JP2013174259A - 自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

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Tomoya Jinno
智也 甚野
Munehiro Tashiro
宗大 田代
Masaji Yamaguchi
雅路 山口
Tetsuya Shimizu
哲也 清水
Kazunori Ishikawa
和典 石川
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Abstract

【課題】原動機の自動始動時にポンプの吐出圧が急増するものとしても、摩擦係合要素に係合ショックが生じないようにする。
【解決手段】リニアソレノイドバルブSL1の入力ポート48aに接続されたD圧用油路L4を、オリフィス71が形成されたドレン用油路L10を介してセカンダリ圧用油路L2に連通する。これにより、エンジンの自動始動の際に、エンジンの動力により作動する機械式オイルポンプ42の吐出圧が一時的に急増するものとしても、D圧用油路L4のドライブ圧(ライン圧PL)の急増を抑制することができる。この結果、リニアソレノイドバルブSL1の入力圧の急増が抑制されるから、入力圧の急増に起因するクラッチC1の係合ショックの発生を抑止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、間欠運転が可能な原動機を備える車両に搭載され、油圧駆動の摩擦係合要素を介して前記原動機からの動力を車軸側に伝達する自動変速機の油圧制御装置に関する。
従来、この種の自動変速機の油圧制御装置としては、自動停止と自動始動とが可能なエンジンからの動力により作動する機械式オイルポンプと、機械式オイルポンプにより発生した油圧を調圧してライン圧を生成するレギュレータバルブと、ライン圧をマニュアルバルブを介して入力し調圧して出力するリニアソレノイドバルブと、電磁力により作動油を圧送する電磁ポンプと、リニアソレノイドバルブの出力ポートおよび電磁ポンプの吐出ポートの一方を選択的にクラッチC1の油室と連通させる切替バルブと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、エンジンが自動停止しているときには、電磁ポンプからの油圧がクラッチC1に作用するよう電磁ポンプを駆動制御し、エンジンが自動始動されると、リニアソレノイドバルブからの出力圧によりクラッチC1が係合するようリニアソレノイドバルブを駆動制御している。
特開2010−121771号公報
上述の装置では、エンジンの自動始動の際、エンジンの爆発によりその回転速度が吹き上がる(オーバーシュートする)場合があり、この場合、エンジンの動力により作動する機械式オイルポンプは吐出圧を一時的に急増させる。前述したレギュレータバルブとリニアソレノイドバルブは、通常、出力圧のフィードバックにより油圧を調圧しているから、フィードバックが作用するまでにタイムラグが生じ、この間、ポンプの吐出圧の急増に伴ってライン圧が急増し、ライン圧の急増に伴ってリニアソレノイドバルブの出力圧も急増する。リニアソレノイドバルブの出力圧の急増は、クラッチC1の係合ショックを招くため、できる限り抑制することが望ましい。
本発明の自動変速機の油圧制御装置は、原動機の始動時にポンプの吐出圧が急増するものとしても、摩擦係合要素に係合ショックが生じないようにすることを主目的とする。
本発明の自動変速機の油圧制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動変速機の油圧制御装置は、
間欠運転が可能な原動機を備える車両に搭載され、油圧駆動の摩擦係合要素を介して前記原動機からの動力を車軸側に伝達する自動変速機の油圧制御装置であって、
前記原動機からの動力により作動して油圧を発生させるポンプと、
前記ポンプで発生した油圧からライン圧を生成してライン圧用油路に出力すると共に該ライン圧の生成に伴って生じる排圧を排圧用油路に出力するライン圧生成用バルブと、
入力ポートに入力された入力圧を調圧して前記摩擦係合要素の油圧室に出力する調圧バルブと、
前記ライン圧用油路に接続されると共に前記調圧バルブの入力ポートに接続され、前記ライン圧を前記入力ポートに導入する入力用油路と、
前記入力用油路から分岐し、該入力用油路内の油圧の一部をドレンするドレン用油路と
