JP2013172779A - 呼吸用保護具 - Google Patents

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Abstract

【課題】面体着用者どうしの円滑な会話を可能にする呼吸用保護具の提供。
【解決手段】呼吸用保護具1は、面体10を有する。保護具1はまた、マイクロフォンとスピーカーとを内蔵する拡声部40と、面体の内圧を直接的または間接的に検出する検出部と、電源部と、制御部とを有する。制御部は、検出部からの情報を制御部における判断基準と対比した結果に基づいて、拡声部40を作動状態と非作動状態とに制御する。
【選択図】図2

Description

この発明は、呼吸用保護具に関し、より詳しくは拡声器付きの呼吸用保護具に関する。
粉じんや有害ガスを含む作業環境において、その環境での作業者がそれらの粉じんや有害ガスによる被害を防止するために着用する呼吸用保護具、およびそのような呼吸用保護具であって伝声器や拡声器を有するものは、従来公知ないし周知である。
たとえば、特開2003−117013号公報(特許文献1)に記載された呼吸用保護具は、面体の両側部に電動ファンユニットを有するもので、面体の幅方向中央部には伝声器が取り付けられている。
また、実開昭58−177151号公報(特許文献2)に記載されたマスクは、作業者どうしの会話を容易にすることのできる拡声器を有している。その拡声器は、マイクロフォン、スピーカ、電池等を内蔵している。
特開2003−117013号公報 実開昭58−177151号公報
面体によって面体着用者の口と鼻孔とを覆う呼吸用保護具は、着用者の声を周囲の者に伝え難いもので、着用者が周囲の者と会話できないという問題を有する。従来の呼吸用保護具に取り付けられた伝声器は、そのような問題を解消することのできる一手段ではあるが、着用者の発する声の大きさを減衰させるので、騒音の大きい環境下での使用には不向きであるという欠点を有する。拡声器を取り付けた従来技術のマスクは、伝声器の持つ欠点を解消することのできるものであるが、着用者の声のみならず着用者の呼吸に伴って生じる音声までもが拡声されるので、面体着用者どうしの会話が効率よくは進まないということがある。
この発明が課題とするところは、呼吸用保護具に取り付けられた拡声器を効率よく使用することのできる新規な呼吸用保護具を提案することにある。
前記課題を解決するための、この発明は、着用者の少なくとも口と鼻孔とを覆うことが可能な面体を有し、前記面体の内側に吸気用の空気が進入可能な呼吸用保護具に係わる。
この発明の特徴とするところは、少なくともマイクロフォンとスピーカとを含む拡声部、着用状態にある前記面体の内圧の変化を直接的および間接的いずれかの方法で検出する検出部、電源部、および前記拡声部と前記検出部とに電気的に接続されていて前記検出部を作動状態と非作動状態とに制御するとともに前記検出部からの情報に基づいて前記拡声部を作動状態と非作動状態とに制御する制御部を有し、前記検出部を作動状態に制御している前記制御部では、前記検出部からの前記情報を前記制御部における判断基準と対比した結果に基づいて、前記拡声部を制御することにある。
この発明の実施態様の一つとして、前記制御部は、前記検出部から所定時間ごとに送信される前記情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記作動状態と前記非作動状態とのいずれかに制御するものであって、前記情報の一つである第1情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記作動状態と前記非作動状態とのいずれかに制御したときの第1制御状態が前記所定時間の経過後に送信される新たな前記情報である第2情報が送信されるまで継続され、前記第2情報が送信されることによって前記第1制御状態が解除される。
この発明の実施態様の一つとして、前記制御部は、前記検出部から所定時間ごとに送信される前記情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記作動状態と前記非作動状態とのいずれかに制御するものであって、前記情報の一つである第1情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記差動状態に制御した場合において、前記所定時間の経過後に送信される新たな前記情報である第2情報が、前記第2情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記非作動状態に制御するとの判断である場合においても、前記作動状態が一定時間継続される。
この発明の実施態様の一つとして、前記制御部は、前記検出部から所定時間ごとに送信される前記情報の一つである前記第1情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記作動状態に制御したときに、前記作動状態が一定時間の間継続される時間が0.01−2秒である。
この発明の実施態様の一つとして、前記制御部は、前記制御部に前記検出部から前記所定時間ごとに送信される前記情報の間隔が0.01−100msecである。
この発明の実施態様の一つとして、前記内圧の変化を間接的な前記方法で検出する前記検出部は、前記面体に取り付けられた開閉弁およびダイアフラムのいずれかにおける前記内圧の変化に伴う変動量および変動の有無を検出するものである。
この発明の実施態様の一つとして、前記変動量は、光、超音波、磁気、静電容量、電流、電圧および電気抵抗のいずれかの変動量である。
この発明の実施態様の一つとして、前記変動の有無は、前記開閉弁の開閉の有無および前記ダイアフラムの変動の有無として検出される。
この発明の実施態様の一つとして、前記検出部が光学センサ、磁気センサ、超音波センサ、静電容量センサ、電流センサ、電圧を測定するもの、および電気抵抗を測定するもののいずれかである。
