JP2013171840A - 多周波数rfパルス出力のための、周波数改善インピーダンス依存電力制御 - Google Patents

多周波数rfパルス出力のための、周波数改善インピーダンス依存電力制御 Download PDF

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Abstract

【課題】独立パルスRF信号のパルス出力によって引き起こされるプラズマインピーダンスの変化にRF電源のRF周波数が迅速に反応できることを保証するための、方法の提供。
【解決手段】第1のRF信号を高電力状態と低電力状態との間で供給するために第1のRF電源を第1のパルス周波数でパルス出力させることを含む。更に、第2のRF電源によって出力される第2のRF信号のRF周波数を、測定可能チャンバパラメータの値に応答して第1の既定のRF周波数と第2のRF周波数との間で切り替えることを含む。第1のRF周波数及び第2のRF周波数、並びに切り替えのための閾値は、学習段階中、第1のRF信号が第1のRF周波数よりも低い第2のRF周波数で高電力状態と低電力状態との間でパルス出力されている間に及び第2のRF電源が異なるモードで動作している間に、前もって学習される。
【選択図】なし

Description

[優先権の主張]
本出願は、米国特許法第119条(e)に基づいて、参照によってその全体を本明細書に組み込まれるJohn C. Valcore Jr. 等によって2012年2月22日に出願された発明の名称を「Frequency Enhanced Impedance Dependent Power Control For Multi-Frequency RF Pulsing(多周波数RFパルス出力のための、周波数改善インピーダンス依存電力制御)」とする共同所有の米国仮特許出願第61/602,040号に基づく優先権を主張する。
基板(例えばウエハ又はフラットパネル又はその他の基板)を処理して電子機器(例えば集積回路又はフラットパネルディスプレイ)を作成するために、長きにわたってプラズマ処理が用いられてきた。プラズマ処理では、基板がプラズマ処理チャンバ内に配置され、プラズマ処理チャンバは、基板を処理するために、1つ以上の電極を用いてソースガス(エッチャントソースガス又はデポジションソースガスなどであってよい)をプラズマ状態に励起させる。電極は、例えば1つ以上のRF発生器によって提供可能な1つ以上のRF信号によって活性化され得る。
一部のプラズマ処理システムでは、プラズマを発生させるために、同一又は異なるRF周波数を有する複数のRF信号を1つ以上の電極に提供することができる。例えば、代表的な容量結合型プラズマ処理システムでは、所望のプラズマを発生させるために、1つ以上のRF信号を上部電極、底部電極、又はそれらの両方に提供することができる。
一部の用途では、RF信号のうちの1つ以上をパルス出力させることができる。任意の所定のRF信号について、RFパルス出力は、そのRF信号を高電力設定値と低電力設定値との間で交互に変化させることを伴う。RF発生器(例えばRF_GEN1)からRF信号がパルス出力されるときに、RF_GEN1によってプラズマ負荷に供給されるRF電力の量は、そのRF信号が高いパルス出力であるか又は低いパルス出力であるかに応じて変化する。プラズマ負荷に供給されるRF電力レベルの変化は、結果としてプラズマインピーダンスの変化をもたらす。例えば、プラズマインピーダンスは、RF発生器RF_GEN1が高パルス出力されるときは或るレベルになり、RF発生器RF_GEN1が低パルス出力されるときは別のレベルになることができる。
もし、RF発生器RF_GEN1からのRF信号の高パルス期間中に存在するプラズマインピーダンスに基づいて、その他のRF発生器がそれらの電力供給を最大にするためにそれらの周波数を同調させている場合は、これらのRF周波数は、例えば、RF_GEN1からのRF信号が低パルス出力されて、RF発生器RF_GEN1によって供給されるRF電力レベルが変化したゆえに、プラズマインピーダンスが変化したときに、結果として非効率的な電力供給をもたらす傾向がある。
周波数同調局面について更に詳述すると、現代のRF発生器は、その出力インピーダンスをより正確にプラズマ負荷に一致させるために、そのRF周波数を自己同調させることができる。本明細書で用いられる独立パルス(IP)RF信号という用語は、その他のRF信号とは独立にパルス出力されるRF信号を言う。このような独立パルスRF信号は、例えばツールホスト又は別の制御回路からのコマンドに応答してパルス出力されると考えられる。従属RF信号は、プラズマ負荷へのその電力供給を最適にするために、そのRF周波数をIP RF信号のパルス出力に応答して同調又は変化させるRF信号である。