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動変速機の油圧制御装置では、原動機からの動力により作動して油圧を発生させるポンプと、ポンプで発生した油圧からライン圧を生成してライン圧用油路に出力すると共にライン圧の生成に伴って生じる排圧を排圧用油路に出力するライン圧生成用バルブと、入力ポートに入力された入力圧を調圧して前記摩擦係合要素の油圧室に出力する調圧バルブと、ライン圧用油路に接続されると共に調圧バルブの入力ポートに接続されてライン圧を入力ポートに導入する入力用油路とを備え、入力用油路からドレン用油路を分岐させ、このドレン用油路によって入力用油路内の油圧を一部をドレンする。これにより、原動機の始動時に一時的にポンプの吐出圧が急増するものとしても、調圧バルブに入力される入力圧の急増を抑制することができる。調圧バルブは、通常、フィードバックにより出力圧を調圧するため、入力圧が急増すると、フィードバックが作用するまでの間、出力圧が一時的に急増し、摩擦係合要素に係合ショックが生じる場合がある。したがって、調圧バルブの入力圧の急増を抑制することにより、摩擦係合要素の係合ショックを抑制することができる。ここで、「入力用油路内の油圧の一部をドレン」には、例えば、ドレン用油路にオリフィスを形成して入力用油路内の油圧をオリフィスを介してドレンするものや、ドレン用油路に一定圧以上の油圧が作用したときに開弁するプレッシャリリーフバルブを設けて入力用油路内の油圧をプレッシャリリーフバルブを介してドレンするもの等が含まれる。
こうした本発明の自動変速機の油圧制御装置において、前記入力用油路に接続された蓄圧器と、該蓄圧器よりも上流側の前記入力用油路に形成されたオリフィスと、前記オリフィスをバイパスするよう前記入力用油路に接続されたバイパス用油路と、前記バイパス用油路に設けられ上流から下流への油の流れを許容すると共に逆方向の油の流れを遮断する一方向弁とを備え、前記ドレン用油路は、前記オリフィスよりも上流側の前記入力用油路から分岐した油路であるものとすることもできる。こうすれば、蓄圧器の機能を発揮させつつ、ドレン用油路により入力用油路内の油圧の余剰分をドレンすることができる。
また、本発明の自動変速機の油圧制御装置において、シフト操作に連動して前記ライン圧用油路と前記入力用油路との間の継断を切り替えるシフト用切替バルブを備え、前記ドレン用油路は、前記シフト用切替バルブよりも下流側の前記入力用油路から分岐した油路であるものとすることもできる。
さらに、本発明の自動変速機の油圧制御装置において、前記排圧用油路は、前記自動変速機の一部の作動に用いられるセカンダリ圧を供給するためのセカンダリ圧用油路であり、前記セカンダリ圧用油路に出力された前記排圧を調圧して前記セカンダリ圧を生成するセカンダリ圧生成用バルブを備え、前記ドレン用油路は、前記セカンダリ圧用油路に連通するものとすることもできるし、前記ドレン用油路は、前記自動変速機の潤滑系に連通するものとすることもできる。こうすれば、ドレン用油路から油を排出するものに比して、作動油の有効利用を図り、装置の効率を高めることができる。
自動車10の構成の概略を示す構成図である。 変速機構30の作動表を示す説明図である。 油圧制御装置40の構成の概略を示す構成図である。 比較例におけるエンジン12の自動始動時のエンジン回転速度Neとタービン回転速度Nturとライン圧PLとC1圧指令値と実C1圧の時間変化の様子を示す説明図である。 実施例におけるエンジン12の自動始動時のエンジン回転速度Neとタービン回転速度Nturとライン圧PLとC1圧指令値と実C1圧の時間変化の様子を示す説明図である。 変形例の油圧回路40Bの構成の概略を示す構成図である。 変形例の油圧回路40Cの構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。
図1は自動車10の構成の概略を示す構成図であり、図2は変速機構30の作動表を示す説明図であり、図3は実施例の自動変速機の油圧制御装置40の構成の概略を示す構成図である。
自動車10は、図1に示すように、ガソリンや軽油などの炭化水素系の燃料の爆発燃焼により動力を出力する内燃機関としてのエンジン12と、エンジン12を運転制御するエンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)15と、エンジン12のクランクシャフト14に接続されると共に左右の車輪19a,19bの車軸18a,18bに接続されてエンジン12からの動力を車軸18a,18bに伝達する自動変速機20と、自動変速機20を制御する自動変速機用電子制御ユニット(ATECU)16と、車両全体をコントロールするメイン電子制御ユニット(メインECU)90と、を備える。なお、メインEUC90には、シフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサ92からのシフトポジションSPやアクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ94からのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込みを検出するブレーキスイッチ96からのブレーキスイッチ信号BSW,車速センサ98からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、メインECU90は、エンジンECU15やATECU16と通信ポートを介して通信しており、エンジンECU15やATECU16と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
