JP5627643B2 - 過負荷検出装置、過負荷検出システム、過負荷検出方法及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、過負荷検出装置、過負荷検出システム、過負荷検出方法及びプログラムに関する。
近年、住宅の高気密・高断熱化により室内の空気の汚染がないクリーンな熱源として電力を利用した熱源が見直されている。また、電気温水給湯器やIH(Induction Heating)クッキングヒータ、食器洗浄機等の普及により、オール電化住宅が増加している。このような背景から、1年辺りに消費される電力は年々増加の一途をたどっている。
消費される電力が増加する中、電力供給の規制緩和が進められている。電力自由化により、電力供給ビジネスが活発化し、電力供給に関する競争が激しさを増している。
また、一般家庭における電気製品が増加すると、電灯線が過負荷状態に陥りやすくなる。電灯線の過負荷を検出すると幹線ブレーカが電気製品への電力供給を遮断する。電灯線の過負荷を回避する抜本的な解決方法は、電灯線の増強を行うことである。しかしながら、既存の電灯線の増強には、手間と多額の費用が必要となる。
そこで、電灯線の過負荷を防止する装置として、電灯線に流れる電流を監視し、通電電流の値が設定電流値を超えたことを検出して、ブレーカが落ちる前に警告を行う過電流警報装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−348718号公報
上記特許文献1に開示された過電流警報装置を用いれば、契約電流上限ぎりぎりの電力使用を行いながら、各家庭の幹線ブレーカが落ちてしまう問題を回避することが可能である。しかしながら、この過電流警報装置を用いても、幹線から通常部屋ごとに分岐する分岐線が過負荷状態となって、分岐ブレーカが落ちるのを防止できるわけではない。このため、この過電流警報装置を用いても、いずれかの分岐ブレーカに流れる電流が許容電流を超えてしまうと、その分岐ブレーカが落ちてしまう。
各分岐ブレーカに監視装置を取り付ければ、分岐ブレーカに流れる電流を監視し、分岐ブレーカが落ちるのを防止することは可能となる。しかしながら、分岐ブレーカの数だけ監視装置を取付けるほど分電盤内のスペースに余裕があるわけではない。また、分岐ブレーカ毎に監視装置を取り付ければ、その分コストも増大する。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、分岐線の過負荷状態を、効率良く、確実に防止することができる過負荷検出装置、過負荷検出システム、過負荷検出方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る過負荷検出装置は、
電流を制限する分岐ブレーカを介して幹線に接続された複数の分岐線の過負荷を検出する過負荷検出装置であって、
前記幹線を送られる電力の履歴を記憶する電力履歴記憶部と、
前記分岐ブレーカが落ちるまでの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを前記電力履歴記憶部から抽出して記憶するパターン記憶部と、
前記幹線を送られる電力の時間変化パターンと、前記パターン記憶部に記憶された電力の時間変化パターンとを比較することにより、前記各分岐線の過負荷の発生を推定する過負荷推定部と、
を備え
前記パターン記憶部は、
前記幹線を送られる電力に基づいて、いずれかの前記分岐ブレーカが落ちたことを検出し、検出した時点までの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを抽出して記憶する。
この発明によれば、幹線を送られる電力を計測し記憶する。そして、分岐ブレーカが落ちるまでの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを抽出して記憶する。さらに、記憶された電力の時間変化パターンと、現在の電力の時間変化パターンとを比較することにより、分岐線の過負荷の発生を推定する。
このようにすれば、分岐ブレーカが落ちたときの電力の時間変化パターンと同じような電力の時間変化パターンが現れた場合には、その後分岐線に過負荷が発生するものと予測することができる。電力の時間変化パターンに基づいて、過負荷を事前に検出することができるため、分岐ブレーカごとに監視装置を取り付けることなく、分岐線の過負荷状態を、効率良く、確実に防止することができる。