先行技術において、従属RF信号を提供する従属RF発生器は、(IP RF信号のパルス出力によって引き起こされたプラズマインピーダンス変化事象に応答してなされるなどの)その周波数同調プロセス中に、複数の周波数にわたって掃引を行う。従属RF発生器は、プラズマ負荷に最も効率的に電力を供給するRF周波数を決定するために、複数の周波数にわたる掃引に伴って、周波数自己同調プロセス中の進行電力及び反射電力を監視する。
理論上は、先行技術における自己同調は、ある種の用途に対しては適切に機能する。しかしながら、現代のプロセスによって指定されるRF信号パルス周波数は、総じて、従属RF発生器の自己同調特性が遅れずについていくには高すぎる(例えば10KHz以上である)。これは、一部には、周波数自己同調には複数のサンプルが必要であり、同調/従属RF発生器は、許容可能な周波数同調を実施するために、非現実的に高い周波数で動作することを要求されるからである。
従属RF発生器のRF周波数が、プラズマインピーダンスの変化(IP RF信号の高から低又は低から高への移行の後に続くプラズマインピーダンス変化など)に適応するのに十分に迅速に同調されないと、その従属RF発生器による電力供給は、従属RF信号がその周波数を同調させるまでの間、非効率的なままである。従属RF発生器がその周波数を同調させるのに長くかかるほど、その従属RF発生器による電力供給が非最適である期間が長くなる。
以上から、IP RF信号のパルス出力によって引き起こされるプラズマインピーダンスの変化に従属RF発生器のRF周波数が迅速に反応できることを保証するための、改善された方法及び装置が望まれていることがわかる。
本発明は、添付図面の図に、限定的なものとしてではなく例示として示され、図中、同様の参照番号は、類似の要素を指すものとする。
本発明の1つ以上の実施形態にしたがって、2つのRF信号、すなわち2MHz信号及び60MHz信号の、学習期間中における進行電力対時間を示す図である。
本発明の1つ以上の実施形態にしたがって、学習プロセスのステップを示す図である。
本発明の1つ以上の実施形態にしたがって、IP RF信号のパルス出力中に最適な生産時間電力供給に合わせた従属RF発生器による迅速な周波数同調を実現するための正規化RFパラメータ対時間を示す図である。
本発明の1つ以上の実施形態にしたがって、パルス出力中に最適な電力供給に合わせた従属RF発生器による迅速な周波数同調を実現するための一連のステップを示す図である。
次に、添付の図面に例示されたような幾つかの実施形態を参照にして、本発明の詳細な説明がなされる。以下の説明では、本発明の完全な理解を与えるために、多くの具体的詳細が特定されている。しかしながら、当業者ならば、本発明が、これらの具体的詳細の一部又は全部を特定しなくても実施できることが明らかである。また、本発明を不必要に不明瞭にしないために、周知のプロセスステップ及び/又は構造の詳細な説明は省かれている。
本明細書では、以下で、方法及び技術を含む様々な実施形態が説明される。本発明は、発明技術の実施形態を実行に移すためのコンピュータ可読命令を格納されたコンピュータ読み取り可能媒体を含む製造物品も網羅しうることを念頭に置かれるべきである。コンピュータ読み取り可能媒体には、例えば、コンピュータ読み取り可能コードを格納するための半導体、磁気、光磁気、光、又はその他の形態のコンピュータ読み取り可能媒体がある。更に、本発明は、発明の実施形態を実施するための装置も網羅することができる。このような装置には、発明の実施形態に関するタスクを実行に移すための専用の及び/又はプログラム可能な回路がある。このような装置の例には、適切にプログラムされたときの、汎用コンピュータ及び/又は専用コンピューティングデバイスがあり、発明の実施形態に関する様々なタスクに適応された、コンピュータ/コンピューティングデバイスと専用/プログラム可能回路との組み合わせを含むことができる。
発明の実施形態は、独立パルス(IP)RF信号がパルス出力されるときにRF発生器がそのRF信号のRF周波数を迅速に変化させてプラズマ負荷条件に一致させることを可能にするための方法及び装置に関する。発明の1つ以上の実施形態では、各従属発生器は、学習期間中に学習プロセスを経て、その間に、IP RF信号が高くパルス出力されるとき及びIP RF信号が低くパルス出力されるときに存在するプラズマインピーダンス条件に対応して自身の最適同調RF周波数を学習する。学習期間は、IP RF信号が高くパルス出力される場合の最適同調RF周波数に収束するための時間を従属RF発生器に与えるためにIP RF信号の高パルス持続時間が人為的に延長される期間を表している。更に、IP RF信号の低パルス持続時間もやはり、IP RF信号が低くパルス出力される場合の別の最適同調RF周波数に収束するための時間を従属RF発生器に与えるために人為的に延長される。発明の実施形態は、また、IP RF信号がその高から低又は低から高への移行をいつなしたかを生産(非学習)時間中に判断するための測定可能プラズマパラメータの閾値を突き止めるための技術も伴う。或る閾値は、IP RF信号の高から低への移行を表しており、別の閾値は、IP RF信号の低から高への移行を表している。