この発明の実施態様の一つとして、前記判断基準は、前記開閉弁の開度、前記開閉弁の弁座との接触の有無、前記ダイアフラムの変動量、前記ダイアフラムと前記ダイアフラムに対する接点部材との接触の有無のいずれかを判断するためのものであり、前記開度が前記判断基準と定められた開度以上である場合、前記開閉弁と前記弁座とが接触状態にない場合、前記ダイアフラムが前記判断基準と定められた変動量以上である場合、および前記ダイアフラムと前記接点部材とが接触状態にない場合のいずれかにおいて、前記制御部が前記拡声部を前記作動状態に制御する。
この発明の実施態様の一つとして、前記内圧の変化を直接的な前記方法で検出する前記検出部は、前記面体の内圧を検出する圧力センサである。
この発明の実施態様の一つとして、前記保護具は、前記吸気用の空気を前記面体の内側に供給するための少なくともファンとモータとを含んだブロワーユニットを有する電動ファン付き呼吸用保護具である。
この発明の実施態様の一つとして、前記保護具は、前記電源部が前記ブロワーユニットを作動させるためにも使用されている。
この発明の実施態様の一つとして、前記光学センサ、前記磁気センサ、前記超音波センサ、前記静電容量センサ、前記電流センサ、前記電圧を測定するもの、前記電気抵抗を測定するものおよび前記圧力センサ、のいずれかが前記ブロワーユニットを作動させるためにも使用されている。
この発明の実施態様の一つとして、前記制御部は、第2の判断基準を有し、前記検出部からの前記情報を前記第2の判断基準と比較した結果に基づいて、前記ブロワーユニットを制御する。
この発明の実施態様の一つとして、前記保護具は、前記保護具の着用者の自己肺力により前記面体の内側に前記吸気用の空気が進入する防じんマスクおよび防毒マスクのいずれかである。
この発明の実施態様の一つとして、前記保護具は、前記面体とは別体の給気源から前記面体の内側に前記吸気用の空気が進入する空気呼吸器および送気マスクのいずれかである。
この発明に係る呼吸用保護具は、着用状態にある面体の内圧の変化を直接的および間接的いずれかの方法で検出する検出部を有し、その検出部からの情報を制御部における判断基準と対比した結果に基づいて拡声部を作動状態および非作動状態のいずれかに制御する。それゆえ、たとえば着用者が吸気動作にあるときの少なくとも一部の時間帯について拡声部が非作動状態となるように判断基準を定めておくと、吸気動作のときに生じる音声が拡声部で拡声されて面体着用者どうしの間の円滑な会話の妨げになる、という問題を解消することができる。
呼吸用保護具(マスク)の正面図。 右側部の一部を破断して示すマスクの斜視図。 左側部の一部を破断して示すマスクの斜視図。 マスクを後方から見たときの部分破断図。 ノーズカップが外してある図4と同様な図。 図1のVI−VI線に沿うマスクの断面図。 排気用逆止弁の拡大図。 図2の部分VIIIの拡大図。 図2のIX−IX線に沿うマスクの断面図。 制御部と拡声器ユニットとブロワーユニットのブロックダイアグラムの一例。 実施態様の一例を示す排気用逆止弁の拡大図。 実施態様の一例を示す図3のXII−XII線断面図。 実施態様の一例を示す図12と同様な図。
添付の図面を参照して、この発明に係る呼吸用保護具の詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、呼吸用保護具の一例である全面形のマスク1の正面図である。このマスク1は、JIS T 8157に規定されている類のもので、電動ファン付き呼吸用保護具と呼ばれたり、ブロワーマスクと呼ばれたりすることがある。マスク1は着用者(図示せず)の少なくとも口と鼻孔とを覆うことのできる面体10を有し、その面体10には着脱可能なろ材ユニット7がセットされている。面体10は、ポリカーボネート樹脂等の透明で硬質な合成樹脂や無機ガラスで形成されたアイピース2と、ウレタンゴム等の柔軟弾性材料で形成されていてアイピース2の周縁部に対して硬質な合成樹脂で形成されたフレーム部材5を介して取り付けられている接顔パッド3と、アイピース2を透かして見ることができて柔軟弾性材料で形成されている隔障、すなわちノーズカップ4等を有する。接顔パッド3には、マスク着用者(図示せず)の頭部に掛け回すための締め紐6がバックル6aを介して取り付けられている。ノーズカップ4は、アイピース2の内側にあって着用者の口と鼻孔とを覆うことができるように形成されていて、左右一対の吸気用の第1逆止弁4aと、それを取り付けるためのリング状の部材4bとを有する。図に示された双頭矢印Aはマスク1の上下方向を示し、双頭矢印Bはマスク1の幅方向を示している。幅方向Bは、マスク1の着用者の左右方向でもある。なお、ここでいう左右方向は、着用者にとっての左右方向を意味している。
図2は、ろ材ユニット7が分離した状態にあり、締め紐6の図示が省略されているマスク1の部分破断斜視図であって、マスク1の右側面部を示し、双頭矢印Cはマスク1の前後方向を示している。面体10におけるアイピース2は、幅方向Bの中央部に吸排気ユニット20が着脱可能な状態で組み込まれ、右側面部に拡声部が形成されている。その拡声部は、マスク1に対する着脱を容易にすること等の目的で、後記するマイクロフォンとスピーカとが一体になった拡声器ユニット40の形をとっている。その拡声器ユニット40が、アイピース2に対して着脱可能なカバー部材41によって覆われている。カバー部材41は、拡声器ユニット40からの音声がマスク1の外側へよく伝わるように、多数の透孔42が形成されている。
図2における吸排気ユニット20は、アイピース2の幅方向Bの中央部に形成された開孔2a(図6参照)にアイピース2の内側から嵌合していて大部分がアイピース2の内側に位置している第1内側部材21と、全体がアイピース2の外側に位置している第1,第2外側部材22,23とを有する。第1内側部材21と第1外側部材22とは、第1内側部材21のうちで開孔2aを通ってアイピース2の外側に出ているレール部分21aに対して上下方向Aヘスライド可能に取り付けられているスライド駒24を上方へスライドさせることにより、スライド駒24が第1外側部材22に形成されたスライド溝22aに進入し、スライド駒24を介して一体になっている。ちなみに、図2においてスライド駒24を下方へスライドさせると、スライド駒24がスライド溝22aから退出し、面体10の右側面部において、第1内側部材21と第1外側部材22とが互いに一体となった状態から解放されて分離可能な状態になる。第2外側部材23は上方部材23aと下方部材23bとに二分されていて、これら両部材23a,23bが上下方向Aにおいて互いに嵌合すると、第1内側部材21の周縁部分21f(図6参照)をアイピース2の内面に密着させ、かつ第1内側部材21が後方に向かってアイピース2の開孔2aから抜け出ることを防いでいる。吸排気ユニット20の前面部分には、多数の吸気用の透孔26と、ろ材ユニット7を着脱するためのねじ部27とが形成されている。
