JP2013175511A - 鉄ベース回路基板 - Google Patents

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達也 斉藤
Taro Yukimasa
太郎 行政
Yasumoto Asari
康基 浅利
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Abstract

【課題】金属基板に鋼板を用いながら放熱性の向上を可能とする鉄ベース回路基板を提供する。
【解決手段】鉄基板3の一側面3aに絶縁層5を介して配線パターン7を形成する鉄ベース回路基板1であって、鉄基板3の厚みをLED照明の出力ワットを考慮して0.3〜1.0mmの範囲で設定し、鉄基板3を使用することで絶縁層5のクラック発生を抑制し、剛性が高く、プレス打ち抜き加工などにおいて反りを招き難く、平面度を維持して、ヒート・シンクの取付を正確に行わせることができ、鉄ベース回路基板の放熱性をLED照明の出力ワットに対応させて設定することができ、的確な放熱性を得ることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED照明用の鉄ベース回路基板に関する。
従来より、金属基板の一側面に絶縁層を介して配線パターンを形成した金属ベース回路基板が知られている。金属基板としては、LED照明用などの場合、放熱性などのためにアルミ又はアルミ合金が使用されている。
しかし、アルミ又はアルミ合金の金属基板は、線膨張係数が23ppm/℃と高く、冷熱サイクルでのはんだクラック耐性が低く、はんだ部にクラックを招く恐れがあった。すなわち、板厚の厚いベース金属の熱膨張係数が実装部品のそれと比べて大きいため、熱が加わった際の伸び量に差が生じ、はんだ部がストレスで割れ易く、前記クラックを招く恐れがあった。
また、アルミ又はアルミ合金の金属基板は、剛性が低く、プレス打ち抜き加工などにおいて反りを招き易いという問題があった。
これに対し、金属基板に鋼板を用いると、線膨張係数が11.6ppm/℃と低く、剛性も高いため、上記問題を改善することができる。
しかし、単に鋼板を用いると、熱抵抗の高さから放熱性に難点があった。
特公平7−221416号公報
解決しようとする問題点は、金属基板に鋼板を用いると、アルミ又はアルミ合金の金属基板の問題点を改善できるが、熱抵抗の高さから放熱性に難点があった点である。
本発明は、金属基板に鋼板を用いながら放熱性の向上を可能とするため、鉄基板の一側面に絶縁層を介して配線パターンを形成する鉄ベース回路基板であって、前記鉄基板の厚みをLED照明の出力ワットを考慮して0.3〜1.0mmの範囲で設定したことを特徴とする。
本発明の鉄ベース回路基板は、上記構成であるから、鉄基板を使用することではんだのクラック発生を抑制し、剛性が高く、プレス打ち抜き加工などにおいて反りを招き難く、平面度を維持して、ヒート・シンクの取付を正確に行わせることができる。
しかも、鉄ベース回路基板の放熱性をLED照明の出力ワットを考慮して設定することで、的確な放熱性を得ることができる。
鉄ベース回路基板の断面図である。(実施例1) アルミと鋼板との比較において回路基板の板厚と熱抵抗との関係を示すグラフである。(実施例1)
金属基板に鋼板を用いながら放熱性の向上を可能とするという目的を、鉄基板3の一側面3aに絶縁層5を介して配線パターン7を形成する鉄ベース回路基板1であって、鉄基板3の厚みを、LED照明の出力ワットを考慮して0.3〜1.0mmの範囲で設定し、鉄基板3は、電気亜鉛メッキ鋼板で形成され、絶縁層5は、シリカフィラー含有エポキシ樹脂としたことにより実現した。
図1は、鉄ベース回路基板の断面図である。