生産使用中(基板のプラズマ処理中など)に、各従属RF発生器は、測定可能プラズマパラメータを監視する。これらのプラズマパラメータの閾値は、上述された学習期間中に学習される。測定可能プラズマパラメータ値がいずれかの閾値を超えた場合は、IP RF信号電力レベルの移行が発生したとみなされ、従属RF発生器は、IP RF信号が高から低又は低から高のいずれでパルス出力されたかに応じ、適切な学習された最適同調RF周波数に切り替わる。
なお、発明の実施形態は、生産時間(すなわち、生産中にプラズマシステムが実際に基板を処理するために用いられているとき)に先行するのが通例である学習時間中にのみ、従属RF発生器における自己同調特性を用いる。IP RF信号の様々なパルス出力条件について最適同調RF周波数及び測定可能プラズマパラメータ閾値が突き止められたら、各従属RF発生器は、生産時間中に、その従属RF発生器についての事前に学習された或る最適同調RF周波数から、その従属RF発生器についての事前に学習された別の最適同調RF周波数へ、単純にフリップする(素早く切り替わる)。従属RF発生器は、監視されている測定可能プラズマパラメータが事前学習閾値を超える逸脱を生じたことを検出したときに、その学習された最適同調RF周波数を変化させる。このようにして、生産時間中における、従属RF発生器による時間のかかる周波数自己同調プロセスが排除され、従属RF発生器は、IP RF信号がパルス出力される生産時間中に、プラズマへのその電力供給をより迅速に最適化することができる。
以下に続く図面及び議論を参照にして、本発明の実施形態の特徴及び利点がより良く理解される。
図1は、発明の1つ以上の実施形態にしたがって、2つのRF信号、すなわち2MHz信号及び60MHz信号の、学習期間中における進行電力対時間を示す図である。概して、学習期間は、最適同調RF値及び閾値を学習するために、各レシピについて一度実施される、あるいは例えばチャンバドリフトを打ち消すために、時折実施されるのみである。この例では、2MHz信号は、独立パルス(IP)RF信号であり、60MHz信号は、2MHzRF信号がパルス出力されるときに電力供給を最適にするようにそのRF周波数を同調させる従属RF信号を表している。図1との関連では、1つの従属RF発生器(例えば60MHz)のみが論じられているが、複数の従属RF発生器があってよいこと、そしてそのそれぞれが、IP RF信号がパルス出力されるときの自身の最適同調RF周波数及び閾値を突き止めるために同じ学習プロセスを経てもよいことが理解される。図1は、(ステップ202から始まる)学習プロセスの一連のステップを詳細に示す図2のフローチャートとの関連のもとで検討されることによって、より良く理解される。
点102において、IP RF発生器(例えば2MHz発生器)は、その高電力設定値へと高パルス出力される。図1の例では、2MHz IP RF発生器用の高電力設定値は、6kWである。これは、図2のステップ204にも示されている。更に、従属RF発生器(例えば60MHz発生器)は、IP RF信号(104)が高パルス出力されるときに従属RF発生器が電力供給のための最適RF周波数に収束することを可能にするために、その周波数自己同調モードに設定される。これは、図2のステップ204にも示されている。
詳しくは、現代のRF発生器は、電力供給を最適にするために、多くのプラズマチャンバパラメータを監視して自身のパラメータを調整している。電力供給効率の共通の評価基準は、1つには、進行電力と反射電力との間の関係性であり、ガンマとしても知られる。もし、ガンマ値がゼロである場合は、電力供給は、非常に効率的であるとみなされる。もし、ガンマ値が1である場合は、電力供給は、非常に非効率的であるとみなされる。進行電力及び反射電力は、例えば、RF発生器電力センサを使用して監視することができる。周波数同調RF発生器では、RF発生器は、次いで、ガンマを最小にするようにそのRF信号周波数を同調させ、そうして電力供給効率を最大にする。