この発明の実施の形態に係る配電システムの全体的な構成を示すブロック図である。 図1の過負荷検出部の内部構成を示す模式図である。 幹線電力計測部で計測される炊飯器の使用電力の時間変化の一例を示すグラフである。 幹線電力計測部で計測されるドライヤーの使用電力の時間変化の一例を示すグラフである。 炊飯器とドライヤーが同一の分岐ブレーカに対応するコンセントに接続され、使用されていた場合に、その分岐ブレーカを供給される電力の時間変化の一例を示すグラフ(その1)である。 炊飯器とドライヤーが同一の分岐ブレーカに対応するコンセントに接続され、使用されていた場合に、その分岐ブレーカを供給される電力の時間変化の一例を示すグラフ(その2)である。 他の分岐ブレーカに対応するコンセントに接続された掃除機の使用電力の時間変化パターンの一例を示すグラフである。 さらに他の分岐ブレーカに対応するコンセントに接続されたエアコンの使用電力の時間変化パターンの一例を示すグラフである。 住戸全体の使用電力の時間変化パターンの一例を示すグラフである。 電力履歴記憶部の処理を示すフローチャートである。 パターン記憶部の処理を示すフローチャートである。 過負荷推定部の処理を示すフローチャートである。
この発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1には、この実施の形態1に係る住宅の配電システム100の全体構成が示されている。図1に示すように、配電システム100は、外部配線1と、幹線(主幹)ブレーカ2と、幹線3と、複数の分岐ブレーカ4と、複数の分岐線5と、複数のコンセント6とを備える。
外部配線1は、住宅外に設けられた外部電源(不図示)と幹線ブレーカ2との間に接続されている。外部配線1は、外部電源から供給される電力を幹線ブレーカ2に向けて送る。
幹線ブレーカ2は、外部配線1と幹線3との間に接続されている。幹線ブレーカ2は、外部配線1を介して送られる電力は、幹線ブレーカ2を介して幹線3に送られる。幹線ブレーカ2は、外部配線1から幹線3へ流れる電流が許容電流を超えた場合、外部配線1から幹線3への電力の供給を遮断する(すなわち、幹線ブレーカ2が落ちる)。すなわち、幹線ブレーカ2は、幹線3の過負荷を防止する。
幹線3は、住宅内の電灯線の幹線である。幹線3は、幹線ブレーカ2を介して供給される電力を複数の分岐ブレーカ4に送る。
複数の分岐ブレーカ4各々は、幹線3と分岐線5との間に挿入されている。分岐ブレーカ4は、幹線3を介して供給される電力を分岐線5へ送る。分岐ブレーカ4は、幹線3から分岐線5に流れる電流が許容電流を超えた場合、幹線3から分岐線5への電力の供給を遮断する(すなわち分岐ブレーカ4が落ちる)。すなわち、分岐ブレーカ4は、分岐線5の過負荷を防止する。
複数の分岐線5各々は、分岐ブレーカ5とコンセント6との間に接続されている。各分岐線5は、分岐ブレーカ4を介して供給される電力をコンセント6へ送る。分岐線5の数は何本であってもよい。
コンセント6には、負荷となる電気機器が接続される。このような電気機器には、炊飯器、ドライヤー、掃除機、エアコンなど様々なものがある。なお、分岐線5に複数のコンセント6が接続されるようにしてもよい。
配電システム100は、過負荷検出システム7を更に備える。図1に示すように、過負荷検出システム7は、過負荷検出部10と、使用量警告部11とを備える。
過負荷検出部10は、電流を制限する分岐ブレーカ4を介して幹線3に接続された複数の分岐線5の過負荷を検出する。過負荷検出部10は、幹線3に流れる電流を計測する。過負荷検出部10は、電力使用の推移(時間変化パターン)を履歴として記憶する。さらに、過負荷検出部10は、分岐ブレーカ4が落ちた場合にその時点を含む所定期間における電力の時間変化パターンを履歴として記憶された電力の時間変化パターンの中から抽出して記憶する。
さらに、過負荷検出部10は、現在、幹線3を介して供給される電力を監視し、その電力に基づいて分岐線5の過負荷を検出する。そして、過負荷検出部10は、現在の電力の時間変化パターンと、分岐ブレーカ4が落ちた時点の前後の電力の時間変化パターンとを比較し、同様な電力の時間変化パターンが現れたときに分岐線5に過負荷の発生を推定する。
使用量警告部11は、過負荷検出部10に分岐線5の過負荷が推定された時に居住者に対して所定の方法により警告を行う。例えば、使用量警告部11は、ディスプレイを備え、ディスプレイに警告を表示するようにしてもよい。また、使用量警告部11は、警報を音声出力するようにしてもよい。また、通信機能を用いて、居住者の携帯端末等に、警告情報を送信するようにしてもよい。
