JP2013173428A - 作業車両 - Google Patents

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Tomoo Kiyokawa
智男 清川
Ryohei Kiuchi
亮平 木内
Tomoaki Watabe
智明 渡部
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Abstract

【課題】エンジンにDPFを付設している作業車両において、DPFの温度低下を防止し再生効率を高める。
【解決手段】走行車体に搭載したエンジンをボンネットで被覆し、エンジンの上方にDPFを前後方向に沿わせて配設し、該DPFの左右一側に過給装置を配設し、該過給装置のタービンを前後方向に沿わせて配設し、前記エンジンの排気部からの排気ガスがタービン、DPF及び排気パイプを経由して機外に流れるように構成し、エンジンの排気部からタービンを経由してDPFまでの排気ガスの流れる部分を排気部カバーで被覆しエンジンの冷却風が当たらないように構成したことを特徴とする作業車両とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、作業車両に関し、特にエンジンのDPF配置構成に関する。
作業車両におけるエンジンのDPF配置構成において、ボンネットで覆われたエンジンと、エンジンに給気するエアクリーナと、エンジンの排気ガスを浄化するガス浄化フィルタとを備え、エンジンの上面一側の吸気マニホールドの上方にエアクリーナを配置し、エンジンの上面他側の排気マニホールドの上方にガス浄化フィルタを配設したものは、公知である(特許文献1)。
特開2010−96153号公報
背景技術の前記発明は、エンジンの上方にガス浄化フィルタを配設し、ボンネットで被覆されたていて、冷却ファンの冷却風がガス浄化フィルタに流れ冷却され温度が低下する構成である。従って、ガス浄化フィルタの再生をする際に余分の燃料を噴射燃焼して温度上昇を図る必要があり、再生効率が低下するという問題点があった。
そこで、この発明はエンジンからガス浄化フィルタ(以下DPFという)に流れる排気ガスの温度低下を防止し、このような問題点を解消しようとするものである。
請求項1の発明は、走行車体(1)に搭載したエンジン(E)をボンネット(2)で被覆し、エンジン(E)の上方にDPF(21)を前後方向に沿わせて配設し、該DPF(21)の左右一側に過給装置(20)を配設し、該過給装置(20)のタービン(23)を前後方向に沿わせて配設し、
前記エンジン(E)の排気部からの排気ガスがタービン(23)、DPF(21)及び排気パイプ(25)を経由して機外に流れるように構成し、
エンジン(E)の排気部からタービン(23)を経由してDPF(21)までの排気ガスの流れる部分を排気部カバー(29)で被覆しエンジン(E)の冷却風が当たらないように構成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、
前記エンジン(E)の前後一側に冷却ファン(22)を設け、該冷却ファン(22)の冷却風を上側カバー(28)により上方の前記DPF(21)に当たらないようにして下方の前記エンジン(E)に当たるように案内し、前記上側カバー(28)に前記排気部カバー(29)を取り付けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、
前記エンジン(E)の後方にキャビン(15)を配設し、前記エンジン(E)及びDPF(21)とキャビン(15)との間を後側遮蔽板(31)で仕切ったことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の発明において、
前記エンジン(E)の周辺部における前記DPF(21)から離れている部位で且つ前記冷却ファン(22)の冷却風のよく流れる部位に燃料フィルタ(33)を配設したことを特徴とする。