2MHzのIP RF信号は、点102と点106との間の期間中に高パルス出力される。IP RF信号のこの高パルス持続時間は、基板処理のために生産時間中に用いられる真のIP RF信号高パルス持続時間(IP RF信号の真のパルス期間は、学習時間中に、生産時間中におけるプラズマ処理レシピに指定されたパルス周波数によって決定される)と比べて大幅に(1つ以上の実施形態において10分の数秒から最長で数秒まで)延長される。この人為的に延長された約3秒間の(点102から点106までの)高パルス持続時間は、IP RF信号が高パルス出力されるときに存在するプラズマインピーダンス条件に合わせて従属RF発生器(例えば60MHz発生器)がその周波数を最大電力供給効率に最適に同調させるのに十分な時間を与える。なお、学習時間中に人為的に延長されたこのIP RF信号の高パルス持続時間は、たとえ生産時間中のIP RF信号の真のパルス出力期間が従属RF発生器による正確な周波数同調には短すぎた場合でも、従属RF発生器によるこの最適周波数同調を可能にする。
60MHz従属RF発生器は、2MHz IP RF信号が高パルス出力されるときに、61.3MHzに同調し、これは、ガンマ値0.04に対応する。60MHz従属RF発生器用のこの最適同調RF周波数(IDPC_FREQ1周波数)61.3MHzは、次いで、記録される(図2のステップ206及びステップ208)。この値61.3MHzは、2MHz IP RF信号が高パルス出力されるときの60MHz従属RF信号用の最適同調RF周波数を表している。ガンマ値0.04は、60MHz従属RF発生器用のこの最適同調RF周波数において電力供給が効率的であることを証明している。
60MHz発生器は、次いで、そのRF周波数が同調されることを許可されない固定周波数モードで動作される。その代わり、60MHz発生器は、上記の最適同調RF周波数61.3MHzで動作するように強いられ、2MHz IP RF信号は、その高電力設定値からその低電力設定値へ(106から108へ)移行する。これは、図2のステップ210に見ることができる。2MHz RF信号の低電力設定値は、図2の例ではゼロであるが、これは、必要条件ではなく、低電力設定値は、例えば、高電力設定値6kW未満の任意の電力レベル設定であってよい。
2MHz IP RF信号が低パルス出力された後(点108後)は、先の最適同調RF周波数61.3MHzは、もはや、60MHz RF発生器による電力供給にとって最も効率的なRF周波数ではなくなる。これは、2MHz独立パルスRF信号が、より少量のRF電力をプラズマに供給するために低パルス出力されたときに、プラズマインピーダンスが変化しているからである。この非効率性は、60MHz従属RF発生器の電力センサによって検出されるガンマ値0.8に反映されている。このガンマ値0.8は、記録され(図2のステップ212)、1つ以上の実施形態では、IDPC_ガンマ1閾値として設定されてよい(図2のステップ214)。生産時間中、IP RF信号が高パルス出力され、60MHz RF信号が61.3MHz(IP RF信号が高パルス出力されるときの60MHz RF発生器用の第1の最適同調RF周波数)にある際に、IDPC_ガンマ1閾値に引き続き遭遇したときは、60MHz従属RF発生器は、2MHz IP RF信号がちょうど高から低へ移行したことを知ることになる。
1つ以上の実施形態では、IDPC_ガンマ1閾値は、閾値1_調整値によって、感度に合わせて調整することができる。例えば、60MHz従属RF発生器の電力センサによる高から低への検出を向上させるためには、IDPC_ガンマ1閾値を、0.8ではなく0.7に(すなわち、2MHz IP RF信号の高から低への移行ゆえに存在する真のガンマ値よりも僅かに小さく)設定する(図2のステップ214)ことが望ましいだろう。この例では、閾値1_調整値は、(−0.1)であり、IDPC_ガンマ1閾値0.7は、真のガンマ値(0.8)と、閾値1_調整値−0.1との和になる。
IDPC_ガンマ1値が得られたら、60MHz従属RF発生器は、2MHz IP RF信号が低パルス出力されるときの電力供給のための最適同調RF周波数を60MHz従属RF発生器が決定することを可能にするために、周波数自己同調モードに設定される(ステップ216)。再び、2MHz IP RF信号の低パルスは、2MHz IP RF信号の低パルス中にIDPC_ガンマ1を突き止めること及び60MHz従属RF発生器が電力供給のための最適RF周波数に自己同調することの両方を可能にするために、人為的に延長される(図1の点108と点110との間)。
2MHz IP RF信号の低パルス中に、60MHz従属RF発生器が電力供給のための最適RF周波数(図1の例では60.5MHz)に同調されたら、60MHz従属RF発生器のその新しい最適同調RF周波数は、記録される(図2のステップ218及び220)。
60MHz従属RF発生器が、2MHz IP RF信号の低パルスのためのその最適RF周波数値60.5MHz(IDPC_FREQ2周波数)に同調された後、60MHz従属RF発生器は、IDPC_FREQ2周波数60.5MHzにおいて固定周波数モードで動作するように設定され(ステップ222)、2MHz IP RF発生器は、高パルス出力することを許可される(110から112への移行)。これは、図2のステップ222にも見ることができる。