自動変速機20は、図1に示すように、エンジン12のクランクシャフト14に接続された入力側のポンプインペラ26aと出力側のタービンランナ26bとからなるロックアップクラッチ付きのトルクコンバータ26と、トルクコンバータ26のタービンランナ26bに接続されたインプットシャフト22と車軸18a,18bにギヤ機構28とデファレンシャルギヤ29とを介して接続されたアウトプットシャフト24とを有しインプットシャフト22に入力された動力を変速してアウトプットシャフト24に出力する有段の変速機構30と、変速機構30が備える油圧駆動のクラッチやブレーキの係合と解放とを制御する実施例の油圧制御装置40(図3参照)と、を備える。
変速機構30は、6段変速の有段変速機構として構成されており、シングルピニオン式の遊星歯車機構P1とラビニヨ式の遊星歯車機構P2と三つのクラッチC1,C2,C3と二つのブレーキB1,B2とワンウェイクラッチF1とを備える。シングルピニオン式の遊星歯車機構P1は、外歯歯車としてのサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車としてのリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31はケースに固定されており、リングギヤ32はインプットシャフト22に接続されている。ラビニヨ式の遊星歯車機構P2は、外歯歯車の二つのサンギヤ36a,36bと、内歯歯車のリングギヤ37と、サンギヤ36aに噛合する複数のショートピニオンギヤ38aと、サンギヤ36bおよび複数のショートピニオンギヤ38aに噛合すると共にリングギヤ37に噛合する複数のロングピニオンギヤ38bと、複数のショートピニオンギヤ38aおよび複数のロングピニオンギヤ38bとを連結して自転かつ公転自在に保持するキャリア39とを備え、サンギヤ36aはクラッチC1を介してシングルピニオン式の遊星歯車機構P1のキャリア34に接続され、サンギヤ36bはクラッチC3を介してキャリア34に接続されると共にブレーキB1を介してケースに接続され、リングギヤ37はアウトプットシャフト24に接続され、キャリア39はクラッチC2を介してインプットシャフト22に接続されている。また、キャリア39は、ワンウェイクラッチF1を介してケースに接続されると共にワンウェイクラッチF1と並列に設けられたブレーキB2を介してケースに接続されている。
変速機構30は、図2に示すように、クラッチC1〜C3のオンオフとブレーキB1,B2のオンオフとの組み合わせにより前進1速〜6速と後進とニュートラルとを切り替えることができるようになっている。後進の状態は、クラッチC3とブレーキB2とをオンとすると共にクラッチC1,C2とブレーキB1とをオフとすることにより形成することができる。また、前進1速の状態は、クラッチC1をオンとすると共にクラッチC2,C3とブレーキB1,B2とをオフとすることにより形成することができる。この前進1速の状態では、エンジンブレーキ時には、ブレーキB2がオンとされる。前進2速の状態は、クラッチC1とブレーキB1とをオンとすると共にクラッチC2,C3とブレーキB2とをオフとすることにより形成することができる。前進3速の状態は、クラッチC1,C3をオンとすると共にクラッチC2とブレーキB1,B2とをオフとすることにより形成することができる。前進4速の状態は、クラッチC1,C2をオンとすると共にクラッチC3とブレーキB1,B2とをオフとすることにより形成することができる。前進5速の状態は、クラッチC2,C3をオンとすると共にクラッチC1とブレーキB1,B2とをオフとすることにより形成することができる。前進6速の状態は、クラッチC2とブレーキB1とをオンとすると共にクラッチC1,C3とブレーキB2とをオフとすることにより形成することができる。また、ニュートラルの状態は、クラッチC1〜C3とブレーキB1,B2のすべてをオフとすることにより形成することができる。