図2には、過負荷検出部10の内部構成が示されている。図2に示すように、過負荷検出部10は、幹線電力計測部20と、電力履歴記憶部21と、パターン記憶部22と、過負荷推定部23と、を備える。
幹線電力計測部20は、幹線3に流れる電流を計測する。より具体的には、幹線電力計測部20は、例えば、変流器によって幹線3に流れる電流を計測し、変圧器によって幹線3に印加される電圧を計測する。幹線電力計測部20は、計測された電流と電圧とを乗算することによって電圧の計測値を出力する。
電力履歴記憶部21、パターン記憶部22及び過負荷推定部23は、コンピュータによって実現されている。コンピュータは、CPU、メモリ、外部記憶装置及び外部インターフェイスを備えている。CPUが、外部記憶装置からメモリに読み込まれたプログラムを実行することにより、電力履歴記憶部21、パターン記憶部22及び過負荷推定部23の機能が実現される。
電力履歴記憶部21は、幹線電力計測部20によって計測された電力のサンプリングデータを履歴として記憶する。
パターン記憶部22は、分岐ブレーカ4が落ちた時点までの所定期間(例えば5分間)に計測された電力の時間変化パターンを電力履歴記憶部21から抽出して記憶する。より具体的には、パターン記憶部22は、幹線3を送られる電力に基づいて、いずれかの分岐ブレーカ4が落ちたことを検出し、検出した時点を基準とする所定期間内の電力の時間変化パターンを抽出して記憶する。例えば、電力が急に0W近傍の閾値を下回った場合に、分岐ブレーカ4が落ちたとみなすことができる。
過負荷推定部23は、幹線3を介して供給される電力の時間変化パターンと、パターン記憶部22に記憶された電力の時間変化パターンとを比較することにより、分岐線5の過負荷の発生を推定する。より具体的には、過負荷推定部23は、幹線3を送られる電力の時間変化パターンと、パターン記憶部22に記憶された電力の時間変化パターンとの相関値が所定の閾値以上である場合に、分岐線5の過負荷が発生すると推定する。
過負荷検出部10について、より具体的に説明する。
図3には、幹線電力計測部20で計測される炊飯器の使用電力の時間変化の一例が示されている。図3では、縦軸が電力(W)であり、横軸が時間(hour)である。図3に示すように、炊飯器の使用電力の時間変化パターンは、朝方の時間帯と夕方の時間帯にそれぞれピークを有している。
図4には、幹線電力計測部20で計測されるドライヤーの使用電力の時間変化の一例が示されている。図4においても、縦軸が電力(W)であり、横軸が時間(hour)である。図4に示すように、ドライヤーは、朝のシャワーや夕方の入浴後、髪を乾かす際に使用されるため、ドライヤーの使用電力の時間変化パターンは、朝方の時間帯と夕方の時間帯にそれぞれピークを有している。
炊飯器とドライヤーが同一の分岐ブレーカ4に対応するコンセント6に接続され、使用されていた場合には、その分岐ブレーカ4を介して供給される電力は、図5に示されるようになる。ただし、図5に示す特性曲線は、分岐ブレーカ4に流れる電流が許容電流以下となっている場合に計測されたものである。
これに対し、例えば、分岐ブレーカ4の許容電流が20(A)と低く、分岐ブレーカ4に流れる電流が許容電流を超えた場合について考える。この場合には、その分岐ブレーカ4を介して供給される電力の時間変化パターンは、図6に示されるもののようになる。図5と図6とを比較するとわかるように、分岐ブレーカ4が遮断された時点で、使用電力は最高値から0(W)に即時に変化している。
図7には、他の分岐ブレーカ4に対応するコンセント6に接続された掃除機の使用電力の時間変化パターンの一例が示されている。また、図8には、さらに他の分岐ブレーカ4に対応するコンセント6に接続されたエアコンの使用電力の時間変化パターンの一例が示されている。
炊飯器とドライヤーと掃除機とエアコンのみがこの家庭で使用されたと仮定した場合に、家全体の使用電力の時間変化パターンは、図6に示す使用電力の時間変化パターンと、図7に示す使用電力の時間変化パターンと、図8に示す使用電力の時間変化パターンとを加算した時間変化パターンとなる。図9には、住戸全体の使用電力の時間変化パターンの一例が示されている。
図9に示す家全体の使用電力の時間変化パターンが、幹線電力計測部20によって計測される使用電力の時間変化パターンとなる。パターン記憶部22には、図9に示すように、使用電力の時間変化パターンが記憶される。この例では、朝と夕に分岐ブレーカ4が電力供給を遮断するので、その前後の所定期間における電力の時間変化パターンと日時とが対応付けられてパターン記憶部22に記憶される。