請求項1の発明によると、走行車体(1)に搭載したエンジン(E)をボンネット(2)で被覆し、エンジン(E)の上方にDPF(21)を前後方向に沿わせて配設し、DPF(21)の左右一側に過給装置(20)を配設し、過給装置(20)のタービン(23)を前後方向に沿わせて配設し、エンジン(E)の排気部からの排気ガスがタービン(23)、DPF(21)及び排気パイプ(25)を経由して機外に流れるように構成し、エンジン(E)の排気部からタービン(23)を経由してDPF(21)までの排気ガスの流れる部分を排気部カバー(29)で被覆しエンジン(E)の冷却風が当たらないようにしたので、DPF(21)に流入する排気ガスを高温に保持しDPF(21)の温度低下を防止し、再生効率を高めることができる。
請求項2の発明によると、請求項1の発明の前記効果に加えて、エンジン(E)の前後一側に冷却ファン(22)を設け、冷却ファン(22)の冷却風を上側カバー(28)により上方のDPF(21)に当たらないようにして下方のエンジン(E)に当たるように案内し、上側カバー(28)に前記排気部カバー(29)を取り付けたので、排気部カバー(29)の取付構成を簡単にしコストの低減を図ることができる。
請求項3の発明によると、請求項1及び請求項2の発明の前記効果に加えて、エンジン(E)の後方にキャビン(15)を配設し、エンジン(E)及びDPF(21)とキャビン(15)との間を後側遮蔽板(31)で仕切ったので、エンジン(E)及びDPF(21)の周辺を流れた冷却後の熱風が後方のキャビン(15)に流れず、キャビン(15)の温度上昇を防止することができる。
請求項4の発明によると、請求項1乃至請求項3の発明の前記効果に加えて、エンジン(E)の周辺部におけるDPF(21)から離れている部位で且つ冷却ファン(22)の冷却風のよく流れる部位に燃料フィルタ(33)を配設したので、DPF(21)を高温状態に保持しながら、燃料フィルタ(33)を低温状態に保持しエンジン(E)の燃焼効率を高めることができる。
トラクタ全体の側面図である。 トラクタの一部切断した側面図である。 トラクタの一部切断した平面図である。 トラクタのエンジン、ボンネット部の切断側面図である。 トラクタのエンジン、ボンネット部の切断側面図である。 トラクタのエンジン部の斜視図である。 トラクタのエンジン部の斜視図である。 トラクタの前側部の一部切断した平面図である。 トラクタのエンジン部の側面図である。
以下、図面に基づいてこの発明を農業用トラクタに施した実施例について説明する。
まず、図1乃至図3に基づき本発明を実施するトラクタの全体構成について説明する。
トラクタTは走行車体1の前側部にエンジンEを搭載し、エンジンEをボンネット2で被覆し、エンジンEの回転動力をミッションケース3内の主変速装置及び副変速装置で変速し、左右前輪4,4及び左右後輪5,5へ伝達している。
また、ミッションケース3の後側上部にはシート6を設け、その左右両側に左右フェンダ7,7を設けている。また、走行車体1の後部には油圧シリンダケース(図示省略)を設け、油圧シリンダケース(図示省略)の後側部に左右リフトアーム9,9を上下回動自在に設け、3点リンク機構10を介して連結したロータリ耕耘装置(図示省略)を昇降するように構成している。
また、エンジンEの後方には、ハンドルフレーム(図示省略)、ステアリングハンドル(図示省略)及びシート6を設け、これらをキャビン15で被覆している。
次に、エンジンEへのディーゼルパティキュレートフィルター(以下PFという)21の配設構成について説明する。
ミッションケース3の前側部にエンジンEを取り付け、エンジンEのシリンダヘッドを上側部に配置し、エンジンEの上側部右側方に排気マニホールドを配設し、エンジンEの上側部左側方に吸気マニホールドを配設している。シリンダブロックの下側部にエンジン出力軸(クランク軸)とピストン(図示省略)を配設し、シリンダブロック上にシリンダヘッドを載置されていて、シリンダブロックの前後端からエンジン出力軸を前後に突出し、シリンダブロックの前側上部に冷却ファン22を軸架し、エンジン出力軸の前側部からベルト伝動装置を介して伝動している。エンジン出力軸の後端部にフライホイールを軸支し、エンジン出力軸の後部からミッションケース3内の伝動入力軸に主クラッチ(図示省略)を介して動力を伝達している。