実施例の油圧制御装置40は、図3に示すように、エンジン12からの動力によりオイルパン41からストレーナ41aを介して作動油を吸引してライン圧用油路L1に圧送する機械式オイルポンプ42と、ライン圧用油路L1の油圧を調圧してライン圧PLを生成すると共に排圧をセカンダリ圧用油路L2に出力するプライマリレギュレータバルブ43と、セカンダリ圧用油路L2の油圧を調圧してセカンダリ圧Psecを生成すると共に排圧をセカンダリ排圧用油路L3に出力するセカンダリレギュレータバルブ44と、ライン圧PLを降圧してモジュレータ圧Pmodを生成するモジュレータバルブ45と、モジュレータバルブ45からのモジュレータ圧Pmodを調圧してプライマリレギュレータバルブ43およびセカンダリレギュレータバルブ44を作動させるための信号圧Psltを生成するリニアソレノイドバルブSLTと、ライン圧PLを入力する入力ポート46aとD(ドライブ)ポジション用出力ポート46bとR(リバース)ポジション用出力ポート46c等が形成されシフトレバーの操作に連動して対応するポート間の連通と遮断とを行なうマニュアルバルブ46と、マニュアルバルブ46のDポジション用出力ポート46bに接続されたD圧用油路L4からのドライブ圧(ライン圧PL)を調圧して出力圧用油路L6に出力するリニアソレノイドバルブSL1と、オイルパン41(ストレーナ41a)に接続された吸入用油路L7を介して作動油を吸入して吐出圧用油路L8に吐出する電磁ポンプ50と、出力圧用油路L6とクラッチC1のクラッチ油室80に接続されたクラッチ用油路L9との連通と吐出圧用油路L8とクラッチ用油路L9との連通とを切り替える切替バルブ60と、クラッチ用油路L9に接続されたダンパ76と、を備える。なお、プライマリレギュレータバルブ43およびセカンダリレギュレータバルブ44は、いずれも、出力圧をフィードバックしてライン圧PLとセカンダリ圧Psecをそれぞれ調圧するコントロールバルブとして構成されている。なお、図3では、自動変速機が備えるクラッチC1〜C3やブレーキB1,B2のうちクラッチC1の油圧駆動系についてのみを図示したが、その他のクラッチC2,C3やブレーキB1,B2の油圧駆動系についても周知のリニアソレノイドバルブ等を用いて同様に構成することができる。
セカンダリ圧用油路L2はトルクコンバータ26に連通しており、セカンダリ圧Psecはトルクコンバータ26のトーラス内を循環させる作動油を供給するための供給圧として用いられると共にロックアップクラッチを係合するための制御圧として用いられる。また、セカンダリ排圧用油路L3は作動油を冷却するためのクーラー82とギヤやベアリング等の潤滑系84とに連通しており、セカンダリ排圧に圧送される作動油はクーラー82により冷却された後に潤滑系84を潤滑する潤滑油として用いられる。
リニアソレノイドバルブSL1は、D圧用油路L4に接続された入力ポート48aと、出力圧用油路L6に接続された出力ポート48bと、ドレンポート48cと、出力圧(SL1圧)によりフィードバックを作用させるためのフィードバックポート48dとを有し、ドライブ圧(ライン圧PL)から最適なクラッチ圧を生成してクラッチC1をダイレクトに制御するダイレクト制御用のリニアソレノイドバルブとして構成されている。入力ポート48aに接続されたD圧用油路L4にはオリフィス70が形成されており、オリフィス70と入力ポート48aとの間にはドライブ圧を蓄圧するためのアキュムレータ74が接続されている。また、D圧用油路L4にはオリフィス70をバイパスするようにバイパス用油路L5が接続されており、このバイパス用油路L5にプレッシャリリーフバルブ72が取り付けられている。プレッシャリリーフバルブ72は、マニュアルバルブ46のD圧用出力ポート46bからリニアソレノイドバルブSL1の入力ポート48aへの作動油の流れを許可し、その逆方向の作動油の流れを禁止するように取り付けられている。
電磁ポンプ50は、コイルへの通電を伴って電磁力を発生させる電磁部51と、吸入ポート52aと吐出ポート52bとが形成された中空円筒形状のシリンダ52と、電磁部41からの電磁力により押圧を受けてシリンダ52内を摺動する円柱形状のピストン54と、電磁力の押圧方向とは逆方向にピストン54を付勢するスプリング56と、シリンダ52に内蔵され吸入ポート52aからの作動油の流入を許容し逆方向の作動油の流出を禁止する吸入用逆止弁58と、ピストン54に内蔵され吐出ポート52bへの作動油の流出を許容し作動油の逆方向の流入を禁止する吐出用逆止弁59とを備え、コイルへの通電を間欠的に行なってピストン54を往復動させることにより作動油を圧送する。この電磁ポンプ50では、吸入ポート52aが吸入用油路L7に接続されており、吐出ポート52bが吐出圧用油路L8に接続されている。