図3は、ろ材ユニット7が分離した状態にあり、締め紐6の図示が省略されているマスク1の部分破断斜視図であって、マスク1の左側面部を示している。面体10におけるアイピース2には、伝声器50が取り付けられていて、その伝声器50はカバー部材47によって覆われている。カバー部材47には、多数の透孔48が形成されている。伝声器50は、当該技術分野において慣用のものであって、その一例には伝声膜(図示せず)を二枚の多孔質板49の間に介在させたものがある。吸排気ユニット20は、面体10の左側面部においても、第1内側部材21のレール部分21aにスライド可能に取り付けられているスライド駒24が上方へスライドして第1外側部材22に形成されたスライド溝22aに進入することによって、第1内側部材21と第1外側部材22とがスライド駒24を介して一体になっている。スライド駒24が下方へスライドすると、第1内側部材21と第1外側部材22とが互いに一体となっている状態から解放されて、面体10の左側面部においても、分離可能になる。面体10の左右両側面部において分離可能になった第1外側部材22は、それを第1内側部材21から外すことができる。ノーズカップ4の上部には、第1逆止弁4aが取り付けられている。
図4は、締め紐6の図示が省略されているマスク1を後方から見たときの部分破断図であって、マスク1の内側の構造が明らかになるように、接顔パッド3の一部分が切り欠かれている。ノーズカップ4は、幅方向Bの中央部に幅方向Bに長い長円形の開孔4b(図6参照)が形成され、その開孔4bの周縁部を弾性変形させることによって、第1内側部材21に形成された長円形の取り付け部21dに着脱可能に嵌合している。ノーズカップ4の下部には、汗抜き用の開孔4fが形成されている。ノーズカップ4の右側部からは、アイピース2に向かって右管状部4dが延び、左側部からは、アイピース2に向かって左管状部4eが延びている。接顔パッド3には、複数の締め紐取り付け部3aが形成されている。接顔パッド3をアイピース2の周縁部に固定するためのフレーム部材5では、上半体5aと下半体5bとがねじ5cを介して一体になっている。アイピース2における右側部の内面には、拡声器ユニット40のための収納部の内端部分が見え、左側部の内面には伝声器50のための収納部の内端部分が見えている。
図5は、図4と同様な図であるが、図4のノーズカップ4を取り外すことによってマスク1の内側の構造が示されている。マスク1の内側において、第1内側部材21の上部には吸気用の第2逆止弁21bが取り付けられ、第2逆止弁21bの下方には電源収納部21c(図6参照)とノーズカップ4のための取り付け部21dとが形成されている。第1内側部材21の下部には、全体としては円形であるが複数に区分けされている呼気排出用の排気孔21qが形成され、第1内側部材21の外面側からその排気孔21qを覆うように排気用逆止弁21eが開閉可能に取り付けられている。排気用逆止弁21eは、その構造の詳細を後記図7に示すように、円盤状の傘部21gを有し、傘部21gの中心には弁芯部21fが形成されている。
図6は、図1のVI−VI線に沿うマスク1の断面図であって、VI−VI線はマスク1の幅を二等分する位置にある。図のマスク1では、ろ材ユニット7が面体10から外されている。マスク1における吸排気ユニット20は、電源収納ボックス54を有し、ボックス54にはマスク1においての電源部を形成する二次電池等の電源56が取り出し可能な状態で収納されている。吸排気ユニット20は、吸気用透孔26の内側、すなわち吸気用透孔26における前後方向Cの後方に吸気用のブロワーユニットを形成しているファン57とモータ58とを有し、モータ58は吸排気ユニット20に組み込まれている制御部59に電気的に接続されている。その制御部59は電源56に接続されていて、モータ58を介してファン57の回転を制御することができる。制御部59はまた、拡声器ユニット40を作動状態と非作動状態とに切り替えることができる。
図6において、ろ材ユニット7でろ過されて吸気となる空気は、矢印X−Xで示される方向へ流れて面体10に進入し、着用者の口許と鼻孔(いずれも図示せず)とに向かう。呼気としての空気は矢印Y−Yで示される方向へ流れて吸排気ユニット20から排出される。具体的にいえば、着用者の吸気動作および/またはファン57の回転によって、ろ材ユニット7を通過してろ過された空気は、矢印X,Xの示す方向へ進んで、通気路61を通り、さらに矢印Xの示す方向へ進んで第1内側部材21に形成されている通気路62を通って第2逆止弁21bを開く。空気はさらに矢印Xの示す方向へ進み、第1内側部材21とノーズカップ4との間に形成されている間隙63を通り、アイピース2の内側に入って矢印X,Xの示す方向へと動いて第1逆止弁4aを開き、ノーズカップ4の内側に入って吸気として使用される。
図6においてはまた、呼気としての空気が矢印Yの示す方向へ進んで、ノーズカップ4の下部に形成されている排気路4cを通り、排気用逆止弁21eを開く。その空気は、矢印Y,Yの示す方向へ進み、第1外側部材22に形成されている排気孔22aを経て吸排気ユニット20から排出される。
図6のマスク1は、制御部59に加えて、この発明に係る検出部を形成するセンサ59aを有する。制御部59は、センサ59aを給電状態と非給電状態とにすることができ、給電状態にしたときのセンサ59aは常時、たとえば0.01−100msec(マイクロセカンド)の間隔で排気用逆止弁21eの開度を監視し、その開度の情報を制御回路59bに送信する。制御回路59bでは、送信された情報である排気用逆止弁21eの開度が制御回路59bにおいて判断基準として予め定められている所要量または所要量以上の開度であるか否かを常時判断している。その制御回路59bは、排気用逆止弁21eの開度が所要量または所要量以上であると判断したときには、着用者が呼気動作にあるとみなして、呼気動作が続く時間帯の少なくとも一部においてファン57の回転が減速するか停止するようにモータ58を制御する一方、拡声器ユニット40が作動状態となるように電源56からの電圧を拡声器ユニット40に印加する。