エンジンEのシリンダヘッドの上方にDPF21を前後方向に沿わせて配設し、DPF21を略円筒状に前後方向に長く構成している。DPF21の右側方には過給装置20を前後方向に沿わせて配設し、過給装置20の排気側のタービン23を上部に、吸気側のタービン(図示省略)を下部に配設している。エンジンEの後側上部右側方の排気部から連結パイプ24を右側方に延出し、この連結パイプ24を屈曲構成し、連結パイプ24の前側に屈曲している下流側をタービン23の上流側の後側部に連結し、タービン23の前側部の下流側を第2連結パイプ24aを介してDPF21の前側部右側の上流側に接続している。DPF21の下流側である後側部に排気パイプ25の上流側を接続し、排気パイプ25の下流側を右側に延出し、ボンネット2の排気開口部から機外に延出している。
また、エンジンEの前方の冷却ファン22の前方には前側遮蔽板27を左右方向に沿わせて設けて冷却ファン22の前側部全面を被覆している。前側遮蔽板27の左右方向中央上部から後方へ延出するように上側カバー28を設け、上側カバー28を後下がり傾斜状に構成して、冷却ファン22の冷却風を上側のDPF21に当たらないようにして、下方のエンジンEの前側上部に導いている。そして、上側カバー28の後側右側部に排気部カバー29を取り付け、排気部カバー29により連結パイプ24、過給装置20のタービン23、第2連結パイプ24aの排気流路の周囲を被覆し冷却風が当たらないようにしている。
前記構成によると、排気部カバー29の取付構成が簡単になり、連結パイプ24、過給装置20のタービン23、第2連結パイプ24aの排気流路を排気部カバー29で被覆して冷却風が当たらないようにし、上側カバー28で後方へ案内される冷却風を上方のDPF21に当たらないようにして下方のエンジンEに案内することができ、タービン23からDPF21に流れる排気ガスの温度低下を良好に防止することができる。
DPF21は排気ガスの温度低下状態が長く続くと、補集された粒状化物質が溜り補集能力が低下するので、DPF21を再生する必要がある。DPF21の再生は流入する排気ガスの温度を意図的に高くし、補集した粒状化物質を焼飛ばすことにより再生している。
DPF21の再生の際には、DPF21の下流側に設けている絞り弁(図示省略)を絞り、DPF21内の排気ガスの圧力及び温度を高くし、排気ガス内の粒状化物質を焼飛ばし再生する。また、DPF21の再生運転の際には、燃料のメイン噴射の後にアフター噴射をし排気ガスの温度を高くして再生する。
DPF21の上流側に上流圧力センサ(図示省略)を、下流側に下流圧力センサ(図示省略)を設け、これらの圧力検出値が所定値以上になると、コントローラ(図示省略)の再生制御手段がDPF21内に粒状化物質が滞積し抵抗になっていると判定し、DPF21の再生運転を実行するようにしている。
また、DPF21の下流側に温度センサを設け、DPF21の再生運転中に温度センサが所定値を超えると、DPF21の再生運転を停止し通常運転に復帰し、DPF21の加熱状態による損傷を防止するようにしている。
エンジンEからの排気ガスが流れる連結パイプ24、過給装置20のタービン23、第2連結パイプ24aの排気流路及びDPF21の部分で冷却ファン22からの冷却風が作用すると、これらの温度が下がり、DPF21再生時において燃料のアフター噴射を余分にする必要があり、再生効率が低下する不具合がある。
しかし、前記構成によると、連結パイプ24、過給装置20のタービン23、第2連結パイプ24aの排気流路に排気部カバー29を設け冷却ファン22からの冷却風が当たらないようにすることにより、これら排気流路の温度低下を防ぎ、DPF21の再生効率を高めることができる。
