JP2013171379A - 機器稼動推定装置、安否推定システム、機器稼働推定方法及びプログラム - Google Patents

機器稼動推定装置、安否推定システム、機器稼働推定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】システムの構造を複雑にすることなく、精度良く電力需要家内の居住者の安否状態を推定する。
【解決手段】電圧計測部21は、電力系統から引き込み口を介して電力需要家内で稼働する電気機器に供給される全体の電圧を計測する。電流計測部22は、引き込み口を介して流れる電流を計測する。電力演算部24は、電圧計測部21から得られる電圧の計測値と、電流計測部22から得られる電流の計測値とに基づいて、電力需要家の全体の電力に関する情報を求める。機器稼働推定部27は、電力演算部24で求められた電力に関する情報から得られる消費電力の時間変化と力率とに基づいて、電力需要家内で稼動する電気機器の稼動状態を推定する。
【選択図】図2

Description

この発明は、機器稼動推定装置、安否推定システム、機器稼働推定方法及びプログラムとに関する。
電力需要家の屋内に設置された電機機器の消費電力に基づいて、その屋内に居住する居住者の生活状況を推定するシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。このシステムは、電力需要家の引込線の引込口の位置で、一定の時間間隔で総消費電力を測定する。そして、このシステムは、一定時間の総消費電力の変化の絶対値を対象データとして求める。さらに、このシステムは、過去に得られた複数の対象データよりなるデータ群について、予め設定した値を用いて、「その値以上となる対象データの数がデータ群の総数に対してk%となる」値であるk%値を算出する。このシステムは、k%値の変動の有無に基づいて、電力需要家の屋内の電気機器に対する居住者の意図的な操作の有無を推定する。
また、他の一例として、特許文献2には、電気機器の意図的な操作の有無の推定結果に基づいて、電力需要家の居住者の生活状況を推定するシステムが開示されている。このシステムは、まず、電力需要家内に配設された電気機器による消費電力を測定するとともに該消費電力を評価時間に亘って積分して電力量を算出する。さらに、このシステムは、電気機器の待機稼働によって消費される電力を評価時間に亘って積分して得られる基本電力量の最大値に変動係数を乗じて得られる活動電力量閾値よりも、算出した電力量が大きいか否かを判定する。このシステムは、この判定によって、電力需要家における居住者による電気機器の意図的な操作の有無を推定する。
特許文献3には、さらなる他のシステムが開示されている。このシステムでは、特徴的な高調波電流を電力需要家内の屋内配線回路に流す高調波信号注入装置が、電力需要家内の電気機器のうちの特定の電気機器に取り付けられている。さらに、このシステムでは、非侵入型モニタリングシステムが設けられている。非侵入型モニタリングシステムは、電力需要家の給電線引込口付近で測定した総負荷電流及び電圧から当該総負荷電流の高調波の電流及び電圧に対する高調波の電流の位相差を求める。さらに、非侵入型モニタリングシステムは、求めた総負荷電流の基本波並びに高調波の電流及び電圧に対する高調波の電流の位相差に基づいて、特定電気機器の動作状態を推定する。このシステムには、通知手段がさらに設けられている。通知手段は、非侵入型モニタリングシステムの推定結果情報を管理する安否情報管理手段や在室者に対応する予め定められた情報端末機に、非侵入型モニタリングシステムの推定結果を通知する。
特開2005−174249号公報 特開2008−310729号公報 特開2004−38765号公報
しかし、特許文献1又は特許文献2に開示された技術では、生活情報の推定に、電力需要家内の総消費電力を用いているため、実際の人の操作により、電気機器が稼働しているのか否かを判別するのは困難である。
また、特許文献3に開示された技術では、高調波電流の位相差を用いて、特定の機器の稼動状態を求めるために、電流の高調波成分を検出するためのハードウェアや、検出した電流を高調波成分に分解するための高性能なマイクロプロセッサに必要となる。このため、装置の小型化や低コスト化が困難になる。また、検出対象とする機器によっては、機器に意図的に高調波信号を注入するための高調波信号注入装置が必要となり、システムが複雑になる、設置時の工程が増加する、コストが高くなるといった課題がある。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、システムの構造を複雑にすることなく、精度良く電力需要家内の居住者の安否状態を推定可能な機器稼動推定装置、安否推定システム、機器稼働推定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る機器稼働推定装置は、