別の日に、炊飯器とドライヤーと掃除機とエアコンが同じような方法で使用されると、使用電力の時間変化パターンは、図9に示すようなパターンとなり、同じように、分岐ブレーカ4が落ちるようになる。そこで、過負荷推定部23は、分岐ブレーカ4が落ちる前に、(例えば、図9のA、Bで示される時点)分岐線5に過負荷が発生するものと推定する。
より具体的には、幹線電力計測部20で計測される電力の時間変化のパターンと、パターン記憶部22に記憶された分岐ブレーカ4が遮断されるパターンとを比較することにより、分岐線3の過負荷の発生を推定する。過負荷の発生が推定された場合、過負荷推定部23は、その旨を使用量警告部11に出力する。
使用量警告部11は、過負荷検出部10で、分岐線5の過負荷の発生が推定された場合に、警告を出力する。居住者は、警告によって例えばドライヤーの使用を中断することにより、分岐ブレーカ4が落ちるのを防止することができる。
次に、配電システム100の動作について説明する。
図10には、電力履歴記憶部21の処理が示されている。図10に示すように、まず、電力履歴記憶部21は、サンプリング時間が経過するまで待つ(ステップS1;No)。サンプリング時間が経過すると(ステップS1;Yes)、電力履歴記憶部21は、計測した電力の計測値(電力値)の履歴を記憶する(ステップS2)。ステップS2実行後、電力履歴記憶部21は、再びサンプリング時間の経過待ちとなる(ステップS1;No)。
図11には、パターン記憶部22の処理が示されている。図11に示すように、まず、パターン記憶部22は、入力される電力に基づいて、分岐ブレーカ4が遮断されるまで待つ(ステップS11;No)。分岐ブレーカ4が遮断された場合(ステップS11;Yes)、パターン記憶部22は、前後のパターンを比較パターンとして抽出し記憶する(ステップS12)。ステップS12実行後、パターン記憶部22は、分岐ブレーカ4が再び遮断されるまで待つ(ステップS11;No)。
図12には、過負荷推定部23の処理が示されている。図12に示すように、まず。過負荷推定部23は、幹線電力計測部20から電力の計測値が入力されるまで待つ(ステップS21;No)。計測値が入力されると(ステップS21;Yes)、過負荷推定部23は、現在の電力の時間変化パターンと、パターン記憶部22に記憶された電力の時間変化パターンとの相関値を算出する(ステップS22)。
続いて、過負荷推定部23は、相関値が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS23)。相関値が所定の閾値以上でない場合(ステップS23;No)、過負荷推定部23は、再び計測値の入力待ちとなる(ステップS21;No)。
一方、相関値が所定の閾値以上である場合(ステップS23;Yes)、過負荷推定部23は、警告情報を出力する(ステップS24)。ステップS24の実行後、過負荷推定部23は、再び計測値の入力待ちとなる(ステップS21;No)。使用量警告部11は、過負荷推定部23から出力された警告情報に基づいて、警告を出力する。この警告を受け、居住者等は、例えば、特定の電気機器の使用を停止する。これにより、分岐ブレーカ4が落ちるのが防止される。
以上詳細に説明したように、この実施の形態によれば、幹線3を供給される電力を計測し記憶する。そして、分岐ブレーカ4が落ちるまでの所定期間における電力の時間変化パターンを抽出して記憶する。さらに、パターン記憶部22に記憶された電力の時間変化パターンと、現在の電力の時間変化パターンとを比較することにより、分岐線5の過負荷の発生を推定する。
このようにすれば、分岐ブレーカ4が落ちたときの電力の時間変化パターンと同じような電力の時間変化パターンが現れた場合には、その後分岐線5に過負荷が発生するものと予測することができる。電力の時間変化パターンに基づいて、過負荷を事前に検出することができるため、分岐ブレーカ4ごとに監視装置を取り付けることなく、分岐線5の過負荷状態を、効率良く、確実に防止することができる。
すなわち、この実施の形態によれば、幹線3の電力の使用状態のみを監視することによって、分岐ブレーカ4が落ちる電力の時間変化パターンを学習し、分岐ブレーカ4が落ちたときの電力の時間変化パターンに当てはまるような電力の使用状態を検知した時点で警告を行う。これにより、家庭内の電力負荷を協調制御して、各住戸に最適な方法でピーク電力を抑制することが可能となる。