DPF21搭載のエンジンEにおいて、タービン23の上流側から下流側のDPF21に至る排気部分に冷却ファン22からの冷却風が当たらないように排気部カバー29を設けている。また、前側遮蔽板27の上部から後方へ延出するように上側カバー28を取り付け、上側カバー28を後下がり傾斜状に後方へ延出し、冷却風をエンジンEの前側上部に導き、DPF21、過給装置20のタービン23に当たらないようにしている。そして、上側カバー28の後側部に排気部カバー29を取り付け、排気部カバー29によりタービン23の前側部から後側部までの周囲を被覆し冷却風が当たらないように、タービン23を流れる排気ガスの温度低下を防止している。
また、エンジンE及びDPF21の後側部とキャビン15の前側部との間を後側遮蔽板31で仕切り、エンジンE及びDPF21の周辺を通過した冷却後の熱風が後方のキャビン15に流れないようにしている。
また、例えば、エンジンEの前側部左側の下方部位で、DPF21から離れている部位で、冷却ファン22からの冷却風のよく流れる部位に燃料フィルタ33を配設し、DPF21の高温状態を維持しながら、燃料フィルタ33を低温状態に維持するようにしている。
次に、図4に基づきDPF21の配置構成の他の実施例について説明する。
ミッションケース3の前側部にエンジンEを取り付けボンネット2で被覆し、エンジンEの上方後側部にDPF21を左右方向に沿わせて配設している。ボンネット2を正面視逆U字型の後側ボンネット2aと、エンジンEの前側部を被覆する開閉自在の前側ボンネット2bとに分割構成している。機体フレーム部から正面視逆U字状のボンネットステー41をエンジンEを跨ぐようにして後側ボンネット2aと前側ボンネット2bの中間部に立ち上げ、ボンネットステー41に後側ボンネット2aをボルト・ナットで固着し、エンジンEの後側部及びDPF21を被覆している。ボンネットステー41の上端部に前側ボンネット2bの後側上端部を左右方向のピン2c回りに開閉自在に軸支している。
ボンネットステー41の上部から後方へDPFステー42を延出し、DPFステー42の後部にDPF21を取り付け、前側ボンネット2bの後端部から所定の空間部を介在させてDPF21を配置している。DPFステー42にはDPF21の前側部を覆うように左右方向に沿った断熱板43を取り付け前側ボンネット2bとDPF21の間を遮断し、前側ボンネット2bのDPF21による高温化を防止している。
前記構成によると、DPF21は排気ガスにより高温となるが、開閉作動しない後側ボンネット2aで被覆しているので、オペレータがDPF21に接触するようなこともなく安全である。また、ボンネット2の後側ボンネット2aだけを耐温度特性のある材質に変更することにより、低コストで容易にボンネット2の後側部の低温化を実現することができる。また、ボンネットステー41に前側ボンネット2bとDPF21を取り付けるので、取付構成を簡単化することができる。
また、図5に示すように構成してもよい。
ミッションケース3の前側部にエンジンEを取り付けボンネット2で被覆し、エンジンEの上方後側部にDPF21を左右方向に沿わせて配設する。ボンネット2を正面視逆U字型の後側ボンネット2aと、エンジンEの前側部を被覆する開閉自在の前側ボンネット2bとに分割構成し、機体フレーム部から正面視逆U字状のボンネットステー41をエンジンEを跨ぐようにして後側ボンネット2aと前側ボンネット2bの中間部に立ち上げ、ボンネットステー41に後側ボンネット2aをボルト・ナットで固着し、エンジンEの後側部及びDPF21を被覆している。ボンネットステー41の上端部に前側ボンネット2bの後側上端部を左右方向のピン2c回りに開閉自在に軸支する。
そして、前側ボンネット2bの上面部を後側ボンネット2aの上面部よりも低く構成し、後側ボンネット2aの前側端部を前下がり傾斜状部2aaに構成し、傾斜状部2aaの左右方向中央部に開口部2abを構成し、DPF21の上面部及び後面部を側面視L字状に屈曲している断熱カバー43で被覆している。
前記のように構成すると、前側ボンネット2bを低くいのでオペレータの前方視界が良くなる。また、後側ボンネット2aの傾斜状部2aaの開口部2abからDPF21で高温化した冷却風を逃がし、後側ボンネット2aの高温化を防止することができる。