電力系統から引き込み口を介して電力需要家内で稼働する電気機器に供給される全体の電圧を計測する電圧計測部と、
前記引き込み口を介して流れる電流を計測する電流計測部と、
前記電圧計測部から得られる電圧の計測値と、前記電流計測部から得られる電流の計測値とに基づいて、前記電力需要家の全体の電力に関する情報を求める電力演算部と、
前記電力演算部で求められた電力に関する情報から得られる前記消費電力の時間変化と、皮相電力に対する有効電力の割合である力率とに基づいて、前記電力需要家内で人の操作により稼動する電気機器の稼動状態を推定する機器稼働状態推定部と、
を備える。
この発明によれば、消費電力の変化と、皮相電力に対する有効電力の割合である力率とに基づいて、対象とする電気機器の稼動状態を推定する。人の操作により稼働する電気機器と、それ以外の電気機器とでは稼働時の力率に異なる場合が多い。したがって、このようにすれば、電力需要家内で人の操作により稼働する特定の電気機器の稼働状態の推定することができる。この結果、システムの構造を複雑にすることなく、精度良く電力需要家内の居住者の安否状態を推定可能となる。
この発明の実施の形態1に係る安否推定システムの概略的な構成を示すブロック図である。 図1の機器稼動推定装置の概略的な構成を示すブロック図である。 電気機器の動作状態の時間変化を示すテーブルを示す図である。 図3の電気機器の具体例を示すテーブルを示す図である。 図5(A)は、全体の消費電力を計測し、計測した消費電力等を所定の時間単位で平均化した場合の推移の一例を示すグラフである。図5(B)は、全体の消費電力の時間変化を示すグラフである。 機器稼動推定装置の動作を示すフローチャートである。 センターサーバの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る安否推定システムを構成する機器稼動推定装置の概略的な構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る安否推定システムを構成する機器稼動推定装置の概略的な構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る安否推定システムを構成する機器稼動推定装置の概略的な構成を示すブロック図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
実施の形態1.
まず、この発明の実施の形態1について説明する。
図1には、この実施の形態1に係る安否推定システム1の概略的な構成が示されている。図1に示すように、安否推定システム1は、機器稼動推定装置2、分電盤3、電灯線4、電気機器5、ゲートウエイ6、引き込み口7及び引込み線8を備える。機器稼動推定装置2、分電盤3、電灯線4、電気機器5a乃至5g、ゲートウエイ6、引き込み口7及び引込み線8は、住宅などの電力需要家9内に設けられている。
安否推定システム1は、広域通信網10、センターサーバ11及び電力系統12を、さらに備える。広域通信網10、センターサーバ11及び電力系統12は、電力需要家9の外部に設けられている。
電力系統12は、引き込み口7を介して引き込み線8と接続されている。引き込み線8は、分電盤3を介して電灯線4に接続されている。分電盤3は、引き込み線8と電灯線4との間の回路の開閉を行う。電灯線4には、複数の電気機器5a乃至5gが接続されている。電力系統12から送られた電力は、引き込み口7、引き込み線8、分電盤3、電灯線4を介して電気機器5a乃至5gへ供給される。
機器稼動推定装置2は、分電盤3の内部に設けられている。機器稼動推定装置2は、分電盤3の近傍に設置されていてもよい。機器稼動推定装置2は、電力系統12から引き込み口7、引き込み線8、分電盤3及び電灯線4を介して電気機器5a乃至5gに供給される総消費電力を計測する。機器稼動推定装置2は、計測した総消費電力に基づいて、電気機器5a乃至5gのうちの人の操作により稼働する特定の電気機器の稼動状態の推定を行い、電力需要家9の特定機器の稼働状態推定情報を生成する。
ゲートウエイ6は、無線又は有線による通信手段により、機器稼動推定装置2との通信可能である。ゲートウエイ6は、機器稼動推定装置2から、電力需要家9の特定の電気機器の稼動状態推定情報を受信する。ゲートウエイ6は、受信した稼動状態推定情報を、電力需要家9の外部に設置されたセンターサーバ11に対して広域通信網10を介して送信する。
センターサーバ11は、機器稼動推定装置2から送信された特定機器の稼動状態推定情報に基づいて、電力需要家9の居住者の安否状態の推定を行い、安否情報を生成する。センターサーバ11は、収集した稼働状態推定情報等の各種情報の管理を行う。さらに、センターサーバ11は、生成した安否情報に基づいて、必要に応じて、警告を出力する。