制御回路59bはまた、排気用逆止弁21eの開度が所要量未満であると判断したときには、着用者が吸気動作にあるとみなして、ファン57が着用者の吸気量以上の空気を送風することができるようにモータ57を高速回転するように制御する一方、吸気動作が続く時間帯の少なくとも一部において、拡声器ユニット40が非作動状態となるように、電源56からの電圧を拡声器ユニット40に印加しない。
図6のセンサ59aには、一例として、光学的センサであるフォトインタラプタを使用することができる。フォトインタラプタは、発光ダイオードとトランジスタレシーバとを含むもので、発光ダイオードから出るその赤外線が排気用逆止弁21eの外表面で反射してトランジスタレシーバに入射するように、マスク1における位置が選ばれている。制御回路59bは、フォトインタラプタからの情報を判断基準と対比して、排気用逆止弁21eの開度が所要量または所要量以上であるか否かを判断することができる。
制御回路59bを使用して拡声器ユニット40をこのように作用させるマスク1では、拡声器ユニット40に常時電力を供給しておくことによって電力を無駄に消費するということがない。それというのも、マスク1の着用者が声を発することができるのは、着用者が吸気動作ではなくて呼気動作にあるときが主であると考えられるから、吸気動作が行われる全時間帯について拡声器ユニット40に電力を供給することは不要であるばかりではなく、吸気動作に伴う雑音を拡声器ユニット40によって拡声してマスク1の外へ流すことにもなる。拡声器ユニット40とモータ58とについていえば、モータ58を回転させる必要がないときに拡声器ユニット40を作動状態にする一方、モータ58を高速回転させるときには拡声器ユニット40を非作動状態にすることによって、一つの電源56を効率よく使用することによる、マスク1の小型化、部品点数の削減が可能になる。
ただし、発明者が知見したところによれば、呼気動作から吸気動作に変わる吸気動作の初期において、拡声器ユニット40が作動状態あることは、着用者の発する声のうちの語尾の部分を明確に捉えて拡声することに有効である。それゆえ、この発明における好ましい制御回路59bの一例では、センサ59aからの情報に基づいて拡声器ユニット40を作動状態にセットしたときには、セットするごとにその作動状態を0.01−2秒の長さで継続させる。このようにすることで、語尾が拡声器で拡声されないということを防止することができる。マスク1の着用中における拡声器ユニット40の作動状態となっている時間が長くなるに伴って電源部59の消費電力量は多くなる傾向にある。また、拡声器ユニット40の作動状態と非作動状態とについての判断基準の設定である排気用逆止弁21eの開度の設定について、その開度が小さくなるように設定するほどその傾向が強くなる。それゆえ、マスク1では、拡声器ユニット40の作動状態と非作動状態とについての判断基準を、排気用逆止弁21eの開度がなるべく大きくなるように設定し、単位時間当たりの拡声器ユニット40の作動状態となっている時間を短くすることが好ましい。しかしながら、そのように排気用逆止弁21eの開度が大きくなるように設定すると、着用者の話す語尾が拡声されない場合が生じ易くなるという問題を生じる。この問題を解決するために、好ましいマスク1における拡声器ユニット40の作動状態と非作動状態とについての判断基準の設定は、排気用逆止弁21eの開度がなるべく大きくなるように設定して、単位時間当たりの拡声器ユニット40の作動状態となっている時間を短くしつつも、センサ59aからの情報に基づいて拡声器ユニット40を一旦作動状態にセットしたときには、セットするごとにその作動状態を0.01−2秒の長さで継続させる。制御回路59bの作用をこのようにすることで、語尾が拡声器で拡声されないということを防止することができる。加えて、拡声器ユニット40の作動状態と非作動状態との効率のよい制御が可能となる。
この発明においてはまた、制御部59が、センサ59aから所定時間ごとに送信される情報を判断基準と対比して、拡声器ユニット40を作動状態と非作動状態とのいずれかに制御するものであって、その情報の一つである第1情報を判断基準と対比して拡声器ユニット40を作動状態と非作動状態とのいずれかに制御したときの第1制御状態が所定時間の経過後に送信される新たな情報である第2情報が送信されるまで継続され、第2情報が送信されることによって第1制御状態が解除されるというものであってもよい。
この発明においてはさらにまた、制御回路59bは、センサ59aから受信した情報に基づいて拡声器ユニット40を作動状態にするか否かを判断するための判断基準と、センサ59aから受信した情報に基づいてモータ58を含むブロワーユニットを作動状態にするか否かを判断するための判断基準とが、同一のものであってもよいし、異なるものであってもよい。たとえば、制御回路59bは、センサ59aから受信した情報を制御回路59bにおける一つの判断基準と対比した結果から、拡声器ユニット40を作動状態にする一方、ブロワーユニットを非作動状態にするというものであってもよい。また、制御回路59bは、排気用逆止弁21eの第1の開度についてのセンサ59aからの情報を第1の判断基準と対比して拡声器ユニット40を作動状態にするか否かを判断し、排気用逆止弁21eの第1の開度とは異なる第2の開度についてのセンサ59aからの情報を第1の判断基準とは異なる第2の判断基準と対比してブロワーユニットを作動状態にするか否かを判断するというものであってもよい。さらにはまた、この発明において、制御部59における制御回路59bが拡声器ユニット40に使用されるものであって、制御部59では制御回路59bとは別体の第2の制御回路がブロワーユニットに使用されていてもよい。