切替バルブ60は、信号圧用ポート62aと入力ポート62b,62c,62dと出力ポート62e,62fとドレンポート62gとが形成された中空円筒形状のスリーブ62と、スリーブ62内を摺動して対応するポート間の連通と遮断とを行なう円柱形状のスプール64と、スプール64を付勢するスプリング66と、を備える。信号圧用ポート62aは、スプール64をスプリング66の付勢の方向とは逆方向に押圧する信号圧を入力するポートであり、実施例では、モジュレータ圧Pmodが入力されるようになっている。また、入力ポート62bはリニアソレノイドバルブSL1からの出力用油路L6に接続され、入力ポート62cは電磁ポンプ50からの吐出圧用油路L8に接続され、入力ポート62dはD圧用油路L4に接続され、出力ポート62eはクラッチ用油路L9に接続され、出力ポート62fはプレッシャリリーフバルブ78を介して吐出圧用油路L8に接続されている。プレッシャリリーフバルブ78は、出力ポート62fから吐出圧用油路L8への作動油の流れを許可し、その逆方向の作動油の流れを禁止するよう取り付けられている。また、ドレンポート62gはプレッシャリリーフバルブ79が接続されており、ドレンポート62gから出力された作動油はプレッシャリリーフバルブ79を介して排出されるようになっている。
この切替バルブ60では、信号圧用ポート62aに入力されるモジュレータ圧Pmodがスプリング66の付勢力に打ち勝つ設定圧以上の場合には、スプリング66の収縮を伴ってスプール64が図中右半分に示す位置に移動し、入力ポート62bと出力ポート62eとを連通し、入力ポート62cと出力ポート62eとの連通を遮断し、入力ポート62cとドレンポート62gとを連通し、入力ポート62dと出力ポート62fとの連通を遮断する。これにより、リニアソレノイドバルブSL1の出力圧が出力圧用油路L6,切替バルブ60の入力ポート62bおよび出力ポート62e,クラッチ用油路L9を順に介してクラッチC1のクラッチ油室80に供給され、吐出圧用油路L8内の残圧が切替バルブ60の入力ポート62cおよび出力ポート62g,プレッシャリリーフバルブ79を介して排出される。一方、信号圧用ポート62aに入力されるモジュレータ圧Pmodが設定圧未満の場合には、スプリング66の伸張を伴ってスプール64が図中左半分に示す位置に移動し、入力ポート62bと出力ポート62eとの連通を遮断し、入力ポート62cと出力ポート62eとを連通し、入力ポート62cとドレンポート62gとの連通を遮断し、入力ポート62dと出力ポート62fとを連通する。これにより、電磁ポンプ50の吐出圧が吐出圧用油路L8,切替バルブ60の入力ポート62cおよび出力ポート62e,クラッチ用油路L9を順に介してクラッチC1のクラッチ油室80に供給される。また、D圧用油路L4が切替バルブ60の入力ポート62dおよび出力ポート62f,プレッシャリリーフバルブ78を介して吐出圧用油路L8に接続される。これは、信号圧用ポート62aに設定圧以上のモジュレータ圧Pmodが作用しているにも拘わらず切替バルブ60のスプール64が図3の右半分に示す位置でスティックした異常時に、ドライブ圧をリニアソレノイドバルブSL1を介さずにクラッチ油室80に供給してクラッチC1を係合させるためである。
D圧用油路L4とセカンダリ圧用油路L2との間には、オリフィス70およびプレッシャーリリーフバルブ72よりも上流側でD圧用油路L4から分岐してセカンダリ圧用油路L2に連通させるドレン用油路L10が設けられている。このドレン用油路L10にはオリフィス71が形成されており、マニュアルバルブ46のD圧用出力ポート46bから導入されたドライブ圧(ライン圧PL)の余剰分がオリフィス71を介してセカンダリ圧用油路L2に供給されるようになっている。なお、ドレン用油路L10を設ける理由については後述する。
こうして構成された実施例の油圧制御装置40が搭載される車両では、シフトレバーがD(ドライブ)の走行ポジションとされているときに、車速Vが値0,アクセルオフ,ブレーキオン、エンジン12が所定時間に亘ってアイドル運転がなされたときなど予め設定された自動停止条件の全てが成立したときにエンジン12を自動停止する。エンジン12が自動停止されると、機械式オイルポンプ42は作動を停止し、信号圧用ポート62aに入力されるモジュレータ圧Pmodが設定圧を下回るため、切替バルブ60は出力圧用油路L6とクラッチ用油路L9との連通を遮断すると共に吐出圧用油路L8とクラッチ用油路L9とを連通する。したがって、電磁ポンプ50を駆動して吐出圧用油路L8に作動油を吐出することにより、クラッチ用油路L9を介してクラッチ油室80に油圧を作用させることができる。実施例では、クラッチC1のピストンがストロークエンド付近で保持するために必要な油圧がクラッチ油室80に作用するよう電磁ポンプ50を駆動するものとした。