警告を出力する出力先は、センターサーバ11を管理する管理者や、予め登録された人(例えば電力需要家の居住者)である。管理者が出力先である場合には、センターサーバ11は、自機の管理画面に、警告に相当する映像や文字を表示するか、警告に相当する音声を出力する。予め登録された人が出力先である場合には、センターサーバ11は、その人が所有する端末(例えば携帯端末)に、音声や映像、文字などで警告を発するような情報を電子メールや電話の自動発信などの手段を用いて送信先の端末に送信する。また、管理者から登録された人に電話で伝えるようにしてもよい。
図1では、電気機器5a乃至5gとして、照明機器5a、ドライヤー5b、エアコン5c、オーブンレンジ5d、ジャー炊飯器5e、掃除機5f、テレビ5gが示されている。電気機器5a乃至5gについては、図1に示していない他の電気機器であってもよい。
この実施の形態1に係る機器稼動推定装置2の概略的な構成について、図2を参照して説明する。図2に示すように、機器稼動推定装置2は、電圧計測部21、電流計測部22、電流センサ23及び演算部31を備える。
電圧計測部21は、電灯線4に印加される電圧を計測する回路である。電圧計測部21は、電力系統12から引き込み口7を介して電力需要家9内で稼働する電気機器5a乃至5gに供給される全体の電圧を計測する。電圧計測部21は、電圧の計測値を含む信号を、演算部31に入力可能な信号へ変換して、演算部31に出力する。
電流計測部22は、電流を計測する回路である。電流計測部22は、引き込み口7を介して電灯線4を流れる電流を計測する。電灯線4には、電流センサ23が設置されている。電流計測部22は、電流センサ23から得られる、電流の計測値を含む信号を、演算部31に入力可能な信号に変換して出力する。
演算部31は、マイクロプロセッサなどのハードウェアと、マイクロプロセッサが実行するソフトウェアとが協働することにより、その演算処理が実現される。より具体的には、演算部31は、マイクロプロセッサ、メモリなどを備えており、マイクロプロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することにより、その機能を実現する。
演算部31は、電力演算部24、計測値保存部25、計測値平均化部26、機器稼動推定部27及び通信部30を備える。演算部31は、A/D変換器も備えている。
演算部31は、一定のサンプリング間隔で、電圧計測部21及び電流計測部22から出力された信号を入力する。演算部31は、入力した信号をアナログ−デジタル変換して、電圧及び電流の計測値を示すデジタル信号を生成する。デジタル信号に変換された電圧及び電流の計測値は、電力演算部24で用いられるとともに、計測値保存部25に保存される。
電力演算部24は、電圧計測部21から得られる電圧の計測値と、電流計測部22から得られる電流の計測値とに基づいて、電力需要家9の電力に関する情報を算出する。より具体的には、電力演算部24は、求められる電力値として、皮相電力、有効電力、無効電力及び力率を算出する。電力演算部24で得られた電力値(皮相電力、有効電力、無効電力及び力率)は、計測値保存部25に保存される。
計測値平均化部26は、計測値保存部25に保存された計測値を、所定の時間で平均化する。より具体的には、計測値平均化部26は、計測値保存部25に保存された各計測値(電圧、電流、皮相電力、有効電力、無効電力、力率)の所定の時間単位における平均値を算出する。計測値平均化部26は、算出した各計測値の平均値を計測値保存部25に保存する。
ここで、平均化の対象となる時間の幅、すなわち時間単位は、1日(24時間)を所定の値で分割した値とするのが通常である。例えば、家電機器のうち、使用される時間の短いもの(ドライヤーやオーブンレンジ)の使用時間が、数分程度であることを考慮すると、時間単位を、5分〜15分に設定するようにしてもよい。
機器稼働推定部27は、電力演算部24で求められた消費電力に関する情報に基づいて、電力需要家9内で稼動する電気機器の稼動状態を推定する。より具体的には、機器稼動推定部27は、計測値保存部25に保存された消費電力の各計測値の時間変化と、皮相電力に対する有効電力の割合である力率とに基づいて、電力需要家9内で人の操作により稼働する家電機器の稼動状態を推定する。
通信部30は、機器稼動推定部27の推定結果をセンターサーバ11に送信する。
以下に、機器稼動推定装置2における、機器稼動推定の方法について、図3、図4を参照して説明する。
図3には、電気機器5a乃至5gとして、電灯線4に接続される可能性のある電気機器A乃至Fの動作状態の時間変化が示されている。図4には、図3の電気機器A〜Fの具体例が示されている。図3のテーブルのうち、時間の項目は、計測値平均化部26において計測値が平均化される時間単位のサンプリング番号である。サンプリング番号は、値の小さい方が、より過去のサンプル時間であることを示している。この表の0又は1の値は、その時間単位の中で電気機器が動作したか否かを示す値である。0は停止(OFF)していることを示しており、1が動作(ON)していることを示している。