図7は、図6における排気用逆止弁21eの拡大図である。図7の排気用逆止弁21eは、傘部21gが閉じた状態にあって、第1内側部材21における排気孔21qの周囲に形成された弁座21pに密着している。仮想線で示された排気用逆止弁21eは、開度が所要量に達している場合のものである。排気用逆止弁21eの弁芯部21fには、長さ方向の中間に拡径部分21sが形成されている。排気用逆止弁21eは、その弁芯部21fの拡径部分21sが弾性変形して、第1内側部材21に形成された弁芯挿入孔21kを貫通して固定されている。
マスク1のセンサ59aには、フォトインタラプタが使用されている。フォトインタラプタの発光ダイオード(図示せず)から出る赤外線Rは、傘部21gの外面で反射して、フォトインタラプタのトランジスタレシーバ(図示せず)に入射する。入射する赤外線Rの光量は、排気用逆止弁21eが開いてフォトインタラプタとの距離が小さくなるほど、すなわち排気用逆止弁21eの開度が大きくなるほど多くなる。そのようなフォトインタラプタは、トランジスタレシーバに入射する赤外線Rの光量を監視することによって、排気用逆止弁21eの開度を監視し、排気用逆止弁21eの開度を知らせる情報を制御回路59bに向けて送信する。
なお、排気用逆止弁21eの形状は、図示例のものに限定されるわけではない。たとえば、排気用逆止弁21eは、弁芯部21fのないものでもよい。その場合の排気用逆止弁21eは、たとえば傘部21gの外面側(外気側)に凸部を形成し、その凸部の内面側を凹部にして、第1内側部材21の排気孔21qの中央にその凹部に嵌合する突起部を設け、これら凹部と突起部との嵌合によって第1内側部材21に取り付けることができる。排気用逆止弁21eの傘部21gの形状は、円盤状以外の形状であってもよい。排気用逆止弁21eはまた、その周方向の1箇所または複数箇所を第1内側部材21の排気孔21qの周縁部分等に固定することによって、第1内側部材21に取り付けることができる。排気用逆止弁21eの構造には、防じんマスクや防毒マスクとして一般的に使用されている種々の構造を採用し得る。
図8は、図2の部分VIIIの拡大図であるが、図8では、拡声器ユニット40のためのカバー部材41の他に、第1外側部材22も部分的に破断されている。拡声器ユニット40からは、第1コネクタ44がマスク1の前方に向かって延びている。第1コネクタ44は、拡声器ユニット40に対する給電および拡声器ユニット40を作動状態または非作動状態にするための情報(図10参照)接続用のもので、その一部分が拡声器ユニット40の筒体部分46(図9参照)から筒体部分46の径方向外側へ延びる部位46aによって被覆されている。第1コネクタ44は、前後方向Cにおいて、第1外側部材22に取り付けられた第2コネクタ66に対して電気的に接続され、かつ離脱可能な状態にある。第2コネクタ66は、電源56と制御回路59bとに接続されている。
図9は、図2におけるIX−IX線に沿う断面図であるが、拡声器ユニット40は断面図ではなくて側面図で示されている。その拡声器ユニット40は、硬質の合成樹脂で形成された筒体部分46を有する。筒体部分46は、大径部46aと中径部46bと小径部46cとを有し、大径部46aはスピーカ(図示せず)を内蔵し、小径部46cはマイクロフォンとアンプ(いずれも図示せず)とを内蔵している。その小径部46cは、アイピース2の右側部に形成された透孔2bに挿入されている。透孔2bでは、アイピース2の外側から挿入された第1リング40aとアイピース2の内側に位置する第2リング40bとが、図には明示されていない機構によって、互いに周方向において離脱可能に嵌合している。アイピース2の内側に位置する拡声器ユニット40の端部には、ノーズカップ4における右管状部4dの内周面が弾性的な伸縮作用によって密着している。アイピース2の外側において、拡声器ユニット40は取り外し可能なカバー部材41によって覆われている。
図10は、拡声器ユニット40とブロワーユニットとに対して使用されるブロックダイアグラムの一例であって、制御部59も併せて示されている。拡声器ユニット40では、マイクロフォンに入る音声を1W程度のアンプで増幅してスピーカから拡声音を出すことができる。このブロックダイアグラムでは、電源56の一例として7.4Vリチウム電池が使用されていて、そのリチウム電池は制御回路59bの電源として使用されている他に、拡声器ユニット40とブロワーユニットとの電源としても使用されている。制御回路59bでは、排気用逆止弁21eの開度をセンサ59aで検出して、センサ59aから送信される情報を判断基準と対比し、排気用逆止弁21eの開度が所要量に達していないと判断したときには、モータ58に所定の電圧を印加してファン57が高速回転するようにブロワーユニットを制御する。
この発明で使用されるセンサ59aの典型的な例は、面体10の内圧の変化に応答して状態が変動する部位である内圧応答部位の変動量および変動の有無のいずれかを検出し、検出した結果を情報として送信する検出部として使用されるものであり、前記フォトインタラプタはそのようなものである。また、内圧応答部位は、排気用逆止弁21eに代えて、図示例の吸気用第1逆止弁4aや吸気用第2逆止弁21bであってもよい。いずれの逆止弁であるにせよ、これら排気用逆止弁21eや吸気用逆止弁4a等の開閉弁は、内圧応答部位として使用するのに好適である。
図11は、センサ59として使用される排気用逆止弁21eの一態様を示す図7と同様な拡大図である。但し、図11における排気用逆止弁21eは、導電性を有する弾性材料で形成されている。また、第1内側部材21における弁座21pの周方向の少なくとも一部分には、金属等の導電性材料によって電気的接点21jが形成されている。第1内側部材21に形成された弁芯挿入孔21kの内周面の少なくとも一部分には、金属等の導電性材料によって電気的接点21mが形成されている。これらの接点21j,21mのそれぞれは、制御回路59bに電気的に接続され、接点21j,21mのいずれか一方には制御回路59bから微弱な電圧が印加されている。