2MHz IP RF信号が高パルス出力された後(点112後)、先の最適同調RF周波数60.5MHz(IDPC_FREQ2周波数)は、もはや、60MHz RF発生器による電力供給にとって最も効率的なRF周波数ではなくなる。これは、2MHz独立パルスRF信号が、より多量のRF電力をプラズマに供給するために高パルス出力されたときに、プラズマインピーダンスが変化しているからである。この非効率性は、60MHz従属RF発生器の電力センサによって検出されるガンマ値0.78に反映されている。このガンマ値0.78は、記録され(図2のステップ224)、1つ以上の実施形態では、IDPC_ガンマ2閾値として設定されてよい(図2のステップ226)。生産時間中、IP RF信号が低パルス出力され、60MHz RF信号が60.5MHz(IP RF信号が低パルス出力されるときの60MHz RF発生器用の第2の最適同調RF周波数)にある際に、IDPC_ガンマ2閾値に引き続き遭遇したときは、60MHz従属RF発生器は、2MHz IP RF信号がちょうど低から高へ移行したことを知ることになる。
1つ以上の実施形態では、IDPC_ガンマ2閾値は、閾値2_調整値によって、感度に合わせて調整することができる。例えば、60MHz従属RF発生器の電力センサによる低から高への検出を向上させるためには、IDPC_ガンマ2閾値を、0.78ではなく0.75に(すなわち、2MHz IP RF信号の低から高への移行ゆえに存在する真のガンマ値よりも僅かに小さく)設定する(図2のステップ226)ことが望ましいだろう。この例では、閾値2_調整値は、(−0.03)であり、IDPC_ガンマ2閾値0.75は、真のガンマ値(0.78)と、閾値2_調整値−0.03との和になる。
2つの最適同調RF周波数値(61.3MHz及び60.5MHz)、並びに2つのガンマ閾値(IDPC_ガンマ1及びIDPC_ガンマ2)は、次いで、生産時間中に用いられ、このとき、2MHzは、プラズマ処理レシピごとに正常にパルス出力されることを許可され、60MHz従属RF発生器は、その電力センサが、ガンマ値が閾値(IDPC_ガンマ1及びIDPC_ガンマ2)を超えたことを検出したときに、2つの事前に学習された最適同調RF周波数(61.3MHz及び60.5MHz)の間で単純にフリップして行き来する。従属RF発生器による生産時間周波数同調は、図3及び図4に関連して以下で論じられる。
図3は、本発明の1つ以上の実施形態にしたがって、IP RF信号のパルス出力中に最適な生産時間電力供給に合わせた従属RF発生器による迅速な周波数同調を実現するための正規化RFパラメータ対時間を示した図である。図3は、パルス出力中に最適な電力供給に合わせた従属RF発生器による迅速な周波数同調を実現するための(ステップ402から始まる)一連のステップを詳細に示した図4のフローチャートと関連付けて検討されたときに、より良く理解されるだろう。
点302において、2MHz IP RF発生器は、高パルス出力し、60MHz従属RF発生器は、その事前に学習された最適同調RF周波数IDPC_FREQ1(例えば61.3MHz)に設定される、又はこの最適RF周波数IDPC_FREQ1に自己同調することを許可される。これは、図4のステップ404に見られる。その後、従属RF発生器は、迅速な周波数同調モードで動作する。
図3の例では、2MHz IP RF信号は、高電力設定値6kWと低電力設定値0kW(0kWは必要条件ではなく、発明は、たとえ低電力設定値が非ゼロであっても等しく良く機能する)との間で50%のデューティサイクル(デューティサイクルは、もし必要であれば、レシピに応じて可変である)で159.25Hzのパルス周波数でパルス出力される。60MHz従属RF発生器は、電力設定値900Wで電力を提供する。
60MHz従属RF発生器は、プラズマ負荷に電力を供給する一方で、その電力センサを通じてガンマ値も監視する(図4のステップ406及び408)。点304において、2MHz IP RF信号は、低くパルス出力される。この高から低への移行後間もなく、60MHz従属RF発生器によって測定されるガンマ値は、0.04付近から0.8付近へ跳ね上がる(点306から点308)。IDPC_ガンマ1閾値が、例えば0.7において引き金となるように設定されている場合は、検出されたガンマ値による逸脱(ステップ408における枝分かれ「Yes」)は、60MHz従属RF発生器を、事前に学習された一方の最適同調RF周波数値(IDPC_FREQ1周波数61.3MHz)から、事前に学習された他方の最適同調RF周波数(IDPC_FREQ2周波数60.5MHz)へフリップさせる。これは、図4のステップ410に見られる。2MHz IP RF信号の高から低への移行に応答した、この60MHz従属RF発生器の61.3MHzから60.5MHzへの迅速な同調は、測定されるガンマ値を0.05まで引き下げる(点310から点312)。