図3、図4を参照すると、エアコン等は、常に稼働していることが多く、掃除機、ドライヤー、TVは、ある特定の時間に稼働しているのがわかる。
図5(A)には、図3に示す電気機器A〜Fの動作状態の条件で、電気機器A〜F全体の消費電力を計測し、計測された消費電力に関する情報を、計測値平均化部26で所定の時間単位で平均化した場合の推移の一例がグラフ表示されている。図5(A)に示すグラフの横軸は、図3のテーブルにおける時間項目、すなわちサンプリング番号に対応する。図5(A)のグラフでは、消費電力に関する情報として、無効電力、有効電力、皮相電力、力率が示されている。左側の縦軸は、無効電力、有効電力、皮相電力の各電力値を示しており、右側の縦軸が、力率を示している。
図5(A)に示すように、図3に示す電気機器A〜Fの動作状態に応じて、消費電力が変化している。図5(A)で得られた、消費電力の計測値において、前サンプル時間との有効電力と無効電力の差分を求め、有効電力と無効電力の差分から差分に相当する皮相電力及び力率を求めると、図5(B)に示すようなグラフが得られる。図5(B)において、有効電力に着目すると、いずれかの電気機器がOFFからONに変化したサンプル時間においては、有効電力がプラス側に変化し、いずれかの電気機器がONからOFFに変化したサンプル時間においては、有効電力がマイナス側に変化しているのがわかる。
機器稼動推定部27は、このような有効電力の変化と、皮相電力に対する有効電力の割合である力率に基づいて、人の操作により稼働する特定の電気機器の稼動状態を推定する。ただし、機器稼動推定部27は、有効電力の変化がない(差分が0)場合、あるいは差分の絶対値が所定値未満(たとえば100W未満)の場合は、有効電力と無効電力の差分から求められる力率を0とするものとする。
特定の電気機器の稼動状態の推定は、概略以下のようにして行われる。
機器稼動推定部27は、有効電力の差分がプラスに変化し、かつ、皮相電力に対する有効電力の割合である力率が所定の範囲にある場合に、稼動推定対象とする特定の電気機器がONした(居住者が電気機器を使用した)と推定する。安否状態の推定のためには、居住者により電気機器が使用されたことが把握できればよいので、有効電力の差分がプラスに変化したサンプル時間の情報を用いればよい。
この実施の形態に係る稼動推定対象となる電気機器は、掃除機、ヘアドライヤー、ジューサミキサーのような、人が手に取り使用するもので、使用することで電力が消費される機器となる。これらの電気機器には、特に機器内にモータが搭載されている。これらの電気機器に搭載されるモータとしては、ユニバーサルモータやコンデンサモータが使用されるため、動作時の力率は、0.5〜0.8となる。
また、稼動推定対象となる電気機器の別の例として、テレビやレコーダのようなAV機器、パソコンがある。これらの電気機器は、電源部分にAC−DC変換回路が搭載されていることから、動作時の力率が0.5〜0.8となる。LEDタイプの照明や蛍光灯も、AC−DC変換回路や安定期が搭載されているため、力率が0.5〜0.8となる。
一方、エアコンや冷蔵庫、IHクッキングヒータ、ジャー炊飯器、電気給湯器のような大電力を消費する電気機器あるいは長時間使用される電気機器は、力率改善回路が搭載されていることが多い。このため、これらの機器は、動作時の力率が1に近い値となる。特に、エアコンや冷蔵庫、電気給湯器は、タイマ動作で動作させるものや、一度操作したら長時間動作を継続する機器であるため、居住者が電気機器を使用したかどうかの判定に用いるのは適切ではない。一方で、IHクッキングヒータやジャー炊飯器は、人の操作を伴い消費電力の変化を生じる機器であるが、力率の変化としてエアコンや冷蔵庫との区別が困難である。このため、動作時の力率が1に近い電気機器については、稼動推定対象としては扱わないこととする。
以上の理由により、この実施の形態では、機器稼動推定部27で用いる力率の範囲として0.5以上0.8未満を選択する。よって、機器稼動推定部27は、有効電力の差分がプラスに変化し、かつ、皮相電力に対する有効電力の割合である力率が0.5以上0.8未満の範囲にある場合に、稼動推定対象とする電気機器が稼動した推定する。図5(B)では、破線で囲まれた範囲が、この判定のための力率の範囲として示されている。また、図5(B)のグラフの下側には、○×表記で対象とする電気機器の稼動推定結果が示されている。ここでは、○が「稼動あり」を示しており、×が「稼動なし」を示している。
次に、この実施の形態に係る安否推定システム1の動作について説明する。