エンジン12の自動停止中にブレーキオフなど予め設定された自動始動条件が成立すると、自動停止中のエンジン12を自動始動する。エンジン12の自動始動は、図示しないスタータモータによりエンジン12をクランキングし、エンジン12の回転速度が所定回転速度に至ると、エンジン12の吸入空気量調節制御と燃料噴射制御と点火制御とを開始し、エンジン12が完爆したときにはエンジン12の回転速度が目標アイドル回転数となるようアイドル空気量をフィードバック制御することにより行なわれる。ここで、エンジン12の初爆時には、爆発エネルギーによってエンジン12の回転速度が急上昇する吹き上がりが生じる。エンジン12が自動始動されると、機械式オイルポンプ42が作動を開始し、ライン圧PLが立ち上がり、信号圧用ポート62aに入力されるモジュレータ圧Pmodが設定圧以上となるため、切替バルブ60は出力圧用油路L6とクラッチ用油路L9とを連通すると共に吐出圧用油路L8とクラッチ用油路L9との連通を遮断する。したがって、機械式オイルポンプ42から圧送された作動油をリニアソレノイドバルブSL1を介して出力圧用油路L6に出力することにより、クラッチ用油路L9を介してクラッチ油室80にSL1圧を作用させることができ、SL1圧によりクラッチC1を係合することができる。このようにエンジン12が自動停止している最中に電磁ポンプ50を駆動してクラッチ油室80に油圧(ストロークエンド圧)を作用させた状態で待機することにより、エンジン12が自動始動した直後にクラッチC1を素早く係合させることができるから、発進をスムーズに行なうことができる。
図4および図5は、エンジン12の自動始動時のエンジン回転速度Neとタービン回転速度Nturとライン圧PLとC1圧指令値と実C1圧の時間変化の様子を示す。ここで、図4は比較例における様子を示し、図5は実施例における様子を示す。なお、図4の比較例は、図3の油圧制御装置40のドレン用油路L10を省略した油圧回路を用いた。前述したように、エンジン12を自動始動する際には、その回転速度に吹き上がりが生じ、エンジン12の動力により作動する機械式オイルポンプ42は吐出圧を一時的に急増させる。シフトレバーがDポジションにある場合、プライマリレギュレータバルブ43が接続されたライン圧用油路L1とリニアソレノイドバルブSL1(入力ポート48a)が接続されたD圧用油路L4とがマニュアルバルブ46を介して連通した状態となる。この状態で機械式オイルポンプ42の吐出圧が急増すると、比較例では、プライマリレギュレータバルブ53がフィードバックによりライン圧PLを調圧することから、フィードバックが作用するまでの間、ライン圧用油路L1およびD圧用油路L4内の油圧(ライン圧およびドライブ圧)が一時的に急増する(図4のT1〜T2参照)。そして、リニアソレノイドバルブSL1も、フィードバックにより出力圧(SL1圧)を調圧することから、フィードバックが作用するまでの間、ライン圧PLの上昇に伴ってSL1圧が一時的に上昇する。信号圧用ポート62aに入力されるモジュレータ圧Pmodが設定圧以上となると、切替バルブ60が出力圧用油路L6とクラッチ用油路L9とを連通するから、SL1圧の上昇によりクラッチC1が急係合し、係合ショックが発生する場合がある。これに対して、実施例では、ライン圧用油路L1とD圧用油路L4とが連通した状態で機械式オイルポンプ42の吐出圧が急増しても、余剰の油圧がオリフィス71を介してドレン用油路L10からセカンダリ圧用油路L2にドレンされるため、ライン圧用油路L1およびD圧用油路L4内の油圧(ライン圧およびドライブ圧)の急増は比較例に比して十分に抑制される(図5のT1〜T2参照)。したがって、リニアソレノイドバルブSL1からの出力圧は急増しないから、クラッチC1に係合ショックは発生しない。D圧用油路L4とセカンダリ圧用油路L2とをドレン用油路L10によりオリフィス71を介して連通させるのはこうした理由に基づいている。
以上説明した実施例の自動変速機の油圧制御装置40によれば、リニアソレノイドバルブSL1の入力ポート48aに接続されたD圧用油路L4を、オリフィス71が形成されたドレン用油路L10を介してセカンダリ圧用油路L2に連通させるから、エンジン12の自動始動の際に、機械式オイルポンプ42の吐出圧が一時的に急増するものとしても、D圧用油路L4のドライブ圧(ライン圧PL)の余剰分をドレン用油路L10を介してドレンすることができる。この結果、リニアソレノイドバルブSL1の入力圧の急増が抑制されるから、入力圧の急増に起因するクラッチC1の係合ショックの発生を抑止することができる。しかも、D圧用油路L4のオリフィス70よりも下流側でアキュムレータ74を接続し、D圧用油路L4のオリフィス70よりも上流側でドレン用油路L10を接続するから、アキュムレータ74の機能を発揮させながら、D圧用油路L4内のドライブ圧の余剰分をドレンすることができる。また、D圧用油路L4をセカンダリ圧用油路L2に連通させたから、D圧用油路L4の油圧の余剰分をセカンダリ圧Psecとしてトルクコンバータ26で用いることができ、装置全体の効率をより向上させることができる。
実施例の自動変速機の油圧制御装置40では、D圧用油路L4をドレン用油路L10によりオリフィス71を介して常時開放させるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、オリフィス71に代えてライン圧PLのサージが抑制されるように定めた設定圧以上で開弁するプレッシャリリーフバルブをドレン用油路L10に設けることにより、D圧用油路L4内の余剰の油圧をプレッシャリリーフバルブを介してドレンするものとしてもよい。