次に、図6及び図7に基づきエンジンEのDPF21取付構成の他の実施例について説明する。
エンジンEの後側上部に取付フレーム46を取り付けている。取付フレーム46は上側板体46aと、上側板体46aの前後方向中途部から下方に延出している縦板体46bとで構成し、エンジンEの後側上部に上側板体46aの前側部下面と縦板体46bの前側面を接触させた状態でボルト・ナットで取り付け、取付フレーム46の上側板体46aの後半部がエンジンEの後側面から後方へ突出するようにしている。上側板体46aの後端部にボンネット支点フレーム47を上方へ突出するように取り付け、ボンネット支点フレーム47の上端部に左右方向のピンでボンネット2の後側上端部を開閉自在に軸支している。
そして、ボンネット支点フレーム47の前側部に側面視円弧状の凹部47aを構成し、左右方向に沿ったDPF21を凹部47aに嵌合するようにして支持している。このボンネット支点フレーム47には取り付けられたDPF21の上方に位置するように上下方向に沿った吊り下げ治具用の長孔47bを設けている。しかして、トラクタの製造工程ではボンネット支点フレーム47によりDPF21を取り付けた状態のエンジンEを吊り下げ治具(図示省略)で吊り下げ、DPF21を損傷しない状態で搬送し組立て作業ができるようにしている。
次に、図8に基づき他の実施例について説明する。
取付フレーム46を正面視逆U字状に構成し、エンジンEの上部後側部に取付フレーム46の前側部をボルト・ナットで固着している。取付フレーム46のエンジンEから後方に突出している部位に正面視鞍状の第2取付フレーム48の上端部をボルト・ナットで取り付け、第2フレーム48の下端部をミッションケース3まで延出しミッションケース3にボルト・ナットで固着し強固支持している。第2取付フレーム48の鞍状部に内装するように油圧操舵手段49を後方から挿入して取り付け、油圧操舵手段49の操舵軸49aにステアリングハンドル(図示省略)のハンドル軸(図示省略)を連動連結している。前記構成によると、DPF21及び油圧操舵手段49の取付構成を簡単にして強固なものとすることができる。
次に、図8及び図9に基づき他の配置構成について説明する。
ミッションケース3の前側部にエンジンEを取り付け、エンジンEのシリンダヘッドを上側に配設し、エンジンEの左側上部に排気マニホールドを配設し、上部右側部に吸気マニホールドを配設し、エンジンEの前側にラジエータ16を設けている。シリンダヘッドの下方のシリンダブロックにはエンジン出力軸17及びピストン(図示省略)を設けている。シリンダブロックの前後両端からエンジン出力軸17の前後端をそれぞれ突出し、シリンダブロックのラジエータ16の前側に冷却ファン22を設け、エンジン出力軸17の前側部からベルト伝動装置18を経由して動力を伝達している。エンジン出力軸17の後端部からミッションケース3内の伝動入力軸に主クラッチ(図示省略)を介して動力を伝達している。
エンジンEのシリンダヘッドの上方のヘッドカバー51からにDPFフレーム52を立設し、DPFフレーム52にボックス状のDPF21を取り付けている。DPFフレーム52にはDPFカバー53を取り付け、エンジンEの上部左側方に過給装置20を配設している。エンジンEの上部左側の排気部に連結パイプ24の上流側を接続し、連結パイプ24の下流側を過給装置20のタービン部の前側部に連結し、タービン部の後側部を第2連結パイプ24aを経由してDPF21の左側後部の上流側に接続している。DPF21の右側前部の下流側に排気パイプ25の上流側を接続している。排気パイプ25の始端側排気パイプ25aを後下がり傾斜状にエンジンEの後方下部に延出し、中間排気パイプ25bを右側に延出してボンネット2の開口部から右側方に延出し、終端排気パイプ25cを上方へ延出し機外へ排気している。