図6を参照して、機器稼動推定装置2の動作について説明する。ここで、機器稼動推定装置2は、以下に示す機器稼動推定処理とは別に、所定のサンプリング周波数にて、電圧計測部21と電流計測部22から得られる電圧信号および電流信号のAD変換(アナログ−デジタル変換)を行っている。このとき得られた電圧と電流のデジタル値は、計測値保存部25に保存される。ここで、AD変換を行う周波数、すなわちサンプリング周波数としては、例えば20kHzとすることができる。
図6に示すように、機器稼動推定装置2は、所定の周期(AD変換のサンプリング周期)で処理を開始する。まず、機器稼動推定装置2は、AD変換された電圧信号v(k)と電流信号i(k)とに基づいて、次式を用いて、瞬時の消費電力(有効電力)P、電圧実効値V、電流実効値I、皮相電力S、無効電力Q、力率cosΦを、演算により求め、得られた各計測値を計測値保存部25に保存する電力演算を行う(ステップS1)。
Figure 2013171379

ここで、サンプル数N=T/Δtである。Δtは、サンプリング周期である。
続いて、機器稼動推定装置2では、計測値平均化部26が、平均化を行う時間単位である時間Aが経過したか否かを判定する(ステップS2)。平均化を行う時簡Aが経過していなければ(ステップS2;No)、機器稼動推定装置2は、そのサンプリング周期での処理を終了する。
平均化を行う時簡単位Aが経過していれば(ステップS2;Yes)、計測値平均化部26が、計測値保存部25に保存された各計測値の平均化処理を行う(ステップS3)。この平均化処理では、計測値平均化部26は、時間Aの間の計測値(演算値含む)の平均値を求め、現サンプル周期(現在の時間A)での平均値とする。求められた平均値は、計測値保存部25に保存される。このとき、計測値保存部25には、サンプル値を格納した日時を平均値とあわせて保存しておく。また、計測値保存部25には、平均値は上書きせずに、少なくとも1サンプル前の平均値は残しておく。
続いて、機器稼動推定装置2は、計測値保存部25に保存された前回の有効電力の平均値よりも今回の有効電力の平均値が大きいか否かを判定する(ステップS4)。このとき、両平均値の差がある閾値以上である場合に限り、判定を肯定するようにしてもよい。前回の有効電力の平均値よりも今回の有効電力の平均値が大きかった場合(ステップS4;Yes)、機器稼動推定装置2は、現サンプル時と前サンプル時の有効電力値および無効電力値の差分(差分電力値)を求め、求められた有効電力の差分と無効電力の差分とを用いて、差分電力に対応する力率を求める(ステップS5)。
続いて、機器稼動推定装置2は、求められた差分電力に対応する力率の値が、Th_pf1以上Th_pf2未満となるか否かを判定する(ステップS6)。ここで、Th_pf1およびTh_pf2の例として、前述したようにTh_pf1=0.5、Th_pf2=0.8とする。
Th_pf1以上Th_pf2未満である場合(ステップS6;Yes)、機器稼動推定装置2は、機器稼動推定値として1(対象機器の稼動あり)を設定する(ステップS7)。続いて、機器稼動推定装置2は、機器稼動推定出力カウンタに1を加える(ステップS8)。
一方、Th_pf1以上Th_pf2未満でない場合(ステップS6;No)、機器稼動推定装置2は、機器稼動推定値として0(対象機器の稼動なし)を設定する(ステップS9)。
ステップS8又はステップS9実行後、機器稼動推定装置2は、前サンプル時の日時と現サンプル時の日時を比較し、日が変わっているか否か、すなわち日にちが更新されたか否かを判定する(ステップS10)。前サンプル時の日と現サンプル時の日が変化し日にちが更新されていた場合(ステップS10;Yes)、機器稼動推定装置2は、機器稼動推定出力カウンタを0クリアする(ステップS11)。日が変化していない場合(ステップS10;No)、機器稼動推定装置2は、そのまま定期的な処理を終了する。
次に、機器稼動推定値に基づく安否推定の処理について、図7を参照して説明する。この実施の形態1においては、安否推定処理はセンターサーバ11にて行われる。
まず、センターサーバ11は、前回の安否推定処理開始から所定時間Bが経過しているかを判定する(ステップS21)。ここで、所定時間Bについては、所定時間Aよりも長い時間が設定される。例えば、時間Bには、居住者が少なくとも1回は電気機器を操作する可能性のある時間幅として、6時間あるいは12時間、24時間、48時間などが設定される。この実施の形態では、所定時間Bとして6時間を設定したものとして説明を行う。
所定時間Bが経過していない場合(ステップS21;No)、センターサーバ11は、安否推定の処理を終了する。
一方、所定時間Bが経過している場合(ステップS21;Yes)、センターサーバ11は、機器稼動推定出力カウンタ値と安否判定閾値Th_cnとを比較して、機器稼動推定出力カウンタの値がTh_cnより小さいか否かを判定する(ステップS22)。