点314において、2MHz IP RF信号は、低から高へパルス出力される(314から322)。この低から高への移行後間もなく、60MHz従属RF発生器によって測定されるガンマ値は、0.05付近から0.78付近へ跳ね上がる(点314から点316)。IDPC_ガンマ2閾値が、例えば0.75において引き金となるように設定されている場合は、検出されたガンマ値による逸脱(ステップ414における枝分かれ「Yes」)は、60MHz従属RF発生器を、事前に学習された一方の最適同調RF周波数値(IDPC_FREQ2周波数60.5MHz)から、事前に学習された他方の最適同調RF周波数(IDPC_FREQ1周波数61.3MHz)へフリップさせる。これは、図4のステップ404に見られる。2MHz IP RF信号の低から高への移行に応答した、この60MHz従属RF発生器の60.5MHzから61.3MHzへの迅速な同調は、測定されるガンマ値を0.04まで引き下げる(点318から点320)。
図3の時間尺度(生産時間)は、図1の時間尺度(学習時間)よりも速い時間尺度を反映していることを留意されるべきである。これは、言及されたように、従属RF発生器が学習を目的として最適同調RF周波数に自己同調することを許可するために、IP RFパルスの高パルス持続時間及び低パルス持続時間が学習時間中に人為的に延長された場合である。生産時間中は、このような自己同調は不要である。なぜならば、従属RF発生器は、基本的に状態マシンとして動作し、IP RF信号の高から低への移行を(測定されたガンマ値をIDPC_ガンマ1閾値と比較し、そのガンマ逸脱の検出前におけるIP RF信号の事前状態を知ることによって)検出した際に及びIP RF信号の低から高への移行を(測定されたガンマ値をIDPC_ガンマ2閾値と比較し、そのガンマ逸脱の検出前におけるIP RF信号の事前状態を知ることによって)検出した際に、学習された或る最適RF周波数から、学習された別の最適RF周波数へフリップするからである。
この時点では、図1〜4の例に関連して1つの従属RF発生器のみが論じられているが、複数の従属RF発生器もまた、自身がそのRF周波数を生産時間中に最大の電力供給効率に合わせて迅速に同調することを可能にするために、同様なやり方で、自身の最適同調RF周波数及び自身のIDPCガンマ閾値を学習することが可能である。
以上からわかるように、発明の実施形態は、生産時間中における従属RF発生器による迅速な周波数同調を促す。代償となるのは、最適同調周波数値及びIDPCガンマ閾値の学習にかかる時間である。しかしながら、この学習時間は、レシピごとに一度しか生じず、生産基板処理(すなわち生産時間)に先立って実施されるのが通例である。
従属RF発生器を単純な状態マシンとして動作させ、生産時間中における従属RF発生器による一連の周波数自己同調ステップを排除することによって、IP RF信号パルスの移行のたびに早期に最適な電力供給が達成される(なぜならば、事前に学習された或る最適RF周波数値から、事前に学習された別の最適RF周波数値へフリップすることは、IP RF信号の移行ごとに一連の周波数をいちいち試して最適同調RF周波数を見つけるよりも、大幅に時間を短縮されるからである)。更に、IP RF信号のパルス周波数が、単純に、従属RF発生器が生産時間中に自己同調プロセスによって周波数を同調させるには速すぎる場合でも、生産時間中におけるこの状態マシン式のやり方は、電力供給効率を最大にするための周波数同調を可能にする。
本発明は、幾つかの実施形態の観点から説明されてきたが、本発明の範囲に含まれるものとして、代替、置換、及び等価の形態がある。また、本発明の方法及び装置を実現する多くの代替の方法があることも、留意されるべきである。本明細書では、様々な例が提供されているが、これらの例は、発明に対して例示的であって限定的ではないことを意図される。

Claims (20)

  1. 少なくとも1つのプラズマ処理チャンバを有するプラズマ処理システムにおいて基板を処理するための方法であって、前記プラズマ処理チャンバは、前記処理中に前記プラズマ処理チャンバ内においてプラズマを維持するために複数のRF電源を用い、前記方法は、
    高電力状態と低電力状態との間で第1のRF信号を供給するために、前記複数のRF電源の第1のRF電源を第1のパルス周波数でパルス出力させること、