実施例の自動変速機の油圧制御装置40では、D圧用油路L4をオリフィス71が形成されたドレン用油路L10を介してセカンダリ圧用油路L2に連通させるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、図6の変形例の油圧制御装置40Bに示すように、D圧用油路L4をドレン用油路L10Bを介してセカンダリ排圧用油路L3に連通させるものとしてもよいし、図7の変形例の油圧制御装置40Cに示すように、D圧用油路L4をドレン用油路L10Cを介して直接排出(オイルパン41に排出)するものとしてもよい。前者の場合、D圧用油路L4の油圧の余剰分を潤滑系84の潤滑に用いることができるから、装置全体の効率を向上させることができる。
実施例の自動変速機の油圧制御装置40では、D圧用油路L4にアキュムレータ74を設けるものとしたが、アキュムレータ74を設けないものとしてもよい。この場合、D圧用油路L4に設けられたオリフィス70とバイパス用油路L5とプレッシャリリーフバルブ72も省略するものとしてもよい。
実施例の自動変速機の油圧制御装置40では、切替バルブ60をモジュレータ圧Pmodにより作動するよう構成するものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、ライン圧PLを直接用いて作動するよう構成するものとしてもよいし、別途信号圧を出力する信号圧出力バルブを用いて切替バルブ60を作動させるものとしてもよい。
実施例の自動変速機の油圧制御装置40では、リニアソレノイドバルブSL1からのSL1圧と電磁ポンプ50の吐出圧の一方を切替バルブ60により選択的にクラッチC1のクラッチ油室80に供給するものとしたが、リニアソレノイドバルブSL1からのSL1圧だけをクラッチ油室80に供給するものとしてもよい。この場合、電磁ポンプ50と切替バルブ60は備えないものとしてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例のエンジン12が本発明の「原動機」に相当し、クラッチC1が「摩擦係合要素」に相当し、自動変速機20が「自動変速機」に相当し、機械式オイルポンプ42が「ポンプ」に相当し、プライマリレギュレータバルブ53が「ライン圧生成用バルブ」に相当し、ライン圧用油路L1が「ライン圧用油路」に相当し、セカンダリ圧用油路L2が「排圧用油路」に相当し、リニアソレノイドバルブSL1が「調圧バルブ」に相当し、D圧用油路L4が「入力用油路」に相当し、ドレン用油路L10,L10B,L10Cが「ドレン用油路」に相当する。また、オリフィス70が「オリフィス」に相当し、バイパス用油路L5が「バイパス用油路」に相当し、プレッシャリリーフバルブ72が「一方向弁」に相当する。さらに、マニュアルバルブ46が「シフト用切替バルブ」に相当する。また、セカンダリ圧用油路L2が「セカンダリ圧用油路」にも相当し、セカンダリレギュレータバルブ44が「セカンダリ圧生成用バルブ」に相当する。
ここで、「原動機」としては、内燃機関としてのエンジン12に限定されるものではなく、間欠運転が可能なものであれば、如何なるタイプの原動機とするものとしても構わない。また、「自動変速機」としては、前進1速〜6速の6段変速とするものに限定されるものではなく、4段変速や6段変速,8段変速など、如何なる段数の自動変速機とするものとしても構わない。「調圧バルブ」としては、ドライブ圧(ライン圧PL)から最適なクラッチ圧を生成してクラッチC1をダイレクトに制御するダイレクト制御用の調圧バルブとして構成するものに限定されるものではなく、パイロット制御用のリニアソレノイドバルブを用いて別途コントロールバルブを駆動することによりこのコントロールバルブによりクラッチ圧を生成してクラッチC1を制御するものとしても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動変速機の油圧制御装置の製造産業に利用可能である。