機器稼動推定出力カウンタの値がTh_cnより小さくない場合(ステップS22;No)、センターサーバ11は、安否状態の推定結果を正常であると設定する(ステップS25)。続いて、センターサーバ11は、安否状態異常カウンタを0クリアする(ステップS26)。
一方、機器稼動推定出力カウンタの値がTh_cnより小さい場合(ステップS22;Yes)、センターサーバ11は、安否状態の推定結果を異常であると設定する(ステップS23)。続いて、センターサーバ11は、安否状態異常カウンタに1を加える(ステップS24)。
続いて、センターサーバ11は、安否状態異常カウンタの値と警告閾値Th_ancを比較し、安否状態異常カウンタ値がTh_anc以上であるか否かを判定する(ステップS27)。ここで、Th_ancの値は、どのような時間周期で安否を決定したいかに応じて決まることができる。例えば、1日単位で推定を行いたい場合は、所定時間Bを6時間とした場合にはTh_ancの値は4となる。この場合には、1日の6時間の安否推定周期の中で、1回も電気機器の稼動推定結果が得られなかった場合に警告を発生するものとしている。
安否状態異常カウンタ値がTh_anc以上である場合(ステップS27;Yes)、センターサーバ11は、安否状態に問題があるとして、警告ありを設定する(ステップS28)。一方、安否状態異常カウンタ値がTh_ancより小さい場合(ステップS25;No)、又はステップS26実行後、センターサーバ11は、安否状態に問題はないということとし、警告の必要なしを設定する(ステップS29)。
ステップS28又はステップS29実行後、センターサーバ11は、前ステップで得られた警告あり/なしの設定状態を発信する(ステップS30)。ここで、センターサーバ11は、警告なしの場合には、何もしなくてもよい。ステップS30実行後、センターサーバ11は、処理を終了する。
以上説明したように、この実施の形態に係る安否推定システム1は、消費電力の変化と、力率とに基づいて、対象とする電気機器の稼動状態を推定する。このようにすれば、電力需要家9内で人の操作により電気機器の稼働状態の推定精度を向上することが可能となる。この結果、稼動する電気機器の推定結果から得られる居住者の安否情報の精度を向上させることができる。
また、この実施の形態に係る安否推定システム1は、高周波成分検出回路や周波数成分抽出処理などの特別な要素を必要とすることなく、対象とする機器の稼動推定が可能となる。このため、稼動状態推定装置2の構成が簡易になり、小型化、低コスト化が可能となる。さらには、稼動状態推定装置2の設置も容易になる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2について説明する。
図8には、この実施の形態2に係る機器稼動推定装置2の概略的な構成が示されている。図8に示すように、この実施の形態に係る安否推定システム1を構成する機器稼働推定装置2は、図2に示す上記実施の形態1に係る機器稼動推定装置2と比較すると、構成要素として、安否状態推定部28、警告部29を備えている点が異なる。以下、この実施の形態2では、上記実施の形態1と異なる要素について詳細に説明し、同様の構成については同様の符号を用いる。
安否状態推定部28は、機器稼動推定部27により得られた機器稼動推定結果に基づいて、電力需要家9の居住者の安否状態を推定する。警告部29は、安否状態推定部28の安否状態の推定結果に基づいて、警告の発生の有無を判定する。通信部30は、警告部29による警告状態をセンターサーバ11に送信する。すなわち、この実施の形態では、警告部29と通信部30とが、警告装置に対応する。
この実施の形態2では、機器稼動推定処理や安否推定処理の具体的な内容については、上記実施の形態1と同じである。
以上詳細に説明したように、この実施の形態に係る安否推定システム1では、機器稼動推定部27により得られる機器の稼動推定結果に基づいて、居住者の安否推定を行って警告を発する機能を、機器稼動推定装置2に搭載した。この場合、センターサーバ11では、安否状態の推定を行う機能が不要となるので、センターサーバ11の機能を簡略化することができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3について説明する。
図9には、この実施の形態3に係る安否推定システム1の概略的な構成が示されている。図9に示すように、この実施の形態では、引込み線8が単相3線式となっている。この実施の形態3では、上記実施の形態2と異なる構成について詳細に説明する。
図9に示すように、引込み線8が3線であるため、電圧計測部21および電流センサ23、電流計測部22は、それぞれ2回路となる。電圧計測部21の2つの回路をそれぞれ第1の電圧計測回路41、第2の電圧計測回路42とし、電流計則部22の2つの回路を第1の電流計測回路51、第2の電流計則回路52とする。