    前記複数のRF電源の第2のRF電源を固定周波数モードで動作させること、これにより前記第2のRF電源は前記第2のRF電源によって出力される第2のRF信号の周波数を自己同調させることを許可されず、前記第2のRF信号は少なくとも2つの交代する固定RF周波数値、すなわち第1のRF周波数値及び第2のRF周波数値で動作し、前記第1のRF周波数値及び前記第2のRF周波数値は、学習段階中、前記第1のRF信号が前記第1のパルス周波数よりも低い第2のパルス周波数で前記高電力状態と前記低電力状態との間でパルス出力されることに応答して、前記第2のRF電源が前記第2のRF信号のRF周波数を自己同調させるために周波数自己同調モードで動作しているときに、前もって学習されること、
    を備える方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、更に、
    前記複数のRF電源の第3のRF電源を固定周波数モードで動作させること、これにより前記第3のRF電源は前記第3のRF電源によって出力される第3のRF信号の周波数を自己同調させることを許可されず、前記第3のRF信号は少なくとも2つの交代する固定RF周波数値、すなわち第3のRF周波数値及び第4のRF周波数値で動作し、前記第3のRF周波数値及び前記第4のRF周波数値は、前記学習段階中、前記第1のRF信号が前記第1のパルス周波数よりも低いパルス周波数で前記高電力状態と前記低電力状態との間でパルス出力されることに応答して、前記第3のRF電源が前記第3のRF信号のRF周波数を自己同調させるために周波数自己同調モードで動作しているときに、前もって学習されること、を備える方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1のRF電源は、独立にパルス出力するRF電源を表し、前記第2のRF電源は、前記プラズマ処理チャンバからの測定可能チャンバパラメータの値に応答して前記第2のRF信号のRF周波数を少なくとも前記第1のRF周波数値と前記第2のRF周波数値との間で変化させる、方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、
    前記測定可能チャンバパラメータは、ガンマを表す、方法。
  5. 請求項3に記載の方法であって、更に、
    前記測定可能チャンバパラメータの前記値を既定の閾値と比較することを備える方法。
  6. 請求項5に記載の方法であって、
    前記既定の閾値は、前記学習段階中、前記第1のRF電源が前記第1のパルス周波数よりも低い前記第2のパルス周波数で前記高電力状態と前記低電力状態との間でパルス出力している前記学習段階中に取得される、方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、
    前記既定の閾値は少なくとも第1の既定の閾値及び第2の既定の閾値を含み、前記第1の既定の閾値は、前記学習段階中、前記第2のRF信号が前記第1のRF周波数値で動作し前記第1のRF信号が前記高電力状態から前記低電力状態へ移行する間に前記第2のRF電源が前記固定周波数モードで動作しているときに取得され、前記第2の既定の閾値は、前記学習段階中、前記第2のRF信号が前記第2のRF周波数値で動作し前記第1のRF信号が前記低電力状態から前記高電力状態へ移行する間に前記第2のRF電源が前記固定周波数モードで動作しているときに取得される、方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、
    前記第1の既定の閾値は前記測定可能チャンバパラメータの第1の値と、第1の閾値調整定数との和を表し、前記測定可能チャンバパラメータの前記第1の値は、前記学習段階中、前記第2のRF信号が前記第1のRF周波数値で動作し前記第1のRF信号が前記高電力状態から前記低電力状態へ移行する間に前記第2のRF電源が前記固定周波数モードで動作しているときに取得される、方法。
  9. 請求項7に記載の方法であって、
    前記第2の既定の閾値は前記測定可能チャンバパラメータの第2の値と、第2の閾値調整定数との和を表し、前記測定可能チャンバパラメータの前記第2の値は、前記学習段階中、前記第2のRF信号が前記第2のRF周波数値で動作し前記第1のRF信号が前記低電力状態から前記高電力状態へ移行する間に前記第2のRF電源が前記固定周波数モードで動作しているときに取得される、方法。
  10. 請求項1に記載の方法であって、
    前記低電力状態は、ゼロワット以外である、方法。
  11. 少なくとも1つのプラズマ処理チャンバを有するプラズマ処理システムにおいて基板を処理するための方法であって、前記プラズマ処理チャンバは、前記処理中に前記プラズマ処理チャンバ内においてプラズマを維持するために複数のRF電源を用い、前記方法は、
    学習段階であって、
    (a)第1のRF信号の電力レベルを低電力状態と高電力状態との間で前記複数のRF電源の第1のRF電源を変化させるようにパルス出力させること、前記学習段階における前記第1のRF電源の前記パルス出力は第1のパルス周波数で実施されること、