10 自動車、12 エンジン、14 クランクシャフト、15 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、16 自動変速機用電子制御ユニット(ATECU)、18a,18b 車軸、19a,19b 車輪、20 自動変速機、22 インプットシャフト、24 アウトプットシャフト、26 トルクコンバータ、26a ポンプインペラ、26b タービンランナ、28 ギヤ機構、29 デファレンシャルギヤ、30 変速機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、36a,36b サンギヤ、37 リングギヤ、38a ショートピニオンギヤ、38b ロングピニオンギヤ、39 キャリア、40 油圧制御装置、41 オイルパン、41a ストレーナ、42 機械式オイルポンプ、43 プライマリレギュレータバルブ、44 セカンダリレギュレータバルブ、45 モジュレータバルブ、46 マニュアルバルブ、46a 入力ポート、46b D(ドライブ)ポジション用出力ポート、46c R(リバース)ポジション用出力ポート、48a 入力ポート、48b 出力ポート、48c ドレンポート、48d フィードバックポート、50 電磁ポンプ、51 電磁部、52 シリンダ、52a 吸入ポート、52b 吐出ポート、54 ピストン、56 スプリング、58 吸入用逆止弁、59 吐出用逆止弁、60 切替バルブ、62 スリーブ、62a 信号圧用ポート、62b,62c,62d 入力ポート、62e,62f 出力ポート、62g ドレンポート、64 スプール、66 スプリング、70,71 オリフィス、72 プレッシャリリーフバルブ、74 アキュムレータ、76 ダンパ、78,79 プレッシャリリーフバルブ、80 C1油室、82 クーラー、84 潤滑系、90 メイン電子制御ユニット、92 シフトポジションセンサ、94 アクセルペダルポジションセンサ、96 ブレーキスイッチ、98 車速センサ、P1 シングルピニオン式の遊星歯車機構、P2 ラビニヨ式の遊星歯車機構、L1 ライン圧用油路、L2 セカンダリ圧用油路、L3 セカンダリ排圧用油路、L4 D圧用油路、L5 バイパス用油路、L6 出力圧用油路、L7 吸入用油路、L8 吐出圧用油路、L9 C1用油路、L10,L10B,L10C ドレン用油路、SLT リニアソレノイドバルブ。

Claims (5)

  1. 間欠運転が可能な原動機を備える車両に搭載され、油圧駆動の摩擦係合要素を介して前記原動機からの動力を車軸側に伝達する自動変速機の油圧制御装置であって、
    前記原動機からの動力により作動して油圧を発生させるポンプと、
    前記ポンプで発生した油圧からライン圧を生成してライン圧用油路に出力すると共に該ライン圧の生成に伴って生じる排圧を排圧用油路に出力するライン圧生成用バルブと、
    入力ポートに入力された入力圧を調圧して前記摩擦係合要素の油圧室に出力する調圧バルブと、
    前記ライン圧用油路に接続されると共に前記調圧バルブの入力ポートに接続され、前記ライン圧を前記入力ポートに導入する入力用油路と、
    前記入力用油路から分岐し、該入力用油路内の油圧の一部をドレンするドレン用油路と
    を備えることを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  2. 請求項1記載の自動変速機の油圧制御装置であって、
    前記入力用油路に接続された蓄圧器と、該蓄圧器よりも上流側の前記入力用油路に形成されたオリフィスと、前記オリフィスをバイパスするよう前記入力用油路に接続されたバイパス用油路と、前記バイパス用油路に設けられ上流から下流への油の流れを許容すると共に逆方向の油の流れを遮断する一方向弁とを備え、
    前記ドレン用油路は、前記オリフィスよりも上流側の前記入力用油路から分岐した油路である
    ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  3. 請求項1または2記載の自動変速機の油圧制御装置であって、
    シフト操作に連動して前記ライン圧用油路と前記入力用油路との間の継断を切り替えるシフト用切替バルブを備え、
    前記ドレン用油路は、前記シフト用切替バルブよりも下流側の前記入力用油路から分岐した油路である
    ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の自動変速機の油圧制御装置であって、
    前記排圧用油路は、前記自動変速機の一部の作動に用いられるセカンダリ圧を供給するためのセカンダリ圧用油路であり、
    前記セカンダリ圧用油路に出力された前記排圧を調圧して前記セカンダリ圧を生成するセカンダリ圧生成用バルブを備え、
    前記ドレン用油路は、前記セカンダリ圧用油路に連通する
    ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
  5. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の自動変速機の油圧制御装置であって、
    前記ドレン用油路は、前記自動変速機の潤滑系に連通する
    ことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
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