着用者が呼気動作にあるときには、排気用逆止弁21eが開いて、排気用逆止弁21eと弁座21pとの間が電気的に非接触状態となり、接点21jと接点21mとの間には電圧が印加されない。この状態において、制御回路59bは、排気用逆止弁21eが開いていると判断し、拡声器ユニット40を作動状態にする。
排気用逆止弁21eが図示の如く閉じているときには、排気用逆止弁21eと弁座21pとの間が電気的に接触状態となり、接点21jと接点21mとの間が電気的に接触状態となり、接点21jと接点21mとの間に電圧が印加される。また、制御回路59bは、排気用逆止弁21eからの微弱な電圧が印加されることによって、排気用逆止弁21eが閉じていると判断し、拡声器ユニット40を非作動状態にする。
このように図11の排気用逆止弁21eを使用する制御回路59bでは、排気用逆止弁21eが弁座21pに接触しているか否かという、マスク1の内圧の変化に伴う排気用逆止弁21eの変動の有無によって拡声器ユニット40を制御することができる。
また、発明者が知見したところによれば、呼気動作から吸気動作に変わる吸気動作の初期において、拡声器ユニット40が作動状態あることは、着用者の発する声のうちの語尾の部分を明確に捉えて拡声することに有効である。この知見に基づいて、この発明における好ましい制御回路59bの一例では、着用者が呼気動作から吸気動作に変化する段階において、排気用逆止弁21eが弁座21pに対して開いていて、排気用逆止弁21eと弁座21pとの間が電気的に非接触状態であり、接点21jと接点21mとの間は電圧が印加されない状態にあり、制御回路59bは、排気用逆止弁21eが開いていると判断して、拡声器ユニット40が作動状態にある。着用者が吸気動作にある段階では、弁座21pに対して排気用逆止弁21eが閉じて、排気用逆止弁21eと弁座21pとの間が電気的に接触状態になり、接点21jと接点21mとの間は電圧が印加された状態となり、制御回路59bは、排気用逆止弁21eが閉じたと判断し、拡声器ユニット40を非作動状態にしようとする。しかし、好ましい制御回路59bでは、制御回路59bが拡声器ユニット40を作動状態にセットしたときに、作動状態にする制御がそれに続く非作動状態にする制御に対して優先されて、作動状態が0.01−2秒の長さだけ継続するように制御しているため、吸気動作によって弁座21pと排気用逆止弁21eが閉じても、拡声器ユニット40は即座に非作動状態になることがない。拡声器ユニット40がこのように作用することによって、語尾が拡声器で拡声されないということを防止することができる。
図12は、マスク1における圧力応答部位の一例を示す図3のXII−XII線断面図である。ただし、図12のマスク1では、図3における伝声器ユニット50に代えて、圧力応答部位を形成するダイアフラムのユニット70が使用されている。ユニット70は、硬質な筒体部分71と、筒体部分71と一体にその内部に形成された通気性の支持板部72と、合成ゴム等の弾性材料で形成された円盤状のダイアフラム弁73とを有する。ダイアフラム弁73の中央部内面には永久磁石74が取り付けられ、支持板部72には永久磁石74と対向するようにホール素子や感磁性素子等を使用した磁気センサ76が取り付けられていて、永久磁石74からの磁力を検出することができる。筒体部分71は、アイピース2に形成された透孔2cに対してリング状部材40e,40fおよびパッキング40gを介して取り付けられている。筒体部分71は、ノーズカップ4における左管状部4eにつながり、ノーズカップ4の内側に向かって開放状態にある。
ダイアフラム弁73は、着用者が呼気動作にあるときに、永久磁石74が取り付けられたダイアフラム弁73が磁気センサ76から離間するように仮想線73aで示される如く面体10の外側に向かって動く。また、着用者が吸気動作にあるときには、永久磁石74が取り付けられたダイアフラム弁73が磁気センサ76に接近するように、仮想線73bで示される如く面体10の内側に向かって動く。磁気センサ76は、永久磁石74からの磁力を検出することによって、ダイアフラム弁73の位置、換言すると実線で示したダイアフラム弁73からの変動量または磁気センサ76からの変動量を常時監視し、その変動量の情報を制御回路59bに送信する。制御回路59bでは、受信した情報を判断基準と対比することによって、拡声器ユニット40を作動状態にするか否かを判断する。
なお、図12において、支持板部72の位置は、仮想線で示す支持板部72の位置に変更することができる。ただし、仮想線の支持板部72では、非通気性のものを使用し、磁気センサ76を支持板部72に取り付ける。
図13は、図12のダイアフラムのユニット70とは異なる態様にあるユニット170を例示する図12と同様な断面図である。ユニット170は、たとえば円盤状であって導電性を有する弾性材料で形成されたダイアフラム弁173を有する。ダイアフラム弁173は、その周縁部がユニット170における筒体部分171の内周面の少なくとも一部分に金属等の導電性材料で形成された電気的接点177に接続されている。筒体部分171に形成された通気性の支持板部172には、ダイアフラム弁173の内面に形成された突起部173aと対向するように導電性部材によって電気的接点175が形成されている。接点175と177とは、制御回路59bに電気的に接続され、いずれか一方の接点には制御回路59bから微弱な電圧が印加されている。
図13において、着用者がマスク1を着用した瞬間に無呼吸状態にあって、面体10の内外が大気圧の状態にあると、突起部173aが接点175と電気的に接触して、制御回路59bでは、接点175と接点177とから微弱な電圧を検知している。着用者が呼気動作にあるときには、ダイアフラム弁173が仮想線の状態のダイアフラム弁173となって、突起部173aと接点175とが電気的に非接触状態となり、接点175と接点177との間には電圧が印加されない。このときの制御回路59bは、着用者が呼気動作にあると判断して、拡声器ユニット40を作動状態となるように制御する。着用者が吸気動作にあるときには、突起部173aと接点175とが電気的に接触して、接点175と接点177とが電気的に導通状態となり、両接点175,177の間には微弱な電圧が印加される。制御回路59bでは、ダイアフラム弁173から微弱な電圧が印加されたことを検知すると、マスク1が無呼吸状態または吸気状態にあると判断して拡声器ユニット40を非作動状態にする。このように、図13の例では、接点175に対するダイアフラム弁173の位置の変動の有無を制御回路59bにおける判断基準として、拡声器ユニット40を制御することができる。なお、この図示例の場合においても、ダイアフラム弁173が仮想線の状態から実線の状態に変化するとき、またはその変化するときの直前に、制御回路59bが拡声器ユニット40を作動状態に制御したときには、その制御に続いて拡声器ユニット40を非作動状態に制御しようとしても、拡声器ユニット40を作動状態にする制御が優先されるようにして、その作動状態を0.01−2秒の間継続させることが好ましい。
図示してはいないが、この発明において、マスク1の内圧を検出するためにノーズカップ4等に感圧センサを取り付けることができる。その場合の感圧センサは、マスク1における内圧応答部位であると同時に、図6のセンサ59aに代わるセンサでもある。
この発明において、面体10の内圧の変化に応答して現れるこれらの内圧応答部位の変動量としては、例示の如き排気用逆止弁21e等の開閉弁における開度やその開度の一例である弁座からの移動量、ダイアフラムにおける変形量、感圧センサにおける感圧部の変化量等を対象にすることができる。また、内圧応答部位における変動の有無としては、たとえば、開閉弁が弁座に密着した状態にあるかそれとも弁座から離れた状態にあるかということや、ダイアフラムが変形した状態にあるかそれとも変形していない状態にあるかということを対象にすることができる。これら内圧応答部位の変動量や変動の有無は、マスク1における内圧や光、超音波、磁気、静電容量、電流、電圧、および電気抵抗のいずれかの変動量または変動の有無としてセンサ59a等の検出部において検出されればよい。
これまでの図示例におけるマスク1は、JIS T 8157等に規定される電動ファン付き呼吸用保護具(ブロワーマスク)に相当するマスクに拡声器ユニット40を組み付けたものであったが、この発明に係る呼吸用保護具は、図1のマスク1において有害ガス吸収用の吸収缶をろ材ユニット7と併用したり、ろ材ユニット7に代えて吸収缶を使用したりすることによって得られる防毒マスクとして実施することもできる。この発明に係る呼吸用保護具はまた、国家検定規格やJIS T 8151,8152等に規定される防じんマスクや防毒用マスクにおいても実施することができる。これらの防じんマスクや防毒用マスクにおいては、マスクの着用者の自己肺力により面体10の内側に空気を取り込む方式の構造のものであるため、無呼吸時または吸気時には排気用逆止弁21e等の開閉弁は弁座21p等に接触した状態にある。開閉弁がそのような状態にある場合のこの発明における呼吸用保護具は、内圧応答部位として排気用逆止弁21eを用い、排気用逆止弁21eと弁座21pとが接触した状態にある場合にのみ拡声器ユニット40を非作動状態となるように制御することができる。そのような呼吸用保護具は、内圧応答部位とその内圧応答部位に対する接触部との接触の有無、つまり内圧応答部位の変動の有無を検出して拡声器ユニット40を作動状態または非作動状態に制御するという制御方式を採用するのに好適なものである。なお、電源部56につながる拡声器ユニット40等の拡声部は、この内圧応答部位である開閉弁を排気用逆止弁21eに代えて第1、第2吸気用逆止弁4a,21bの如き吸気用逆止弁を利用することも可能であり、これらの開閉弁からなる内圧応答部位をダイアフラムに代え、ダイアフラムとそのダイアフラムに対する接触部との接触の有無を検出して拡声器ユニット40を作動状態または非作動状態に制御することも可能である。また、これらに例示した内圧応答部位の変動の有無の検出による拡声器ユニット40の制御に限らず、その内圧応答部位の変動量を検出して拡声器ユニット40を作動状態または非作動状態に制御することも可能である。たとえば、その変動量として開閉弁の開度を検出し、開度が所要量または所要量以下であるときにのみ作動状態となるように制御することができる。さらにはまた、感圧センサによって面体の内圧を直接監視して、その内圧が設定した値の範囲にあるときにのみ拡声器ユニット40を作動状態となるように制御することができる。
この発明に係る呼吸用保護具はさらにまた、図示例のマスク1の他に、マスク1とは別体のものとして用意される給気源からの空気が吸気用の空気として適宜の配管を介して面体の内側へ進入するJIS T 8155に規定の空気呼吸器やJIS T 8153に規定の送気マスクにおいて実施することもできる。マスク1によって例示された電動ファン付き呼吸用保護具であるとか、給気源から面体10の内側に吸気用の空気が供給される方式の空気呼吸器や送気マスク等の保護具であるとかは、着用者の無呼吸時においても吸気時においても吸気用の空気が供給されて、排気用逆止弁21e等の開閉弁は弁座21p等から僅かに開いた状態にある場合がある。開閉弁がこのような状態で使用されるときの図示例のマスク1や空気呼吸器等のこの発明に係る呼吸用保護具は、内圧応答部位として排気用逆止弁21eを用い、排気用逆止弁21eの開度を検出し、その開度が所要量または所要量以上であるときにのみ拡声器ユニット40を作動状態となるように制御することができるものであるから、内圧応答部位の変動量を検出して拡声器ユニット40を作動状態または非作動状態に制御するという制御方式を採用するのに好適なものである。電源部につながる拡声器ユニット40等の拡声部は、この内圧応答部位として、排気用逆止弁21eに代えて、第1,第2吸気用逆止弁4a,21bの如き吸気用逆止弁を利用することも可能であり、これらの開閉弁からなる内圧応答部位をダイアフラムに代え、ダイアフラムの変動量を検出して拡声器ユニット40を作動状態または非作動状態に制御することも可能である。さらにはまた、感圧センサによって面体内の圧力を直接監視して設定した値の範囲にあるときにのみ拡声器ユニット40を作動状態となるように制御することができる。図示例のマスク1は、いわゆるフルフェイス型のもので、面体が全面形のものであったが、この発明は、面体が半面形であるマスクで実施することもできる。マスク1における電源部56は、図示例の如く面体10に組み込まれたものを、面体10とは離間している別体のものであって、着用者のポケットに入れたり、ベルトに取り付けたりして携帯できるものに代えることができる。
1 呼吸用保護具(マスク)
2 アイピース
4 ノーズカップ
10 面体
21e 内圧応答部位(排気用逆止弁)
40 拡声部(拡声器ユニット)
56 電源部
59 制御部
59a 検出部

Claims (17)

  1. 着用者の少なくとも口と鼻孔とを覆うことが可能な面体を有し、前記面体の内側に吸気用の空気が進入可能な呼吸用保護具であって、
    少なくともマイクロフォンとスピーカとを含む拡声部、着用状態にある前記面体の内圧の変化を直接的および間接的いずれかの方法で検出する検出部、電源部、および前記拡声部と前記検出部とに電気的に接続されていて前記検出部を作動状態と非作動状態とに制御するとともに前記検出部からの情報に基づいて前記拡声部を作動状態と非作動状態とに制御する制御部を有し、
    前記検出部を作動状態に制御している前記制御部では、前記検出部からの前記情報を前記制御部における判断基準と対比した結果に基づいて、前記拡声部を制御することを特徴とする前記保護具。
  2. 前記制御部は、前記検出部から所定時間ごとに送信される前記情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記作動状態と前記非作動状態とのいずれかに制御するものであって、前記情報の一つである第1情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記作動状態と前記非作動状態とのいずれかに制御したときの第1制御状態が前記所定時間の経過後に送信される新たな前記情報である第2情報が送信されるまで継続され、前記第2情報が送信されることによって前記第1制御状態が解除されることを特徴とする請求項1記載の保護具。
  3. 前記制御部は、前記検出部から所定時間ごとに送信される前記情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記作動状態と前記非作動状態とのいずれかに制御するものであって、前記情報の一つである第1情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記差動状態に制御した場合において、前記所定時間の経過後に送信される新たな前記情報である第2情報が、前記第2情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記非作動状態に制御するとの判断である場合においても、前記作動状態が一定時間継続される請求項1記載の保護具。
  4. 前記制御部は、前記検出部から所定時間ごとに送信される前記情報の一つである前記第1情報を前記判断基準と対比して前記拡声部を前記作動状態に制御したときに、前記作動状態が一定時間の間継続される時間が0.01−2秒である請求項3記載の保護具。
  5. 前記制御部は、前記制御部に前記検出部から前記所定時間ごとに送信される前記情報の間隔が0.01−100msecである請求項2−4のいずれかに記載の保護具。
  6. 前記内圧の変化を間接的な前記方法で検出する前記検出部は、前記面体に取り付けられた開閉弁およびダイアフラムのいずれかにおける前記内圧の変化に伴う変動量および変動の有無を検出するものである請求項1−5のいずれかに記載の保護具。
  7. 前記変動量は、光、超音波、磁気、静電容量、電流、電圧および電気抵抗のいずれかの変動量である請求項6記載の保護具。
  8. 前記変動の有無は、前記開閉弁の開閉の有無および前記ダイアフラムの変動の有無として検出される請求項6記載の保護具。
  9. 前記検出部が光学センサ、磁気センサ、超音波センサ、静電容量センサ、電流センサ、電圧を測定するもの、および電気抵抗を測定するもののいずれかである請求項6−8のいずれかに記載の保護具。
  10. 前記判断基準は、前記開閉弁の開度、前記開閉弁の弁座との接触の有無、前記ダイアフラムの変動量、前記ダイアフラムと前記ダイアフラムに対する接点部材との接触の有無のいずれかを判断するためのものであり、前記開度が前記判断基準と定められた開度以上である場合、前記開閉弁と前記弁座とが接触状態にない場合、前記ダイアフラムが前記判断基準と定められた変動量以上である場合、および前記ダイアフラムと前記接点部材とが接触状態にない場合のいずれかにおいて、前記制御部が前記拡声部を前記作動状態に制御する請求項6−9のいずれかに記載の保護具。
  11. 前記内圧の変化を直接的な前記方法で検出する前記検出部は、前記面体の内圧を検出する圧力センサである請求項1記載の保護具。
  12. 前記保護具は、前記吸気用の空気を前記面体の内側に供給するための少なくともファンとモータとを含んだブロワーユニットを有する電動ファン付き呼吸用保護具である請求項1−11のいずれかに記載の保護具。
  13. 前記保護具は、前記電源部が前記ブロワーユニットを作動させるためにも使用されている請求項12記載の保護具。
  14. 前記光学センサ、前記磁気センサ、前記超音波センサ、前記静電容量センサ、前記電流センサ、前記電圧を測定するもの、前記電気抵抗を測定するものおよび前記圧力センサ、のいずれかが前記ブロワーユニットを作動させるためにも使用されている請求項12または13記載の保護具。
  15. 前記制御部は、第2の判断基準を有し、前記検出部からの前記情報を前記第2の判断基準と比較した結果に基づいて、前記ブロワーユニットを制御する請求項12−14のいずれかに記載の保護具。
  16. 前記保護具は、前記保護具の着用者の自己肺力により前記面体の内側に前記吸気用の空気が進入する防じんマスクおよび防毒マスクのいずれかである請求項1−11のいずれかに記載の保護具。
  17. 前記保護具は、前記面体とは別体の給気源から前記面体の内側に前記吸気用の空気が進入する空気呼吸器および送気マスクのいずれかである請求項1−11のいずれかに記載の保護具。
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