加工用テープ | |
JP7129375B2 (ja) | 半導体加工用テープ | |
JP6535119B1 (ja) | 半導体加工用テープ | |
JP2019176158A (ja) | 半導体加工用テープ | |
JP2019176157A (ja) | 半導体加工用テープ | |
KR101093322B1 (ko) | 점접착제 조성물, 점접착 시트 및 반도체장치의 제조방법 | |
TW202039725A (zh) | 半導體背面密接膜及切晶帶一體型半導體背面密接膜 | |
JP2019176156A (ja) | 半導体加工用テープ | |
CN115605980A (zh) | 半导体装置的制造方法 | |
KR20090104711A (ko) | 점접착제 조성물, 점접착 시트 및 반도체장치의 제조방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141104 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151006 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160125 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5877087 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |