JP2013170989A - 距離測定方法及びレーダー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、パルス圧縮技術を利用したレーダー技術において、遠距離にある対象物を高精度に測定するとともに、近距離にある対象物も高精度に測定する。
【解決手段】本発明は、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物Oに送信するレーダー信号送信部2と、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態において非受信状態になる一方で、非送信状態において受信状態になるように、受信状態及び非受信状態の間で状態を切り替えながら、反射レーダー信号を対象物Oから受信するレーダー信号受信部5と、レーダー信号送信部2が送信した無相関信号及びレーダー信号受信部5が受信した反射レーダー信号の相関処理を実行することにより、対象物Oまでの距離を測定する相関処理実行部6と、を備えることを特徴とするレーダー装置Rである。
【選択図】図3

Description

本発明は、対象物までの距離を測定する距離測定方法及びレーダー装置に関する。
対象物までの距離を測定する技術として、レーダー技術が知られている。対象物に送信レーダー信号を送信し、対象物から反射レーダー信号を受信し、送信レーダー信号に対する反射レーダー信号の遅延時間を測定し、対象物までの距離を測定する。レーダー信号の伝搬速度c及び送信レーダー信号に対する反射レーダー信号の遅延時間τに基づいて、対象物までの距離をL=cτ/2と測定することができる。
具体的には、レーダー信号送信の1周期中に、まずパルス状の送信レーダー信号を送信し、次に残りの期間で反射レーダー信号を受信する。ここで、レーダー信号送信の1周期をTとし、送信レーダー信号のパルス幅をwとする。
測定距離の遠距離側の限界は、Lmax=cT/2である。測定距離が遠距離側の限界を超えると、あるレーダー信号送信の1周期において、反射レーダー信号を受信しているときには、次のレーダー信号送信の1周期において、送信レーダー信号を既に送信しており、レーダー信号送信の2つの周期が重なるためである。
測定距離の近距離側の限界は、Lmin=cw/2である。測定距離が近距離側の限界を超えると、あるレーダー信号送信の1周期において、反射レーダー信号の受信を開始するときには、そのレーダー信号送信の1周期において、送信レーダー信号の送信を完了しておらず、パルスの末尾の一部しか受信できないためである。
信号対雑音比を高くするためには、パルスのエネルギーを高くすればよい。ここで、パルスのエネルギーを高くするためには、パルスのピークパワーを高くすることが考えられるが、パルスのピークパワーは最大送信電力で制限される。そこで、パルスのエネルギーを高くするためには、パルス幅wを広げることが望ましい。
しかし、パルス幅wを広げれば、遠距離にある対象物までの距離を測定するには、好都合であるが、近距離にある対象物までの距離を測定するには、測定距離の近距離側の限界のため不都合である。そして、送信レーダー信号に対する反射レーダー信号の遅延時間τがあいまいにしか測定できないため、レーダー画像がぼやけるという問題がある。
パルス幅wを広げても、レーダー画像を鮮明にする技術として、パルス圧縮技術が知られている。パルス圧縮方式によるレーダーでは、一般に送信信号に無相関信号を使用する。無相関信号とは、その信号波形そのものと、その信号波形を時間シフトした信号波形と、の間で相関値の低いものであり、擬似ランダムノイズ信号などがその性質を持つことが知られている。従来のパルス圧縮技術のレーダー装置の構成及びタイムチャートを図1及び図2に示す。
従来のパルス圧縮技術のレーダー装置Rは、無相関信号生成部1、レーダー信号送信部2、スピーカー3、マイクロホン4、レーダー信号受信部5、相関処理実行部6、送信タイミングスイッチ7T、受信タイミングスイッチ7R及び動作タイミング切替部8から構成される。
無相関信号生成部1は、擬似ランダム信号としての無相関信号を生成する。レーダー信号送信部2は、対象物Oに送信レーダー信号を送信する。スピーカー3は、対象物Oに送信レーダー信号を照射する。マイクロホン4は、対象物Oから反射レーダー信号を収集する。レーダー信号受信部5は、対象物Oから反射レーダー信号を受信する。
相関処理実行部6は、送信レーダー信号及び反射レーダー信号の相関処理を実行することにより、対象物Oまでの距離を測定する。具体的には、相関処理実行部6は、送信レーダー信号T(t)及び反射レーダー信号R(t)に基づいて、送信レーダー信号T(t)に対する反射レーダー信号R(t)の遅延時間τに関する相関関数d(τ)を計算する。
Figure 2013170989
送信タイミングスイッチ7Tは、レーダー信号送信部2の動作タイミングを決定する。受信タイミングスイッチ7Rは、レーダー信号受信部5の動作タイミングを決定する。動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信部2及びレーダー信号受信部5に対して、レーダー信号送信の1周期中に1回のみ、動作タイミングを切り替える。
つまり、動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの送信期間WTにおいて、動作タイミング信号“1”を出力し、送信タイミングスイッチ7TをONにする一方で、受信タイミングスイッチ7RをOFFにし、レーダー信号送信部2を動作させる一方で、レーダー信号受信部5を動作させない。
そして、動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの受信期間WRにおいて、動作タイミング信号“0”を出力し、送信タイミングスイッチ7TをOFFにする一方で、受信タイミングスイッチ7RをONにし、レーダー信号送信部2を動作させない一方で、レーダー信号受信部5を動作させる。
無相関信号生成部1は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの全期間において、無相関信号を生成しているが、スピーカー3は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの送信期間WTのみにおいて、無相関信号を抽出して照射している。
ここで、レーダー信号送信の1周期Tのうちの送信期間WTを広げても、送信レーダー信号T(t)に対する反射レーダー信号R(t)の遅延時間τに関する相関関数d(τ)は、対象物Oまでの距離に対応する遅延時間τにおいて鋭いピークを有する。よって、パルス圧縮技術では通常のレーダー技術より、レーダー画面を鮮明にすることができる。
パルス圧縮技術の具体的形態が、特許文献1及び特許文献2に開示されている。特許文献1では、上記に加えてさらに、測距周期を周囲の状況に応じて可変にすることにより、センシング領域を周囲の状況に応じて可変にすることができる。特許文献2では、上記に加えてさらに、対象物が送信レーダー信号及び受信レーダー信号の方向と同一の方向に速度成分を有していても、送信レーダー信号に対する受信レーダー信号のドップラーシフトを補償することにより、レーダー画面を鮮明にすることができる。
特開平9−21869号公報 特開2010−197241号公報
パルス圧縮方式によるレーダーでは、パルス幅wを広くすれば、パルスのエネルギーを高くすることができるため、遠距離にある対象物Oを高精度に測定することはできるが、測定距離の近距離側の限界を長くしてしまうため、近距離にある対象物Oを効率よく測定することはできない。一方で、パルス幅wを狭くすれば、測定距離の近距離側の限界を短くすることができるため、近距離にある対象物Oを効率よく測定することはできるが、パルスのエネルギーを低くしてしまうため、遠距離にある対象物Oを効率よく測定することはできない。
ところで、パルス圧縮技術を利用したレーダー技術は、超音波や電磁波などを利用したレーダー技術に適用することができる。以下の説明では、空中超音波を利用したレーダー技術において、パルス圧縮技術を利用したレーダー技術の解決課題を説明する。
空中超音波を利用したレーダー技術においては、電磁波を利用したレーダー技術と比較して、レーダー信号の伝搬速度cが遅く、レーダー信号の減衰が大きく、そのため5m程度の測定距離でしか実用的でない。そこで、レーダー信号の減衰を補償するため、パルス圧縮技術によりパルスの実効エネルギーを高くしたいが、以下の解決課題が発生する。
空中超音波を利用したレーダー技術においては、通常40kHz〜60kHzの発音/受音素子が利用される。ここで、発音/受音素子は、共鳴体であるため、駆動を開始しても簡単には鳴り出さず、駆動を停止しても簡単には止まらない。そこで、パルス幅wとして、w=2ms内外に設定することが通常であり、このパルス幅wには、40kHzの波動が80波入り、60kHzの波動が120波入る。
そこで、パルス幅wとして、w=2msに設定し、パルスのピークパワーとして、1Wに設定する。すると、測定距離の近距離側の限界は、Lmin=340m/s×2ms/2=0.34mとなる。そして、パルスのエネルギーは1W×2ms=2mJとなる。しかし、この程度のエネルギーでは、レーダー信号の減衰のため、遠距離物体の測定能力は、上記の5m程度でしかない。
そこでパルス幅wを拡大し、w=32msに設定し、パルスのピークパワーとして、1Wに設定する。すると、測定距離の近距離側の限界は、Lmin=340m/s×32ms/2=5.44mとなる。そして、パルスのエネルギーは1W×32ms=32mJとなる。5m程度の距離の物体をこのエネルギーで観測できるため、w=32msのパルスを用いるときにはw=2msのパルスを用いるときより効率がよい。
より高精度の検出のため、さらにパルス幅wを拡大し、w=64msに設定し、パルスのピークパワーとして、1Wに設定する。すると、パルスのエネルギーは1W×64ms=64mJとなる。そして、測定距離の近距離側の限界は、Lmin=340m/s×64ms/2=10mとなる。しかし、5m程度の距離の物体からの反射波は、w=64msの半分の32msが経過した時点で戻ってくるため、送信機と受信機を同時駆動できない理由により、受信機においては、w=64msの場合もw=32msの場合と、同等のエネルギーしか受信できず、物体検出能力も同等となる。よって、5m程度の距離の物体の検出能力を単にパルス幅の拡大によって向上させる方法には一定の限界がある。
パルス圧縮レーダーでは、近接物体の検出能力を重視してパルス幅を小さくすると、遠方物体を検出できない。逆に遠方物体の検出能力を重視してパルス幅を大きくとると、近接物体は一定以上の能力では検出できない。この課題を解決するために、本発明は、パルス圧縮技術を利用したレーダー技術において、遠距離にある対象物を高精度に測定するとともに、近距離にある対象物も高精度に測定することを目的とする。
上記目的を達成するために、レーダー信号送信及びレーダー信号受信に対して、レーダー信号送信の1周期中に複数回に渡って、動作タイミングを切り替えることとした。
具体的には、本発明は、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物に送信することを特徴とする距離測定方法である。
また、本発明は、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物に送信し、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、前記送信状態において非受信状態になる一方で、前記非送信状態において受信状態になるように、前記受信状態及び前記非受信状態の間で状態を切り替えながら、反射レーダー信号を前記対象物から受信して、送信した前記無相関信号及び受信した前記反射レーダー信号の相関処理を実行することにより、前記対象物までの距離を測定することを特徴とする距離測定方法である。
また、本発明は、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物に送信するレーダー信号送信部、を備えることを特徴とするレーダー装置である。
また、本発明は、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物に送信するレーダー信号送信部と、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、前記送信状態において非受信状態になる一方で、前記非送信状態において受信状態になるように、前記受信状態及び前記非受信状態の間で状態を切り替えながら、反射レーダー信号を前記対象物から受信するレーダー信号受信部と、前記レーダー信号送信部が送信した前記無相関信号及び前記レーダー信号受信部が受信した前記反射レーダー信号の相関処理を実行することにより、前記対象物までの距離を測定する相関処理実行部と、を備えることを特徴とするレーダー装置である。
この構成によれば、遠距離にある対象物を高精度に測定するとともに、近距離にある対象物も高精度に測定することができる。
また、本発明は、前記送信状態及び前記非送信状態の間の状態切替パターンを変更することにより、前記対象物までの距離の測定感度特性を変更することを特徴とする距離測定方法である。
また、本発明は、前記レーダー信号送信部は、前記送信状態及び前記非送信状態の間の状態切替パターンを変更することにより、前記対象物までの距離の測定感度特性を変更することを特徴とするレーダー装置である。
この構成によれば、あらゆる距離にある対象物を高精度に測定することができる。
また、本発明は、レーダー動作の1周期中における前記送信状態の合計時間を、レーダー動作の1周期に対して略50%に設定することを特徴とする距離測定方法である。
また、本発明は、前記レーダー信号送信部は、レーダー動作の1周期中における前記送信状態の合計時間を、レーダー動作の1周期に対して略50%に設定することを特徴とするレーダー装置である。
この構成によれば、最も効率よく送信電力を受信回収することができる。
本発明は、パルス圧縮技術を利用したレーダー技術において、遠距離にある対象物を高精度に測定するとともに、近距離にある対象物も高精度に測定することができる。
従来のパルス圧縮技術のレーダー装置の構成を示す図である。 従来のパルス圧縮技術のレーダー装置のタイムチャートを示す図である。 本願発明のレーダー装置の構成を示す図である。 本願発明のレーダー装置のタイムチャートを示す図である。 比較例における測定距離の感度特性のシミュレーション結果を示す図である。 本願発明における第1の測定距離の感度特性のシミュレーション結果を示す図である。 本願発明における第2の測定距離の感度特性のシミュレーション結果を示す図である。 本願発明における第1及び第2の測定距離の感度特性のシミュレーション結果を比較する図である。 比較例における測定距離の感度特性のシミュレーション結果を示す図である。 本願発明における第1の測定距離の感度特性のシミュレーション結果を示す図である。 本願発明における第2の測定距離の感度特性のシミュレーション結果を示す図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
まず、距離測定方法について、概略を説明する。レーダー信号送信処理及びレーダー信号受信処理は、同一の主体が行なってもよく、異なる主体が行ってもよい。
レーダー信号送信処理では、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物に送信する。ここで、送信状態とは、無相関信号を抽出して送信する状態であり、非送信状態とは、無相関信号を送信しないのみならず、波形信号を何ら送信しない状態である。
レーダー信号受信処理では、レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、受信状態及び非受信状態の間で状態を切り替えながら、反射レーダー信号を対象物から受信する。ここで、送信状態において非受信状態になる一方で、非送信状態において受信状態になるように、受信状態及び非受信状態の間で状態を切り替える。
相関処理実行段階では、送信した無相関信号及び受信した反射レーダー信号の相関処理を実行することにより、対象物までの距離を測定する。
ここで、送信状態及び非送信状態の間の状態切替パターンを変更することにより、対象物までの距離の測定感度特性を変更することもできる。
さらに、レーダー動作の1周期中における送信状態の合計時間を、レーダー動作の1周期に対して略50%に設定することもできる。
次に、レーダー装置について、詳細を説明する。レーダー信号送信部及びレーダー信号受信部は、同一の装置内に配置されていてもよく、異なる装置内に配置されていてもよい。以下の実施形態では、前者の場合について説明する。
本願発明のレーダー装置の構成及びタイムチャートを図3及び図4に示す。本願発明のレーダー装置Rは、無相関信号生成部1、レーダー信号送信部2、スピーカー3、マイクロホン4、レーダー信号受信部5、相関処理実行部6、送信タイミングスイッチ7T、受信タイミングスイッチ7R、無相関信号スイッチ7C及び動作タイミング切替部8から構成される。本願発明においては、従来技術と比較して、動作タイミング切替部8が異なる処理を実行し、無相関信号スイッチ7Cが新たに追加される。
無相関信号生成部1は、擬似ランダム信号としての無相関信号を生成する。無相関信号として、周波数チャープ信号、M(Maximal length)系列などの擬似ランダムパルスで変調された信号及びマルチキャリアOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号などが知られている。レーダー信号送信部2は、対象物Oに送信レーダー信号を送信する。スピーカー3は、対象物Oに送信レーダー信号を照射する。マイクロホン4は、対象物Oから反射レーダー信号を収集する。レーダー信号受信部5は、対象物Oから反射レーダー信号を受信する。
相関処理実行部6は、送信レーダー信号及び反射レーダー信号の相関処理を実行することにより、対象物Oまでの距離を測定する。具体的には、相関処理実行部6は、送信レーダー信号T(t)及び反射レーダー信号R(t)に基づいて、送信レーダー信号T(t)に対する反射レーダー信号R(t)の遅延時間τに関する相関関数d(τ)を計算する。
Figure 2013170989
送信タイミングスイッチ7Tは、レーダー信号送信部2の動作タイミングを決定する。受信タイミングスイッチ7Rは、レーダー信号受信部5の動作タイミングを決定する。動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信部2及びレーダー信号受信部5に対して、レーダー信号送信の1周期中に複数回に渡って、動作タイミングを切り替える。
つまり、動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの送信期間WT1、WT2、WT3において、動作タイミング信号“1”を出力し、送信タイミングスイッチ7TをONにする一方で、受信タイミングスイッチ7RをOFFにし、レーダー信号送信部2を動作させる一方で、レーダー信号受信部5を動作させない。
そして、動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの送信期間WT1、WT2、WT3以外の受信期間において、動作タイミング信号“0”を出力し、送信タイミングスイッチ7TをOFFにする一方で、受信タイミングスイッチ7RをONにし、レーダー信号送信部2を動作させない一方で、レーダー信号受信部5を動作させる。
無相関信号生成部1は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの全期間において、無相関信号を生成しているが、スピーカー3は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの送信期間WT1、WT2、WT3において、無相関信号を抽出して照射している。
無相関信号スイッチ7Cは、相関処理実行部6が送信レーダー信号及び反射レーダー信号の相関処理を実行するにあたり、送信レーダー信号と同一の信号を生成する。
つまり、動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの送信期間WT1、WT2、WT3において、動作タイミング信号“1”を出力し、無相関信号スイッチ7CをONにし、無相関信号を相関処理実行部6に出力する。
そして、動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信の1周期Tのうちの送信期間WT1、WT2、WT3以外の受信期間において、動作タイミング信号“0”を出力し、無相関信号スイッチ7CをOFFにし、無相関信号を相関処理実行部6に出力しない。
近距離にある対象物Oを測定するためには、送信レーダー信号を送信してから短時間後に、反射レーダー信号を受信すればよい。例えば、送信期間WT1に送信した送信レーダー信号に対応する反射レーダー信号を、送信期間WT1及び送信期間WT2の間の受信期間WR1に受信すればよい。または、送信期間WT2に送信した送信レーダー信号に対応する反射レーダー信号を、送信期間WT2及び送信期間WT3の間の受信期間WR2に受信すればよい。または、送信期間WT3に送信した送信レーダー信号に対応する反射レーダー信号を、送信期間WT3の後の受信期間WR3に受信すればよい。
遠距離にある対象物Oを測定するためには、送信レーダー信号を送信してから長時間後に、反射レーダー信号を受信すればよい。例えば、送信期間WT1に送信した送信レーダー信号に対応する反射レーダー信号を、送信期間WT2及び送信期間WT3の間の受信期間WR2に受信するか、送信期間WT3の後の受信期間WR3に受信すればよい。または、送信期間WT2に送信した送信レーダー信号に対応する反射レーダー信号を、送信期間WT3の後の受信期間WR3に受信するか、次のレーダー信号の送信周期における送信期間WT1の後の受信期間WR1に受信すればよい。
つまり、レーダー信号送信の1周期Tにおいて、送信期間が送信期間WT1、WT2、WT3の合算分だけ確保されているため、パルスのエネルギーを高くすることができ、遠距離にある対象物Oを高精度に測定することができる。そして、レーダー信号送信の1周期Tにおいて、送信期間が送信期間WT1、WT2、WT3のように分割で確保されているため、測定距離の近距離側の限界を短くすることができ、近距離にある対象物Oも高精度に測定することができる。このように、本願発明のレーダー装置Rは、遠距離測定にも近距離測定にも合わせて適用することができる。
ここで、分割された送信期間の合計を、レーダー信号送信の1周期Tの50%とすると、分割された受信期間の合計も、レーダー信号送信の1周期Tの50%となる。このときには、最も効率よく送信電力を受信回収することができる。
そして、レーダー信号送信の1周期Tにおいて、動作タイミングの切替パターンは、周期的であってもよく非周期的であってもよい。例えば、図4に示したタイムチャートで例示すれば、レーダー信号送信の1周期Tにおいて、送信期間WT1及び受信期間WR1の切替パターン、送信期間WT2及び受信期間WR2の切替パターン、並びに送信期間WT3及び受信期間WR3の切替パターンは、同一であってもよく異なっていてもよい。
ところで、遠距離及び近距離の中間の距離にある物体の検出において、送信期間WT1に送信した送信レーダー信号に対応する反射レーダー信号を、送信期間WT2と同一の期間である非受信期間wr12に受信することはできず、送信期間WT3と同一の期間である非受信期間wr23に受信することはできない。そして、送信期間WT2に送信した送信レーダー信号に対応する反射レーダー信号を、送信期間WT3と同一の期間である非受信期間wr23に受信することはできず、次のレーダー信号の送信周期における送信期間WT1と同一の期間である非受信期間wr31に受信することはできない。よって、測定距離によっては、測定感度が高い測定距離もあれば、測定感度が低い測定距離もある。
しかし、動作タイミング切替部8は、動作タイミングの切替パターンを変更することにより、測定距離の感度特性を変更することができる。つまり、動作タイミング切替部8は、ある測定距離における測定感度を高くしても、他の測定距離における測定感度を低くする動作タイミングの切替パターンと、当該他の測定距離における測定感度を高くしても、当該ある測定距離における測定感度を低くする動作タイミングの切替パターンを、目標とする測定距離に応じて使い分ける。よって、本願発明のレーダー装置Rは、当該ある測定距離における測定感度を高くすることができ、当該他の測定距離における測定感度も高くすることができ、あらゆる距離にある対象物Oを高精度に測定することができる。
ここで、測定距離の感度特性は、数式3のように表わされる。
Figure 2013170989
σ(t)は、レーダー信号送信部2の動作タイミング信号であり、σ(t)=1のときには、レーダー信号送信部2は動作し、σ(t)=0のときには、レーダー信号送信部2は停止する。ρ(t)は、レーダー信号受信部5の動作タイミング信号であり、ρ(t)=1−σ(t)が成立し、ρ(t)=1のときには、レーダー信号受信部5は動作し、ρ(t)=0のときには、レーダー信号受信部5は停止する。xは、測定距離である。Pは、送信電力である。U(x)は、測定距離の感度特性である。簡単のため、P=1かつc/2=1とすれば、測定距離の感度特性は、数式4のように表わされる。
Figure 2013170989
レーダー信号送信は、1周期Tで繰り返されるため、U(x)、σ(t)及びρ(t)は、それぞれ、数式5、6、7のように、フーリエ級数u、σ、ρで展開することができる。ここで、ω=2π/Tである。
Figure 2013170989
Figure 2013170989
Figure 2013170989
フーリエ級数u、σ、ρは、数式8のように、関係付けることができる。ここで、ρ はρの複素共役を表す。
Figure 2013170989
ρ(t)=1−σ(t)であることから、フーリエ級数uは、数式9のように表わされる。ここで、ηは、レーダー信号送信の1周期Tに対する、分割された送信期間(例えば、図4の送信期間WT1、WT2、WT3)の合計のデューティ比率である。
Figure 2013170989
数式9の見通しを良くするため、単発の送信レーダー信号のみを取り出せば、U(x)は、数式10のように、フーリエ変換することができる。
Figure 2013170989
(ω)は、U(x)のフーリエ変換である。σ(ω)は、σ(t)のフーリエ変換である。δ(ω)は、ディラックのデルタ関数である。
σ(t)からU(x)を計算するためには、数式4を適用するより、数式10を適用してU(ω)を計算して、U(ω)をU(x)に逆フーリエ変換する方が、効率が良い。数式9から、uは実数であることが分かり、数式5から、U(x)は偶関数であり0≦x≦cT/2においてx=cT/4に関して線対称になることが分かる。
次に、伝搬減衰を考慮しない場合において、測定距離の感度特性のシミュレーション結果を示す。比較例における測定距離の感度特性のシミュレーション結果を図5に示し、本願発明における第1及び第2の測定距離の感度特性のシミュレーション結果をそれぞれ図6及び図7に示す。
比較例について説明する。図5の上段に示したように、動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信部2及びレーダー信号受信部5に対して、レーダー信号送信の1周期中に1回のみ、動作タイミングを切り替える。T=250msとし、η=12.5%とした。
図5の中段に示したように、η=12.5%において、U(x)は、平坦な感度特性を示しており、最大感度は、U(x)〜15である。図5の下段に示したように、ηが12.5%から25%、37.5%、50%へと増加するに従って、最大感度のU(x)は増加しており、η=50%において、U(x)は、1個のみのピークを有する感度特性を示しており、最大感度は、U(x〜22m)〜60である。ηを増加させるだけでは、近接物体の検出能力は一定以上には向上しないことがわかる。
本願発明について説明する。図6及び図7では、σ(t)が異なる。
図6の上段に示したように、動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信部2及びレーダー信号受信部5に対して、レーダー信号送信の1周期中に約3回に渡って、周期的に動作タイミングを切り替える。T=250msとし、η=50%とした。
図6の下段の実線で示したように、U(x)は、3個のピークを有する感度特性を示しており、極大感度は、U(x〜7m)〜U(x〜36m)〜60及びU(x〜22m)〜55である。図6の下段の破線によって、比較例かつη=48%の場合を示したが、x〜7m及びx〜36mにおいて、本願発明では比較例より測定感度が向上している。
図7の上段に示したように、動作タイミング切替部8は、レーダー信号送信部2及びレーダー信号受信部5に対して、レーダー信号送信の1周期中に3回に渡って、非周期的に動作タイミングを切り替える。T=250msとし、η=50%とした。
図7の下段の実線で示したように、U(x)は、2個のピークを有する感度特性を示しており、極大感度は、U(x〜10m)〜U(x〜34m)〜55である。図7の下段の破線によって、比較例かつη=48%の場合を示したが、x〜10m及びx〜34mにおいて、本願発明では比較例より測定感度が向上している。
図6及び図7を比較する。本願発明における第1及び第2の測定距離の感度特性のシミュレーション結果を図8で比較する。図6では、U(x)は、x〜7m、22m、36mにおいて、極大感度を有する。図7では、U(x)は、x〜10m、34mにおいて、極大感度を有する。このように、σ(t)を異なるパターンとしたときには、U(x)を異なる感度特性とすることができる。そして、適用するσ(t)は、目標とする測定距離に応じて、つまり、目標とするU(x)に応じて、選択することができる。
次に、伝搬減衰を考慮する場合において、測定距離の感度特性のシミュレーション結果を示す。比較例における測定距離の感度特性のシミュレーション結果を図9に示し、本願発明における第1及び第2の測定距離の感度特性のシミュレーション結果をそれぞれ図10及び図11に示す。
ここで、伝搬減衰率は、数式11のように表わされる。
Figure 2013170989
Dは、伝搬距離である。a(D)は、伝搬減衰率である。Dに反比例する項は、球面波としての波動の拡散を表わしており、指数関数的に減衰する項は、空気による音響エネルギーの吸収を表わしている。数式11は、周波数50kHz、温度20℃、気圧100kPa及び相対湿度60%の条件を考慮して、作成したものである。
レーダー装置Rから5m及び8mの距離に、同一の反射能を有する対象物Oを置いた。信号帯域内で、SNR=1/6(−7.8dB)となるように、白色雑音を付加した。
比較例について説明する。図5に示した、T=250ms及びη=50%であり、レーダー信号送信の1周期中に1回のみ動作タイミングを切り替えるσ(t)を利用した。無相関信号は、レーダー信号送信の半周期T/2の間に、(50−12.5)kHzから(50+12.5)kHzまで周波数偏移するチャープ信号である。
レーダー装置Rから5mの距離に置いた対象物O(図9では“A”と示す)は、検出されたが、レーダー装置Rから8mの距離に置いた対象物O(図9では“B”と示す)は、伝搬減衰が大きいため、検出されなかった。
本願発明について説明する。図10及び図11では、σ(t)が異なる。
図10では、図6に示した、T=250ms及びη=50%であり、レーダー信号送信の1周期中に約3回に渡って周期的に動作タイミングを切り替えるσ(t)を利用した。図11では、図7に示した、T=250ms及びη=50%であり、レーダー信号送信の1周期中に3回に渡って非周期的に動作タイミングを切り替えるσ(t)を利用した。無相関信号は、PN符号で変調した搬送波である。PN符号は、12次M系列発生器により生成した。212−1=4095ビットの繰り返し長のうち、先頭の3125ビットを使用した。搬送波は、中心周波数を50kHzとした。変調方式は、BPSKを使用した。レーダー信号送信の1周期Tは、3125/(50/4)=250msとなる。
図10及び図11では、レーダー装置Rから5mの距離に置いた対象物O(図10及び図11では“A”と示す)も、検出されて、レーダー装置Rから8mの距離に置いた対象物O(図10及び図11では“B”と示す)も、伝搬減衰が大きいにも関わらず、検出された。
本方式に適用する切り替えタイミング波形を生成する方法について、具体例を一つ説明する。レーダー繰り返し周期を、一定の小区間にN分割する。T=250msについて、Nには16から24程度が適当である。分割した各々の区間を、送信期間又は受信期間と定める。生成したσ(t)の各波形について、数式6により複素フーリエ級数σを求め、数式9により複素フーリエ級数uを求め、複素フーリエ級数uを数式5に代入することにより、距離感度性能U(x)を求める。U(x)が所定の距離感度性能を満たすσ(t)が得られるまで、生成したσ(t)の各波形について上述の処理を繰り返す。フーリエ変換、逆フーリエ変換にFFTを使用することで、本法は十分高速に実施できる。
本方式で使用するのは略η=50%の波形である。また、あるσ(t)に対して時間原点をずらして周期Tで循環させたもの、あるσ(t)に対して時間順序を逆転させたもの、及びあるσ(t)に対して送受タイミングを逆転させたものは、当該あるσ(t)と同一の距離感度特性を有する。この性質を使用すると、σ(t)として比較する場合の数を制限することができる。N=16分割では257通り、N=20分割では2518通り、N=22分割では8359通り、N=24分割では28968通りの場合を比較すればよく、いずれもPCにて1秒以内の計算時間で実行できる。
本願発明の距離測定方法及びレーダー装置Rは、超音波や電磁波などを利用したレーダー技術に適用することができる。空中超音波を利用したレーダー技術として、例えば自動ドアの人感センサーや車両のバックセンサーなどが挙げられる。水中超音波を利用したレーダー技術として、例えば医療診断装置や魚群探知機などが挙げられる。
本発明の距離測定方法及びレーダー装置は、空中超音波や水中超音波や電磁波などを利用したレーダー技術に広く適用することができる。
R:レーダー装置
O:対象物
1:無相関信号生成部
2:レーダー信号送信部
3:スピーカー
4:マイクロホン
5:レーダー信号受信部
6:相関処理実行部
7T:送信タイミングスイッチ
7R:受信タイミングスイッチ
7C:無相関信号スイッチ
8:動作タイミング切替部

Claims (8)

  1. レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物に送信することを特徴とする距離測定方法。
  2. レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物に送信し、
    レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、前記送信状態において非受信状態になる一方で、前記非送信状態において受信状態になるように、前記受信状態及び前記非受信状態の間で状態を切り替えながら、反射レーダー信号を前記対象物から受信して、
    送信した前記無相関信号及び受信した前記反射レーダー信号の相関処理を実行することにより、前記対象物までの距離を測定することを特徴とする距離測定方法。
  3. 前記送信状態及び前記非送信状態の間の状態切替パターンを変更することにより、前記対象物までの距離の測定感度特性を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の距離測定方法。
  4. レーダー動作の1周期中における前記送信状態の合計時間を、レーダー動作の1周期に対して略50%に設定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の距離測定方法。
  5. レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物に送信するレーダー信号送信部、
    を備えることを特徴とするレーダー装置。
  6. レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、送信状態及び非送信状態の間で状態を切り替えながら、無相関信号を対象物に送信するレーダー信号送信部と、
    レーダー動作の1周期中に複数回に渡って、前記送信状態において非受信状態になる一方で、前記非送信状態において受信状態になるように、前記受信状態及び前記非受信状態の間で状態を切り替えながら、反射レーダー信号を前記対象物から受信するレーダー信号受信部と、
    前記レーダー信号送信部が送信した前記無相関信号及び前記レーダー信号受信部が受信した前記反射レーダー信号の相関処理を実行することにより、前記対象物までの距離を測定する相関処理実行部と、
    を備えることを特徴とするレーダー装置。
  7. 前記レーダー信号送信部は、前記送信状態及び前記非送信状態の間の状態切替パターンを変更することにより、前記対象物までの距離の測定感度特性を変更することを特徴とする請求項5又は6に記載のレーダー装置。
  8. 前記レーダー信号送信部は、レーダー動作の1周期中における前記送信状態の合計時間を、レーダー動作の1周期に対して略50%に設定することを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のレーダー装置。
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