    (b)前記第2のRF電源によって出力される第2のRF信号の周波数を前記第2のRF電源が自己同調させることを許可される自己同調モードで前記複数のRF電源の第2のRF電源を動作させ、第1のRF周波数値を取得すること、前記第1のRF周波数値は前記第1のRF信号が前記高電力状態にあるときに前記第2のRF電源が前記第2のRF信号の前記周波数を前記自己同調モードで自己同調させた周波数であること、
    (c)その後、前記第2のRF電源によって出力される第2のRF信号の周波数を前記第2のRF電源が自己同調させることを許可される前記自己同調モードで前記複数のRF電源の前記第2のRF電源を動作させ、第2のRF周波数値を取得すること、前記第2のRF周波数値は前記第1のRF信号が前記低電力状態にあるときに前記第2のRF電源が前記第2のRF信号の前記周波数を前記自己同調モードで自己同調させた周波数であること、
    を含む学習段階を実行すること、
    生産段階であって、
    (d)第1のRF信号の前記電力レベルを前記低電力状態と前記高電力状態との間で交互させるように前記複数のRF電源の前記RF電源をパルス出力させること、前記生産段階における前記第1のRF電源の前記パルス出力は、前記第1のパルス周波数よりも速い第2のパルス周波数で実施されることと、
    (e)前記第2のRF電源を固定周波数モードで動作させている間に、前記第1のRF周波数と前記RF周波数との間で前記第2のRF電源の前記周波数を交互させること、これにより前記固定周波数モードにある前記第2のRF電源は、前記第2のRF電源が前記自己同調モードにある間に前記第2のRF信号の前記周波数を自己同調させるやり方で前記第2のRF信号の前記周波数を自己同調させることを許可されないこと、
    を含む生産段階を実行すること、
    を備える方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、
    前記学習段階を実行することは、更に、
    (f)前記固定周波数モードで前記第2のRF電源を動作させ、前記第1のRF信号の前記電力レベルを前記高電力状態から前記低電力状態へ変化させるように前記第1のRF電源をパルス出力させ、その後、前記第2のRF電源が前記固定周波数モードで動作し前記第2のRF信号が前記第1のRF周波数値を有し前記第1のRF信号が前記低電力状態を有する間に、前記第2のRF電源に関連付けられたセンサを使用して、測定可能チャンバパラメータの第1の値を取得することを含み、前記ステップf)は、前記ステップb)と前記ステップc)との間で実行される、方法。
  13. 請求項11に記載の方法であって、
    前記学習段階を実行することは、更に、
    (g)前記固定周波数モードで前記第2のRF電源を動作させ、前記第1のRF信号の前記電力レベルを前記低電力状態から前記高電力状態へ変化させるように前記第1のRF電源をパルス出力させ、その後、前記第2のRF電源が前記固定周波数モードで動作し前記第2のRF信号が前記第2のRF周波数値を有し前記第1のRF信号が前記高電力状態を有する間に、前記第2のRF電源に関連付けられたセンサを使用して、前記測定可能チャンバパラメータの第2の値を取得することを含み、前記ステップg)は、前記ステップc)の後に実行される、方法。
  14. 請求項13に記載の方法であって、
    前記測定可能プラズマパラメータは、ガンマを表す、方法。
  15. 請求項13に記載の方法であって、
    前記交互させることは、測定可能パラメータの値を前記測定可能チャンバパラメータの前記第1の値及び前記測定可能チャンバパラメータの前記第2の値と比較することに応答してなされる、方法。
  16. 請求項13に記載の方法であって、
    前記交互させることは、前記測定可能チャンバパラメータの値を、前記測定可能チャンバパラメータの前記第1の値に第1の閾値調整値を加えたものを表す第1の閾値と比較することに応答してなされる、方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、
    前記交互させることは、前記測定可能チャンバパラメータの値を、前記測定可能チャンバパラメータの前記第2の値に第2の閾値調整値を加えたものを表す第2の閾値と比較することに応答してなされる、方法。
  18. 請求項11に記載の方法であって、
    前記第1のRF電源は、独立にパルス出力するRF電源を表す、方法。
  19. 請求項11に記載の方法であって、
    前記低電力状態は、ゼロワットである、方法。
  20. 請求項11に記載の方法であって、
    前記低電力状態は、ゼロワット以外である、方法。
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