なお、この実施の形態では、分岐ブレーカ4が落ちるまでの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを抽出したが、分岐ブレーカ4が落ちる前後の所定期間に計測された電力の時間変化パターンを抽出するようにしてもよい。
なお、上記実施の形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical Disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、家屋内の電気機器に電力を分配供給する配電システムに用いるのに好適である。
1 外部配線
2 幹線ブレーカ
3 幹線
4 分岐ブレーカ
5 分岐線
6 コンセント
7 過負荷検出システム
10 過負荷検出部
11 使用量警告部
20 幹線電力計測部
21 電力履歴記憶部
22 パターン記憶部
23 過負荷推定部
100 配電システム

Claims (5)

  1. 電流を制限する分岐ブレーカを介して幹線に接続された複数の分岐線の過負荷を検出する過負荷検出装置であって、
    前記幹線を送られる電力の履歴を記憶する電力履歴記憶部と、
    前記分岐ブレーカが落ちるまでの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを前記電力履歴記憶部から抽出して記憶するパターン記憶部と、
    前記幹線を送られる電力の時間変化パターンと、前記パターン記憶部に記憶された電力の時間変化パターンとを比較することにより、前記各分岐線の過負荷の発生を推定する過負荷推定部と、
    を備え
    前記パターン記憶部は、
    前記幹線を送られる電力に基づいて、いずれかの前記分岐ブレーカが落ちたことを検出し、検出した時点までの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを抽出して記憶する、
    負荷検出装置。
  2. 前記過負荷推定部は、
    前記幹線を送られる電力の時間変化パターンと、前記パターン記憶部に記憶された電力の時間変化パターンとの相関値が所定の閾値以上である場合に、前記各分岐線の過負荷が発生すると推定する、
    請求項1に記載の過負荷検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の過負荷検出装置と、
    前記過負荷検出装置で、前記各分岐線の過負荷の発生が推定された場合に、警告を出力する警告装置と、
    を備える過負荷検出システム。
  4. 電流を制限する分岐ブレーカを介して幹線に接続された複数の分岐線の過負荷を検出する過負荷検出方法であって、
    前記幹線を送られる電力の履歴を記憶する電力履歴記憶工程と、
    前記分岐ブレーカが落ちるまでの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを、記憶された電力の履歴から抽出して記憶するパターン記憶工程と、
    前記幹線を送られる電力の時間変化パターンと、前記パターン記憶工程で記憶された電力の時間変化パターンとを比較することにより、前記各分岐線の過負荷の発生を推定する過負荷推定工程と、
    を含み、
    前記パターン記憶工程は、
    前記幹線を送られる電力に基づいて、いずれかの前記分岐ブレーカが落ちたことを検出し、検出した時点までの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを抽出して記憶する工程を含む、
    負荷検出方法。
  5. 電流を制限する分岐ブレーカを介して幹線に接続された複数の分岐線の過負荷を検出するコンピュータを、
    前記幹線を送られる電力の履歴を記憶する電力履歴記憶部、
    前記分岐ブレーカが落ちるまでの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを前記電力履歴記憶部から抽出して記憶するパターン記憶部、
    前記幹線を送られる電力の時間変化パターンと、前記パターン記憶部に記憶された電力の時間変化パターンとを比較することにより、前記各分岐線の過負荷の発生を推定する過負荷推定部、
    として機能させ
    前記パターン記憶部は、
    前記幹線を送られる電力に基づいて、いずれかの前記分岐ブレーカが落ちたことを検出し、検出した時点までの所定期間に計測された電力の時間変化パターンを抽出して記憶する、
    ログラム。
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