また、冷却ファン22の冷却風を左右通風ダクト56,56によりエンジンEの左右両側部に導き冷却している。この左側通風ダクト56の上手側部をエンジンEの上方で且つDPF21の下方を通して後方へ導き、中途部から下方へ屈折して下手側部を下方に折曲しエンジンEの左側面に冷却風を導いて冷却し、左側通気ダクト56の冷却風がDPF21に当たらないようにしている。そして、エンジンEの左側部下方で且つDPF21の下方に離れた部位に燃料フィルタ33を配設し、左側通気ダクト56の下手側端部を燃料フィルタ33に臨ませ冷却するようにしている。また、右側通風ダクト56の上手側部をエンジンEの上方を通して後方へ導き、中途部から下方へ屈折して下手側部を下方に折曲し、エンジンEの右側面に冷却風を導いて冷却している。
また、エンジンEの後側部上方の前記DPFフレーム52にはDPFカバー53を取り付け、DPF21に冷却風が当たらないようにしている。左側防風カバー53aの前側部を後上り傾斜状にして冷却風を後側上方へ導き第2連結パイプ24aに当たらないようにし、次いで後側部を水平状にしてDPF21の側方上方にして冷却風を後方へ案内し、第2連結パイプ24aに当たらないようにし、第2連結パイプ24aの冷却を防止している。
また、DPFカバー53の右側防風カバー53bはその前側部を後上り傾斜状にして冷却風を後側上方へ案内してDPF21に当たらないようにし、後側部を水平状にしてDPF21の上方を被覆し、DPF21の上方を通して後方へ案内し、DPF21の冷却を防止している。
また、エンジンEの左右両側の下方部位には左右遮風プレート57,57を設け、左右通風ダクト56,56の排風部を左右遮風プレート57,57の上面に臨ませ、左右遮風プレート57,57を低い前側遮風プレート57a,57aと、後上り傾斜状の後側遮風プレート57b,57bとで構成し、前記左右通風ダクト56,56からの冷却風を後方に案内して地面への吹き付けを防止し、塵埃類がボンネット2内に吹き返さないようにしている。
前記構成によると、エンジンEの冷却効果を高め、燃料の温度上昇を防止し、DPF21の取付構成を簡単化しながら、DPF21及び第2連結パイプ24aの温度低下を防ぎ、DPF21の再生効率を高めることができる。
1 走行車体
2 ボンネット
3 ミッションケース
15 キャビン
20 過給装置
21 DPF(ガス浄化フィルタ)
22 冷却ファン
23 タービン
24 連結パイプ
24a 第2連結パイプ
25 排気パイプ
28 上側カバー
29 排気部カバー
31 後側遮蔽板
33 燃料フィルタ
E エンジン

Claims (4)

  1. 走行車体(1)に搭載したエンジン(E)をボンネット(2)で被覆し、エンジン(E)の上方にDPF(21)を前後方向に沿わせて配設し、該DPF(21)の左右一側に過給装置(20)を配設し、該過給装置(20)のタービン(23)を前後方向に沿わせて配設し、前記エンジン(E)の排気部からの排気ガスがタービン(23)、DPF(21)及び排気パイプ(25)を経由して機外に流れるように構成し、エンジン(E)の排気部からタービン(23)を経由してDPF(21)までの排気ガスの流れる部分を排気部カバー(29)で被覆しエンジン(E)の冷却風が当たらないように構成したことを特徴とする作業車両。
  2. 請求項1の発明において、前記エンジン(E)の前後一側に冷却ファン(22)を設け、該冷却ファン(22)の冷却風を上側カバー(28)により上方の前記DPF(21)に当たらないようにして下方の前記エンジン(E)に当たるように案内し、前記上側カバー(28)に前記排気部カバー(29)を取り付けたことを特徴とする作業車両。
  3. 請求項1又は請求項2の発明において、前記エンジン(E)の後方にキャビン(15)を配設し、前記エンジン(E)及びDPF(21)とキャビン(15)との間を後側遮蔽板(31)で仕切ったことを特徴とする作業車両。
  4. 請求項1乃至請求項3の発明において、前記エンジン(E)の周辺部における前記DPF(21)から離れている部位で且つ前記冷却ファン(22)の冷却風のよく流れる部位に燃料フィルタ(33)を配設したことを特徴とする作業車両。
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