電圧計測部21の第1の電圧計測回路41は、引き込み線8の電圧線L1と中性線Nとの間の電圧を計測する。電圧計測部21の第2の電圧計測回路42は、引き込み線8の電圧線L2と中性線Nとの間の電圧を計測する。
同様に、電流計測部22の第1の電流計測回路51は、電流センサ23により電圧線L1に流れる電流を計測し、第2の電流計測回路52は、電流センサ23により電圧線L2に流れる電流を計測する。
また、電力演算部24は、第1の電圧検出回路41から得られる電圧信号と第1の電流検出回路51から得られる電流信号とに基づいて、電圧線L1と中性線Nとの間の消費電力を求める。同様に、電力演算部24は、第2の電圧検出回路42から得られる電圧信号と第2の電流検出回路52から得られる電流信号とに基づいて、電圧線L2と中性線Nとの間の消費電力を求める。電力演算部24で求める電力値は、上記実施の形態1と同様である。
すなわち、この実施の形態では、電圧計測部21は、単相3線式の2つの電力系統各々について、全体の電圧を計測する。電流計測部22は、2つの電力系統各々について、全体の電流を計測する。電力演算部24は、2つの電力系統各々について、全体の電力を求める。機器稼働状態推定部27は、2つの電力系統各々から得られる消費電力の時間変化と、皮相電力に対する有効電力の割合である力率とに基づいて、電力需要家9内で人の操作により稼動する電気機器4a乃至4gの稼動状態を推定する。
以上詳細に説明したように、単相3線式では、検出される電力値が2系統存在する。この実施の形態では、2系統それぞれの電力において、上記実施の形態1と同様に機器の稼動推定を行う。機器の稼動推定方法については、上記実施の形態1と同様である。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4について説明する。
図10には、この実施の形態に係る安否推定システム1の概略的な構成が示されている。図10に示すように、この実施の形態に係る安否推定システム1は、機器稼動推定装置2の構成要素として、機器電力データベース32をさらに備えている点が上記実施の形態2、3と異なる。以下、この実施の形態について、上記実施の形態2、3と異なる要素について詳細に説明する。
機器電力データベース32は、稼動推定対象となる電気機器の稼動時の電力に関する情報(有効電力、無効電力、力率)をデータベースとしてあらかじめ保持している。この実施の形態4に係る機器稼動推定装置2は、機器稼動推定部27での推定のために求められた電力に関する情報と機器電力データベース32内に格納された機器稼動推定対象電気機器の電力に関する情報とを比較し、一致あるいは近似する情報があった場合に、その情報に対応する電気機器を、稼動中の電気機器として推定する。
どの程度のずれを近似しているとみなすかは、適宜調整することができるが、例えば、両消費電力を示す波形データ相関係数が閾値以上であれば、両者は近似しているとみなすことができる。
電気機器の稼動推定結果から、居住者の安否推定、警告発信を行う処理については、実施形態1に示した動作と同様である。
以上詳細に説明したように、この実施の形態に係る安否推定システム1は、機器稼動状態の電力値をデータベースとして保持している情報と現在の消費電力に関する情報とを比較することにより、機器の稼動状態を推定する。このようにすれば、居住者の安否推定に必要な演算処理を簡略化することができるので、稼働機器を推定するのに要する処理時間を短縮することができる。
なお、上記実施の形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述のスレッドを実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、電力需要家内の居住者の安否の確認に好適である。
1 安否推定システム
2 機器稼働推定装置
3 分電盤
4 電灯線
5a〜5g 電気機器
6 ゲートウエイ
7 引き込み口
8 引き込み線
9 電力需要家
10 広域通信網
11 センターサーバ
12 電力系統
21 電圧計測部
22 電流計測部
23 電流センサ
24 電力演算部
25 計測値保存部
26 計測値平均化部
27 機器稼働推定部
28 安否状態推定部
29 警告部
30 通信部
31 演算部
32 機器電力データベース
41 第1の電圧計測回路
42 第2の電圧計測回路
51 第1の電流計則回路
52 第2の電圧計測回路

Claims (9)

  1. 電力系統から引き込み口を介して電力需要家内で稼働する電気機器に供給される全体の電圧を計測する電圧計測部と、
    前記引き込み口を介して流れる電流を計測する電流計測部と、
    前記電圧計測部から得られる電圧の計測値と、前記電流計測部から得られる電流の計測値とに基づいて、前記電力需要家の全体の電力に関する情報を求める電力演算部と、