図1のように、鉄ベース回路基板1は、鉄基板3の一側面3aに絶縁層5を介して銅箔による配線パターン7が形成されたものである。この鉄ベース回路基板1は、例えば、複数個が一体に形成された集合体として製造され、各鉄ベース回路基板1がプレス切断加工により切り離されたものである。
鉄ベース回路基板1は、図示しないケース内で、一側面3aからプレス切断部1aに掛けて絶縁性樹脂が充填され、樹脂封止される場合もある。
なお、図示はしていないが、配線パターン7の所定箇所には、回路素子が取り付けられる。
鉄基板3は、電気亜鉛メッキ鋼板で形成され、その表面に有機皮膜を形成し、板厚は、LED照明の出力ワットを考慮し0.3〜1.0mmの範囲で設定されている。
絶縁層5は、高放熱性のシリカフィラー含有エポキシ樹脂とした。絶縁層5の熱伝導率は、1.0〜2.0W/mkとし、厚み0.06〜0.12mmに形成した。
このように、樹脂との密着性を高める有機皮膜を形成した板厚0.3〜1.0mmの電気亜鉛メッキ鋼板の鉄基板3に高放熱性の絶縁材5を接着して熱プレスで鉄ベース回路基板1を形成した。
このように、ベースを鉄基板3とすることで熱膨張係数をアルミより小さくし、熱プレス後の反りを抑制することで基板の平面度を向上させ、ヒート・シンク等の他部品、或いは器具との密着性を高めることができる。
図2は、アルミと鋼板との比較において回路基板の板厚と熱抵抗との関係を示すグラフである。
図2は、本願出願人がシミュレーションにより求めたグラフであり、(A)、(B)がアルミ基板の厚み(ベース金属厚み)と熱抵抗との関係を示し、(C)、(D)が鉄基板の厚み(ベース金属厚み)と熱抵抗との関係を示す。
図2から明らかなように、板厚1.0mm以下であれば、アルミ基板の回路基板に比較し、鉄ベース回路基板1は、0.05℃/W以下の差で熱抵抗を維持することができる。このアルミ基板の回路基板の熱抵抗に対し、0.05℃/W以下の差であれば、本願出願人の実験によると、LED照明の出力ワットに十分に対応させ、放熱性を維持させることができる。
また、金属基板をアルミ(線膨張係数:23ppm/℃)から鋼板(線膨張係数:11.6ppm/℃)にすることで、鉄基板3の線膨張係数が絶縁層5(線膨張係数:18ppm/℃)より小さくなり、冷熱サイクルでのはんだクラック耐性を向上させることができた。
アルミ基板に比べて剛性の高い鉄基板3を用いることで、外形加工時の反りを抑制することができる。
したがって、鉄ベース回路基板1を樹脂封止するときにも、絶縁性樹脂の充填を無理なく正確に行わせ、外観品質も維持することができる。
銅基板3の面にヒート・シンクを取り付けるときにも平面度の維持で密着性が良く、銅基板3そのものの高放熱性と併せて、さらに放熱性を向上させることができる。
1 鉄ベース回路基板
1a プレス切断部
3 鉄基板
5 絶縁層
7 配線パターン

Claims (5)

  1. 鉄基板の一側面に絶縁層を介して配線パターンを形成する鉄ベース回路基板であって、
    前記鉄基板の厚みを、LED照明の出力ワットを考慮し0.3〜1.0mmの範囲で設定した、
    ことを特徴とする鉄ベース回路基板。
  2. 請求項1記載の鉄ベース回路基板であって、
    前記鉄基板は、電気亜鉛メッキ鋼板で形成された、
    ことを特徴とする鉄ベース回路基板。
  3. 請求項1又は2記載の鉄ベース回路基板であって、
    前記絶縁層は、シリカフィラー含有エポキシ樹脂とした、
    ことを特徴とする鉄ベース回路基板。
  4. 請求項3記載の鉄ベース回路基板であって、
    前記絶縁層の熱伝導率は、1.0〜2.0W/mkとした、
    ことを特徴とする鉄ベース回路基板。
  5. 請求項1〜3の何れか1項記載の鉄ベース回路基板であって、
    前記絶縁層は、厚み0.06〜0.12mmに形成された、
    ことを特徴とする鉄ベース回路基板。
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