    前記電力演算部で求められた電力に関する情報から得られる前記消費電力の時間変化と、皮相電力に対する有効電力の割合である力率とに基づいて、前記電力需要家内で人の操作により稼動する電気機器の稼動状態を推定する機器稼働状態推定部と、
    を備える機器稼動推定装置。
  2. 前記電圧計測部から得られる電圧の計測値と、前記電流計測部から得られる電流の計測値と、前記電力演算部で求められた消費電力の計測値を保存する計測値保存部と、
    前記計測値保存部に保存された計測値を、所定の時間で平均化する計算値平均化部と、
    をさらに備え、
    前記機器稼働状態推定部は、
    前記計算値平均化部で平均化された前記消費電力の時間変化と前記力率とに基づいて、前記電力需要家内で人の操作により稼動する電気機器の稼動状態を推定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機器稼働推定装置。
  3. 前記機器稼働状態推定部は、
    前記消費電力の時間変化量が正で、かつ、力率が所定範囲にある場合に、人の操作により稼動する家電機器が稼働していると推定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に機器稼働推定装置。
  4. 前記所定範囲が、0.5以上0.8以下である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の機器稼働推定装置。
  5. 電気機器の稼働時における消費電力の時間変化と力率とを含む電力に関する情報を、電気機器に対応づけて記憶する機器電力データベースをさらに備え、
    前記機器稼働状態推定部は、
    推定のために求められた前記消費電力に関する情報と、前記機器電力データベースに記憶された前記消費電力に関する情報とを比較することにより、稼働する家電機器を推定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の機器稼働推定装置。
  6. 前記電圧計測部は、
    複数の電力系統各々について、全体の電圧を計測し、
    前記電流計測部は、
    前記複数の電力系統各々について、全体の電流を計測し、
    前記電力演算部は、
    前記複数の電力系統各々について、全体の電力を求め、
    前記機器稼働状態推定部は、
    前記複数の電力系統各々から得られる前記消費電力の時間変化と、皮相電力に対する有効電力の割合である力率とに基づいて、前記電力需要家内で人の操作により稼動する電気機器の稼動状態を推定する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の機器稼働推定装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の機器稼働推定装置と、
    前記機器稼働推定装置の推定結果に基づいて、前記電力需要家の居住者の安否状態を推定する安否情報推定装置と、
    前記安否情報推定装置の推定結果に基づいて警告を発する警告装置と、
    を備える安否推定システム。
  8. 電力系統から引き込み口を介して電力需要家内で稼働する電気機器に供給される全体の電圧を計測する電圧計測部と、前記引き込み口を介して流れる電流を計測する電流計測部と、を用いて電気機器の稼働状態を推定する機器稼動推定方法であって、
    コンピュータが、前記電圧計測部から得られる電圧の計測値と、前記電流計測部から得られる電流の計測値とに基づいて、前記電力需要家の全体の電力に関する情報を求める電力演算工程と、
    コンピュータが、前記電力演算工程で求められた電力に関する情報から得られる前記消費電力の時間変化と、皮相電力に対する有効電力の割合である力率とに基づいて、前記電力需要家内で人の操作により稼動する電気機器の稼動状態を推定する機器稼働状態推定工程と、
    を含む機器稼動推定方法。
  9. 電力系統から引き込み口を介して電力需要家内で稼働する電気機器に供給される全体の電圧を計測する電圧計測部と、前記引き込み口を介して流れる電流を計測する電流計測部と、を用いて電気機器の稼働状態を推定するコンピュータを、
    前記電圧計測部から得られる電圧の計測値と、前記電流計測部から得られる電流の計測値とに基づいて、前記電力需要家の全体の電力に関する情報を求める電力演算部、
    前記電力演算部で求められた電力に関する情報から得られる前記消費電力の時間変化と、皮相電力に対する有効電力の割合である力率とに基づいて、前記電力需要家内で人の操作により稼動する電気機器の稼動状態を推定する機器稼働状態推定部、
    として機能させるプログラム。
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